1. イラストレーター原あいみの話
  2. 「ブランドトマト」のキャラク..
2025-07-10 15:06

「ブランドトマト」のキャラクターづくり #207

[ファミリートマト」というブランドトマトのためのマスコットキャラクターを作りました。
制作したのはかなり前なのですが、その時の制作の裏側をお話します。

[関連放送]
#41 キャラクターコンペに勝つためにやる3つのこと(stand fmです) https://stand.fm/episodes/65bc473759c02080b6e06325

#04 栃木の森から。私の描いた栃木のキャラクターのお話 (stand fmです) https://stand.fm/episodes/6544157dbfcfc72b641a93cc

[関連サイト]
千葉県九十九里から いのちの循環 自然を育む
「ファミリートマトプロジェクト」
https://familytomatoproject.studio.site

我が家のトマト狩り体験の様子です
https://ameblo.jp/aimihara/entry-12819610028.html

[夏に行う個展情報]
2025年8月21日(木)〜9月2日(火)[水曜定休]
東京・吉祥寺の「にじ画廊」2階にて
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サマリー

このエピソードでは、イラストレーターの原あいみさんがファミリートマトのために描くキャラクター作りについて語っています。このブランドトマトはオランダ品種を用いた家族思いの農家のプロジェクトで、キャラクターを通じてブランドを広める意図があります。エピソードでは、ファミリートマトのキャラクター作りのプロセスが紹介されており、特に「トマトを運ぶ女の子」という設定のアイデアが選ばれています。キャラクターは実際のファミリートマトの魅力を引き立て、視聴者に楽しんでもらえる工夫がされています。

