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BUILD UP LOCAL!!
BUILD UP LOCAL!! 番組ナビゲーターの常田幸永です。
この番組は、30年のスポーツ界でのキャリアを経て、現在は地域金融機関に勤務している私が、これまでの経験とゲストの皆様とともに、スポーツを通じて街を豊かにしようという番組です。
さて、今週も東京ヴェルディビーチサッカーチームと、日本代表の選手・兼任監督の茂怜羅オズさんと、東京ヴェルディビーチサッカーチーム・ゼネラルマネージャーの篠原千賀子さんにお越しいただきました。
オズさん、篠原さん、どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今週はですね、オズさんに世界でのご活躍や、それから世界との差、これについて伺いたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
まず最初にお聞きしたいんですが、ビーチサッカーにおいてですね、アジアとの差、これ感じたことあるんでしょうか?
そうですね、やっぱりイランとか、ユエイとか、オーマンとか、結構その中東のチームがすごい強いですね。
あと激しいですね。
そうなんですね。中東のチームが強いっていうことは、やっぱり砂がたくさんあるからっていう、そういうことも関係あるんでしょうかね。
戦い方はすごい、本当に勝つためにいろんなことしてます。
なるほど。いろんなプレッシャーが強いってことなんですかね。
レベルも高いんですけど、またそれプラスもありますね。
なるほど。アジアの中ではイランや、ユエイ、オーマン、この辺りが強いってことなんですね。
逆に中国とか韓国とか、そういった国のレベルっていうのは日本と比べてどうなんでしょうか。
韓国は出てないですけど、フィリピンとかその辺はもうまだまだ、リーグ自体もできてないですよね。
そうなんですね。ということは海外のビーチリーグ、アジアにおいてはイランとかユエイとか、そういったところにプロリーグも存在すると。
そうですね。イランとかオーマンとかみんなプロ選手でビーチサッカーだけで生活してますね。
なるほど。具体的に技術の差というのはどういったところにあるんでしょうかね。
オーバーヘッドキックはやっぱりレベル高いんですけど、あとフィジカルとか身長もあって体強いっていうところですね。
その辺は結構海外にとっても強い子になると思いますね。
なるほど。身長が高くてオーバーヘッドっていくとかなり高い力のシュートがきますよね。
そうですね。プレー自体はそんなに変わらないですけど、身長だけどオーバーヘッドのところはやっぱり足の長さとかとんでもない高いところまでボールは当たりますね。
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なるほど。そうですか。あともう一つ、メンタルの差ってどうですか。
メンタルはやっぱり海外の選手は非常に強いですね。
強い。
強いですね。軽症戦員とかもそれ関係なくブレないっていうところですね。それはすごい感じてますね。
勝ちにこだわる。
勝ちにこだわりますね。ただ日本はやっぱり技術としては海外のレベルと比べると負けてないと思います。非常にレベル高いと思うんでスピードもあって技術がレベル高いと思います。
そのメンタルのところはやっぱりもうちょっと強くなれば世界は取れるかなと思ってます。
そうなんですか。なるほど。
多分プロ意識の部分なのかなっていうところは思いますね。やはり中東の国の方たちってやっぱりプロリーグでやっていらっしゃるので、日本はアマチュアっていうところでの意識の差っていうのはそのメンタルの差につながっているのかなって思いますね。
そこが現れるんですかね。
そうですか。
オズさんの経験でこれまで一番強かった国、それどこですか。
私はいろんな強いチームと対戦してたんですけど、やっぱり今でも覚えてるのはロシア代表ですね。
ロシア。
前回2021年ワールドカップの決勝戦に対戦したチームですけど、一人一人の選手が上手いというより、やっぱりチャンスあるとしっかり決める選手ですけど。
普通のシンプルなプレーも本当にやってるんですけど、もうチャンスあったら絶対外さないっていうチームですけどね。
なんか対戦しててもなかなか勝つことができないっていう毎回対戦するときに感じてます。
本当ですか。ロシア。
ロシアですね。もちろんブラジルとかポルトガルとか個人性とか個人選手もレベル高いんですけど、チームとしてやっぱりロシアですね。
イランとかも何回も対戦しても勝てるんですけど、ただやっぱりそのプロ意識とかそういうプレー見ると対戦するの楽しいですね。ガチガチとかバリバリ出るんですけど。
ロシアも特別ですね。寒い国は想像つかないんですけど、ただ向こうはインドアで体育館の中に備えて1年自由でビッグサッカー練習してます。
そうなんですか。
リーグ自体も世界一レベル高いですね。
そうなんですね。そういう環境もいいんですね。ロシアはね。
もうしっかりできてますね。
あと体が大きいですね。皆さんオズ選手ぐらいの体格もいいんですよね。
だってオズさん190センチ?
