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こんばんは。 ラジオ講座、論理哲学入門。
本日は、20世紀を代表する哲学者、数学者、論理学者、バートランド・ラッセルの繁盛を追いながら、論理哲学についてひも解いていきたいと思います。
先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。256回目にして、ついにバートランド・ラッセル登場ということになります。
ずいぶん、数えましたね。
ソクラテスから一個ずつ、積み上げてきてね。
ついに、ようやくラッセルについて知れるぞと。
皆さん、こうご期待といったところですよね。
どのくらいの人がついてきたんでしょうね、この200回はね。
というわけで、この番組では毎回一冊の邦訳アメコミを取り上げて、それについて語っているんですけれども、今回のテーマはロジ・コミックスということですね。
異色作ですね。
今、ちょっとふざけて話したんですけど、ラッセルという人の反省を描きながら、論理哲学というものの起こりをですね。
そして素晴らしさですかね。
お説明してくれる、そんな話になっていまして。
帯にはこう書いてありますね。
心理探求へ情熱を注いだ20世紀の天才たち。地の格闘を描くグラフィックノベル。
ということでですね、これがですね、たぶんなかなか手に取りにくいジャンルなんじゃないかなと思うんだが。
かなりこの隙間の隙間にあるようなジャンルですよね。現代哲学かつ20世紀の歴史かつビジュアルコミックスという。
なかなか世界的なベストセラーになったと書かれてますが、これが読んでみたらね、なかなかに面白かったですね。
意外にと言うと失礼かもしれませんが、意外にも読みやすく面白い。
ちゃんと論理哲学について説明するというよりは、ラッセルの人生を描いてるんでね。
そうだね、ラッセルの人生。何かを学ぶということ、知識の探求みたいなことの良さみたいなのを描いててね。
物語になっててね、すごく面白かったので、結構おすすめ。
おすすめ。おすすめしづらいけどおすすめ。
ぜひ読んでほしい。
そうね、全然興味がない人にもちょっと気にはしてほしい。
機会があれば読んでほしいって感じですよね。
まあ何て言うんだろう、言ってみれば学習漫画ですか?
まあ言えばね、小学館とかが出している学習漫画シリーズ。
そこに当たるんじゃないかと思うんですけど、どうですか?小さい頃やっぱり学習漫画とか。
あーめっちゃ大好きだった。
本当?
ドラえもんで私世界のすべてを学んだから。
あーそうですか。私もやっぱりことわざはクレヨンしんちゃんで覚えましたね。
あ、クレヨンしんちゃんの学習漫画あるんだ。
4コマになってるんですよ。
えー。
で、ことわざを教えてくれるんですけど。
今でも本屋とか行くと結構学習漫画いっぱい出てますよね。
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あのコナンくんの歴史シリーズ。
あれね。
ありますよね。
読んだことありますか?
ないです。あるんですか?
めっちゃ面白いから。
読んだんだ。
コナンあるあるいっぱい取り入れられてるんでね。
あーそう。
例えばさ、映画版のコナンってさ、タイトルに漢字があってそれにカタカナで振り柄があったりとかってあるじゃん。
はいはいはい。
あれ?あるから。
それコナンあるあるある。
例えば、なんだろうな。名探偵コナンの歴史探偵みたいなタイトルで、五条大橋の相棒って書いてあって、相棒にデスティニーっていうふうに振り柄があって。
劇場版ぽい。
これ鎌倉時代なんですよ。
なるほどね。
まあ多分吉列弁慶のってことですよね。
あーそうだね。吉列弁慶だね。
あるいは。
デスティニーって言うんだ。
十二人への後敵種って書いて、十二人へのライバル。平安時代の。
そうですね。これはあれですか、あの二人ですか。
あの二人がね。
弟子と嬢子ですか。
弟子と嬢子が出てきて、平安時代を読めると。
おー。
裏切りの巨大像って書いて、裏切りのモニュメント。
それは?
何時代だと思います?
え?巨大像?裏切りの巨大像?日本の歴史?
奈良時代ですね。
あー、大仏のこと?
っていうのがあって、これ面白い。
裏切り?
ぜひ読んでいただきたいところですね。
そうなんだ。え、面白いんだ。
うん、面白い。分かんない。私の面白さが皆さんの共有できるか分からないけど。
でも、コナンのことを知っていると、それはそれで面白く読める。
面白いし、歴史が好きな人でも面白く読めるし、フックが多いよね。
なるほどね。
私はやっぱり普通の本は読めないので、大抵のことは漫画で読みましたね。
ブルーバックスの数学の歴史の漫画みたいなのもあって。
数学誌みたいな。
数学誌みたいなのとか読みましたし、あと相対性理論も基本的には漫画で。
すげー。
アインスタインもびっくりでしょうね。
そうかそうか、相対性理論ってこうなんだ。
結構厚めの本3冊くらいあって。
あ、漫画で?
