1. 邦訳アメコミ雨あられ【毎週土曜深夜更新】
  2. #088 バットマン:インポスター
2022-03-05 51:07

#088 バットマン:インポスター

~ 映画『ザ・バットマン』の公開日が近づいてきています。今回は『バットマン:インポスター』です。
~  冒頭、2.23全日本プロレス後楽園ホール大会で宮原健斗選手と大日本プロレスのアブドーラ小林選手が戦った話で盛り上がってますが、後でちゃんとバットマンの話になります。
~  番組への感想やリクエストなどがあれば「#邦訳雨あられ」をつけてTwitterに投稿するか、amecomiamearare@gmail.comまでお願いします。
00:03
この番組では、邦訳アメコミ出版社最大手の小学館駐営者プロダクション、通称小プロと、字面が似ていることから、大日本プロレスのアブドーラ小林選手、通称アブコプロ、アブドーラのアブ、小は小林の小だから小の字でね、漢字の。で、なぜかアブコプロって呼ばれてるから、実質小プロなわけですよ。
広い意味では確かに小プロだ。
アブドーラ小林選手を応援しております。
というわけでね、行ってきました。
2.23全日本プロレス高楽園ホール大会。
この大会のメインイベントで、全日本プロレスっていう団体で、最も権威のある3冠ヘビー級のベルトをかけてですね、王者宮原健人と、挑戦者アブドーラ小林がですね、通称アブコプロがですね、戦ったわけですよ。
いやー面白かった。
そもそも今回戦場であった全日本プロレスっていうのは、力堂さんが作った日本プロレスから、アントニオ・イノキの新日本プロレスとジャイアント・ババの全日本プロレスに分かれたわけなんだけど、だからもうとにかく日本のプロレスのメジャーオブメジャーなわけですよ。
はーもう老舗中の老舗みたいな。
そうそうそうそう。なんと今年50周年ですね。というメジャー団体で、その記念すべき50周年イヤーの初めてのその3冠ヘビー級の試合が、宮原健人vsアブドーラ小林だったんですね。
でその、いわゆる権威のある全日本プロレスに対してですよ。アブドーラ小林が所属している大日本プロレスは、名前こそ似てるんだけど、インディー団体なんですよ。
ファンはデスマッチとかを売りにしてやってるような団体で、スタッフとかもそんなにいないからリングの設定とかいろんな細々したことを全部選手たちがやってみたいな、アットホーム感があるというか。
アットホーム感ならデスマッチよ。蛍光灯で殴り合ったりするんでしょ。
もちろん。
うわー痛そう。
その蛍光灯もファンが切れた蛍光灯を送ってくれて集められてるんですよ。
ファンの愛情によって割れた蛍光灯デスマッチ。
そういうインディー団体なんですね。
大日本プロレスのwikipediaを見たら、昔クマを戦わせようとして、動物愛護団体からめっちゃ止められて実現できなかったと書いてあったけど。
我々のような、いわゆる王道を歩めないような人間からすればですよ。
当然全日本対大日本であったら、アブドーラ小林、大日本側の応援に熱が入っちゃうってもんじゃないですか。
王道はもう歩めないから邪道、邪道というのもアブコプロレスには失礼かもしれないが、また別の生き方を探そうだろうよね。
またね、今王者の宮原健人っていうのが、すごい俺を見ろっていうか、俺が俺が感があって、すごくエネルギーが体から出てるような。
03:11
どういうシチュエーションでも主役になっちゃうような、そういう花のある選手なんで、また良かったよね、対比がね。
試合直前に、どうしてこの2人が戦うのかとか、どういうイデオロギーの対立があるのかとかを、プロレスはVTRで説明してくれるんですよ。煽りVTRが。
試合前にそれが流れるんだ。
そこから2人のカラーがぶつかり合ってですね、試合が始まって。
最後は、アブコプロ165キロあるんですけど、宮原がそれをスープレックスでですね、2連発。2回投げてですね。
スープレックスでブリッジの対戦なんですか?
持ってブリッジするような感じでね、後ろに投げる。あれをやってですね。
でも165キロをスープレックスなんかしたら、もう確実に腰やりますよね。我々のような。しかもそもそも上がんねえか。
っていう熱い試合があってですね、良かったですね。
あと、プロレス見に行って、今日見に行って良かったなって思うかどうかって、締めのマイクが大事だと思うんですよ。
最後喋るんだ。
最後、勝った方が喋ることが多いんですけど。
試合後のマイクもすごく良くて。
そもそもアブドラ・コバヤシは、宮原健人と戦う理由がなかったんですね。
プロレスってさ、世界をランキング1位と2位だから戦うとかじゃなくて、やっぱこう、因縁というかさ。
団体同士の構想的なのがあるんですね。
戦いの理由が必要なんだけど。必要かどうかはしないけど、基本的にそういう対立構造を見せていく。
宮原健人とアブドラ・コバヤシが戦う理由ってあんまなかったんだけど。
アブドラ・コバヤシはもともと別の選手と戦う予定だったんだけど、その戦う予定だった選手が不勝で欠場しちゃった。
アブドラ・コバヤシの戦いは中ぶらりになっちゃった状態だった。
アブドラ・コバヤシはそこから、「俺は暫定王者だ!」って言い始めて。
もともとベルト持ってる人と戦う予定だったから、でもそのベルトも不勝欠場に伴って返上されちゃったから。
じゃあ自分は暫定王者だって言い始めて、別のトーナメントを勝ち上がって王者になった宮原に因縁を掛けて。
なるほどなるほど。
で、今回の戦いが実現したのね。
へー。
っていう経緯があったんですよ。
サクセスストーリーだ。
で最後ですね、試合後のマイクで宮原が、「おいアブドラ・コバヤシ!お前はわけのわかんないこじつけでファンを騙し、扇動して今日の試合にこぎつけた。何もないところから何かを作り出す。まさにプロフェッショナルだよお前。」
あーかっこいいね。
感動しちゃった。
俺が俺が感確かに出てるわ。
でもちょっと上から行くんだけど、相手を認めるっていう感じ?
