1. academist Talks
  2. 第31回【academist Prize 第6..
第31回【academist Prize 第6期 特別企画】人文知で社会は変わるのか?(第1回:一般社団法人デサイロ 代表理事 岡田弘太郎さん)
2026-10-28 56:50

第31回【academist Prize 第6期 特別企画】人文知で社会は変わるのか?(第1回:一般社団法人デサイロ 代表理事 岡田弘太郎さん)

おたよりを送る

世界の不確実性が増し、AIが急速に普及するなかで、「人間の価値とは何か」「社会をどうより良くしていけるのか」という問いが、かつてなく身近になっています。改めて注目されているのが人文知です。人間や人間の営み、社会を問い続けてきた知の蓄積は、答えのない問いに向き合うために重要です。本シリーズは、すでにその実践の最前線に立つ方々をゲストにお招きし、人文知がどのように社会に実装されているのか、またこれからどう実装していけるのかを、実践例を交えてお聞きします。第1回は、人文・社会科学分野の研究者と協働し、イノベーション創出や新たなる社会制度の提案を行うアカデミックインキュベーター/シンクタンクを運営する一般社団法人デサイロ・代表理事の岡田 弘太郎さんにお話を伺います。

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

深井氏と岡田弘太郎氏が、2022年10月に始まった一般社団法人デサイロの成り立ちと、人文・社会科学の知見を社会へつなぐ方法を語る。岡田氏はWired日本版で技術と未来を考える中、哲学・倫理学・政治思想などの重要性を感じ、KUNO氏との対話をきっかけにデサイロを構想した。デサイロは研究者と時代の課題を考えるアカデミックインキュベーター兼シンクタンクとして、研究成果を作品、イベント、政策、企業向けソリューションなどへ展開している。事例として、磯野真穂氏の著書『急に具合が悪くなる』の映画化、デサイロエクスペリメント、ケイト・ラワースのドーナツ経済学、慶應の研究者とのシステミックデザインのプロジェクトが挙げられた。企業との協働では、関心のある部署やテーマを見極め、イベントや探索プロジェクトを通じて接点をつくることが重視される。デサイロはAIと人間社会、国際情勢、都市開発、故郷とアイデンティティなどを注力テーマとし、Goldwinのフィールドリサーチラボや月例イベント「アカデミックインサイツ」などを展開している。将来像としては、研究者、企業、行政が集まり、共同研究や資金の循環が自律的に生まれる、大学とは異なる場を目指している。一方で、社会に近いテーマに偏る危険や、研究者を雇用し研究の自由を保障する財源づくりが課題として語られた。後半ではacademist Prize第6期の人文社会科学とディープテックの組み合わせ、AIや防衛テックをめぐる倫理、変化の初期段階で柔軟な制度を設計する必要性が議論され、人文知は社会を直接変えるかよりも、急速に変わる社会に応答する知として必要だという結論に至った。

デサイロの設立背景と人文知への着目
ということで、YouTubeライブを始めていければと思っております。
今日ですね、人文知で社会は変わるのかというテーマで、一般社団法人デサイロの代表理事、岡田さんとお話をしていきたいと思っていますので、ぜひよろしくお願いします。
岡田弘太郎 よろしくお願いします。
さて、今回、人文知で社会は変わるのかというテーマを掲げているんですけども、結構最近、人文知という言葉がいろんなところに出てくるなと思って。
そうですよね。
なんかそれって何なんだろうと思って。国際情勢もあるかもしれませんが、いろんな価値観が存在する中で、やっぱり人間とは何かっていうことを結構日常的に考える気がなんか増えてきたなって裸感はあったりするんです
よね。
で、そんな中でアカデミストとして、結構人社系の研究者の方とも付き合いがある中で、改めてこういうテーマに関して考えていきたいなということで、実際その毎日人社系の研究者の方といろんな取り組みされているゲ
ストの方をお招きしてですね、お話を伺っていきたいなということで、この第1回。
ありがとうございます。
岡田さん、実は第1回、次お願いしたいと思っていたのはですね、本当にエコシステムを作っていく新しい人社系のところで、さまざまな研究者で起業された方もいらっしゃると思うんですけど、まずはその全体観という
か、新しい仕組みを作り起こされている岡田さんにですね、今日いろいろ伺っていきたいと思うんですけど。
ちょっとまた試行錯誤の最中ではないですけど。ありがとうございます。
ではですね、デサイドさんって、これ見ていらっしゃる方、ご存知の方もいるかもしれませんけども、何年前ぐらいからスタートされたんですか?
2022年の10月なので、今やっと3年半経つかなっていう感じですね。
ということは、コロナ後ぐらいですかね。
そうですね。
もともとデサイドみたいな構想って、3年半前にポッとやろうと思われたのか、それとも全職の中で結構温めたのかっていうところで、その辺の経緯っていかがですか。
いくつかいろんな流れがあるんですけど、1個目すごく思っていたのは、もともと全職というか今も兼任でやらせていただいている、Wired日本版っていうメディアでエディターの仕事をしていて、
その中で、やっぱりワイヤードの場合ってテクノロジーを通じて未来っていうことを考えていくんですけれども、
その時に未来の人間の在り方とか社会の在り方っていうことが、自ずと考えなければいけないシーンってすごくあって、
その時、もちろん理工系の研究者の皆さんともご一緒の機会が多かったんですけれども、
哲学とか倫理学とか政治思想とか政治哲学とか、そういう観点から、じゃあ未来のこの技術が実装された先の社会ってこんな課題あるよねとか、
こんな未来図ができるんじゃないのっていうことを皆さんとご一緒する機会がすごくあった中で、なんとなくやっぱり人文と社会科学の知見って重要だなっていうことを感じてたんですよね、肌で。
で、そんなことを思いながら仕事をしている中で、それこそアカデミストの株主にも入られてるKUNOさんっていうフィランソロピストの方と出会う機会がありまして、
KUNOさんとオンラインでワンオンワンみたいな形で定期的にお話しする機会がいただけてて、
ある時ちょっと日本のアカデミアを盛り上げるようなことなんかやってほしいんだよねみたいなことをポロッとおっしゃって、
で、なんかその中で自分がやるんだったらこういう仕組みですっていうことを考えて、ちょっとまとめていったのがデサイロの今のアイディアっていうのが最初のきっかけって感じですね。
なるほど、ではその全職のいろんな違和感というか、そういったところからKUNOさんとのワンオンワンを通してコースが徐々に固まっていくて、それ一緒になっていくという。
なるほど、なんかそうなんです、僕もすごい人文字とか人文学の研究ってすごい重要だなというなんとなくのモヤっとしたものがあるんですけど、
なぜかって言われるとちょっとまだ人を説得できるようなものがいらしていなくてですね、
その辺は個人的な目標として、いろんな方に対しての重要性を解いてですね、一緒にプロジェクトを作ることはアカデミー通しやっていきたいなとは思っているんですけども、