漫画で。
へー。
それでバック・トゥ・ザ・フューチャーを見て、大体分かりましたよ。
実践編でね、バック・トゥ・ザ・フューチャーを。
バック・トゥ・ザ・フューチャーを見て、空間と光と時間の関係がよく分かりました。
カルチャーって偉大ですね。
そうだね、偉大だよね。
伝え方っていろいろあると思うけど、学習漫画っていうのも一つのね。
あとやっぱ、このアメコミラジオじゃないですか。
もちろんこれもね。
アメリカの本なのかな?
なんかアーティストはヨーロッパ系でしたよね。
イタリアの人だったっけ。
なんかそんなことが書いてあったと思うけど。
学習漫画とアメコミ、関わり結構あると思う。
それこそ、コナンくん。
マルチバースでしょ?
コナンくん。
つまり原作コナンがいて。
アメコミに出てくるコナンじゃなくて、ムキムキのコナンではなくて、メガネかけてるコナン。
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メタデコナンも。
コナンとバーバリアンじゃなくて、メタデコナンも。
マルチバース、マルチバース。
本編のコナン、学習漫画のコナン、映画のコナン。
あと、小学何年生みたいなさ。
学年者じゃん。
あれでもコナン連載してるよね。
あのコナンとか。
確かに、マルチバースだわ。
そのうち、コナンバースが。
いろんなコナンが集結して。
面白そう。
あと、歴史を描いた漫画といえば、漫画日本の歴史。
石ノ森翔太郎が書いてるんですけど。
石ノ森翔太郎っていろんな作品書いてて。
仮面ライダー、キカイダー、変身忍者嵐とかいっぱい。
サイボーグ009とか。
いろいろ書いてるんだけど。
石ノ森翔太郎が書いてる作品って、世界観が薄本家で繋がってるっていう設定なんですよ。
ってことは、日本の歴史も仮面ライダーと繋がってますよね。
確かに日本の歴史で描かれるのはあくまで表の歴史ですから。
秘密結社の話とか、背蔵人間の話はなかなか出てこない。
隠されてるわけだもんね。
だから、一緒に読んだほうがいいよね。
表も裏も分かっといても。
そうだね。それを読んで初めて日本の歴史を理解できる。
そうです。
そういう意味で、我々のラジオで取り扱うのにふさわしい一本だと思います。
そうだね。ロジコミックスも。
今回はなぜ論理哲学というものをラッセルは追求していこうとしたのか。
そして、どこが問題点になって、どう発展していって、彼の後輩、歴史にあたるウィドゲンシュタインが出てきて、
ウィドゲンシュタインがどういうことを言ったとか、ラッセルがどういう論を唱えたとかっていうのは、
やっぱりウィキペディアとか見れば、
だいたい書いてあるもんね。
書いてあるんだけど、問題意識であるとか、
動機の部分とかね。
どうしてそういうふうに発展していくのかっていうことを知るには、やっぱり歴史を学ぶってことが大事だよね。
歴史、あるいは物語の形で学んでいくって一つの方法だもんね。
そういう意味で、人文学的な物語の力を教えてくれるいい作品でした。
ぜひ手に取って読んでみてください。
おすすめです。
この作品は、講演会の中でラッセル自身が自分の反省を振り返っていくというような定を取ってるんですけれども、
まず幼い頃に両親を亡くして、ラッセルはおばあちゃんの家で育てられる。
お金持ちの家だったんですね。
皇爵とか、爵位が確かありましたよね。
このおばあちゃんが、幻覚というか、
非常に幻覚なキリスト教を信仰するおばあちゃん。
家の中で行ってはいけない場所っていうのがめちゃくちゃある。
この部屋に入っちゃいけない。
めっちゃいいよね。
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こういう設定。
実はなんだろうけど。
服はきれいにしなさい。
髪はちゃんとすいて。
裸足で歩いちゃダメ。
口応えしちゃダメ。
すごいよくなった。
細かいルールがたくさんあって。
その中で生きていくんですけれども、
そんな中、入っちゃいけない場所にはどんな秘密があるんだと。
当然調べますよね。
好奇心を抱いてしまって、見に行くわけなんですけれども。
両親、あんまり関係ないのかな。
一番、わからないけど、恐ろしいうめき声が聞こえてくる。
夜になるとうめき声が聞こえてくる。
これは何なんだろう。
当然ラッセル少年に好奇心を抱いて、その謎を解き明かそうとしていくっていうのが、
四年期の一番の読みどころですよね。
入っちゃいけない部屋にはいくつかあるんですが、その一つが図書室ですよね。
非常に大きな図書室が部屋にあって、いろんな本が置いてあるんですが、
