ファービーの魅力と再登場
皆さんは、ファービーって知ってますか?
もふもふな見た目でありながら、目玉は人間のようで、人間じゃない、ギョロついた目玉。 そして口鉢が生えている
フクロウのようで、グレムリンのような不思議なおもちゃがあるんですけど、 絶妙に化け物感があって
昔の映画のグレムリンに出てきた、モグワイというものがモシーフとされているらしいんですけど、
なんか何言ってるかよくわからない発言をしたりとか、ゲップをしたりする変な生き物でして、 一時期日本でも流行ったおもちゃがあります。
一応公式では、相手をすることで成長して、ファービー語とか日本語みたいなところを話して、歌ったり踊ったりするっていうような
話なんですけども、僕も小学生ぐらいの時ですかね、 ちょっといつだったか忘れたんですけど、家に一匹ファービーがいました。
今回はですね、そのファービーの話をちょっとしたいんですけど、 このファービーは1998年にですね、アメリカで生まれたおもちゃらしいんですが、
日本でもその翌年である1999年に 発売されまして、当時大ブームになったらしいです。
ここで話が終わったらよかったんですけど、なんとこのファービーはですね、 2024年に日本に再上陸をしているということがわかりまして、
デザインがとんでもないことになってるんですよ。 あのちょっとびっくりしちゃったんで話したいというのもあるんですけど、
見た目がそのグレムリンとか、その前の世代のファービーみたいに、 ちょっと可愛げのあるちょっとキモい革肝生物みたいだったのが、
人形と魂の関係
もう明らかにファンシー寄りの世界観の見た目に変わってしまって、 イメージしていただくと本当になんかアメリカの虹色のユニコーンのおもちゃみたいな色合いをしてるんですけども、
どうしてしまったんだファービーみたいな感じの色合いをしています。 そんなファービーについてちょっと思うことがあるんで、
半分ちょっと話の容量を得ないエピソードかもしれないんですけども、話したいんですが、 あのファービーって人工知能入ってると思うんですけど、
なんかその自律的に動作するアンドロイドみたいなおもちゃも含めて生まれてきていると思うんですが、
なんかこういうおもちゃって、そういう人工知能入ってるようなおもちゃって、 なんかあんまり魂が宿るみたいなことって聞いたことないなと思ったんですよね。
何言ってるかっていうと、まあ皆さんも昔ひな人形とか、 まあいわゆるなんとかちゃん人形みたいな色々ある中で、勝手に動いたとか、
魂が入ってるとか、そういう話を聞くんですけど、 人工知能搭載って聞いた瞬間、なんかこれは半分バイアスかもしれないんですけど、
なんか魂宿るみたいなそういうおもちゃに聞いたことないなと思ったんですよね。 なんで、そのファービーが新しくなったということもあり、
なんか人工知能みたいなある種のデジタルの魂がある中で、そういったおもちゃには、 古来の心霊的なものっていうのは憑依するのかどうか、
そしてその魂は同居するのだろうか、みたいなちょっと馬鹿げたことを思いついてしまったので、 今回その話をしたいと思います。
まあそもそもの話、日本の伝統的な人形館って、 皆さんあんまり知らないと思うのでお話すると、
昔からですね、大事にされてきたとか、もしくは乱暴に扱われてきた人形っていうものには、 魂が宿るというふうに一応言われてきているらしいですと。
で、これっていうのは機械とか道具をはじめとした万物に対してですね、 魂が宿るという日本のアミニズムの一つにあたるんですけど、
それこそ今言った雛人形とか、5月の子供の日の鎧をかぶった サツキ人形とかもあるんですけど、
