00:04
こんばんは、邦訳アメコミ雨あられです。
どうもこんばんは。
この番組では、毎週一冊の邦訳アメコミを取り上げて、それを紹介しております。
はい。
そしてですね、なんと今回、100回目でございます。
いやー、だからもう100冊以上のね、
気づけば100冊以上のアメコミを、
アメコミを、紹介して紹介して、
紹介に次ぐ紹介。
はい。
いやー、100回来れましたね、なんとかなんとか。
もうこう、他人の作ったコンテンツに丸乗りして。
あははは。で、おんぶり抱っこでやってきました。
100回来ましたよ。
はい。
ありがたいことにですね、
ほうほう。
最近ちょっとこう、紹介してくれる、
あーそうですね。
人も、
ツイッターその他で、なんか言及してくださる方が増えてきているようで、
増えてきておりますし、
大変ありがたく思います。
あの、100回おめでとうございます的な、
はい。
メールもいくつか、
ありがとうございました。
ありがとうございます。
その中から1つ、紹介させていただきたいと思います。
お願いいたします。
ラジオネームなしさん。
おお。
割と、ヘビーリスナーの方。
たびたびメール送ってくださっている方ですね。
ありがとうございます。
シャンドル、ニコライ。いつも楽しく聞いております。
おおー。
これは、
これは、コミック密売人という小説のキャラクターの名前ですね。
あー、なるほどなるほど。
以前ラジオで紹介した、
そうですね。
やつですね。
えー、放送100回おめでとうございます。
ありがとうございます。
毎週欠かさず放送されているのは、大変すごいことだと思います。
おおー。
まあ、確かにね。
あのー、実は撮りだめしてたりするから、
そうね。まとめ撮ったりもしてるから、あれなんですが。
あれなんだけど、確かに初めてから1週も休んだことない。
いやー、もうほんと編集ありがとうございます。いつも。
素晴らしいことですね。
はい。
えー、私が聞き始めたのは、
はい。
ワンダーウーマン1984の映画のことを探して見つけたと記憶しております。
ほうほうほうほうほう。
やっぱり映画の会がね、
人気高いですよね。
人気高いとかね、見つけてもらいやすいんですかね。
はい。
えー、そこから1回目から遡って聞いたんですけど、
全然自己紹介がなくてびっくりしました。
あー。
まあ、そうね。我々名前も特にないんでね。
経歴も名前もない存在としてね。
はい。やってますから。
さすがに100回の放送でお二人のパーソナリティが少しずつ明らかにされていってますね。
おー。
えー、カンフーさん。
はい。
カンフー映画に詳しかったのは面白かったです。
あー、ありがとうございます。
あれもシャンチーの回ですかね。
シャンチーの回ですかね。あれも映画の回でしたが。
はい。私もあの回好きです。
なんか、今から今日饒舌だなと思って。
カンフー映画結構好きなんでね、ついつい喋ってしまいました。
カンフーの型の話みたいな。
何件と何件がみたいな話して。
あれは面白かったですね。
それからコミック密売人読みました。
ありがとうございます。
アメコミが共産権で自由の象徴になっているという設定。
またそれでお金儲けしているのも面白かったです。
アメコミを読んでいる人が子供だけでなく大人もいるのが良かったです。
そうですね。アメコミをテーマにした小説、コミック密売人というのがあって、
それを以前紹介させていただいたので、読んでいただいたということでありがとうございます。
SFですかね?
SFよりはリアルよりか。
ポリティカルフィクションとまでは言わないけど、
03:00
1980年代末を舞台にアメコミと共産権の国を、
ブタペストを舞台にした小説ですね。
アメコミファンには是非という感じですか?
そうですね。アメコミオタクならニヤリとできるセリフとかシーンがあるので、
おすすめです。
特撮さんが毎週欠かさずウルトラマン日朝をチェックしているのも大変なのに偉いなと思います。
確かにすごいよね。尊敬ですわ。
大変だと思ったことないけどね。もう20年続けてきたルーティーンだから。
このラジオをネット上で言及してくださる方々、割と特撮好き多いなとは思うね。
思う思う。そうね。やっぱり被ってるんじゃない?アメコミ好きと。
そういうことなのかな?
ヒーローファンってことだよね。
なるほどね。
ドゲンジャーズもチェックしてるってどういうことでしょうか?福岡でしか放送されてなくないですか?
ドゲンジャーズ?
ドゲンジャーズってあれですよ。福岡のローカルヒーローたちの番組があるんですよ。
東京ローカルの東京MXっていう曲でも放送されてるし、
あと各種Amazonプライムとか配信とかでも見れるようになってるんで。
私結構ローカルヒーローにも詳しいって言ってる動画なのかわからないけど、割とローカルヒーローもわかる。
全国のローカルヒーローも?
なんとなくね。有名どころはね。
ドゲンジャーズは日朝のスタッフとか、昔ライダーとか戦隊とかやってた役者さんとかも出てる。
ローカルヒーロー番組の中ではやっぱりかなりクオリティが高いというか。
もう今シーズン3ですからね。
ドゲンジャーズハイスクールっていうのもやってるんで。結構面白いんだよ。
その回ラジオで会ったの全然会話した記憶がないんですけど。
本当に?
ドゲンジャーズの話、何かでした覚えがある。
私じゃない。別の人格だったのかもな。
あとナンバーガールも好きなんでしょうか?だって。
ナンバーガールの話なんかしたっけ?