読んじゃいけない本とか、禁断の本とか言われてますけどね。
読んじゃいけない本とか、たくさんあるから入っちゃいけないんだと。
書斎なのか。
どんなものが禁止なのか。社会論とか哲学、これ禁止だ。
よくない。
よくない。
小説も禁止されてるっぽかったですよね。
そういった抑圧的な家庭の中で、好奇心を抱いて冒険をしていくんですが、
図書室の中で見つけたのは、まずは両親の死の秘密ですね。
なぜ両親が亡くなったのかというと、妹がいたんだけれど、妹が病気で死に、
それをきっかけに自殺してしまったということがまず一つわかる。
同時に、実は両親というのは夫婦で生活していたわけではなく、
もう一人男がいたという。
キリスト教的な価値観でいうとどうなんですかね、当時の。
相当なスキャンダラスな関係なんだとは思いますけど。
自殺もしてしまっているし、夫婦含めて3人で生活していたというところが、
おばあちゃんの秘密にしたかったことなんですよね。
そこからラッセル少年が何が思ったかというと、
人間の考えることはよくわからない。
人間は不条理なものであると。
一つは信仰にそもそも耐えることはできないというわけですよね。
そうですね。やっぱり無神論というか、不価値だと神は。わからないと。
知識がない。そうなんですよ。わからない。
だから知識を身につける必要があるんだということと、そもそも人間のことはよくわからない。
論理を学ぶ必要があるんだ。ロジックを学ぶ必要があるんだという風に考えるようになったんだという、
彼のヒーローとしてのオリジンですよね。
そうですね。やっぱりおばあちゃんは何でもかんでも禁止してくるわけだ。
なんで?というところに答えはない。
それに対して家庭教師から機科を学ぶんですけど。
これいいよね。
これいいよね。
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数学の先生が機科学を教えてくれるんですよね。
証明をして、論理的に答えを導く、理屈を自分で組み立てていると。
それで最初わからなくて悩んだりするんだけど、自分で解いてみたまえと言われて証明をすることができて、
魔法だと。
いいよね。
機科はリアリティ、実在に至る唯一の道を教えてくれましたと。
そういうわけのわからない環境の中で、機科、正しい論理というのがラッセルにとって救いになっていたという。
これでいい導入というかいいオリジンなんですよね。
私、やっぱり数学をもっとちゃんと勉強していけばよかったなって思ったわ。
そうね。面白さが、なんていうんだろうね。
数学の面白さがわかりやすく描かれている。
こう楽しめばよかったのかっていうね。
幼いラッセルの目を通して数学の魅力がこっちに伝わってきますよね。
論理といえば数学というところもありますからね。
あと、うめき声の正体なんですけれども。
こちらも幼年期にいろいろ冒険する中で、機科学を理解した後に知るんですよね。
何だったかというと、おじさんですね。
おじさん。
おじがいろいろあったんでしょうか。
そうですね。本文の中では狂気にとらわれているという表現をしていましたかね。
ラッセルの家庭は統合主張者が多い家系であるというようなことがあったらしく。
このお話のテーマとして狂気をめちゃくちゃ恐れるラッセル。
論理にすがっていくうちに、論理にすがるとまた狂気に近づいていくという。
論理にこだわるほど狂気が近づいてきてしまうという恐ろしさが通定するテーマになってきているんですよね。
幼年期から実はそれが描かれている。
もしも理性という希望がなければ、私もこんな風に一生を終えることになるだろう。
数学の中に垣間見えた絶対的に論理的な世界のビジョンがなければ。
この時点でだいぶ追い詰められていますよね。
そういうわけで説明がうまいよな。
ラッセルが論理を大切にする理由、論理にすがっていくというところが物語として積み重ねていっていますね。
バチッと余っててこれがいいんですよね。
気持ちいいんですよね。
そんなこんなありまして、大学へ進学し数学を学び始めるわけですよね。
そもそもキャリアは数学者としてスタートしていたんだなと思いましたね。
そうですね。今はラッセル、イトゲンシュタインというと哲学者のイメージで語られますよね。
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言語論とかそういう流れにいく感じですよね。
ラッセルは最初はバリバリの数学者を目指していたのは意外でしたよね。
公理って言うんですか?
公の理屈。
日本の並行する直線は交わらないとか、証明以前の当たり前?
