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2020-04-23 36:33

#41 北海道新型コロナウイルスまとめサイトの立ち上げ秘話や運営方法

わずか数日で公開された北海道新型コロナウイルスまとめサイト。
そのプロジェクトの成功の背景にある立ち上げ時のメンバー達の熱意、行動などの秘話や、今後の運営について渡辺陽太さんに聞きました。
00:00
皆さん、こんにちは。AirSap第41回です。 AirSapは札幌のiOSアプリ開発者たちが、アプリ界隈の話を中心に雑談をするポッドキャストです。
今回はですね、特別ゲストとして、北海道新型コロナウイルスまとめサイトの立ち上げに携わった渡辺さんに来ていただいております。
渡辺さん、自己紹介をお願いいたします。
はい、こんにちは。渡辺です。渡辺洋太と申します。
札幌でiOSとAndroidのアプリエンジニアをやっております。
おそらくAirSapでお話しされている方の中では少数派だと思うんですけど、ずっと会社員でプログラムを書くお仕事をしています。
アプリを専門に始めたのは2014年ぐらいからですかね。大学を卒業してから一度SIRに勤めて、ウェブのお仕事とかしてたんですけど、
途中からMacアプリを専門に担当するようになりまして、5年ぐらい勤めた後に転職決意しまして、
それまでのMacのキャリアを生かそうと思いまして、札幌のCrypton Future Mediaという会社に入りました。
初音ミクを開発している会社なんですけど、そこで初音ミクのMac版開発をやりたかったんですけど、
いざ入社してみるとiPhoneアプリ作ってほしいんだよねみたいな話になりまして、そこらへんからiPhoneアプリの開発のキャリアがスタートしたという感じですね。
現在は株式会社夢見のiOSテックリードをやらせてもらっています。今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
そんな現在iOSに関してガンガンやっていらっしゃる渡辺さんなんですけど、
ちょっとあれですよね、渡辺さんぐらいの年齢でMacから入ってきた人って実は珍しいような気がしますね。
そうですね、そうだと思います。大体の方はiOSからスタートとか、Swiftから開発始めたとかっていう方が多いと思いますね。
そうですよね。なんかもっと上の方だと結構いるんですけどね、Macからっていう人。
そうですね。私もそんな印象ですね。
ですよね。で、ちょっと本題に戻すと。
そうですね。今iOSでやられている渡辺さんが新型コロナウイルスのまとめサイトの北海道バージョンを作るというか、
それに立ち上げに関わるようになったのは、これは何がきっかけだったんでしょうか。
きっかけは1ヶ月ぐらい前の話なんですけど、東京より先に北海道の研究事態宣言が発令されていた真っ只中ですね。
東京のコロナ対策サイトがIT業界で話題になったと思うんですが、オープンソースでGitHubで開発しているよみたいなところが。
北海道も緊急事態宣言真っ只中で北海道もやらねばっていう感じで立ち上がった人たちがいて、
そのお気に入りの方とFacebookでつながっていたっていうところですね。
声を上げたSNSの投稿を見て、なんか面白そう。面白そうっていうか、なんか島民として熱いことが始まるっていう感じがして、そこにジョインしたっていう感じになります。
03:10
すごいフットワーク軽くていいですね。
もうそれもこう、ある程度その技術持ってたり、関わりたいよっていう熱意持ってる人だったらもう誰でも来いみたいなそういうプロジェクトなんですかね。
そうですね。すごくオープンな場で、基本的にはスラックで議論が始まったりするんですけど、そのスラックもオープンになっていて、
URLも公開されているので興味のある方はぜひ加わっていただいて、
エンジニアだけじゃなくてデザイナーの方がいたりとか、あとは技術者ばかりではないので、何かしたいという思いがあればどんな方でもウェルカムな場だと思います。
チーム名がJust Do Itっていいんですかね。読み方は。
おそらくJust Do Itなんだと思います。
マジですか。なるほどなるほど。
多分Just Do Itだと思いますね。
なるほど。多分あんまりこうスラックとかでコミュニケーションしてるから、誰も発声してないっていうところですかね。
そうですね。私も中の人たちとZoomで1回会話をしたぐらいで、あとはずっとテキスト上でのやり取りしかしてないです。
Justまで英語で、北海道のドにItがITアルファベットで、多分ItとITもかかってるんですよね。北海道ITみたいな感じですよね。きっとね。
おそらくそういう似合いですね。
今、何人ぐらい関わってるんですか。
スラックは100名以上入っていて、GitHubのコントリビューターは東京からフォークした時点の方も入ってるので、ちょっとあまり補足ができないんですけど、具体的に何名っていうのは私もわからないですね。
そうなんですね。たくさんの人がもう関わってる。
今ちょうどGitHubの方を見てるんですけど、今日も普通にコミットがあるというところで活発に動いてるみたいですもんね。
そうですね。コアなコントリビューターの方は毎日のように何かしらコミットしてるって感じですね。
このイシューとかプロジェクトの看板とかも覗いてみたんですけど、完全にお仕事な感じですごいなーっていう感じがしますね。
本当ですか。
そんなこともないです?
