『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』紹介
ジェシー・ジェームスの暗殺が、おそらくこの前々回にあたるのかな?あってる? ああ、そうね、そうね。 いやー、あれ暗かったね。ぶち込んでくれたよね、俺に暗いものをさ。
ああ、だからその後一転突破映像をしたよ。 でもやっぱり、やっぱりぶち込まれたらぶち込まれ返すってことでね、俺もゲロ暗なものを持ってきたよ。
ああ、そうなんや。あの暗い空気は突破できてへんかったんや。 やっぱちょっとやられた感はあったから。
暗いやつね。 暗いやつ。で、今回はガチアニメですね。ガチアニメの中でも、わりと市民権を得てると思うけどね、機動戦士ガンダム系統の映画を持ってきました。
はいはいはい、いろいろあるしな。 ガンダムって言ったらね、結構ヒロイックな作品から泥臭くて暗いものまで結構あるんだけど、
これはその泥臭くて暗い方のだいぶトップ3ぐらいに入るんじゃないかってぐらいゲロ暗いのを持ってきましたね。
タイトルがね、機動戦士ガンダムサンダーボルトですね。の中でもディセンバースカイっていう第一作目の劇場版を持ってきました。
これ何本か出てるののうちの一番最初ってことでいいね。 そうだね、まだこれね漫画なんですよ。漫画でいまだに連載してて、まだ完結してなくても絶賛暗い方向に漫画も進んでってるんだけども、まだ下があるのかってくらいどんどん暗くなっていくのよね、本当に。
で、その漫画原作の中の第一部の部分を映像化したものがこのサンダーボルトなんだわ。 ディセンバースカイね。 ディセンバースカイ、そうなんですよ。
ってことで、ガンダムってことで、ガンダム知らねーっていう人も多分いると思うけれども、その辺の簡単な舞台説明。
俺さ、ガンダム全然ガチ勢じゃなくて、ゲーセンとかでいじったりしてたことがあったぐらいだから、あんまり詳しくないからちょっと説明違うかもしんないけど、
でもちょっとできるだけこの映画の素晴らしさが伝わるように、舞台背景などを交えつつ話したいと思います。 じゃあ、そんな感じで始めていきますか。 始めていきます。お前も暗い気持ちになれ、俺と一緒に。
スタジマト ギリーのあれ見た。 あれ見た。始まっちゃったな。 始まっちゃったな。
いやでも、暗いだけじゃなくて、これすごい面白いから、やっぱロボですから、なんせ。 まあまあそうだね、ガンダムだから。
これね、女性の方にはわかっていただけるかちょっとわかんないけど、やっぱね、ロボってだけでときめくものがやっぱ男にはあると俺は思ってて。 いや性別関係ないよ。
ないかな。なんか俺これやってあんまり女性の方にピンとこられたことあんまりないんやけども、うーん、そっか、好きなんだみたいな。あ、違う、なんかもっと遺伝子レベルで刻まれてるものやと俺は思ってるから。 いやいや、女性の男性のって前証ですからあれは。
早速センシティブな話題に触れてしまったようですが、とりあえずね、めげずに、とりあえずね、あらすじをちょっと紹介するね。ガンダム全然知らないって人もいると想定して軽くいきます。
一年戦争の背景とムーアの状況
もともと地球に人は住んでて、今みたいに。でもこのままね、人口がどんどん増え続けていった未来ね。地球の上ではもうなんか人は養えませんよってなって、増えちゃった人は宇宙に上がっていったんですよ。
最初は月の辺にコロニー、宇宙ステーションだと思えばいいですよ。コロニーをいくつか作ったんだよ。そのコロニーにサイド1、サイド2、サイド3みたいな感じで名前をつけて、サイド8まであったんじゃないかな。そんな感じで月の周辺にコロニーを最初作りました。
そこからどんどん人類の行動権っていうのは増していって、火星やら木星やらその辺ぐらいまで行っちゃうんだよね、確か。そうやっていって、宇宙に向かって人類が進んでいくうちに、宇宙にいる人たちのことをスペースノイドって言うようになったのよね。