06:00
俺様感あるね。
王道メジャーのチャンピオンがね、ずっと地下でいたさ、インディーのさ、超ベテランね、もう何十年もインディーでやってるわけ。それに対してお前プロフェッショナルだよっていうこの熱さ。
うーん、なるほどね。
最高でしたよ。話にいいですね。
なるほど。
それではやってまいりましょう。放薬アメコミ雨あられ。この番組はアメコミを扱うラジオ番組です。
毎週一冊のアメコミを取り上げて、その内容を皆さんにご紹介しております。
今週のアメコミニュース。小学館終焉者プロダクション。小プロですね。
小プロ本物ね。
本物の小プロがですね、各電子書籍にて、マーベルの女性ヒーローフェアを開催しています。
はー、なるほど。
ひな祭りだからかな。
なるほど。3月3日があるから、女性ヒーローが活躍するコミックスを出して、お祝いに一冊買って、親戚の女の子にあげてくださいということか。
この前もこのフェアの時話したけどさ、電子書籍ってやっぱ送り物に致命的に向いてない。
データをいっぱい入れたiPadをプレゼントすればいいんだ。
あー、なるほどね。もうそうか。
そしたらもうアメコミに興味なくなってもiPadが使える。
プレゼントはもうiPadをもらったっていうプレゼントの認識になるようだ。
例えば、我々がラジオで扱ったもので言うと、ブラックウィドウとか、あとウエストコーストアベンジャーズとか。
あー、あれ面白かったね。
あと他ので言うと、キャプテンマーベルとか、スパイダーグウェンとかですね。
なんか割と映像化してるような人たちが多いのかな。
あー、まあそういうのが翻訳されがちっていうのもあるのかな。
まあ最大30%オフということで。
ウエストコーストアベンジャーズはね、1巻はやりましたよね。
1巻やりました。
あれ面白かったじゃないですか。
陸上を走るサメから出てくるもんね。
グッとくる人はぜひ読んでほしいアメコミですね。
西海岸で陸上を歩くサメと戦うヒーローが読みたければ、マスト。
ドンピシャ。
あれ残念ながら、翻訳は本物もかな。2巻しか出てないんで。
じゃあこのフェアで買えば全巻揃えられるってことか。
俺も2巻買おうかな。
面白かったよね。
なんかね、2巻はね、アベンジャーズの名前勝手に使ったから、キャップが系統を起こるっていう。
やっぱ若者の味のね、若者だから行き過ぎちゃうとかあるもんね。
大人の事情とはまた別の倫理感ありますからね。
あのドラマ、ディズニープラスでね、ドラマホークアイを見た人は、ケイトとそれからクリントのね、次なる活躍が読めると思う。
その後がどうなったのか。
あとアメリカチャペスとか、今度のなんだっけ、ドクターストレンジの映画に出てくるキャラクターも登場してるんで、
なんとなくいいと思うよね。
予習になるかもしれない。
09:00
予習になるかもしれないってことね。ぜひぜひということですね。
はい、というわけで、この番組毎週一冊の方訳アメコミを取り上げてますんで。
今回のテーマはバットマンインポスター?バットマンインポスター?バットマンインポスター?
バットマンインポスター。
です。いよいよ来週に公開を控えてますね。
もう来週か。
映画。
映画ザ・バットマン。
ザ・バットマン。
に合わせて、なんとこれ先日全世界同時発売したんですね。
なんと、そんな売り方があるんですね。
いやだから気合い入ってますね。映画ザ・バットマンね。盛り上がっていきましょうよということで。
まあ新しい本なんでネタバレ注意ですね。
そうですね。出たばっかですもんね、確か俺も。
映画と同じ世界観の作品だということで。
この同じ世界観っていうところが、観っていうところがミソで、同じ世界とは言ってない。
バットマン出てくるから同じ世界観ちゃ同じ世界観ではある。
あのね、今回のライターであるマットソン・トムリンさん?ルーマニアの人なのかな?
マットソン・トムリンさんが映画の脚本にも参加してんだって。
そっから派生した作品ということで、同じ世界観。
じゃあやっぱ共通点多いのかもしれないですね。
どうなんだろうね。今回のこのコミックの方はバットマン活動の3年目っていう、どうやらお話だったね。
なんだけど、映画のバットマンは活動2年目を描いてるらしいんですよ。
ということなんで、このインポスターと映画がどういう関係になってるかは、まだ映画見てないからわかんない。
映画見ればわかるのかな?
いろいろ気づくところもあるのかな?
見てのお楽しみということで。
映画見る前に先に読むとしたら、今しかないタイミングですよね。
まあそうね。なんかさ、ちょっとこの後たぶん話すことになると思うけど、
このインポスター読むとさ、この3年間の間も結構いろいろあったっぽいじゃないですか。
確かにいろいろな時期があったっぽいよね。
それが映画でも少し描かれるのかな?
なるほど。
どうなのかな?
しかもこの同じ世界観っていうふわっとして言い方してるんで、もしかしたら全然違う可能性も。
同じ世界観って何なんだろうね?
バットマン本誌と今回のブラックレーベルみたいな関係なんじゃないですか。
設定とか共通だけど読み切りとして一冊で完結した作品みたいな。
だから直系列に並ぶわけではないんだよってこと?
逆にこれを読んでいるからこそも騙される伏線があるかもしれない。
まあそういうのを試すためにもね、先読んでから言ってもいいし、見てから読んでもいいのかな?