始まった時結構夢中だったので、あんまりお仕事っぽさとか意識してこなかったですね。
そうなんですね。
結局最初に東京都のCOVID-19のレポジトリからフォークしてから公開するまでが3、4日でしたっけ?
06:04
そうです。
フォークして公開するっていうところで、パッと見そんなやることなさそうって思う人もいるかもしれないと思うんですけど、
実際に東京都のと見比べたら結構違いますよね。
そうですね。最初のリリースの段階では色変わって、トンマナがちょっと変わって、
あとは情報の文字列とかリンクが都から都に変わったっていうぐらいの感じですかね。
その後独自の進化を続けているっていう感じだと思います。
あとあれですよね、多分データも東京都のは東京都が出しているデータだけど、
北海道のは当然北海道とか札幌市とかのオープンデータじゃないですか。
で、そのフォーマットとかってやっぱり違うから、その辺の対応とかもありますよね、きっと。
そこの作業が結構ウェイトとしては大きかったんじゃないかなと思います。
私がジョインしたタイミングでも、パイソンでスクリプトを書き始めている方がいて、
で、私パイソンあんまり得意じゃなかったので、ソースコードのコミットはあんまり私してないんですけど、
都が出しているデータのフォーマットはこうだけど、都はデータが少ないからここどうしようとか、
あとはそもそもスクレーピングして取ってくるとか、
鈴木知事のツイートから引っ張れるんじゃないかとか、そういうところから始まってますね。
すごい泥臭いところからスタートしてるんですね。
今見てみると、こういう情報もAPI化までされてて、
例えば僕らが何か作ろうと思ったら作れるようにまで整備されてて、すごいなって思いましたね。
そうです。API化もされていて、サイトの中にですね、実はAPI仕様まであるんです。
はいはいはい、今ちょうど開いて見てました。
当サイトについての真ん中あたり、データについての下の方にAPI仕様っていうのがありまして、
現在患者数とかJSONで取れるようなAPI仕様を、これ公開したのはおそらく昨日おとついぐらい。
そうなんですね、新しいの。これなんか活用の幅が広がりそうな感じがすごいしますね。
いまいちちょっとアイデアは浮かばないけど。
私自身がアプリエンジニアなので、アプリで使いたくて、API化したくて、仕様もオープンにしたくてっていうのがありましたね。
そうですよね、なんかアプリで使いやすそうだなって思ったんですよね。
実は私、北海道のこのコロナ情報まとめサイトのアプリ版っていうのを個人的に作っていて、
FlutterでiOS、Android両対応のものを途中まで作ってあったんですけど、
今、アプリの審査がここら辺厳しいような状況もあるので、おそらくこのまま遅延期するだろうなっていう感じなんですけど。
09:05
Androidだけでも出さないんですか?
Google Playにも規制が入ってるっぽくて、ちょっとどうしようかなと思っているところです。
あ、そうなんですね。
プラットフォーム側からしたら正しい情報かどうかっていうのを担保しなきゃいけなくなってくるから、
自律にざっくりそれっぽいのは排除ってなっちゃいますよね、きっと。
なんかせっかくAPIがあるから使ってみたいですね、これほんと。
ホームページ、自分のブログの横っちょのウィジェットかなんかにポコンと出しておくとかできるのかな?
懐かしの、なんだっけ、ブログパーツみたいな。
ブログパーツみたいな。誰が。
でもアプリは審査に出す予定はあるんですか?それとも出さずに終わるというか、遅延?
