フランスの高等教育システム
こんにちは、あきです。今日もパリで学んだ「ブレない自分の作り方」の時間がやってまいりました。
本日はですね、ちょっと我が家にとってはタイムリーなんですけれども、フランスの高等教育についてお話をしたいと思います。
うちはですね、なんと高校3年生の受験生がおります。
受験生とは言ってもですね、日本で言うと、この4月から高校3年生になった子なんですけれども、フランスは半年早いので、昨年の9月から高校3年生になり、そして今年の6月で高校卒業するという形なんですね。
その中で、高校卒業後どういう進学先を選ぶかということが、実はすごく大事になってきて、日本と一緒ですよね。将来どうするのか。
そういうタイミングが、要は受験のタイミングと卒業式のタイミングが、フランスの場合は5月、6月であるというふうに捉えていただけたらと思います。
今回ね、今まであんまり細かくお話はしませんでした。というのも、正直一般的なことは分かっていても、自分ごととしてまだ捉え切れていない。なので一般的な話しかできなかったんですね。
今回、我が家が受験生がいるということで、ちょっとずつ私もこのフランスの受験システムというんですかね、大学進学システムっていうのが分かってきたので、今回はその話をします。
ただし、あまりにも違いすぎるので、何回かに分けます。正直、1回で話し切れると思っていませんので、まずは今日はそのシステムについて大枠お話をして、
次回、どれくらい続くか分かりますけど、2回ぐらいお話できるかと思うんですけども、我が家はどういう形で選んでいったかみたいなお話をしたいと思います。
フランスがどういうシステムになっているか、簡単に復習すると、フランスは一応幼稚園から、義務教育ではないんですけども、幼稚園から学校に行きます。3年を行くみたいな形でね。
小学校があり、小学校は日本と同じスタートになるんですけども、5年間、日本の6年間ではなく5年間なんです。その代わり、中学が3年ではなく4年間あります。
高校は3年間、つまり高校卒業のタイミングは日本と全く一緒となります。なので、17、8、18になる年に基本的に、例えば落題さえしなければ高校を卒業すると。
フランスと日本の大きな違いは、日本はやっぱり学校の成績というか、単位をちゃんと取得しているか、成績の問題、出欠の問題、そういったところで高校卒業資格は与えられるんですけども、フランスは必ず試験を受けないとダメなんですね。
高校卒業資格を得るためにバカロレアというのがあります。このバカロレア試験を受けないと、どんなに成績が良くてもフランスの高校を卒業したという証明にならないんですね。
だから、どんなに成績が悪くてもバカロレアの試験は受ける。もちろん高校3年の成績があまりにもひどいとか欠席ばっかりしていて、落題という前提に当たらないということになるんですけども、基本的に赤点だろうが、基本的に卒業できる学校での成績さえもらえれば、バカロレアを取っていないと進学できないということになります。
なので、このバカロレアが非常に大事な試験なんですよ。これは日本で言うと共通テストみたいなものです。一斉に同じ日に受けます。今までは教科がいっぱいあったんですけども、今は最低の自分の必須科目、選んだオプションに合わせた必須科目があって、それを受ければ終わりになります。
実は、高校2年生からバカロレアは始まっていて、高校2年生の6月にバカロレアの試験が始まります。これが何かというとフランス語なんですね。フランス語は高校2年の時に1教科だけバカロレアを受けます。なので、うちは昨年フランス語の試験を受けています。
そして、3年生になると共通して受けるのが、まず哲学なんですね。これまた実際に我が家も今年受けるので、また追って7月ぐらいにお伝えしたいと思っていますけれども、バカロレアの試験は哲学からスタートします。
4時間ぐらいの、3問ぐらいあって、その中で1個選ぶのかな。2問のうち1個選ぶのかな。それを4時間ひたすら書き続けるというテストがあり、そしてうちの子どもの場合にはこのオプションがあるので、そのオプションが次の日になります。
うちの場合は歴史地理、イストワージェオというんですけど、それとあと現代情勢みたいな、政治みたいな、そういった科目と数学のオプションなので、この三教科、哲学、歴史地理、要は社会系ですね、あと国際政治系、そして数学を受けることになります。
もちろんそのオプションによっては、例えば文学系、もう完全に数学捨てますみたいな人は、例えば語学を受けたりするんですよね。理系の子たちは数学と、例えば物理科学を受けたり、そういう感じなんです。