全然記憶ないですね。
福岡県博多区から参りました。ナンバーガールですっていうフレーズでね。
バンドですよね。
好きだよね。
言葉の端々からナンバーガール好きが漏れてたんじゃないですか。
なるほど。伝わってたのか。
ファン同士通ずるものがあったのかもしれない。
やっぱりジャギジャギ感みたいなのが。
テレキャスターの音が聞こえたんじゃないですかね。
聞こえたんかもしれないですね。好きですね。復活ライブも行きましたし。
また来週の後のエンディングが長いとちょっとトグした気になります。
我々の間であれ、トゥントゥンのコーナーって呼んでますけど。
トゥントゥンコーナーって呼んで頑張っております。
トゥントゥンってやつね。いつも何言うか決まらなくて、あそこが一番時間かかってるんじゃないかって。
一番悩むよね、あそこね。
ではこれからも楽しみにしております。
ありがとうございました。
ウィッシュリストからシルバーサーファパラブルを贈りましたと。
ありがとうございます。
いやらしくならないようにあんまり普段は言ってないんですが、欲しいものリスト公開してるんで。
06:01
そこで買っていただいたということで、本当にありがとうございます。
シルバーサーファパラブルね、まじで名作なんで。
絵を描いてるの有名なんですよね、確か。
未読なんですが、メリウスが描いている非常に名作と言われるコミックスですよね。
これも近いうちにね、ぜひ取り上げてテーマにさせていただきたいと思いますので、ありがとうございます。
実は今日これから扱う作品もウィッシュリストから送っていただいた作品でございまして。
ありがてー。
ありがとうございました。送ってくださったのはラジオネームにんべんさんですね。
この方もたくさんうちの我々のラジオを聞いてくださっている非常にありがたい方でございます。
こんなメッセージ寄せてくれました。
もしラジオ100回目の企画がまだ決まっていないようでしたら、100つながりのタイトルとしていかがでしょうか。
これからもラジオ楽しみにしております。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
というわけで、今日扱うのはこちら。
100といえばこれということなんでしょうか。
バットマンイヤー100。
来たー。
イヤー100ですね。
時は2039年、ゴッサムシティで一人の警察官が殺される。
プライバシーなど存在しない未来のゴッサムシティで、一体誰が警官を殺したのか。
容疑者は人々が忘れ去ってしまった都市伝説、バットマン。
ゴッサムを支配する秘密警察が犯人を追う中、ゴードン警部は独自の捜査を開始する。
バットマン誕生から100年後の未来で、本当にバットマンは生きているのか。
そして警官殺しに隠された陰謀とは。
といったストーリーのお話ですね。
なるほど、なるほど。
私これめっちゃ好きでしたね。
あ、ほんと。
すげー面白かった。
2039年が舞台。
1939年にバットマンがコミックでデビューしたので、そこから100年後ということで、
イヤー100ですね。
ゴッサム、2039年のゴッサム。
超管理社会というか、マジデストピアでしたね。
プライバシーが存在しない世界ってすごいよね。
あらゆるところに監視カメラが設置され、全ての通信は傍受され、
個人のやり取りしている、保存しているデータみたいなものも全部バレてしまう社会。
秘密が存在しない。
いやー。
でも昔に比べると、街中の監視カメラとかすごい増えてるし。
そうね。社会全体としてやっぱ、まあ仕方ない目もあるだろうけど、
そういう監視的なもの、あるいは情報を共有せざるを得ない状況が増えてるよね。
監視社会を目指してるわけじゃないんだろうけどさ、
iPhone使ってるんだけど、一回も入力したことないのに、
勤務先って出てくるよね。
あー、出る出る。
ね。毎日通ってる場所っていうことなんだろうね。
きっとね。
勝手に収集するんだよって思うね、情報。
最近あれだよね、Apple社がニュースになってたけど、
個人情報を収集するトラッキング広告だっけ?
09:03
ああいうのも締め出すみたいな報道出してたよね。
あーそうなんだ。
動画とかで、これまでのインターネットで見てきた履歴に基づいて
オススメされる広告とかは、Apple製品ではもう出さないようにします。
逆に言えばこれまではずっとそういうのが出てたし、
Apple社自身も自分たちはそういう情報は収集しますよっていう意味でもあるよね。
独占するっていうことだよね。
なるほどね。
なんかさ、引っ越しの不動産のこととかさ、何の気なしに調べたりするとさ、
そこからしばらく広告がそっち系になったりするよね。
めっちゃ出る家具の広告とかね、引っ越しの見積もりとかめっちゃ出るよね。
あれね、なんとなく受け入れちゃってるけど、
そういうのを突き詰めた先にはこういう監視社会みたいなのがあるのかもしれないよね。
この作品出たのが確か2006年だか5年だかですよね。
今から見るとちょっと前だね。
2006年でちょうどニコニコ動画が始まったぐらいの時期なので。
フェイスブックとかもうあるのかな。
フェイスブックの緊急報告みたいな機能あるじゃん。
今こんなことやってますみたいな。
あれが追加されたのが確か2006年なんですよ。
あ、そうなんだ。
ちょうどそういった時期にこういう作品が出てるっていう感じですね。
あーなるほどね。
今みたいなSNSでいろんな情報がバーッと出てくる時代ではないよね。
ちょうど夜明けみたいな時代感覚か。
うんうん。
なるほどなるほど。
だから今見た方が逆にリアリティが。
そうね。今から見ると古いところもあるかもしれないけど同時にある種のリアルも出てきてるよね。
未来予測的な部分でね。
なるほどね。
2039年ですもんね。
あと何年後ですか?
17年後?
もうすぐですよ。
すぐですね。
今年生まれた子が高校卒業するぐらいにはこの超監視社会が実現してるわけですね。
そう考えると意外とあるなって気もしなくもない。
でもその2006年?