まあ、あいった人形物には持ち主の思いとかが宿っていたりするから、 魂が宿って、まあちゃんと扱わないとタダリがあったりするんだよっていうのを言われたりするわけですよね。
その魂が宿ったりするというところが、ある種一般に普及していたからもあるかなと思うんですけど、
人形供養の聖地というところが実はあります。 これがですね、有名なところだと、和歌山県にある
淡島神社というのがありまして、ここが人形供養の聖地になったりしています。 ここにはですね、供養済みの人形が数百から数万体
安置されているということもあって、なんか動物の人形も含めあるらしいんですけど、 YouTube とかいろんな
写真とかでもですね、その淡島神社の様子というのが見えるんですけど、 かなり圧巻でですね、建物自体はすごく朱色の柱とかで美しいんですけども、
その、なんて言うんでしょう、境内と言いますか、その外側の通りとかに 大量の人形が並べられているというところで、かなり
怖美しいみたいなところになっています。 昔、テレビの心霊番組の特集とかでも紹介されたぐらいに有名な場所なんですけども、
見る人にとっては怖いと感じる人もいるし、美しいと感じる人もいるような場所です。 ちなみにもう一つなんですが、ここが一応雛人形の雛祭りのルーツとされているらしいです。
で、この人形に魂が宿るっていうのは、結構文化としては世界的にあるというのが、 皆さんもわかってるかもしれませんけどあって、
例えばお人形遊びで言うとリカちゃん人形もそうですけど、 もっと皆さんの身近なもので言うとトイストーリーなんてまさにそうですよね。
それぞれウッディーとかも含めですけども、人形に魂が宿って踊りだしたり、遊びだしたり、 逃げだしたりみたいなのがあったりしますし、
逆に悪いものの観点で言うと、悪霊ということで、アメリカの昔のホラーとかでは 人形に悪霊が宿るみたいなことも結構あるということで、アナベルとか
人工知能の宿る人形
チャイルドプレイみたいな映画も有名だったりします。 そんな中でですね、この昨今のですね、人工知能の発達というか、
性性愛もそうですけど、この技術進展によって、 なんか人は人工知能に魂を見出すようになっていると思いませんか。
最近ですと、本当に最近の話ですが AI と結婚をした女性がいるとかっていうニュースもやってましたし、
それこそチャットGPTのバージョンのアップによって、 一つ前のバージョンでは、なんか人らしさというか優しさを感じたんだけど、
一つバージョンが上がって優しさを感じなくなったから、 前のバージョン返せみたいな形で
AI に人格を見出す人が増えたりとかですね。 まあある種それっていうのは、なんか
友人とかパートナーみたいに使ってる人もいるからだし、なんか AI っていうのは人格があるみたいなところもあるからなんじゃないかなと思います。
となった時にですよ、人形にそういったものが組み込まれたとしますと、 今組み込めはしてると思うんですけど、なんかそれってある種
人形に魂が宿ってるというのと同じなんじゃないかなと思うんですよね。 デジタルデータではあるものの、人工知能によって与えられた人格、人との自由な会話、
その人形が持つ価値観みたいなところまで再現できるのかわかんないですけど、 本当に会話ができて、一緒におしゃべりできてしまうぐらいになってしまうと、それってもうある種
人形に魂が宿ってるのと同じじゃね?って思ってするわけですよね。 ただここでその疑問として冒頭ちょっと話しましたけど、
もともと人が大事に使い込んだりすることによって、その人形に魂が生まれていたというところがあったと思うんですけど、
その魂とデジタルでできた、人工知能ですけども魂があった時に、人形は一体どうなってしまうんでしょうね?