作品への集中と反省
イラストレーターの原あいみです。絵本や書籍、キャラクターを作ったり、難しいことを分かりやすく、漫画やイラストで伝えるお仕事をしています。
今日は最初にちょっと雑談なんですが、ちょっと今ね、古典の作品に集中している日々が続いておりまして、いろんなものをね、うっかり忘れてたっていうことを多発させています。
本当に反省しています。今作品作りに没頭しているんですけど、別に仕事を抑えているというか、仕事を全くしていないわけではないんですね。
通常通りお仕事の絵も描いております。なんですけど、ちょっと曜日を間違えたり、提出日を間違えたり、そんなことをね、ちょっとね、やってしまっているんですよね。
ギリギリセーフで、思い出して、一応間に合ったっていう感じではギリギリやってるんですけど、ちょっとね、まずいなと思って反省、妄省しています。
なんかね、今作品は結構ね、一発描きみたいな感じで、下書きをせずに描いた方がいい線が描けるので、かなり精神集中させて、今日は午前中はこの大きな絵をペン入れするぞ、みたいなそんな感じでね、気合を入れていると、なんかもう忘れちゃうんです。いろんなことをね。
幸せなことですけど、ダメダメダメダメですよね。それで、提出日を忘れていたりとかね、そういうことをね、やっております。あとね、生態の予約を忘れたりとか、ひたすらいろんなものを忘れまくっているので、ちょっとね、気をつけて気合を入れてね、お仕事のほうをちゃんとやっていこうと思います。
で、今日はですね、ちょっとイラストレーターのお仕事のお話なんですが、キャラクター作りのお話をしていきたいと思います。少し前に私が手掛けさせていただいたキャラクターがちょっとデビューしたので、そのご紹介とともに、こんなふうにキャラクターを作っていったんだよっていうね、お話ができたらと思いますので、どうぞ本編もお付き合いください。
はい、今日ご紹介するのは、トマトのブランドのために描いたキャラクターです。このトマトのブランドっていうのが、ファミリートマトというネーミングのブランドトマトなんですけど、実は友人農家が作っていて、このようにね、日本にどんどん広めていきたいというふうに力を入れて立ち上げたプロジェクトなんです。
ファミリートマトっていうのは、どこから来ているかと言いますと、もの自体はオランダ品種のフサ取りトマト、枝にそのままトマトがなっている感じで収穫して出荷するっていうトマトなんですけど、その様が、いろんなトマトちゃんが一つのフサについているので、ファミリーに見えるっていうところと、
あと、このオランダ品種のトマトが非常に収穫がしやすいっていうんですかね、ちょっと私専門家ではないので、その時聞いたお話をかいつまんでご説明する感じなんで間違っていたらすみませんですが、
日本でよく見る普通の大きなトマトは、収穫時期をちょっとでも越してしまうと、規格外になってしまったり、売れすぎてしまったりということで、ものすごい収穫時期が忙しいそうなんですね。
このファミリートマトを今、広めようとされている中原知という会社の社長さんなんですけど、昔、日本品種のトマトを作っていたときは、本当に収穫が夜まで続いてというような多忙な時期になってしまうと、子どもの運動会の出番に間に合わなかったということがあったというお話をしてくださったんですね。
トマトの勉強に行った時に、オランダではみんな、4時とかにスパッと終わるらしいんですよね。
収穫のチャイムが鳴ると、真っ赤なトマトがその場になっていても、「はい、終わりー!」と言って、みんな、「じゃあ、次土日挟んで月曜日ねー!」って終わるそうなんですよ。
それに衝撃を受けたそうで、そのオランダ品種のトマトだと、出荷時期がかなり幅が広いというんですかね。
要は土日挟んで月曜日に収穫しても大丈夫なそうなんですよ。
この品種を育てるというふうに農業に取り入れていくと、家族思いの働き方になるというね。
そういう意図も込めて、ファミリートマトというネーミング。
ふさどりでトマトがいっぱいくっついている様と、働く皆さん、働く農家の皆さんが家族思いの働き方ができるというような、
そういった2つの意味を込めて、ファミリートマトというネーミングをつけたという、そういうお話を聞きました。
キャラクター案の提案
私は、実は奥さんの方が友人なんです。
不妊治療物語に出てきた、私のことを不妊治療の時に支えてくれた新旧子の彼女が、
実は農家にとついでここのファミリートマトを作っている嫁になったんですけど、
そのご縁で今回、このファミリートマトのキャラクターを作らせていただくことになったんですけど、
ブランドとして立ち上げていくために、ロゴよりもキャラクターをとにかく作りたいという思いが出てきたそうなんです。
ぜひ私の絵でというふうにご依頼をいただいたので、農家にお邪魔させていただいて、
実際ファミリートマトがなっている様を見て、収穫も体験し、実際に働く皆さんからこういった話をヒアリングさせてもらいました。
こういったキャラクターを作る時は、まずとにかく何はなくともヒアリングですね。
どこに一番皆さんの思いがこもっているのか、そして何を伝えていきたいのか、何を印象付けたいのか、みたいなのを聞いて整理していくんですよ。
私はとにかくフサドリートマトという形態と、家族思いの農家に優しいというか、そういった2つの思いが込められているというのがすごく刺さったので、
そういったことを絵に込めようかなと思って帰ってきました。
いつもこういったご依頼をいただいて取り掛かる時、一番大事にしているのは、まずファーストインプレッション。
本当に第一印象で自分の中にふわっと浮かんできたやつですね。これが結構一番強かったりするんですよね。
それは第一候補としてまず置いておいて、自分が浮かんだそれ以外に他にトマトの表現、トマトのキャラクターなので、どういう表現の仕方があるかというのを拾い忘れがないように、
ありとあらゆる角度からいろんなトマトをキャラ化する表現を考えていきました。
最初に今回浮かんだイメージというのが、オランダから学んできたというストーリーと家族思いの農家になれるというストーリーから、
トマトちゃんみたいなトマトをキャラ化するのではなく、人間のキャラがいいなという気がしたんですよね。