で、ある時ね、地球から遠く離れたスペースノイドの人たちが、もう地球の言うこと聞くのやめないって言って、俺たちは俺たちで宇宙で自活してるんだから、地球の人間の指示なんか聞く必要ないよって言って。地球はね、結構横暴な感じで、割と宇宙にいる人たちにも権力を振りかざしてたんですよ。詳しくはちょっとよくわかんないけど、そんな感じの背景になって。
なんか植民地主義みたいな感じだったわけね。 そうそうそう、そんな扱い、そんな扱い。特に地球から遠くに追いやられた人なんか、カスみたいな扱いされてたらしいよ、どうやら。
で、そういうことで、地球圏から遠く離れた人たち中心で、地球からの独立っていうのを目標としてジオンって国を作ったの。それでジオンは、地球に反発するもんだからさ、地球に対して独立戦争を仕掛けたのね。スペースノイドの自由をって言って。
その地球とジオンとの戦いが約1年間続くんだけれど、これが多分ガンダムで一番有名な一年戦争っていうワードで、この一年戦争の時にアムロとかシャアが戦ってるわけだよね。
っていう時代で、最初はジオンが戦闘を有利に進めたの。戦線布告とかをろくにせずに、さっき言ったサイド1とかサイド2サイド3って言ったじゃん、月の周りのコロニーたちを襲って。結構ひどい戦略とかも取ってて、陥落させたサイドを住民ごと地球に爆弾として落とすみたいな、そんなこともしてて。
まあまあでもそうね、テロマガイじゃないけど。
そうね、やっぱり何せ短期決戦じゃないといけないっていう、ジオンはやっぱり物資的にも。
そうね、搾取されてた側やからってことね。
そうね、長引けば負けるっていうのも多分わかってて、結構そういうひどい戦略も取ってて、戦争初期は優位に戦いを進めてたジオンなんだけど、地球本土へと戦線を広げるうちに次第に補給が滞って、地球連邦軍の物量に押される形で次第に敗戦を重ねるようになったの、ジオンは。
最初ジオンが戦闘を有利に、戦局を有利に進めたのは、そういうひどい作戦と、あともう一個はね、モビルスーツっていうロボットを使ってたからなんだよ。
はいはいはいはい、ザクとか。
そう、ザクとかだね。
最初の方に使ってた。
そうだそうだ、ザクとかだね。
無印ガンダムで見た気がする。
そうね、ガンダムもモビルスーツの一つだからね。
ああ、なんかそうやね、先にザクとかを作ってたジオンに対抗するために出てきたのがガンダムみたいな感じ。
そうそうそう、先にモビルスーツ技術を確立させたジオンの模倣からスタートしたんだよね、地球がね。最終的に上回っちゃったんだけれども。
ああ。
ってことでモビルスーツ技術が地球が追いついてしまったのも大きくて。
うん。
で、ジオンの敗色が濃くなった一年戦争末期が、このサンダーボルト、ディセンバースカイの時代設定なんですよ。
はいはいはい。
っていうのが簡単な大まかのガンダムの説明ね。
うん。
で、ジオンの敗色が濃くなって、この映画の舞台はサンダーボルト地域っていう宇宙の場所なんですよ。
それはかつてサイド4、通称ムーアっていう呼ばれるスペースコロニーがあった場所で、今はジオンの勢力範囲内にあって、
そのサンダーボルト地域にはね、破壊されたムーアの残骸だったり、沈んだ宇宙船同士が放電しあって、
地域は稲妻が絶えずひらめくデブリだらけの見通しが悪い地域になってるんですよ。
ああ、もう捨ておいていいような気するけどな、そんなになってるんや。
そうだよね、でもこのサイド4があった場所っていうのは、ジオンの本拠地に続く大事な補給楼なのね、補給楼なんだよ。
だからジオンとしては守りたいし、地球としては故郷を取り返すという意味でも絶対にサンダーボルト地域を奪い返したいんですよね。
そこで地球連邦軍はかつてのムーアの住人で組織されたムーア同胞団っていう部隊を、この地域の奪還のために差し向けたんだよ。
