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イラストレーターの原あいみです。絵本や書籍、キャラクターを作ったり、難しいことを分かりやすく、漫画やイラストで伝えるお仕事をしています。
私が初めて作、絵と両方やらせてもらいました絵本、うんぴーがパイインターナショナルより発売中です。
この絵本はですね、ちょうどトイトレが始まるくらいのお子さんに読んでいただきたい絵本になっています。どうぞよろしくお願いします。
はい、今日の本題はですね、前回ちょっと母から私が受け継いだ良い言葉を3つ紹介するというのをやったんですけど、続きでですね、ちょっと母の話をしてみようかなと思います。
うちの母ですね、実は今入院をしてるんですよね。2020年、コロナの緊急事態宣言が出た時にですね、クモマッカ出血をしてしまいまして、緊急入院になったんです。
その時はね、本当コロナの一番、もう緊急事態宣言が出たてホヤホヤの時だったので、本当に大変だったんですけど、その時にまさに一命を取り留めたという感じで手術がうまくいきまして、そこも長い間入院をしていたんです。
でも、もしかしたらこのまま家には帰ってこれないんじゃないかなという状況ではあったんですけれども、その後かなりめきめきと回復をして、自宅で過ごすことができるようになるまでに回復したんですね。
クモマッカやった直後はですね、それでも記憶はしっかりしていて、私兄がいるんですけど、兄のこととか父のこととかうちの娘のこととか忘れずにいてくれて、元のお母さんのまま戻ってきてくれたという感じだったんです。
本当にそれだけで本当に感謝いたしますという感じだったので、もう多くは望まない、このまま少しずつ回復に向かってくれればというふうに思っていました。
ちょっと後遺症という形で、麹の機能障害というふうに言われる症状が出ていましてですね、場所とか時間が少し曖昧になってしまったりっていうのがありました。
でもそのおかげでって言ったら変なんですけど、私は東京におりまして、母は実家が私名古屋なんですけど、名古屋の病院に入院していまして、しかもね、コロナ禍なので面会とかもそんな気軽にできる状況ではなかったんですが、
時間と場所がいろいろと記憶が曖昧になっているおかげで、私と娘が結構ちょくちょく病室に来ているというふうに思っていたんですね。
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可能な時間で許されるところでフェイスタイムとかつなげて、いろいろ言葉を交わしたりっていうのはやっていたんですけど、
そのせいなのか分かりませんが、頻繁に私たちが病室に来てお見舞いに来てくれてるというふうに勘違いしていたんです。
そんなふうに思えているんだったらいいかなというふうに当時は思っていました。
なので、何か月ぶりとかで久しぶりに私一人だけ帰って、限られた時間だけ本当に対面して見舞いに行ったときも、あんまり久しぶりだと思っていなくて、
昨日も来たよねっていう感じで迎え入れてくれました。
でも、そんな状況になっても寒くないとか、ちゃんとあったかくして帰れないよとか、気をつけなさいよみたいなそんなことばっかり言っていて、
なんかお母さんのままだなというふうに思いました。
当時はですね、心配事があると、スマホでね私にフェイスタイムをかけてくるっていうのが頻繁にありました。
スマホもねまだ操作ができていたのでなんですが、だいたいねうちの娘がちょっと出てっちゃったから心配だから大丈夫みたいな、そういうことが多かったですね。
とにかくね私と娘、孫のことをひたすら心配しているというメッセージが多かったです。
いろいろいろいろありまして、実家の方に退院して戻ってくることができ、
父がお世話をしながらヘルパーさんとかにもちょっと助けてもらいながら生活をしているというのが長く続いていました。
実家に帰ってきた方が割とね頭もよりシャキッとしてきていた印象ですね。
やっぱり自分の家っていう空間がね大事なんでしょうかね。
家に帰ってきてからは本当にどんどんどんどん良くなってきていて、
本当倒れた直後の頃は割とぼーっとしていることが多かったんですけど、
戻ってきてからはね笑顔もすごく出るし、
本当にいつものお母さんっていう感じの時が多くなりました。
去年の夏はですね、うちの家族はジブリの映画が大好きなので、
家族みんなで初めて映画館に母も連れてです。
母は車椅子でね、車椅子専用の場所で見たんですけど、
君たちはどう生きるかを全員で見に行ったりっていうこともできたり、
あと外食もねちょっとできるようになったりとか、
なんかもう本当にね当時倒れてしまった直後のことを思い返すと、
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こんな日が戻ってくることがあるなんてというような嬉しい出来事がたくさんありました。
最近ね周りに認知症が出てきてしまったお母さんの話とか、
仲のいいお友達でもいるんですけど、
なんかそのお話とかエピソードを聞いていると、
徐々にね分からなくなってきてしまったりとか、忘れてしまったりっていうのを、
すごくやっぱり悲しい出来事としてお話ししてくださる方が多いんですけれども、
なんかうちの母は本当に一気にまずドンと倒れてしまって、
そこからもう戻ってこないかもしれないって思ったところからの復活劇という感じなので、
今ねもちろん工事の機能障害っていう遺症で、
いろいろねちょっとおかしなことを言ったりとかあるんです。
たくさんあるんです。
なんですけど、悪い方に目が行かないというか、
良くなっていく方にばっかり目が行くので、
嬉しい気持ちの方が多いんですよね。
割と幸せな気持ちで母のことを見ていられるというか、
本当それは受け取り方次第というかね、
別にそれが嬉しいわけではないですよ。
母とはねやっぱりLINEとかもいっぱいいっぱいしていたんですが、
倒れてしまってからはできなくなってしまいましたし、
できなくなってしまったことを思い返したり並べてみると、
もう悲しいっていう気持ちの方が大きくなるんですけど、
もう会えないかもしれないとか、
もうお母さんは家に戻ってこないかもしれないって思っていたところからの、
これもできるようになった、これもできるようになったみたいな、
できることが増えていくっていう風に考えると、
嬉しい、幸せみたいな方が多いんですよね。
ただね、今はですね、入院しているという風に最初に冒頭に言いましたが、
脳ではなくてちょっと腎臓の方で病気が出てしまって、
なかなかそれがうまく治らなくて、入院が長引いているんですね。
ご飯が美味しくないって言っているので、ちょっと心配ではあります。
入院の時ってご飯ぐらいしか楽しいことないから、
美味しく感じないっていうのが原因がわからないらしいんですけどね。
美味しいものが見つかるといいなという風に思っています。
今日はたこ焼きが美味しかったらしいです。
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兄が差し入れしてくれたらしいんですけどね。
なんかね、もっと美味しい食べられるものがたくさん見つかるといいなと思っているので、
母がこれなら食べれるんじゃないかイラスト、絵手紙を送ろうかなと思っています。
たこ焼きが美味しいんだったら焼きそばもいいんじゃない?ってうちの娘が言ってましたね。
確かにお好み焼きもいけるかもしれませんね。
はい、ということで今日はこのあたりで終わりにしたいと思います。
イラストレーターの原江美でした。
最後まで聞いてくださりありがとうございます。ではまた次回。