1. パリで学んだ「ブレない自分の作り方」
  2. Vol.142「常に変化する生き方..
2018-12-13 34:54

Vol.142「常に変化する生き方を受け入れ、ターニングポイントに全力投球する」

トリュフ栽培師・セラミックアーティストのムーケ 夕城さんのインタビュー2回目です。
フランスの田舎に移住し、ウツウツとしていたところから、どうやって自分を取り戻したか、セラミックアーティストとしてどのような活動をしているのか、今を楽しむコツとは?についてお話を伺っています。

オープニングでは、日本とフランスの香害についてお話しています。

オフィシャルサイトは、http://projectsparis.com/


00:15
こんにちは、あきです。今日もパリで学んだ「ブレない自分の作り方」の時間がやってまいりました。
今日もさゆみさん、どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
実は最近、ちょっと衝撃的なサイトを見つけたというか、お友達がシェアをしてたので、
読んだら、これ私も一緒と思ったので、ぜひちょっとシェアをしたいなと思ってるんですが、
タイトルが結構衝撃的で、日本に新しい公害が生まれています。
その名は公害っていう、その2個目のね、その名は公害が、公の害ではなく、香りの害なんですね。
で、最近、香りに関する害によって、体に不調をきたす人が増えているっていう話なんですよ。
このサイトでは、柔軟剤とか洗剤の人工的な過剰な香りに苦しんでいる人が増えています。
で、それによって、めまいとか吐き気、思考力の低下を引き起こして、過敏症の原因になっているっていう話なんですね。
結構いろんなケースも書いてあったりして、学校に行けなくなっちゃっているとか、
学校の給食器の、みんなで回してやるので、他の人の柔軟剤の匂いでご飯が食べれなくなっちゃうとか、
頭痛がしてしまって、学校に行けなくなっちゃってる人とかがいるっていう話なんですけど、
この香りの害ってどうですか?
さゆみさん、あのね、パリにいると香水を強烈につけたおばさまたちがいませんか?
いますね。
それと、あと歩き煙草をする人がすごく多いので、
中で吸えなくなっちゃったからね、外で歩くから。
外歩いてても、煙草の匂いで私はやられることがありますけど、
荷台公害、パリにおいては私はそれが一番あるかな。
柔軟剤とかはね、使わないので、私はすべて乾燥機で乾燥させるので、
必要がないというか、柔らかくふわっと仕上がるので、それはないかな、という感じですかね。
香水で言えば、私、某エアラインに乗った時のCAの香水がすごくて、
閉鎖的な空間で、本当にきつくて、それ以来そのエアラインは使わないと決めましたね。
どこか分かっちゃおう、みたいな。
何人かがそうという感じですか?
特に一人。一人がね。それを一人が私の列の担当なわけですよ。
彼女が来る人なの。その人はおまけに、全然関係ない話になるけど、
03:03
よそ見しながらコーヒーをこぼすから、私の手にコーヒーをこぼした人なのね。
許せませんね。
そう、だからエアラインはもう使わないって私は決めたんですけど、
特に香水はきつい。それからタバコ、私もタバコ本当に敏感で、
特に歯まきは10メートルとか20メートル離れても気づくのね。すぐ分かっちゃうから、
カフェの向こう側、外の向こう側でやってる人がいると、本当席が移りたくなるし、
照らす席はまず選べない人なのね、私。だからタバコは本当に頭痛になるのでダメなのと、
柔軟剤はね、柔軟剤ウンヌよりも洗剤がまず日本よりもきついんですね、フランスって。
だからオーガニックの美容ショップで買うと、基本的にそんな入れてないから、
そこまできつくないし、全然大丈夫な軽い匂いなので、そこで私は買うようになってからだいぶ楽になったんですけど、
スーパーの洗剤コーナーの前は通れない。
あれはね、結構しますよね。
だって蓋してるはずなのに、
なんであんなにあそこの列がね、陳列棚がすごい。
いつも鼻つまんで通って、本当にあの場所にずっといたら、
多分頭痛くなるなっていうふうに思うので、本当素通りなんですけども、
前ね、化粧品を自分でやるようにしてるっていう話をしたときに、
今は美容で買ってるからいいんですけど、下手すれば自分で作れるなって思ってるんで、
香りも自分好みっていうか、科学的なものを入れなくてもできるような香りにできるので、
この口蓋はね、特にフランスの人は鼻、私、鈍いと思うんですよ、日本の人に比べて。
そうですね、あんまりこういう口蓋のことについて言ってる人もいないですね。
だってこんな口蓋言ってたら、大衆の方がひどいじゃないですか。
そうなんです。私思うには、フランスの方はおそらく大衆の方を隠すためにガンガンつける。
そっちの方がメイン。
効き目ないんですよ、あの大衆。
時々電車の中で、もう本当に鼻をつまんでじーっと耐えなきゃいけない時ってないですか?