で、そのムーア同胞団の中にはかつてのムーアのトップ、大統領だったか首長だったかなんか名前忘れたけどの息子、イオフレミングっていう男もいたのね。
イオがその部隊に編入された目的っていうのはもうプロパガンダのためには他ならないよね。かつての滅ぼされた故郷。
まあドラマチックではあるもんね。
そうそうそう、故郷の息子が部隊を率いて取り戻すみたいなさ。
そういうちょっと小鶴いプロパガンダなんかも感じつつ。
サンダーボルト地域の戦いとミノフスキー粒子
で、多数のモビルスーツで最新型のモビルスーツで編成された部隊でサンダーボルト地域に侵入するイオたちなんだけれども、
旅重なる配送で技術革新ももうままならなくし、物資がそこを突きかけたジオンと最新技術を詰め込んだモビルスーツを多数投入した地球連邦軍、こんな価値が見えてる戦いだったんだよね。
しかし超長距離から次々と連邦軍のモビルスーツを撃ち落としていく化け物がいるんですよね、ジオン側には。
このガンダムっていうさ、舞台設定だと、ミノフスキー粒子っていう言葉があって、
で、これは常に戦闘中に散布されていて、この粒子が。この粒子があるとレーダーが一切使えないのね、通信機器も一切使えなくなるのね。
それって初代とかもあったっけ? 初代もある、ある、ミノフスキー粒子。 なんか名前だけ聞いたことあるなぐらいだけど。
だから例えば機体同士、仲間同士でミノフスキー粒子が散布されまくった戦場で話すときは、お互いの機体にポンって触らなきゃいけないの。
優先接続みたいな。 優先接続か音声の振動なのかちょっとよくわかんない。骨伝導みたいな感じなのかわかんないけど、そんな感じで味方同士でも通信が取れなくなってしまうような、そういう設定があるのよ。
だからレーダーとかがバチバチに作用する戦場だったら、多分ミサイル撃ちまくって終わりでいいじゃんってなっちゃうから、そういう削撃場の都合でそういう設定が俺はあるんだと思うんだけど。
はいはい、そもそも人型である必要ないよねみたいな感じになっちゃう。レーダーが使えちゃうと。じゃなくて、歩兵を投入するみたいな感じでガンダムとかモビルスーツを投入しないと、そもそも活動できないような状態なんや。
戦闘残る空域っていうのは。 そういうことそういうこと。だから結構ね、射撃とかも当たんなくてね、有刺界戦闘っていうかもう本当に自分の目で見てカーソル合わせて撃たないといけないから。
ああ、ミドフスキー粒子のせいで。 そうそう、誘導みたいのが使えないからね。そういうレーダーもろくに作用しない戦場で超長距離から撃ち抜いてくる、そういう化け物がジオン側にはいますと。
それで、連邦側を撃ち抜いていくレーザー口の向こうには、ジオン軍の省異軍人、ダリルローレンズと彼と同じ省異軍人で構成されたスナイパー集団が狼のように目を光らせていましたと。そういうところからスタートするのね。だからこれは。
だいぶ長かったな。 そう、これね、ごめんね短くしようと頑張ったんだけどさ。まあそんな感じで。 確かに何本も出てるからガンダムって。なんかそもそもどこの世界なんやっけとかさ、この作品ってどの世界線なんやっけとか。多分初心者、俺とかね、初心者からすると分かれへんもんな。
そうそうそうそうなんだよね。 これがあらましというか感じで。 だから初代と同じ世界は同じ世界ってことやね。 同じ世界は同じ世界やな。でもあのアムロとかシャアはなんか出てくるようで出てこないというか、なんかアムロがさ要はガンダムに乗ってたわけじゃん。アニメだと。
このサンダーボルトにもガンダムは出てくるのね。で実際ガンダムはめちゃくちゃ恐れられてるのねジオンから。白い悪魔だって言って。白い悪魔ってアムロにつけられたあだ名だったりするんだけれども。だからどうやらアムロはいそうなんだけど直接出てくることはないって感じ。
