1. パリで学んだ「ブレない自分の作り方」
  2. Vol.58「究極にムダなことをし..
2017-05-04 36:05

Vol.58「究極にムダなことをしたくなった」

ワンピースのブランド、yukasiiデザイナーで、ベンチャー企業の経営にも携わっているYukaさんのインタビュー(1回目)。学生時代に公認会計士の資格をとり、ベンチャー企業に携わっていた仕事大好きの彼女が、ワンピースのブランドを立ち上げたいきさつについて、お話してくださっています。

オープニングは5月7日に行われるフランス大統領選挙決選投票に向けての、今回の動向について語っています。



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こんにちは、あきです。今日もパリで学んだ、「ブレない自分の作り方」の時間がやってまいりました。
さやみさん、どうぞよろしくお願いいたします。 お願いいたします。
5月5日ということで、大統領選挙、フランスの大統領選挙が、決戦投票がもう迫ってるという段階で、今まさに2人が選ばれて、これから
決定していくという段階なんですけども、4月の終わりに11人から2人に絞られたってこの選挙戦なんですが、
私もブログで、ちょっと簡単に10分で分かるフランス大統領選挙っていう記事を書いて、分かりやすく書いたつもりなんですが、
今回はいつもと違う選挙って感じがしませんでしたか?
生活に密着してる、すごく影響の大きい選挙ですよねっていう印象がありました。
やっぱりその経済的な、世界的流れとして、イギリスのEU離脱の国民投票が通り、
アメリカの大統領がトランプさんになり、みたいな流れの中で、次フランスどうなるの?みたいな、これでフランスがどうなるかによって、EUはどうなっちゃうの?みたいなぐらい、
結構大変というか、世界に影響を与えるという感じでしたね。
私は、もちろん私たち選挙権がないけれども、4人が主要候補と言われていて、2人がEUは賛成、2人がEU離脱派だったんですけど、
EU離脱の人たちが2人当選しちゃうと、決戦投票に行くと、明らかに離脱の雰囲気がないですよね。
で、その時に私が記事で見たのは、もしフランスがEU離脱になってしまうと、リーマンショック以上の経済危機になるっていう記事を読んだ時に、
なんか、やっぱりなって思ったんですよね。
それは私の主人は、もう選挙が1週間前ピリピリで、もう家の中にいても私、居場所がないぐらい辛かったです。
なぜかというと、銀行、投資銀行に勤めてるんですね。
で、もろに選挙の結果が受けるんですよ。
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誰が大統領になるかで、彼の仕事とか銀行の業務においても大きな影響を受けてしまい、もうね、それが私たちにもすごく伝わってきてて、辛かったです。
そのピリピリは、でもどうなっちゃうんだろうっていう感じですか?
一番ピリピリは、共産党の方ですね、メランションさんという方が、もし大統領選挙に残った場合、決選投票に残った場合に、
富裕税を課すとか、とにかく左横しても共産党なんですね。
富裕層、ある程度お金を稼いでいる人たちには非常に厳しい政策なんですよ。
なので、そういう場合にも、多分お金のあるフランス人はみんなフランスを出てしまうんじゃないかっていうぐらいの影響のある。
彼が思ったより伸びちゃったのは、社会党って言われていつも強い、今大統領であるオーランドさんのいる党が、あまりにも弱くなってしまったっていうのが流れちゃった原因なんですよね。
だから、その辺で私がすごく感じたのは、投票率が80%ぐらいあるじゃないですか。
皆さんすごい考えて気にされてますよね、若い人も。
そう、やっぱり誰に投じるかわからないっていう人はいるけれども、直接選挙のすごさっていうのは影響大ですよね。
多分、選挙に行って何も書かずに、白紙で出してる人もいるみたいですね。
だから、投票したい人がいない、だけど選挙には参加してるっていう方もいらっしゃいますよね。
だから、そういう意味では関心度がやっぱり高いし、私の感覚で言うと子どもたちも結構話してる。
びっくりです。バスの中で見た7歳か8歳児の男の子2人が、過去のサルコジさんの政権について話してるんですよ。
サルコジさんは、最初いいと思ったけども、結局彼何もしないで終わったよね。
オランドさんもそうだよね。今度の人たちもどうなるかね。
7歳8歳の男の子2人が、ルペンはどうだ、マクロンはどうだ、話し合ってるのに私は衝撃を受けました。
