良い写真の定義
始まりました。あるスタジオ、今日もよろしくお願いします。
はい、ということで、昨日はですね、ポッドキャストオアシスというイベントがありまして、
ポッドキャスト界隈の方がね、勢揃いしていろいろ交流させていただきましたけれども、
そちらでね、初めて僕を知っていただいた方とかいらっしゃるかもしれないので、
割と僕の本業であるですね、写真の話を今回はできればいいかなと、そんなふうに思っております。
最後にね、少しポッドキャストオアシスの感想なんかもしゃべりたいと思いますので、
そちらもぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
それでは本編スタートです。
はい、ということで、早速やっていきたいんですが、
僕はですね、まあまあまあ仕事こそそんなに多いわけではないんですけれども、
写真に関してはものすごい自信があるんですね、実は。
で、それがなぜかと、そういう話をね、今日はできればなと思っていまして、
要はですね、いい写真っていう言葉。
いい写真って聞いて、皆様はどんな写真を思い浮かぶでしょうか。
で、いいって言っても、人によって価値観が違うんだから、
いいって決められなくない?って思いません?
それはその通りなんですよね。
ただ、これが商業写真になると、実は話が変わってくるんですね。
これどういうことかというと、
僕がですね、普段撮ってるのは、モデルの撮影がほぼほぼメインなんですよね。
さらに、服を着用してそのアパレルの写真ですね。
服を売るための写真を仕事として撮ってるわけです。
で、こんな感じですね。
こんな感じですね。
前提条件がつくと、いい写真っていうのの判断がしやすくなってくるんですよ。
わかりますか?
だって、服を売るための写真なんだから、
それを見て服買いたいって思う写真がいい写真じゃないですか、その場合。
っていうことなんですよね、結局。
だから、アート写真って名を付けてその写真を公開するんであれば、
人の心に何かしら響く写真、何かしら考えさせる写真、これが正解なんですよね。
まずそこの目的、前提条件をちゃんと意識して撮影していないとですね、
結局ブレブレな写真になるので、
それは良い悪いって判断できない写真になってしまうんですよね。
これがまずものすごく大きな一つです。
写真を見る目を育てる
でですね、さらにもう一つ間違いなくあるのがですね、
写真を見る目っていうのがあるんですよ。
要はですね、最近なんか特に感じるんですけど、
スマートフォンで無料のアプリとか使って加工された写真ありますよね。
あればっか見てると、あれが正解だっていう目になっちゃうんですよ。
要はですね、世の中のその広告とか力を入れてちゃんと撮られた写真っていうのを
いかに多く見てるかで、違和感に気づけるかどうかっていうのが大きく変わってくるんですよね。
これ写真始めたての人はよくやりがちなんですけど、
フォトショップとかね、写真を加工できるソフトを使って、
大体写真撮った後にいろいろ手を加えるわけですけど、
デジタルの今の時代、何でもできてしまうんですね、これが。
となると、あれもやりたい、これもやりたいと。
いろいろいじっちゃうんですね。
肌がちょっと汚いなぁ、じゃあツルツルにしよう。
顔が色がちょっと悪いなぁ、じゃあちょっとサイドを上げよう。
後ろに映ってるものちょっと邪魔だなぁ、これ消そう。
っていうのをやってると、本人的には正解だと思ってるつもりなんですけど、
要はいい写真見慣れてないとですね、気づいたら変な写真に仕上がっちゃうんですよ。
さらに本人がそれを自覚できないっていう罠ですね。
ここに落ちてしまうんですね。
なんで結構写真始めたての人に、肌の補正とかを頼むのって結構地雷でですね、
ツルツルのなんかもう、人ですか?ってぐらいなんか、
AI地味な写真になってしまうっていうのがあるんですね。
実は写真って撮るのも大事だけど、見るのもすごい大事です。
だから、いかに普段から観察してるかっていうのが、いい写真への近道なわけですね。
プロとしての再現性
いかがでしょうか。
これは別にプロに限らず、趣味で写真撮るっていう時も、とても大事な意識だと思うので、
どっか頭の隅に置いていただけたらなと思いますけれども。
そしてそして、さらにいい写真を求めるにあたって大事なのは、