実際デサイロを立ち上げる中で一番最初に着手されたこと、ちょっと触れていただいていいですか。
研究知を社会実装する多様な方法
そうですね、一番最初に着手したことっていうと、なんかいろいろ浮かぶことはあるんですけど、一個やっぱ中心に置いていたのが、時代と社会に応答する地をここからインキュベーションを育てていきたいっていうのがあ
ったんですよ。
なのでやっぱり、もともと僕も研究者を目指していたとかではなかったりするので、研究支援がしたいっていう思いっていうよりかは、今のこの混沌とした時代っていうことをどうにかして理解したいっていう思いがあ
って、その時に人文と社会科学の知見を頼りに今の時代を考えたいっていうことを考えてましたと。
なので最初、ちょっと4人の研究者の方と最初、研究プロジェクトをやらせていただいたんですけれども、なんか皆さんにはなので、今の私たちが置かれている状況とか時代っていうことを考える研究テーマって
いうことを定めていただいて、それ一緒に考えていきましょうっていうことをお伝えして組み立てていったって感じですね。
なるほど、じゃあご自身の今の社会とか時代とかを理解したいっていうところから、研究者とのそのコラボレーションっていうところ。
そうですね。なんて言おうかいつも難しいんですけど、アカデミックインキュベーター兼シンクタンクって言っていて、シンクタンクってあえて言おうと思っているのは、やっぱり今の時代最も考えなきゃいけないテーマ
っていうことを研究者の皆さんと考えていく団体でありたいと思っているので、そういうシンクタンク的な側面っていうのをちょっと打ち出してるって感じなんですよね。
4名の研究者の方ってどういうふうな、いろんな方がいらっしゃる中で、4名の方どういうその基準でというか、どういう背景で選ばれたんですか。
なんか、いろいろあっているんですけど、一人は、それこそ今理事にも入っていただいている人類学者の磯野真夫さんっていう方が、4人のうちを一人で入ってもらって、磯野さんは当時在野の研究者で、今は東京科学大学
の教授をされているんですけど、
磯野さんの急に具合が悪くなるっていう本を読んだんですよね。それが磯野さんと宮野さんっていう哲学者のもう一人の方の往復書簡の本なんですけど、
それがお二人の自分の一人の人間としての言葉っていうのと、研究者、人類学者っていう研究者と哲学者という研究者としての目線っていうのがすごく生き生きしながら深めていくっていうふうな本で、
それを見た時に、磯野さんにはぜひ、この二つの視点を行き来しながら研究っていうのを社会につなげていくようなプロジェクトっていうのを入ってもらいたいなと思って、磯野さんに入っていただいたっていうのがあ
って、
なんと急に具合が悪くなるは、来月ですね、映画化されて公開されるっていうところがあって、それもやっぱり人文社会科学の知見の一つの社会実装じゃないですけど、
そういう社会の広がり方のなんかすごいユニークな例なのかなっていうのを思ったりしますね。
たしかに社会実装って、製品化とか技術化とか、例えばスマホの元がみたいな話は結構なんか聞いたりするんですけど、
人文社会科学の研究者の方の社会実装って、たぶんなんか今おっしゃったような映画を始めるというふうに思って、今考えながら思いました。
磯野さん、様々な人文社会系の、いわゆる社会実装っていうものを一緒に作っていく立場かなと思うんですが、
磯野さんで、例えばこういう社会実装みたいなのがやられてきたよっていうと、具体的で一番印象的なのがやりたいですか、いかがでしょう。
なんかちょっとまず我々にやってることの前に、いろんな例をちょっと話したいなって思ったんですけど、そっからいくと、
先ほどの磯野さんの、例えば本が出て映画になるっていうのは一つ社会のアウトリーチだと思うし、
それに近いこととしては、我々がデサイルエクスペリメントっていう、その第一期の研究プロジェクトの成果発表のイベントやったんですけど、
そこでは先ほどの4人の研究者の皆さんに、前半では研究テーマを深めていただいて、後半アーティストの方にコラボレーターとして入っていただいて、
それを作品とかパフォーマンスにするっていうふうな、そんな取り組みだったんですけど、そういうようなパターンもあれば、
例えば日本じゃない事例ですけど、ドーナツ経済学っていう、ケイト・ラワースっていう経済学者が提唱した概念があるんですけど、
例えばドーナツ経済学とかだと、ドーナツエコノミックスアクションラボっていう形で、それを実装するための団体を合わせて作られたりとか、
あるいは2020年だったと思うんですけど、アムステルダム市の政策の中にドーナツ経済学の考え方が入っていったりっていうところで、
社会制度とか政策の中にその知見が入っていくとか、市民がその活動に巻き込まれて入っていくっていうことだとか、
そういうのも人工とか社会科学の次元の社会実装としてあるし、多分これから何回かの中で出られると思うんですけど、
それこそ文化人類学とか心理学ですとか、あと経済学とか計量政治学とか、そういう分野の研究者の皆さんがそれを事業化するっていうところでの社会実装っていう形で取り組まれているような例もあるのかなと思って
いて、
デサイドで近いところですと、ちょうど昨年度からご一緒したプロジェクトなんですけど、
慶応の慶応技術大学の横断組織の方々と、慶応の先生方の研究テーマっていうことをこちらでリサーチさせていただいて、
社会実装とか企業向けのソリューションに変えられる研究っていうのを一緒に考えていって、それをプロジェクト化していくっていう取り組みをやらせていただいたことがありまして、
その中だと、もともと僕の指導教官でもあったんですけど、経済学部のサービスデザインとかシステミックデザインっていうイノベーションソースの方法論を研究されている滝山先生と一緒に、
そのシステミックデザインの方法論を使った企業向けのソリューション提供していくような新しいセンターっていうのをちょっと来月立ち上がる予定なんですけど、準備していたりとか、
そういった、ちょっと散漫になっちゃったんですけど、いろんな視点があるかなっていうふうに思っています。
なるほど、なんかすごいドーナツ経済学の発想が印象に今残っているんで、経済学者が考えた学問体系っていうか、それが政策に生きてくるっていうのがすごいわかりやすいなと思ったんですけども、
今ちょっと伺って思ったこととして、政策を考える際に、いわゆる有識者会議みたいな、有名な専門家方が集まって、議論しながら意思決定するっていう流れがあると思うんですが、そことの違いみたいなものであるんです
か。
例えばケイトラワースの場合は、ドーナツ経済学っていう、ご自身でも理論とか概念っていうことを作った上で、それをどうやって社会につなげていくのかっていうところを取り組まれたりするので、
ある種、先にアジェンダが決まってて、そこに意見を出すっていうよりかは、ご自身の理論とか概念体系みたいなものを作ってから、それをっていう形の、どっちが主導かの違いが結構あるのかなと思ったりはしますね。
政策を作る側がある程度主導権握ってるのか、それとも研究者側がある程度理論的なものを作って、そこをうまく社会実装に持っていこうみたいな、多分どっちがどっちが結構分かるでしょうね。
そうですね。あんまり多分切ったわけないと思うんですけど、強いて言うとそういうのはないですね。