ちょっと日本では確かに見ない光景ですよね。
でも普通にね、それが話されてますよね。
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だからそういうのに、いくらテレビで見てるからといって、学校で話す話題なのかなと思ってたら、
結構子供たちも、その学校の友達と、パパとママは誰に入れるんだとか、そういうことを結構話してて、
で私のところにも、誰々は誰々に入れるんだって、っていうのを聞くと、
ああもううちの話も全部つっつかなきゃなんだろうなと思いながら聞いてるわけなんだけど、
そういう話ができる環境は、それはそれでいいなと思いましたね。
子供の頃からそういった政治にね、関心を持つというか、ちゃんと入っていけるっていうのは、とても大事なことだと思うんですよ。
だって自分のね、暮らしてるその国の生活のね、大統領が誰になるかによって、すごくこう変わってることなので、とても重要なことだと思います。
そういう意味では、まだまだこの5月7日まで、関心が強い状態でいくと思うんですけども、
結局マクロンさんと極右政党のルペンさんが決戦の方に行ったということで、どうなるかっていう、
一応ルペンさんが当選したら女性初の大統領ですけどね。
そうですね、でも外国人である、ある意味移民である私には、とても厳しい世の中になりそうなので、
彼女はEUも出ちゃうって言ってますしね。
そうなると私も考えなきゃいけないかなと思うと思いますね。
もし本当に極右の大統領がなっちゃったら、フランスも本当に大変なことになるんじゃないかなと。
多分、いろいろ混乱すると思いますね。
結果はどうなるかわかんないですけども、ニュースはルペンさん見た時に、もうすごいんですよ。
大統領にならないはずがないみたいな感じで、もう完全に演説がこういう。
うちの夫曰く、ルペンさん極右ですけども、実際大統領になって、そんなにすごい極右なことはできないと思うと言ってるんですよ。
すごい反発があると思うんで、だから彼女の言ってることの半分ぐらいしかおそらくできないと思うよと言ってました。
結局トランプさんだって、あんなに選挙中はガンガン言ってたけど、大統領になったらそこまでできないっていう感じもあるじゃないですか。
でも、大統領になったら公約をやらないで半分しかできなかったっていうのは、それはそれで私は責任問題だと思うので、
言うだけ言ってなっちゃったとできませんでしたっていうのは無しにしてほしいですけどね。
でもルペンさんの公約は結構怖いものがあるので、あれはできない方がいいかなと思いますね。
マクロンさんはね、その前12月年末でしたか、その年上の奥様のお話を。
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お話しましたね。
本当になっちゃうかもしれないってことですよね。
でもね、多分可能性としては一番高いです。
多分なる方に行くだろうと思いますけどね。
そうすると、あの奥様はファーストレディーになってしまうという。
シンデレラストーリーになるんですかね、どうなるんだろう。
またこれも新たな歴史を作りますね。
ということで、結果をまた楽しみにお伝えしたいと思います。
それでは本編スタートです。
今回はインタビューをまたさせていただきました。
ユカシーデザイナーのユカさんです。
このユカシーデザイナーのユカさんというのは、ユカシーというワンピースのブランドを自分で立ち上げているんですが、
同時にベンチャー企業の経営にも携わっているという、ちょっと異色なタイプの方なんですよね。
で、彼女は自分で立ち上げて展示会とかもやって、
あちらこちらのポップアップとかでもやってるんですけども、
彼女にそのベンチャー企業の経営をしながら、どうやってデザイナーという仕事もやってるのかっていうところを、
ちょっとお話を伺いに行ってきました。
それではインタビューをお聞きください。
こんにちは、アキです。
今日も素敵なゲストをお迎えしています。
ユカシーデザイナーでベンチャー企業の経営をされていらっしゃるユカさんです。
ユカさん、今日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
ユカさんは洋服のデザイナーでもあり、ベンチャー企業の経営をされているという、
なんかこう全然違うことを二極化されているのをやっていらっしゃるイメージなんですけども、
まずユカシーってどんな服なんですか?
