1. えいようcafe
  2. #34 声量のコンプレックス
2024-11-18 00:00

#34 声量のコンプレックス

歳を重ねても克服できたのはなぜ?

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Taeと、Kumikoのえいようカフェ。
このラジオは、私たちが日常生活で、これって興味深いなぁと感じたテーマについて、10分ほどでお届けします。
では、くみちゃん、今日のテーマは?
声量のコンプレックスについて話してみたいと思います。
前回は、マイクが、講義中マイクが使えない状態で、お腹から声を出して、一番後ろの人まで届くように話されたっていうお話だったんですけど、
でも、くみちゃんは、声量にコンプレックスがあったの?
そうなんですよ。声に大声普通に出せる人だったら、マイク壊れても何のトラブルもないんですよ。だって、自声が出るから。
自声の大きい人、声が通る人だったら、マイクがなくても、それはあんまりストレスじゃないのに、
私が前回、なんで腹から声出してむちゃくちゃ疲れたかっていうのは、実は私の声があんまり通らない声だっていうことと、あんまり大きな声が出せないっていうことが昔からコンプレックスだったんです。
そうやったんですね。
例えば、みんなが騒いでる中で、「すいません。」とか、「先生。」って教室で言っても、先生に声が届かない。
大学生ぐらいになったら、居酒屋でみんなで飲みに行ったときに、居酒屋ってそもそもがうるさいじゃないですか。ワイワイガヤガヤしてるときに追加注文したりとかで、「すいません。」って言っても、店員さんには声が聞こえない。
そういうタイプの声質なんですよ。
そういうのは昔から大きな悩みではなくて、すごい大変だったっていうことはなかったんですけど、総合病院で栄養士をしていたんですけどね。
病院って大きな声出すことって大さんあります?大きな声を張り上げないといけないことってあります?普段の仕事で。
えっとね、なくて、逆になんか大きい声で挨拶したらびっくりされたっていうのがあるので、あまり大きい声を出さないようにしてます。
声はそんなに通る方ではないし、大きな声は出せないんだけれども、病院で働いてるときはそんなにそれが深刻な悩みにはならなかったんですよ。
病院で働いてるときはそんなに深刻な悩みにはならなくて、唯一声を張り上げないといけないのは、調理場に緊急で食事が増えたときに、上食あと3食作ってくださいとかっていうのは結構声を張り上げないといけない。
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そこは頑張ってたのでね、そこは自分にとってはある意味しんどい場面だったけど、たかがそれだけ。常にずっと聞こえ続けさせなければいけないっていう現場はなく、患者さんと一対一なんて、そもそもベッドサイドはつぶやくように喋ったほうがいいじゃないですか。隣の人がいて、個人情報喋ってたりするしね。
栄養指導室も一対一、一対二だから、目の前に伝えるだけっていう場面では声の大きさがしんどいことは一切なかったんですよ。
だから病院で働くにあたって、私がそれをしんどい、私のこの持ってる能力が働くにあたってつらいなって思うことは一度も調理場以外ではなかったんですけど、そのあとね、大学とか教育関係に仕事が変わったんですね。
一番最初の仕事が何だったかっていうと、入学式の日に新入生が来るじゃないですか、その学生を誘導して、あなたたちのロッカー、上履きの位置はここだよって、自分の出席番号のところに靴を入れなさい。
それが終わったら2階に上がって、何々室に行って、教科書はここで買いなさい、それが終わったらみたいな、誘導する学生部の仕事にあたったんですね。
そしたら何が起こったかというと、翌日から声が出なくなったんですよ。
声を張り上げすぎて。
上げすぎて。
そう、学生機はなかったんですよね、確か。
イメージしてもらった中学校、小学校の先生が、学生機は使わないじゃないですか、はい南組ここ来い、みたいな。
そういう仕事をしなきゃいけないということも知らずに、大学の教員になったら、いきなり来た仕事が200人ぐらいの学生、全員一気にじゃないけども、ずっと来る学生に対して、それを言い続けないといけない。
声を出せばいいってもんじゃなくて、その意図が相手に伝わって、ちゃんとロッカーがわかる、次の部屋に行くみたいなことがわかるように、声を出し続けないといけないというのを1日したら声が出なくなったんですよ。
出なくなったのか。
そうなんですよ。でね、病院に行ったんですけど、そうしたらいわゆる、歌手とか声を出す人が、声帯枯れるやつってあるじゃないですか、あれになってたんですよ。