だからデッサイドも結構そういう、例えばドーナツ経済学的なものをインキュベーションしていきたいっていうのはずっと思っていて、もし見られてる方の中でそういう方がいらっしゃれば、アカデミーストプライズも応募
いただいたり、うちにもご役に立ってほしいんですけど、
そういう今の機能不全になってる社会の、例えば制度に対する新しい提案とか、それを更新するようなアイディアとか、そういったものを持ってる方のその知見をどうやったら政策の中に入れていけるんだろうとか、どうや
ったらいろんな企業をそこに巻き込んでいけるんだろうとか、市民巻き込んでいけるんだろうみたいなことをやっていきたいです。
あるか。それを岡田さんはどう思う? 例えばそういう研究者がいらっしゃったときに、じゃあ例えば研究まずヒアリングをして、この研究であれば、例えばこういう方を巻き込んでプロジェクトがしよう
ってことを実際こう一緒に進めていくみたいな、そういう役割っていうことなんですか。
岡田 そうですね。だからそうですね。いろんなパターンはあるんですけど、例えばそこで今みたいなドーナツ経済学的ななんか新しい理論体系とか概念を作ってる方がもしいらっしゃったら、多分それをじゃあ必要として
いるような、例えばヒエリ法人とか企業とかそういったものを例えばこう一緒に集めてくる、例えばイベントをやったりとか、それを実装する上で必要な職能を持ってる人集めてきたりとか、いわゆるエコシステムビルディ
ングみたいなものと思うんですけど、
そういうような役割としてうちがいるって感じだったんです。
なるほど、よくわかりました。その場合ってどういう、ビジネスとは違うと思うんですけども、大化の得方みたいなのも結構大事かなと思っていて、例えば大企業さんが悩んでますとかであれば結構お見積もりみたい
な話もされやすいかと思うんですけども、
例えば研究者の、例えばそのいわゆる理論とか研究成果とかをもとに新しい仕組み作ろうと思う時の進め方というか、その辺って何かどういう方法が何かあるもんですか。
企業との協働とデサイロの注力テーマ
そうっすよね、なんかいろんなパターンがあるなっていうのをすごい思っていて、何だろうな、今のところじゃあそういう、なんか前概念の社会化って言葉で言ってたんですけど、概念の社会化の本流のプロジェ
クトがやれてるかっていうと、まだそんなに正直できてるわけではなくて、
どっちかっていうと、企業さんとの共同プロジェクトとか、先ほどのKOさんとの共同プロジェクトとか、そういうのでうちの団体はちゃんとマネタイズってあえて言いますけど、マネタイズっていう形にはなっている
ので、例えばその概念主導型の取り組みがあったら、いろんなパターンあると思うんですけど、
複数企業のコンソーシャーみたいな形にして、企業からお金払っていただくケースもあれば、それが例えば本当に企業の事業活動の中で何か使える、あえて使えるっていうか使えるようなソリューションっていうふうなもの
にできるのであれば、そういった企業とプロジェクトを作っていて、そこから対価をいただくとか、いろんなパターンはあるかなと思っていて、
なんでやっぱりディサイルやってる中で結構大事だなと思ったのは、もちろん研究者の皆さんとネットワークが生まれていって、いろんな研究会とかイベントとかプロジェクトが生まれていくっていうのは大事なんです
けど、どっちかというとそれに関心がある企業側の需要だったりとか、ネットワークっていうのをいかに豊かにしていくかっていうところが結構エコシステム構築の鍵だなっていうのはすごい、アカデミストさんも多分そう
思うんですけども思いますね。
確かに企業さんをどう巻き込んでいくか。で、多分そこの巻き込んでいくときに、例えばそのスタートが人文知恵をうまく生かそうだと多分人文関係ないってなってしまうのかなと思っていて、なのでなんかそこの
こうなんだろうな、一対一のコミュニケーションと言いますか、まず相手のことをちゃんと我々側が把握をして、あればこういう方法があって、それって実は人文社会科学系のみたいなそういう持ってき方が
なんか今多分フェーズとしてやることなのかなと思っているんですけど、なんか岡田さんの感触としてこういろんな企業さんと話す中で、こうなんか人文社会科学系の知見とかでピンとくる企業さんって、今肌感として結構
いらっしゃいますか、それともいやちょっとまだそれはこれからだなっていうその辺の状況っていかがでしょうか
なんか結構解像度を上げるみたいな話なのかなと思ってて、なんとなく、待ってどっかいろいろあるんですけど、いろいろあるんだけど、一個は例えば企業内の研究所なんだけど、人文とか社会科学、人と社会を深く理
解するっていうことをミッションにする研究所っていうのって最近増えてたりしてるんですよね
そういう人たちとコミュニティ作りみたいなことも実はやってたりするんですけど、そういう研究所にいる方っていうのは、例えばそこの会社で働きながら、人文系の修士とかの博士とかも通ってますみたいな方がいらっ
しゃったりもするんですけど、そういう研究所の探索プロジェクトをまずはご一緒するとかで、接点が強そうなところから一緒にやっていくっていうのが多いかなと思っていて
近いところで言うと、例えば企業の中のデザイン部で、なおかつデザイン志向とかサービスデザインとかもともと関心があったような、イノベーションのためのデザインっていうのをやってた方々とかは、例えばこれまで
ってデザインを通じたイノベーションってことを考えてたんだけど、もうちょっと人と社会を深く理解する人文と社会科学の知見を通じたイノベーションってなんだろうってことを一緒にプロジェクトやっていきましょうよ
とか、言えるかなと思っていて
なので、企業ってよりかは、その企業の中にどういう部署があって、その部署はどういう取り組みとかどんなコンテキストの中の取り組みをしていて、その中で我々の活動とつなげられるところはどこだろうっていうのを探
していくっていうのが重要だなみたいなことを思ってるのと、もう一個はやっぱテーマみたいな話があるかなと思ってて
なんか最近デサイロのあのウェブサイトもちょっとリニューアルをしたんですけれども
写しますか
はい、じゃあ写します、ちょうど本当に今週リニューアルしたっていうところで公開したって感じなんですけど、なんかその中で、ありがとうございます、写していただいて、なんかテーマっていうのをちょっと新しく
セクションとしては増やしたりしていて
これですね
もっともっとは、もちろんいろんなテーマクライアントサウンドは使うんですけど、今我々の注力テーマとしてはAIと人間社会国家みたいなテーマと国際情勢と都市開発みたいなことが結構テーマとして置いていたりして
いて
これは実際クライアントサウンドのプロジェクトとか自社のプロジェクトとかのテーマだったりするんですけど
やっぱり今、これは全ての研究がそこに向かう必要は全くないと思っているってことを前提にした上で、なんか社会の中でいろんな企業活動とか人々が課題に感じていたりとかこれ考えなきゃねっていうテーマをやっぱり
ちゃんと定めて
そのテーマに関心があったりとか取り組みをされている研究者の方に先にネットワークを作っていって、一緒に考えていくっていうのも重要かなみたいな感じですね
なるほど、ちなみにテーマはその企業さんと話す中でこれやっていきましょうみたいな風に進めることが多いのか、それともこれやりたいんですけど
その辺のバランスでいい?