ここの中原知さんのところに2人の娘さんがいたので、そのイメージも相まって、女の子が大きなトマトを収穫して運んでいるという様が一番最初に浮かんだんですよ。
最終的にこれになったんですけど、それを絵本の世界みたいな感じで描くというのをやり始めました。
でも、これだけじゃご検討いただくのに心もとないので、いろんな案を考えたんですね。
当時ご提出した最初のラフを見ながら話していきますが、最初の案は、トマトを運ぶ女の子という方向性で、
食卓においしさを、農家には幸せを運んでくれるファミリートマトの思いを、真っ赤なトマトを嬉しそうに運ぶ女の子に託してというような案を出しました。
2つ目がトマトのお家というので、トマトが屋根になっているお家がキャラクターで、屋根には顔がついているんですけど、
それがファミリーといえば帰る場所、お家というので、お家をモチーフにした案です。
トマトのお家が目印ですという、そんな感じもキャッチでいいかなというふうにご提案しました。
3つ目がトマトのプリンセスです。
この案は、友人がトマト農家にとついでいて、1人目の娘さんを出産した時に、
お祝いでトマト王国のお姫様が誕生したみたいな物語の絵本を、オリジナル絵本を実はプレゼントしていたんですよ。
その時から、トマト王国のプリンセスというモチーフがすごく頭に残っていて、
今回このファミリートマトというのをブランドとして展開していきたいので、
作ってもらえる農家さんが広がっていったら、そのマークをシールで渡すとか、
ファミリートマトのキャラクター設定
ファミリートマトって名乗っていいよという感じにしていきたいというような事業のビジョンも聞いていたので、
ファミリートマト王国の一員になると、このトマトプリンセスのシールがもらえるみたいな、
このシールを貼って出荷できるみたいな、少し一段上のトマトだよという雰囲気が出るのもいいかなというので、
トマトをプリンセスにした案を考えました。
これは女性が、今まさに私がひめまるけシリーズという作品の絵を描いているんですけど、
トマトがドレスのぷっくりしたドレスになっているという、そういう感じの絵なんです。
説明が難しいですけど、この3つの方向を出しました。
ただ結構3つともちょっと変化球の案ばかり出しちゃったので、
いわゆるザ・キャラって感じのやつもいくつか描いてご提出したんですね。
例えばトマトのかぶり物をしている、トマト赤ずきんちゃんみたいな女の子とか、
トマトが耳が生えてワンちゃんみたいになっているのとか、
あとふさにトマトが5人くっついている、その様自体がキャラクターになっているとかね。
いわゆる普通に浮かびそうなやつですよね。
自分の中では普通って思ったので、番外編というか、おまけくらいな感じで出したんですけど、
それも全部見ていただいた上で、ご検討をいただきました。
最終的にはトマトを運ぶ女の子、一応トマトの妖精みたいな感じの設定にしたんですけど、
それと高級路線でタッチも高級、ロイヤル感が出るような感じでトマトのプリンセスにするかというので、
最終すごい悩んでいただいて、結局私がファーストインプレッションで浮かんだ、
トマトを運ぶ、幸せを運ぶ女の子というそのモチーフで決定をいたしました。
こういったキャラクターを考えるときって、そのキャラクター自体、私が自分が描き手が描きたいものを描くとはやっぱりちょっと違うと思うんですよね。
どのように使われていくかっていうのをとにかく想像して、使いやすいもの、イメージできるものじゃないといけないなと思うんです。
このファミリートマトはプロジェクトに応援する形で支援していくっていう形もできるので、
そうすると農業体験、トマト収穫体験ができたりとか、そういうことも広げていきたいというお話だったので、
その農園の前に看板がバーンって出てて、ファミリートマト農園みたいなのが出ているっていう、
そういったときに車とかで走っててね、パッと目に入って、あああれだ!みたいな感じに脳裏に残るものとかね。
あと出荷されるときに箱に入って、シールにしたときに可愛いなって思えるとか、そんなことを想像しながら作っていきました。
このトマトを運ぶ女の子は、このお宅のお嬢さんをちょっとモチーフにして描いたんですけど、
もしそのトマトファミリーが、ファミリートマトファミリーが、農家さんとしてどんどんどんどん増えていったら、
このベースの型はそのままにして、次の農家さんの例えば奥さんをモチーフにするとか、
ちょっとアレンジするだけで髪型が変わっていくとか、そんな感じでファミリートマトのブランドがどんどんどんどん広がっていくみたいな、
そんなキャラ展開もイメージして盛り上がったような記憶があります。
ファミリートマトの味と購入情報
絵を見せずにこのキャラクターを説明していくっていうのはとっても難しいので、
このファミリートマトのサイトをURL貼っておきますので、よろしければぜひぜひ見てみてください。
そしてこのファミリートマト、本当においしいんですよ。
特に加熱して食べるのに結構向いていて、そのまま食べてもおいしいんですけど、
味噌汁に入れるのがめちゃくちゃお勧めだって教えてもらって以来、
私は本当にファミリートマトで作る味噌汁の虜になってしまいまして、毎年楽しみにしているんですよね。
今年の分が出来上がったっていうので、出荷いただいてちょっとだけお裾分けをいただいたんですけど、めちゃくちゃおいしいです。
たくさん届いても、出荷時期が過ぎてしまっても結構持つっていう特徴から、
お家にも置いておいても結構持つんですよ。
トマトってすぐダメになってグズグズになっちゃうイメージありませんか?
このファミリートマト、オランダ品種のフサドリーファミリートマトは持つんですよ。
しかも冷凍しておいてもすごい使い勝手がいいので、たくさん購入しても本当にうまく使い切れるんですよね。
このファミリートマト、購入も今できますので、もしトマト好きの方とか、
ぜひ応援したいと思っていただける方は、ご購入いただけるといいなと思います。
ちょっと最後、宣伝ですが。
ということで、今日はキャラクター作りの裏側をご紹介させていただきました。
イラストレーターの原江美でした。また話します。
15:06

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