これ最初のこれを推移見てた時に、オープンAIというかサムアルトマンっていう人がCEOですけど、だいぶどっちかというとイロマスク的な人の気持ち無視みたいな、合理性巻きしまうみたいな感じのキャラクターの人だという認識なので。
そっかそこが私ちょっと間違えてました。サムアルトマンはそうじゃないかと思い込んでました勝手に。
いやいや、サムアルトマンもともとYコンビネーターのCEOをやってて、Yコンビネーターの創業者のポールグレアムの後を継いだのがサムアルトマンなんですけど、そのポールグレアムっていう一部界隈では熱狂的な人気を特に昔誇っておりましたが、プログラマーでハッカーとかかっていう有名な本を書いた人で、ちょっとそのなんか結構哲学的な人なんですよね。
どっちVCベンチャーキャピタリストとか企業家っていうよりはなんかすごい思想家みたいな感じ、またエンジニアですねっていう人なんですけど、その人がサムアルトマンを評価していったすごい有名なサムアルトマン評がありまして。
なんでしょう。
ハエの王っていう小説知ってます?
ハエの王。
ハエの王の多分英台はロード・オブ・ザ・フライズですね。
ロード・オブ・ザ・フライズ。
ロード・オブ・ザ・リングみたいな感じ。
簡単に言うとアメリカのドラマのロストとか、なんかああいう感じの無人島に少年だけで漂着しちゃってサバイバルするみたいな。
で、そこでなんかわけわかんない社会が出来上がっちゃって、その漂流少年たちによるですね。
で、っていう話なんですね。ちょっとなんか全然違うけど、でもイメージ、北野たけしのバトルロワイヤルみたいな。
そっかそっか。
ああいう、まああれじゃないんだけど、まずノリとしたああいう感じのサバイバルの話なんですね。
で、ポール・クルーグマンが、彼はハエの王のようなシチュエーションで、私すごい奇妙化、ありとあらゆる奇妙化を見てきたけど、そのハエの王のような世界になった時に、王になるのはサム・アルトモンだろうって。
へー。
もしハエの王を読んだことなければ、バトルロワイヤルやったら生き残るの彼だよねっていうニュアンスとは結構近いと思いますね。
まあだからあれですよね。単にそのなんか上手とかっていうことだけじゃなくて、もう生き残るためには。
ありとあらゆる生命力がクソ強いみたいな感じの、生命力っていうか何をしてでもその目的を完遂する冷静さとか、それを実行できるっていうところ。
プラスもちろん頭の回転だったり、みたいなそういう意味でハエの王って称したんですけど、そういう人なんですよ。
どっちかっていうとイーロンマスクタイプなんですね。
いやーちょっとそこ誤解してました。ちょっとイーロンマスクがあまりにも激しい感じなんで、その対局の感じかと思っちゃってましたね。
いやいや全然そういう感じですよ。
そうなんだ。なんだ、そっか。
だからまたね、サムムーブしてんなって思ったわけですよ。
つまり彼としては裁判になる可能性が非常に濃厚に考えられるので、もしオプトアウト方式をやった場合のリスクとしては、そのオプトアウトするまでの間に当然ながら違法状態っていうのは継続するわけなんで、
そうですよね。
文句があったら言ってこいみたいな感じのスタンスなんで、その期間って君違反してたよね?著作権法に触れてたよね?みたいな感じで訴えられる。
で、賠償金を払う場面になるっていうことと、もちろんだけどマーケティングとしてはすごい強いじゃないですか。
いろんなキャラクターが使えるとか。逆にいろんなキャラクターが使えなかったらすごいUX悪いと思うんで、それと天秤にかけてまたこいつはお金はいくらでもあるんで、オープンAI。そういうムーブなのかなと思ってたわけですよ。
で、このムーブって実は彼って元々ベンチャーキャピタリストで当然ながらスタートアップの歴史ものすごい詳しいわけなんですけど、例えばYouTubeとかって典型的にこれで成功してるわけなんですね。
あ、そっか。そもそもそうですよね。
ちょっとリアルタイムでは覚えてないかもしれないけど、YouTubeの歴史はYouTubeの創業者、元々PayPalのエンジニア、20番目ぐらいのエンジニアだった人たちが動画をアップロードするサイトを作りましたと。