良きタイミングというか、ある程度形になったら断面元で一回審査出してみようかなとは思ってます。
あ、そうなんですね。
なんか通るとその公式アプリができたりするとなんか嬉しいというか、みんな見やすいんじゃないかなと思います。
そうですね。プッシュ通知とか来たら嬉しいかもしれないですよね。
そこまでリアルタイムに知りたいかどうかは別として、更新通知があるといいですね。
そうなんですよ。本当は私それがやりたくて、そもそも私Webのエンジニアじゃないので、
ジョインした理由もアプリ版やるんだったらお手伝いしますよっていうぐらいのつもりで入ったんですよね。
それが1ヶ月ぐらい前の話で、3月5日の木曜日の夜なんですけど、
北海道もなんかやらなきゃっていう感じで声を上げた人がいまして、
インフィニットループの森さんっていう方と、あと函館の隣町の森町の行政マンやったら山形さんっていうお二人がいて、
2人とも私Facebookで繋がってたんですけど、北海道もなんかやろうよ、なんかやらなきゃっていう感じで結構熱い投稿をFacebookに流してまして、
じゃあ俺もなんかできることがあれば、その段階ではアプリ化するんだったらお手伝いしますぐらいのつもりだったんですよね。
それが3月5日の木曜日の夜ぐらいだったんですけど、その日明けて翌日の3月6日の金曜日、
実はその日ですね、私その当時勤めていた会社を辞める日だったんです。最終出社日だったんですよ。
1日中やることなくてすごい暇な1日の予定だったんですけど、その日に何もやることないので対策サイトのGitHubとかSlack眺めていて、
やることまとめる人とか、誰が何やってるか俯瞰できないような状態だったりとか、舵取り役がいないような状態だったんですよね。
このまま突っ走ってもリリースまでの道筋が見えてこないんじゃないかなっていう感じがして、舵取り役みたいな感じで関わり始めた。
12:03
GitHubで一周立てたりとか、そもそもやることは一周にまとめましょうとか、コントリビュートはこんな感じでしていきましょうみたいな感じで、
勝手に舵取り役であれこれやって、そんな感じで最終出社日の退職面談もすっぽかすぐらい夢中になってその日をやってたんですけど、
その金曜日が終わってその後の3月7日、3月8日の土日ですね。平日の日中動けない人とかも昼間から作業してたりとか、
見る見るうちに一周が消化されていって、私は日中子供の面倒を見たりしながら一周整理したりとかコードレビューしたり、
開始してから2日、3日ぐらいで初回のリリースするポイントが徐々に見えてきて、
みんなで初回リリースバージョンをバージョン0、V0って名付けてマイルストーンを置いて、とにかくみんなで一周を潰すような土日でしたね。
その時点ではほとんどの方が私知らない人たちばっかりだったんですけど、
デザイナーさんがイラストを描いてくれたりとか、ウェブ系に明るい人はフロントをどんどん直してくれたりとか、
エンジニアじゃない人でも、とのバージョンはリンク先をいうとの情報になってるけど、
どうだったらここのリンクが同じような意味合いで使えるんじゃないかとか、リンク先を探してくれたりとか意見をくれたりして、
みんなが主体的で、誰が偉いとかいうこともなくて、お互いに尊重し合いながら、
でも全員が同じ方向を向いているっていう、すごい状況だったと思うんですよね。
こんなチーム開発も出会えないんじゃないかっていうぐらい、みんなの歯車があっていて、
まさに高校生が学園祭の準備で、みんな興奮状態だけど結束してるみたいな、
そんな状態に大の大人たちがなっているっていう、すごいエキサイティングな土日で、
日曜日の段階で大体のリリースのメノがついて、
一晩おいて月曜日にリリースしましょうかっていう感じで、話があったっていう感じですね。
リリース日の3月9日月曜日、私はこの日、今の勤め先、夢見の初めての出社日で、
日中は全然参加できなかったんですけど、仕事が終わってからスラックとか見ると無事にリリースされていて、
ちょっと感動的だったのを覚えてますね。
リリースの瞬間には立ち会えなかったんですけど、何とも言えない達成感と、
まだまだ改善しなきゃっていう気持ちと、
でも転職したばっかりだからまず今の会社になれなきゃっていう気持ちと、
そんな感じで賞味4日ぐらいでリリースしたっていう感じですね。
そうですね。私はどっちかっていうとガンガンコード書いてた方ではなくて、
イシューまとめたりとか、候補支援的な部分が多かったですね。
15:02
それこそ個人個人ができることを、それこそJust Do Itしたっていう感じですよね。
そうですね。本当にお前これやれとか誰が命令するわけでもなく、
みんなが主体的に自分のできることはこれだから、