190センチです。
そういった選手プレーヤーがたくさんいるってこと?
ほとんどオズさんみたいな選手が。小さい選手があんまりいないですよね。
いないですね。
なるほど。じゃあ本当にフィジカルも強いですよね。
そうですね。
なるほど。わかりました。ありがとうございます。
ところでオズさんなんですけども、ビッグサッカーワールドワイド、このベスト5プレーヤー、これにですね、計8回受賞されているということなんですけども、その中で2021年にはベスト5のMVP、これバロンドールって言われてますよね。これも受賞していると。これすごいですよね。
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これは本当に私小さい頃から、まず自分のポジションが世界一の選手になりたいってずっと目指してやってきたんですね。
だんだんベスト5とかベストディフェンダーっていうところですけど、何回取った後にやっぱり世界一の選手になりたいなっていう目標も出てきたんですけど、もちろん一人だけではなく周りに関わっているサポーターとかそういうチームメイトとかの影もあると思うんですけど、ただ本当に8回ベスト5入ってまだまだ10回とか15回とかも目指してます。
すごい。でも今ね、8回格闘取っているプレーヤーっているんですか?おじさん以外に。
いないです。
じゃあおじさんだけ。ほぼ素晴らしいですよね。
まだまだ行きたいですね。
どんな点が評価されているんだと思います?
まずやっぱり日本だけでプレーするとなかなか評価ならないと思うんですけど、私さっき言ったんですけど、この前の話ですけど、やっぱり海外行ってイタリアとかルーシアのリーグ出たりとか、そういう世界協会は見ているので、そこでしっかり結果残すと評価がなると思うんですけど。
なるほど。
プラス日本代表の結果に残したりとか、自分がやっぱり世界一の選手になるだけじゃなくて、どうしたら私のプレーがチームを生かしていこうかなっていうのを毎回考えているので、日本代表の中でも東京ビルの中でも自分はしっかり守って他の選手もフリーに攻撃に力を入れるっていうのを毎回考えてプレーしています。
そういう点が高い評価につながっているってことなんでしょうね。
今、プレーヤーとしての実績、バロンドールにも輝いているという、そういったお話なんですけども、一方、監督もやられているじゃないですか。
大洲さん、2020年からビーチサッカーの代表監督も務められているんですけども、2019年までは日本代表の監督はラムスさんがやられていて、その後引き継いだ形なんですよね。
2021年ですか、ロシアのワールドカップ、先ほどお話にも出ましたけども、そこでいきなり準優勝に輝いたと。
素晴らしいですね。
これすごいですよね。
嬉しいです。本当に嬉しいですね。歴史がみんなで作りましたね。
そうですよね。本当にあと一歩というところで優勝を逃したんですけども、この準優勝というの、この功績は素晴らしいですよね、本当にね。
本当ですね。私、ベルデで立ち上げてから監督権選手をやってきたので、だいぶそういう経験が積んできたんですけど、ただ、やっぱり代表を監督すると全然プレッシャーも違うし、レベルも変わってくるので、最初は大きなプレッシャーだったんですけど、でもしっかりみんなを力を合わせて。
2019年のウォールドカップはラムスさんがベスト4まで行ったので、次のウォールドカップこれ以上上げていかないとすごいプレッシャー感じたけど、でもしっかり練習できて、私が目指したものは伝えることができたなと思います。
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なるほど。尊敬するラムスさんをベスト4を超えることができて、大野さんもすごく嬉しかったんじゃないですか。
嬉しいと思います。ラムスさんとか他の今まで関わってきた選手たちとかも三坂引っ張ってきたのも、私ただ引き継いだ感じだったので、こういう結果残しても嬉しいですね。
なるほど。ベルディの監督ってお話も出ましたけども、東京ベルディ、クラブの監督と代表監督も両方こうやられてて、その違いとかね、難しさ、そういったものってあると思うんですけども、一体どういったところが難しいんでしょうか。
まずクラブチームはやっぱりうちら毎日練習してますね。月曜日以外毎日朝8時から10時練習して、しっかりコンディションとか、先ほど石原さんも言ったんですけどプロ意識ができてますね。
なるほど。代表はやっぱり年1回、2回、3回ぐらいしかあって、そのまますぐ海外遠征とか行ったりするので、なかなか自分のプラン、自分を目指している練習とかチーム作りとかは時間がないですね。
それが一番課題だったなと思いますね。で、それやっぱりベルディみたいな感じで毎日練習しているチームとか選手は少ないので、ただその代表のときに合宿とかみんな詰まるときにベルディで練習している、毎日練習している選手のコンディションはすごい高いんですけど、ただ毎日できていない選手もやっぱりバランスを見ると、なかなかまとめることは難しいだったんですよね。
そうなんですね。一緒に練習していないと、その選手のコンディションとか調子、そういったところの把握もやっぱり難しくなると思いますし、そのバランスというのはやっぱり非常に難しいんですね。
結構難しいですね。
なるほど。あと、ビッチサッカーの難しさでアンダーカテゴリーがないということもちょっとお聞きしたんですけども、非常にこれも育成という考えた場合は非常にこの問題も難しいですね。
そうですね。よく篠原さんとお話しているんですけど、ビッチサッカーに関わっている選手がもうだいぶ長くなってきて、その世代交代はもう今できていないですね。新しい人も少ないので、やっぱりアンダーチームを作っていかないと、またこの強いチームを続けることは難しいです。
海外もみんなアンダー20とか、それこそスクールとかもやったりするので、すごいずっと強いチームができているので、それも日本まだまだ、少し前と比べると増やしてきているんですけどね。
ということは海外はアンダーチームのリーグ戦とかもやっぱりあるんですか?