で、当時としてはすごい画期的な埋め込める、だから昔のその当時の動画配信ってやっぱり動画配信のコストがものすごい高かったから、ニコニコ動画でもそうだったけどログインしないと見れないよっていうのはほとんどだったんですけど、iフレームで埋め込んで他のサイトでもYouTubeにアップしておけば自分の例えばホームページで動画を再生させることができるみたいな感じでその爆発的に伸びたんですけど
当然ながらそういうフリーダム的な状況だったんで、ほとんどが違法コンテンツ、テレビ番組を録画してアップロードするみたいな世界観になって、マネタイズモデルはゼロだったんですね、何にもない状態で
で有名な話なんですけど、そのセコイヤキャピタルがシリーズAを出資して、でもどんどん伸びるんだけど、どんどん動画のサーバ費を食いつぶすし、あとその訴訟がボンボン来て、6ヶ月潰れるわみたいな感じになった時にGoogleが買収したっていう天末なんですけど
この6ヶ月間の描写を誰かがインタビューで言ってたんですよ、たぶんセコイヤの人だと思いますけど、この6ヶ月で潰れる中、ものすごい勢いで伸びていってるという状況ですね、やっぱりね確信犯なんですよ完全に
もうだから訴訟とかがめちゃめちゃ来るのはわかってて、それでも伸びる方を優先しているという そうです、だからそういう前例はアメリカにはあるんですよね、でうまくいく場合もあるしYouTubeみたいに、ラップスターなんかこれ典型的に潰されちゃったんで、うまくいかない場合もあるわけなんですね
それを点火にかけた上で、やっぱりラップスターとは全然状況が違うので、トータルでは勝てるだろうって踏んだんだろうなぁと思ってたんですね いやーすごいなぁ
でもちょっとさらに上というか、さらにちょっと深い思考をしてたっていうことに最近気づいて、それはそのソラ騒動のですね、1週間後ぐらいに録音されたと思われる、アンドリュー・エー・セン・ホロウィッツのポッドキャストにサムアルトマンが登場しているエピソードがあって、それを聞いてて
もちろんだけどその1時間半ぐらいのクリップなんだけど、ソラどうだったのとかなんでああいう風にしたのみたいな話を当然話してたんですね、聞かれたので。もちろんその点火にかけて訴訟状況だったとは言わないと思うんですけど
結構なるほどって思うこと言ってて、さすがハエの王だなと思ったんですけど、それは何かっていうとやっぱり彼の目から見るとプロダクトとそれを使う側の社会っていうのが共に進化していく、こうエボルブしないといけないんだと
そうじゃないとやっぱりその社会実装ってのは進まないんだと、確かにそれはそうですよ日本でもその社会実装っていう言葉使われるようになりましたけれども、やっぱり世の中とかにそのいきなり製品をボカンと落としてそれでいきなり世の中が良くなるわけじゃなくてそれをどう人々が需要して使っていって生かしていくかみたいなところで初めてなんかこう実際にGDPが上がったり生産性が良くなったり幸福度が上がったりするわけじゃないですか
そうですね でやっぱりそのAIってすごい新しいテクノロジーなんで共に進化させる必要があるんだと
で直接はこう言ってないんですけど、あれをやることによって世の中が学習させたみたいな感じのスタンスなんですよね
もう世の中に勉強させたっていうか そうそうそう、要するにこうなるよねっていう、こういう風になるよね、ほらねみたいな、もうちょっとこうあえて、要するにあのピカチュウが使ってたのって本当1日ぐらいの話だと思うんだけど、数日間の間にいろんな人が目にしたわけじゃないですか
そうですね それでもいろんなことを思ったと思うんですよね、もちろんそのいやいやそもそもこんな流用されたらとんでもない著作権っていうものが保護している、保護法益、守ってその法の元々の趣旨というかが全然根底から破られてるじゃんみたいなことももちろんみんな思ったと思うし
こういう使い方したらめっちゃおもろいやんっていうのもわかったし、こういうことがあるとこういうことも起きそうみたいなも結構そのわーってさみんな炎上した結果として学習したじゃないですか
