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2024-02-16 13:27

#4-3 ゲスト:公益財団法人日本オリンピック委員会・JOCキャリアアカデミー事業ディレクター 柴真樹さん③

今月のゲストは、公益財団法人日本オリンピック委員会・JOCキャリアアカデミー事業ディレクター 柴真樹さんにお越しいただきました。 


【今週のテーマ】 

・アスナビを利用するアスリートと企業の関係性について


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00:09
ビルドアップローカル、番組ナビゲーターの常田幸永です。
この番組は、30年のスポーツ界でのキャリアを経て、現在は地域金融機関に勤務している私が、これまでの経験とゲストの皆様とともに、スポーツを通じて街を豊かにしようという番組です。
さて、今週も公益財団法人日本オリンピック委員会・JOCキャリアアカデミー事業ディレクターの柴真樹さんにお越しいただきました。柴さん、どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
今週は、柴さんにアスナビを利用するアスリートと企業についてお聞きしたいと思っております。
まず、アスリート側についてですが、このアスナビを通して就職する際に、それなりの準備が必要かと思っているのですが、アスリートは一体どんな準備をして、このアスナビに臨んでいるのでしょうか。
はい、ありがとうございます。アスナビの説明会という場を通してアスマッチングを進めていきますので、まずアスリートの皆さんにはエントリーシートを書いていただきつつ、説明会の中で自分をどう表現するか、こういったようなところの準備をかなりしっかりお互いにやっていくというのが、起点になっていくかなというふうに思います。
はい、だいたい説明会はですね、多くて40社様ぐらい、少ないところの時でも十数社の企業の皆さんが人事とかいろいろなトップの方がずらりと前に並んでいますので、参加企業の皆さんを前にしてですね、自分の競技のこと、それからこういう人間ですよっていうアピール、またどんな仕事をしたいかというような就業感について語らないといけないんですけれども、いわゆるトップアスリートになりますので、
例えばアルバイトとかですね、皆さん就労体験があるかというと、そんなに豊富でもなかったりとかしますので、自分は一体どんな仕事を競技と含めてですね、やっていきたいのかなということを、ちゃんと考えられていないケースっていうのはやっぱりあったりしますので、こういう説明会をきっかけにですね、しっかり考えてもらうと、この辺りがスタートラインになるのかなというふうに思います。
40試合以上集まる企業の前でプレゼンを行うということは、アスリートにとっても試合以上に緊張する場面なんですかね?
見たいですね。私も司会みたいな形で説明会を取り仕切るケースってもあるんですけれども、なんでそんな緊張するんだろうなっていうぐらい真っ青になっている選手もいてですね、私らから言わせるとですね、ワールドカップのスタートラインに立ったりとかですね、試合前のほうがよほど緊張するんじゃないかなというふうに思うんですけれど。
03:14
一般的にはそう思いますよね。
はい、やっぱり慣れてないっていうことだと思うんですけどもね。
なるほど。アスリートからの個別に悩みの相談とかっていうのはやはりあるんでしょうかね?
そうですね。就職活動を進める上での悩みというかですね、相談事っていうのは日常的にありますし、よくあるエントリーシートの書き方もそうですし、面接のときのですね、服装から受け答えどういうふうにしていったらいいでしょうかとかですね、ノックは何回ですかみたいな、こういう基本的なことも含めてよく問い合わせというかすり合わせをしながら就職活動の支援を行っているというのが実態ですね。
これはアスナビだけでは決してないんですけれども、例えば競技を終える間際のアスリートの皆さん、引退間際ですね、その後例えば仕事をどういうふうにしていったらいいんだろうかとかですね、会社を辞めて競技の指導者の道を歩もうと思うんだけれども、それについてどう思うかとかですね、そういうようなことでセカンドキャリアという観点からご相談をいただけですっていうのも
今はないんですけど、今回として受けないといけないこういう役目かなと思っています。
入り口の部分とそれから出口というんでしょうかね、次のキャリアの部分、そこも考えられているアスリートも中にはいると。
もちろんそうですね、競技によって、種目によって、競技事業ってそれぞれだと思うんですけれども、間違いなくですね、引退してからの人生っていうのが相応に長く続いていきますので、そこをどういうふうに生きていくのかっていうところはやはり皆さんの悩みどころというかですね、考えを巡らせるところかなとそんなふうに思います。
アスリート側の準備についてちょっとお聞きしたんですけども、一方で逆にですね、企業側、今度は企業側ですけども、どのような観点でアスリートを見ているかこのあたりはいかがでしょうか。
はい、ありがとうございます。企業側のですね、アスリートの検討っていうのは実はとても難しくてですね、一例を言うとですね、フェンシングの選手が欲しいと。
なんでですかって聞くと、社長が昔フェンシングやってたんですとかですね、こういうある意味わかりやすい例っていうのもあるんですけれども、よくよくこう話を聞いて遠くの企業側と接していると、特定競技、特定種目というよりもその人の人間性というかですね、選手一人一人の人間性を見て、この選手を雇用することでみんなで応援したくなる人なのかどうかというところを見極めていっているような気がします。
なるほど。
ただ仮にですね、入り口の部分でそういうような判断をしていったとしてもですね、やはりアスリートの雇用っていうのが経済合理性の中で説明するっていうのがすごく難しいんですね。
06:10
なるほど。
