Sora2。盛り上がってますね。
本日、収録日が10月の2日なんですけども、
日本時間で10月1日にSora2が発表されましたね。
今、めちゃめちゃ話題なので、簡単にね、紹介しますけども、
とにかく、今、日本のホーム部、IP部門の方たちは、とんでもなく忙しいことになってるんじゃないかな。
そうだね。
こんなね、そもそも月曜、月末でめちゃくちゃ忙しいはずなんですけど、
こんな月曜に、なんてことをしてくれたんだと。
はい、そういう状況ですね。
そうだね。なんかね、Xとか見てても、いろんなところでカメハメハとか、ゴムゴムのピストルがいろんなところで見えてくるよね。
いろんなところで見えてきますね。
もうね、全然ね、これ笑い事ではないんですけども。
ということで、ご存知の方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、
簡単に紹介すると、Soraっていう動画生成AIモデル。
これ、今年の2月にリリースされてるんですけど、
今回はこのSora2っていうのは、その大型アップデートということで、
物理的な性格性とかリアリズムっていうのが大きく向上したよと。
あとは音声同期機能とか、カメオ機能って言って自分を生成できるような機能だったりとか、
さらにSoraアプリみたいな、いわゆる生成AI版のTikTokアプリみたいな、
そういうアプリも出したりとか、
招待コードがあれば、誰でも無料で利用できるというところで、
プロアカウント持ってる人は、さらにその上位モデルも使えるよっていうような感じですね。
そんな機能紹介とかは、本当にどうでもいいんですけど、
日本のね、IPキャラが本当そのまんまでちゃうんですよ。
もう本当にそのまんま。
それっぽいとかじゃないよね。本当にもうマジでそのまんま出してくるよね。
そうなんですよ。これあの、今まではジブリ風とか、風だったじゃないですか。
そのまんまなんですよ。声も。
あれもう本当にさ、声もさ、もうそのまんまだよね、本当に。
すごいよね、あれ。やばいよね。
それこそあの、悟空のさ、シュワシュワするオーラの音、あれもそのまんまでし、
顔はね、もちろんそのまんまでし、あれもう全てそのまんまでちゃうんですよ。
で、日本のIPキャラがそのまんまでちゃうのに、
アメリカの巨大IPのマーベルとか、ディズニーはちゃんと生成できない。
日本のやつだけ生成できるんだよね。
そうなんですよね。しかもあの、ゲームキャラとか、ゼルダの伝説のリンクとか、カービィとか、ポケモンとかもそうですよ。
ポケモンなんてもうさ、世界規模のIPじゃん。
なんか日本のとかっていう感覚じゃないよね。
だからあんな海外にもめちゃめちゃ周知されてるような、鬼滅もそうだけど、
あれも関係なく全部出せちゃうと。
だからもう個人的な感情としては、日本舐められすぎっていう、もうね、行き通りすら僕はもう感じてますけども、
今回メディアの人として、中立的に今回の問題点とか、
そしてこういう技術が未来にどう繋がっていくのかっていうとこを淡々と喋っていきたいと思います。
なるほど。感情に左右されずに淡々と。
淡々と意識してやっていきたいと思います。
じゃあ今回の問題点としては、言うまでもなく著作権っていうとこなんですけど、
他にもね、議論されてるとこいっぱいあるので、ちょっと後々喋っていこうと思うんですが、
まずこの著作権に対して知っておかないといけない今回のルール、オプトアウト戦略ですね。
これはオープンAIがソラ2に対してオプトアウト設定をしてくださいと。
仕組みとしては著作権者がオプトアウトを申請しない限り、自分の作品がAIの生成に含まれる可能性があるよということですね。