どういう服のデザイナー?
私がやっているユカシーっていうワンピースのブランドなんですけど、
ワンピースしか作らないっていうコンセプトでやってます。
ユカシーって奥ユカシーっていう日本の言葉があるみたいに、
もう今はない言葉なんですけど、ユカシーっていうワクワクする好奇心みたいな意味があって、
上質感と高揚感っていうのをテーマにしたワンピースを作っているブランドになってます。
これはどれくらい、スタートしてどれくらい経つんですか?
スタートして今3年くらいですね。
実際にパリでも展示会されてましたよね?
そうですね。デビューがパリで。
デビューがパリだったんですね。
そうなんですよ。それで秋さんにお会いしたっていうのが最初のきっかけだったんですよね。
こちらのベンチャー企業の経営の方はどれくらいされてらっしゃるんですか?
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それはもう長いですね。8年くらいですかね。
今は2社やってらっしゃるって?
そうですね。メインで2社。
ベネクスっていう会社とGEDメディアグループっていう会社に関わらせていただいてます。
ちなみにベネクスっていうのはどういう?
ベネクスは運動中に着てはいけないスポーツウェアっていうちょっと変わったスポーツウェアなんですけれども。
どういう意味なんですか?運動中に着てはいけないスポーツウェアは。
運動中に着るものじゃないですか。
なんですけど、ベネクスのスポーツウェアっていうのは休む時に着るウェアになってます。
聞いたことあるわ。なるほどなるほど。
やっぱりアスリートのために運動・栄養・休養の3つがすごく大事だと思っていて。
運動ってどういう運動をすればいいかっていうのもいろいろ研究が進んでいるし、
栄養っていうのもサプリメントとかでプロテインとかビタミンとか決まってるんですけど、
休養っていうところについてはあんまり研究がされていなくて、
ベネクスっていうのは休むときに単に寝て休みましょうというわけではなくて、
そのウェアを着てとかお風呂にきちんと入ってとか全部アロマを焚いてとか、
きちんと休養する。攻めの休養と呼んでるんですけど、ただ寝るんじゃなくて、
休養についても積極的に休養をとっていくためのウェアになってます。
GDメディアグループっていうのは?
GDメディアグループは台湾人、香港人が日本を観光するときに見るメディアを運営してまして、
台湾人、香港人の人が日本に来るときに、例えばレストランだったりホテルだったり、
アミューズメントパークだったり飲食店だったり、そういういろんな情報を取るときに、
検索するポータルサイトみたいなものを運営してる会社ですね。
これも長いんですか?
これは今4年ぐらいですね。
全部、いわゆる中国語で書かれている?
そうです。なので、社員も台湾人が半分以上。
そうなんですね。
ちなみに、Yukaさんは中国語は?
私、語学はあんまりできないですね。英語がフランスでちょろっと話せたぐらいで。
中国語も全然できないんで、うちの社員がみんな日本語がペラペラなので。
なるほど。必要ないってことですね。
そうですね。それに甘えてしまっていて。
で、全く違うお仕事を擁有されてて、
もともとYukaさんは、どういうキャリアを積まれてきて今に至ったかっていうのをちょっと聞きたいんですけど、
もともとは、Yukaさんは何をされてたんですか?
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もともとは、大学生の時に公認会計士の資格を取って、
監査法人に4年間入って、その後、ベンチャー企業をいくつか、
合計10社ぐらいですかね、見て、今も並行して、
GDメディアグループとか、ベネクスは関わらせていただきつつ、
Yuka氏の、自分がデザインをして、商品を製造して販売しているっていう事業もやっているっていう感じですね。
もともと、じゃあ学生の時っていうことは、公認会計士になりたいと思って勉強したってことですか?