あります。つい先週もそうでしたし、
あと、我が家のアパートマンというか、この建物全体をお掃除してくれてる男性がいるんです。
お掃除専門の男性がね、例えば公共の場所は全部彼がお掃除してくれるんですけど、
その人の体臭が強烈で、
彼がエレベーターに乗った後、私たちのフロアに来てお掃除した後、すぐわかるの。
臭いが残る。香水の香りじゃないんですよ。
06:00
体臭なの。ここまで強烈なんだと思って。
でもね、あれこそ口蓋言でもあるんですけどね。
ある意味、うちの主人がね、そこまでの強烈な体臭がなくて、ちょっとよかったとは思いましたけども。
でも本当にあれって、本人は案外気づかないみたいなんですよ。
すでに、ずっとそれに生まれてるから。
生まれながらの。
そうなんですよ。だから、本人が思ってる以上に周りは、うわって思ってるってことは本人は知らないんで、
言わない限りは、まあ普通言わないですよね。
延々に知らないまま、みたいな感じなんですよね。
だから、化学物質云々とか、たぶんそういう体臭的なものは日本ってそんなにないとは思うんですけど、
たぶんこのいい香り、香りづけをあえて人工的にするっていうのが、たぶん日本の方ではね、多いのかなっていう。
そうですね。
いや、結構私もきついんで、すごく気持ちはわかるかなっていう風に思うので。
郊外の出どころがやっぱり、本当にフランスと日本って違うなと。
違いますね。
このサイトを私もね、ちょっと拝見して思いました。
カルチャー。
カルチャーが出てますよね。
だから香水とかの感じではないんですよね。
日本の方は綺麗にしすぎて臭い。
もう本当に清潔度っていうか、衛生をそれにこだわりすぎた結果の郊外であって、
フランスだとその逆。
ナチュラルな本質部分が。
だってショッピングセンターとか行っても、なんかそういう匂いがね、臭い。
お風呂に入っていない方々の匂いが結構いろんなところでしませんか?
それはもう、だから閉鎖的な空間、電車とか建物の中とか、本当にきついですよ。
ただの、大衆って多分日本の人が、そんなこれくらいって思ってるレベルじゃないんですよね。
きついんですよね。
本当に鼻をつままないと、
皆さん、パリの人たちでも電車の中でみんな鼻つまんでますよね。
そう、降りるまでの我慢だみたいな。
あるいはね、車両を映っちゃう人もいるし、
一時期本当にそういうのに当たっちゃうと、大変な目にあっていたので、
この郊外っていうのをね、特に人工的な香りづけをしている方たちは、
ちょっと考えるきっかけにするのもいいかなと思いました。
はい、それでは本編スタートです。
はい、今回はムーケユキさんの2回目のインタビューです。
今回はですね、フランスの田舎に来てうつうつとしてた時から、
どうやって自分を取り戻していったかとか、
あとはそのセラミックアーティストとしてどういうふうに活動してきたかとか、
その辺の自分のこだわりとか、
09:01
自分と向き合う時期だったこのつらい時期をどうやって乗り越えてきたか、
みたいなところを伺っていますので、ぜひ聞いてください。
都会の暮らしとまたほら全然違って、
さっき田舎の暮らしで全然また違うって話をしてたけど、
子育てとしてはすごくいい環境ですか?