あの映像を見させられて可能性とか言っちゃうところがふざけてんのかって感じがするよね。
もうふざけてますよ。
要するにあれだよね、今までは著作権があるものでは要は生成しませんだったのが、
基本フルオープンで作ります、あなたの作品混ざってたら使わないでって言ってね、教えてねみたいなそういうスタイルってことだよね。
そういうことなんですよね。
舐めてるよね。
舐めてます。しかももっと舐めてるのが、生成ごとに申請しないとオプトアウトできない可能性があるっていう報道もあるんですよ。
なんかその情報あったね。本当にそれだったらマジやばいよね。
やばいんですよ。だから例えばこうまとめて鬼滅の刃のカンジロウというキャラ、
この作品は全部対象画にしてくれっていうフォーカス的なオプトアウトは認めないっていう方向になる可能性があると。
マーベルではやってるのにと思うよね。
そうそうそうそう。
できるでしょって感じだよね。
何言ってんのみたいな感じですよね。
感情出てるわ。
ごめんごめん。淡々とね。
淡々と。
で、これはタツケの回、第58話ですね。
トランプ大統領が著作権局の局長を介に今後生成AIの著作権はどうなるっていうエピソードで、
タツケも喋ってくれてたんですけど、
アメリカの著作権局もAIの学習行為そのものが著作権侵害になるかどうかっていうのはまだ決着がついてないんですよね。
で、実際の裁判例でも学習っていうのはフェアユースとして認められるっていうこういう判断ケースが増えてると。
このフェアユースに関してはぜひこのエピソードを聞いてもらって理解を深めていただきたいんですけど、
要はですね、学習段階では訴えても勝ちにくいんですよね。
勝てない可能性の方が非常に高い。
だから権利者が戦えるフィールドっていうのはAIが作品を生成した後になるというのが今の現状なんですよね。
で、その作品を生成した後、今で言ったら著作権侵害されてる作品がSNS上にものすごく出てるわけじゃないですか。
じゃあ権利者側はどういう対応するかっていうと、それらの証拠を一個一個集めていって、
自分の作品とどれくらい似てるのか、市場でどう強法するかみたいのを一個一個ね、立証してちゃんと根拠を立てて申請しないといけないわけですよ。
で、これってめちゃめちゃ大変でしょ。労力がかかるわけですよ。
だからでっかい企業は当たり前にできるし、もう絶対やんないといけないからやるでしょうけど、
小さな権利者、中規模とか小規模の人に関しては、ほぼ不可能に近いわけですよ。
だから結果として面倒くさいから諦めるっていう選択をすることが結構見えちゃうよね、このオプトアウトっていう戦略は。
だからまあ権利者じゃない側の視点からすると、二次創作と一緒じゃんみたいな視点の人も結構いらっしゃると思うんですよ。
そうだね、アニメとか漫画って二次創作の文化があるから、そういう発想になりやすいところはあるよね。
そうなんですよね。とはいえ、あれってそもそも著作権侵害なわけですよ。
なので興味本位でね、皆さん生成したものっていうのをSNSに公開っていうのは絶対やめてください。
作って自分で楽しむ分には問題ないんですけど、公開した時点でもうアウトなんで。
だから今はみんな赤信号みんなで渡れば怖くないみたいな状況なんですよ。
うまいこと言うね、ほんとそうだね確かに。
怖くないって言って、でも誰かは知らば死ぬんですよね。
そうだね。
なんかみんなが赤信号渡りながら、あれ赤信号だけどこれ渡っていいのかな?あれだめだよね。
でもみんないいかみたいな、そういう感じで渡ってるみたいな感覚だよね。
あートラック突っ込んでっかーって。やっぱダメだったみたいな。
いやほんとそういう状況になるんで。