2006年。
ってことは2006年から今。
あーそうだ。16年か17年ぐらい経ってるから。
ちょうどまたさらに今年が折り返し。
折り返し。同じぐらい経ったらこの2039年になるんですね。
そうだね。だから我々が予測するなら今だよね。
2039年の社会を。
どうなってるかって。
どうなってるか。
こうなってんじゃないですか。
あの、まあ今日ね、第100回目ということでちょっと思い出ラジオやっていきたいんですけど。
ほう。
我々今までたくさんの未来を見てきましたよね。
あーいっぱい見てきたわ。いっぱい見てきたわ。
いっぱい見てきた。
バットマンのゴッサムの未来といえばですね、まずダークナイトリターンズ。
あーおじいちゃんになってましたね。
おじいちゃんになったバットマンが。
あの未来のゴッサムは監視社会ではなかったが結構やっぱ政府が力を強くつけていて。
そうですね。大きい政府というか政府の権力が高めの未来になってましたね。
12:02
それからジャスティスリーグ正義の大賞で見た。
あーあれも未来描いてたね。
空が青いゴッサム。
だいたい晴れたゴッサム、未来あるあるかもね。
あれはバットマンが、なんだっけ、人々の心を書き換える。
大規模な洗脳を施したことで平和な未来が実現していたっていう。
ビランたちは全員アポコルプスにぶち込んで平和を実現させていましたね。
あれもまあ一種のディストピア。
ディストピア的なものになってました。
それからラストナイトオンアース。
あーあれもそうか。
あれも未来世界を描いてましたね。
あれはもう人類がアレックスルーサーとスーパーマンがディスカッションした結果スーパーマンが死んで。
負けてしまって。
そこからもう荒廃してましたね。
そうね。世界そのものがもう終わりかけているような状態でしたね。
で、バットマンも主人公のバットマンね、これネタバレになっちゃいますが、クローンでしたよね。
クローン隊のバットマンでしたが、オリジナルバットマンはやっぱりある種の管理社会的なものを築き上げてましたよね。
オメガ。
そうでしたね。管理社会を損んでね、ダークサイド、反生命法定式を使ってね、管理社会を築こうとしましたね。
って考えるとまあ、明るい未来はないね。
バットマン関わるとあんまり未来はないってことなのかもしれないね。
まあそんな風にね、たくさんのバットマンの未来見てきましたが、今回はそういった管理社会。
そして事件の発端は連邦警察の殺害。
殺害事件から始まりますね。
バットマンエターナルって作品があるんですけど、これもまあ警察が死ぬところから始まって。
まあ危機としては強いよな。
そうね。ウォッチメンの冒頭もね、あれは警察官じゃないけど、ある日一人のヒーローが死んだ。
コメディアンが死んだっていう書き出しでしたもんね。
いいね。やっぱバットマンって言ったらね、ディテクティブコミックスですから。
探偵ですからね。
やっぱこういう事件から始まるっていうのは、
人が死なないことにはっていう部分もありますよね。
バットマンらしさなのかもしれませんね。
今回のお話に出てくるゴードンは、我々のよく知るジェームズ・ゴードンの孫?
孫みたいですね。
という設定ですね。
はい。
おじいちゃんに似ましたね。
売り二つですね。
売り二つですね。
我々おじいちゃんのことはよく知ってるんですけどね。
言動振る舞い似てますね。
似てますね。
2039年でこんなに職場でタバコ吸えるんだっていう。
めっちゃタバコ吸って、めっちゃコーヒー飲んで、めっちゃドーナツ食ってますけど。
やっぱ2039年になっても健康志向っていうのはあまり広がってないってことかな。
あと警察がドーナツ食べるっていうのはやっぱもう普遍のアイコンなんですよね。
15:01
確かに。監視社会って健康情報みたいなのもすごく重視するイメージあったんだけど、
警察はそうでもねえんだなっていうのは面白かったな。
なるほどね。
ゴードンの孫、バーバラの子供ってこと?
そういうことか。
そうか。
ゴードン生が続いてるってことはサイコパスのジュニアの方。
息子の方か。ゴードン息子。たまに出てくるよね。
たまに出てくる。ヴィランとして登場し。
どっかで彼がもしかしたら子供を作って。
かもしれないしね。
孫は確かアーカムでもともと働いた人だったらしいしね。
はいはいはい。知ってましたね。
だから警察官じゃないっていう転換を考えると、バーバラじゃないっていう可能性ありますよね。
バーバラは警察とのつながり強いイメージありますし。
もしかしたら自分の父親を見て、俺はアーカムで働こうって思うようになったのかもしれないね。
なるほどね。
今回、このバットマンイヤー100は、いわゆる精子っていうのかな?
オンゴーイングっていうか。
我々がよく知る連載バットマン。
違う世界、エルスワールドものの一つに数えられるのかなと思うんだけど。
でもやっぱり、その地続きだなって感じさせる部分が結構ありますよね。
そうね。やっぱバットマンらしさというか、バットマンあるあるは踏襲してますよね。
もちろん2039年でゴードンは孫になっている。
その孫のゴードンがだいぶおじいちゃんと同じくらいの年になっているぐらいなんで。
我々のよく知るというか、人たちは出てこないんだけど、
例えばロビンと呼ばれる何かしらの若者。
女子っぽい若者いますね。
あとコンピューターを操るのが得意な若い女の子。
女性、オラクルを扱ってるから、まあまあバーバラあるあるっぽいなって感じでね。
あと仲間のお医者さん、ジョイさん。
招待を知るジョイさんですかね。
これはレスリーですよね。
結構バットマン周りの設定はどこかで見たことがあるような感じなんですが、
ただこのゴードンが物語の中でバットマンの招待を追っていくんですが、
何の情報もないっていう話になるんですよね。
つまり100年前にバットマンがいたのは確かなんだけれども、
今いるあのバットマンの情報は何にもない。
ブルース・ウェインなのか?って思うシーンもあるんですが、
でも確証は持てないっていうことになってるので。
まあ、我々が知るブルース・ウェインのバットマンではないのかもしれない。
そうですね。
100年経ってるしね。
都市伝説、バットマンは都市伝説になってるっていう風に言われてるし、
警察の公式な記録が全く残ってない。
そんなことある?