私これでコミットするっていう、そんな状況でしたね。
今もメンテナンスに関してはそのメンバーで、
みんなでワイワイまではいかないかもしれないんですけれども、
みんなであれでもない、こうでもないっていうふうに継続してやっているっていう感じですね。
そうですね。リリースしてからは私転職してちょっとコミットする時間がだいぶ減ってしまったんですけど、
日々スラックでやり取り交わしながら、みんなで開発進めてるっていう感じですね。
すごいなんか、ボランティアだからこそっていうような空気感ありそうですね。
業務じゃないっていうか。
そうそうそうそう。
それはあるかもしれないですね。みんな頼まれて入ってきてる人はおそらくいないので。
やりたくてやってるからみんな。
お手伝いしたい。何かに活かしたい。そういう気持ちでやってますもんね。
そうですね。
今後はどういった展開というか、機能改善とかもしていくんでしょうけど、
データとか増えたりするんですか?今後。
今後、そうですね。構想としては札幌の地下鉄の混雑状況を見える化したりとか、そのあたりの構想があります。
それはすごい有効ですね。
今ちょうどソーシャルディスタンシング、人との距離を取りましょうって言われてるから、
今のその患者数っていうのも情報として必要ですけど、
それ以上に自分の身を守るための情報になるから、さらに役立ちそうな感じしますね。それがあると。
そこら辺の議論は結構初期の段階からあって、
単純に今日陽性患者が何人だったっていう情報よりも、
自分たちがどういう行動をとるか、そのための情報を発信したいみたいな思いはかなり初期の段階からありました。
時間差出勤とか言われてますけれども、みんなが時間差をこんぐらいずらせばいいかって、
なんとなくずらして一緒になっちゃうとかもあったりもするかと思うので、
そういう混雑状況を一目で見れたら非常にいいですよね。
資電とかもどうなんでしょうね。資電は取れないかなどうでしょう。
どこなんでしょうね。資電とかJRとかバスとか、そういうものも情報として使える情報があれば見える化できるといいですね。
そうですね。
ちなみにちょっと話が戻るんですけど、3月9日にリリースしたとき、
あの時自分もどっかのウェブの記事とかで見た記憶はあるんですけど、
やっぱ反響はすごく大きかったですかね。
18:00
そうですね。スラックにメディアの方が入ってきたりとか、
Just Do ItのFacebookページも作ったんですけど、そこに取材依頼が来たりとか、
あとPV数も結構あって、
たぶんデイリーでコンスタントに1万から2万ぐらいはあるんじゃないかな。
類型でそろそろ50万ぐらいいってるかもしれないですね。
NHKで特集組んでいただいたりとかっていうのもありますね。
ありがたいことに。
北海道のエンジニアがこういう風に脚光浴びるってなかなかないと思うんですよね。
なのでこれがいいきっかけになればいいなとは思ってます。
そうですよね。結構早かったですよね、東京都からのフォークして立ち上げって。
たぶんフォークは一番早かったんじゃない?
フォークして公開するまで公開ですね。
フォークしたものの公開は北海道が一番早かったと思います。
やっぱそうなんですね。
なので他の県のフォーク版作りたいっていう方が相談したりとかっていうのはあるみたいですね。
最近数件出てきましたよね。
それを東京都からのフォークの一覧でさっき探そうとしたんですけど、
1700フォークぐらいあって見るのが大変で無理だったんです。
フォークされてるけれどもまだ公開されてないとかあるかもしれないですね。
あと個人の方でどういう構図なのかなみたいな。
フォークしなくてもいいと思うんですけど、フォークして見てる人とかが結構いそうな感じですね。
だいたい自分のところにフォークして自分のところでブランチ作ってプルリクエストを本家に送るっていうのがコントリビュートの。
確かに。
そうかそうか。
それだ。
Gitの使い方そうですよね。
言われてみればプルリクするときそうですね。
必ずフォークしてから。
そっかじゃあ逆に言うと千何百人東京都の方に関わってるってことか。
そうですねフォークして何らかのコントリビュートしようと思った人がそれぐらいいるっていう。
実際にプルリクに至らなくてもですよね。
一大ムーブメントっていうか、今世の中が大変なことになってるからこそ何かやらなきゃって人がそれだけいるってことですよね。
すごいですねこれね。
ITエンジニアがそういう社会に対してできることがあるっていうのはなんか嬉しいですよね。
そうですね。
メディアで取り上げていただくときシビックテッカーって呼ばれるんですよね。
シビックテッカー?
