1. アメコミ放浪記(ポッドキャスト版)
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2023-07-25 13:54

【第12回】「フランク・キャッスルに代わる新パニッシャー発表」、「アメコミ界のアカデミー賞アイズナー賞の受賞作発表」など

・新刊紹介

・アイズナー賞の受賞作品発表

・新パニッシャーの発表と、現在のパニッシャーを取り巻く社会状況

などについて話しています。 Twitterアカウント:@nobnobnobbonbon

#アメコミ#アメリカンコミック #マーベル #DCコミックス #パニッシャー #アイズナー賞

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ポッドキャスト版アメコミ放浪記をご視聴の皆さん、こんにちは。
このポッドキャストは、アメコミ好きの会社員、私、NOBBONが最近読んだコミックの紹介を中心に、アメコミ関連の話題をさせてもらうものです。
今週なんですけども、先週末にアメリカのサンディエゴで、サンディエゴコミコンがあったんですね。
そこで大量のニュースが発表されたんで、ちょっとそちらの方に時間を割きたいんで、今週購入予定のアメコミの方は割と割愛気味にやろうかなと思っています。
早速では今週購入予定のアメコミなんですけども、ここは巻き気味で、
まずDCについては、イベント、ナイトテラーズの本編、バットマン、ザ・ブレイド&ザ・ボールド、あとはビジル、この3編を買おうと思っています。
DCはね、今ナイトテラーズをやっていて、あまり買うタイトルがないんで、ちょっと少なめですね。
マーベルなんですけども、まず今週外せないのが、X-Men Hellfire柄を購入予定です。
このヘルファイア柄なんですけども、ここ数年はクラコアの繁栄の象徴、もうちょっとメタなことを言うと、X-Menのフランチャイズの再復興の象徴みたいなタイトルになっていて、
非常にお祭り的なタイトルで、いろんな各界の有名人を似顔絵の形で招いて、お祭りっぽいことをやるのが毎年の習わしだったんですけども、
今年はもうここである事件が起こって、その事件を皮切りにクラコアの暗号機であるFall of Xっていうイベントに突入していくっていうのが前もってアナウンスされてるんで、
どんな感じの事件が起きるのかなっていうのがちょっと気になるところです。
いのちろん今週のこのヘルファイア柄で、たぶん今後のX-Men以降の大きな流れっていうのが大きく変わってくるところなんで、
X-Menフランチャイズを買ってる人は是非読んだ方がいいかなと思います。
マーベルについてはアベンジャーズ誌とシークレントインベージョン誌とカルク誌のこの3冊も購入予定です。
続いてニュースの紹介に入ります。
さっきも言った通り、先週末サンディエードコミコンがあって、そこで非常にたくさんニュースが発表されました。
これ一個一個説明していくと本当に追いつかないんで、気になる方は私がTwitterでやっているニュースアカウントのアメコミ通信社っていうところで
初通り紹介してるはずなんで、こちらの方を見ていただけたらなと思います。
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なんでそのポッドキャストではニュースの中から特に気になったものをピックアップして紹介しようかなと思います。
まず一つ目はアメコミ界のアカデミー賞と呼ばれるアイズナ賞が発表されました。
このアイズナ賞については先日ノミュート作品が発表されたときに一通り私の思いを話したんですけども、
結果としてはその結果が発表されたんですけども、それを見てみると個人的には私が撮って欲しいと思っていた作品が全て受賞して
非常に良かったかなと思います。
ちょっと主要なところを話すと、まずトムキングのバットマン、ワンバッドデイ、リドラー。
こちらがベストシングルイシューを獲得しました。
あとは同じくトムキングのヒューマンターゲット。
こちらはベストリミテッドシリーズとペンシラーの方のベストペンシラー賞も取っています。
あとはナイトウィングが、こちらの作品自体がベストコンティニュアスシリーズ。
これは要は新作でもなくミニシリーズでもないオンゴーイングに対して与えられる賞になっています。
このベストコンティニュアスシリーズ賞というのが与えられたのと、
あとはナイトウィングのカバーと本編の絵を描いているブルーのレゾンド。
この人がナイトウィングでベストカバー賞を獲っています。
個人的にこのナイトウィングというのはこのベストコンティニュアス賞を獲ってほしかったんですけれども、
これを獲っちゃうと、もう一個私が推しているデパートメントオブトゥルースというタイトルは落ちちゃうなと思っていたんですけれども、
このデパートメントオブトゥルースという作品はこの作品を担当しているライターのジェームスタイン二世がベストライター賞を受賞したので、一応救われたかなと思っています。
あとキャッチーな話で言うと、宮崎駿のシュナの旅という非常に昔からに観光されたコミックが昨年どうも英訳されたみたいで、
こちらもシュナの旅が英語翻訳賞アジア部門というほぼ漫画向けの賞を獲っています。
これだけさっきも言った通り非常に私個人としては獲ってほしいタイトルが獲った非常に大満足な賞だったんですけれども、
せっかくなんでトムキングのヒューマンターゲットとリドラーは非常に一冊で終わってまとまりがいいんで、翻訳出てくれないかなと思っています。
特にヒューマンターゲットは多少題材がマニアックなんであれですけれども、
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バットマンワンバットでリドラーはキャラクターもキャッチーなんで、これとか是非どこか出してくれないかなと思っています。