100年だよ。
たかだか100年。
18:02
いくら管理社会、政府の力が強い社会だからといって、
バットマンの存在をゴスタムから消せるもんかね。
バットマンって新聞とかにも残ってるからね。
紙媒体の情報とかに残っちゃうもんね。
そうだよね。
そう思うと、
逆に情報社会になった時に紙媒体とかは全部なくして、
全部デジタル化して、だからこそ編集しやすくなったとかあるのかもしれないね。
そしてバットマンに関する記述は全て消されたのか。
そういうわけで、本当に謎の存在なんだが、
でも100年前にはいたのか?っていうキャラクターですね。
今回のニアワンハントレットのバットマンの正体はなんだと思いますか?
本編では特に正解は?
特に明言はされずに終わっているんですが、
私はバットマンファンだと思いましたね。
フリークの一種かもしれないですけど。
今回お話の中でアーカムが閉鎖されてるっていう話が出てくるんですよね。
アーカムアサイラムもこの宇宙で終わったらしいんですが、
いろいろあってアーカムがなくなるっていう事件が起こってしまって、
どうやらこの時代にはアーカムがない。
そう思うと、逆に言えばアーカムに本来入れられるはずだったフリークスたちは、
おそらくこのゴスタムでは野放しになっている。
おそらくバットマン熱狂的ファンだった男が、
自分をバットマンだと思い込んだのか、バットマンになろうと思ったのか。
個人から男の子をもらって彼をロビンと名付け、
デジタルの得意な女性と仲良くなり、医者に自分の素顔を見せ、
なんとなく仲間っぽくなって、今回の事件が起きたのかな。
物語の冒頭を見ると、ある日突然バットマンが復活してるんですよね。
急にコウモリの格好した男が現れた。警察が大騒ぎになるっていう話なんですけど、
こんなことある?っていう話ですよね。
でも、さっきアーカムが消えたって話したけど、
アーカムに収容されてた人たちも全て含めて急に亡くなったんでね。
だから、ゴッサムをクリーンにするために何度も出ては戻りしてきた人たちを、
全部闇に葬ったんだよね。
この話では全て消したって書いてありましたね。
それと同時に、やっぱりバットマンの存在も消したんだろうな。
記録も。
超能力者みたいな人が全てのアーカムの住民を消してしまったので、
その時についでにバットマン的な人も消された可能性はあるね。
それで街の人たちの記憶も書き換えたのかな。
サイコパワーで。
サイコパワーでデジタルデータも変え、人々の記憶も消し、都市伝説としてうっすら残っている。
21:03
それでもやっぱり消せない部分っていうか、人々の心の無意識化の部分に残っていたものが、
都市伝説としてバットマンを延命させたのかな。
今回、政府はサイキック超能力者を自分たちの仲間にしてるんだよね。
解説というか、設定集というか、打ち合わせの中でそのサイキックが悪のプロフェッサーXのイメージだって書いてあったし、
プロフェッサーXだったらそのくらいのことをやってやれないことはないんじゃない?
街の人たちからバットマンの記憶を消す。
そんな中で、ちょっと一人の変質的なパラモニアの人がバットマンの記憶をどこかで見つけるんだろう。
紙媒体で残ってた。
で、「俺はバットマンになろう。父さん、僕はコウモリになるよ。」って。
なるほどね。確かにそう思えばいろいろ納得できる部分はある。
例えばお話の中で小さい男の子がスーパーマンの人形を持っているシーンがあるけど、
スーパーマンがおもちゃになるわけじゃないですか。100年後の世界でも。
にも関わらずバットマンの記憶が曖昧ならやっぱりおかしい。バットマンはおもちゃになるべき。
でも関わらずないってことは、やっぱり何がしかの操作が行われていてもおかしくはないですよね。
この子供がスーパーマンのおもちゃを差し出すシーンすげー好き。
バットマンにプレゼントするんですよね。
警察に追われているバットマンが民間に入り込むんだけど、そこに男の子がいて、
映画とかでよくあるね、扉の裏にいるやつね。
開けた扉で。
ここにバットマン来なかったか?来てないよーって隠まってくれるんだけど。
この男の子、こんな怪しいバットマンをよくな受け入れて助けてくれたよな。
いい子だ。
スーパーマンの人形を差し出すっていうことは、このバットマンに対して少なからずプラスの感情を。
嫌だと思わなかったけどもね。
今回のこのイヤーワンハンブレッドのバットマン。
やっぱり恐怖を煽るためにコウモリの格好をしているわけなんだけど、
牙?
入れ歯つけるんですよね。
入れ歯つけますね。
ギザギザの牙のような入れ歯をつけてビビらせるっていうシーンがたびたびあるんですけど。
この辺を見ると確かに変質的なところは感じますよね。
だから見た目めっちゃ怖いんですよね。
アートもいいんだよね、今回の作品。
そうね、アートの良さもあるよね。
ブーツとかもピチッとしてというか、威圧感ある感じで。
よく小さい子はこれ、バットマンを見てね。
24:02
民間にはまだバットマン信仰みたいなのがあるのかな?