シビックテッカーって馴染みあります?私あんまりなかったんですけど。
Code4とかの流れの方々のことを言うやつですよね多分。
あーそうなんですかね。
違うのかな。
Just Do Itの経営の中にCode4 Sapporoの方がいて、このサイト自体もGitHub上はCode4 Sapporoのオーガナリゼーションを使わせてもらってるんですよね。
21:05
スラックもCode4 Sapporoのスラックチームなんですけど、なぜかメディアで取り上げていただくときはシビックテッカーと呼ばれるんですよね。
Code4 SapporoっていうのはSapporoのためのアプリという感じなんですかね。
Sapporoのためにコードで何かしようというコミュニティみたいですね。
Sapporo保育園マップソースコードとかもありますね。
もともとアメリカでそういうコードとかテクノロジーとかで社会を良くしようっていうのがあって、
それが3.11の震災の後に日本でもそういうのをやろうって人たちがいっぱい出てきて、
日本中でCode4なんとかっていうのを立ち上げたっていう流れがあるって聞いたことがありますね。
そうみたいですね。
もともとの東京版もCode4 Japanの方が中心になって手掛けているっていう話みたいです。
そうなんですね。
北海道のコロナまとめサイトは北海道のシビックテッカーがっていうメディアの記事を見て、
なんかすごいむずがゆいという、自分シビックテッカーって呼ばれてるみたいなところがあって、
きっと地域に、目指した地域のために手を動かすエンジニアみたいな意味だと思うんですけど、
シビックのテッカーの。
でも実はそれ個人的にはすごいコンプレックスだったところなんですよね。
最初大学卒業した後、SIRに勤めて東京の下請けの仕事をやったりとか、
全国的なもっと広い仕事がしたいと思って、
クリフトのフューチャーメディアに勤めて、
初音ミクって日本中できっと有名なソフトウェアなので、
その仕事をやりたいと思ってもできなくて、
クリプトンでは地域密着サービスみたいなアプリをやってたんですけど、
それはそれですごい面白くていい経験にはなったんですけど、
札幌のITエンジニアって東京の下請けとか、
下請けで給料が安くてみたいなそんなイメージがあって、
札幌で会社員してずっとエンジニアやってきたので、
自分自身のコンプレックスなんですよ、それって。
シビックテッカーと呼ばれて、
それ俺のコンプレックスじゃんみたいなところがあったんですよね。
今回株式会社夢見に転職して、
今は東京を含めて全国のIOSエンジニアの人たちと切磋琢磨して、
みたいな環境を手に入れて、そこは夢かなったんですけど、
でも今回私がシビックテッカーとして、
いろんなメディアに取り上げてもらって、
今までコンプレックスで捨てようとしてた自分なんですけど、
24:01
逆にそれが誇りに思えるっていうか、
今回この件に関わったことで、
北海道のエンジニアとしての自分も認めていこうっていうか、
逆に北海道からもっと発信していくエンジニアが増えるきっかけになってほしいなとか、
そんな感じの心境の変化はありましたね。
北海道の人のためにやっているプロジェクトが、
結局自分のためにもなっているっていうのは、
非常にいい循環なのかなと思って聞いてみました。
僕全然シビックテッカーという言葉すら知らなかったんですけれども、
そういうところで頑張れるって言ったら変ですけれども、
また攻めていけるっていう機会を再認識できたのは非常に良かったんじゃないかなって、
まとめたような感じになってしまうんですけど、
僕が言うことじゃないかもしれないですけど、
なんか良かったなというふうにちょっと聞いてて思いました。
ありがとうございます。
Just do itって何ぞやみたいな、
そもそものその何者なんだみたいなところなんですけど、
多分具体的な定義はないと思うんですよ。
今回北海道で新型コロナウイルスに関する情報を、
正しい情報を分かりやすく届けたいっていう気持ちで集まった人たちでしかなくて、
リーダーがいるわけでもなくて、
みんなが平等でお互いに尊重し合っていて、
北海道のために自分ができることをただやる、
それだけで明確に加入手続きが必要とかそういうこともなくて、
境界線がすごいぼんやりしていて、
実態があるようなないような、
でも明確な意思はあるみたいな、
そういう存在だと思うんですよね。
今、Just do itのお知らせページ、
当サイトについてっていうところから紹介などに、
こちらのページをぜひご利用くださいというところを見ているんですけれども、
北海道COVID-19のイメージキャラクターみたいな、
左向きの女の子がバッと持って立ってる黄色ベースの絵。
すごい初音ミクっぽいやつですね。
そうそう、初音ミクっぽいんで、
渡辺さんとか結構関わったのかななんて思いながら見てました。
これはJust do itに関わっているデザイナーさんの、
Twitterでなんて名前でやってたかな。
このイラストの下にイラストレーションバイで名前が。
リトルキッドさん?