それだけは感謝してますね。
この綺麗な空気。
空気がやっぱ違うんですよね。
そうそう、全然違う。
あとなんだろうな、やっぱり家族っていう単位でここに大自然の中にいるから、
その時間を追い尽くしめるというか。
そっか、周りにないからね。
もうディスターブされるものがないから。
自然と家族みたいな。
そうそう、だから本当にその点だけはここにいてよかったなって。
どうやって、本当やるしかないからっていう感じで自然にやってったと思うんですけど、
やっぱり都会の暮らしが懐かしくなったりはしないの?
もちろんしますね。
だからね、秋さんに会いに行ったりとかね。
パリによく来てくれるんですけどね。
だから自分の中でバランスを取ることがオーガナイズするみたいな。
ここに周りに走ってる鹿とかイノシシだけ見てて鬱になった時はある?
ある、やっぱりありますよ。
あった、今は大丈夫。
それは、やっぱ冬とかそういう時?
そう、光合成ができなくなった時とかね。
特に11月とか2月はガーンと下がりますね、そういうモラルが。
そういう時はどうしてたの?
当時はね、泣いてた時もあった。
えー、そうだったんだ。
今はもう本当に強くなったので、そういう時には自分は動くようにとかすごいオーガナイズして。
前は子供もいるし、主人もしょっちゅういないし、
自分がここでちゃんとやっていかなきゃって追い詰めてたのかな。
あー、自分でプレッシャーをかけてたところがあった。
それがこうパーンと切り替えられたのはいつとかある?
なんか何かのタイミングがあった?
なんかなんだろうな。
すごく自分と向き合う時間があって、
その中でやっぱり自分のマイナスと思う環境をマイナスのままで終わらせたくないっていう気持ちがあったのかな。
その欠点であるとか、そういう部分を強みに変えていこうっていう気持ちがすごい生まれたんですよね。
それはやっぱりたくましく生きる術でもあるよね。
そうですね。
それで何かこう意図的にそうやってオーガナイズをして、
動きたい時はもうパリに行くとか、
本当に一人でふーっと来てますもんね、最近はね。
子供たちも置いてね。
でもそれで私が笑顔で帰ってくると、家族も嬉しい。
12:03
すっきりして帰ってきたなと。
だから多分ね、日本の女性たちもね、そういうのを貸してると思うんですよ、いろんなことを。
プレッシャーもあるしね。
でも自分は自由にしてあげていいと思うんですよね。
で、私たちが生き生きしていると、
みんなも嬉しい。
なるほどね。
その創作の話をね、トリフでもありながら、
実際創作活動もしてるじゃないですか。
それはやっぱり自然の中で見つけていった感じなの?
そうですね。トリフはまさにそうですね。
その創作活動は子供を産んで、
自分の時間がない時に、土に触った時にね、
もう自分の時間だけを過ごせたわけですよ、無になれず。
それは何かきっかけがあったの?
2人目を出産した後に、
友人のお母様が、
アートスクールの体験コースに行ってみない?って誘ってくれたの。
それは、北にいる時?
北にいる時に。
でも子供いるし、行けないなんて、もうダメ。
ゆき、自分の時間作りなさいよって言ってくださって、
そうだよね、って言ってみたら、
もうその午後の3時間、
一度たりとも子供たちのことを思い出さず、
夢中に土に?
そう、土に。
もうその感覚が忘れられなくて、もうそれからずっと。
それが初めてでも?
それが初めて。
土に触った?
そう、初めて。
じゃあそっからなんだ。
フランスに来てからよ。
それも偶然ではあったけれども、
自分を取り戻せた瞬間みたいな。
でね、この新しいお家にもしっかりアトリエが。
アトリエをね。
作って、で創作活動してるけど、
どんなものを作ってるの?
えーとね、お皿とか、
とかユーティリティなものに、
日常生活品みたいなね。
ものよりもどちらかというとオブジェ。
私の頭の中からポンと出たものを作ってるからですね。
だって今までそういうクリエイティビティなものをやってたわけじゃないよね。
やったことがなかった。
でそのソースっていうのかな、
そのアイディアって自分が眠ってたわけでしょ?ある意味。
ある意味ね、そうだよね。
その土によって呼び起こさせられたみたいな感じだけど。
思うんだけど日本にいた時って、
消費社会にどっぷり使ってたと思うんですよ。
特に都会にいたしね。
そうそう、だから自分でこう作るっていう感覚があんまりなくて。
むしろ使うみたいな。
どれを選ぼうっていう感覚だったじゃないですか。
でもフランスの空気って、
ものを作るっていう空気ないです?