そうですね。大学入る時にもう公認会計士になろうと思って、大学を選びました。
なんでその公認会計士になろうと思ったきっかけは?
うち、もともと親が自営業なので、やっぱり自分もそういう事業に関わったりしていくだろうなっていうところはあったんですけど、
結構美大にも行きたかったんですよ。
またちょっと違う部位ですね。
やっぱり絵を描いたりとか、アートが好きだったので、美大にも行きたいなって思ったんですけど、
親からの勧めもあって、もともと数学はすごい得意だったんですよね。
好きなことはアートだったんだけど、得意なこと、全然勉強しなくてもできることは数学だったんですよ。
理系だったらお医者さんとかいろんな道もあったと思うんですけど、あんまりそういうことに全く興味がなかったので、数字は結構得意だなっていうのも自分でも思っていたので、
絵とかは後からでも勉強もできるから、まずはそういう普通の大学に行った方がいいんじゃないかっていう親の勧めもあって、
だったらもう会計士の資格を取るぐらいやろうと思って、会計士の合格率が一番高い大学を選んで、
その時から数字でどうせやるんだったら公認会計士みたいなところのイメージがあったんですか?
そうですね。公認会計士、企業のお医者さんっていうふうに言われるぐらい、会計だけじゃなくて法律とか、いろんな経営学とか、そういうことを全部勉強できるので、企業のお医者さんになりたかったんです。
自営業だったご両親の影響っていうのもあるということですね。
社長さんを助けたいっていうのが結構ありましたね。
その後、大学を卒業されて監査法人に入られたってことなんですけど、監査法人ではどんな仕事っぷりというか。
普通監査法人って東京の監査法人に入って、みんなが知っているような上々企業の監査をしていくっていうのが普通のキャリアなんですけれども、
私は社長さんを助けたいっていうところの思いがあったので、当時静岡でベンチャーサポートっていうのをやっている監査法人があったんですね。
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東松の静岡事務所って、なのでそこに会えて、東京じゃなくて静岡に行ったんです。
出身は東京なんですよね。
そうですね。神奈川県なんですけど。
東京県から離れて。
静岡に行って、やっぱり小さい会社を見れるので全体像がわかるんですよね。全体像がわかるし、監査っていう仕事も全体像がわかるのと、あとはベンチャーサポートっていう業務も結構あったんですよ。
なのでそういうベンチャーサポートをその時からやらせていただいて、ベンチャーサポートと監査と、あとは常常支援、常常済みの会社の監査ではなくて、まだ常常していない会社、これからの会社っていうところを一緒に入らせていただいたりとか、そういう時にいろんな製造業もあればサービス業もあれば、いろんな業態の会社さんを見させていただいて、
ビジネスの流れというか、そういうのを勉強させていただきましたね、4年間。
本人会計師さんとしての醍醐味ってどんなところにありました?ベンチャー地図を見て。
本人会計師としての仕事っていうところになると、やっぱり投資家のための仕事なんですよね、会計師の監査の仕事自体は。
なので、どっちかというと社長さんのためっていうことよりは、株を出資している人のために、その会社が嘘をついていないのか、きちんと、投資版の事件とかありましたけど、きちんと不正をしていないかをチェックするっていう仕事なので、
そこは正直醍醐味っていうのが自分の思いと少しずれるところがあったので、やっぱりそれで自分で独立したいなって思ったってところはあるんですけど、ベンチャー支援は思いも重なっているので、すごく楽しかったですね。
- それとか、そういう部分は全くブレてないんだ、ゆかさんの中で。社長さんを助けたいっていうところは。
- そうですね、今もそれはすごく得意なことだし、感謝されるし、ブレてはいないと思います。
- じゃあ何をきっかけに4年で辞めようと思ったんですか?