それに合わせて配点が変わります。例えば数学に重きを置いている理系の子たちは、同じ点数でも数学の割合が高くなるので、数学で高得点を取ると全体の点数としても上がるし、逆に数学の配点が高いのに数学で失敗すると総合点も下がるということなんですね。
このバカロリアなんですけども、必ずフランスではバック足すいくつって聞かれます。学歴を聞かれるときこういうふうに聞かれるんですよ。バックスプルスプルスってプラスのことです。バックスプルスいくつって聞かれるんですね。
バックっていうのは18歳の高校卒業プラス何年間の勉強をしたかによって学歴なのかそうじゃないのかがわかるんですね。今は専門学校とかを受けててもバックスプルスはとかバックスプルスドゥぐらいはかかるんですよね。
だから料理とかジムとかそういうテクニカルなものであっても大体バックスプルスは3ぐらい。つまり18歳プラス3年21歳ぐらいまでは勉強する。それは例えば職業訓練校っていうところもあれば大学ユニバーシティと言われるのが日本と違って3年なんですね。4年じゃないんです。
だからバックスプルスとはって言うといわゆる学試私たちで言う4年の学試リソンスライセンスと書いてリソンスって読むんですけども学試を取ったっていうことになります。それプラスマスタークラスまで行くとバックスプルス3年っていう風になりますしドクターぐらいまで行くとバックスプルス8年みたいになります。
だから大抵の学歴が高い人たち勉強結構長くしてた人たちはバックスプルス3句になるんですね。これはフランスは学試が3年だからできることなんですけど。
例えばですよ私は一応大卒でプラス4じゃないですか。4年間やってるので日本の大学でするとバックスプルスキャットでバックスプルス4なんですでに高学歴なんですよフランスではね。普通は学試が3年なのでフランスは。
プラスイギリスで1年修士行ってるのでバックスプルス3句バックスたす5なんですね。でも修士がアメリカだと2年じゃないですか。そうするとプラス2年になるんです。なので正直言って年数長けりゃいいのかみたいな問題はあるんですよ。そこがねなかなか難しいところですね。
イギリスも学試は3年なんですね。フランスも3年。ヨーロッパ他の国でどうなのかちょっと私はわからないんですけども4年っていうのはヨーロッパでは逆に少ないかもしれません。そんな感じでバックプラスいくつかっていうのは結構大事になってきます。その上でどういう勉強をしていくかみたいな感じなんですね。
まずユニバーシティと言われるいわゆる大学ですよね。ユニバーシティですよね。この大学っていうのが国立あるいは公立の機関であって基本的に授業料は低いんですね。完全なタダではないです。なので例えば聞いたことあるかもしれませんけどソルボンヌとかファンテオンとかそういうところは比較的授業料安いんですよ。ユニバーシティと言われてます。
ユニバーシティと言われるのはこういう文学系あるいは医学部っていうのもユニバーシティになります。あるいは法律系放送業界に行きたい人こういうのもユニバーシティになります。
だけど例えば経済学部でユニバーシティに行くっていうのは基本的には仕事を会社でするという将来的にビジネスをやるという人よりはどちらかというと研究者になるような人たちが行くんですね。アカデミックな世界なんですよユニバーシティって。
だから日本のユニバーシティとはちょっと違う研究者になる感じなんですね。就職としてどういう世界に行く方が就職に有利って言い方ちょっと変なんですけどこの言葉ちょっと難しいんですよね日本的にはあれなんですけどその人たちはグランゼコールに行きます。
グランゼコールっていうのは要はエリート養成学校みたいな感じなんですけどもグランゼコールっていうのは大抵はビジネススクール経済系あるいは商業系っていう方もあれば官僚とかになるようなそういうビジネス以外でもどっちかというと官僚系の方もあれば後は理系のエンジニアスクールこれはグランゼコールと言います。
なので一般のバカロレを取る人たちの中にもこんなに分かれるんですね。
でそれ以外に職業訓練校みたいな感じで専門学校行くとかね例えば料理学校行きたいアートの世界行きたいとかいろんなありますよねもっと手に職をつけるようなそれは職業訓練校としてバックスプラスさんみたいな感じであるんですよ。
今言ってる話は職業専門学校というよりはどちらかと一般で受けた後の世界になります。