例えばこの中だと、今アメリカンダイナミズムの精神史っていうのがあると思うんですけど、これはなんか第二次トランプ政権の発足以降、アメリカの表層じゃなくて真相から理解したいっていうのが僕の中であ
ったので
これちょっとイベントのレクチャーシリーズで自社でやったというものなんですけど、その分野の研究者の皆さんとちょっと考えていくシリーズっていうことを例えばやったりですとか
ちょっと戻っていただいて、例えばその上にあった故郷とアイデンティティっていうテーマであれば、これはゴールドウィンさんのアパレルタアウトドアメーカーのフィールドリサーチラボっていう探索系のリサーチユニ
ットが
ちょうど立ち上がったタイミングで、1個そのテーマを持たせていただいて、プロジェクトをご一緒したっていう形なんですけど、このテーマに関してはそのゴールドウィンのフィールドリサーチラボの担当者の方と
いろんなテーマを議論した結果、なんかこう事業と一定距離があるんだけどつながってくるみたいなテーマを設定して一緒に考えていったっていうふうに
あの感じなんで、結構それぞれバラバラっていうところがありますね。
なるほど、これはちなみにそのお話はそのゴールドウィンさんからなんか入れませんかみたいなふうに
そうですね、その時ははいいただいてっていう形ですね、なんかいろいろな営業っていうことはそうですね、あんまりするっていうよりかはやっぱりその
なんかこう、いきなり関心がない企業の方に人文とか社会科学の知見に興味ありませんかって言っても、多分あんまりこうされないと思うんで
まずはなんか我々の活動に巻き込んでいくとかイベントに来てもらったりして、なんか今こんなことを我々考えてて、こういう面白い研究者の方もいて
一緒にいろんなプロジェクトとか研究家やってるんですよっていうことをまずは知ってもらう中で、なんかじゃあ一緒にビジネスとしてなんかやれませんかっていうことをちょっと考えていったりとか
理論していくっていうふうな、なんかそんな感じで。
なるほどなるほど、確かにこういうなんか具体的なテーマとかを実際イベントとかで共有すると、多分あのどっか自分のこう事業と接点とかってイメージ巻きやすいと思いますし
まずはその知ってもらうっていうところがいずれにしても大事になってくるっていうところで
なんか毎月1回はアカデミックインサイツってイベントシリーズをやってて、うちが運営してるアンノンアンノンっていう拠点でやってるんですけど、柴戸さんに来ていただいたと思うんですけど以前
例えば4月はAIナラティブっていうテーマでその時はイベントをやって、本当になんかありがたいのが毎回その道の本当にプロフェッショナルの研究者の人とか事業会社でじゃあAIセーフティ担当してますみたいな方
とか
なんかその分野に深い知見がある方が来てくれて、いわゆるオーディエンスの皆さんに届けるイベントっていうよりか一緒になんかみんなでギャグするような場作りっていうのが結構できていて
で、今月も4W住宅っていうのまでやるんですけど、それも参加者の方のご所属とか見てると本当にそのガチなガタガタっていう方がいらっしゃるので、やっぱそういう場で本当にみんな一つ付き合わせて議論をしたりとか
一緒にテーマ考えるっていうのが結構原点というか大事だなって思ったりするんですよね
なるほど、でもなんかすごい本当にいろんなテーマが立っているというか、多分いろんな産業の方々を巻き込めるようなテーマがすでに7つぐらいあって、本当にいろんな可能性が今後あるのかなと思ってるんです
けど
私の感触的に3.5年間の中で、例えば当時と今比較して、いわゆる人文知っていうところに対する企業さんからの反応とか、実際議論する中でちょっと変わってきたなとか、この辺って何かあったりされますか
そうっすよね、なんかその世の中って話と我々って話があって、我々って話で言うと、なんかこうちょっとすごいなんかセキュラに全部話すんですけど、意図的に去年おととしの後半ぐらいから企業とか大学
さんとのプロジェクト増やしていこうっていうのを意識的に考えながら動いていたので、それがやっと少しずつこう形になったように出てきたので、いろんなケースがまず作れてる段階かなと思っていて
ただなんかまだその、それがすごい、なんだろうな、世の中を置き換えられてるかっていうとまだあったりすると思うので、なんかまずはちょっとこうケース作りからもうちょっとこういろんな、より深く一つ一つのプロジ
ェクトをちゃんと仕上げていくというか、なんかそういうフェーズではあるなっていうところと、世の中的な関心はなんかいろんなコンテキストやっぱりありますよね
それこそ、なんだろうな、レイバー人文主義って言ってるような方々の世の中の関心っていうことももちろんあると思いますし、どっちかっていうとなんか我々はあんまりこう生活者の方々がってよりかは、事業とかビジ
ネスの中でどういうふうにこれを実践的に活用できるのかみたいなことを考えたいなと思ってるんで、ただそことはちょっと違うかなと思うんですけど、
そういうなんかイノベーションとか新しい社会制度を考えるみたいな文脈でも、ちょっとずつなんかこう注目は増えていく気はしていて、すごいざっくり言うと、なんかこう例えば昔で言うとって今はあるんですけど、デザ
イン志向みたいなのに注目されたようなコンテキストから、なんかそれがまたじゃあ次は人文主義だよね、なんとなくのそういう世の中の機運みたいなものはあるのかもしれないですね。
確かに確かに。
なんかそのCVCみたいな流れもなんか一時期あって、でもそうじゃなくて次はなんかスタートアップをM&Aしよう、多分いろんな流れがあって、デザイン志向からの人文主義っていうのはなんか僕もなんか結構なんと
なく感じてる部分であったりするから、この辺潮流がやっぱ結構そのデザインの今後の可能性っていうものがまたいろいろ変わってくるようなコミュニティもあるんだろうなっていうのは思うんですけれども。
そこもでもなんかすごい今、なんだろう、解像度荒い状態で話をしたって感じなんで、もっとなんかちゃんと見ていくと、例えばデザイン志向ってことを世界に広げたアイディオっていうデザインファームがあるじゃない
ですか、アイディオはイノベーションを生む10の人材みたいなのを書いていて、その10の人材の一人に人類学者って書いてたりするんですよね。
なるほど。はい、ありがとうございます。いやあれっすね、3.5年間本当になんか様々なプロジェクトをされてきていて、今本当にウェブサイトもちょうど最近リニューアルされた。
デサイロの成長と目指すエコシステム
はい、今週出ましたって感じなんですけど。 新しく拠点も形成されてっていうところで、肩から見させてもらってすごい順調にその活動の幅が広がってるなと思ってはいるんですけども、なんか岡田さんの中
で、これ3.5年間の中で結構この辺の動きが重要だったなと言いますか、いわゆる人類社会科学へのインキュベーションって言っちゃっていいですか、一言でちょっとまだ言い表すことができない。
岡田 インキュベーター系知ったって言っちゃいけない。