なんで著作権に関してはここはしっかり抑えておくべきポイント。
なので容易に著作権があるものを生成して公開したりとかは絶対にやめましょうという感じですね。
でもね、今回それこそソラがさ、要はSNSが紐づいちゃってるみたいなところもあるわけじゃん。
そうですね。生成したものをそのソラアプリっていうもので他の人に共有したりとか、一緒に作ったりっていうことができるわけですよね。
僕もちょっと試しにね、アプリで動画作った時にやっぱそういうちょっとワードを入れて作ってみたら、
まあやっぱそれっぽいものが、それっぽいというかもうあからさまなものができちゃったわけですよ。
だからこれはもうやばいな、ダメだなっていうのはわかるんだけど、
そのUI的に下書きの状態になってたから、公開ボタンを一瞬押しそうになったんだよね。
要は完了させて動画を見たいだけなんだけど、その完了的なボタンが要はSNS上の公開ボタンだったわけですよ。
危なっ。
そう危ないねこれと思って。だからSNSにって言うけど、
アプリ使って生成しちゃったらそのまま公開まで知らずにやっちゃってるみたいなパターン全然ありそうだなと思うね。
てかまあほぼそうじゃないですか。
そうだよね。
著作権法についてもさ、我々もやっぱこの仕事をしてこういうことが起きてるから調べて、
ちゃんと解像度が高くなったわけじゃないですか。ほとんどの人は知らないわけですよ。
そうだね。
だからそのままポチってしちゃうよね。
しちゃう。
だからもうみんな著作権違反してますよ。今。
そうだね。
本当に今そういう状況なわけですね。
意図的なのは意図的だけど、その先にそういう戦略を見せてやってるってことだよね。
そうですね。
実際そこがフルオープンであればYouTubeもそうだけどさ、やっぱ初期のユーザーを獲得するのにも有利だったりするもんね。
そうなんですけど、これってデファクトスタンダードになりたいっていう前提じゃないですか。
これはもう僕の個人の意見ですけど、このYouTubeのコンテンツID戦略本当かっていうちょっと懐疑的な見方をしていて。
その戦略ないんじゃないっていう派閥ってことね。
だってYouTubeの初期ってさ、誰もユーザーいなかったわけじゃん。だからやったわけじゃないですか。
オープンAI違うじゃない、前提として。もう週に7億人いるんだよ。
確かにね。
ユーザーがね。で、そっからソラ使う人どんどん増やしたいっていう文明がわかるんですけど、
そもそも動画生成AIのどんになりたいのっていう、そこであなたたちそもそも戦ってたっけっていう話なんですよね。
じゃあこれはソースを辿ろうということで、サムは何て言ってるのかと辿ったんですけど、
とあるね投稿があって、2週間前サムは我々はガンを治療するために7兆ドルと10ギガワットが必要だと。
なんかあれ、同じ人の話ですか。
で、今日我々はパーソナライズされた、マーケティングされるAIストロップビデオを立ち上げている。
言ってること全然違うじゃん。
意味わかんないこと言ってるね。なんかもう全然別の人が喋ってるみたいだね。
そうなんですよね。二重人格かなみたいな。
確かに。
そしたらそのポストに対してサムがね、引用リポストみたいな形で、
私たちは主に科学を遂行できるAIを構築するための資金が必要で、確実に私たちの研究努力のほぼ全てはAGIに注力しています。
ただその過程でクールな新技術や製品を人々に見せて笑顔にし、
全てそのコンピューティングニーズを考えると、できればいくらかのお金を稼ぐことが良い選択だと思っていると。
チャットGPTを立ち上げた時に、これ誰が必要なの?AGIどこ?って声がたくさんあったんです。