こちらがどっち方面に行くのかによって選ぶものも変わってくるんですね。
ということで一応今日はバカロレ屋っていうとこまでお話をしました。
また次回ねじゃあうちの子どもたち、子どもたちってまだ一人目ですけどどういう分野に行ったのかその時にどういう感じで入学試験が行われたのかその辺の話を次回したいと思います。
それでは本編スタートです。
はい本編です。
バカロレア試験と進路選択
今日はですねやるっていうことと知るっていうことの違いそしてただやるっていうことと人に伝えるっていうことの違いのこのレベルの差についてねちょっとお話をしたいなと思います。
実はですねここでもお話したかちょっと覚えてないんですけども以前ねひろえさんのウォーキングレッスンをパリで開催しました。
私は計3回ぐらいレッスンをやって3回とも参加させていただいたんですよね教材という形で。
パリに住んでらっしゃるウォーキングに興味のある方たち実際にひろえさんはランウェイで歩いている人ですし大輔さんは体の使い方っていうところが非常に分かっている人なので2人のアドバイスを受けながらレッスンをしていくっていうところを実際にやりました。
これがね3月ぐらいの話だったと思います。
その時にですね私自身が非常に面白いなと思ったんですよ。
自分の変化もあったしこれはね結構面白いと思ったんですね。
実際にフランスで歩いている人たちっていうのは姿勢いいんですよ。
だけど例えば日本の人だと姿勢が良くないなとか気になることも結構多かったので、タイフランス人だけではなく日本人に対しても姿勢を使って歩くっていうのが面白いなと思ってたんです。
ということでね私自身も実際にレッスンを受けて教えられるようにねやってみようかなと思ったわけなんですよ。
これがだから3月ですよね。数ヶ月間受けてきました。
もちろん当然ですよ。自分のこともきっちりやらないといけないんですね。
当たり前ですよね。自分ができてないのに教えられない部分はあるんですけれども。
今回何をやったかっていうとお一人だけなんですけどもモニターさんに対して1対1なんですけどもね。
パリに住んでいるお友達に私がレッスンをさせていただいたっていうことでその気づきをちょっと今日話したいと思います。
彼女はですねもともとウォーキングレッスンに興味があった。
しかし正直その大介さんとひろえさんのスケジュールと合わなかったんですよね。
なので私がやりますからモニターとしてどうですかという感じでやったんですよ。
今回我が家に来てもらって彼女にレッスンをさせていただきました。
もちろん生身の人間ってね直接アドバイスするのは私初めてなんですよ。
なのでもちろん体の作りとかね癖とかね自分で分かることもあるけどそこまでね体の仕組みとか分かってない部分もあるので
正直できるのかなと思ったこともあったんですけど。
でもお伝えすることとか見る視点とかそういうところをきちんと分かっていけばまず伝えていこうと思ったわけなんですね。
ウォーキングを撮影する
最終的にはパリでレッスン来てくださった方は分かると思うんですけども
ビフォーとアフターのビデオを撮るんですね。
ビフォーは普通に歩いてもらって私がレッスンした後にアフターで動画を撮ると。
何が起こっていくかっていうとこのアフターに行くまでにロジックを一個ずつ教えていくわけですよ。
ここ気をつけてここ気をつけてここどう情報量が結構多くなっちゃうからなるべく気をつけるんですけども。
一個意識すると一個気が抜けちゃったりとかするわけなんですよね。
だからその都度その都度ここ意識してみてここはどうですかとかってやってるわけですよ。
なので最初いろんな姿勢とかね呼吸とかそういうところもやって実際ウォーキングのレッスンというかそのまま歩いてみましょうって言った時には
完全に彼女はここだけの話ねここだけの話ってオープンにしてますけども
ロボットが歩いている状態だったんですね。
もう情報量が多すぎて頭の中で消化させながらどうやって体に信号を送ってるかっていうのが結構難しいんですよね。
当たり前ですよね。私も多分そうだったと思うんですよ。
最初学んだ時なのでその気持ちもすごくわかるしでもこの感覚っていうのを意識すると全然違うんだなっていう体感を持ってくださったと思います。
実際彼女が言っていたのはbeforeのビデオを最初見た時は素敵なウォーキングではないなーくらいだったんですけども
そのやっていく中で何とかね頭パンクさせながら何度も何度も歩く練習をした後にafterのウォーキングと比べたらbeforeが酷すぎると。