ありますね。例えばイランだったら、やっぱりそのリーグに参加できるためにアンダーチームとかアンダー20チームと、あと女子チームを持たないと参加できないですよ。それが条件です。
それが要件条件になっているんですね。
そうですね。
日本はまだそこまで至っていないですからね。
でも最近アンダーチームと女子チームが少しずつ増やしてきているけど、まだまだ大会リーグがないので、なかなか選手たちのモチベーションとかやっぱりならないと思いますね。
そういったアンダーカテゴリーのチームが地域リーグだとか全国リーグ、そういったところで試合ができるようになればまたレベルが上がっていくような気もしますね。
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間違いないですね。これだけでやっぱりワールドカップで結果残しているので、それを優勝するためにこういう環境はもうちょっと作っていかないと、やっぱりルッシャーみたいな感じのポジションは取れないなと思います。
これからの課題ってことですね。
本当です。大事です。
分かりました。ありがとうございます。
あとそれからですね、練習環境、練習内容についてもちょっとお伺いしたいと思っているんですけども、例えば代表チームの場合、練習をするとき、今はどういったところで練習しているんですか?
そうですね。今はたくさんのところがあります。ユメフィールドとかカリオカピーチっていうところですけど、うちらのホームグラウンドとかタチヒビーチとか、それこそ寒くなると沖縄とかもいたりするので、
ただ深い砂だったら浜松とかそれこそ兵庫県とか明石とかのところで行かないと、なかなか深い砂で練習できないですね。
なるほど。タチカで練習もするときがあったっていうことの話なんですけども、どれぐらいの時間を練習されるんですか?
代表はだいたい1日2回ですね、練習するんですけど、クラブチームは私たち2時間練習してますね。ただその代表はやっぱり3泊4日の合宿しかないので、本当に短いので、どうしたらこの練習時間を増えるかなっていう。
なかなか3泊4日以上はできないっていう予算的にだから、考えるとやっぱり散歩練習やったほうがいいかなと。
練習の時間を増やしてホテルにいる時間が少なくにしようかなと思ったんですけど、それ初めてスタッフチームとか選手たちに伝えたらみんなもうびっくりしてて反応がちょっとなんか良くなかったんですけど、
仕方ないですよ、やっぱりルッシャーね、ワールドカップメダル取るためにこれやっていかないといけないので、ただそれ始まったときにやっぱり怪我人とか多くなったんで、なかなか特に寒かったんですけど、夜ね、7時からもうあの寒い冬のときで練習してみんなやっぱり裸足できない、サンドソックスとか履いてボール蹴ったりするけど、
ちょっと笑顔なしで練習してきたんですけど、長い目で見ると、やっぱりそれプロ意識変えていかないとなかなか世界を取れないなと思ったので。
なるほど。散歩練習ってあんまり聞いたことないですけども、
そうですよね。
他のプレーヤー、結構不満言った選手多かったんじゃないですか?
もう多かったですね。顔見ると。自分もやっぱり選手なので、また練習行くかと自分も感じたんですけど、ただやっていてよかったね。
今のその時に参加した選手がもうその練習量とか、やっぱり練習内容はすごい変わってきて、そのおかげって言わないんですけど、これやった経験がみんなの考え方は、三坂の考え方は少し変えたなと思います。
なるほど。意識が相当変わったってことですね。
変わりましたね。
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なるほど。そうですか。分かりました。
そしてですね、環境面にちょっとお聞きしたいんですけどもね。
砂の話が出ましたけども、今ベルディの立川の練習場の砂のコンディションっていうのはどういう状況なんですか?