一緒に楽しめるんじゃないかと思います。
あらすじを簡単に説明しますと、ゴッサムで正体を隠してバットマンとしてビジランテ活動を始めたブルース・ウェインだったんですが、ある日バットマンの偽物が現れて犯罪者を殺す。
12:13
バットマン殺さずですもんね。
不殺のバットマンに対して謎の犯罪者を殺すバットマンが現れてしまう。
警察からも追われる身となってしまったバットマン、果たしてゴッサム死刑の追跡をかわしながら偽物の正体を暴くことはできるのかという話ですね。
インポスターが偽物みたいな意味の映画みたいですね。
今、DCブラックレーベルっていう話をちょろっとしてくれたけど、今回はDCブラックレーベルから出ている話ですね。
DCブラックレーベルっていうのは読み切りですね。いつも連載されているコミックスとは別の設定でやることで、作家性とかをいかんなく発揮した作品が出せるということで。
連載めちゃくちゃ数あるから全部読むのってもう実質不可能ですもんね。
そうだね。
ブラックレーベルだからそういう意味では読みやすくて、私は結構好きですね。
ブラックレーベルはしかもハズレないよな。
確かに。このラジオで何冊もブラックレーベルやってきましたけど、今のところハズレはゼロですね。全部名作ばっかり。
バットマンホワイトナイトとか、あれ本当に完結してるし。続編出たけど。
あれ1冊で完璧に終わってる。
1冊で完璧だったよね。だから買うときの目安にしてもいいんじゃないかと思うんですけども。
このバットマンブラックレーベルということで、いつもと同じ名前のキャラクターが出てくるんだけど、やっぱり立ち位置がちょっと違ったりしましたね。
物事の考え方とか、あるいは設定、あるいは見た目とかね。そういうのもどんどん変わってましたね。
そうですね。一番ショックだったのは、ペニーワース氏。アルフレッド。
羊のアルフレッド。
ちょっと我々も映画ザ・バットマンが楽しみだから、そこに向けてということで、先週の配信ではバットマンゼロイヤー。
ゼロイヤーやりましたね。
バットマン1年目のお話をやりましたけど、あれではアルフレッド・ペニーワースは、とにかくちゃんとブルースのバットマン活動を援護しつつ、本当はやめてほしい。
すごい献身的でありながら、一方でブルースの幸せも願っているっていうキャラでね。
他のバットマン作品でもさ、やっぱり両親を失ったバットマン・ブルース・ウェインにとって、アルフレッドって家族。唯一の年長の家族っていうかさ。
そうだね。父親に近い存在。あるいは父親みたいに描かれている作品もあったよね。
バットマンとしても頼れる優秀な相棒ということでね。
誰がいなければバットマン活動もできないと。
15:00
だってダークマルチバースにはさ、アルフレッドが死んでしまうのが嫌でさ、ロボット化したアルフレッドをロボ化しようとしてとんでもないことになったバットマンとかもいたよね。
それだけ特別な存在だったはずなんですけどね。
今回のアルフレッド…アルフレッドって名前出てこないんだっけ?ペニーワースって名前が出てくるんだけど、両親を失って怒りに支配されてしまったブルース・ウェインが手に負えなくてね。
精神科医のレスリー・トンプキン先生のところに来て、もう手に負えないんですよ。
うちの子はもう手に負えないんです。
私、ただの羊ですよ。こんなケアなんかできないんですよ。
教師でも福祉師でも精神科医でもない、ただの羊だって言って、薬の投与をお願いするんですよね。
もう薬で解決しようとしますからね。
薬で落ち着かせてくださいって言うんだけど、先生に断られるんですね。
薬の投与はまだ早いと思いますよ。つまりあんたは無能かと言って辞めたそうです。
こんな嫌なアルフレッドを見たくなかったわ。
羊を辞めたそうです。
今までいろんなバットマンを読んできて、いろんなアルフレッドを見てきたと思うけど、
こういうアルフレッドって見たことがない。
確かに言われてみれば、羊の仕事じゃないんですよね。
自警団活動を手伝ってあげたりとか、スパイ活動を手伝ったりとか、怪我の治療をしたりとか。
とはいえ、我々は羊の仕事が何なのかってのは分からないってところもあるから。
なんなら羊のイメージがアルフレッドで出来上がってるから、やっぱ衝撃ですよね。
確かに。
私知ってる羊、アルフレッドと、
花輪くんのジーヤだけど。
ヒデジーしか知らない。
あと昔ドコモの携帯についてさ、羊の羊くん。
いましたね。
3人くらいかな。
3人か。
3人とも何やってるか分かんないわ。
絶対他にもいると思うんだけど。
でもヒデジーとアルフレッドはかなり自分の羊感においてデカい気がする。
2人ともね、銃軍経験あるしね。
あと俺、メイちゃんの羊分かるわ。
メイちゃんの羊分からないなー。
S級羊みたいな。
えー、めっちゃすごい羊。
まあでも、だいたいアルフレッドと同じくらいの有能さだったよ。
私は黒羊知ってるわ。
俺はそっちは知らないわ。
めっちゃ強い羊だったわ。
やっぱアルフレッドもね、銃軍経験があるから。
確かに。バトルにも強いからね。
羊って基本強いでしょ。
まあ確かに羊とメイドは強いっていう擦り込みはあるわ。
ということでね、あのさ、前役が逆転したさ、E3っていうところにもさ、悪のアルフレッドがいるわけだ。
逆転するとアルフレッド悪になるの?
だって、バットマン悪になるから、まあバットマンっていうかオールマンになるんだよ。
あーなるほどね。
だから外で羊も、だから付き合ってくれるんですよ。
あーちゃんとオールマン、悪バットマンの活動に。
18:01
だから初めてだよ、こんなバットマンについてこない。
バットマンを見捨てるアルフレッド。
衝撃的でしたね。
これショックだったな。
あと、いわゆるコミックスというか、今まで描かれてきたバットマンで、バットマンの仲間といえばゴードン。
ゴードン。
警部ですよね。
ゴードン本部長、ゴードン警部。
これもこの話では、たぶん仲間だったんだよね。
いたらしいというのは出てましたね。
一緒に不正を、不敗か。
ウォッサムの司法システムとか警察の不敗と戦ったんだけど、その過程でバットマンと仲良くしたがゆえに、追放されたのかな?