自分を見直すために教える
だからbeforeの時は普通と思ってたものがどこを意識するかポイントを全部お伝えした後に見直すと酷すぎるって本人が言ってましたよ。私が言ったんじゃなくて本人が言ったんですよ。
姿勢も酷くちょこちょこ歩きしてるbeforeだったんですよね。
これだとこれを毎日ちょっとずつでもね家の中でもいいんだよって私伝えたんですけども
あるいは彼女はお子さんをね毎日送り迎えしてるんですよね。ちっちゃいお子さんがいらっしゃるので学校に。
その行き帰りがまあまあ長いと。
子どもたちと一緒の時はねなかなか自分のペースで歩けないと思うんですけども
送った後一人で帰ってくる時とかお迎えに行く時っていうのはここレッスンできるんですよ。
なので彼女のもともとのウォーキングの癖っていうのが小さい頃からのねちょっとした癖イメージ。
彼女の場合は言ってたのはなんかね当時は王客である方がかわいいっていうなんか新しいんですよ。
学校の雰囲気とかわかんないんですよね。
で王客である子の方がなんかかわいい女の子らしいみたいなイメージがあったらしくってわざと王客っぽくしてたんですよね。
だってで実際にもう完全その癖がついてるんですよ。
もう王客になるべくしてなっている重心の置き方をしてるんですよね。
こういう癖とかそこから来る歪みとかこういったところをご自身に体感したっていうのはすごい良かったんですね。
彼女がすごい喜んでくれたっていうのも私がやって良かったなと思ったし何が一番良かったかっていうと私にとって私心理学やってるじゃないですか。
なので人を見ることで自分を見直すっていうことが癖がついてるんですね。
心理学っていうのは例えばこれカウンセリングとかコーチングもそうなんですけども相手がいることで相手を鏡にして自分を見直すことができるんですね。
つまり相手に言ってる言葉っていうのは実は私が私に言ってる言葉と同じだったり鏡になってるっていうことなんですよ。
なので私が彼女に伝えてるもの姿勢とかねそのウォーキングも結局私は私にそれできてるあなたはできてるのって聞いてるのと同じなんですよ。
だからウォーキングのレッスンをしてるんだけど自分で自分のことを見直すレッスンになってるんですね。
これが教えたり伝えたりする意味なんですよ私にとって。
これは実はノートも一緒でノート術っていうのを一受講者で受けてるときよりも自分が講師になって伝えていくときに伝えていくことであなたちゃんとそれできてるっていう確認になってるんですね自分に対して。
つまり家庭教師と一緒で教えれば教えるほど要は自分の理解度が増す仕組みになっていくので最終的にはやっぱり家庭教師の先生が一番勉強ができることになるってことなんですね。
ノートを教えてる人が一番ノーの仕組みを理解してるから願望が叶えやすくなる。
ウォーキングも一緒で自分が教えれば教えるほど自分のウォーキング力も上がると思ってるんですね。
だからついつい私には資格がないのでちゃんとできるようになってから先生になりますとか言う方いるんですけど私は個人的に順番が逆だと思うんですよ。
一気にそっちの視点に基づいて学んでいった方が教えることもできながら自分の実力も絶対上がるっていう発想なんですね。
これが知ることとできることの違いだしできるようになるためには教えるレベルまで行っちゃえばいいんですよ。
自信がないんだったら教えるレベルまでまず実力をつけるしかないんですね。
そっちまで早く持ってって早くデビューして早く伝えて伝えながらその方からのフィードバック質問を受けることで一番自分にとっての知識とか栄養になっていくんじゃないかなと思います。
なので資格を取らないと動けないとかではなくてモニターレベルでもいいんですけどもやっぱり一プロとしてどんどん先にお伝えしたり教えちゃった方が必ず実力は上がるっていうのが私の説です。
もし何か能力を高めたいっていうのは自分の中にあるんだとしたらそういう世界の考え方視点を持って取り組む方が私は早いんじゃないかなと思ってますのでぜひ参考にしていただけたらと思います。
まだ私はもうちょっとモニターやろうと思ってるので他にもこれから何かパリでお友達に対して一対一で見させていただきながらちゃんとウォーキングの先生というか伝える伝道師として夏にはデビューしようと思ってます。
それでは次回またお会いしましょう。ありがとうございました。
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