証明するまでもないルール。
公理って数学で読みますよね。
それは証明されないのかと。
これもすごいよね。
若きラッセルはそこに行きどおるわけです。
完璧な論理によって組み立てられているこの数学という理性の体系の中で、
一番の土台の部分が、
大元の公理は証明されないのかよと。
みんなが正しいと言ってるから正しいって、そんなんでいいのかよっていう。
そこまで理性や論理にこだわるともはや狂気なんだなっていう。
そうか、なるほどね。
いいんですよ。こういう人が人類の中にいるからこそ、
我々の認識はどんどん進歩していくんですね。
ラッセル自身が常に論理的かっていうと、
例えば恋人を見つけてみたりとか、あるいは文学を読んでみたりとかっていうことも楽しんでいたりして、
人間らしさというかロジックモンスターみたいな感じじゃなくて、
もちろんもちろん。
魅力的に描かれてますよね。
でも彼はそうやって公理とかっていうところにもう少し切り込んでいきたいということで、
自分を自らを論理学者だとするようになったと。
論理学者を名乗るようになったと。
これがオリジンですね。
ヒーローに名前がついたわけですね。
私は論理学者って言って。
いい話だ。
こうして論理学者になったラッセルが、
最初に指示するというか尋ねるのが、
カントール教授という論理学の、
ドイツ人の論理学の当時の偉大な。
先駆者みたいな存在ですね。
すごく尊敬している。
このシーン。
名場面ですね。
やばいよね。
尋ねて行って、カントール教授に会いたいんですがって言っていくんだけど、
みんなどことなく歓迎していない感じがある。
実際にカントール先生がいるところも、
すごいボロいというか、
暗くてボロい建物にいるんですよね。
なんであんな偉大な先生が、
これはちょっとドイツの数学の扱いってどうなってんだと。
そうなんだ。
ってなるんですけど、
実はこのカントール先生っていうのが、
完全に統合を失調してしまっている。
よくわからない陰謀とか、聞こえないものが聞こえちゃって、
私は強制的に監禁されてるんだ。
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なんとかしてここから出してくれって言ってくる。
狂気に侵されていたというね。
ラッセルの期待が高かった分、
ここまで来てもやはり狂気から逃れられないっていうところは、
いいシーンというだれですが、面白いよね。
面白い。やっぱりちょっとドラマチックだね。
ドラマチックだよね。
ラッセルはやっぱり、
狂気ってものを何よりも恐れているので、
まさか自分の前に行っている人が、
その狂気の世界に足を踏み入れていたとは。
すごいこれ読んでて、バットマンっぽいなって思ったんですよね。
両親の死をきっかけにさ、
論理学者っていう世界を変えるためにヒーローになろうとしたわけだ。
そして常に狂気と隣り合わせにいて、
もしかしたら自分自身がおかしくなるんじゃないか、
おかしいんじゃないかっていう不安に苛まれているって。
これバットマンですよね、ほとんど。
本当だ。バットマンだね。
この本に書いてあったんだが、別のところで読んだんだか忘れちゃったけど、
ラッセルは第一次世界大戦に強烈に反対して、
平和運動してたって書いてあったね。
それで投獄されてしまうことになるんだけど、
投獄された時に友人が訪ねてきて、
なんでそんなところに入ってるんだって言われた時に、
君こそなんでそんなところにいるんだって言ったっていうエピソードがあって、
これ完全にアーカムアサイラムですね、バットマンの名作短編。
アーカムアサイラム、ジョーカーがさ、
どっちが狂った世界だろうなって。
鉄格子の向こうとこちらと。
バットマンじゃん。
実質これはバットマンですね。
だから読みやすかったのか。
難しい論理学の言葉とか数学の用語がたくさん出てくるんだけど、
結構楽しく読めちゃうのはバットマンだったからか。
表紙黒いし。
ぜひバットマンファンにもおすすめですね。
この作品、何人かキーマンとなる人間出てくるんですけど、
ホワイトヘッドという先輩の学者とパートナーというかタッグを組んで、
数学のこの大問題を解決しようとするんですよね。
力合わせて一つの本を出版しようと。
大問題というのはさっき言ったあれですね、数学が論理に立脚していない、
これをなんとかせねばならないというあれですね。
論理学を一から再構築していくんだと。
ホワイトヘッドと私で修正しようってね。
そこで体調ですよね、数学の対策であるプリンピアマテマティカを書き始めるわけですね。
ホワイトヘッドってよく哲学の入門書とかたまに読むと出てくる名前じゃないですか。
そうなんだ。
だから東洋思想に結構関心が高いというか。
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有機体の哲学とか言って、人間というのは世の中のいろんなものとの関係性の中で育まれるものだから、
人間存在以外のエコロジストの元祖みたいなやつなんですよね。
この人の書いた本とかを元にエコロジー運動が結構大きくなっていったところもあって、
結構話題に上がる人ではあるんですが、この人も元々は数学者だったんだなって。
そうですね。
ちょっとびっくりとか知らなかったことですね。
でもやっぱりある程度学問っていうのは学際的になっていくというか、領域を超えていくっていうところはあるよね。
なるほど。
だって数学って言葉だしさ、一番中小的な。
だから数学使って何をやるかっていうことになってくるんだよね。
なるほどね。
優秀な人ってのは何学者としてでもやっていけんだろうな。
そういうことか。
さっき少し話したけど、人間としてのラッセルっていうのはまたちょっと難しいところがあって。
面白いよね。
論理学者になるくだりのところで結婚をしてるんですけども、結婚するときもおばあちゃんにめちゃくちゃ言われてますね。
あんまり相手の家柄が良くなかったみたいで、お前はあの娘に肉欲を抱いてるだけだみたいなことを言われる。
おばあちゃんに肉欲とか言われたらショックだよね。
確かに嫌だな、おばあちゃんが肉欲って単語を口にしてたら。
肉欲を語るおばあちゃんは嫌だな。
だけど、この結婚もなんかちょっと、
逆着?
あんまりうまくいってないみたいな描き方なんですよね。
やっぱちょっとね、ラッセルの問題意識を共有するってのは難しいんだよ。
夫婦の問題共有ってきっと難しいよね。
ピンとこないもんね。
なんでそんなことを証明しなくちゃいけないのかっていうところが、やっぱりいまいち難しいだろうね。
難しいよね。
逆にですね、ラッセルはですね、仕事上のパートナーであるホワイトヘッドの奥さんに心惹かれていくんですね。
これもね、論理的じゃない振る舞いとも言えますよね。
まあそうだね。
自分の仕事上のパートナーの相手に惹かれてしまう。
ラッセルのパラドックスでしたっけ?