職を追われてるっぽいんですよね。
元警部って呼ばれ方してたもんね。
辞めてるみたいですよね。
というわけで、ゴードンもいないということで、かなり孤独なバットマンでしたね。
確かに、友達いなさそうというか、ワルフレッドとゴードンいないと彼はコミュニケーションを取れる相手がいないので、孤独でしたね。
孤独でしたね。
本当に一人ぼっち。
そんな中、今回味方として唯一登場するのがレスリー・トンプキンス先生。
さっきも言った精神科の先生ですね。
レスリー・トンプキンスわかるよね?
たまに出てきてる気がする。名前は見た記憶があるけど、あんまり顔とかイメージは知らない。
お医者さんキャラでたまに出てくるかなっていう気かな。
お医者さんキャラで。結構福祉的な活動をしてる。
貧しい人たちのところでお医者さんやったりとかそんなイメージあるな。
あるよね。レスリー・トンプキンス先生は普段のコミックにも出てくるキャラクターで、幼い頃から、バットマンの正体知ってますね。
ブルースがバットマンってことを知ってて。
あ、そうなんだ。
そうそうそう。で、やめなさいってめっちゃ言ってくるキャラですよね。
なるほどね。
が今回出てきますね。
たぶん本編だと白人女性だけど、今回はアフリカ系の女性になってましたね。
そういう置き換えはありますが、なんとなくポジションはコミックと似たような感じかな。
バットマンの正体も知ってるし、やめなさいとお勧めしてますよね。
お勧めしてますね。
そうですね。レスリーだけが物語開始時点では唯一の味方、味方というか、味方というか、バットマン活動は全然支援してくれないですね。
夜明けまでに必ず私のところに来なさいと。
カウンセリングを受けに来なさい。この関係性ちょっと私は面白くて好きですよね。
バットマンの正体を知ってるからバラされたくなかったら毎朝私のところに来て話をしなさいとカウンセリングを受けなさい。
自分の患者である以上は守秘義務が生じるからあなたの正体を告白しないでいるわということですね。
これはなかなかいい関係だったね。
それから元々のコミックスにいるキャラとしては、ヴィランは結構聞いたことのある人たちが出てきましたね。
21:06
ペンギンとか出てましたね。
ペンギン出てましたね。あとコマだけですけど、ブラックマスク。
あとセリフだけだけどザーズっていう連続殺人犯も出てきましたし。
あと結構その作品の中で出番があるキャラクターとしては、ラットキャッチャー。
ラットキャッチャーめっちゃいいキャラしてた。
ラットキャッチャーはいいキャラ。結構印象に残るキャラクターでしたね。
ラットキャッチャーはスーサイドスクワッドの映画で2代目ラットキャッチャーの娘が出てきましたよね。
ステッキを使ってネズミを操る。
コミックスの方ではこの人がラットキャッチャー。
なるほどね。
初代ラットキャッチャーですね。
それからもう一人印象的なキャラクターとしては、スカーフェイスっていう福和術の人形とコンビ組んでる。
ベントロークエストだっけ?福和術師のヴィラン。
彼もたまによく出るキャラクターのイメージ。ヴィラン大集合の絵の中には必ずいる。
それこそさっき言ったホワイトナイトにも出てきましたね。
彼も今回はちょっといいキャラクター。
あんまり彼のストーリーを知らなかったんですけど、いいオリジンだというか面白いなって思いましたね。
オリジナルキャラクターとしてはヒロインが出てきますね。ブレアウォン。
中国系の警察官。
ゴッサムの刑事ですかね。
彼女もバットマンの正体を追っているんですが、私、彼女が最初読んでる時にバットマンの偽物の正体が実は彼女だったっていうパターンか、
あるいはブラックレベルなんで、ブルース・ウェインが死んで、彼女が2代目バットマンを就命するっていうパターンかなって思ってたんですよ。
バットマンの副名を手に入れるシーンとかあるじゃないですか。
彼女のブレアウォンって名前がブルース・ウェインと同じイニシャルじゃないですか。BWだから。
ほんとだ!
もしかしたら彼女が2代目になるのかなとか思ったんですが、特にそんなことはなかった。
ただ、バットマンの存在で鏡写しになるようなキャラクターになっているので、その辺もあって同じイニシャルになっているのかなと思ったね。
そうだね。このヒロインのブレアウォンも両親を目の前で強盗によって射殺され、街を良くするために彼女は犯罪と戦う警察官になったというオリジン。
あ!ブレアウォンね!ブルース・ウェインね!気づかなかったわ!
あ!そうか!そこに書読でピンときた?
2回目読んでたよ。でもウォンさんって名前なんだろうな。
24:01
なるほどね。でも最初にピンときてたら、こいつが犯人かもなっていうワクワクで読めたかもね。
確かに。もっと深く読んでおけばよかった。
今回のバットマン弱いですよね。
そうね。やっぱり序盤のバトルシーンなんかも結構普通のチンピラに苦戦してますよね。ボコボコにされたり、ナイフで刺され、銃で撃たれ。
メンタル的にもやっぱりちょっと弱いとこありますよね。
心も弱いし、戦いでも弱いし、やっぱりアルフレッドにはきついものがあるんですかね。完全に一人でこの活動をしてるわけだもんね。
映画と同じ世界観ということで、リアリティ重視な部分はあるのかなっていう気はしましたね。
ブルース・ウェインの屋敷が出てくるシーンとかもあったけど、家の中空っぽだったしね。
ちょうどひんに布がかけられててね。
引っ越ししてそのままですみたいな感じで。生活力も低そうですよね。
アルフレッドってすごいな。一人であの屋敷管理してるんだもんな。
地下基地もでかいからね。あれも全部掃除してるだろうから。すげーわ。
リアリティを求めたためかわからないけど、今回のバットマンの設定面白かった?
