岩手県東の市で熱い信仰を集める、ほどぼら稲荷神社。
そのさらに奥にある謎の神様、高速大明神を探す冒険をしてきました。
ほどぼら稲荷神社は、東の中でもかなり古くからある神社なんですが、行ったことがある人はかなり限られます。
断魂をかたどった神聖様が有名なんですけれども、今ではわずかに地元下久美町で信仰の対象になっているという場所です。
私はそこの下久美町の出身なので、昔からよく知っていまして、私が書いた小説、僕らのネクロマンシーにも主要な舞台として登場させました。
そのフィクションの中で、私はその神社ですね、そのさらに奥に特別な場所があるというようなお話を書きました。
もちろん空想です。
ところがですね、それを書いた後になって、実際に謎の神様を祀っている場所があるという話を聞くことができました。
これを教えてくれたのは私のおじさんなんですけれども、周りの人に聞いてみたら父も知っていました。
でも母は初めて聞いたと言っていました。
なので地元の人でも聞いたことがない、ましてや行ったことがある人はほとんどいないという場所です。
その名を高林大名神と言います。
今回はですね、その場所を訪ねてみようという企画です。
参加してくれたのは、東野八幡宮の官主の田田よしふみさん。
2ヶ月前に東野に移住してきたばかりのゼブラさん。
そして私の同級生で東野物語マニアの鈴木国人さんです。
この4人でですね、5月14日に実際に山に登って高林大名神を探してきました。
その探索の様子はニュースレターとYouTube、そしてこのポッドキャストで記録を残すことにしました。
その小野村稲荷神社に行く人がまず今かなり限られている中で、
さらにその奥にある高林大名神を訪れてみようという人はもう滅多に現れないとは思うんですけれども、
ただですね、行きたい人にとってはこれらのコンテンツを見聞きすると、まず間違いなく到達できると思いますので、
そのように活用されるといいなと思ってちょっとやってみました。
これが活用されるのかどうなのかわかりませんけれども、
ホドボラ稲荷神社は私すごく好きな場所で、
密かに一人で行って登って焚き火して帰ってきたりとか、そんなことをする場所だったりしますし、
この高林大名神というのは今回その場所を探してみて、
遠野市内からハヤチ姉さんを望める特別な場所だということがわかったので、
興味を持つ人が現れたらいいななんてことも期待しています。
というわけで今回はちょっと変わった配信になるかと思うんですけれども、お楽しみいただければと思います。
それではどうぞ。
じゃあ今日無事高林大名神見つけられたということで、
分かりますよね。
カグラはもうちょっと内面と向き合う時間が長いってことですね。
多分そうだと思う。
カグラってそもそも神事ですからね。
神様を招くっていうカムクラが展示でカグラになったものなんで。
そういう観点で見たことない。
獅子踊りは展示じゃないんですか?
獅子踊りはでも神事は神事です。
いや聞きたいと思いますよ。聞きたいと思うけど。
聞くね、状況があると思うんですよ。
ポッドキャストで収録しましょうって言うと、やっぱり最初みんな緊張して、カグラとは何かみたいな感じになるかもね。
それを前提を抜いて、何か共同作業してる時にポロッポロッと出てくるとこが面白いみたいなところがあると思うんで。
中野でこの前の話を言ったじゃないですか。
そういう状況を作り出さないとなかなか面白い話にならない。
やっぱりお祭りに参加することが地域に必要になるみたいなところはありますよね。
社会っていう言葉あるじゃないですか。社会的なとか。
社会ってヤシロで会うって書くじゃないですか。あれお祭りのことなんですよ。
そうそうそうそう。もともと中国語で社会って書くと、古代の中国語で社会って書くと、村祭りを意味してたんですよ。
それが明治時代にソーシャルっていう英語が入ってた時に、明治時代の人がなんて訳したかって言うと社会なんですよ。
これお祭りとの人との交流であったり、文化の情勢であったり、あとは経済的な活動なんですよね。
お祭りするためにお金を集めるから。お金も集めて、三世代間交流みたいなのもあって。
お祭り、神社に集まって何かをするっていうことがもう社会なんです。社会そのものだったっていう考え方があるので。
やっぱりこの地域のお祭りを見ないと地域の社会は分からないと思います。
うまくないね。
そういう意味で言うと、僕なんか思ったことがあった。
昔は祭りって伝統的な団体の方が尊いと思ってたんですよ。
なぜかって昔からの共同芸能もあれば、おみこしとかもそういう方があれなんですけど。
この祭りに出ると企業が担いでるおみこしとか、後からできた信仰団体みたいなのが混ざるんですね。
僕、若い時はそっちっていうのはあんまり伝統のないのかなと思ってたんですけど。
もっと50年後、100年後くらいのことを考えてみると、地域のあれもあれば、企業のあれもあれば、
いろんな形の組織がそれぞれのものを祭ろうと思って頑張った結果、残っているものは混ざり合っているので、尊いなと思って。
そう思ってから企業っていう組織がやってる祭りっていうのを、芸能っていうかおみこしの方が多いんですけど、それもいいもんだなって。
企業グループで参加している人たちがいるっていう。
かなりウェイウェイしてて。それも文化だと思うんですよ。一生日にラッパ飲みがいまだに行われる感じとかね。ラッパ飲み行きが。
岐阜に暮らしてたときに祭りに参加したことがある。
おみこしで百春っていうお酒を回し飲みすぎて、酒飲みながら葛いでる。
まあそうですね、浜辺ってそういうもんで。
鶴って言うんですよ。葛うこと。
鶴?面白いですね。
葛具を鶴は初めて聞きましたね。
葛具は人が葛ぐ感じだけど、鶴っていうのはおみこしの状態の向いてる、そういうことを言ってます。
どっちが主体なのか。
地域社会のこと、参加しないとわからないっていうのは、郷土芸能も地域社会だし、そこの会社、そこで働いてる人たちがうさばらしするっていうのも含めて社会。