リトルキッド。
この人言っていいのかな。
Cryptonの元社員で元同僚なんですよ。
そうなんですね。
私もお会いしたことがあります。
そうですか。
はい。
リトルキッドさん。
明確にこれは初音ミクだよとは言ってないんですけど、
ウイルスをぶっ倒すバットを持っていて、
マスクしていて、みんなで戦おうぜみたいな意味なんだと思います、きっと。
27:01
この頭にウポポイウポポイって書いてるのがすごくいいですね。
気づかなかった。
これどういう意味なんですか、ウポポイウポポイ?
ウポポイは今度、北海道の白尾市町にできる、
アイヌ民族に関する国立博物館なんですよ。
国立博物館は上野と九州に次いで3個目かな?
もう1個ぐらいあるかな?なんですよね。
4月の26日にオープン予定だったのが、
多分延期になったんですけど、
5月の29って書いてますね。
そうなんですね。できたら行きたいなと思ってたのが、
自分的にはこの騒ぎで行けなくなってしまったという感じなんですが、
北海道の知事が会見をするときに、その後ろにもうすぐオープンだったんで、
ウポポイって書いてあって、
それが一部ツイッターで話題になってた。
ウポポイってなんだみたいな。
なるほどそこか。
多分その辺の文脈があって、頭にウポポイがあるのかなと思ってますね。
もうまさしくその通りだと思う。
トレンドも取り入れつつ。
途中で知事の後ろからウポポイが消えちゃったんでね、
なんかツイッターではウポポイロスとかって言われてましたけどね。
ちゃんとこのキャラクターの帽子もウポポイというか、
アイヌのロゴみたいな感じでいいですね。
本当だですね。気づかなかった。
うん、気づかなかった。
考えてやる。
結構細かいですよね。
細かいですね。
ちゃんとリュックにはコロナウイルスをやっつけたぞ、
みたいなバッテンマークの目にしたウイルスのバッジみたいなのついてるし、
あとはこれ消毒用エタノールかな?違うかな?
ペットボトルかな?わかんないですけど。
いやでもなんかこういうイラストを書く人もいて、
さっき渡辺さん言ってたように、
ゆるい繋がりで、
Just do itとは何ぞよみたいなところが緩やかな感じで、
でも明確なみんなで向かってる意思があってみたいなのって、
フィクションで90年代末から2000年代前半ぐらいまでで、
よく言われてたような感じしません?
包括機動隊のアニメとかの笑い男事件とか。
確かに。
あともうちょっと昔だと、
踊る大操作船の映画版でもなんかネットでつながってて、
レインボーブリッジ封鎖できませんみたいな話のやつも、
なんかそんな感じでしたよね。
なんかそういうのをフィクションで描かれてたのは悪いやつらだったけど、
実際に2020年にこうやってやってるのは、
もっとさらに進歩して、
いいことにそういうスタイルが取られてるっていうのが、
ちょっと面白いなって思いましたね。
言われてみて確かにと思いました。
30:02
同じベクトルのエネルギーを持った個人が集まって、
プロジェクトを成し遂げるみたいな、
実にあるというか、そういうのが。
明確な好き系統はなくみたいな。
そうそうそうそう。
なんて言ってたか忘れましたけど、
なんかそんなありましたよね。
我々は組織ではないみたいなやつありますよね。
確かに言われてみればそういう感じかもしれませんね。
誰がコアになるわけでもなく、
それぞれがハブとなって動き出すみたいなね。
まさしく。
誰かがコアになってないっていうのは、
熱量が続く限りはずっとやっていけるっていうところだと思うんで、
ただずっとそういう熱量が、
じゃあジャストドゥイットに続いていったらいいなって思う反面、
早くこれ自体が収束して、
必要なくなるのも早い方がいいなみたいな、
複雑な気持ちになりますねこれ。
本当にコロナが落ち着くのが一番ですよね。
ですよね。
たぶんこの集まった人たちは、
コロナが落ち着いたら、
今度また何か新たな課題に、
もっと平時の、もっと世の中を良くしていこうっていうところに向かうかもしれないし、
本当に早く落ち着いてほしいですね。
まだまだ今現在のグラフを見ると、
患者数はちょっと下がってますけど、