街中にワイヤーが。
ゴッサム州のビルとビルの間でワイヤーを巡らせて、その間を滑車で滑ることによって飛んでるように見せかけるっていうね。
バットモービルもね。一台じゃないんですよね。
6万5千ドルのバイクを街中に置いておいて、いつでもそれを乗れるようにしてるという。
リアルかっていうとすげー嘘なんだけど、ある種のリアリティあるよね。
進出鬼没なバットマンとかっていうのを、実現可能なレベルに落とし込むとこういうことになるよね。
世界一の探偵とか言われてるけど、実際発想力とかというよりは、街中の監視システムをハッキングして監視カメラで情報を集めたりとか。
操作力もさ、そんなに高くないよね。
バット警部とかバットコンピューターとかがないからかな。
そういうことか。秘密基地がないから、結局警察のデータベースが一番充実してるから、それを何とかして利用しようっていう方向になりますもんね。
今回、全3話のお話なんだけど、1話の引きすごくいいよね。読んでてドキドキしました。
1話ラストどうなんでしたっけ?
バットマンが犯罪者を殺したことで、今までミスしてもらってたけれども、警察の追及がこれから激しくなる。
もしこの事件、バットマンが人を殺すっていう事件が続けば、こっち側推理するためのデータは揃うんだけれども、
27:08
その代わりに警察からの追及によってはどんどん厳しくなってきつくなってくる。
だからブルースウェインとしては偽バットマンを捕まえたいけれども、警察に捕まるわけにもいかない。
もし僕が先に警察に捕まってしまったら、っていうところでページをめくるとピンポーン。
はい、私は刑事のブレアウォンです。バットマンについてお話を聞かせてくれますか?って言ってくる。
確かにすごい引きだ。
いい引きだよね。
結構第1話じゃ長かったんだね。
そうそう、今回は普通のアメコミ一冊と同じような厚さで、全3話しかないから、一話一話厚かったんだね。
なるほどね。
ヒロインと出会うわけなんですけれども、今回別にブルースがバットマンの正体だっていうことをね、分かってきたわけじゃないと。
単純に、さっき言ったバットマンのバイクのタイヤの製造元がウェイン産業だったと。
で、明らかに金持ちがスポンサーとしてないとこんなことできないっていうことも結構分かってるので、金持ちであるブルースメンのところに来て、
なんかご存知ありませんかと。
言ったんだけど、いや全然何も分からないですよって。もし会社のツイートを見たかったら見て構わないですよって。
なんでそんな怪我してるんですかって。
いや最近ご不信説習ってて。別に隠すことなんかないんで、良かったら次のレッスン来ていいですよとか言って。
どうなんだろうね。
めちゃくちゃ怪しいですけどね。
うん、怪しいですよね。
やっぱさ、がたいいいでしょ?それなりにきっとね。
熱いしね。
あ、でもあれか。向こうのセレブって結構体鍛えたりするもんね。
あー確かに金持ちほどいい体してるとかね。よく聞きますよね。
あるあるなのかな。生傷が耐えないのはあるあるのうちに入ってくるのかな。
どうなんだろう。映画とかでもさ、スキーやってて骨折したことにしましょうとかさ、そういうのよくあるじゃん。
あーあるある。めっちゃ見るわ。
どうなんだろう。怪しいけどな。
で、さっき言ったように、バットコンピューターもないし、操作状況を知るためには警察に近づかなくちゃいけないということで、自分のところに来たブレアをね、駆読わけですね。
駆読のあれだよね。僕たちには共通点があるみたいなさ、あるあるの、俺たちって似てるよねっていう、あるあるの駆読き方をしようと思うんだけど。
両親が目の前で殺されたってこと?って。いやそうじゃなくて。
二人とも同じ大学を中退してるよね。ブラジルに行ったことあるよねとかって言って、これなかなか作詞ですよね。
あーなるほどね。
相手の気持ちを揺さぶってるよね。
はいはいはいはい。
30:00
ネガティブな思い出を引き出して。
相手を引き出した上で。
プライベートのことを引き出してね。
なるほどー。
なんかでも、駆読の方が下手ねーみたいなこと言われてますね。女性の誘い方が上手くないのね。
ブルース・ベインはどうしてもプレイボーイキャラみたいなのもね、本来はありますから、この辺もやっぱ違いとしてあるのかな。
だけどさっきも言ったようにさ、やっぱ今回メンタル的にも弱いじゃないですか。
このブレアとの関係のことも、カウンセリングの一環としてなのかな?レスリー先生に話すんだよね。
はいはいはい。
僕は彼女に恋をしたっていう。
このシーン、見開きなんですけど、めっちゃいいですよね。
バットマンはこんなこと言うんだなっていう感じ。やっぱ新しい一面見られて。この辺もね、ブラックレーベルの魅力ですよね。
そうねー。
普段知らないバットマンが見られるっていう。
あのー、そうね。操作情報を引き出すために近づいた女性にマジで惹かれちゃうっていうの。
本気で好きになっちゃうっていう。
なかなか、なんかね。
結構ポンコツっていう感じがしますよね。
なんかちょっと安い映画みたいですけど。
あのー、今回アートがすごくて。
はいはいはい。
えっと、なんつうんだろうこれ。難しいなー、このアートの良さを。いつも思う、アートの良さを言葉で表現するのって難しいよね。
ニセバットマンと対決するシーンなんかはすごく対照的にコマとかを配置したりとか、コマの中の絵とかを色彩で対比したりとか。
そういう対照的な英語がすごく多いのがまずわかりやすい凄さですよね。
あとアクションシーンでダメージが入った部分だけ小さい枠でくくって白黒にするやつも好きですね。
ここで顎が折れたんだなとか、ここで肩打たれたんだなとかっていうのがわかる。