結構そういう動きをするプレイヤーがそもそもやっぱ少ないじゃないですか、でもプレイヤーが少ないからこそのやっぱ有意性もあるかもしれませんし、一方でやっぱなかなか広がりがやっぱ一番もちろんそう
なんですけども、限定されてしまうという部分があるかなと思っているんですが、
なんか3.5年間の中でこういう仕掛けというか、動きがデザイナーの一気に発展するトリガーになったなとか、見通しが良くなったなみたいな出来事って、この3.5年間であったりされたもん。それともなんか結構
積み重ねて連続的に進んできて、振り返ったらなんかいろんなものがあったなっていう感覚ですか。
なんかあんまりこれがものすごいブレイクスローだったっていうのはそんなにないかもしれないですね。どっちかっていうと本当にありがたかったのは、なんかモメンタムが尽きなかったこと。それがありがたくて
本当に。で、それはなぜそうなってたかっていうのはいろんな複合的な理由だと思うんで、えーとなんかこれだってことはなかなか言えないんですけど、
そうっすね。やっぱそこが大事だなっていうとこっすね。やっぱなんか、もちろんその研究者の皆さんにも例えばこういろんなプロジェクトを入っていただけるっていうことだったりとか、あとなんかモメンタムって
結構そのなんだろうな、デザイナーで働きたいですって思ってくれる方がどれぐらい例えば声がかけてくれるかとかそういうところにも結構なんだろうな、よく出てくるなと思ったり。
そういうちょっとこううちで働きたいと思っていただけるような方が結構定期的にいたりとか、そういう方が出てくるってことはすごいなんかありがたいことだったなと思ってて、でまぁただなんかこうまだできてること
って本当に小さいと思うんで、もうちょっと、もうちょっとってかまぁだいぶあるんですけど先はあのやんなきゃいけないことはいっぱいあるなっていう感じではありますね、今のところとしては。
今の岡田さんの中でそのデサイルの完成芸というか、なかなか完成ってないと思うんですけど、今こう想像できる範囲でこういう状態まで組織がどんどんこうレベルアップしていくと、あのデサイルのこうなんかビジョン
というか、成し遂げたい世界観が実現できたねみたいなこう、絵って今なんかあったりされますか。
なんか妄想レベルで、なんかもともとデサイルを始めた時も、それこそあずまひろきさんたちがやらせたようなISEDとか東京財団の仮想制度研究所とか、なんかああいう場を作れたらすごいいいなと思ってたんです
よね。
で、なんかそれはもうほんと研究者の皆さんは、なんかこうデサイルの例えばエコシステムの中で割とこう自由に研究したりとか、なんかこうそこでちょっとちょっとしたイベントやったりっていうので、なんかこう地が深
まっていくっていうのがこう自制的に生まれていて、で一方で我々のところにその地に関心があるいろんな企業とか行政とかそういった方々が来てくれて、でそれにこうアクセスすることによって何かこうもちろん経済的に
もお金をいただいて、
研究者の皆さんにこう金銭的にも新しい循環が生まれていくような、なんかそういう状況をまだぼんやりしてますけど、なんかもっと大きくしていけたりすると、すごい大学ではない新しいオルタナティブな何かになって
いくのかなっていうふうに思いますね。
たとえばあの、どこかの大学院でこう人者系の大学院生になりましたってなった時に、こうなんか例えばフラッとこうなんかあのラボ研究室帰りにこうデサイロさんのところに寄って、イベント参加して今のこと自分のこと
話して、そこでこうなんか偶然なんか自分と会う方が見つかって、新しいプロジェクトが生まれ、そこに岡田さん達が伴奏されるみたいな、そういったなんか流れがなんか当たり前になるっていうのが一個のゴール
っていうふうに言えるんですかね。
そうですよね。なんでこう、もちろん大学の中でキャリアを積むっていうことはすごい重要だと思ってるので、もちろんそれはありつつ、デサイロのコミュニティ来るとなんか分野外の人と出会えて、新しい共同研究が始ま
ったとか、そこにこう企業も巻き込んでいって、企業との共同研究になっていったとか、まあその中に我々がもちろんサポートできるところを配らせていただいたりとか、そういうのが自制的に起きるといいですね。
今のところだと、やっぱ我々がそれをオーガナイズするっていうか、する中でやっぱやってたりもするので、そういう範囲で立派になっていくといいなーみたいなのは思いますね。
なんかそのアメリカで、アークインシュートっていう組織があって、かなりお金持っている方々が結構高額を出して、建物を建てて、そこで発足の方、若手研究者は10年間、とにかく100%研究コミットしていいよ
みたいな。
めちゃくちゃユートピアやってる。 ユートピアみたいな、楽園を作るって話がちょうど5年くらい前にあったんですけど、なんか例えばライフサイエンスだとどうしてもその実験する場所とか、いろいろ設
備とかにやっぱ初期投資がかかるじゃないですか。
一方で人文社会関係とは、ある程度はその辺の実験機材とか必要ないって部分があったりすると思うので、例えばデサイド所属の研究者の方が今後どんどん増えていくみたいな、そういう可能性もなんか得るのかなと思
った。
そういうことを目指されていたりはするんですか。 そうですよね。だから、例えば我々が雇用をさせていただいて、研究に100%集中できてっていうのが、もちろんできたらいいんですけど、ただそうする
とやっぱり難しいですよね。
それをちゃんとランニングコストとしてちゃんと買えられる仕組みを作るっていうのは、例えば仮に運用駅で回していくモデルみたいな形で、
例えば我々が富裕層の方から資産、富裕層のか企業の方から資産を預かりして、その資産を運用して、運用駅からそういう方々を例えば雇用できるみたいな仕組みを構築できればできると思うんですけど、
ただやっぱり今のプロジェクトで収益を上げていくモデルだと、どこまでたどり着けるかっていうと、なんかもう一段階、いや全力必要かなっていうのは正直な感覚として思うんですね。
なるほど。現状としては研究者の方がフラットデザイナーさんに立ち寄ってみたいなところで、なんか関心があるプロジェクトで入っていって、一緒にしっかり仕事をしてしっかり耐え込めてみたいなモデル。
なんか副業モデルみたいな、そういうイメージがたぶんあれなんですかね。今のところは。
そうですね。だから研究者の方への収益還元としては、そうですね、今はたぶんそういうモデルにならざるを得ない状況かもしれないですね。もちろんもっと雇用させていただくとかもできたらすごいいいんですけど、発展
型として。
そこもたぶんなんかいろんな研究者が出ていらっしゃると思うので、自分はちょっと大学にいながらなんかデザイナーさんでこうなんか、
100人研究員的にやっていきたいって方がいらっしゃれば、一方で、いやなんか自分はもう独立しちゃっていくんだ、いってこうなんか小田さん一緒にやりましょうっていうケースもあるかもしれないですけど、その辺
はなんか今後なんかいろんな方が出てくると、より盛り上がりが見えてくるのかなとは思いました。