民間伝承としてバットマンへの信頼が残っている。面白いね。
ゴッサムにはね、あるのかもしれない。
警官殺しの捜査をするバットマンなんだけど、
バットマンは最初の現場、警官が殺されたところにいたせいで容疑者として扱われるんでね。
バットマンがどういう状況で警官が死んだのかってことを思い出そうとするシーンがある。
このバットマンも我々のよく知るバットマンと同様、
すごい人間の限界に迫るような能力を持っていて、
記憶力もめちゃくちゃいいんだと周りから言われてるんだけど、
どうしてもどうやって彼が死んだんだかが思い出せない。
思い出すために何をやるかっていうと、瞑想。
バットマン、瞑想するイメージありますよね。
あるある。こういうちょっと神秘的な儀式みたいなことをするイメージあるよね。
オリエンタルな雰囲気の中で瞑想しがちみたいなところありますよね。
今回も、なんだこれ、魔法陣みたいなのを描いてるのかな。
神にロウソクをたくさん立てて、目隠しをして瞑想して、
自分が見た記憶を辿っていくっていうのがあるんだけど、
どうしても死んだ警官を撃った人の顔が思い出すことができない。見えない。
一方でゴードン警部の孫のゴードン警部。
孫ゴードン。
孫ゴードンも一方で調査を開始していくと。
その死体を見たり、監視カメラを見たりするんだけど、
あれこれ、バットマンが犯人じゃねえぞ。
バットマンはそうだね。警察全体としてはバットマンを追ってるんだけれども、
ゴードンの捜査した結果を考えると、やはりバットマンが犯人とは言い難い。
誰か別の犯人がいるんじゃないのか。
そうそう。っていうようなところに迫ったら、ゴードンボコボコにされちゃうんですね。
あらー。
だから結末から言えば、身内が犯人だったってことなんですけれども。
そんな風に迫っていくんだが、
俺この真相を暴くためにはバットマンが警察の内部に侵入したりするくだりの中ですごく好きなシーンがあって、
さっきも言ったようにサイキックというかテレパスが警察の内部にいるんだけど、
そいつがバットマンの正体をテレパシーというか洗脳というかコントロールで言わせようとするシーン。
言わせようとするシーンあるね。
これすげー好きですね。
この害虫め!お前の正体を教えるんだ!イエーイ!って言うんだけど、バットマンはバットマンって言うんだよね。
27:03
いやーいいね。バットマン知ってますね。
いや違う!悪魔もどきめ!マスクの下の素顔だよ!って言うんだけど、私はバットマンって言うんだけど。
これバットマン仕草ですわ。
おーバット仕草。
バット仕草ですよ。
ほうほうほう。
以前、あれ?なんかで紹介したかネットとかで見つけたんだっけな。
真実の投げ縄でさ、ワンダーウーマンとバットマンとスーパーマンがお互いの信頼を得るために、真実の投げ縄を持った状態で自分の正体を告白するっていうシーンがあって。
スーパーマンはもちろんクラークケンとカルエルだって話をするんだけど、バットマンはアヤムバットマンって。
いい性格してるよね。
まあそういうことでね、ここはグッときましたよ。
このバットマンが何者かは知らない。
まあブルース・ウェインではないだろう、その年齢的にね。
でも君はバットマンだよ。
それもしかしたら偽物かもしれないが、この部分入りでやっぱバットマンだったと言えますね。
もしかしたらダミアンとかの可能性も無きにしもう。
年齢的にはあり得るのかな。
ダミアン、それはないか。だからゴードンの孫がゴードンぐらいになる感じなんだから、バットマンの孫がバットマンぐらいになるような時間間隔だよね、100年。
ダミアンのさらに下の世代じゃないといけないのか。
でも計算が合わないか。
あのっていうか、あれなんですよね。
何度もクライシスが起こったせいで、計算が合わないんだけど。
まあでもおそらくこの作品においては、この作品世界ではクライシスっていうか、時間のリセットは行われなかったんだろう。
ああそうか、そうだね。
クライシスは起こらずにずっとまっすぐ時間が流れた世界か。
久しぶりにそういう世界見ますね。
そうね。アース2ってこと?
ああそうか。
まあいいや。ちょっともうこの辺話し始めると説明が多くなっちゃうからね。
だからいいんじゃない?バットマンの孫っていうのは可能性としてはね。
多いにありますよね。
あるある。あ、うんうん、辻褄も合うじゃん。だからバット警部は残ってんだよ。
はいはいはい。
データ消せなかったんだよ。
うんうんうん。
だからバット警部を見て、え、僕のおじいちゃんってバットマンだったの?
気づいて。
じゃあ、父さん僕はバットマンになるよ。
嫌な一族だなあ。
ダミアンに育てられたバットマンってちょっと面白いな。
それは確かに牙つけるかもね。
なんか辻褄が合ってきたな。
私警察好きなのはですね、最初の方なんですけど、この警察のトップが会議をしてるし、さっき言ったドーナツめっちゃ食べながら会議してるんですけど、バットマンにめちゃくちゃビビるんですよね。
30:03
何に一番ビビるかっていうと、正体がわからない奴がまだこの世界に存在するんだっていうところに衝撃を受けるんですよね。
そうだね。めっちゃ言ってるね。
やっぱりこの秘密の存在しない世界なので、こういう正体のわからない副面だとっていうことですよね。
副面ごときで正体を隠せるはずが当然ないわけで、でもそれにもかかわらず正体がわからない男が突然現れる。
バットマンの抱える副面あるいは秘密そのものがこの恐怖の源になっているというのがちょっと面白かったですね。
これが2039年の恐怖なんだね。
わかんないものとかほとんどなくなってるんでしょうね。妖怪とかいない世界なんですよね。
そうかそうか。
監視カメラがいっぱいあるから。
そうだろうね。
そういう世界で恐怖を生み出すのは何かっていうと、隠れているもの、秘密そのものが恐怖の対象になってくる。やっぱ面白い。
面白いね。
あとこの警察の追い方もさ、隠されたものを暴くことで彼らは秘密を追っていくわけですよね。
その監視カメラを分析したりとか、やり取りする通信を防御したりとか、孫ゴードンの健康診断の結果とかも知ってる。
知ってるというシーンあったね。
毎日飲んでる酢桃のジュースのおかげだななんてことを言ってますけど。
秘密を暴く方向で警察が追っていくからこそ、その秘密で戦うバットマン。いいよね。
暴けないバットマンが怖いんだ。
と同時に、やっぱこれ2006年ぽいなとも思ったちょっと。
なるほど。どういうこと?