あるかも。
例えば日曜大工にしてもフランス人大好きじゃないですか。
自分たちでやっちゃうからね。
確かに。
とにかく何か作る、クリエイトするっていう空気が多分、
15:03
主人の近くにいるっていうのもあると思うんですけど。
それで何かこう呼び起こされ、
しかも出産っていうことを経験して、
自分のペースでないリズムで生活していかなきゃいけないっていう
リミットが切ったのと同時に開花したみたいな。
最初は本当に子どもたちが学校に行ってる間とか、
そういうところからスタートしてたの?
そうですね。
その短い時間の中で一人になれる時間を使って創作したんだ。
その時間って自分にとってどういう時間だったの?
今もそうだと思うけど。
どういう時間。
贅沢な時間ですよね。
自分のために使える。
100%。
例えば作ろうっていう欲求が溢れてきてるのか、
何か出てくるものを自然にただ形にしてってるっていう感じなのか、
何かどういう感じですか?
どっちかというと、自然に頭の中に出てくるイメージを、
じゃあ次これ作ってみようとか、そういう感じですね。
ただ一つ違うのは、2011年に起きた東日本大震災の時は、
とにかく自然にというよりもメッセージのあるものを作るっていう。
決めたの?
やっぱりあれが創作にもたらした影響ってどんな感じだったんですか?
それまで自然に頭に浮かんだものを作っていたことが、
あのことでメッセージのあるものを作るっていうことに変わったの。
これを機械にこのメッセージ性のあるものを作るって。
そうだったんだ。
で、そこのアイディアを下りてくるまで結構早かったの?
そこ?
もう本当にこれは私、取り憑かれたような感じでしたね。
ミッションみたいな感じだったんだ。
多分ね、海外にいる日本人だったら誰もが感じた感覚だと思うんですけど、
罪悪感。
日本のみんながすごい苦しんでるのに、
私たちだけここにいて、こんな悪っていうかね。
直接影響を受けてないっていうことですもんね。
っていうところがあったじゃないですか。
その中で自分たちができることを、
例えば義援金集めをしたりとかね。
でもね、もっと自分にできることがあるんじゃないかってずっと思ってて。
それで、この福島の出来事を風化させてはいけない。
それが私ができること。
創作。
創作。これでパブリックに伝える。
あれが飾ってあった。
そう、着物福島。
っていうタイトルの。
どれくらいかかったの?
すっごい大きいじゃないですか。
2メートル四方のがトリプルですからね。
3つあるから。
3つあるからそうだな、やっぱり。
最初はね、1つだけだったんですよ。
あ、そうなんだ。
放射線。
真ん中のやつね。
18:00
で、いろいろ展示して回るということになって、
どんどんもっと湧いてきて、イメージが。
そうだ、これは過去と現在と未来っていうコンセプトでいこうと思って。
で、また新たに2つ作ったんで。
作ったんだ。
なので、トータルしたらやっぱり1年半ぐらいがかかってるんだ。
じゃあ最初は真ん中の1個メッセージ性の強いあれで、
過去と未来の2つの着物が加わったんだ。
そうなんですよ。
過去はね、桜のイメージでね。
美しいイメージ。
日本のね。
で、現在は放射のマークをバンバンとつけて。
で、未来は鏡をね、入れたの、中に。
そう、あったね。
だから、見に来てくれた方々が未来の着物を見て、
目にするものは何かっていうと自分自身なんですよ。
だから未来はあなた。
自信だよというメッセージを。
さすが。
創作家。
これ、どこでいろいろやってたじゃないですか。
はい、いろいろね。
欧州はあちこち回らせてもらいましたね。
あ、ほんと。
何箇所ぐらいでやったか覚えてます?
