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はい、どうも。丸山のコミュニケーションです。
まずは、おめでとうございます。
相手を冷静にさせる技術
ということで今回は、相手を諫めるという話をしていきます。
はい、相手を諫めるですね。
冷静にさせるということですね、諫めるというのは。
あなたがコミュニケーションをとっている相手が興奮していたり、
怒っていたり、いわゆる感情の部分で沸騰していると言いますか、
そういう相手にね、「まあまあ冷静になってくださいよ。」というようなことを促す、
いわば冷静にさせる技術というようなところですかね。
相手の感情が高ぶっていると、建設的な話し合いができないというようなこともありますよね。
人は感情の生き物ですから、それはもう私もそうなんですけど、
時には感情的になることがある。
理性が感情に支配されるということになった時に、
こういうことをすると相手を諫めることができますよと、
冷静にさせることができますよというような、
そういった、諫める必要があるなという人と対峙した時に、
一つ陥りがちな点がありますね。
それは相手の高ぶった感情に、常じて自分自身もヒートアップしてしまうようなこと。
相手が興奮していると、自分も同じように興奮してぶつかり合うというようなこと。
例えば罵られたら罵り返すとか、否定されたら否定し返すとか、
そういう状況は簡単にイメージできますよね。よく陥りがちな状況ですね。
それもね、必然と言えば必然なんですけれども、
空間を共にしていると、相手の熱量というものが自分自身の熱量というものにも変換、入ってくるというような、
相手の感情が自分にも移ってきて、
ある種の特殊な空間を形成していくようなことがあるので、
それを人によっては波動と表現したり、共鳴、共感と表現したりするようなこともありますが、
自分自身をね、鑑みても、その場の熱量というものに同調するというような経験はありますよね。
ですからその、いさめるべき相手と対峙した時に、
あなた自身がそれにぶつかっていかないようにするというのは一つポイントですよね。
普段と違うことに気づかせる
それでね、本題に戻すと、そうした相手をいさめるというような、冷静にさせるという技術。
一言ですね。
普段のあなたとはちょっと違いますねというようなことを言う。
普段と違いますけど、何かあったんですかというようにですね、言うわけですね。
このフレーズを言うというのことです。
それはなぜかというと、相手は今興奮しているわけですね。
何かこう、冷静になってくださいよというようなことですから、冷静ではないわけです。
そういう相手を前にして、あなたの普段と違いますけどということを言うと、
あなたは普段は冷静なのに、どうしたんですかというようなことを伝えることができるわけです。
何かありましたか、どうしたんですかと、何かストレスで溜まっているんですかというようにですね、
普段のあなたはよくできた人なのに、今ちょっとおかしいですねと。
これはですね、普段の相手のことを、いわば斜めから持ち上げているような格好になるわけです。
いつもは冷静沈着で、頭もそうめえ切れるのに、今ちょっとどうしたんですかというように。
言われて嫌な気分になる人はあまりいないですよね。
そういうふうに見てくれていたんだというように思えば、
あ、そうかと、今ちょっとおかしいんだな自分はというように、冷静になっていくような、
いわゆる覚めるというような、目が覚めるというようなことへと促しているわけです。
いわゆる直接的によいしょしたり、おべっかといったような、
そういういやらしい感じにはならないんですよ、これは。
斜めから、あれ普段と違いますけどどうしたんですかというふうに言ってあげるんですね。
そうすると、相手は、あ、いやいや、ちょっとね、こういうことがあってというように、
自分の内情を話してくれるかもしれませんし、
さらにはこの質問、疑問形でぶつけるわけです、相手に。
何かあったんですかというふうにですね。
それをすると、その質問をされたことに対して、
答える義務が生じたというように感じさせるようなこともできるわけです。
会話はですね、何度も繰り返し言っていますけれども、
質問をする側が会話のね、主導権を握っていますので、
ここでも質問を活用するわけです。
そういった内容を受けた相手は、徐々に冷静になっていく。
興奮していることにね、あなたがこう乗っかっていって、
話し合いにならないと、そういう状況になる必要もないですから、
相手を勇めるための一言として、
普段と違いますけど何かあったんですかというふうにですね、
疑問形でぶつけるというようなことですね。
感情的な状況の対応
相手が感情的になるような状況というものは、
ある程度の人と関わっていれば、少なからず発生すると思うんですよ。
そういう時にね、これを試していただくと、
効果のほどが実感できるかと思います。
つまり何が言いたいのかというと、相手を勇める。
感情的になっている相手を冷静にさせてあげるというようなことですね。
感情が高ぶっている相手、これがポジティブなことであればね、
それに乗っかって共に盛り上がるというようなことをしてもいいと思うんですけれども、
ネガティブなことに乗っかっていったら、ぶつかり合って話し合いにもならない、
そういうことにもなりますので、
相手がネガティブなことで興奮していればしているほど、
あなたは相手を勇めることが必要になってくるわけです。
そのためには何をするのかと、何を言うのかというと、
普段と違いますけど、何かあったんですか?ということを言うわけですね。
これは案に、普段のあなたは今のような状態ではなくて、冷静ですよと、
落ち着いている冷静である頭が切れる、そういう人であるのに、
なぜ今そうなってしまっているんですか?というふうにですね、
要は、あなたは今特殊な状況ですよということを伝えるとともに、
普段の相手というものを斜めから持ち上げているような格好になるわけです。
まったくいやらしい感じではないですよね。
そして相手はそれに気づかないんですよね。
持ち上げられているというようなことに。
こうした言葉、普段と違うというようなことと、
疑問形でぶつけられるというようなことを言われた相手は、
徐々に冷静になっていく。
その感情の高ぶりというものが収まっていって、
理性的な状態になっていくというような、
そのような状態になっていくことを促してあげることができるわけですね。
そうすれば、その場の雰囲気、空気感というものが冷静になって、
建設的に理性的に話し合いができるというような、
そうした場にあなたが主導で運んでいっていくことができるというようなことです。
今日からね、人とコミュニケーションを取っていく中で、
相手が興奮していると、どちらかというとネガティブなことで、
感情的になっているなというような状況に出くわした場合には、
この言葉を使ってみていただくといいかと思います。
普段と違うけど何かあったんですか?
これですね。
はい。ということで、以上となります。
ありがとうございました。