そうですね。海外と比べると少し浅いですね。
浅い。
ルール上としてはやっぱり40センチぐらいからないとオフィシャル試合とかもできないんですけど、
ただ私たちの練習場がやっぱりコンクリートの上に砂を置いておいて、雨降ると水溜まったりするので、どんどん下の砂が固まるんですよね。
なるほど。
それになると走りやすくなるんですね。
普通にサッカー選手とかフードサラ選手はもうボールを蹴れるぐらいになっちゃうんですけど、
海外ほんとに砂深くて細かいとかサラサラ、もう足取られるぐらい。歩くだけでもう疲れる感じで。
そうなんですね。
で、そっちで練習してもう海外に行くと慣れる時間もない。もうほんとに全然違いますね。
そもそもその浅い砂の上で練習するとボールを浮かすこともできないんですね。
もうみんな普通に運んで、下で運んでシュートするので。深い砂にプレーすると技術は、やっぱりビッツサッカー言うとスコップボールを浮かすっていうことですけど、
ボールを浮き玉とかでプレーする途中なところで、もうそれ必要になってきますので。
ほんとそのビッツサッカーの選手の技術がもう出てこないと多分ビッツサッカーできないなと。その深い砂の上の上ですね。
なるほど。ということはなるべく同じ条件の中でトレーニングをやって世界に近づけるということをやっぱりした方が一番リンクがなってますもんね。
ということは立川の砂は浅いってことなんですけども、ヨーロッパは深い。
深いです。
日本に深い砂ってあるんですか。
そうですね。今浜松。
あとユメフィールド。
ユメフィールドですね。
ユメフィールドね。
浜松とか平均なんとか。
平均なん。愛知県ですね。
愛知県。
じゃあ場合によってはそこまで行って。
そうですね。その砂はオーストラリアから持ってきた砂なんで、白くて厚くならないですよ砂がね。
やっぱりその日本の海岸と砂が黒いので、夏でやっぱり絶対もうボールを蹴れないですよ。
やけどぐらいできる。
そうなんですね。
そういうのも結構重要なんで。
その差も結構大きいですよね。
はい。
夏の場のトレーニングはね。
特に海岸の方は、黒いビーチの方は暑くなってしまうので、なかなかできないっていうところがね、なかなか悩ましいところですね。
なるほど。
これやっぱり砂のコンディションによって戦い方とかそういったことを変更するとか、そういったこともあるんですか?
変わりますね。特に今回のウォールドカップも、うちら冬の時に練習したんですけど、
ウォールドカップ2月に行われて、12月とか去年12月、11月でやっぱり関東で練習できなかった。沖縄に行ったんですけど、
沖縄も砂浅いので、そっちで練習してすごいいろんなトレーニングできたんですけど、
実際にドバイでウォールドカップに行かれて、ドバイに入ったらものすごく深くて、
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もうここで慣れるのに時間がかかるので、本当に1試合目、コロンビア戦になったんですけど、まだ全然試合始まったんですけど、もうみんな疲れましたね。
本当ですか。
その次からもう慣れてきたんですよ。
それだけの違いがあるってことですね。
本当にだからもう深い砂でやっぱり練習していかないと海外のレベルなかなか慣れないですね。
そういった海外の環境に合わせていくっていうそういったコンディション作り、環境面のそこもやっぱり課題かもしれないですね。
ありがとうございます。
ビーチサッカーの環境面について本当によくわかりました。
今週は東京ベルディビーチサッカーチームと日本代表の選手兼任監督のモレイラ・オズさん、
そして東京ベルディビーチサッカーチームゼネラルマネージャーの篠原千鶴さんにお話をお伺いしました。
来週は東京ベルディサッカーチームのホームタン作り、こういった話についてお伺いしたいと思います。
オズさん、篠原さん、今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
常田幸永がお送りしているビルドアップローカル、本日はここまでとなります。
番組の感想は各媒体のコメント欄か、Xでハッシュタグビルドアップローカルをカタカナでよろしくお願いいたします。
そして、いつも番組をお聞きいただいているリスナー様に素敵なお知らせです。
東京ベルディビーチサッカーチームのロゴが入ったターポリンフラット防水バッグと、
ゲストのモレイラ・オズ選手のサイン式紙のセットを2名様、
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詳しくはしぶさくんFM公式Xをご覧ください。
皆様のご応募、どしどしお待ちしております。
お相手はビルドアップローカル、番組ナビゲーターの常田幸永でした。
それではまた。