中村淳彦さんの新刊について
イラストレーターの原あいみです。絵本や書籍、キャラクターを作ったり、難しいことを分かりやすく、漫画やイラストで伝えるお仕事をしています。
今日はですね、一つ、まだ日程は決まっていないんですが、お知らせがございます。先日、久しぶりの新刊を出されました、
ボイシーでもスタンドFMでも大人気のノンフィクションライダー、中村淳彦さんに、新刊についてのインタビューをさせていただくことになりました。
恐れ多いですがね、私はあんまり影響力がそんなにないので、大した宣伝にはならないかもしれないんですけれども、
なぜインタビューさせていただけることになったかというと、私は中村淳彦さんの悪魔の形状ライティング講座という文章講座の受講生だったんですよね。
イラストレーターなんですが、なぜ文章講座に入塾というか、この講座を受けていたかと言いますと、
私はコミックエッセイなど、漫画で人の人生を聞いて物語にして届けるという仕事を結構してきているんですね。
2023年に、私の生理の姉妹方というコミックエッセイを門川さんから発売したんですけれども、その取材をしている真っ最中だったんですね。
自分はインタビューとか形状は独学でやってきたんですけど、まあまあ自信がある方だったんですよ。
それなりにプロとして自分でインタビューをして、それを漫画にするということをちゃんとお金をいただいて、リピートもいただいてやってきていたので、
それなりに得意な方だと思っていたんですが、すごくちょっとスランプになってしまったんですよ、その本を作っている最中に。
そんな時に中村さんの悪魔の形状という本に出会い、かつこの悪魔の形状って本も本当に面白くてすごい参考になったんですけど、
その中村津彦さんが講座をやるって、しかも傾聴ライティングです。人から話を聞いてそれを物語にするっていう講座だっていうことなんで、
これは聞きたい、これは中村津彦さんの傾聴力盗みたい、何かヒントがあるかも、自分のスランプを脱するきっかけになるかもと思って受講をしたんですね。
なので、私は講座が始まる、本当にこれから開講しますっていう時に情報を知ることができたので、本当に一期生というかスタート時から入らせていただいたんですよ。
結構長く在籍しておりました。後半は聞く専門になってしまっていたんです。
80字作文の漫画制作が始まってしまったので、課題とかを出す余裕がなくて、ただただ皆さんの課題を読んで、みんなの課題に中村さんがフィードバックしていく様を勉強としてずっと拝見しておりました。
そんな感じで、私は一応第一期生の受講生だったという特権を使って、中村さんに直接新刊のことについてお話を伺う機会をいただくことになりました。嬉しいです。ありがとうございます。
日程は決まり次第、多分早々にやらせていただくと思います。
おそらくボイシーの方の生放送でやるんじゃないかなと思いますので、ぜひ聞きに来ていただけると嬉しいなと思います。
そして中村敦彦さんのことを知らないという方も、私のリスナーさんだといるかもしれないです。
なので、新しい方に中村敦彦さんの魅力、そしてこの本の面白さを伝えることができたらなと思いますので、どうぞ楽しみにしていてください。
ちなみに、感想等はぜひ対談のときにしっかりまとめてお伝えしようかなと思っているのですが、読み終えて一番最初に思った読後の感想は、
この人からインタビューをして物語に書く、文章にするというものすごい難しい苦しい感じと、でもめちゃくちゃ面白かった作業をすごい思い出したんですよね。
私も受講当時は課題に取り組んでいて、不妊治療を生まずに終えた女性たちというのをテーマにして取材をして文章にするということをやっておりました。
すごくやりがいがあってものすごい面白かったんですよね。
それを思い出して、またやりたいなって中村さんの新刊読むとね、とても難しいですけどものすごいやりがいのあるやっぱり、何ていうか作業じゃないな、やりがいのある活動だなっていうふうに改めて思いましたね。
中村さんのこの本は文章が上手くなくてもいい、文章が下手でもいいって帯にも書かれてるんですよ。
自分は面白くなくても、面白い人に出会えてその人から話を聞き出すことさえできれば、素晴らしい発信ができるようになるんですよね。
そういう可能性を感じるというか、私は自分自身がものすごく面白い人間ではないので、受講時もずっと思ってました。
中村さんにも原さんは文章上手いけど普通でつまらないってずっと言われてたんですよね。
だけど、でも聞く力とそれを例えば漫画に、私は漫画にするっていうのが漫画とか物語にするっていうのを目標にやってたんで、文章というよりはそちらの発信活動に使っていきたいと思って聞いていましたが、
私にだってその聞き取り力、傾聴力とそれを発信する能力が身につけば、自分は面白くなくても面白い人さえ当てていけば、いつまでも絶対ずっと発信はしていけるんだっていうね、
なんかそんな可能性を感じることができる講座だったんですよね。
娘の初舞台
あの講座の面白さがギュギュギュッと詰まった一冊になってます。
昨日、同じ講座生で今やスタンドFMの大人気配信者になってしまった、手の届かないところに行っちゃった寸釈観奈さんが、
同じ受講生の仲間を集めて新刊についての座談会を放送されていました。
これもすごい面白くって、当時の厳しい講座だったよねっていうあの感じを私も思い出してですね、
なんか頑張ろうってね、ちょっと思いました。
そんな感じで中村津彦さんへのインタビュー、日にちが決まりましたらお知らせいたしますので、どうぞお楽しみにお待ちください。
最初のお知らせでもほとんど時間が過ぎてしまいましたが、今日はちょっと簡単に娘の話をしようと思います。
娘の初舞台を見てきましたというお話です。
娘はですね、演劇クラブに入ってしまったんですね。
