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Taeと Kumikoの栄養カフェ。
このラジオは、私たちが日常生活で、これって興味深いなって感じたテーマについて、10分ほどでお届けします。
では、Taeさん、今日のテーマは?
今日のテーマは、食事が食べられない患者さんの相談が管理栄養士にしてもらえない悔しさについて、ちょっとしゃべってみようかなと思いました。
食べれないっていうのは、栄養士は病院で患者さんの栄養相談は、仕事上もあるけど聞きますけど、具体的にどんなことを言ってもらえないとか、そんな感じですか?
そうですね、患者さんが食事が食べられてないっていうのを把握しているのは看護師さんだったり、言語聴覚師さんだったりなんですけど、
看護師さんが担当の患者さんが、食事が食べられてないなって思った時に、誰に相談するかって言うと、言語聴覚師さんなんですよ。
それはすごい悔しくって。
患者さんが直接?
看護師さんが、患者さんはあんまり、
自分から言うわけじゃないですよね、食べれないんですって。
しんどいから、そんなに食べられないのは当たり前っていう感じなんですけど、この患者さん、ご飯食べられてない、食事が全然入ってないし、これじゃあ治療も進まないし、寝てるようになるし、
なんとかして食べてもらわないとって思ってくれはるんですよ、看護師さんたちはね。
下船するとき残ってるもんね。
そう、とか、接種率をね、電子カルテに入力するんで、
あー、なるほど、なるほど。
外食チェックするんですけど、そういう時に、栄養士に相談するんじゃなくて、言語聴覚師に相談されるんですよね。
それがすごい悔しくって、っていう体験をしてたんですよ。
してたということは。
そうそう、十何年前、してたんですよね、確か。
一度じゃなく何度も。
最近思い出したんですけど、それをね、私、高齢者施設から病院に移動してすぐぐらいに一緒に働いている20代の栄養士が、それをすごい悔しいって言ってたんですよね。
私たちじゃなくて、言語聴覚師さんに、STさんに相談されるっていうのが、それを何とかしたいって言ってて、それはすごいね、感動したんですよ。
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あ、私が思ってたことと同じことを感じてくれてるんやと思って。
ということは、裏を返すとずっとその傾向は変わってないっていうことですよね。
そうなんですよ。
なんでかっていうとね、リハビリの方たちは、自分たちが訓練をしたら、それだけやればやるほど診療報酬がもらえるんだけど、結構な金額、金額としては高いんですけど、
栄養士は栄養指導ぐらいしかなくて、栄養指導そんなにね、きりきり人件費が稼げるか稼げへんかマイナスぐらい。
長くしゃべるとマイナスぐらいになるので、やればやるほど、残業しないといけなくなったら赤字みたいな感じになって、
人が増やせられなくて、私が出る病院から移動して施設に移動したときと人数はほとんど変わらない。一人だけ増えたのかな。
ほとんど一緒ですね。一緒なんですよね。だから今、栄養士さん忙しいしっていうのがあってね、
県護庁学士さんは病棟担当で必ずいらっしゃるので、何人か。1病棟に2人ぐらいいるのかな。あるんで、すぐ来てくれるし、
で、訓練も毎日相談しやすいし、飲み込みとか、飲み込みとかの専門的視点で見られる人なので、
それをね、なんとかしたいなって思ってるんです。
ほどね。
で、一応ね、昼ご飯食べているときに見に行けるように時間を作るようにしてるんですけど、
ちょっと連絡が来るようになったかな。食べてないのでとか、痩せてきたのでとか、
何々が嫌いって言って貼るので、別のものに変えてもらえませんか、みたいなのがちょっと出てきたかなっていう感じですかね。
なるほどね。
だから、栄養指導っていうのはお医者さんからの指示せんが来るわけだから、本人というよりも、そういう栄養指導はできるけど、
現場の日常の食事から、この人どうしたらいいかな、みたいなことは、やっぱり日常患者さんと看護師さんが触れてるSTさんがいっぱい身近でよくいるから、
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そりゃ気持ち的には、この人、これ大丈夫かな、のど詰まりませんか、みたいなことは聞きやすいと。
栄養師は少ないからこそ1人の受け持ちが多くて、忙しいから看護師さんもそんなに聞けない、みたいな。
あと病棟にいないから。
病院の中の働いてる場所と人数、みたいなのがちょっとイメージ湧きましたね。
くみちゃんの時はどうでした?