世界線がちょっと違うのかあるいは全く別の地域だから話が出てこないのかちょっとそれわかんないんだけど。とかそんな感じですね。でこれね本当に暗くてこの作品。めちゃくちゃ暗くて。
まあガンダムで明るいやつってあんま見たことないな俺も。何本かしか見てへんけど。 そうやな。初代からして結構割と硬派めなロボットアニメみたいな扱いだったもんね確か。だいぶ悲劇というか戦争上の。
そうやね。無印のやつは地球連邦軍側の話やったからまだ頑張って戦い抜くみたいなとこはあったけど、でも暗かったよな。 暗い暗い。
裏切りがあったりさ仲間の死があったりさ。 この作品もさその戦争が奪っていくものとか良かれと思ってやったことが更なる悲劇を生むとかそういう展開がぎっちり詰め込まれてて。
基本的にさ戦争してる人たちっていうのはみんな自分の守りたいものがあって、心根は優しい人がやっぱ下敷きとしてあるわけよ。でもその優しさがさらに事態を悪化させるみたいなところはとっても優しさが首を絞めるこの矛盾やるせなさそれがもう散りばめられてるんだよね。
なるほどな。 だからこれはねきつい本当に見てて、あーってなっちゃう結構。 全然見たくなってけえへんねそう言われると。
そうねでも俺はそもそも暗い話とか、なんか人間のエモーショナルなね動きが 最近覚えた言葉だからね。 そう最近覚えた言葉使ってくから俺。そういう動きがさ話に大きく影響していくみたいなのがすごい好きだから、これは暗い方向に影響してしまっているけれどもでもそれでも好きかなとっても。
優しさがねこんな風になるんだみたいな。いやーしんどいな人が人を思う気持ちがこんなに毒になるんだとか、なんかそういう展開を見ることでしか得られない脳内物質が俺にはあると思ってて。
いやまあまあまあ言わんとしようとわかるけどな、なんか俺もあえて暗い映画見たいみたいな時はもちろんあるし、戦争映画もまあまあ見てるしな。 ね。ちょっとアニメっていうとね、俺もハードルが下がるというか、なんかあんまりそういう悲劇とかなんかそういうのを見るアニメでみたいな感じはちょっと思ってたところは昔あったんだけど。
こういうサンダーボルトみたいなのを次第に見ていくうちに、いやアニメの力ってすごいなって結構思うようになったのよね。アニメなのに、アニメなのにって言い方もすごい良くないよね。アニメだからこんなに余計ひどく映るんだろうなっていう。
確かにアニメじゃないとできひん描写とかってあるもんなどうしても。 あるのよ。今CGがすごい発展してきててさ、だいぶ違和感ないレベルまでしれっと実写映画にCGが入ってたりとかあるじゃないですか。それでもなおアニメにしか聞かせられないハッタリって結構あると思ってて。
おそらくカメラとかでできないようなとんでもないこのアングルの切り替えだったりとか。あとはこれロボットが主題なんだけど、ロボットが戦闘として使われるけれどもそのロボットの噴射光のきらめきとか。
はいはいはいはい。 そうそうそう、あと排熱するときのプシューと煙とか。そういうハッタリもあるし、あとアニメのあれでしか描けない表情とかない?人間の。ものすごい象の顔とか。それ実写の人でもそれを象の表情を出せる人はそりゃうまいはうまいけれど、でもアニメの方がよりはっきり出るじゃない。
なんか演技やとその象の表情を作ることで逆にチープに見えちゃうことがありそうな感じするもんね。 そうそうそう、それそれそれ、それですよ。そこのハッタリみたいなのがアニメだと自然にできるじゃない。だからそれがこの人と人の思いが引き起こす悲劇みたいなところをさらにこう際立たせてるというか。
っていうところかな。だからアニメってすごいなーって、俺が改めて見直したというか、あのアニメはすごいなって感銘を受けるきっかけになった作品だね。すごいよ本当に。
イオとダリルの運命