もう10箇所が超えてる。
ほんと。
私ね、その作品を見た後に、その個展の後に知り合ったんですよね、実はね。
だから本物を見たことがなくて、写真でしかなくて。
で、今回たまたま出してくれたから見れたっていう感じなんですけど。
今も見てもらえてよかった。
ね、あれは本当に、写真見た時からすごい良いなとは思ってたんだけど、
個展もやってたし、すごい良い感じでね、好評を博してるって感じだったから。
だって、ドーバー海峡渡りましたもん。
ローム島行ってたからね。
UCL大学で。
シンポジウム。
そう、シンポジウムの中でやってた。
世界の大災害っていう題材でね、シンポジウムがUCL大学であったんですよ。
その時に、展示しませんかっていうお話をいただいて。
素晴らしい。確かにね、大災害の中のメッセージだからね。
そうそう、だから本当にその題材と私が伝えたいメッセージが合致した。
本当にこれ以上のない機会。
なるほどね。
今はどれくらいの割合で、結構頻繁にやってると思うんですけど、
作品っていうか作っていってるの。
時間が空けばアトリエに飛んでいってますね。
こもってるんだ。
こもってる。
じゃあ結構そういう意味では、ご主人と一緒で、何かね、いつの間にか。
似ちゃってるね。
夫婦って似てくるのかしら。
彼の影響ってあります?創作的に。
あると思います。
例えば。
多大にあると思います。
本当彼はね、パッションなんですよ、音楽が。
それは感じる。
感じるでしょ。
感じる。
もう楽しくてしょうがないし。
私個人的な感想、もう子供の目になるのね。
本当に。
本当そうですよね。
もう嬉しそうに語る感じが、子供と一緒みたいな感じだから。
21:00
それがずっとだから、10代からやってるっていうことなので、その時から変わらず。
変わらず来てるんですよね。
彼を見てるとね、本当に24時間のうちの20時間くらいも音楽のことを考えてるんじゃないかっていうくらい
止まらないんだ、全然。
止まらないですね。
そこが耐えることもないんだね、年齢とともにとか。
ないです。
どんどん高まってるみたいな感じ。
本当に、もう体の一部ですよね。
なんかこうビデオを開けば、誰かが演奏してるピアノのシーンであったりとか、本当に音楽。
なんか彼を見ててすごいなと思ったのは、話をしてて年齢が高くなってくると、
一種の既得権じゃないけど、お偉いおじさまみたいな雰囲気の感覚があるけど、
すごい若い人たちとか、新しいジェネレーションの人たちの音楽からもガンガンインスパイアされてるっていうか。
だから、耐えることないなみたいな、そういうパッションは感じる。
だから人がおごり始めたらもうおしまいですよね。
だから自分が何十年も積み上げてきたキャリアもあるけれども、また新しい何かから学ぶ姿勢っていうのはすごい大事。
それがまた次のクリエイティビティにつながってるって感じ。
だから、私が言うのもなんですけど、彼の音楽を聴いてると古びないというか、いつもこの時代を表現してるっていう。
昔の感じになんかなっちゃってるみたいな感じではないってことよね。
やっぱりそれは常に常に学んでるからってことですよね。
なんかアーティストもね、いろんなタイプが多分いると思うから、きっとそういう影響もユキさんは受けてるっていう。
受けてますね。
ほんと夫婦にできてるね。
できてるね。
なんか私もだからちょっと時間が空くと、チュートリアル、陶芸のテクニックを学ぶ、そういうのを眺めてたりとか。
隣でチェックしてるんだ。
音楽の聴きながら私は陶芸の中を眺めてる。
そういうシーンが多いですよ。
2人でそれぞれアトリエとスタジオにこもるみたいな。
そうそう。
面白い。
でもそういうふうに考えたら都会ではなかなかできなかったことだから、あんな広いアトリエないよ普通の都会では。
なかなかできないじゃないですか。
だからその自然の中でできるっていうのはすごく結果的には。
よかったのかな。
じゃあこれからはトリフの栽培もしつつ、創作活動も続けつつ、何か未来の展望ってあります?
私ってね、目標設定型っていうよりも、人生の様々なターニングポイントで決断を下して、その決断に全力投球するっていうタイプなんですね。
全力投球していって、だんだん自分のステージが上がっていくじゃないですか。
そうすると、ステージが上がった自分に適した新しい何かが入ってくるわけですよね。
24:03
だからそのステージが上がっていて、どこに自分も行くんだろうっていうのをすごく自分でもワクワクしている。
あえてその時その時を楽しみながら次を見ていくっていう感じなんだ。
とにかく現在にすごくフォーカスしていて、今をエンジョイしながらステージを上げることを忘れず、自分はどこに行くんだろうって。
楽しんでるって感じ?