会社の最適な軌道に関しては現実は微妙なところがありますと、っていう風に言ってたんだよね。
確かに我々もね、第1話の回でソラの話してるんですけど、
ソラは物理シミュレーターなわけであって、AGIに必要な点、いろんな点があって、
その点と点が線で繋がった時にAGIというものが発揮できるんだよって話をしてきたと思うんですけど、
そこから未来話がスタートしてるからね。
オープンAIもこれやっぱ一貫して言ってるわけですよ。
だから確かにそのAGIのための点としてソラを作ってるのはわかる。
お金を稼ぐ必要があるっていうのもわかる。
だがそれと著作権侵害していいわ、ちょっと別の話だなと思って、
これはね著作権の話をしてるわけじゃないからあれなんだけど、
そもそもお金に困ってるわけじゃないですか、オープンAIは。
赤字じゃないですか。
じゃあなぜこんなリスクを取ってきたのかってすごい不可解だったんですよね。
つまり別に日本のIPダダ漏れにしても大してお金取られないだろうなって思ってるわけですよ。
なので結論としてねやっぱり舐められてるだけだと僕は思うんですよ。
ただ舐めてるだけで言ったらもうめんどくせえからぐらいの感覚ってことだよね。
めんどくせえっていうか、今までJabber打ってきたわけですよ。
ジブリ風の出してきたり。
そうだね確かに。
いろんなそのギリギリのやつ出してきたじゃないですか。
で、日本側何も言ってこないわ大丈夫だって言ってバーンて出してきたんじゃないかなって今回。
そうだね、ジブリ風の時に本当に日本がアクション起こさなかったのが大きい気がするよね。
そう、声を上げなかったっていうのが結構問題なんじゃないかなと思ってて。
だからそもそもサムは動画生成AIでデファクトスタンダードになりたいからこういうことをやって、
もう著作権を根本から変えてこそんっていうそういうビジョンとか熱とかそういうものは全く感じないんだよね。
なるほどね。
サムの発言から。彼はただのお金稼ぎの道具としか思ってないし、
ソラはAGIのただのテントしか思ってないんですよ。
っていう中で今回のオプトアウト戦略っていうのは、そこのお金を取られたくないっていう気持ちから舐めてると、
もし万が一があった時の両取りなんじゃないかな。
なるほどね。
もし言われてもオプトアウトするし、言われなかったらそのままユーザー増えるしっていう完全に舐めた態度です。
そうだね、確かにめっちゃ舐めてるねそう考えると。
と思ってますので、ぜひですね、権利者側はですね、もうガンガン声出してほしいなっていう気持ちですね。
確かにここでね、それこそ今後のさ、これが基準みたいになっちゃったら、
それこそ動画生成AIでデファクトスタンダードになりたいみたいなさ、ところが似たようなことやってきた時にさ、
もう収集つかなくなるよね多分。
そうなんですよね。これも一個議論されてて、
ベオ3と今ソラ2が比較されてるじゃないですか。で、ソラ2の方がすごいかもって言われてて、
ベオ3の方が対抗しようってなるわけじゃないですか。
対抗しようってなった時にグーグルからも全部出ますってなったら大変なことになるよ本当に。
そうね、しかもさ、つい最近さ、メタからもさ、メタバイブスっていうさ、
要はそのソラみたいな感じでAI動画専用のTikTokみたいなショート動画が出せるアプリがリリースされたんだけど、
そこのさメタもさ結局さ、対抗してさ、それのIPゆるゆるでやり始めたらさ、
もうIPゆるゆる動画SNSが乱立しまくるみたいな形になるよね。
いやもう本当そうなんですよ。
ってなった時に結構日本の一大産業じゃないですか。産業コンテンツとしてね。
これ取られたらあと何残るの?