あとはね、これ君ならわかってくれると思うんだけど、これはねさっきあらすじにも言ったけど、イオフレミングっていう男とダリルローレンズっていう男の2人の宿敵同士の永久に戦い続けるであろう運命みたいなそういう話なんだよ。
だからそもそもなんかねポスターに2人は戦い続ける運命っていう煽り文句が書かれてて、まさにそれなのよね。地球側で失われた故郷のために戦ってるイオと、かつ追い詰められつつあるジオンの中で必死に生き残るために戦っているダリルローレンズ。
しかもそのダリルは焼夷軍人つったじゃん。両足ないのよね。過去の地球本土での戦闘で。だから戦争ですでに自分の大事な機関っていうのを失ってるのよね。それでもなお生き残るために必死で戦う。2人ともね戦う理由っていうのはすごいはっきりしてるのよね。
どっちも俯瞰で見ると正しいんだけれど、戦う理由としてはね。でもまあぶつかるわけじゃないですか。2人は戦場でお互いを憎しみ合いながら。 そういうもんやもんな、戦争って。 そうなのよね。
両方描かれんのすげー嫌やな。嫌っていうか、全く幸せになる未来が見えへんな。 お互い嫌々戦ってるって言うんだったら、そこはね割とあるかなって思うんだけど、なんかね必ずしもそうじゃなくて、この映画で描かれてるのは戦争の魔力っていうところが結構描かれてて。
この映画で言うとモビルスーツだよね。1人の人間が持つにしてはあまりに大きい機械と力を与えられて、その力と自分の技量で敵を圧倒して蹂躙する。そういう権利を持たされたのがモビルスーツノリなんだよ。
本当は戦いたくないし、楽しく生きていたいっていうのは根底にあったはずなんだけれども、そのモビルスーツを飼って戦場を駆けているうちに、どこか狂っていくのよね人間ってみたいな。だからこの2人の人としていい面みたいなところを描写はちゃんとされるのよだいぶ。
けどなんか戦闘中のこの様子見てると、大丈夫この人たちって、なんかだんだんとこう不安になってくるというか。なんか人間としてすごい大事なものまで戦争って狂わせてしまうのかってまた気づいて鬱になるのよね。
そういうのってさ、結構こう、自分を肯定してないと精神が持たへんみたいなのも、あまりにも大きい力を持ってる人たちってきっとあるやろうから。そういう普段俺らが生きてる中やと、まあ幸いにも平和な世の中におるから、あんまりそういうことを感じる機会ないけど、そういうのってやっぱりアニメとか映画とかフィクションの作品じゃないとなかなか見ることってないもんな。
そうやね、本当に。そんなに、そんなになんかそんな顔して大丈夫とか、そこまで捧げてしまって大丈夫とか、何のために戦ってるのか見失ってないとか、なんかこういろいろやっぱ不感謝として見てる、傍観者として見てる俺ら、俺からしてみたら結構不安になる要素がいっぱいあって、そこもね見どころとっても。
いやだね。
その暗い、暗い話の合間合間に、これは男の子心をくすぐると言いますか、女性心もじゃあくすぐるかもしんない。最近のサッコナルを考えて。人間心をくすぐるとあれ。
そうや。
ロボットよね。かっこいいロボットの造形と、恐ろしくよく動く戦闘シーンがあって。
はいはいはい。
うん。
いやーなんかそこ、なんていうの、暗い話をされると、そこでかっこいいって思っていいんかなみたいな、ちょっと思っちゃいそうだけどな。
ね、あるよね。これはっきりした文献は思い出せないんだけど、宮崎駿とか、ガンダムの初代を手掛けた富野監督とか。
はいはいはい。
は、なんか二つ気持ちがやっぱりあって、戦争っていうものをくだらないし憎む気持ちと、それはそれとして兵器ってめちゃくちゃかっこいいよねっていう。
はいはいはい。
この二つのアンバランスな気持ちがありながら創作を続けてた、みたいなのをどっかで読んだ気がしてて、その魂がやっぱりこのサンダーボルトにも受け継がれてるというか、本当に最低、戦うのなんて最低っていう描写をきっちりこっちに伝えつつも、戦闘シーンは異様にかっこよく描かれてるのよね。