そうですねまあいろんな意見が出て議論ははかどったっちゃはかどったんですよね実際に そうですねそれを狙ってたっていう話をしてて
そんなことはとか言われてもね 本当かよって思ったんだけど、奇弁じゃねえかっていう説もあるんだけど
でもなんかその彼の立場からするとなんだろうな、彼は明らかに特に最近ここ今年に入ってからもう完全にオープンAIをコンシューマー向けの製品として位置づけて
そこでこうビジネスを大きくしていこうって考えているのはもう間違いなくて そこらへんはもうなんかちょっとグーグル、グーグルは違うかなでもなんかその例えばクロードとかとか違うわけですよね
でアンソロピックとかアンソロピックとかではちょっと違う方針になっていて でそうするとやっぱり今後彼らの定義するところのAGIみたいなところに向かっていくにあたって
言うてもソラ2とかって多分その100歩くらいあるうちの1歩にしか過ぎないわけですよ多分彼のロードマップの中では そうですよね
そうだからこれでほらちょっと世界の需要度上がったでしょみたいな 要するになんていうのそのある意味市場規模を広げるムーブなんですよね
いやーすごいなぁ 試したらさやっぱ欲しくなるじゃないですか そうですね そうでかつなんかそのいろんなエコシステムっていうかねその著作権を持ってる側のIP側の人たちも
なんか何しなきゃいけないって当然だから絶対に絶対にさ多分ほとんどIPで食ってる会社はさ次の取り締め系の議題これじゃん
間違いない なりますなりますでそれもなんかやっぱりこういうことが起こりますよって予告されたりとかなんかそういうビジョンだけ出される場合じゃなくてこの実際にピカチュウがめちゃめちゃ回ってきたからこそ大慌てでみんなやっぱ考えますもんね
そうだからそういうことはやっていてそれと天秤にかけてもしかするとさ極端な国はさ日本はやんないと思うけどさ多分国によってはさもう逮捕状が出て
サマール島に入国したら逮捕されるっていう国も出てくると思うんだけど実際もう多分いくつかの国そうなってると思うんだけどこれまあイーロンも同じなんですけどね
別にまあそうなってもいいやっていう多分スタンス いやーもうすごいななんかこう日本人的にはねそもそもが怒られないようにしようとかそもそもその何かを違反しないようにしようと思って動いてるのだともうちょっとこういう人たちにはもうねそんな感じでやられたら勝てないなとかって思っちゃいますちょっと
まあビジネス的にはね特にこういうね大規模なコンシューマー例えばインターネットみたいなこともさ多分こういうことが起こってたわけですよ
でもディズニー以外のすべてのIP会社が舐められてたっていう話だと思います
それはだからやっぱりあれですよねディズニーの場合は敵に回すと損が大きいと思ったっていうことなんですか
いやどういう手を使ったのかちょっとわかんないですね
なんかそういうなんか脅しとかでビビるようなそのタイプの人には見えないんで 何らかの打算の結果そうなってるんでしょうね
ディズニーの立場ってそもそもその学習なんか日本の立場って学習はなんかフェアユースかもしれないけど
それでアウトプットしたらそれはそれがその著作権を侵害するようなものだったらそれはアウトだよねっていう感じで
アメリカのビジネス的な平均値みたいな世論の平均値みたいな取るとその辺が今のところの着地点みたいな感じになってると思うんですけど
ディズニーのスタンスはそれよりずっとずっとラディカルでそもそも学習に使ったこと自体がIPに対する侵害であるっていう立場なので
そういう立場をうまく使ったのかもしれないですね
なるほどなぁ
いやーこれから量産的にどうなっていくと思いますかこの辺は
なんかどうなっていくかっていうかそのもちろんね僕がそのIPを持ってないからこんなのんきなことが言えるんだろうけど
そのやっぱなかなか彼を止めたりするのって難しいと思うんで
まあそうですよね
やっぱりアドラ心理学的に言うとその変えられないものに対してああだこうだ考えても無意味であるっていう話なんで
確かに
考えるだけ無駄だなっていうのがあって変えられないものについてね
