独立リーグの設立と歴史
ビルドアップローカル、番組ナビゲーターの常田幸永です。
この番組は、30年のスポーツ界でのキャリアを経て、現在は地域金融機関に勤務している私が、
これまでの経験とゲストの皆様とともに、スポーツを通じて街を豊かにしようという番組です。
さて、今月のマンスリーゲストは、四国アイランドリーグplus取締役会長の小崎貴紀さんにお越しいただきました。
小崎さん、どうぞよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
小崎さんには、独立リーグということで野球なんですけれども、そのお話をちょっとお聞きしたいと思っております。
日本の独立リーグということなんですが、どういったような内容、状況になっているんでしょうかね。
そうですね。もともとは2005年ですね。今から20年前に遡るんですけれども、当時のプレー球のスターであった石池博光さん。
石池さんが、当時社会人の野球チームとかがどんどんなくなりつつありまして、野球を志す若者たちへの機会がどんどん減っていると。
そこを非常に売れられまして、何とかこの場を作りたいという思いから、この独立リーグというものを、もともとアメリカではたくさんあるんですけれども、日本に作りたいというふうに思われて。
それを当時プレー球チームがなかった四国に作りたいということで発想されまして、同時我々もご協力させていただいたというところから始まっています。
ということは日本で初の立ち上げということになるんでしょうかね。
そうですね。この四国アイランドリーグプラスは初めてなりますね。
チームと地域性
今ですともうすでに全国に39弾程度ありますので、非常にその広がっていると思います。
なるほど。プロ野球と独立リーグ、これ比べるとプロとアマチュアになるんでしょうか。それともまた違うカテゴリー?
これは難しいですよね。厳密には独立リーグはプロ野球です。
プロってことですね。
契約をして報酬を押し払いして、基本的には野球に専念する。そういう存在になっておりまして、アマチュアとは異なります。
なるほど。わかりました。石原さんが危機感から立ち上げられたということで、今年で20年ということですか。随分続けられていますよね。
そうですね。20年目が終わりました。これは四国アイランドリーグプラスですけれども。
その間にいろんな地域で同じように独立リーグができまして、今では本当に全国、北海道から九州まで広がっていますので、
いろんな地域でNPB、プロ野球を目指す若者が野球に挑戦する場が増えている。そういう状況です。
なるほど。わかりました。ちなみに、今四国のアイランドリーグのチームをご紹介しますと、
愛媛マンダリンパイレーツ、徳島インディゴソックス、高知ファイティングドッグス、香川オリーブガイナーズという4チームが活動しているということですね。
チーム名を見ますと、地域性がいろいろ出ていて面白いですね。
非常に当時の四国四県を象徴するようなものを名前に使われた、そういう経緯になりますね。
愛媛はやはりみかん有名ですから、マンダリンという名前なんでしょうかね。
インディゴというのはアイゾメですよね。デニム生地の有名ですしね。
そういう意味合いが強いんだろうなと思っています。
高知ファイティングドッグスというのは当県ですかね。
これも四県の方々に伺うと、なんでこういう名前をしたんだということもありましたけれども、
四国以外の方からすると、非常にわかりやすいという意味では、今となってみれば非常に馴染みがある名前になってきたかと思いますね。
地域性が出ることによって地域の方々が愛される、馴染みを持ってもらえるような、そんなネーミングにも感じられますよね。
香川はオリーブ。オリーブ有名ですもんね。
質がいいものがたくさんありますので。
そうですよね。わかりました。ありがとうございます。
設立にあたってはトライアンドエラーだとか、いろいろとご苦労された点が多分多かったと思うんですけども、
ご紹介できる範囲で結構なんですが、その辺のトピックスっていかがでしょうか。
やはりですね、まずは経営面でしたね。
一番最初は珍しさもあってですね、スポンサーさんは結構集まったんですね。
当然ですけど事業計画を作って、四国の四県で野球をですね、各球団年間、当時は70試合ぐらい。
今では90試合やりますけれども、それをやるということで計画はしました。
そして選手、監督等を集めて給料も払うと。
一応当時は十分これでいけるんじゃないかとやりましたけれども、やはり想定外になかなかいろんなコストがかかりますので。
やっぱり1年目から非常に経営的には厳しいところがありましたし、
やっぱりどんなスポーツ競技でも我々が思う通りにスポンサーさんも集まりませんし、
お金がなかなか集まりにくい。だけどお金は使わざるを得ない。
そういった中で非常に経営の面で苦労していたのが初期でしたね。
四国を選ばれたという点なんですけれども、先ほどのプロチームがないということをおっしゃられていましたけれども、
それ以外に何か考えられていたのでしょうか。
これはやっぱり石井さんが当時申されていましたけれども、
一つは経営効率面を考えたときに四国の四県は非常に近いんですよね。
そして陸路が整備されていますので、常に日帰りでビジターに行っても帰ってこれると。
ですから宿泊費がかからないとかですね、移動が少ないので、
そういった部分でのコストを最小限抑えるという意味では非常に四国四県でやるというのは
理にかなっていたというふうに思いますね。
経営効率に非常に良かったという点が大きかったということですね。
ありがとうございます。
今週は四国アイランドリーグプラス取締役会長の小崎貴則さんにリーグ創設のお話を伺いました。
次週は各チームの経営についてこちらの方のお話を伺いたいと思っております。
小崎会長どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
常田幸永がお送りしているビルダップ廊下に、本日はここまでとなります。
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そして、いつも番組をお聞き下さっているリスナー様に素敵なお知らせです。
四国アイランドリーグプラス様よりたくさんの視聴者プレゼントをいただきました。
キャップ、Tシャツ、サインボールを抽選で、計5名様にプレゼントいたします。
サインボールはDNAベイスターズにドラフトされた加藤秀樹選手、
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詳しくは渋沢君FM公式Xをご覧ください。
皆様のご応募、どしどしお待ちしております。
お相手はビルダップローカル、番組ナビゲーターの常田幸永でした。
それではまた。