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サッカー・ワールドカップ、なぜ世界中がこんなに騒ぐのか
2026-06-10 12:57

サッカー・ワールドカップ、なぜ世界中がこんなに騒ぐのか

歴史、文化的視点からプロ・アマ問わず、スポーツ界の話題をスポーツ文化評論家・玉木正之がコメントします

田畑竜介
Groooooow Up

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サマリー

ワールドカップサッカーが近づく中、アメリカでのサッカー人気がなぜ今一つなのか、その歴史的背景と文化的要因をスポーツ文化評論家の玉木正之氏が解説します。南米の豊かな土地と牛の利用可能性がサッカーの発展を促した一方、北米では牛の貴重さからボール遊びが発展せず、野球やアメリカンフットボールが主流となりました。キッシンジャー氏のルール変更提案にも触れつつ、MLSの成長とラテン系移民の影響、そしてアメリカにおけるスポーツ観の違いが、今後のサッカー人気にどう影響するかを考察します。

ワールドカップサッカーとアメリカでの人気
この時間は、日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Up。
水曜日は、スポーツ文化評論家、玉木正之さんです。
玉木さん、おはようございます。
はい、おはようございます。よろしくお願いします。
近づいてきましたね、もう、ワールドカップサッカー。
週末から開幕ですね。
これから2ヶ月で近くはね、その話が持ちきりになるかなと思いますけれども。
アメリカでサッカーというのは、いまいち人気が出ないんですよね。
他のスポーツが人気ですからね。
これはなぜかというと、長い歴史がありましてね。
南米ではサッカーすごい人気ですよね。
北米ではそうではならなかったというのは、これは牛に理由があるんですけれどもね。
南米と北米におけるサッカーの歴史的背景
牛?
牛。
牛とサッカーと何の関係?
ヨーロッパからアメリカ大陸に人々が移ってきた時に、北米にも南米にも人が移ってきたんですね。
その時に食料品として牛とか豚を運ぶわけですね。
そうしたら南米ではどんどんそれが増えるんですね。
というのは、アルゼンチンとかブラジルの南部、それからコロンビアのあたりではすごく土地が豊かなんですね。
だから牧草がいっぱい育って、牛もたくさん育ったんですね。
ですから当時はサッカーのボールというのは、ラグビーもそうなんですけれども、牛とか豚の暴行を使ってプラマしていたんですね。
だから牛の暴行、豚の暴行を使うことが南米ではできたんですね。
ところが北米というのはアメリカは貧しい国でして、要するに砂漠が多いんですね。
おまけにネイティブアメリカ、かつてインディアンと呼ばれた人たちとの戦いもありますしね。
ローハイドというテレビ番組を追い出していただければわかるんですが、牛を運ぶのに大変ですよね。
おまけに牛泥棒は縛り首ですからね。
ものすごく大切なもので、その暴行を足で蹴飛ばして遊ぶなんていう、そんなことはできなかったんですね。
だから言ってみれば、北米というのは貧しい土地だったので、民主主義が発達したんですね。
みんなで頑張りましょうという。
南米はすごく豊かな国で、エルドラドなんて呼ばれてましたね。黄金の国という。
だからそこで独裁制になって、その豊かさを独占しようという人が出てきて。
そういう政治的な背景とかもあるんですけれども、南米の方ではフットボールがすごく人気が出るんですが、
北米の方では小さなコルクに糸を巻いてボールにして、それを木で打つと、バットで打つというベースボールになっちゃったんですね。
それから後にアメリカンフットボールなんかも出てくるんですけれども、ヨーロッパと一緒のことをやるのは嫌だというので、なかなかサッカーが発達しなかったということがあるんですね。
アメリカにおけるプロサッカーリーグの試みと成長
プロサッカーリーグというのは1967年にまず生まれるんですね、アメリカ合衆国で。
67年に生まれてこれ人気出さなきゃダメだというので、ペレーとかベッケンバウガーとか、たくさんの人気スターをヨーロッパから呼んで、
北米サッカー協会というのを作ってプロリーグを始めたんですけど失敗しましたね。
1984年にダメになったんですね。
それでこの前のワールドカップの時、1994年ですけれども、これをきっかけにメジャーリーグサッカーというのを作ろうということで、2年後にメジャーリーグサッカーを作ったんですけれども、
この時も1994年のワールドカップというのは、暑さのためにぐちゃぐちゃになっちゃったというようなデータも残ってますね。
ブラジルとイタリアの決勝、あれほど面白くない試合はなかったとかね。
暑くて点が全然入らずに、最後にはヒーローのロベルト・バジオがペナルティキックを大きく外してしまって、
言い訳に足がもう動かなくなっていたというふうに言ったような大会があったんですけれども、そこからコツコツとサッカーファンが増えてきまして、