だからなんかたぶん、もしそういうスタイルでいくんだとしたら、ちかしいモデルってシンクタンクに所属する研究員の方って言ってるかなと思うと、それがじゃあいいか悪いかって結構難しい。
いや、いいか悪いか難しいっていうのは何が言いたいかっていうと、例えばシンクタンク的な考え方をすると、割とこうリサーチテーマって何だろうな、社会と距離が近いテーマを設定して研究していただく、なりがち
というかなってしまうと思う構造的に。
なので、なんかもしかするとこう大学の方が自由に研究できるっていう側面もあるのかもしれないですし、やっぱなんかそこのデザインがまだまだなんか考えなきゃいけないなっていうのはすごい思いますよね。
確かに。そこは確かにそうですよね。まあ大学ですらというか、大学もやっぱ人文系の研究者の方の人数がなかなかね、増えていく傾向は現実はないので、確かにそこをいかに民間というか我々のような立場でやってい
けるかというのは一個の大きなチャレンジになってくるかなとは思いますけども。
academist Prize第6期と人文社会科学の役割
このチャレンジっていうところで、今回アカデミーストプライズの方で、人文社会科学っていうのをテーマにかけられていて、なんかすごいなと思ったんですけれども、なんかちょっと是非ね、今日聞いてみたかったなと思
ってて、なんで今回こうテーマとしてそれを設定されたのかとか、なんかどんなそこから研究プロジェクト、実装に向けて動いていくといいなと思ってるかっていうのも是非聞きたいなと思ってました。
はい、ありがとうございます。すごいいい感じに岡田さんがインタビュアーを変わっていただきました。
今日本当にエコシステムの話ができると非常に良いなと思っていたので、ちょっと是非プライズの話とかなんか岡田さんにいろいろフィードバックいただきたいと思うんですけど、ちょうど我々アカデミーストプライズ
という取り組みは6年前からやっていてですね、
研究者の方がクラウドファンディングをして、いろんな方々とつながって、その同じタイミングでクラウドファンディングが始まるので、一種のコミュニティになるんですよね。そうすると、いわゆる1期生、2期生みたい
な形で横のつながりができて、それが分野が本当に皆さん異なっているので、そこでそもそも楽しい新しい試験が得やすいようなものがあるかなと思っています。
で、今回その実は第5期までは分野は全く限定しなかったんですよね。で、30年後の未来考えようと結構漠然としたテーマとか、あとあの1000人ファン作ろうっていうような、そういうテーマだったんですけども、
ちょうどあの第5期のタイミングでディープテックに絞って、少し絞ってやってみたっていう。
去年はディープテックっていう。 です、はい。去年ちょうど第5期はディープテックでやってきていて、で、そこであのいろいろこうなんか我々こう基本基礎研究というか、なんかこう手ずるもずるやって
ますとか、すごいなんかあの基礎研究的な方が非常に初期が多かったんですけども、最近あの社会実装で起業したいですっていう方も増えてきたりしていて、だったらちょっとあのそこの流れに合わせてうちのディープテ
ックっていう分野でやろうっていうのがちょうど5期だったんですよね。
そこでこう見えてきたこととして本当に皆さんその社会実装に意欲もあって、で、実際その起業されている方も本当に増えてきていて、アカデミーストでこう結構700万ぐらい集めてですね、あの今ちょうど起業準備さ
れている方もいらっしゃったりして。
それでもう会社を設立。 まあすみません、はい。 すごいですね。 ということで増えてきていて、で、一方であの社会実装といったときに、たぶんその研究者だけではもちろん、あの壮大なビ
ジョンで続け難しいじゃないですか、
やっぱりいろんな仲間が必要となったときに、たぶんそのどういう仲間が必要なのかと思っていたときに、やっぱその社会のことをちゃんとこう理解している人、まあ法律もそうかもしれませんし、その文化とか、
あのなんだろうな、それとも宗教とか、たぶんいろんなそのグローバル展開とか考えたら、国民性とかっていろんなたぶんあの社会に対する理解、解像度が高い方と組むっていうところは、まあこれはもう絶対必要だよな
というところで、
ってなった場合に、あの人文社会科学系の研究者の方って意外とそのこう、もちろんディープテック編にはこうオーバーね、しにくい部分があるので、そこをちゃんと掛け算できるような、あの作品なんだろうって思ったと
きに、じゃあ分野をもう絞ってやっていく。
そうすると、今回第6期ってあの前半が人文社会科学で後半がディープテックになっているので、そこがうまく混ざるようなプログラム設計になってですね、
結果としてあの、今は何も一緒にやらないんですけど、知り合いになって、こんな方このことやってるんだってことを知るだけでもですね、3年後とかに、なんか実は6期でお世話になりましたってことで、こうなんかうま
く連絡をとりつて、実は今研究こういうフェーズで、いいか話しませんかっていう連絡をしやすいんじゃないかなと思うんですよね。
結構僕もあの課題と思っているのが、こう人に連絡をしてこう会うって、あの意外と難しいじゃないですか。なんかあのご飯食べようっていう関係性ってなんか、多分100人以上いる方っていないと思うんですけど、
いるのかな、わかんないです。
でも例えば6期生っていう確率があればですね、あの時6期でお世話になったっていうことで、なんかこうコンタクトしやすい。で、進捗ちょっと話しませんかって話も結構自然に出やすいのかなっていうのもあったり
していて、
であればなんか同じ期で、6期7期って分けて、人社ディープテックじゃなくて、同じ期でやることにそういった意味は将来的になんか出てきそうだなと思って、現在こういう作務で考えているというところですね。
いいですね。ちなみにこうどういう、なんだろう、例えばこうディープテックとある種のついをなすっていうところで、研究テーマだったりとか、なんかこんな人にっていうのあったりされるんですか、そこの応募いただ
き方のイメージって。
そこはですね、実は我々毎回その、我々が妄想していることをバーンと出して、蓋を開けてみて、すごい面白い方来たっていう。毎回エントリーがすごい楽しくマイキングさせてくれているので。
で、今回はもう説明会とか開催しているので、なんかこういう方が応募いただけそうだなみたいなことは見えては来ているんですけど、実際そのエントリー締め切りの後ですね、させてもらうと、たぶん今全然想像してい
ない分野の学問の方が出していただけるようなイメージを持っていて、大変楽しみですし、
じゃあその方々の研究がどう社会実装できるかって、おそらくその方々はまだたぶんイメージが湧いていないというか、いろんな方と総合性をコミュニケーションすることによって、研究の新しい可能性といったものが見
えてくるはずだというところで、これからですね、この辺の詳細が明らかになってくるのかなと思ってですね。
