1. イラストレーター原あいみの話
  2. 触感と記憶、もちもちとぷんに..
2025-12-11 14:40

触感と記憶、もちもちとぷんにゅぷんにゅの話

10歳の娘の発した言葉があまりにもかわいくて、胸がきゅうーっとなることがありました。それは「黒のもちもち」という言葉なのですが、そこから色々と考えたり思い出したりしたことをお話してみました。
触感と記憶の関係って、なんだかおもしろそう。

⭐︎Voicy EPISODE AWARD 2025、せっかくノミネートいただきましたので、改めてぜひ
他の放送と合わせて、私の該当放送も聞いてみてください!

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⭐️#162 【運命のたまごはどこへ?⑥】あなたは負けてなんかいない。

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サマリー

子供の食感に対する記憶についてのエピソードが語られ、娘が選ぶ「黒のもちもち」や「シャカシャカ」、さらに触感が名古屋を思い出させる様子がユーモラスに描かれています。特に、感触と記憶の関連性が深く探求される中で、懐かしい言葉「プンニュプンニュ」にも触れられています。このエピソードでは、母の思い出として語られるプンニュプンニュのエピソードを通じて、子供の頃の感触と思い出の大切さが語られています。また、親としての感情や記憶をどのように残すかについての考えも述べられています。