確かに確かに。アクションシーンに動きがありますよね。
あとさっきさ、ブレアとブルースが対比構造になってるって言ったけどさ、見開きで上下なんつうの。
上下逆でね。上の段にはバットマンの話が左から右に流れていて、下の段では上下反転してブレアの話が。
だからブレアのセット部分の文字を読もうとすると、一回コミックスをこうひっくり返さなきゃいけないっていうね。
吹き出しの中も全部裏返ってるっていうのがありましたね。
っていうシーンとかあったりね。
やっぱ二人とも両親を殺されてそれに対する対応の仕方が対照的。目的は一緒だけれども、
一人は自警団としてバットマンのコスチュームを身につけて、もう一人は警察官として街を平和に保とうとしているっていう点で似てますもんね。
あとコマがさ、例えばコウモリの形してたり、コマの後ろに絵が描いてあったりとかさ。
そうなんですよね。なんて説明したらいいのこれ。
ワクセンの向こう側って言ったらいいんですか。
そうね。もう勝手読んでくれということなんですけど。
33:02
コマの後ろ側に絵が描いてあるんです。
めっちゃ頭悪そうでいいね今の。コマの後ろに絵が描いてあるんです。
で今言ってさ、僕は彼女に恋をしたのシーンもさ、キスをする、雨のなくキスをする二人の印象的なシーンで描かれてるんだけど、
後ろ側にさ、コウモリシーンがさ、めっちゃこっち見てるんですよね。
巨大なコウモリが。
巨大なコウモリが。
今回やっぱりバットマンの、ブルース・ウェインの心の中には悪魔がいると。
怒りだよね。
怒りがあると。
あるんだっていう話してましたけど、ここもね。
ヒロインに恋をするブルース・ウェインと、その裏でやはり怒りに燃えているコウモリが見てるぞっていうのが伝わるシーンでいいよ。
怒りに満ち溢れたブルース・ウェインって感じですね。
こういう表現ってさ、やっぱり白黒じゃなくてさ、フルカラーでかつこうちょっと黄板?半が大きいじゃないですか。
本自体の大きさが大きくないと成立しないよね。
だからアメコミならではとは言わないけど、アメコミだからこそやりやすかったというか。
いわゆる日本の漫画の単行本とかだとなかなか目にかかりにくい表現だよね。
そうだよね。こういう感じっていうのはちょっとやりにくさはあるよね、きっとね。
メディアの特性としてね。
どうしてもね。
というわけで今回お話も面白いし、アメコミの良さもあるからぜひぜひ買って読んでいただきたいですね。
あとがとにかくいいですよね。
あといいですね。
そんなことを言っときながら、ブレアから無事に捜査資料を盗み出し。
街中に監視ネットワークがあるんだけど、それバットマンのものじゃないんだよね。
ウェスカー社っていう、別のこの街に多大な貢献をしている企業。
別の会社の民間警備会社みたいなものなんですよね。
その会社の監視ネットワークを非合法的に奪い取って、それを使って自宅から見ていると。
それを取りに行くためにわざわざ乗り込みますもんね。
バットマンのコスチュームを着てね。
バットマンのコスチュームを着て会社に突入。
いやーすごいな。弱いバットマンですよね。
装備が整わない。
で、普通に捕まりそうになり、警察に取り囲…。
じゃないや、ごめん嘘。
その結果、偽バットマンの協力者がわかるよね。
それがさっき言ったラットキャッチャーだったんだけど。
このラットキャッチャーがですね、警察に捕まるんで、その前にこっちも情報を得なきゃなんねえなというわけで、
警察が誤想しているラットキャッチャーをね、取り返しにというか、会いに行くんですよね。
36:00
バットマンが襲撃するわけですね。
すごいよね。警察を襲撃するとは思わなかったよ。
意外とバットマン今回…。
めちゃくちゃ真正面からね。
確かに。警備会社に行く時も正面喧嘩から入って行ったし、警察からラットキャッチャーを助けるというか、拉致する時も正面から行ってますもんね。
で、ここの場面でブレアとね、バットマンとして対峙することになってしまう。
で、蹴り飛ばす。
蹴り飛ばすのはいいんだけど、蹴り飛ばした後、めちゃくちゃ後悔してますね。
人生で最低の行為だ。
カウンセリングで答えてますね。
あーこれやっぱ、あれだね、味方がレスリー先生しかいないっていうのが聞いてるね。
しかもこの2人の約束によってさ、毎日会って話をしなくちゃいけないっていうのがさ。
バットマン活動の裏でブルースがどういう気持ちだったのかっていうのをさ、描く。
本音を引き出せるわけですね。
舞台装置になってますよね。
面白いなぁ。
で、まあなんやかんやってですね、犯人を特定することができる。
で、犯人は、言っちゃうと、ハッチャーっていうですね、ゴッサムの警察だったんですね。
ゴッサムの警察官が実は偽バットマンとして悪人たちを次々射殺していたということが明らかになる。
ブレアの捜査資料を盗んだことで、実はその偽バットマンに殺されていた被害者が、バットマンのせいで罪を…
罪を軽くなって釈放されてしまったやつらだったってことがわかる。
非合法な存在であるバットマンによって捕まった犯人たちは悪いことはしてるんだけれども、捜査手法が非合法だとその捜査というか、精通せなくなるので釈放。
それに対する怒りに燃える。これも怒りですよね、警察官が。
偽バットマンとして彼らに正義の鉄椎を加えていたといったところですかね。
犯人たちが不正行為を働いていたので、司法行為の不正をバットマンが暴いたがために、その犯人が裁いた犯罪者たちが逆に野放しになるという矛盾が生まれてしまって、そこにブチ切れた警察ハッチャーが、偽バットマンとして犯罪者を裁いていた。
これ、ハッチャーが真犯人だっていうのはバレバレじゃなかった?