なるほどな、それも不思議やんな。
戦争と人間の心
不思議やんな、でもわかんない、なんか俺とかすごい戦艦とかすごい好きで、大和とか武蔵とかさ、空母も結構好きかな、なんかすごい好きなのがかっこよくて。
わかるわかる、何かにやっぱり特化してるものやから、兵器とか空母とか戦艦とかもそうだと思うけど、武蔵なデザインとか、なんか突き詰められてるんやなっていう感じが、見せるためじゃなくて、ほんまに実用のために作られたものの美しさみたいなのはやっぱりわかるよ、わかるわかる。
じゃあ君はそれを使う戦争は好きってことだねって言われたら、それはノーって答えるわけじゃんか。だからそこら辺のアンバランスな感じっていうのも、この映画でね、ちゃんと明確な意味を持って表現されてて、とにかく戦闘シーンがかっこいいんだ、めちゃくちゃ。
確かにガンダムといえばみたいなところはあるもんな、戦闘シーンって、アクションのシーンっていうかさ。 そうそうそう、シチュエーションも燃えるのよ、これあの地球連邦軍はさ、物資でも技術面でも明らかにジオンで勝ってて、ガンダムっていうさ、もうなんか出したら勝ちっしょっていうモビルスーツまでもう持ってるんですよ、このムーア同胞団の方はさ。
対するジオンはもう負けかけで、ザクとか初期型みたいなのしか残ってないわけですよ。じゃあそのザクでどうやってガンダムと戦うよっていう話になってくるのよ、この話は最終的に。
それに対する回答もなんかびっくりしたし、あとやっぱ軽戦能力っていうところでやっぱザクは弱いのよね、なんかガンダムはさビーム兵器を使うから、自分の中にある動力からビームを燃出するわけだから、結構長い間戦えるのよねガンダムは。
ああ、ビームライフルとかビームサーベルって言うんやったっけ。 そうそうそうビームサーベルとかなんですよ。 となって戦うってことやんな。
そうなんだよね、それはビーム技術が発達して地球でできるわけなんだけど、ザクはそういうの持ってないからビーム兵器、だから戦艦の中から多分他のモビルスーツに配備する予定だったはずの実弾のモビルスーツ用の銃みたいなのを体の至るところにこう無理やり止めて。
そうそうそう弾切れしたらそれを使ってみたいな感じで。 ああなんかでも確かにザクってなんかガトリングみたいなのいつも持ってるイメージあるよね。 そうだよねガトリングとあと斧とみたいな感じでしょ。
なんかライフルの上に円盤みたいなの乗っかってる。 ああそうそうそうそうそこが。 ソ連とかが使ってたような。 その円盤の部分が弾詰まってるんだよね実弾がね。 そこの差やったんだよね。
実弾兵器なんですよね。 そういうことか。 なんですよ。だからそのできるだけ長く戦うためにもう体の至るところに武器を思いっきり外付けして、ガンダムはちゃんと装甲の中に武器が収まってるのよ。で戦う時にそこがカシャンって開いてババババって撃つみたいなさ。
確かになんかシュッとしてるもんね。 シュッとしてるシュッとしてるなのよね。 めちゃくちゃ切な表現でしか表されへんけど俺は。 それに対してザクはもう後付けでただ単に戦うために後から急増で仕上げた武装だったりするから。
後手後手っていうかね。 後手後手なのよね。それは見てもらえればわかるんだけど。後手後手の感じで戦うんで。そこもいいね。俺もごっつい武装。なんかヨシツネとベンケイみたいになってんの。ヨシツネは軽いシュッとした感じでベンケイは背後にめっちゃ武装みたいなのを背負ってるみたいな。
戦闘シーンのカッコ良さ
カゴみたいなのにいっぱい刀とか入れてるイメージね。 ああそうそうそうそうそういうイメージなんね戦い的にはね。俺は圧倒的にベンケイ派だからかっこいいんだよね。 まあでもベンケイとヨシツネの例え味方やからちょっと良くないと思うけどな。