有名な言葉ですよね。
これはこれまでの論理学に大きなインパクトを与えたんでね。
神の絶対性を損なう怪物?
全ての集合?
ちょっと詳しいところは、しゃべるとボロが出ちゃうのでやめるけど。
ウィキペディア読んでいただいてね。
さっき名前出して出てきたカントール。これもラッセルのおかげで私は救われた。
ラッセルのパラドックスはすごい衝撃的なものだったらしい。
24:01
カントールの悩みを吹き飛ばしてくれた。
またフレーゲっていう、これも算術の基本法則という本を出している。
数学者でたまに出会い出ますよね。
偉い学者さんだと思うんですが。
私が書いていた本が、このラッセルのパラドックスによって前提が破壊された。
成り立たなくなってしまったんですよね、その本が。かわいそう。
本をちょうど印刷してた時なんだけど、それが出てきちゃったので、不器としてラッセル氏のパラドックスによって私の法則の一つが崩れた。
序文を入れたらしい。いい話だよね。
いい話なんですよ。知的誠実さというふうに言われてますけれども。
そんなようなこともありながら、プリンキピア。
ホワイトネットと一緒に頑張っていた本なんですけども。
ラッセルはまだこれは完成じゃないと。
満足いくべきじゃなかった。かなり長い年月これ書いてたんですよ。10年?
ずっと書いてたんだけど、出版しようと。
まずしかない。
ということで、プリンキピアを出します。
世の中の人にはこれのすごさっていうのがなかなか伝わらなかったんだけど。
よくあることだよね。人によって。
新しすぎるとね。
新しすぎるとね。理解されないっていうのはよくあるかもしれないね。
これを外国の若者が読み、ラッセルを訪ねてきてですね、教え子になったと。
それがウィトゲンシュタイン。
かの有名な大人気キャラクターですよね。
現代思想の本を読むと必ず出てくる。
そうですね。ウィトゲンシュタインって名前はよく見た気がしますけど。
スピンオフ漫画みたいですね。
本当にこの話だと若者としてウィトゲンシュタインが出てくるじゃないですか。
本当にね。若い頃の。
本当に学び始めのウィトゲンシュタインが出てきますよね。
なんだろう。こういうのあるよね。
アムロさんがさ。
名探偵コナンに出てくるキャラクターのアムロさんね。
アムロさんの警察学校時代みたいな。
ああやってたね。
昔の友達とかとこういう青春を過ごしてましたいって言ったエピソード。
なぜ彼がこうなったかっていうね。
エピソード0みたいなやつね。
次のコナンくんの映画、警察学校時代がテーマになるらしいんでね。
えーそうなんだ。
もしかしたら出てくるかもしれない。
誰が?ウィトゲンシュタインが?
ウィトゲンシュタインが。
人気キャラコラボがあるかもしれません。
ウィトゲンシュタインっていうのがまたね、キャラ立ってていいんすわ。
キャラ立ってるんですよね。
彼も論理学者を志してラッセルのところへ訪れたっていうことなんですが、
とにかく彼は論理こそが全てであると。
ラッセル以上の。
ラッセル以上の潔癖さというか。
原理主義者というか。
論理に対してね。
ギリギリの本質まで踏み込まなくてはいけないんだって言ってますね。
ちょうど狂気に囚われるのを恐れるラッセルに対して、狂気に一歩踏み出してるところありますよね。
27:04
そうですね。アクセル踏み込んでるんですね。
さらに一歩前に進んでる。
象徴的なエピソードがやっぱり戦争の話ですよね。
そうですね。
ウィトゲンシュタイン、戦争に行ってるんですが、自分で志願して行ってるんですよね。
家柄が結構良かったので行く必要なかったようなんですが、
前線に行きたいと。一番危険なところに行かせてくれる。
志願して、当時の戦争ですから、残豪戦ですよね。非常に一支率が高かったと言われる残豪戦に行って、
まさに爆弾を設置したり、銃を撃ったり、ジャガイモの皮を剥いたりっていう活動をするんですよね。
しながら言語と現実の関係性について。
これ結構エピソードでよく言われますよね。戦場で論文を書いてたみたいな。
ウィトゲンシュタインはキャラクター性がすごく強くて、エキセントリックだったりとか、見た目も結構良い顔をしてるし。
人気なんですよね。アクションフィギュアもあるんですよ。
ウィトゲンシュタインの。
ウィトゲンシュタインの?