えー、全然私気づかなかった。
本当に?なんかさ、物語世界にいるバットマンはさ、ブルースはさ、ハッチャーにたどり着くまでさ、たくさん情報を集めなきゃいけなかったけど、我々読者視点で見たらさ、容疑者絞られてるじゃん。
私、初見の人が、全然関係ない人が、偽バットマンとして活動してるってパターンかと思ってたわ。
39:01
あー、そっか。
バットマン活動に影響を受けた誰かっていう。
あー、そっか。その線もあるか。つまりずーっと見てて、えー、こんなやつでしたよ、じゃじゃーんっていうパターンか。
そうだね。あるいはもう、正体は最後までわからずじまいとか。
はいはいはいはい。いやでもね、あの、バットマンを捕まえるためにさ、ゴッサム死刑が集めた、えー、愉快な仲間たちいたじゃん。
あー、捜査官一同集合のシーンありましたね。
87文書の刑事。
そうね、87文書シリーズで有名な。
あの87文書の。
ニューヨークを舞台にした警察小説。
とか、デジタル分析犯とか。
ハッチャーとか。
殺人家の刑事とか。
はいはいはい。
いう風に、ご丁寧にご紹介があったのに、こいつら活躍しないじゃん。
一切出てこないね。
で、そういうことなんじゃないかなとか。
あと彼が、えっと、ハッチャー、真犯人のハッチャーがさ、
えっと、まあ、バットマンが、偽バットマンが殺した人たち、全員犯罪者だと。
っていうお話があった時にさ、バットがキレてゴミを始末したが、彼にボーナスは払うべきだな、とかって言って、
偽バットマンの行動に好意的であるっていうことがね。
なるほど。
そこでポイントが増えるわけですね。
あと、この警察署のシーン。
コマが遠目に見ると、警察のバッチになってると。
あー、ほんとだ。
で、このハッチャーの今の空談の発言の件のところは、警察のバッチが逆さまに描かれてるっていう。
あー、すごい。ほんとだ。
全然気づかなかった。
あー、言われてみれば確かにめちゃくちゃ怪しいじゃん。
めちゃくちゃ怪しいなと。
結局ね、ハッチャーだったということですね。
はい、というわけでバットマンインポスターでした。
いやー、これラストシーンが私すごい好きなんですよね。
あー、いいですよね。
ラストシーン、まあ簡潔に説明してしまうと、バットマンがカウンセラーを紹介するっていうオチなんですけど。
もうこれが私、泣くほど感動しましたね。
そうですね。
このシーンを描くために、この漫画はずっとこれを描いてきたのか。
気づかされるラストシーンだったんですよね。
はい。
つまりバットマンって両親を殺されて、二度と起こさないためにバットマンになったわけじゃないですか。
そうですね。
で、一方でそれに対比する形で、今回の作品はボーンっていう存在がいる。
つまり両親を殺されて、それをなくすために警察に会った。
光と影みたいな存在で対比してて。
それをすると面白いんですけど、その先に何があるのかっていうところをまずこの作品描いてるんですよね。
じゃあ、バットマンのように自警団として街を守り続けると何が起こるかっていうと、生傷が絶えない。
寝不足で暴力に満ち溢れた。
メンタルもボロボロになる生活が回ってると。
そうだね。
かといって、ボーンのように正しい社会のために、怒りに基づいて正規の行動でね、正していこうとすると、やっぱりその行く先には、
当然やっぱり怒りが原動力にあるせいで、ハッチャー先輩がいるわけですよ。
なるほど。
ハッチャーはやっぱり怒りを原動力に、世を正そうとして偽バットマンになってしまったわけじゃないですか。
なるほど。
やっぱりそういう怒りを元にした行動をしている限り、正義の行いってなかなか成し得ないわけじゃないですか。
42:05
それに対して、じゃあどうやって悪事というか、悪い奴らを裁くのかっていう問題が出てくる。
そこで出てくるのが、今回私すごい好きなキャラクター、ラットマンっていうキャラクター。
ラットマンはさ、社会からすごく搾取され続けてきた男なんですね。
犯罪に巻き込まれたりとか。
そうだね。
犯罪に巻き込まれるってことは、要するに社会全体の社会構造の中で犯罪に巻き込まれてしまうわけで、社会が良くないから当然犯罪に巻き込まれてしまう。
その結果として彼はバットマンに憧れて、バットマンのために働こうとするわけじゃないですか。
そうだね。
ダイナミックデュオだぜ。
言ってた。
結局、彼は偽バットマンに協力した悪者として警察官に逮捕されてるんだけど、その善悪ってすごく曖昧というか。
まあ、そうね。
バットマンが殴り飛ばしたところで何も問題は解決しないじゃないですか。
そうだね。
あるいはハッチャーみたいに、じゃあ全員射殺していけばいいのかっていうと、そういうわけにもいかないし。
まあ、そうね。
じゃあどうするのよって言ったときに、最後、この話の後半。
実はこの偽バットマンの存在によって、もっとさらなる怪物を生み出してしまったんだっていう本のセリフがあるじゃないですか。
はいはい。
バットマンと偽バットマンの対決によってさらなる悪役、最悪の事態が起こる。
ヴィランが。
最悪のヴィランがこのゴッサムに生まれるんだっていうふりで、これついに福和術師誕生かっていうふうにフリをしておいて、
次のシーンでその福和術師がカウンセラーのところ、ホップキンス博士のところに訪れて、
友達の紹介できたんだって言って、そのバットマンの、バットロゴですか、の書かれた紙を見せるっていう。
コウモリマークをね。
コウモリマークを見せて、カウンセリングを始めましょう。
はいはいはい。
結局怒りに基づいて何かをしても物語は良くならない。
怒りとか孤独とか苦しみに一番重要なのはカウンセリングであり。
なるほど。
誰か自分が愛するボンのような存在かもしれないし。
なるほどなるほど。
多分バットマンはそのボンとの関係の中で怒りじゃなくて、愛情の大切さというか、人との交流の大切さっていうのをきっと学んでいったんじゃないですか。
なぜなら彼はアルフレッドがいないからそういうのをずっと味わえなかったわけで。
おーなるほど。なるほど。
その中でさらにカウンセリングを繰り返していって、コミュニケーションって悪くないのかもしれないって多分思ったんでしょう。