逆に悪い写真を知ることも大事なんですね。
今言ったこととちょっと重複しますけど、
正解っていうのは、写真を撮る上で正解っていうものは、なかなか人の価値観で決めにくいところはあるんですが、
失敗写真っていうのは、分かりやすいんですね、これは。
要は白飛びしてます、もうデータが破損してますとか、
例えばモデルを撮りたいのに、その写真の画角の中に、後ろに例えば外で撮ってたら標識とかが映り込んでて、最初に文字に目が行ってしまいますよとか、
逆光で顔がすごい暗くて顔色がとても悪く見えますよとか、
その辺の、もちろんあえてやるっていうことはゼロではないんですけど、基本的にはNGなものっていうものはあるんですよね。
だから要は失敗をしなければ、その分いい写真に近づくっていうシンプルな話ですね。
みたいなことが自然にできると、もう気づいたらですね、いい写真しか撮れなくなるんですよ。
写真をやる上で、よくいろんな人から上がる言葉として、センスって言葉がありますけど、僕はセンス全否定派なんですね。
写真っていうのは科学なんで、技術なんで、基本的にはなんで撮れたかっていうのは全部説明できるし、そんな奇跡の一枚なんてないんですよ。
もう狙って撮るか撮らないかなんで。心霊写真だって全部説明できるし、それはただ知識がないから驚いてるだけなんですね。
だから奇跡の一枚とか言ってる人は基本的には知識が足りてないだけなんですよ。残念ながら。
なので、もちろんセンスっていうものの介入が全くないかって言ったらそういうわけじゃないです。
なぜかというと、例えばファッションの写真だったら、服のスタイリングだったり、服の見せ方だったり、その辺がいい写真に関わってくるから、それはファッションセンスみたいなものが問われてくるわけですよね。
ただそれは写真のセンスとは違うんですよ。どっちかというとデザインとかアートディレクションみたいな世界の話で、あくまで写真家としての評価をする場合は、センスなんてものはほぼほぼ役に立たないんですね。
なので、特にプロになればなるほど、最も大事なのは再現性があるかどうかです。
これを撮ってほしいって言われた時に、それと全く同じものをいつどういう状態でも再現できるかっていうところがものすごく大事なわけですね。
僕が思うプロとアマチュアの大きな違いはそこだと思ってます。
どうですか?
最近スマートフォンのカメラの性能がものすごく良くなってますよね。
やっぱり一定数勘違いする人がいるんですよ。もうカメラマンとかいらないよね。
AIもあるし、スマホの写真で画像認識してぼかせちゃうからもうスマホでいいよねとか。
でも違うんですよね。
スマホで撮れる写真っていうのはもちろんいい写真です。
何なら一眼よりも使い方によってはいい表現をすることも可能ですけど、
それはあくまでスマホができる範囲内での話なんですよね。
要は、いい写真とはいえ表現の幅が狭いです。
手数が少ないです。
あとはフィルム写真ですよね。
映るんですとか皆さん、なんとなく懐かしいので記憶にあると思いますけど、
フィルムが今の時代になって再評価されてたりします。
フィルムで撮ってほしいみたいな仕事の依頼があったりもします。
それも僕的に言うと、デジタルができてこそのフィルムだと思っていて、
フィルムしかできない人っていうのは結局そのフィルムの味に頼っているだけなので、
iPhoneで生きてるので、
あえてちょっと過激な言葉遣いで言ってますけど、
プロたるものは、常に最も大事なのは、
何とかしてほしいって言われた時に、何とかできるようになってほしい。
雨が降っていようと、暗い下地をたろうと、
自分が持てる知識を生かして、できる限りのことを探してほしい。
写真の哲学と技術
そういう意味でフィルムを作ってほしいと思っています。
雨が降っていようと、暗い下地をたろうと、
自分が持てる知識を生かして、できる限りのことを再現してみせる。
それができてプロと誇れるんじゃないかなと思っています。
そして僕はそこに関してかなり自信を持っているので、こうやって発信しているわけですね。
いかがだったでしょうか。
こちらのおいでよ!あるスタジオという番組は、
普段ちょっと哲学的な僕の考えだったりを発信していたり、
趣味であるカメラもそうなんですけど、パソコンとか周辺機器、ガジェットですよね。