現代思想シリーズのアクションフィギュアが出てて。アメリカのおもちゃだと思うんだけど。
知らなかった。
ウィトゲンシュタインとか、ミシェル・フーコーとか、ハンナ・アーレント、ボボ・アール、ベン・ヤミが全部アクションフィギュアで売られてます。
ちなみにフーコーのフィギュアには着替え、タートルネックが一着する。
なんだこれ。
ウィトゲンシュタインのフィギュアにはヒカキ棒が付いてくるんですよ。
ウィトゲンシュタインでヒカキ棒事件って有名なのがあって。
他の哲学者の人と論争をしている時に熱くなって議論が白熱して、手元にあったヒカキ棒を持って殴りかかろうとした。
エキセントリックだな。
ウィトゲンシュタインのフィギュアはもちろんおもちゃにヒカキ棒が付いてるし、ヒカキ棒を振り回すギミック付きなんですよ。ボタンを押すとヒカキ棒を振り下ろすっていう。
アメリカのおもちゃって感じだな。
人気なんですよね。
このフィギュアも欲しかったんですけどね。
バットマンとかの横に。
これもバットマンっぽいかもしれないですね。
並べておきたいですね。
このウィトゲンシュタインが不完全性定理っていうものをまた細かい話は。
わかんないんですが。
余計なことがないようにしますけど。
を打ち立てたことで、逆にラッセルのやってたことをですね、また今度は崩していくと。
そうだね。ラッセルがこれまで積み重ねてきた活動も実はすべてこのウィトゲンシュタインの打ち立てた考え方によって否定されてしまうわけですよね。
この話、さっきはラッセルが講演の中で自分の反省を振り返るって言うけど、実はもっと入れ子構造になってて。
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かなり複雑な構造で。
この漫画をコミックスを書いている人たちも登場するんですよね。
そうなんですよ。
どう言ったらいいんですかね。
コミックスを書いている人たちが書いているコミックスのあらすじを説明するんですよね。
そのあらすじがラッセルが講演会をしているっていうお話で。
その講演会の中でラッセルは自分の反省を振り返るっていうめちゃくちゃ入れ子構造になっているんですけど。
別に複雑じゃないです。読んだら普通にわかるんだけど、語ると難しい。
ちょっと一歩引いてみるとか。
ラッセル自体が自分のプリンキピアのことを失敗だったと言っているんだけど。
それに対して本の作者たちが失敗とはじゃないんじゃないかと議論が起こるんだけど。
結局のところプリンキピアがなければウィトゲンシュタイムも出てこないわけなんですね。
プリンキピアの前には論理学を積み重ねてきた人がいて。
そうだそうだそういうことだよね。カントールとかがいたからね。
そうやって人類の知的探求っていうのがどんどん前に進んでるんだっていう熱さがありますよね。
世代交代の話ですよね。前の世代に学びつつそれを乗り越えたところで今度は自分が乗り越えられていって、
そうだね。
より先に進んでいくっていう。すごく感動的ですよね。
そうなんですよ。若さゆえの熱いパッションで自分が老いていって今度は乗り越えられる側になったときに。
やっぱり個人という小さい枠の中に入って考えちゃだめだよね。
人類史の発展の礎になったのは自分はという。
個人のレベルから人類全体の話に変わっていくからいいよね。
本当に熱い話でしたよ。
ロマンに溢れてましたね。
今回かなり複雑な話の構造になってるじゃないですか。
そうですね。
そのうちの一番外側にあたるこのロジコミックスを書いてる人たちの世界で繰り返し引用されて、
ラストシーンにも登場するんですけど、ギリシャ悲劇が出てくるんですよね。
この作品のテーマにも関わってるのかなと思ってて。
今回登場するギリシャ悲劇がアイスキロス。悲劇作家として有名な人なんですけど、
アイスキロスのオレスティアっていう作品が引用されて、
ラストシーンでもその上映会をみんなで見るっていうタイトルなんですよね。
アイスキロスってどういう作家かっていうと、悲劇作家で悲劇をいっぱい書いてるんですけど、
通廷するのは人間とは何か、あるいは人間の素晴らしさみたいなものを書くのが一つ特徴なんですよ。
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代表作で縛られたプロメテウスっていうのがあるんですけど、
プロメテウスっていう人間に火を与えた神が、その罰としてゼウスによってひどい拷問みたいな罰を与えられてるっていう悲劇なんですよ。
これアイスキロス書いてるんですけど、めっちゃ面白いんですけど、
これにプロメテウスは火を与えた結果、そういう罰を与えられたんだけど、それを全然後悔してないと。
火を与えた結果、人間たちはあんなに素晴らしいものになったんだ。
そして神々を批判するんですよね。
かつては暗い洞窟の中で何もわからないまま、見たもの聞いたものも理解せずに生きていたあいつらが、
今では動物を家畜として飼育し、あるいは海洋を支配し、あるいは自分たちの偉業を記録するような方法を身につけ、
天文学、算術、医術、占いなどでも精通してるじゃないかっていうセリフがあるんですよ。
つまり人間の知的な進歩、人間がそういうふうに何かを学んでいくっていうことがこんなに素晴らしいことなんだっていうようなお話をアイスキロスは書いてるんですよ。
人間参加ですね。
人間参加ですよね、まさに。
今回のオレステイヤもまさにそういうお話で、ストーリーちょっと複雑なんですけど、シンプルに言うと親族殺し、呪われた一族の話なんですよ。
母殺しとか言ってますもんね。
そうそう、英雄アガメムノンっているんですが、そいつが妻に殺される。
実は英雄アガメムノンの父親っていうのも王になるために自分の弟の親族一族を殺してしまってるんですよ。
アトレウス。
そしてその後何が起こるかっていうと、アガメムノンに代わって国を治めている妻が今度は自分の息子によって殺されるんですよね。
復讐の殺しの連鎖だ。
そしてその妻、アガメムノンの妻を殺した息子が今度はその殺したことによって復讐の女神というのに追われるようになってしまう。
復讐の女神、ヒケテイヤに出てきたな。
確かに出てきたね、あいつだ。
あれアガメムノン、この話元にしてたのかな?