だからこれからビランになろうとしている彼、名前忘れちゃった。
えーと、アーノルド・ウェスカー。
アーノルド・ウェスカーにカウンセラーを紹介してあげる。
なるほど。
彼もアーノルド・ウェスカーも父親の怒りによってその父親を殺そうとする。
自分は福和術の人形に操られてるって思い込んでるキャラクターなんですよね。
その福和術の人形が自分に言うのは、
親父を殺せ、父親を殺せ、お前を酷い目に合わせてきたら親父を殺すんだ。
っていうことをずっと繰り返して言われている。
45:01
それと出会ったバットマンがやったのがバットカウンセリング。
なるほど。
カウンセラーの紹介。
カウンセラーの紹介。
ホップキンス博士を先生を紹介してあげる。
めっちゃカウンセリング。
もう全てのテーマがこのワンシーンに集約する、収まってくる、グッと。
これまでのいろんなエピソードが全部このためにあったと。
確かに。
あーなるほど。
ちょっと今、お話、今回ね、このラジオの話の中で、
ベンドリー・ロクエスト、アーノルド・ウェスカーの話、あんまりしてなかったけど、
今回ブルース・ウェインのお父さんも結構厳しい人だったっていうセリフがあって。
実は僕の父親も厳しい。
お金持ちの父親は息子にそう辛く当たるんですよね、みたいなシーンがあって。
言ってたよね。
だからアーノルドとブルースも実は共感する部分があって。
似たもの。
ボンとはまた違う意味で、その2人が似ているところがあって。
で、一方でレスリー先生は、ブルースの力になれたのかなっていう風に自分でちょっと悩むんでね。
自分自身を癒すことを始めてほしい、なんていう風に言ってたところで、
このバッドカウンセリング紹介ですね。
バッド紹介状を持ってきた。
バッド紹介状が出てきて、っていうのがめっちゃいいよね。
めっちゃ感動するんですよね。
すごく綺麗に全部のお話が収束したよね。
そして、悪者を殴ったり撃つんじゃなくて、悪者とされてる人間を救うことが大事なんだっていうオチに連れて行って。
そして、さらに一番最後のページは、墓前のシーンではあるけど、まず自分の両親ですね。
トーマス・マーザー。レイン夫妻の墓を供えて。
次にウォンの両親ですよね。撃たれたりウォンの両親に花を供えて。
最後にオーティス・フラネガン。ラッドマンの墓にお花を供えて。
つまり助けることができなかったラッドマンですよね。
適切なカウンセリング、あるいはバッドマンに憧れていたからバッドマンが、
それこそ本当に助手じゃないけど、関係性を持っていれば救えたかもしれない彼の墓にお花を供えて。
いや本当だ。今ちょっと鳥肌立ってきちゃった。いいイラストだね。
めっちゃいいイラストだよね。
またこの彩度の低いというか、落ち着いた色合いのアートの中に赤が生えてますね。
確かに真っ赤な花がね。
いや最高だわ。この墓を後にするブルースの後ろ姿でね。
いい作品でしたね。
ブラックレーベルの素晴らしさを満喫できてしまいましたね。
おすすめだね。
みんな読みましょう。
映画ザ・バットマンの絵の期待もね、イヤガオンも高まってきましたね。
だってこれを越えてくるわけでしょ、映画は。
ハードル上げてるね。
すごいよね。
でもなんか試写会に行ったバットマン好きな人たちの感想みたいなものを聞くと、おおむね好評のようなんで期待できますね。
48:11
楽しみですね。
我々も来週は映画のインスパイア元となったとされるバットマンエゴをやりたいと思いますので、まだまだバットマン盛り上げていきましょう。
頑張りましょう。
いつものお願いします。
我々邦訳アメコミアメアラレでは、プロレスラーの応援だけではなく、お便り募集をしております。
なるほど。
番組へのご意見・ご感想あれば、Twitterハッシュタグ、邦訳アメアラレをつけてツイートしていただくか、メールをお待ちしております。
メールアドレスは、
語ってほしいアメコミのリクエスト、お待ちしております。
来週はコミックを読んで、映画を見てこのラジオを収録できればなと思います。
映画の話もできたらいいですね。
ちょっとね、今やっぱ世界情勢が不安定なんで、仕事が忙しくてその影響で。
社会って全て繋がってるんだなって日々思いますね。
社会って本当に脆いんだなって思いました。
こんなことが起こるなんてっていう大きな変化がファーって起こっちゃうよね。
起こっちゃうよね。
みんなアメコミ読んで、正義とか正しさとか、そういう平和のものを考えたほうがいい。
確かに、いろんなものを相対化してね、全ての儚さを知っておくというのも。
でもそれもフィクションの大事な役割だと思うんですよ。
そうだね、確かに。
ということで、また来週。
また来週。
さよなら。
バイバイ。
いつも冒頭でやってる今週のアメコミニュースってあるじゃん。
あれさ、リスナーの視聴者の皆様から募集しない?
ほう。こんなアメコミニュースが読みたい、みたいな。
嘘ニュースもか。
嘘ニュースか。
リアルな嘘ニュースはやめてほしいんだけど。
アルコ&ピースのDCガレージっていうラジオ番組があるんだけど、いつも今日のゴシップっていう視聴者から募集した嘘のゴシップニュースで。
へー。
始まるの。金城たけしブロッコリーを克服とかそういうレベルなんだけど。
あーめっちゃ面白い。
で、なんかトリックアート失敗展が開催されますとかっていうネタがあって。
はいはい。
トリックアートとして作ったんだけどちょっと失敗しちゃってて、ただ歪んだ絵みたいになっちゃってるっていうのばっかり展示されてるトリックアート失敗展がっていうネタメールがあったんだけど。
ほうほうほう。
検索しても情報が出てこないんですけど、来たらしい。
そういうノリで、アメコミニュース。
アメコミニュース、実在虚構か。
そう、どっかの都市がゴッサムシティと姉妹都市になりました。
そういう。
ねーわそんなこと。
そうね、やってほしいなって思ってます。
51:00
絶対ないわ。
もし何かそういうのがあれば送ってください。
はい。
51:07

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