そうそう、そういうワクワクする感じ。
その今を楽しむコツって何かあります?
今を楽しむコツ。とにかく今あるものを大切に思う。人を大切に思う。自分の大切な人たちを本当に愛おしく思う。本当にそれに尽きますよね。
なるほどね。それはもう昔から思ってたの?
やっぱりね。自分と向き合う時間があって、やっぱり被害者意識が大きくなっている時期ってあるじゃないですか。
私が都会にいたらもっと楽しい生活ができたのに。
世界を飛び回ってたのにとかね。いくらでも言おうと思えば言えますもんね。
そんな時期があって、でも結局自分と涙しながら向き合う時間が大自然の中であって、やっぱり謙虚にもなれたし、結局その中で一番大事なものってなんだろうってことにやっと気づけたっていうのかな。
そのプロセスを経てなわけね。
本当そうですね。
そっか、いきなりじゃなくてね。
昔は同じようにいてくれたわけですよ。
そうですよね。
でも、いて当たり前って思っていて、今は本当に自分の大事な人たちが元気でいてくれる、自分の帰る場所がある、食べるものがある。
美味しいものがある。
それに感謝の気持ちが分けるようになったので、もうハッピー。
そっか、それだけでハッピーっていう感じだよね。
それプラスアルファで。
もっと次のことをやってみたいとか。
だからそのトリフ栽培もね、ライティングの方もずっと続けていきたいし、ずっとというか連載はね。
連載も今書いてるからね、それもちょっとまたブログとかでお知らせしようと思いますけど。
ありがとうございます。
で、なんかこうやっぱりフランス語もだんだんだんだん上手になってくるわけじゃないですか。
そうすると翻訳の仕事も入ってきたりだとか。
あと、なんて言うんでしょうね、こんなワクワクする仕事っていうこともフランスにいるからこそ。
できることね。
っていう話もいただいたりとか。
それでまた次のできることが増えていくのかなと。
だからその時間を楽しんで、ご縁ができたものをまた次々やっていくっていう。
なるほどね。ありがとうございます。
皆さんにお役に立てるのかしら。
大丈夫だと思います。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
はい、ユキさんの2回目のインタビューでした。
彼女がセラミックアーティストになったきっかけが、土を触ったこと。
27:02
子供を産んだばかりで、お友達に勧められて土を触りに行くときに、
彼女も子供が小さいからって言ったのをお友達が自分の時間を持った方がいいわよって勧められていったら、
その数時間全く子供のことを考えないで集中できた時間っていうのが忘れられなくなってしまって、
そこから創作活動を始めたみたいな感じですよね。
だから彼女は全然元々アーティストだったわけでも全くなく、
そういうのに縁があるタイプではないと思ってた。
彼女が土を触ったことで自分を取り戻したわけだから、
それを表現のきっかけにしたみたいなお話ですよね。
なんかさゆみさん感じるものとかその辺ありましたか?印象に残ったところ。
そうですね。北に最初いらして、次にまた道頓湯の方でしょ?
パリから6時間くらいまで。
私通ったことはありますけれども、パリ、サクッとパリに来るとかっていう感じの近さではないし、
そこで子育てしつつ、土を触るきっかけを与えてくれた子供たちがいたことっていうのが、
彼女のラッキーなところで良かったなと思いますね。
何かそういったきっかけ?本当にどんな状況でも彼女って自分を諦めずに探していった感じ。
すごい強いなと思いました。
今回インタビューは彼女のお宅でさせていただいたんですけれども、
いつもパリでよく会っているので、今回10月の終わりかな。
秋休みの時に遊びに久しぶりに行ったんですが、彼女のお家ってこの字型になっているんですけど、
反対側に彼のスタジオがあり、その反対側には彼女のアトリエがあるのね。
すごい。
やっぱり大きいですよ。
2人とも別々の空間で、
リビングで会うみたいな。
自分の時間を持っているっていう感じなんですね。
彼女のアトリエの窯とかそういうのも全部揃ってるし、
すごいですね。
彼女が彼女でその時間を集中し、彼は彼ですぐスタジオに行っちゃいますからね、ご飯食べると。
そういう感じの人なので、アーティストが2人でいるみたいな。
お子さんもいらっしゃるみたいな。
お子さんはどういう感じですか?やっぱりアーティストっぽい?