ヒケテイヤっていうのはワンダーウーマンのコミックです。
我々のラジオでも扱っております。
その息子が復讐の女神に追われたヒケテイヤに追われて逃げ出す。
そしてアテナイへやってくるっていうところからこのラストシーンで描かれるお芝居のシーンが始まるんですね。
ここで何が起こるかっていうと、
そのアテナイにいる女神アテネによる裁判が行われるんですよ。
女神の裁判ね。
どんな裁判かっていうと、アテネが人間にハンジを任せて裁判をさせるんですよね。
つまりこの息子が果たして有罪か無罪か。
呪われた一族の末裔である息子は有罪なのか無罪なのかっていうのを判断させる。
その結果ハンジが投票するんですが、有罪無罪がちょうど同票になるんですよ。
最後の一票をアテナが無罪に入れて、結果彼は罪を許されるって話なんですよ。
ここはどういう話なのかっていうと、よく言われるのは一つは許しの大切さですよね。
36:02
罪を許すっていうことがいかに大切かっていうのを描いている。
終わんねえからな。
そしてもう一つが人間の判断力への信頼ですよね。
神が自分で正義を執行するんじゃなくて人間に任せる。
人間の判断力は正しいんだっていうのをどこまでも信頼している姿を描いている。
なるほどね。
人間は失敗するかもしれないし、復讐の連鎖も起こるかもしれないんだけど、
でも先に進むことができるんだ。
それはやっぱりアイスキューロスらしい作品なんだね。
そういう人間への信頼感、人類への信頼感はこのロジコミックスへのテーマとも通定する。
確かにね。
だから例えばロジコミックスの1ページ目を見ると
1ページ目を見ると何でしたっけ?
イカロスの絵が飾ってあるんですよ。
ほんとだ。
一番下のところに載ってるんですが、ローで作った羽をつけて空を飛べたんだけれども、
太陽に近づきすぎてしまったせいで落ちて死んだイカロスという、
これもギリシャ神話に出てくる人間ですよね。
だから人間はこういう失敗もするかもしれないんだけれども、
知的探求によって正しい判断力を持って先に進むことができる。
ラッセルの本は間違っていたかもしれないけど、
でもそれによって人類は進歩し、コンピューターに繋がっていくんだっていう話の展開でしたよね。
そうそうそうそう。やっぱり結局ロジックっていうのはね、
突き詰めていけば今我々が使っているコンピューターがあるのもラッセルのこのホワイトヘッドとの本があったからだし。
だから最後パソコンのモニターにジエンドって書いてあるのか。
シャレてるよね。
シャレてんなぁ。
本当に人間参加をテーマにした素晴らしいお話ですよね。
いやぁ、めっちゃ面白いと思う。
いい作品でしたね。
真の英知を愛するために幸いあれ。
素晴らしい。
最後のセリフですね。
はい、というわけでロジコミックスでした。
感動的なお話でしたね。
いやぁ、いい話でしたね。
人類は素晴らしい。
後半の方のお話なんですけど、
ラッセルもそうだし、ウィトゲンシュタインもそうなんだけど、
理性積み重ねていっても、その理性を受け入れる土壌がないといけないと考えたのが、
2人とも教育の道に進むんですよね。
そうそう、教育者になるんですよね。
私知らなかったんですけど、ウィトゲンシュタインって学校の先生やってたんですね。
小学校の先生やってたっていうエピソードは何かで読んだことあるかな。
でもこういう教育方針だったとは知らなかったですね。
いやぁ、ヤバいんですよ。このウィトゲンシュタインの先生っぷりが。
アルピスの田舎の学校で小学生相手に教えてるんだけど、
数学を教えてて、生徒が線を書くBから引いて、
「はぁ、線とはいえ、どの線だ?」みたいなことを言って、
高さがとか言うと、「どの線だ?」って言ってたの。
39:00
論理的なタイプですからね。
厳密な言語運用を小学生に求めるんで。
どう解くかは全く明らかだって問題を出すので、ヤバいですね。
こんな風に言われてます。
ウィトゲンシュタインが教育に持ち込んだ唯一のアイデアは、
定規という機械の証明道具の新たな使い方だった。
定規で子供を思いっきりぶったたく。
このバカどもが、お前らがその鈍い頭を機械のレベルまで引き上げるんだ。
ヤベェ。
機械がレベルを落とすんじゃないと、お前らが機械のレベルになれって。
すごいよね。
なんで小学校の先生を選んだかってことですよね。
論理積み重ねだから最初が良かったんじゃないですかね。
耳を叩く、髪を引っ張る、横断などが繰り返されたため、
村の表記会は彼を免職にした。
ヤバ。
面白い。
一方でですね、心理学っていうのがこれから先の巧妙になるんだって考えたら、
新しい学校をね。
未来の学校。
良いじゃないですか。
新しい学校を作るんですけれども、
すごくリベラルな学校なんですよね。