まあまあでも最初は敵やから。 最初は敵やから最初は敵やから。 しかもそれ完全にあれやん。それでいうとベンケイの方一回負けてるからな。 そうやな。 ネタバレやんけお前サンダーボルト。 俺はフォルムのことを言っただけでフォルムのこと。武器を武骨に外付けしただけってかっこいいよねって話。
ベンケイは俺武器を外付けしてる奴って思ったことないけどな。 ヨシツネよりは外付け野郎だ。俺が日本昔話で見たベンケイはそんな感じやったぞお前。 日本昔話ってベンケイ出てくんの? えなんかベンケイの話出てくるよ。橋の上でヒラリヒラリとってやつでしょ。 やってた時あったんや。
あごめんあの絵本でね。俺が。 絵本の方。 絵本でね。 アニメの方じゃなくてね。 アニメじゃない。絵本絵本。熊野湖見ていたのあれには出てこない。 あれでベンケイは出てこなくてって思ったけど。 あれはね、あれはでも特別出演してないと思うわ。 してないし。 岐阜では放送されてたんかとちょっと思ったけど今。
岐阜近いからなと思ったけどそうか君のが近かったな。どっちかっていうと京都やもんな。 ああそう。俺は大阪に住んでたから。 じゃあ戦国無双のホンダタダカツみたいな感じってわかるじゃん。 ああでも戦国バサラのホンダタダカツはガンダムみたいやったで。 ああそうそうバサラバサラ。 戦国バサラのホンダタダカツはガンダムみたいやったでしょ。
とにかくごっついロボはかっこいいよねっていう話ね。最終的にね。 そこに着地させた。 そこを言いたかった。 いろんなよくわからん例えを経てて最終的にそこに収まってきたな。 そうやっぱストレートに表現するって大事だよね。 大事だ大事だよ。 あんまり例えをこねくり回すと良くない。
とにかくちょっとガンダムに戻んねんけど。 それはホンダタダカツじゃなくて。 ホンダタダカツか。もうやめろ。異物をこれ以上混ぜるのよ。最初に混ぜることを推奨した言うのは俺だけだもん。もう言いませなくて。 大丈夫大丈夫。 ちゃんとしたガンダムの方に。 ちゃんとしたガンダムの。
まあでも言いたいことはね、だいたい言った、今言ったところかな。ゲロクラとカッコイイ、この2つを交互に混ぜてきて、戦争ってやだねーっていうのを真底をわからせてくれるアニメ映画、それがこのガンダムですね。 いやー損害。でも確かに戦争映画って今までやってへんよな、たぶんあれ見たで。
カームをね、やってないね。やってないし、ゲロクラなやつはジェシー・ジェームスぐらいかな?他にゲロクラなやつやったっけ? うーんと、他は、ドントブリーズ1とか。 あーまあ暗いけどちょっと違うかな。 そうちょっと違うだよな。 そうね。
人間の汚いところを詰め込んだみたいなので言うと、まあジェシー・ジェームス暗殺ぐらいか。 そうだね。 マリオアトム。 そうね。 あれが評価されないっていう、評価されないこの世の中に絶望するっていう意味では。 アイアンジャイアントもそんな感じやったな。 あ、せやなせやな。人類、人類が敵に見えてくるもんな。 そうやな。 あれ見てると。確かに確かに。
これはだからね、初かもな。 なるほど、そっか戦争映画ね。 悲劇の連鎖っていうところで言ったらな。
でもなんか確かに戦争映画って実写で見ると、なんていうんだろうな、なんか受け入れがたすぎてあんまり直視できひんかもところもあるけど、アニメ、特にガンダムとかって結構、ある意味リアルの戦争をちょっとオブラートに包んで、フィクションの作品として見せてくれるみたいなとこあるから、なんかいいかもしんないですね。初戦争映画としてはあれみたいな。
そうね、なんか入門というか見やすいというところで言った。アニメってやっぱね見やすくない?アニメって言うだけで俺結構見やすい印象が。 多分ちょっと距離を置けるからだと思う。フィクション作品やと思って見れるから。ちょっと辛いテーマとかもちょっと見やすいみたいなのあるかもしれない。確かに。