確かにね。今の日本ってほんとアニメしか残ってないもんね。
もちろんね、いろんな技術あるし、僕らの知らないところでたくさんね、いろんなものがあると思うんですけど、
と言ってもやっぱこう世界的にものすごく認定されてるわけじゃないですか。
そうだね。
日本のアニメって。これをね、奪われたらダメですよってちょっと僕は思っちゃいますねこれ。
確かにね。
ああやばい、感情的な差また。
ちょっとね、一アニメ好きとしてはね、なんか今回の件はどういう風にポジティブに捉えようかなとか思ったりもしたんですけど、
サムの発言を切り取ったりとか、これまでのことを考えると、なんかそこまで考えてねえじゃねえかなって僕は思うんですよね。
そうだね、確かに。
ものすごくちょっと感情的になっちゃったんですけど、もう一個の議論として、
進行IP、これからキャラクターを作っていこうっていうところに対しては、
ファンアートの爆発的な増加を加速する装置になるんじゃないかっていう。
これはいわゆる二次創作の文脈ですよね。
二次創作をわかりやすく言うと、僕これUGCだと思うんですよ。
UGC。
マーケティングの文脈で、ユーザージェネレイティブコンテンツっていうものがあるんですけど、
わかりやすく言えば、飲食店に行って映えてる食品とかあるじゃないですか。
それを動画とか写真撮ってインスタとかに上げて、イエーイみたいな。あれUGCですね。
なるほど。
みんながこれ可愛くないって言ってSNSに上げまくることによって、
飲食店は広告費用を出さなくても勝手に広告してくれてるみたいな状態。
このUGCって今超大事だよみたいなことは数年前から言われてるんですけど、
これを新興IPはソラを使ってやれるんじゃないかみたいな話ですよね。
確かにみんながみんなそのキャラクターを使っていろんなやつ生成してくれたら、
バズるみたいなことが起きる。
そうそうそう。
いわゆるこのキャラの一貫性が保てるようになったからこそ、
自分のキャラをたくさんの人に生成してもらうことによって、
最終的にIPとして確立させていくっていう新しい戦略が取れるようなものもあるんじゃないかというところですね。
なるほど。
これに関しては一理あるなとは思いますね。
そうね、それに関しては一理あるけど、
でもそのために今あるIPをないがしろにしていいのかっていうと、
それはまた話が変わってくるよねっていうところは思うよね。
そうですね。とはいえね、この流れってなかなか止まんなそうだなとも思うんですよね。
ただなんかね、マーベルとかアメリカのやつも同じような対応なんだったら分かるんだけど、
そこで差があるってのはやっぱりちょっと引っかかるよね。
やっぱね、アメリカの大型IPはさ、
もし栽培になったらとんでもない額奪われちゃうから、そこだと思いますよ。
っていうことはやっぱ国内のコンテンツの会社がちゃんと訴えるってことがやっぱ大事なのかな。
じゃないですかね。それは多分やると思いますよ、さすがに。
なので将来的にはどんどん生成されなくなっていくと思うんですけど、
ってなった時に、じゃあ新しいIPをどうやってマーケティングさせていこうってなった時の一つの手段として使えるようになっていくんじゃないっていう。
整った後の先って感じかもしれないね、その話は。
全てがインスタント化しちゃってるっていうのは、なんかねすごく問題だなと思ってるんですよね。
一つのものをずっと大事に愛せない、確かにっていうのは、なんか人間としての大事なものを失ってるんじゃないかっていう感覚になるんですよね。
なんかわかる?この感じ。
なんかわかる気がするね。昔はさ、一枚のアルバムをさ、車に積んどいてさ、なんかもう四六時中そのアルバム流してたけどさ、
今ってさ、もうYouTubeとかYouTubeミュージックとかで、とにかくランダムでいろんな曲聞くみたいな感じでさ、全然その消費の仕方が違うなとか思うし。
そうね、シャッフルで聞いちゃうよね。
そうそうそう、昔はもうこのアルバムをさ、なんかもう曲の順番覚えるんじゃないかってぐらいまで聞き込んでたじゃん。
いやそうなんだよね。
そういう経験でもないから、そういうのが多分いろんなコンテンツに似たようなこと起きてるよね、きっと。
本当にそう思う。アルバムで言ったらさ、その曲間のあの秒数、どのくらいの秒数空けるっていうのをさ、すごい考えて作るじゃん、アルバム作るときって。
あれもね、なくなっちゃってるな、今って思うし。ちょっとこれ老害発見なのかもしれないけど。
昔はよかったな、みたいなね。
今の楽しみ方があるとはもちろんあるんだけど、なんか一つのものを長く愛するっていう能力っていうのがどんどん失われてきてしまってるんじゃないかなっていうのが、すごく個人的に嫌だなって思ってる。
なるほどね。
あとまぁフェイク動画についてもね、ものすごくひどくなっていくだろうね。