子供たちの自主性を尊重すると言いますか。
こっちもこっちでね、
機科学を教えるんですけど。
そちらも機科を教えてあげるんですよね。
そうだね、両方とも機科を教えてあげる。
ラッセルがね、
我々は彼の機科との出会いを知っているので、
学校にいるクソガキはこういうわけですね。
なんて言うんだろう、半分あっているところがまた嫌ですよね。
確かにね。
ズボシなところがですね。
機科なんか大嫌いだみたいなこと言ってみんな授業を受けようとしないんでね。
で、ちょっと静かにしようかって言うと、
リベラルな学校なんて高速みたいなのがないんですよね。
規則がないっていう学校なので。
規則はないと。
規則を落ち着けられるのではなく、自分がしっかりやっていくんだって言うんだけど、
難しいよな。
難しいよね。
理念はとてもよく分かるよ。
分かる、そう分かるんですよね。
反権主義のラッセルなんて言われてますが、
もう少し学齢上でさ、機科の勉強したいなって思う子たち集めればいいよね。
なんで二人ともわざわざ、こんな小学、やっぱでもそっか。
積み重ね。
やっぱ一番最初この基礎の基礎から論理を積み立てるものだからかな。
やべえな。
やべえ学校二つですね。
ラッセルはね、やっぱその私生活の方も並行して描かれるんですけど、子育てもかなりやばいんですよね。
42:02
子育て方針もね。
このギャップ魅力ですよね。
自分の親父と同じ、自分の両親と同じようにね、やっぱりその夫婦関係、なんて言うんだ、リベラルな関係ですね。
彼もまた夫婦プラスワンでね。
プラスワンでね。
一人で生活を始めるわけですよね。
息子がやっぱちょっとかしこまってるっていう。
息子が海で一緒に海水浴に行ってね。
息子が海で溺れてしまうんですけど、
彼はこいつね、大丈夫だろう、パニックに勝てさえすれば。
見守ると近くのおじさんが助けてくれるんですね、代わりに。
なんてことしてくれたんだと。
彼は自分でなんとかしただろう。
そして何かを学んだろうに。
やーば。
やーば。
まあ、絵として偉大な人物ってそういうね、おかしなところがあるっていう、
いつはついてもあるものだけど。
確かに。
なかなか大したもんでしたね。
そういうのもちゃんと含まれる、いいお話でしたね。
あの、まあ、ちゃんとね、本編で話したように、人類のね、熱い盛り上がり。
そうなんですよ。
人類の良さ、そして愚かさが。
愚かさが。
多いで描かれた。
そうね。もう本当にとっても素晴らしい本だと思うんで。
あのー、なんつーんだろうな、フックがないと思うんですよ。
そうね。手を取る最初のフックがね。
ないと思うんだけど、読めば面白いから。
まあ、特にアメコミファン、特にバットマンファンは。
そうね。本当にバットマンに近い。
バットマン子育てこういう風にやるかもなって思うもんね。
コウモリのいる洞窟にいきなり子供を突き落としたりとかしそうな気がするし。
やってたやってた。
あの、ネズミとか食って生きろみたいなことを言ってた言ってた。
言ってた言ってた。
自分で何とかするだろう、ラッセルじゃん。
アルフレッドがいないと大変なことですよ。
バットマンファンに特にオススメ。
みんなに読んでほしい本ですね。
そうだね、ぜひぜひ。
あとちょっと読むと、なんか多少なり賢くなった気になるっていうところもポイント高いと思いますね。
学習漫画的な役割も期待できます。
というわけで、じゃあいつものお願いします。
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学習漫画の思い出ね。たぶんなんかいろいろあるだろう。
たぶんね、アメコミ読める人たちはみんな読んでるでしょ。
やっぱり日本の漫画って作者が自分の作ったキャラクターを描くっていうのが一般的だから、
そういう意味で作り出した人じゃない人が書いてる学習漫画っていうのはアメコミ的ではあるよね。
確かにあれシナリオは別の人が書いてるもんね。
そうですね。
ライターがいて、絵を描く人がいて、キャラクターは別の人が作ってる。
アメコミじゃん。
アメコミですよ。
というわけで、我々のラジオの取り扱う範囲に学習漫画が追加されたところで、また次回。
45:05
また次回。
さよなら。
バイバイ。
今回はバットマンっぽい論理哲学者のお話だったけど、スーパーマンっぽい哲学者って言うかね。
あー、プラトンじゃない?
プラトン。
プラトンってすごいスポーツマンだって話あるよね。
あーそうなんだ。
体かなりがっちりしてて。
おー。
なんか確かプラトンっていう名前もがっちりしてるとか大きいとかそんな意味がする。
そういう意味なの?へー。
またあれだよ。イデア論とかさ。美のイデアが大事だ。理想を重視するのもスーパーマンっぽくない?
確かに。