まだちょっと増えるかもしれないっていうところですもんね。
北海道版は現在患者数が一番最初にあるんですよね。
あります。
その日感染した人の数じゃなくて、
治っていってる人もいるんだよっていうことを示したくて、
現在患者数をあえて最初に持ってくるっていうのは、
東京版と書いたところなんですよね。
なるほどなるほど。
現在患者数と、あとその右に治療終了者数ってありますもんね。
希望が持てる感じがしますよね。
そういう意図もあるんですね。
ちょっと今現在患者数が増加傾向になっているのが、
ちょっと気になりますが。
そうですね。
でも本当こういう活動をした方もいるし、
そうじゃなくてもリモートワークだとか、
確実に世の中がいい方向に変わるきっかけにもなると思うんで、
まずは終わるまでソーシャルディスタンシングをね、
頑張りましょうっていうところに尽きるかな、結局ね。
そうですね。
今日この収録もズームでお二人と遠隔でやってますけど、
コロナが落ち着いたら飲みに行きましょう。
ぜひ行きましょう。
ぜひ。飲みたいですね。
飲みながら収録?できないですね。
すごいほぼほぼ半分ぐらい編集しない経験になっちゃいますね、きっとね。
33:02
それをやるとね。
ほとんど使えないみたいな。
ほとんど使えないみたいな。
最初の乾杯って言って、ご静聴ありがとうございましたって言って終わりみたいな。
そんなひどい。
でもね、いやなんかちょっと全然話変わりますけど、
とことんがなくなっちゃうのが悲しいですね。
そう、DevSuppの勉強会で東札幌のICCの会場の時によく使ってた、
結構大きい部屋のある居酒屋さん。
あの東札幌周辺があんまり居酒屋さんないのもあるんですけど、
そう、閉まっちゃうんですよね。
なんかコロナの影響なのか何なのか。
結構その個人商店とか小さな資本の大きくないところで客商売のところは厳しいというのをよく聞くので、
まあでもその分野も結構みんな頑張ってて、
商工会議所とかで物産店がなくなったから物が余っちゃったみたいな、
そういう人たちをまとめたサイトを作っていたりとか、
あとはフードデリバリーのサービスが新しく始まってたりとか、
あとテイクアウトとかをやってるお店をまとめたサイトとかっていうのも札幌発で出てきていて、
こういう危機をみんなで力を合わせて乗り切ろうみたいな、
そういう機運は結構札幌にはあるのかなっていう感じがしていて。
飲食店のクラウドファンディングもありましたよね。
あ、ありましたね。
お食事券かなんかでバッグが返ってくるクラウドファンディング。
あらかじめお金をキャッシュが手に入るって感じですね、お店から見たら。
そうですね。
お客さんから見たら収束した後に安く飲み食いができるチケットが手に入って、
お互いウィンウィンみたいな仕組みですよね、確か。
ですね。
これ北海道じゃないかもしれないですけど、
利発店、都会屋さんとか病院とかでお客さんがほとんど来なくなっちゃった時に、
紙を切る券。
それこそコロナで落ち着いたら、そのチケット持ってれば無料で切れると。
まあ前金制の前売り券みたいな、それこそお食事券と一緒ですけど、
そういうところを発売してキャッシュを何とか得てるっていうような病院さんとかもいるみたいですね。
なので変化に対応していかないとまずいなってところですよね。
そうですね。
でもやっぱなんやかんやでそういう助け合うとか、自分たちが変化に対応するとかっていうことを、
こういう状況だからこそみんなやってるっていうのが、
まず乗り切らなきゃいけないんですけど、
収束した後により良い世の中になるんじゃないかなっていう希望を持ちたいなっていう、
常々そんなことを考えつつ生きてますね、最近は。
36:01
暗いニュースばっかりだとね、あれなんで。
今みんな結構気持ちとか沈んで、エネルギーも沈んで、
終わった途端にそれがビョンと跳ねてくれればいいなっていうところもありますね。
最後までご清聴いただきありがとうございました。
ありがとうございました。
渡辺さんもありがとうございます。
ありがとうございました。
36:33

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