面白いですね。で、そこでやはり、まさに岡田さんにぜひご一緒したいこととしては、その応募された方々で、自分の研究ってなんかどういうふうに社会に浸透させることができるんだろうって、みなさんたぶんいろ
んな期待というか可能性をワクワク感を持って応募されるのかなと思っていて、
そこで例えばデサイロさんのこれまでのご知見とかが掛け算されることによって、その方々にとってもデサイロさんととも新しいプロジェクトを作るようなきっかけになれば嬉しいなと思っているので、ぜひこの辺また連携
させていただきたいなとはぜひ思っております。
もちろん。ちょっと何がどこまでできるかわかんないけど、興味あるんで。 たぶん一回その会話するとか、なんかディスカッションするとかっていうところから、もしかしたらこの方向で行くと研究者のビジ
ョンもどんどん実現に向かっていくし、企業さんがもしかしたら関心持ってくれて、プロジェクトになるかもみたいな、そういうなんかまだ我々がイメージしてないようなプロジェクトみたいなものがですね、生まれる土
壌がまさにプライベートできるのかなと思っていて、そこはもう大変楽しみなとこですね。
それこそ結構面白いなと思うのは、例えばサントリー文化財団さんとか、それから安里の人物奨学金とか、やっぱり結構採択される方々バラバラだったりするんで、うちも3年前に1回アカデミックインキュベー
タープログラムっていう形で、そういう女性権伴奏支援のプログラムっていうことをやらせていただいたんですけど、そこでもバラバラだったりするんで、なんかアカデミストさんぽい方々が今回の機で参加されるっていう
のはすごい楽しみだなっていうのと、
例えばなんか僕も、それこそ安里の人物奨学金の採択者の方の集まりみたいなこと呼んでいただいて、中地さんに参加させてもらったことがあったんですけど、
なんかその中の方にちょっと今度イベントに出てもらうっていうことがあったりして、結構色々そこから新しい繋がりとかコラボレーションっていうのが生まれたりもするので、
なんか僕も是非輪に混ぜていただいて、なんかこう皆さんとご一緒できるような何かを作れたら嬉しいなっていうふうに思います。
あ、是非是非。なんで本当にそれぞれが作ってる、小さい個システムをお互い拡散することによって、どんどん大きなうねりを作っていくみたいなことができるとですね、
またそこに新しい方も入ってきたいと思っていただけると思うので、ちょっとこれは是非是非、ちょっと連携方法また含めて、引き続きご相談していきたいなと思います。
AI・防衛テック時代の倫理と人文知
はい、そうなんですよね。という感じでプライズはやっているとこなんですけど、でもなんか最近こう、さっき令和人文主義っていうフレーズも出していらっしゃいましたけれども、
この人文地に対する関心って広がってきているのかなとなんとなく思っているんですが、その辺岡田さんのこう、どうですかその感覚として。
なんか、いくつかまたコンテキストがあるんですけど、ちょっと最近読んでた本で、ウィリアム・マッカス・キルっていう哲学者の方がいて、まだかなり若い方なんですけど、
彼は長期主義っていうムーブメントを起こした方に乗ってて、長期主義自体いろんな批判があって、批判されてるんですけど、
読んでて面白かったのが、マッカス・キルは現代を柔軟性の時代みたいなことをキーワードで出してるんですよ。それ何かっていうと、例えばこれも当たり前の話なんですけど、アメリカの憲法を例に出していて、
アメリカの憲法ってもちろん制定された直後って修正条項とかどんどん加えられていってたんだけど、第二次世界大戦以降は確か6回しか修正がされてない、条項加えられてないって話があったりしていて、
要は新しい制度とか仕組みができた直後って柔軟性があるんだけど、ある程度それが続くと構築性が生まれていくよねっていう話を彼は書いてるんですよね。
だからこそ、例えばAIとかエマージングテクノロジーっていうものの行く末っていうことを今の我々が決めることが重要なんだみたいなロジックではあるんですけど、
そのロジックがいいか悪いかっていうのはいろんな議論の余地がある中で、でも柔軟性の時代みたいな働き方は僕は結構重要だと思ったんです、それを読んで。
なので、じゃあディープテックとかにまさしくつながるんですけど、それって柔軟性しかまだないわけじゃないですか、世界から社会が広がっていくっていうタイミングで、
だからこそそのタイミングでどういうふうな社会の影響が生まれるのかとか、どう設計するのかっていうことはすごい多分重要だと思いますし、
割とそれってじゃあ国際情勢とかグローバルで考えた時も、今ってこうある種アメリカが戦後維持してきた自由とか民主主義とか国際秩序っていうことがかなり荒れてると思うんですけど、
そういう中でじゃあ新しい制度って何考えられるんだっけとか、ある種硬直化していたものが変わるタイミングでもあると思うんですよ。
だからこそ多分皆さん、例えば国際政治とか政治思想とか、いろんな宗教学とかそういった知見を通じて世界を理解しないといけないっていう状況にはなってるのかなと思っていて、
そういったいくつかのコンテキストの中で人文知って大事だよねっていうことは結構言われてるような感じになりましたよね。
今のこの柔軟性という言葉って、まだその例えばディープテックとかだとどうなるかわかんない可能性みたいなものが多分にあるよってそういう理解であってるんですか。
後から変えられないわけじゃないですか、構築してるから。だから今それをちゃんと設計しないといけないよねっていうような話なのかなっていうふうに思ってますね。
AIとかもそうですよね。これだけ社会に大きな影響を与えてるんだから、今このタイミングでこれをどういうふうに設計するのかとか、
例えばこう一部ではそのAIの国有化論みたいなのが出てきてるじゃないですか、それって本当に国有化したほうがいいのか悪いのか、いいと思わないんだけどあんまり個人的にはとか、
なんかそういう議論をちゃんと多分しないといけないという感じですね。
その初期の段階になんか人間ってそこまで見えてるのかなというか、後からだからこそそのなんかこれやっとくべきだったってことに気づくと思うんですけど、
始まるときに実はこれはなんかこういう人が必要でみたいなことをどこまで想像できるか結構大事になりそうですよね。
あとなんか柔軟性をできる限り保つような方法ってなんだろうみたいな。
そうですね、だからそれがねアジャイルガバナンスとかの部分で議論されてることが多分そういう話だと思うんですけど、
まあね、確かに最初に想像しきれるかっていうのはすごいむずい問題だなっていうのは本当に思いますよね。
意外となんか想像とあ、なんか違う方向行ったみたいなことって結構ありますもんね。
いや間違いない。逆にそのほうがなんか面白いっていうのもあるかもしれませんし、
まあ確かにだからまあ柔軟性を維持し続ける仕組みの構築の方が大事っていうのがあるかもしれないですね。
変わる社会に応答する知をつくる
なるほど、ありがとうございます。今日実はのタイトルがですね、あの人分地で社会は変わるのかっていう、
そういうタイトル?