そうね、でもなんか僕は個人的に、ある意味そのAI専用のSNS、プラットフォームができたことで、なんか逆にフェイク動画が収まることはないけど、
ちょっとある種わかりやすくなったのかな、みたいな気はちょっとしてて、今ってなんかその要はXとかに本物とAIが入り乱れて回ってくるじゃん。
でもそれがさ、もうAIで生成された動画のプラットフォームですよってわかったらさ、もうそれがフェイクなの、当たり前じゃんって前提で見るじゃん。
そうね、そのプラットフォームないなったらそうだね。
そうそうそう、結局それがXとかに転載されて流れてくるから、フェイク動画増えるは増えるんだと思うんだけど、
うまいことそこ切り分ければ、なんかちょっと抑止力というかさ、フェイク動画ってわかるみたいな道もちょっとありそうな気はするんだけどね。
だからAI動画をここに入れたら罰金ですみたいなね。
そうそうそう、だからもうAIと、AIじゃないのが分けられるような感じになるかもしれないよね。
分けないとまずいよね。
そうね。
本当にパッと見じゃわかんなくなってきちゃってるからね。
わかんない、本当にわかんない。だってあのさ、ちょっと前にもさ、進撃の巨人とかのさ、なんか実写化のオフシーンのさ、映像みたいなのがXでちょっとバズってたの知ってる?
え?わかんない。
なんか本当に人間が要は実写化の映画を撮ってて、その裏のところでスタッフさんと話したりとか台本読んだりとかしてるみたいな、
メイキングオフか、みたいな映像の動画が流れてたんだけど、それが全部AIで生成されたやつなのよ。
もう本当にそういうAIとかって注意書きもなく見てたから、もう本当に、実写のやつなんだこれ、みたいな。
日本じゃないところで映画やる、実写化するんだ、ぐらいにさ思ってたからね。
はいはいはい。
普通じゃなくてシンプルに騙されてた。
なるほどね。
そう、っていうことは全然起きそうだなと思うよね。
こんなに目を肥やしてきたのにね。
うん、すっごいリアルなんだよこれ本当に。
もうね、あ、AI動画だなってすぐわかるじゃないですか。ずっと見てるし。
ずっと見てるとね。
でも本物の人が本物を作ったら、もうわかんなくなっちゃうんですよね。
そうだね、確かに。
だから確かにね、このフェイク動画は切り分けていかないと、今後より大きな社会問題になっていくだろうね。
じゃあ最後にね、みんなが議論としていないようなところ、されてはいるんだけど、あんまり表に出てないようなところをちょっとメイに据えて、未来の話をしていきたいなって思うんですけど、
僕今回のソラ2を見て、何が一番ヤバいと思ったか。
何が一番ヤバいと思ったか。
はい。
ソラ2を見て。
はい、これはですね、成長速度です。
ああ、なるほど、成長速度。
だから最近ですね、AIなりすぎてて、あ、最近こんなアップデートあったんだ、ぐらいにしか見てなかったですけど、
今回のソラ2はですね、久々に、あ、これヤバっていう感じになったんですよ。
ああ、確かにそうだね。
久々じゃないですか、この感覚。
分かります。なんか僕もね、ものすごくテンション上がりましたね。
うわっ!のやつ。これオープンAもソラ2はまだGPTに比較するとGPT3.5ぐらいの能力ですって言ってるんで、
そのGPT3.5から4になった時の能力の上がり方、全然違ったじゃないですか。
そうだね。
なのでもう一段上がるんですよ。で、このソラがリリースされたのは今年の2月ですよ。今10月ですよ。たった8ヶ月ですよ。
確かに。
たった8ヶ月であんな物理法則を無視した動画たちがこんなもう物本を生み出してしまうようなヤバい動画生成家になったわけじゃないですか。
確かに8ヶ月って早すぎるよね。
早すぎますよ。GPT3.5が出てから今のGPT5になるまでも2年半とかじゃないですか。
この2年3年の進化速度、もう分かってるよと。耳たこだよお前らって思われるかもしれないんだけど、ヤバすぎないですか。この成長速度。
そうだね。確かにちょっと慣れちゃってる自分がいるよね。この成長速度にね。
そうなんですよ。冷静に考えてほしい。本当に。数年前までコーディングを人がやらないことなんてなかったし、
映像をAIが作ることなんてなかったし、文字を作ることを人間がしてたわけですよ。数年前までは。それが今AIでどんどん代替されてきてるんですよ。この3年近くで。
そうだね。
で、この伸びっていうのは右肩あかりじゃなくて、これもう耳たこだよって言われるかもしれないですけど、指数関数的なんですよ。
指数関数的な話でちょっと面白い話があって、実はね、人間って指数関数っていうのを直感的に理解できないんですよ。
あ、そうなんだ。
これだから、過去を見るとちょっと面白くて、IBMが1950年代に製造したハードディスクの容量って何メガだったか知ってる?