アーティスティックな部分はあると思うんですけども、
彼女の話によると、上のお子さんは音楽はやってない。
だからお父さんがアーティストだからって、自分は音楽の道には行かなくてもいいよねみたいな感じで、下のお嬢さんはピアノをずっと続けてるって言ってたので、
だからそれを職業にしたいと思ってるかどうかわからないけど、影響は受けてるのかなっていう感じですね。
30:07
だからやっぱり田舎だから、ある意味集中しようともできる環境ですよね。
それはいいですよね。私はいいなと思います。
彼女も言ってましたけど、3.11の時の、今まで好きなものを作ってたんだけども、初めてメッセージ性のあるものを作るって言って、
実際に作品とかも本当にすごい綺麗な着物の形をしたパネルなんですけども、今回実物を初めて彼女のうちで見せてもらったんですけども、
やっぱり古典をあちこちでやったり、ロンドンにも行ったり、そうやって活動していく。
ただ作るだけじゃなくて、そのメッセージを伝えていくっていうのを、自分のできるところからってことでやっているっていうのは、
すごい着実にやってるっていう。
ご夫婦それぞれ本当に似てきたというか、
そう言ってますよね。
計らずともそうなってしまったみたいな。
プラス今トリュフがありますからね。
だから彼女自身もやはりすごい辛い時期があったけれども、今はそれを楽しむっていう風に言っていて、
これオフレコではその後喋ってたんですけども、やっぱり彼女の田舎にいるからダメなんだとか、田舎にいるからできないんだとか、
そういう時期もやっぱりあったんですって。
それをアクセプトするというか、受け入れるまでに時間がかかって、今はそれを受け入れてエンジョイする方に切り替わってるって言ってたけれども、
やっぱり彼女も言ってて、なるほどなと思ったのは、被害者でいるうちは何も変わらないと。
女性は変わるのが仕事だから、
たとえば出産したり結婚したり、家族の影響とか仕事の影響で、状況に応じて変わっていかなきゃいけないのが仕事だから、
その仕事だっていう風に変わらないでられるっていう発想をやめるっていうことを、それも受け入れるっていう話も。
耳が痛いかも。
そうですか。
耳が痛いかも、本当に。
やっぱりあの時は良かったとか、独身時代の自分と比べてもしょうがないですね。
あるんですよね、でも。
だってその時の動きとはもう全然違うし、そこをやっぱり受け入れて次のステージに行くか、
過去にこだわって私はそれが今はできない被害者でいるかっていうのは本人次第かなっていう気がしますね。
素晴らしい教訓ですね。
素晴らしい教訓。
彼女も言ってて、私も実は大好きな本の中で言っているアルケミストっていう前も紹介した本が、
彼女も後からこのシーンがやっぱり彼女も大好きっていう風に言って教えてくれたんですけど、
ある人がお城の中でこの油をスプーンの中に入れて、
33:04
お城の中を探検してこいと、お城の中にあるものを探検してこいって言って帰ってきたら、
油の入っているスプーンは空になってたんですね。
つまり外を堪能すると目の前のスプーンのことを忘れてしまう。
でも今度スプーンにフォーカスしてしまうと周りを楽しめない。
一番大事なのは世界のこの素晴らしいものを味わいながらスプーンの油、
つまり自分の身近な家族とかを大事にすることを忘れないことっていうのが、
彼女はすごくいつも好きって言ってて。
いいお話。
アルケミストまた読んで欲しいなと思うんですけど、
そこの話にも出てたので、
多分その辺が彼女の今にも通じてるのかなっていう感じがしましたね。
次回も素敵なゲストをお迎えする予定なので、ぜひ楽しみにしていてください。
ありがとうございました。
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また皆様からの質問や感想をお待ちしています。
オフィシャルサイトはパリプロジェクトで検索していただき、
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また次回もパリで学んだブレない自分の作り方をお楽しみに。
アキでした。
34:54

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