むしろそのだからじゃあ空みたいなが出てきた時にどういうビジネスチャンスがあり得るのかとかね例えば
別にビジネスだけがあれじゃないと思うけどっていうのを考えた方が検出できたよねっていう話がまずあって
あのまあ使った方は皆さんおかしいなっていると思いますし
サムもポッドキャストで言ってましたけどやっぱどんどんコンテンツを作る障壁自体は下がっていってて
これどういう文脈かっていうとなんかそのインタビュアーがベンホロイッツともう一人アンドリュー・センホロイッツのスタッフの人とサムって3人で話してたんですけど
いやこれインターネットってもともとなんかそのまあいろんな意味での自分の利益のために例えばフォロワー増えるでもいいし
その自分の単に社会貢献欲求でもいいしまあマネタイズ欲求でもいいんだけど
コンテンツを作るなんかインセンティブがあったからインターネット上になんか面白いことを発信するっていう
それでみんなそれを消費して楽しいよねっていうこうぐるぐるが回ってたにもかかわらず
まあソラだけじゃなくてAIが出てくるとそもそもサムアルトマンってどんな人ってオープンAIに聞いて
オープンAIがインターネット中から集めてきた情報を元に返すみたいな感じになると
じゃあその元々のその情報源のコンテンツを作るインセンティブがなくなるよね
それってどう考えてるのみたいな質問をしてたんですね
でそれに対する回答がさっきの話でコンテンツ作る難易度がどんどん減ってるからむしろコンテンツが増えるんじゃないのっていうのがまあサムの反論だったんですね
でその例として出してたのが例えばそのやっぱさなんか面白い動画を作るってすごいスキルいるじゃないですか
そうですね
でまあ元々はテレビ局しか作れなくてでそれがユーチューバーでも作れるようになったけど
でもさその普通の人例えばサムアルトマンとかベンホロイツがさ面白いことをちょっと思いついたとしても
そのユーチューバーみたいに面白い動画作れるかって言ったら作れないよねっていうところが
あの空使えばさ言っても面白い動画作る着想さえあれば面白い動画作れちゃうじゃないですか
そうですね
でそれでみんな面白いねわはははってなるっていうだからそういう意味ではその裾の広がったよねみたいな議論をしてて
まあ確かに
まだ今度もコンテンツ増えていくんじゃないのっていう話をしていましたと
はい
いずれにせよ間違いなくコンテンツはさっきのね今後じゃあこれが出てきて例えばどういうビジネスオプチュニティがあるかみたいな方面のヒントっていうかベースのトレンドで言うとやっぱりコンテンツ側にパラダイムシフトが起きるのは間違いないと思いますと動画にせよテキストにせよ
で前回これが起こったのってweb 2.0の時のCGMって言えばユーザー生成コンテンツって呼ばれてるやつで
そこには動画で言ったらyoutubeとかインスタグラムとかtiktokっていう話になるしテキストで言うとtwitterとかfacebookとかredditとか2chとかっていう話になると思うんですけど
まあこれでやっぱりだいぶそれまでのマスメディアっていうところからだいぶパラダイムシフトが起こったじゃないですか
で今のおそらくコンシューマー向けのインターネットのサービスってもう半分以上こういうののベースになり立ってますよね
そうですね
だからまあもう1回同じぐらいのが来ても別におかしくないよねとは思います
だからもう1回youtubeとかtiktokが来てもおかしくないしyoutubeとかtiktokって本当そのね日本にもしこれがあったら日本で一番自家創業が大きい会社であることは間違いないからすごいチャンスあるよねっていう話ですね
そうかそう考えると夢がありますねなんかその発想なかったけど確かにこれがチャンスかもしれません
だからAIで一番のチャンスは間違いなくコンシューマーインターネットだと思いますよ
久々っていうかiphone以来のiphoneより大きいと思うしweb2.0以来の大チャンスだとは思います
ただ問題はまだそのyoutubeすら生まれてなかったみたいなタイミングなんで今からtiktokの出現を予言するのは無理っていう