えーわかんない。19何年?
50年。
1950年!?
うん。
えー。
1950年代に製造されたハードディスクの容量。これはですね、3.5メガバイト。
3.5メガ!?
ハードディスクだよ。
やばいね。
3.5メガです。
そうなんだ。
で、それが1960年代には数十メガバイト。どんどん大きくなっていくんだけど、1990年代前半、我々の生まれ年の頃には容量は200から500メガバイトまで大きくなったわけですよ。
だいたい40年で300メガぐらい増えたわけですよね。
なるほどね。
で、その1990年代から今、1億メガバイト増えてるんですよ。
まさしく指数関数的に増えてるね。
そうなんですよね。だから当時ね、僕らが1950年代に生まれてて、ハードディスクっていうのが出てきて、
これはでもね、もっと指数関数的に伸びますねって予想してたとするじゃないですか。
これは多分ね、1000倍にはなるねとか、いや1万倍にはなるね、いやお前それは頭おかしいんじゃないかみたいな。
確かに、信じてもらえないよね。
私が生きてる間に3000万倍になるって予言した人は多分まずいなかった。
そうだね、確かに。
だからこれぐらい指数関数って読めないですよね。それは専門家が予想してもそうなるんですよ。
あのベル・ケイツもですね、2004年に提供が始まったGmailに対して、
なぜ1GBものストレージが必要なのか、そんなものは必要ないと疑問を投げかけてたんですよ当時。
ケイツは最先端のテクノロジーに精通してるにもかかわらず、ストレージには特別な革新は必要ないっていう古いパラダイムに考えをしていたと。
確かにね、でもアウトロックって受信ボックスちっちゃいイメージあるもん。
でもね、今となってはテラですよ。何テラ今使ってんすかみたいな。意味がわからないですよね。
そうだね。
他にも指数関数的な経験っていっぱいあると思うんですよ。
例えば勉強してて全然わかんなかったんだけど、途端にわかるようになるとか。
これは運動でもあるし、楽器とかでもあるし、いろんな文明家であると思うんだけど、指数関数的な伸びっていうのは結構この世の一つの原理というか、法則に近いものだと僕は思ってるんですよ。
なるほどね。
っていうことに当てはめて、今のAIの指数関数的な伸びっていうのは正直想像ができないレベルで伸びると思うんですよね。
なので、やっぱ我々ってその指数関数的なものを直感的に理解ができないから、今の技術を見てそれがちょっと成長した状況を見て未来を予測するんですけど、本来はもう想像ができないものすごい状況になってるんですよね。数年先には。
もうわかんないです。どのくらいのレベルになるかっていうのは。これはビルケイツが見誤っちゃうぐらいなんで。
確かにね。ビルケイツ見誤ったらもう誰も正確になんか予想できないよな。
そうなんですよね。だから正確に予想なんていうのは誰にもできないんですよ。っていう中での今のこの指数的関数の伸びっていうのは本当に驚異的で、世界がここ数年でどうなってしまうのかっていうのは本当にわからないなっていう恐怖をこのソラツークは僕はすごく感じたんですよね。
なるほどね。