やっぱりその、情報活動ってあるじゃないですか。
情報活動ってやっぱ時代によって流行があるって聞くんですけど。
へー。スパイについても詳しいの?
スパイになろうかなと思って。
カムスパイ?
スパイのほうをいくつか読んでたんですけど。
やっぱ伝統的スパイっていうのは、やっぱ人間同士の信頼関係ですよね。
イメージ的にはスパイファミリーですよね。
ジャンプ漫画の。
今アニメやってるんだっけ?
アニメやってるやつですよね。
例えば誰かに変装したりとか、あるいは誰かになりきって、人間の信頼を、つまり自分の立場を隠して信頼関係を構築して情報をもらう。
これがやっぱ最初のスパイの一番基盤となる。
古典的なスパイ?
古典的な。
ヒュミントっていうやつですよ。Human Intelligence。
次に時代に来るのがシギント。
シグナルインテリジェンスって言うんですけど、情報の防御ですよ。
まさにこの警察がやってる。
隠されたものを暴いていく。
監視カメラを使ったり、あるいは通信を防御したり。
インターネットを通じてハッキングとかをして情報を取っちゃうとか。
それがやっぱ次のシギントと呼ばれるもので。
今来てるのはおシントと呼ばれるオープンソースインテリジェンスが流行らしいですよ。
何かっていうと隠されたものじゃなくて、公開された情報から自分の知りたい情報を暴いていく。
で?どゆこと?
例えば実際にあった事例だと、中国で観光客が撮った写真をSNSにアップロードする。
実はその観光写真の奥の方には新型クーボの写真が写っていて。
33:02
おーなるほどなるほど。
隠されたものじゃなくて、普段みんながSNSとかでアップロードした情報によって情報分析する。
あーなるほど。今もう情報の量がとにかく爆発的に多くなってるから、
隠されてるものじゃなくて、出てるものから知りたいもの。
解釈と分析で暴いていくのが流行りらしいっすよ。
それを思うと2006年的な世界観ではあるよね。SNS存在しないし。
はいはいはい。そっかそっか。第2段階のところ。
警察が全ての情報を把握できる世界ですよね、まだ。
なるほどなるほど。
今だって確かTwitterって1分間あたり30万つぶやきぐらい出るんですよ。
あーそうなんだ。
YouTubeで確か1分で400時間投稿されるらしいんですよ。
それはもう多分警察でも管理しきれない爆弾の情報なわけで。
それは2006年的なものを感じるし、
多分今2039年を舞台にしたバットマンイヤー100と書くとしたらまた全然違うね。
そうかそうか。
警察出てくるんじゃない?
あー確かに。SNS検索してバットマンらしきものを見たっていう情報を集めて
追っていくとかね。
追っていくとかね。
あーなんかありそう。
すでにありそう。
ありそうありそう。
えー。まさかここでスパイの歴史を学ぶとは思わなかったけど。
でもこれ結構面白くて、スパイの業界。
例えば中東で、これも実際あった話なんですけど、中東にCIAの秘密基地があったんですって。
秘密基地あるのかよっていうのはちょっとびっくりしたんだけど。
実在するのかって思ったんだけど。
秘密基地って言葉がもうなんかロマンな感じで言ってるもんね。
で、そこのいるスパイたちですよ。
重砲員たちが、その基地の周りをぐるぐるランニングするのを日課にしてたんですって。
結果どうなったか。
やっぱ運動するとき、ジョギングのときみんなあれ使うじゃないですか。
エクササイズアプリ。
そのデータによって基地の形と場所がはっきり口取られて明らかになってしまったそうです。
マジで言ってんの?
これもオープンソースインテリジェンスで。
ギャグじゃん。
ギャグだよね。
そういうこともあるらしいので、やっぱり逆に今ね、今のバットマンがバットマンワンハンドルとかどうなるかとかね。
なるほどね。
考えてみても面白いかもしれないですよね。
そうか。
バカ。
でもそういうことってあるんだな。
東映のプレスリリースを見ることで、新しい仮面ライダーがわかるかもしれない。
わかるよね。だってプレスリリースしてるんだからね。
いやいやそうじゃなくて、商標登録とかね。
ああそうね。プラスチック製造会社の動向とかを見ることによって、新しいオモチャはきっと赤だなとか。
なるほどなるほど。なんか仕入れてる色を見て。
色を見て。
こいつスパイであれだよな。
やっぱりスパイってすごいんだよね。
この話、バットマンイヤーワンハンドレット以外にも短編がいくつか収録されていますね。
同じアーティスト?ライター?アーティストか。同じアーティストの話がいくつか入ってますね。
これね。正直あんま期待してなかったっていうのもあって。
ワンハンドレットがタイトルだし、これメインかなと思ったんですけど。
36:03
まあ面白かったね。
おまけの枠に収まらない面白さがあったね。
私一番好きなのは最初に入ってるバットマンインベルリンバットマン。
これマジ最高でしたね。
そうですね。これは1939年、つまりバットマンデビューの年を舞台にしてるんだけれども。
デビューした場所がゴッサムシティじゃなくてベルリン。
ベルリンに生まれたバットマンはいったいどうなっていたのかっていうストーリーですね。
まあ1939年、第二次世界大戦?