そちらを紹介したりして、ゆるゆるとやっている番組でございます。
そんなところですかね。
一度、区切りたいと思います。
ということで、ここからはアフタートークになります。
ちょっと力を抜いて話していけたらなと思いますけど。
初めましての人にカメラマンやってますって言うと、
初心者向けにカメラの写真のうまい撮り方を教えてくれとかね、
言われるんですけど、これってやる側はあんまり面白くなくて、
やっぱり自分は努力して見つけたね、どっちかというと中級者寄りのテクニックだったり、
上級者向けの話をしている方が楽しかったりもするので、あんまりしないんですけど、
今回の話は番人に割と役に立つ話なんじゃないかなと自分で自負してますけど、
カメラ始めたての人もそうだし、結構やってるよっていう人も、
やっぱり意識していないといけないポイントなんじゃないかなって思うんですよね。
センスっていう言葉を否定しましたけど、途中で言った見る目っていうもの、
これをセンスって括るのであれば、センスも重要だと思うので、
要は言葉の言葉遊びですよね。その言葉をどういうふうに認識してるかで捉え方も変わってくるかなって思いますけどね。
そういうことを考えてると写真も哲学的だなとか思って、面白いですよね。
あくまで視覚的なものなんだけど、そこから言葉を連想したりとか、
それが写真の面白さだなって思いますけどね。
なんで急にこういう話したかって、ポッドキャストオアシスでいろんなポッドキャスターさんと話して、
僕は歴だけはやたら長いんですけど、歴だけなんですよね。
ここ半年以内に始めましたっていう人の勢いと前向きな姿勢がとてもキラキラしていて、
あんまり誇れるものがないなと思って、たまにはちゃんとした回を作ろうっていう意識で今日は撮ってる次第でございます。
ポッドキャストの活動
たぶん次回からはまたものすごく緩くなるかなと思いますけども。
この回をちょっとおすすめ回にして聞いてもらえたらいいかな。
こんなふうに思ってますね。
ということで、このアルスター、なぜかオープニング、本編、で、アフタートーク、で、エンディングと。
アフタートークとエンディング、何が違うか僕でも分かってないんですけど、一応区切ってるのでね。
今喋ってるここがアフタートークということで、認識していただけたら嬉しいですね。
ということで、エンディングに参りたいと思います。
ここまで聞いていただきありがとうございました。
エンディングです。
おいでよ!アルスタジオという番組ですけれども、もともとは一人じゃなかったんですよ、これが。
なので、その名残でおいでよっていう名前がついてるんですけどね。
今はおいでよと言いながら一人で寂しく配信しておりますね。
2人の時はね、いろいろちょっとゲストを呼んでみたいなことを考えてましたけど。
僕、性格的には全然いろんなところに出てくるのが好きなので、もしゲスト依頼とかね、あったら気軽に声かけていただけたら嬉しいです。
そして軽く自己紹介をね、最後にさせていただくと。
まずこのおいでよ!アルスタジオという番組とは別に、ポッドキャスト番組ジャムという番組をやらせていただいてます。
こちらは僕一人じゃなくて、月曜日のオノマトペという番組の平田さんと、
個人ラジオノマドという番組の八木良芽衣さんと3人で、
どちらかというとポッドキャスト配信をされてる方向けに話している番組をもう一つやってます。
あとはですね、今回イベントの主催だった、ポッドキャストオアシス主催でありました、
背景3000年の人類へのあっちゃんさんとですね、
人生のヒントのりりこさん、
しゃべり足りない部のまいこさん、
とですね、実は超ココオというですね、
もともとグループだったんだけど、後でソロになった人たちということでユニットを組んでいたりします。
ということでですね、実は一人なんですけど、いろいろポッドキャストの仲間たちと楽しくやらせていただいております。
ぜひぜひね、今後もよりいろんな人と仲良くしていきたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いします。
リスナーの皆様もぜひコメントだったり、
Xの方でリプライとか送っていただくと反応しますので、よろしくお願いします。
それでは、今回は以上になります。さよなら、バイバーイ。