しまったというのは、私が大学時代に演劇をやっていたからなんです。
愛読書はガラスの仮面です。今でも演じるっていうことはね、面白いことだなって心から思っていますし、
おばあちゃんになったら女優復帰したいってこっそりと野望を持っています。
そんなね、私から生まれた娘がですね、演劇をやり始めちゃったんですよ。
はい、でもすごい楽しみが増えました。
親として娘の舞台を見に行くというね、それを初体験させてもらったんですね。
少し前のお話なんですが、ちょっとコンクール的なものがあってですね、学校でそういったものに出るというのを見てきたんですよ。
どんなもんかなと思ってね、小中混ざってやるものだったんですけど、なかなか面白かったですね。
娘は小学生なので、中学生の方がメインでね、大きな役をやっていて、娘は初めてなので脇役でね、ちょろっと出てきただけだったんですけど、
かわいくて、それはただの親バカですけど、なかなか上手でですね、私も役を勝ち取るときのオーディションのときは、結構真面目に元演劇部の維持として、一応演出もやったことあります。
舞台演出やったことあるんで、結構真面目にアドバイスしたら、本当にね、すぐ飲み込んで上手くなってたんで、これはね、頑張るんじゃないかな、期待できるかなと思って楽しみに見に行きましたが、
なかなか、なかなかの初舞台でした。堂々としてましたね。あと声が通る、なかなかね、この声の良さっていうのはね、何でしょう、素質もありますからね、すごくいいものを持っているんじゃないかなとね、客観的にも思いました。
評価とフィードバックの重要性
で、そんなコンクールなので、一応順位とかが決まるのかな、ちょっとそこはまだね、聞いてないのでわからないんですけど、講師陣みたいな席があって、しかも最後にね、公表みたいなのがあったそうなんです。私はもう娘が出ているのだけを見てきたので、その公表とかは聞いていないんですが、
で、その講師陣に座っていらっしゃった先生方がですね、ちょっとディスりますが、結構ね、ご年配の方だったんですね。で、なんか全然若い人いないなと思って、ちょっとだけ、なんかいいのかな、こんなおじいちゃん、おばあちゃんで、みたいなふうに思っちゃったんですよ。
で、帰ってきて娘に、どんな評価をもらったの、みたいなのを聞いたらね、なんかすごいプリプリ怒っててですね、なんか全然褒めてくれなかったそうなんですよ。ね、それってどうなのって、この学生たちのやつに対して。で、いろいろ細かく聞いたらですね、なんかね、もうすいません、ディスりますよ、もうしょうもない、公表しとんな、みたいなね、そういうやつだったんですよ。
一番しょうもないなと思ったのはですね、娘は小学生、中学生と混じって小学生なんですけど、大人の役をやってたんですね。で、中学生たちは中学生の役をやってたんです。だから、変てこなことが起こっているわけですよね。大人の方がちっちゃいっていう感じになってるんですが、それって舞台の一番面白いところで、舞台だからこそできる表現なんですよ。
これが映画とかだったら成り立たないんです。やっぱり大人が、子どもが大人を演じていたら映像ではね、成り立たないんですよ。でも舞台ならできるんですよ。子どもだけど大人役、大人だけど子どもの役っていうのができるのが舞台の面白さなんですよ。
なのにですね、その評価をした先生は、その大人の役の人たちがね、小学生たちが大人をやってたんですけど、もうちょっと背が高かったらリアルに見えましたね、みたいなことを言ったそうなんですよね。はあ?はあ?と思いまして。
ここ、ちっちゃい子がやってたから大人に最初は見えなかったけど、そこが面白かったねっていうところだろうと思って、もうね、がっくりきちゃいましたね。最初に思ったね、こんなじいちゃんばあちゃんでいいの?大丈夫?って思ったのがね、なんとなく当たりましたね。
その他もいろいろこんな評価をしてたっていうのを聞きましたが、なんだかなっていう感じでね、すごい悔しそうな感じでした。でも娘はね、なんか名指しで褒められたところもあったそうなので嬉しそうにしておりましたが、もうなんなら私が公表をね、してあげたかったってね、本当にね思いました。
もう私が感じたみんなの良さをね、うわーって娘に伝えときました。みんなに伝えといてって言ってね。これね、評価ってね、公表ってすごく大事なので、もうちょっと考えてくださいってちょっと思ってしまいました。すいません。
で、ちょっと最初の話に戻るんですけど、中村敦彦さんのこの文章講座、計帳ライティング講座っていうのはですね、基本的には受講生が出した課題に対して中村敦彦さんから直々に、まあ、添削をしてもらったり、アドバイスをもらえるっていうね、そういうのがベースになっている講座だったんですね。
この中村敦彦さんのいわゆる公表というかフィードバックですよね。これがね、めちゃくちゃ面白かったんですよ。そのもう、ほんと唸るようななるほどっていうのもあれば、ものすごいけっちょんけっちょんに言われることもあるんですよ。
でもその赤字とかツッコミがものすごく面白くて、もうそれ自体がエンターテイメントになっちゃうんじゃないかと思うくらいの面白さだったんですよね。
しかもその評価をね、フィードバックを受けた生徒のみんなの作品が本当にどんどんどんどん面白くなっていくんですよね。すごいなと思って。なのでね、フィードバックっていうかそういうものって本当に大事だよなって、ちょっとね、改めて中村敦彦さんの新刊を読みながら娘がね、帰ってきて評価の公表についての文句をプリプリ言っていたのと
合わせてね、フィードバックって大事だなっていうことを思いましたというお話でした。はい、今日のお話は以上です。中村敦彦さんへのインタビューの日が決まりましたらまたお知らせしますので、ぜひお楽しみにお待ちください。
イラストレーターの原江美でした。また話します。