違うわ。アナチスだよね。アナチスドイツの時か。
この時代のバットマン。何やってたかっていうと、金持ちではあるんですよね。
金持ちかつ画家のブルース・ウェインではないのかな?確か名前は。
バルーク・ウェイン。
バルーク・ウェインが、実は裏の顔としてバットマンをやっていて、アナチスドイツに対抗していたっていうお話なんですよね。
私これ何が良かったって、画家っていう設定がマジ最高だなって思ったわ。
しかもこれキュビズムの画家なんですよね。
そうそう。私はキュビズムだ。
アナチスドイツといえば、ナチス芸術ですよ。
写実的かつ古典主義。本物そっくりに描くことで、政治的なメッセージを伝えるのがナチス芸術の特徴じゃないですか。
それに対するキュビズムですよ。
なるほど。
キュビズムって何かって説明できないんだけど、立体的なものを二次元に落とし込んでいくっていうのがキュビズムの考え方なんですよね。
だから重要なのは、画家自身がそれをどう見て、どう解釈して表現するかっていうのが重視されるので、
そのメッセージ性の強い、写実主義とはやっぱり対極にある考え方じゃないですか。
そっかそっか。
その画家をしながらバットマンをしている。
今回のバットマン、しかもちょっとアナーキスト的なところもあるらしくて、個人こそがリバタリアンだなんて書いてあったけどね。
そうですね。すごく政治的主張の強めのバットマン。
強めのバットマンで、政府そのものをあまり信用していないというバットマンだったので、その辺の解釈ともキュビズム画家っていうところが通じているところがあって、これ面白いなって思ったな。
いいですね。リバタリアンのバットマンってちょっと面白いな。
恐怖や抑圧の力では世界は勝ち取れないって、どの口が言う?
お前が言うんかい!っていうところもありますしね。
キュビズムね。
個人への信頼がすごく高い感じもバットマンっぽいなとも思いますね。
やっぱり写実主義っていうのがあって、そこから印象派とかが出てきて、ゴッホとかが出てくる頃には作家の内面性みたいなことがすごく重視されるようになったよね。
その先にやっぱりピカソとかキュビズムとかあるわけなんで、やっぱりそういう全体主義的な国家の中で子っていうものを大事にする。
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じゃあどういう職業をやらせるか。画家だっていうこの流れは。
確かに筋が通っててしっくりくる。
ピンク色のよくわかんないガウン着てたりして。
このイメージもね、ドイツの金持ちこんな感じなんですかね。
ファーがついてるガウン着てますよね。
まあでも確かにちょっとアーティスティック芸術家っぽいなっていう、ちょっとフェミニンな顔つけしてるし。
神経質そうなところとかね。あるある。
これロビン女性ですね。
そうそうそう、ロビン女性だし。あとユダヤ人なのかな?
あ、そうか。そうだね。ユダヤ人って確かどこかに書いてあったね。
だからお父さんお母さんは映画を見た帰りに殴り殺されたと。
そうだそうだ。
誰も助けてくれなかった。
で、コウモリに誓って自由のために立ち進む戦いに身を投じると。
でもやっぱちょっとバットマンイヤー100と少し通じるテーマみたいなのがあるのかな?
そうだね、メッセージ的には似てるよね。
管理社会全体主義的な考え方ではなくて、個人というものを大切にすべきだということですよね。
もしかしたらこのバットマンの100年後なのかな?
あーあるかもね。一番最後のページこんな風に書いてあるもんね。
バットマンの成長ぶりは誰もが知る終始の事実。彼の伝説は今も生き続ける。
この世界の2039年にまたバットマン復活してもまあまあ。
まあね、ベルリンからね、ゴッサムへ移動してね。
まあこれも一つのバットマンの魅力を表したエピソードですね。
はい。
それから収録されているのは順番に紹介すると、
ティーンエイジ・サイドキックってロビンを描いた作品ですね。
これもバットマン好きの人は結構スッと入ってくるかなと思うんだけど、
ロビンがバットマンにとってどういう存在なのかってね。
あーそうだね。
まあこんな子供をね、危険な、今回だったらジョーカーと戦わせといてっていう感じなんだけど、
もしバットマンにロビンがいなければ、
彼、バットマンもジョーカーと同じ孤独な闇の存在に、
ジョーカーのような心を持たない鬼畜に変貌してしまうだろう、なんて言ってて。
その出版史的にもね、やっぱり犯罪っていうものを扱ったダークなバットマンだったんだけど、
ロビンっていうね、緑と黄色と赤っていうさ、
軽色を使った子供っていうのを登場させたことで、
バットマン自体が明るくなったからね。
はーなるほどね。
そういう、まあもちろん当時、犯罪とかを描くのがなかなか難しい状況だったから、
まあそういう風に路線変更したわけなんだけど、その象徴となるキャラクターだよね、ロビンってね。
それがバットマン自身の象徴を保つ存在でもあったっていう風に読み換えてるわけですね。
42:03
だから長いコミック誌で見るとやっぱ、ロビンの存在がそういう風に解釈されるのなんか面白くて。
あーなるほど。
いいよね。
なるほどなるほど。
あとこの作品なんか最後、広告なのかな。
もっとコミックを読もうっていうコマで終わるんだけど。
リードモアコミックス。
これまたすごいよね。
あと最後に入ってるのが、バットマンブラック&ホワイトっていう白黒で描かれた作品の中から、
ブロークンノーズっていう短めの短編が1個あるんだけど。
これはバットマンが初めて鼻を折られた時の話。
いやーそうね。
この活動してるからにはいつかどこかで鼻は折られてるはずですよね。
鼻の骨折は初めてだ。
今回の骨折は童貞を喪失するのと同じ経験では?ってアルフレッドに言われてますね。
これは面白くて、鼻折っちゃったから笑うと痛むよっていう。
あーそうだね。笑うと鼻が痛くなるぜって言われて。