そうだね。なんでちょっとこれトライしてみてくださいよ。楽しいですよ。めちゃくちゃいいよ。 なんだかんだガンダムは結構、何本やん。初代と2個目のゼータガンダム。 ゼータガンダム。バカ暗いやんあれも。暗かったな。 あれも暗いよね。
主人公に全く感情移入ができないゼータガンダム。 まあそうね。 とかか、まああと彗星の魔女とかもなんだかんだ暗かったし。 ああ、第1期の終わりとかだいぶ暗かったよね。 いやそう、あれひどかったよななんか。 ひどいね。 爽やかな学園ものかなみたいなところが始まりつつ、結局戦争の話になっていくみたいなさ。 そうね。
ガンダムの緊張感
ガンダムそういうとこあるんすよ。 主人公が悪気なく人を殺すみたいなシーンとかも結構エグかったよねあれ。 それネタバレちゃう?それ大丈夫? ええ、別にどこの部分でそれが起こるとは言ってないから。 まあ確かに。 いやなんか怖い。この子殺すん?みたいな感じで。 そうそう。みんなアカンくなってまうやん。 まあまあでもそれぐらいの緊張感を持たないとガンダムは見られへんな。
ただのロボットボカーンじゃないんだよっていうところだよねやっぱガンダムはね。 でも俺一応このガンダムのサンダーボルトディセンバースカイのブルーレイを買ったのね。 ありがとうございます。お買い上げ。 でもなんか開いたら中身。なんかあの中国憲法ガンダムみたいなやつあるよな。あれのチラシみたいなの入ってて。 あれは光のガンダムですね。 皆さんお待ちかねって書いてあった。
ついにブルーレイ化みたいな感じで入ってて、こういうガンダムもあるんやって思ってるけど。 あれはね血液が沸騰するタイプの熱いガンダムだね。 それで落としてきたりはせえへんの? 落としたりってどういうこと? そのなんかいやでも血液が沸騰してるけど急に戦争の暗い話になったりとかせえへんの?
なんかね指定愛とか兄弟愛みたいなのが最終的に据えられてるからなんか結構熱いよ。熱い話。 だってあの技とかあるからね。技名言いながら戦うからね。 ガンダムってそういうアニメやっけ? そう。 何でもありなんやな。 何でもありやで。
あれはそのアムロとかの世界とは違うやつやね。 全然違うね。あれはガンダムを使って本当にプロレスをする話やから。筋肉マンとガンダム混ぜたみたいな感じやからなあれ。 そうなんや。 そうなんやわ本当に。 残虐超人とか出てくるね。
戦争っていうのは正直コスパ悪いよねってなって、じゃあ各国で一体ものすごいモビルスーツを作って、それに格闘家みたいなのを載せてモビルスーツを使った格闘戦をして、勝った方の国の言うこと聞きましょうみたいな。そういう世界やねあれ。
でも結構賞問でかいな。思ってたより。 いやでも戦争っていうところは一応舞台的には排除されてるから。 はいはいもう解決した後なんやね。戦争って。 そうそう設定的にはな。設定的にはな。 だけど各国のプライドとかを背負った男たち、いや女性たちもいるけどの厚い戦いを描いたのがあれやからちょっとベクトル違うねんなあれ。
なるほどね。 人情ドラマやなあれは。それに近いと思う。 そうか。それはそれちょっと気になるけど、まず一旦ディセンバースカイを見て。 そうね。ちょっと元々のガンダムのエッセンスにちょっと近そうな方で。 はいはい。
暗っていう。 ちょっと見ますわ。 見てみてください。はい。 皆さんも是非ね見ていただいて。公式サイトからねお便り送れたりするし、ハッシュタグあれ見たでツイートとかしてもらったら見に行くんで。 はいお願いします。 是非よろしくお願いします。じゃあ次回はこれの。 感想回。
ディセンバースカイの感想回をネタバレ全開でやりたいと思います。 はーい。お願いします。 はーい。ではまた来週お会いしましょう。バイバイ。 バイバイ。