はい、疑問系なんですけども、はい。
多分あの岡田さんはなんか変わるのかと聞かれたときにどうですか、こう。
まあ多分変わると思っていらっしゃるからデザインをされているのかなと思っているんですけど、
なんかストレートにこの疑問が来たときにどういうふうな今アンサーが思い浮かびますか。
どっちかっていうと切迫感みたいなものなんですよね、今僕が考えているのは。
それは何かっていうと、例えば何から話していくか悩ましいんですけど、
ただアメリカ、パランティアみたいなことを話そうと思うんですけど、
パランティアのいろんな議論あるんですけど、CTOの方がモビライズって本をちょうど3月ぐらいに出したんですよね。
それはちょうど最近テクノロジカルリパブリックっていうパランティアの創業者の方が出した本が日本で発売されて話題になってるんですけど、
モビライズはサブタイトルに第三次世界大戦を防ぐ方法っていうのがサブタイトルで、
モビライズって動員っていう言葉なんですけど、
なんか彼らのビューとしてはこのままだと第三次世界大戦になりかねないからそれを我々は防ぐんだっていうナラティブを持っていて、
その中でそのCTOの方はサブスタックをやっていて、
そのサブスタックのタイトルが最初の朝食っていうタイトルなんですよ。
これ何かっていうと、アメリカの防衛産業で最後の晩餐っていうのが冷戦直後にあったんですよね。
それはアメリカの国防副長官の方が防衛産業の企業の方々集めて、
要はもう冷戦も終わったんで、ここから防衛産業って縮小していくんだってことを伝えたってことで最後の晩餐みたいな話なんですけど、
それに対してパランティアの方は最後の晩餐が終わった後に最初の朝食をやるべきだってことを彼は言っている30年経って、
それはやっぱりこう西側諸国を守るための防衛の産業ってことを作るんだって話がそこで出てきてるんですよね。
特にディープテックってそうだと思うんですけど、やっぱり防衛とかになるとやっぱこう自分が作ったテクノロジーとかプロダクトが与える影響が大きいわけじゃないですか。
殺傷マルブのあるものを作るっていうことが果たして倫理的にどう考えたらいいんだろうとか、そういう議論を本当はしないといけなくて、
だから僕は最近防衛テックの倫理みたいなことはすごい個人的な関心なんですけど、あんまりそういう議論が出てきてないんですけど。
なんでそれをこうどういうふうに考えていくかっていうことが重要で、なおかつこの前アンドリー・セン・ホロビッツってアメリカのVCのベン・ホロビッツさんが来日されて、
高市首相と面会されてたんですけど、その中でアンドリー・セン・ホロビッツが日本に上陸するっていうことを決めた一つの理由としては、
日本の防衛政策っていうものの変更、方針変更っていうのが一つ決め手になったってことをニュースで書いてるわけですよね。
ってことは、アンドリー・セン・ホロビッツみたいな会社が日本に来て、日本の新しい防衛スタートアップに登場していくっていうことは今後予期されるという状況の中で、別にそれを僕は否定しようと思わないんですよ。
なんでかっていうと、リアリズムで考えるとこれが重要とか、こういうことが大事ってことはもちろんあって片方で、一方でその時に、じゃあ倫理とか哲学の観点から考えるとどう振る舞うべきかどう考えるべきかってこと
を、
なんかこう一回議論したほうがいいなと思ってて、そういった意味で、なんかこう人文治は社会を変えられるのかじゃなくて、社会が大きく変わろうとしてるので、それに何かこう応答する地っていうのを持つべきだ我々は
っていうのが僕のなんか考えって感じです。
なるほど、なるほど、なるほど、なるほど。ありがとうございます。となると、そうですね、この疑問に対して、なんかこう変わる変わらないっていうよりも、こういかにその変わっている社会に対してその、そこを
ちゃんと、まあ良い方向にっていうかでもないと思うんですけど、何だろうな、
うん、まさに応答するとおっしゃった、そこの応答する地っていうところが重要だっていうところなんですね。
そうですね、だからまあAIとかもこう放っておくと、すでに新卒採用を抑制しましょうっていうようになってるわけじゃないですかね、実際に影響が出てきてて、じゃあなんかこう、そうするとやっぱりこう世代間の
対立って深まっていくと思うので、そういう社会ってことをどういうふうに考えたらいいのかとか、
準備をしたらいいのか、我々はってことを本当に真剣に議論しないといけないと思ってるんで、そのためにやっぱりこう人と社会ってことを深く考えてきた人文とか社会科学の知見っていうことを、まあこう力を合わせな
がら、その課題に向き合っていかないといけないのかなっていうイメージですね。
あ、なるほど、よくわかりました。ありがとうございます。なるほど、となると、どうなんですかね、どういう、例えば岡田さんのイベントに参加された方とか、そういうことを考える機会が例えばあったり、あとそう
いう書籍とかを読んで、なんかそれぞれいろんな方々がそれぞれのことを考えて、なんか議論する場みたいなものが増えていくと、それはなんか健全というか、
岡田さんがなんか危機感っていうところに対して、なんか和らいでいくみたいな方向性にはなるんですかね。
そうですね、なんでまあそこから例えば何かこう政策を提言していくみたいなこともあると思いますし、じゃあなんか新しいAIの開発の指針みたいなことをちょっと我々で出そうよとか、例えばそのクロードの場合、アン
ソロピックの場合って、あのクロードの憲法ってあるじゃないですか、あれをアンソロピックにいる哲学者のアマンダさんが主要な文章書きましたって言われてると思うんですけど、
そういった形でのなんかこう新しいAIセーフティの指針みたいなのを作ろうって話もなると思いますし、なんかそういうのをみんなで一緒になんかこう作っていくっていうのが、なんかこう、最初はもちろんイベント
参加もしてもらってちょっと議論するとかでいいと思うんですけど、やっていけたりするといいですよね。
たしかに。まずはだからその、自分ごとにこうなる関係者を増やしていって、その方々がなんかこういろんなところでこうなんか有機的につながっていくようななんかあの環境というか、そういう雰囲気を作っていく
っていうところが非常に大事だと思います。
大事ですね。なんですごいディープテックの研究者の方がいらっしゃって、そこにこう人間とか社会についての研究者の方がいて、まあそこでこうねみんな率直に議論し合うっていうことはすごい重要だなって思います。
そこであのアジェンダ設定みたいなことどうやって考えていけばいいんですかね。多分そのディープテックやってる方やっぱりいろんな本当にテクノロジーをこうバラバラする人がいるから、なのでなんかその一個のテ
クノロジーに対してなんかそのなんか議論テーマをこう作っていくみたいな感じなのか、もしかしてでもなんかディープテックに共通する何かみたいなものもあるかもしれないですよね。
確かに確かに。
なんかその辺をこう考えていくような企画になるとフルアイズとしてはいいのかなとも思いながら。
そうっすよね。だからなんかこう社会需要性みたいなね、多分そういうのと共通すると思いますし、多分エルシーとか議論されてるようなことっていうのはかなりつながってると思うので、もちろんそういうなんか共通課題
もあれば別課題も議論していくっていうのはすごいどっちも大事だなと思いますね。
はいありがとうございます。いやなんかすごい盛りだくさんな議論で。
なんか自由に話しすぎちゃっただけ。
いやいやもう。
非常に勉強になりましたし、はいあのぜひあの今日本当に第一回ということであの人文治で社会変わるのかのこうまさにこの問いに対していろんな議論ができました。ありがとうございます。
であのまたですね第二回第三回と様々なゲストにもお届けいただきますので。
明日まさにね早い日の岡田さんがいらっしゃるということで楽しみにしております。
ということでまたあのぜひ明日もご覧いただけると大変嬉しく思います。はいでは岡田さん今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
はいではでは終了します。
アカデミストトークスをお聞きいただきありがとうございます。アカデミストではクラウドファンディングにチャレンジする研究者を募集しています。
アウトリーチ活動をしながらご自分の研究に共感するサポーターを集めることに関心のある皆さん、ぜひお気軽にお問い合わせください。
それではまた次回アカデミストトークスでお会いしましょう。
56:50

コメント

スクロール