なってたんや。
だから、あーって言っても、しか音が出ないっていうのになって、翌日から喋ってあかんよって言われて、喋ってあかんよも何も喋られへんからね、声が出てから。
マスク生活になったわけですよ。
勤務2日目とか3日目ですよ。
それで、その当時ね、働いてた職場で言われたことが、あー、お嬢様やね、みたいなことを言われたわけです。
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まあ、これだから、お嬢様は、みたいなことを言われたことも、私の中では、たぶんかなりのしんどさになったと思うんですけど、
過去、そんな人やったんですよ。声を出して、頑張って出したら声は枯れて、枯れてガラガラ鳴るぐらいなら、ともかくもう音すら出えへんような、
歌手がやられるような喉の使い方を、たぶんやっちゃったんでしょうね。
で、声は出えへん。
それに対して、こんなこともできひんって、上の人には言われた。
っていう、この病院で働いてたときに、一度も感じたことがないかった、この大きなイベントで、ものすごい落ち込むというか、
うわー、しんどーっていうのがあったんです。
そうやったのか。
そう、それが20代半ばの話なんですね。
だからこそ、前回の話に戻りますけど、
クラス2つ分の部屋で、自声でしゃべるなんていうのは、私にとっては、ものすごいしんどいことやったんですよ。
そうだったんですね。
そう、それがなく声が出る人やったら、マイクが壊れただけの話なんだけど、
しゃべって声からすわ、声すかすかなるわ、で、昔から声を張り上げても聞こえてもらえない中で、
ずっと自分の声の音量ってこんなもんなのやって思っていた。
先にああなったっていうことは、けっこうしんどかったんですけど、
でもね、体づくりもけっこうその間にはしてて、子育てをね、終えたのもあるし、
今までは栄養の知識だけでなんとかしようとしてたけども、やっぱり人間、健康になるにはボディーが、
肉体がね、健康じゃないといいもの食べたってよくないんだなってこともわかりながら、
筋肉つけたりとかね、体幹がとか、そういうこともこつこつ取り組んできたこともあって、
今回は出たことはかなり私にとっては自信になったという、実はそういう裏話があったわけなんですよ。
その過去のつらい思い出をこつこつ積み上げて努力してきた成果が、
今回のマイクが使えなかった講義でうまくいったっていう成果になったわけですね。
そうなんですよ。
そうか。
人前で声を出すこととか、声が通ることが当たり前の人にとってはなんてことない話だとは思うんですけど、
私は人の声に自分の声を溶かすのは得意なんですね。
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人の声に自分の声を溶かす?
溶かすってね、例えばずっとコーラスやってたんですけど、
コーラスで人が歌ってる旋律の音に自分をのせたら聞こえなくなるじゃないですか、自分の声を。
だから、そういうことはできるんですよ、逆に。
ハーモニーとか、だって尖らないから、声が尖らないから、みんなで歌っても私の声が聞こえるっていうことはない。
でも、これはコーラスにとってはいいわけですよね。
ハーモニーができるから、そういう面ではよかったんですけど、
でも自分の声を伝えなければいけないっていう場面で講義をするなんてまさにそうですけど、
そういう場ではザワザワしてる中に自分を溶かしたら、それ講師じゃないからね。
こうやって過去にしんどいことがあって、傷ついたとしても、年をとっても、
年とったから声が大きくなるわけではないから、やっぱり声を出す使い方ができてなかったんでしょうね。
腹から声出す腹筋とか、体幹がヨロヨロだったらオートで響かないし。
でも、そうやって体ケアしてきたことが、今回この年になって、
頭の克服とかそんな大げさなもんじゃないけど、あ、伝わった。できた、私にも。
この経験がありましたよっていう、そういうことなんですよ。
今日は過去できなかったことができるようになったっていうお話で、時間をかけてできるようになったっていうことを話してもらいましたけども、
聞いている方はそういうことを探してもらったら、いろいろたくさん出てくるんじゃないかなって。
だから、落下してって失うこともあるけれども、逆にできることが。
そうですよ。できることはある。
あるんじゃないかと思うので、ちょっと思い返してみてもいいかなと思いました。
ではまた。
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