私がさっきの話を聞いて思ったのは、物理的に病院の病棟の中には、患者さんと看護師さんとSTさんは結構身近な関係にいて、
栄養師はほんと数名しかいないところに全病棟をシェアしてると、
栄養師が不甲斐ないから聞けないとかじゃなく、そもそも身近にいるのがSTだから、みたいな、その差が大きいかなって感じたんですけどね。
それもあると思いますね。
たまに行くとすごい。
こっちは専門なのに、みたいなね。
そうなんですよ。専門なし。
もっとすぐに食事を変更できたり、提案できたりするからね。
今の話を聞いて、何が一番できることなのかなってちょっと考えてたんですけど、
例えば、STさんはSTさん、言語聴覚師さんの視点で食べ物の評価ができるじゃないですか。今のリハビリのこの状態だと、もうちょっとこれが今食べれるようになったよね、みたいな。
その情報は貴重やと思うんですよね。やっぱ専門家ならではだから、リハビリしてこううまく回復、機能回復してるよって。
なので、ST栄養士みたいな動線がめちゃくちゃ太くなったらいいんかなって思いましたね。
そうですね。
ね。
それは思います。
まだね、看護師から栄養士よりもSTから栄養士の方が、私の勝手なイメージですけど、なんか話が早そうというか、看護師さんの方が忙しそうやから、他のことでも。
リハビリして縁起がこうなった、だから食事こうできますよみたいな、そこの視点の専門家から食事の栄養につなげると、なんか早いのかなと思ったんです。
そういうなんか、そこはどうなんですかね。
それはね、必ず、例えば食べられへんってなったときに、本当にお年寄りで、ちょっといればちゃんとハマってんのかなとか、一応見に行ったりとかしますけど、必ずSTさんに確認して変更食事を、食事形態変えるときとかね、一応確認したりするんで、
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それはやっているんだけど、何が問題かな。とにかく栄養士の人数が少なすぎるっていうのは、
そうやと思うんですよね。
それはなんとかも、昔からそうやったけど、今もさらに。どこもそうなのか、私の働いてるところが特にそうなのかちょっとわかんないんですけど。
私、昔いた病院って10人弱栄養士はいたので、そういう意味では多いとは思うんですけど、でも自分の病院の栄養士がどうこうって人数はあっても、その日割り当てられてる仕事を考えると、誰も余裕のある陣はいない。
ですよね。
病棟行ってる人、給食管理してる人、栄養指導室に張り付いてる人、人間ドック行ってる人っていうと、
結局1人が全部やってることには変わりはないくって、自分が病棟の患者さんのところに行ったときに、こんなに看護師さんっているんやっていう、やっぱりその比較をしてみたら、
1人職種も、当然1人の病院もあるしね。
昔は想像なんですけど、昔は1人の栄養士とたくさんの調理師で給食を提供するだけだったら、別にそこに5人、6人の栄養士はいらなかったと思うんですけど、
病棟に出て患者さん1人1人のケアをしようと思うと、1病棟1人栄養士みたいな感じでいないと、看護師さんも聞かれへんやろうなって思いますよね。
なんとか1病棟1人栄養士にしようっていう風になってきて、もうだいぶやってるところも多いと思うんですけど、なかなか給食をやっていた時代からいるので、
仕事を増やすっていうのができなくて、整理したりとか、そこをなんとかいい感じにしていきたいなと思いながら、
でもSTさんともちょっと協力してやっていけたら、ちょっと充実するんかなって思ったり。
実際に自分が病院にいた時考えても、看護師さんの仕事って食事を変更してあげることじゃないことの方が山盛りあって、緊急なケアも必要で、そこに人位取られるってなった時に、
その人が食事の連絡をしようと思っても、その瞬間ナースステーションに帰ったら違う緊急のイメージが来て、じゃあこの人の食事は次からね、みたいになるのって容易にイメージがつくから、
やっぱり食のプロとしては、食の口のプロであるSTさんとの連携が取れないと、20代の医療師さんが直接相談してもらえないのが悔しいっていう気持ちは非常にわかるけど、
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それは物理的な人数と場所の問題っていうのをクリアしないことにはなかなか改善しにくい問題なのかなって、どんなに能力に長けた栄養士であっても病棟でいる時はいつも全部の患者さんのことを見てたり忙しそうに走ってるのを見たら、気軽に相談って人間心理的にできないんですよね。
受け持ちがあったらこの人にっていうシステムはやっぱりないと難しいのかなとかは感じたりしますね。
施設で働いてた時は本当に食事のことは全部私に言ってくれたからやりやすくて、人数が少なかったからできたんだけど、そこのギャップが病院に来て不十分やなってすごい感じてしまって、もどかしい気持ちはありますけど。
リハビリのように診療報酬が1人の栄養士が栄養サポートをすればこれだけみたいなのがどんどん高くなって、1人雇うとどんどん病院の経営が黒に回っていって、それはひいては患者さんの早い早期単位につながるみたいな、そういうのが出れば多分こういう問題って解決するんでしょうけど、
それって自分でできることではない。大きな大きな問題だから、現状の中で何ができるかっていうのを考えていかないと、あ、だったらいいなぁになってるともどかしさ、悔しさは続くのかなってお話を聞いていて思いました。
やっぱりね、よくしてあげたいっていう専門家としての思いがあるからこそ、そううまくいってないことの悲しさ、つらさみたいなのはあるのかなっていう話を聞いてて思いました。
はい、今日は食事が食べられないっていうような栄養相談をなかなか栄養士に直接してもらえないという、リアルな病院の生々しいお話でした。皆さんはあまりこういうのを感じたことはないかなと思うんですが、病院で働いていると栄養士って実は片身の狭い思いをしているっていうことがちょっとわかっていただけたらいいなって思いました。
ではまた。