子供の食感に関する思い出
イラストレーターの原あいみです。絵本や書籍、キャラクターを作ったり、難しいことをわかりやすく、漫画やイラストで伝えるお仕事をしています。おはようございます。お疲れ様です。ただいま、ボイシーの方で開催されています、ボイシーエピソードアワード2025というのがありまして、その最終ノミネート13放送に、私の放送が一つ、選出していただけております。ありがとうございます。
これを機会に、私の不妊治療の体験エピソードを声で届けたものなんですけど、よかったら聞いてみていただけると嬉しいなと思っています。この弱小チャンネルから代表として、選出いただいたんじゃないかなという気がしています。
この投票で、もし再開とかだと審査員の方に聞いていただけないかもしれないので、もしよかったら聞いて、まあまあいいんじゃないかと思ったら投票していただけると嬉しいなと思います。よろしくお願いします。応募フォームはこちらにURLを貼っておきますので、チェックしてみてください。
今日はですね、子供の食感と記憶の話をちょっとしてみたいなと思っています。うまく話せるかどうかちょっと分かりませんが、ぜひお付き合いください。
あの、というのもですね、この前娘はもう10歳になるんですけど、10歳の娘にね、ものすごい胸がねなんかキューってなるくらいね、なんかもうかわいいって愛しいなーってなんか思った瞬間があったんですよ。それのお話になります。それがきっかけの話です。これ何かと言いますとね、あのちょっと伝わらないかもしれませんが、大したことじゃないんですよ。
先日少し前にですね、娘が学校の行事でちょっと一泊の旅行というかね、臨艦学校的なそういうものに行くことがありまして、その旅自宅パッキングをしていたんですよ。
服装とかを一生懸命考えながら、先生からね、くれぐれも親にやってもらうことがないように自分でちゃんとパッキングするようにって、畳むのとかもね、全部自分でやるんだよってすごい言われたそうで、一生懸命自分でやってたんですね。私も旅の支度めちゃくちゃ苦手でパッキング大っ嫌いなんですよね。
まあそれももしかしたら似ているところもあるかもしれませんが、結構ね苦労して荷造りをしていました。その時にちょっと行く場所がちょっとね、ここ東京よりも寒い地域だったので、あの服装とかも、うちはね暖かいけど多分寒いからねってくれぐれも気をつけて選ぶんだよとか言いながらね、着ていく服を選んでいました。
で、私はその時用にね、裏地がボアになったズボンを新しく新調して買ってきてあげてたんですけど、もうそれは嫌だって言って選ばれなくて、この日はだってね、黒のもちもちを着るんだからって言われたんですよ。黒のもちもち?黒のもちもちってなんだと思って。
で、よく聞くとユニクロのね、なんだろう、ウルトラストレッチなんちゃらっていうすごい履きやすいパンツありますよね。それが最近娘のお気に入りで、それのことを黒のもちもちって呼んでたんですよ。
え?何それ?ってかわいいって思ったんですね。あれのことをもちもちって覚えてるんだって思って。で、そしたら私が何それかわいいってなんか思わず言っちゃったんですけど、旅のしおりにですね、2日目、黒のもちもちって書いてあったんですよね。
もうなんかその様も含めて、なんかそれをね、もちもちって覚えている娘とか、もうなんか何でしょうね、これ難しいんですけど、なんか自分でこう一生懸命旅の旅行をしている様も含めてかもしれないです。もうなんかね、めちゃくちゃなんかもう胸がキューってなるくらい可愛かったんですよ。この黒のもちもちっていうワードが。
触感と記憶の関連性
そういえばですね、考えてみると確かに娘はね、感触を重視して選ぶことが多いんですよね。例えばこの夏気に入ったのは、これもユニクロなんですけど、エアリズムの肌着を初めてなんか買ってあげたら、すごい気に入ってて、それのことをね、シャカシャカって呼んでるんですよね。あんまりシャカシャカって感じないんですけど、娘はなんかシャカシャカって覚えてるんですよ。
で、それがないと、もうシャカシャカがないとか言って怒ってるんですよね。で、エアリズムと綿の、綿コンのね、あのやつを買ってきたら、それはもうシャカシャカじゃないって、そこそこシャカシャカなんですけど、これは違うとか言われてしまって。
まあ子供ってね、すごい感触にこだわりますよね。ちっちゃい頃は特にそうかもしれません。
そういえばそれで思い出したんですけど、保育園の頃に仲良かった女の子のお友達がですね、登園する時になんかピロピロした布をいつも持ってきてたんですね。で、ある時気になって、これって何持ってるのなんとかちゃんみたいな風に聞いたら、これねヒートテックの切れ端なのって教えてくれて、ママが。
なんかこれを持ってないと寝れなくて、登園を嫌がる時もこのヒートテックを切れ端持たせると来るからって言って、みんななんかヒートテックのこのテロテロの感じ好きなんだなってね、ちょっとそんなことも思い出しました。
なんかね、子供にとっての感触って、スヌーピーのライナスっていう子が毛布を持ってますよね。あんな感じですごい関わりが強いんだなぁなんてね、そんなことも思い出しました。
で、もう一つこの食感に対する娘の反応で最近ちょっと覚えてるのが、最近ね冬になってモコモコのパジャマを出してきたんですよ。
それはすごいふわふわでね気持ちがいいやつなんですけど、それ私のパジャマです。
なんですけど、うちはマンションで結構密閉されてるのでそこまで寒くないんですよね冬が。
なので買ったはいいけどあんまり着てなくて家では。
で、でもなんとなく寒いなって思った日があったのでそのパジャマを珍しく着たんですね私が。
そしたら娘がその着た私をなんかふわふわとちょっと触って、あ、なんか名古屋って言ったんですよ。
で全く意味がわからないですよね。何、なんでこの状態が名古屋なのかって聞くと、私が、私の娘がですね名古屋実家なんですけど、
実家はねあの木造の住宅で田舎のね建物なので寒いんですよね。
その時にどうやら着てたっぽいんですよこのふわふわを。
でそうするとこれを着ているままにね私になんかパフってする感じが名古屋って感じだったらしいですね。
でこのなんか記憶の思い出され方、要はこの触感で蘇ったってことですよね。
なんかそれがねすごいね面白いなーって思ったんですよね。
でちょっと話はずれるんですけど、なんか匂いって記憶とつながってるってよく言いますよね。