続いてのニュースは、マーベルが新パニッシャーを紹介というニュースです。
こちらはマーベルがフランクキャッスルに変わる新たなパニッシャーとして、元シールド工作員であるジョーギャリソンを発表しました。
ジョーギャリソンがどのような人物か、またどのような理由でパニッシャーとなるのかというのはまだ不明でして、こちらは新シリーズで語られる予定になっています。
というニュースなんですけれども、このニュースは前のパニッシャーのシリーズの内容を考えるとかなり意外でした。
なぜかというと、そもそもこの数年でパニッシャーを取り巻く環境というのは非常に微妙なものだったんですね。
例えばパニッシャーのスカルマークが警察官や軍人に使われていた。
今アメリカって警察官や軍人の規律を超えた、行き過ぎた暴力というのが非常に問題になっているんですね。
そういう状況にもかかわらず、警察官や軍人というのが割と気軽にパニッシャーのスカルマークを使っていたというのも色々と問題になりましたし、
それのみならず、前回の大統領選の時に起きた議会選挙事件があったと思うんですけれども、
あそこで集まったボートたちの間でも結構パニッシャーのスカルマークをつけている人が見られていたんですね。
つまり、今アメリカではパニッシャーのスカルマークというのが、ルールを無視した、行き過ぎた暴力の正当化の象徴として使われていたという背景がありました。
そういう状況を踏まえていたと思うんですけれども、パニッシャーの前のシリーズというのは、パニッシャーというキャラクターをある意味葬り去るような内容だったんですね。
ここで言っている葬り去ると言っているのは、決してその前のシリーズのラストでフランクキャッスルがこの世界から消えて、ファンタジー世界に転生したということを言っているわけではなくて、
もうちょっと根質的なパニッシャーのキャラクターが持つ暴力の美化であったり、マッチョイズムであったり、マチズムであったり、そういうものを徹底的に否定する内容だったんですね。
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どういうことかというと、パニッシャーの持つ基本設定って、家族を殺された父親が復讐のために犯罪者を殺しまくるという内容だと思ったんですけれども、これって要は悲劇ではあるんですけれども、ある種のロマンがあったんですね。
要は一人残された父親としての自己憐憫であったり、もしくは家族のために幸せに背を向けて自ら手を汚すということであったり、こういうある意味ナルシスティックな自己倒水的なロマンがあったんですけれども、これをパニッシャーの前のシリーズは単なる暴力性の発想であるというふうに否定したんですね。
つまりパニッシャーが家族の復讐というのを言い訳にしていると。それを言い訳にして単に自分の暴力性を発露して殺し続ける言い訳のために家族の名前を使っていると。
要は家族の名前をのもとに人を殺し続けるというのは決して家族を弔う行為じゃなくて、家族の名前を汚し続ける行為だというふうに完全に言い放って、それは物語のストーリー的にもそうですし、
はっきりと蘇った妻に否定させるんですね。
要は本当に死んだ家族を称えて家族の人生に意味を与えたいんだったら、人を殺すんじゃなくて、例えば犯罪被害者の支援団体で働くなり寄付をするなり、そういうのが死んだ家族の人生に意味を与える行為であって、
彼らの名のもとに犯罪者を殺し続けるというのは単にそれはあなたがやりたいことでしょっていうのをはっきり言ったんですね。
そんなこんなで、前のシリーズっていうのはパニッシャーのキャラクターの本質っていうのを否定しまくった内容であって、ドクターストレンジの口からもパニッシャーノーモアっていうふうに言わせてるんですね。
これを読んで私は完全に、マーベルはもちろん永遠に保護るとは思わないけども、このパニッシャーっていうキャラクターを結構長い間封印するんだろうなと思っていました。
そういう状況なんで、こんなに早く新パニッシャーが登場するのはかなり意外でした。
ただ、今この状況で完全な新キャラでパニッシャーをするとなると、おそらくただフランクキャッスルの焼き直しにはならないと思うんですね。
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つまり何か正当性があるとされる復讐の大義名分を得て、その大義名分のもとに悪人を殺し続けるっていうのは、仮にその悲劇がどんなものであっても、前のシリーズで徹底的に否定されて、
さらには社会的にもどうなのって言われている、その過去フランクキャッスルの焼き直しにしか過ぎないんで、多分今の時代にもう一度新しいパニッシャーやるっていう風になると、
そのパニッシャーの持つ時代遅れの暴力性であったりについて、多分マーベルなりに何らかの回答を持ってくると思うんですね。
そういう意味でこの新しいパニッシャーシっていうのがどういうものになるのかっていうのは、個人的には非常に興味を持っています。
なのでこのシリーズ、発売されたら買おうかなと思っています。
というわけで今回の話題は以上とさせてもらいますが、いかがでしたでしょうか。
感想であったり、紹介してもらいたいタイトルやアメコミに関する質問などがあれば、お気軽にTwitter改めXのアカウントにDMを壊さるか、あとはハッシュタグアメコミ放送機をつけてツイートください。
またTwitterじゃないんですよね、Twitter改めXではこんな感じで日々読んだアメコミについて継ぎ合えているんで、そちらのほうもフォローしていただけたら嬉しいです。
それでは次回の更新でお会いしましょう。ご視聴ありがとうございました。
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