例えば事業上場、経理の人を採用しないといけないとかですね、上場準備のために財務ネットが必要だとかですね、営業力強化のためにこういう営業マンが必要なんだとかですね、こういう話って多分あると思うんですよね。
ところがこのアスリートを採用したら一体いくら儲かるのとか、いくら利益貢献できるのっていうようなことを合理的に説明するっていうことがとても難しいかなというふうに思っています。
なるほど。
ですので、先ほど申し上げた説明会にですね、人事担当者の方来ていただいて、ものすごくですね、アスリートの皆さんのメッセージを聞いて、よし採用するぞと持ち帰ってですね、社会コンセンサスを得ようとしてもですね、トップの理解が最終的にやっぱりないと済まないといったようなところが壁になったりするケースっていうのはありますですね。
なるほどですね。
はい。
費用対効果の算出や根拠、これ一番難しそうですね。
そうですね。これはハス並みの世界というよりも通常のマーケティングの世界では機能的価値とか感覚的価値っていう言葉があると思うんですが、例えば自動車買うときに燃費はどれぐらいなのとか、色は何色とかですね、車高が何メートル何センチで、見た目のスペックとかわかりやすく比較要素ってあるって言うんですよね。
これが機能的価値だとすると、アスリートの声ってたぶん感覚的なところがあると思っていて、採用してみんなで応援して楽しかった嬉しかった一体感が得られた、この辺りのエビデンスっていうものがですね、なかなか明確になりにくい感覚的なお話がすごく多かったりとかしますんで、この辺りをですね、第2回のときですかね、価値の言語化っていうお話もしたんですけれども、
採用を検討する企業様に伝えていかないといけない、そんな風にも思ってるんですね。
なるほど、企業側の方は業績に余裕がないと、なかなかアスリートへの支援っていうのはしにくい部分はあるかと思うんですけど、企業側からのどんなポイントの問い合わせとかが多いんでしょうかね。
そうですね、入り口の場面ではですね、割とバクッとアスリート雇用っていうものに興味があるんだけども、ちょっと一回話を聞かせてほしいというようなことでいただくケースが多いんですが、必ずお話を聞いてですね、行くと最近よく耳にするのがエンゲージメントっていうキーワードなんですかね。
どこの会社もある程度人手不足っていう側面がすごくあると思いますし、特に若い方をですね、採用するっていうこと自体がすごく難しくなってきている。で、何とか採用してもですね、みんな辞めていってしまうっていう話はよく聞くんですよね。
そうですか。
そういう中でちょいちょい耳にするのが、アスリートを雇用して、若手と一体となってですね、みんなで応援して、頑張っている仲間のアスリートの後ろ姿を見せることでですね、若手従業員のですね、一体感を高めて、エンゲージメントを高めて、組織のこう、共振力っていうんですかね、これを高めていきたいななんていうような目論みをおっしゃる企業の人事の方はよくお会いしますですね。
09:23
そうですか。一体感って大事ですよね。
そうですね。これもとある企業の人事のトップの方から聞いて、なるほどなと思ったんですが、割とことなかれ主義というかですね、なんかトラブルを起こすとか、一歩踏み込んでですね、失敗するかもっていうところに非常に臆病になっている若手の従業員が増えていると。
チャレンジする気持ちをもっと持ってもらわないと、事業がこれから成長していかない。じゃあどうしていくかっていう中で、アスリートは雇用してですね、皆さんの頑張りを見せることで、その方がおっしゃっていたのは、何十人かいる新卒の社員の中の一人でもいいと、その姿を見て、よし、俺も頑張ってみようと、力を出して一歩踏み出してみようというふうに一人でも思ってもらえれば、それが成功なんだっていう言い方をされていらっしゃいました。
だから若手のエンゲージメントを高めていくとかですね、組織の求新力を高めていくとか、いろんなやり方はあると思うんですけども、アスリートの雇用というものがですね、一つの処方箋になるんじゃないかなっていうのは、これはいろんなエビデンスでも我々が証明していかないといけないんですが、実行のある話なんじゃないかなというふうに思っています。
そうですか。わかりました。ありがとうございます。ちなみになんですが、事業立ち上げの頃と比較してですね、この支援企業、アスナビに参加する企業ですね、これはどの程度増えているんでしょうか。
そうですね。採用の実績企業ということで言うと、224社のお客様が増えてきています。東京オリパラが始まる前はですね、例えば特定のスポンサー企業様がですね、複数名のアスリート、例えばグループ企業でお採用いただくとかっていうケースも多かったんですが、最近はですね、1社1人っていうケースがすごく増えてきていまして、
1人実業団なんていうお話も前回の時にさせていただいたんですが、まさに1人の従業員をですね、会社一体となってみんなで応援するっていうことで、1社1人というのが定着してきている。我々としては、複数ご採用いただいた方が、アスリート同士がですね、お互い高め合ってなんていうことで、いい効果あるんじゃないかなというふうには思うんですが、結果的には1社1人っていうのが非常に増えてきているなっていうのが特徴かなと思っています。
はい、わかりました。今後もアスリート支援の輪がさらに広がっていけばいいですね。
はい、そうですね。
ありがとうございました。今週は柴さんにですね、アスナビのアスリートと企業についてお聞きしました。来週はアスナビの地域との関連性、これについてお話を伺いたいと思っております。柴さん、今日はお忙しいところ、本当にありがとうございました。
12:00
はい、ありがとうございました。
常田幸永がお送りしているビルドアップローカル。本日はここまでとなります。番組の感想は各媒体のコメント欄か、Xでハッシュタグビルドアップローカルをカタカナでよろしくお願いいたします。お相手はビルドアップローカル番組ナビゲーターの常田幸永でした。それではまた。
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