- 正直言うと最初から3、4年で辞めようとは思ってたんですよね。
- 元々じゃあ独立をイメージしたってことですか?
- その時はまた違う会社に移ろうかなとも思ってたんですけど、いろんなタイミングがあって、うちの会社に来てほしいっていう話がその時あって、それで独立というか、反独立、捨てざるを得なくなったというか。
- なるほど、じゃあその会社を辞めて。
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- ベンチャー企業に入ったという感じですね。
- で、東京に戻られたの?
- ずっと静岡でいらっしゃったの?
- その時は、東京にも来てましたね。
- じゃあ、一社から面倒を見始めてとか、だんだん増えていったってことですか?
- そうですね、さらまわしのように一社をまず軌道に乗せて、また他の会社もみたいな。
- で、マックスどれぐらいあったんですか?
- マックス8社ぐらいあった時もありました。本当に仕事しかしてないっていうような生活でした。
- 20代だから半ばから後半ですよね。
- そうですね。
- 仕事オンリーの生活ってどんな感じでした?
- 仕事もだから本当にお風呂の中でも考えてるし、トイレの間も。
- なのでもう1日16時間ぐらい仕事をしてましたね。
- 土日も?
- 土日も。
- その状態って、ゆかさんにとっては多分楽しかったと思うんですけど、どういう気持ちでやってたんですか?
- なんかできないっていうことがないと私は思ってて、何事も。自分がやれると思ったらやれるし、できないと思ったらできないと思ってたので、
- その会社は当時もう業績があんま良くなかったけど、自分がもうそれを変えるんだっていうつもりでやってたので、絶対できると。
- やりまくれば絶対変えられると思って、営業もやったし、広報もやったし、商品開発も採用、面接も。もちろん会計とか原価計算とか、利益が出るようにコスト削減とかもやったし、
- そうですね、仕事というか趣味みたいになってましたね。
- じゃあ、公認会計士として携わる、その皿回しっていうのはじゃなくて、もう経営として入っちゃってたんですか?
- そうです、経営として入ってたので、全部やるっていう感じですね。
- じゃあ、営業とか広報とかもずっとやられて。
- そうです、そうです。なので最初はやっぱり会計ばっかり見てたんですよ。なんですけど、会計って最終プロセスなんですよね。事業のこういう流れがずっとプロセスがあって、最後にそれが会計数字として現れてるだけなので、
- 数字ってある意味いじっくり回してても何にも生まれないんですよ。
- そういうことですよね。
- 今あなたの会社はこういう体質ですよとか、ここがやばいですよとか、ここはいいとこですねっていう評価はできますけど、
- 最後のね。
- でもそれって今までやってきたことの結果であって、じゃあそれをどうしたらいいんだっていうところをやっぱり最初は言ってたんだけれども、やっぱりそれってベンチャーだったら人も足りないし、
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- じゃあもう自分がやっちゃえみたいになったんですよ、途中から。なので、あとやっぱりいきなり入ってそんなこれやれあれやれって言われても、社内の反発とかもあったんですよね。
- 動かないですよね、人はね。
- そうですよね。だからそんな突然来てあれやれこれやれとか言っても、じゃあ人は動かないし、自分もだから同じように汗をかいてやらなきゃみんなの仲間にもなれないなとも思いましたね、その時。
- 営業も広報も全部やったと。
- そうですね。
- それを一社でやってたんですか?
- そうです、その時は一社ですね。
- その後、どうやってそういう経営に携わりながら床Cが出てくるのかっていうところがすごく興味があるんですけど、なんで、そういう16時間働いてたわけですよね。そっからどういう流れになるんですか?