例えばなんか海外旅行先で香水とかを買って、それがスーツケースに匂いが残ってたりすると、
なんかその匂いをね帰国した後嗅ぐとふわってその現地の感覚がふわって蘇ってくるとか、
あとなんだろう、例えば昔付き合ってた人とね香水をなんか街中でたまたま嗅ぐと、
なんかうわーって何とも言えないあの感じ、その彼の感じがふわって蘇ってくるとかね、
なんかそういうのよくありますよね。
なので匂いと記憶はすごく連動してるっていうのは昔から知っていてというか、
よく企画とかで出したことあるんですよ。
旅と匂いを紐づけた記憶を蘇らせるノートを作ろうって文房具の企画をしたこともあったくらい、
そのくらい匂いと記憶はつながってるって感じがあるんですけど、
娘のこのなんか名古屋って言ったので、食感と記憶もなんかこういう感じで連動してるんだなっていうのを感じたんですよね。
懐かしい言葉の再登場
自分は何かないかなって、子供の頃の記憶が蘇るようななんか食感で覚えてることないかなって一生懸命思い出そうとしたんですけど、
これ要は食感で蘇ってくるから何もないのに蘇ってくるわけないですよね。
だから結局自分の子供の頃の記憶は思い返すことはできませんでした。
残念です。これなんか思い出せたら絵本の企画とかにもなるかもしれないし、
この話のオチもつくかもしれないんですけど、何も思い出せませんでした。
代わりに思い出したのがですね、母がよく言ってたプンニュプンニュっていう言葉なんですよ。
これは私が2歳ぐらいの頃にあるものを指して読んでいた言葉なんですね。
何だと思います?プンニュプンニュ。プニュプニュじゃないんです。プンニュプンニュ。
答えはみかんなんですよ。みかんがイコールプンニュプンニュだったそうなんですね。
プンニュプンニュ食べる?とかね、ちっちゃい頃そういうワードありますよね。子育てしてると。
自分はもちろん覚えてないんですけど、あまりにこの話を母がするもので、
思春期の頃なんかはね、もうわかった。そのプンニュプンニュの話はわかった。
プンニュプンニュって言ってたあゆみちゃんが可愛かったみたいなのはもう何十回と聞いてきたからわかっているって、
ちょっとね、ドライに思っていた頃もありました。
結婚式の二次会で、披露宴よりも結構大きなパーティーをやったんですね、私たち夫婦は。
その最後の企画で、漢字の友達がサプライズとして私の母にですね、私に言わずにこっそり手紙を頼んでいて、
母が私にあてた手紙を披露するっていうの。その場に母はいないんですよ。
披露するっていうね、そういう企画があったんですよ。
その手紙もこのプンニュプンニュエピソードでね、締めくくられてたんですよね。
ちょっと文面までちゃんと覚えてないんですけど、みかんのことをプンニュプンニュって呼んでいたあゆみちゃんが、
立派に大人になって幸せになって嬉しいですっていう、そういう締めくくりだったんですね。
自分的にはものすごい大勢の人の前で、しかも大人になって知り合った人たちですよね。
その皆さんの前であゆみちゃんって、私のことね、割とちゃんづけで呼ぶ人だったんですね、うちの母は。
ちゃんづけで呼ばれたのも、なんかちょっと恥ずかしかったと。
その何十回と聞いたプンニュプンニュって、みかんのことをプンニュプンニュって呼んでたあゆみちゃんっていうエピソードが、
この飛び出したことに、もうなんか正直すごい照れくさくて。
で、漢字側は多分ね、花嫁を泣かせようという、そういう企画で締めくくるだったと思うんですけど、
実はね、私はね全然ちょっと泣けなかったんですね。はい、恥ずかしいが勝ってしまって。
なんですけど、だいぶ後になって、この結婚式の二次会でこのプンニュプンニュの話をされたことも忘れてたくらいの頃に、
親の記憶の重要性
私の母のこともよく知ってくれている古い古い友人がですね、もう自分たちもちょうど子育てしてるくらいですよね。
その時に、あの結婚式の二次会のあゆみのお母さんのプンニュプンニュの話が最高に良かったってなんか言われたんですよね。
で、それを伝えられた時もですよ。その時もやっぱり照れくさいが勝ってしまって、
あの時泣けない花嫁だったことごめんなさいみたいな、なんかそんな感想を持ったんですよ。
なんですけど、ちょっとすごい長くなってしまいましたが、この娘が黒のもちもちって自分の洋服のことを一生懸命準備してた娘に、
ものすごいね、なんて可愛いんだろうって思ってしまったその時に、
なんとなくやっとね、やっとこの母の何度も繰り返し言ってくるプンニュプンニュって言ってた娘が可愛かったっていう感じがね、
なんかね、やっとちゃんとわかったような気がしました。
すみません、なんか長くなっちゃいましたが。
まとめるとですね、子どもの感触に対する感想とか記憶とか言い方とかね、
なんかそういうのは今のうちに、もし今ね、未就学児の子育てされてる方は特にですね、
今のうちにね、なんか忘れないようにね、残しておくといいんじゃないかなって、
自分もね、この黒のもちもちって多分ね、こんな日常で出てきたことなんで、日々のことで忘れていってしまうと思うんですよ。
でもなんかね、忘れたくないなと思って、今日これをね、話し始めたわけです。
なので、日々の毎日のことで流れていってしまうと思うので、
よかったらね、メモとかね、何か残しておくといいんじゃないかなっていう気がしました。
そして、こちら側ね、親側ですよ。
親側がいかにこんなね、胸がキューってなるほど可愛いなって思っても、
大人数、大勢の前でね、それを娘に伝えるってことはしない方がいいかもなっていうのと、
したとしても娘は、へーって思ってるか、ドライに思ってるよって、それにね、残念がらないようにしましょうねっていうことですね。
でもわかんないです。私が何十年経って、また結婚式からもう20年とか経ってるのかな、どのくらいかな、
ライブ経って、突如何でもない日に、ああ、そういうことかって思い出すこともあるかもしれないというね。
まあわかりませんけど、そんなことを今日はちょっとね、残しておきたいなと思いました。
はい、長くなってしまいましたが、今日の話は以上です。
まあこんな何気ないことをね、声で残しておける手軽さが、音声配信のいいところですかね。
はい、イラストレーターの原えみでした。また話します。
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