言われてって話なんだけど。
バットマンは笑わないからね。
そんなの全然大丈夫だよっていうことなんだけど。
ビランの犯罪者の鼻を逆に折り返して、その時に思わず笑っちゃうんだよね。
忘れてた。笑っちゃいけなかったんだ。くそーっていうお話。
いやいい短編。ちょうどいい短編ですね。
ちょうどいい短編ですね。いいな。
バットマンの短編何か書きなさいって言われた時にさ、よし初めて鼻を折られた時の話しようっていう。
発想がもう面白いよね。
確かに。
で、笑わないバットマンっていうキャラクターを笑った時だけ痛む。この鼻の骨折っていうのがキャラの中。
非常にまとまりのいい。
バットマンのキャラクターを活かした作品ですね。
作品ですね。
というわけで、バラエティに富んだ短編3本も付いて、結構分厚いんですけど。
読み応えありましたね。
面白い作品。面白い一冊ですね。
はい、というわけでバットマンイヤー100でした。
どんな人にもお勧めできる作品とは言えないけど、バットマン好きなら読んで絶対損はない名作だと思いますね。
そうですね。これ一冊で完結してるんで、読みやすいかなっていうのはなんかはないんだけど、すごく余白の大きいストーリー。
そうだね。
このバットマンの存在が消えて何があったのかとかっていうところは自分なりに補ってというか、想像していって楽しむような作品だから。
バットマンの知識が多ければ多いほど多分楽しみがあるものだよね。
だからバットマン好き向けかもしれないね。
確かに。
今回、表紙もそうなんだけど、バットモービルがバイクなんでね。
バイクですね。
このバイクがまたかっこいいんですよね。
かっこよかったこれ、確かに。
見つからないように地下道に隠しておくんだけど、どうやって隠すかっていうと逆さぞりにするんですよね。
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コウモリの形になるって。
おもちゃ欲しい。
おもちゃっぽいよね。トランスフォーマーとかでありそう。
ありそうなギニック。いいよね。
私そういう意味で好きだったのは、バットマンとゴードン、孫ゴードンがホログラム通信するシーンって。
未来社会なんでホログラム通信するんですけど、ホログラム通信なんで体の姿が見えるんですよ。
ゴードンがホログラム通信を受けると後ろに気づくとホログラムのバットマンが立ってるっていう。
ここでもこいつは挨拶せずに後ろに立つんだなっていうのが面白かったですね。
これが2039年版のバットマンあるある。
あるある。いわゆる普通の我々のよく知るバットマンはビルの屋上でゴードンが後ろ振り向くとバットマンいつの間にかいたっていうシーンだけど、
さすが未来ですよね。ホログラム通信がいつの間にかついていたっていう形であるあるネタやったりしてるんで、
これは個人的には面白かったね。
そういうあるあるを2039年版に置き換えてるっていう意味でも、やっぱりバットマンを知ってる人向けの方が楽しいのかもしれないね。
やっぱりバットマンの正体がわからないっていう点でもすっきりする終わり方ではない部分がある。
まあ一応事件は解決するけどね。
ただそれも良さだと思ってて、そういう分かりやすさがいいのかって話ですよね。
やっぱこう、写実主義と同じですよ。分かりやすいっていうのはこうね、いろんな政治的なことに利用されることもあるから、
やっぱり余白が多い。自分の解釈、自分の考えが生み出せるっていうのもこの作品そのもののテーマではあるし、キュビズムを描いてたバットマンも多分そう思ってると思う。
この作品ではバットマンが都市伝説になってるって言ったけど、そうやって正体が明かされなかったり、不明瞭な部分というか、
想像の余地みたいなのが多いことで、我々自身も都市伝説を味わってるかのように体験できるという意味では素晴らしい構成、演出意図なんだなって思いましたね。
はい、じゃあいつものお願いします。
はい、番組へのご意見ご感想があれば、ツイッターハッシュタグ、方訳あめあられをつけてツイートしていただくか、メールをお待ちしております。
メールアドレスは、あめこみあめあられあっとマークgmail.com、あめこみあめあられあっとマークgmail.com、あめこみのコミはcomiです。
語ってほしいアメコミのリクエスト、お待ちしております。
はい、本当に感想がさ、我々のモチベーションになってるんで、メールでもSNSとかでもどんどん言ってくれると嬉しいなって。
どこまでも追いかけて読んでいくんで。
特に我々ね、SNSやってないというか、
何の活動もしてないですね。
苦手なんでね、宣伝というかさ、いつも紹介してもらって本当にありがたいなと思ってます。
我々何の反応もしないんですが、ちゃんと見てます、聞いてます。
はい、というわけで101回目からもまたよろしくお願いします。
48:04
頑張っていきましょう。
せーの、バイバイ。
我々あんまりSNSでガンガン発信とかしてないから、やっぱりこのラジオのことを紹介してくれる人達って本当にありがたい。
感謝しかないですね。
アメコミファンでこの番組を聞いてくださっている方が発信してくれることもあるし、
同じアメコミのポッドキャットをやっているバットダディさんとかがラジオの中で話してくれたりとか、
あとアメコミのアーティストのグリヒル先生が聞いてますみたいなことをSNSで言ってくれたこともあって。
あったね、そんなことも。
毎回やってるとね、こんな良いこともあることもある。
良いこともある、やってて良かったね。
この前も別のポッドキャスト番組なんだけど、最近聞いているポッドキャストというトークのテーマの中で我々のラジオのことを紹介してくれて。
ありがとうございます。
おすすめのエピソードが、バーベルゾンビとシャーロックホームズvsゾンビ。
アメコミラジオだっつってんだろうってね。
ゾンビ界じゃねえか。