これも結構馬鹿げた話な気がしますけど、人形という形代というのか、肉体というのか、物理的なハードウェアがある中で
人工知能というデジタルの魂もあり、人が使い込んできたことによる霊的な魂があった時に、
それらは一体同居ができてしまうのだろうかどうかみたいなところをふと思いました。 それが冒頭のファービィの話に戻るんですけど、
そういえば呪いのファービィっていうものがあった時に、なんか呪術的な呪いみたいのはあるかもしれないけれど、
呪いの人形としてのファービィってあんまり聞かないなと思ったんですよね。 なんかその霊的な魂がファービィにあって、人に呪いをかけるみたいなところっていうのはあんまりないし、
ファービーと呪いの可能性
なんかファミレスの猫ちゃんだってあれも人工知能とか入ってるでしょうけど、なんかあんまり呪われた話って聞かないなと思うんですよね。
なんかそれで気になってYouTubeとかで呪いのファービィって調べてみたんですけど、電池の劣化によっていわゆる音声の発話が遅くなったりとかってあるんですけど、
アナログホラーとかなんかダークウェルで発見された呪いの動画みたいになるんですけど、なんか心霊動画みたいなのなかったんですよ。
そういう意味では、発話とかその動作によって学習するっていうことを人工知能で取り込んでいる、
人形というものは、もう霊的な魂って入らないんじゃないかなと思ったんですよ。
だからそういうちょっと馬鹿げたことを考えたりしていたんですけど、もともと人形というものに人が魂を込めていたものからデジタルデータという形で学習された、
人工知能というソフトウェアといいますか、プログラムというものでインストールされた人形というものがあったときに、
前者、これまで僕らが先入観として大事に使い込んだり、ぐちゃぐちゃに遊んでるみたいなときに呪われるというのがあったんだけど、もうそれは人工知能が入ったから入れなくなっちゃったんじゃないかみたいなところをふと思いました。
でですよ、ここからもう少し先の話になるんですけど、これから先、僕らがですね、ペットとかも含めですけど、昔の愛母とかいろいろあったと思いますが、
デジタルペットみたいなものとか、遊びの人形についてもそういった会話機能を含む人形が入ってきたときに、未来にあるおもちゃとか人形っていうのは呪いの人形となり得るのかどうかみたいなところを少し思ったりしたんですよ。
もともと人はですね、お孫子と含め人形と会話をするということをやってきたわけですが、それがもう実現できてしまうとなると、オカルト的要素って排除されていくのかなと思ったりするんですよ。
仮に会話が成立しなかったとしても、それは心霊的な魂が人形に宿って悪さをしたというよりは、プログラムのバグという扱いになるので、
どんどんどんどん呪いの人形要素というか、霊体が入っている人形という要素がなくなっていくということなので、
もう少し拡大した話にすると、ポルターガイストもなくなるんじゃないかなと思うんですよね。 今って洗濯機も含め人工知能が入ったりしてるわけですから、そういうものの挙動がおかしくなっても、
これは霊が乗り移ったポルターガイストじゃなくて、基本的には人工知能のプログラムエラーとか、パッチを当てて再起動したら治ったみたいな形で、
あくまでもすべてプログラムのエラーとして処理されることによって、僕らが当初小さい頃から抱いていた人形に対する愛情とか呪いみたいなところっていうのは、
もう未来の子供たちは持つこともなくなるんじゃないか、みたいなふうに思ったりしました。
それを踏まえてですね、ファービィというものを考えたときに、見た目がヤバくなってしまったんですけども、こいつらももう人工知能が入ってしまって、
いろいろ喋るようになったとしても、そこに呪いみたいなものは見出せなくなっていくのかなと思ったりしています。
未来のおもちゃの進化
まあそれって、ある意味僕らの愛情とかも結局は学習されているに過ぎなくて、みたいなところもあって悲しいは悲しいんですけど、
人によってはもうホラー要素がなくなるから、それはそれでいいんだよね、みたいなふうに思ったりもするのかなと思ったりしています。
まあそういったわけで、ちょっと容量偉い回なんですけども、ファービィちょっと見てみてほしいですね。
昔のファービィもなんかギョロ目でちょっと肝皮系のタイプの人形だったんですけども、
現代はもう完全にファンシーの世界に行ってしまったので、このヤバい見た目をちょっと皆さんにも知ってもらいたいなと思っております。
ということで、未来の人形は呪いを駆逐するかと考えていた、2025年11月の現代人でした。
ということで、エンディングです。 今回はファービィを主題としていますが、人形というものがデジタルの魂、アナログの魂、霊的な魂みたいなところで、
どう感じ方が変わるのかな、みたいなところも少しお話をしてみています。 まあ、
大人になって僕らもおもちゃに触れる機会というのはだいぶ減ってきてしまっているんですが、 子供が生まれたりとかした時にはまた触れることになると思うんですけど、
おそらくタイムラグとして20年30年、 子供の時とあるわけですから、かなりおもちゃの進化というのを感じるんでしょうね。
それこそ僕らが小さい時にあったアンパンマンの教育玩具もあったと思うんですけど、もしかしたら100年後にはアンパンマンの玩具で核融合発電を勉強しているみたいなこともなくはないのかなと思ったりしています。
それはそれでちょっと楽しみです。 番組ではお便りを募集しています。
Xのハッシュタグ、エコー3000までお寄せください。 では今回はここまでです。
現代人の皆さんも未来人の皆さんもまた次回お会いしましょう。 じゃあね。