- なんかその時にやっぱりストイックに色々やって、やっぱり会社はすごい業績も伸びたし、社長さんにも感謝されて、社員の人も最初出してた心が私に心を開いてくれたりして、ある程度やり切ったなっていう感覚が一つあったのと、やっぱり効率性とか数字を意識しすぎて無駄なものを全部削ぎ落としていくような作業だったんですね、その時。
- なので、人生って何だろうってちょっと思った時に、やっぱり無駄なことの中に楽しさとか価値って結構あったりするよなって思ったんですよ。
- 例えば、別に友達と飲んでるっていうのも、本当に数字とかそういう意味で言ったら無駄ですよね。
- の時間になるかもしれない。
- でもそういうところのウダウダしてる中から、新しいアイディアが湧いたりとか、友達との関係性、自分が癒されてとか、そういうのってすごい大事だし、
- 例えば、そういうコストだけ考えたら海外でものも作った方がいいし、どんどんそうやって本当にコストを削減しようと思うとどんどんどんどん削減できるし、そうするともう無駄なものが一切なくなって、何も楽しみもなくなるというか、
- それをすごい思ったんです。例えば伝統工芸とかだって、別に伝統工芸なんて単に器として飲むんだったら、一番安いグラスを使えばいいだけですよね。
- なのでそういうところで、無駄なものをやりたいっていうんですかね。
- なんかちょっと一気に針が触れたんだ。この無駄な効率を重視した結果、そうじゃない部分っていうのを余白みたいなところを求めたくなったって感じなんですかね。
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- そうですね。なので究極に無駄なものをやりたくなったというか、例えば絵描き、私その絵が描くの好きだったんですけど、じゃあ絵ってニーズなんてないですよね。
こういう風なニーズがあって、マーケットがあってっていうものじゃなくて、アートって自分が描きたいように描いて、それを見た人が心を揺さぶられてその絵を買ってくれたり、
なのでニーズがあるものって逆算思考で、お客さんがこういうニーズがあるからこういう商品作ってとか、こういうサービス作ってっていう思考ですけど、
自分がいいと思うものを世の中に解いてみたいというか、そういうことをやりたかったんですよね。
- それが1日16時間働いてる中でムクムクと出てきたってことなんですか。
- そうですね。あとやっぱりずっとナンバー2としていろんな会社に関わらせていただいてたので、今もそうなんですけど、
なので自分がナンバー1で会社をやってみたいって思いもありましたね。
やっぱりそれはすごく自分の勉強になりました、そういう意味では。
- ナンバー2とまたナンバー1は違う。
- そうですね、やるまではナンバー2とナンバー1はほとんど近くにいて、他の社員の人たちとナンバー2とナンバー1がいたら、
ナンバー2ってナンバー1にほぼ近い位置にいると私は思ってたんですよ。
- そう見えるしね、やっぱり。
- でも実際自分がナンバー1をやってみてわかったことは、ナンバー1とナンバー2はものすごい差があって、
ナンバー2はむしろ他の社員の人と近い位置にいる。
- ナンバー1から見るとナンバー2とナンバー1が近かった。
- そうです、もうナンバー1とナンバー2は全然違いましたね。
- 例えばナンバー1とナンバー2のやってみた大きな違いってどこにあるんですか?
- ナンバー1は最終決定者なので、全ての責任をやっぱり負うので、
ナンバー2の時ってある程度自分も考えるけど、最後の取り出というかナンバー1がいるので、
選択肢をABC並べてどうするとかいうところまで持っていけばいいですよね。
でもナンバー1だと本当に自分が全部を決めなきゃいけないので、
そこの責任の重さとか、もちろん意思決定はナンバー2も日々してるんですけど、
それによって会社が本当に右か左かどうなるんだろうっていうところをやっぱり決めなくちゃいけないので、
ナンバー1のやっぱりストレスと責任の重さというかは本当に大きいものなんだなってその時思いましたね。
- ナンバー2の時とはまたちょっと違ったってことですね、もう。
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- そうですね、だからナンバー1やってみて初めて社長の苦しみとか、楽しいことももちろんありますけど、辛さとかも分かりましたね。
- ナンバー1になった良さっていうのはどこにあります?楽しさっていう部分は。
- まあやっぱり自分が全部決められるし、自分に全部返ってくるし、
- そうですね、意見が社長さんが他にいるわけではないので、割れることがない。
- 自分がいいと思った人を採用して、自分がやっていくっていうところではもちろん良い部分もある。
- はい、ゆかさんのインタビュー1回目でしたけれども、これちょっとカフェでやったので、このカフェ実はですね、
隣が中国系のアイドルの収録を始めちゃったんですよ。
- これは日本ですか?
- 日本なんですよ、東京でやってたんですけど、彼女が指定した場所が、ちょっとオシャレなカフェがあって、テラス席でいいのよって言って誘ってくれた場所が、
急に中国系のアイドルたちのテレビ収録が始まってしまって、ガチャガチャになってしまったみたいなところがあるんですが、
彼女の今回のデザイナーに至るまでの戦っていうところをちょっと1回目でお話を伺ったんですが、
さゆみさん、なんか感じたところってどんなところですか?
- なんか、公認会計士になられたんですよね。
- そうなんですよね。
- だけどやはり、もともとアートとかそういったところにも興味が多い方だったんですよね。
美大にも行きたいっておっしゃってましたよね。
- だけどご両親のお勧めで、ご両親はよくゆかさんのことを見ていらっしゃったのかな?
そういう感じがありましたけれども、それで進められた方向に行き、そこでまた花話活躍をされ、
だけどやはり自分の熱意というか、そういったところでお洋服、ベンチャービジネスのサポートみたいなところで、
お洋服のブランドの立ち上げとか、すごいエネルギーがあるかなという印象を受けました。
- 面白いですよね。
- 全く別分野。
- 別分野ですよね。
- だから彼女のすごいなと思ったところは、決めたら絶対やりにくって感じがするんでしょう。
例えば大学入る時ももう公認会計士になろうと思って、公認会計士の人が多い大学にわざわざ行き、
- 秋さんそんなこと調べました?
33:01
- 全然。だってその時に何するかなんてあんま考えてなかった。
- 私も何も考えてませんでしたね。
- で、彼女は結局学生時代に資格も取っちゃうわけだから相当勉強されたはずだし。
- すごいですよね。そこまでそんな若い頃から考えてたんだ。
- っていうことですよね。社長さんを助けたいっていう彼女の思いっていうのもあったと思うんですが、
実際にベンチャー企業に関わるようになるまで、監査法人のところで、
わざわざ静岡っていうところに行き、小さな会社を見れるからっていうことで結構働き、
効率効率っていうところから、この効率の無駄の中に楽しさや価値があると。
- 価値があると言ってましたね。
- で、究極的にこの無駄なことを逆にやりたくなったっていう。そこが面白いですよね。
- 彼女のすごい面白いなと思ったのは、ニーズニーズのマーケティングの世界とはまた違う、
自分の好きなことをやってみたいっていうか、世に問いたかったっていうそのアーティスティックな感じが、
すごく彼女の全然違う分野を両方やるっていうところにつながったのかなっていう気がしましたね。
- 面白いですね。というかそのエネルギーが私はすごいなと思いました。
- 実際に次回は彼女のブランドの話をしてくださる、どうやってブランドを立ち上げていったかっていうところをお話しいただくんですけども、
彼女のワンピースを、ブランドを見てみたいという方のために、
ポップアップショップが5月31日から6月5日が松屋銀座で、6月7日から6月13日までが京都の高島屋で行われてますので、
もしかしたら彼女もいらっしゃるかもしれないんですけれども、もしそのワンピースを見てみたいというお近くにお住まいの方は、
ぜひ覗きに行ってほしいなと思います。ではまた2回目も楽しみにしてください。
この番組は毎週金曜日を目途にお届けしています。
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また皆様からの質問・感想をお待ちしています。
パリプロジェクトで検索していただき、そちらのお問い合わせからPodcastを選んでいただき、質問や感想を送ってください。
どしどしご応募お待ちしています。
また来週のパリから学んだぶれない自分の作り方をどうぞお楽しみに。
さゆみさんありがとうございました。
ありがとうございました。
秋でした。
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