今では競技人口が2400万人で、これは世界第2位ですね。
世界第2位のサッカーの競技者人口を誇るアメリカという言い方もできるんですけれども、
1位が中国だって聞いたら、どうせ人口の多いところが多いのねと言ったら、そういう感じで。
決してサッカーが盛んだというわけでもないんですけれども、メジャーリーグサッカー、MLSという団体が徐々に人気が出てきまして、
ヒスパニック系の方、スペイン系の方、ラテン系の方が増えてきたということもあるんですね。
それでMLSが徐々に人気があって、最近ではメッシもインテル、マイアミで頑張ってます、特典王にもなってますね。
それでだんだん人気が出てきたんですけれども、それでもなお人気がいまいちという理由があるんですけれども、何だと思われます?
キッシンジャー氏の提案とアメリカのスポーツ観
人気がいまいちの理由?
これは面白いのは、サッカーの大ファンだったアメリカ人というのがいまして、キッシンジャーという人なんですけれどもね。
かつての国務長官で、米中国交回復とか、いろいろ活躍されたキッシンジャー、この方サッカーの大ファンなんですよね。
この方がサッカーの改革案を出してるんですけれども、それを見たらアメリカ人がサッカーにいまいち乗らないという理由がよくわかるんですね。
何ですか?理由は?
何をキッシンジャーはルール変更で、こうしてくれたらもっと人気出るのになといったのは何でしょうか?
試合時間が長い。だから短くしろ。違う。
それも一つあったんですけど、短くするというよりもクォーター制ですね。
バスケットボールと一緒ですね。
バスケットボールと一緒に、それでテレビコマーシャルも入れるようにするというようなことも、これも言ったことは確かなんですが、それより大きなことがありまして。
それは何?
というのは、ゴールを大きくしろ。
そんな!
そんなって思いますよね、やっぱりね。
ヒーパー2人おくんですか?
そうなんですね。とにかく1対0というのはダメだと。
タイムももっと入るようになったことですか?
そうなんですね。野球でもベースボールが一番面白い試合は8対7だという説がね。
ルーズベルトゲームですね。
これを言ったのはアメリカの大統領のセオドラル・ルーズベルトという方なんですけれども。
だいたい点数が入らなきゃ面白くないと。
この面白いと面白がってるバスケットボールなんて多いですよね、点数。
確かに。
100何体なんですよね。
それと1対0を比べたらなんだこれは?ということになっちゃうと。
だから点数多い方がいいんじゃないかと言いながら、これはやっぱりヨーロッパの考えとしては受け入れられないということで現状続いてるわけなんですけれども。
MLSの現状と経済的価値
それでもMLSがだいぶ人気が出てきまして、最初は12チームで始まったのが今は24チームありますね。
これが西と東に分かれて決勝までやっていると。
ただプロスポーツの試算価値としてはやっぱり低いんですね。
フォーブスという経済雑誌がその試算価値を出してるんですけれども、MLSでだいたい6億ドルぐらい。
NFL、アメリカンフットボール、これは51億ドルなんです。
桁違いですね。
桁違いでだいたい10倍ぐらい違うという。
MLB、メジャーリーグベースボールでも23億ドルという試算価値がある。
ただMLSはやっぱり6億ドルぐらいかなという試算なんですけれども、ただ人気が出てきたことは確かなんですね。
ということはやっぱりラテン系の移民に支えられているというところがあって、
さあこのあたりとドナルド・トランプ大統領の方針とがどこでぶつかるでしょうか。
ワールドカップの課題とサッカーの普遍性
今回のワールドカップサッカー、国中米大会の注目はそこら辺にもありそうですね。
どういう観客が出てきてどういう盛り上がり方をするかという。
ただこの時に大問題なのが、フィファワールドフィファが主催者ですね。
それがチケットの転売をね、前ちょっと言いましたけれどもチケットの転売を許可してるんですね。
ですから決勝戦なんか日本円で言うと100万円以上になってるという。
だからそれが1,000万円近くになるんじゃないかっていうことも言ってる人はいるっていう。
さてそういう中でアメリカのサッカー人気これから続くでしょうかどうでしょうかというところですね。
日本に住んでいるアメリカ人のタレントの方なんかに私話したことあるんですけども、
アメリカでサッカーどうなんですかって聞いたら、あれは女の子とやるスポーツでしょっていう。
デイブ・スペクターという方のコメントなんですけれどもね。
女子強いですけどね。
あなたがサッカーやったらできないくせにそんな言い方ないだろうと思ったんですけれども、
女子のスポーツとしても素晴らしいというところもあって、
まず第一に世界にこれだけサッカーが広まったのはなぜかっていうと、
背の高い人も低い人も少々太った人も痩せた人も全部が同じ条件でできるからですね。
なるほど。
メッシもかつてのマラドーナもそれほど大きなからでもないですよね。
そのあたりがサッカーの人気を、世界の人気を支えていると。
逆にアメリカはどちらかというとエリートのスポーツ、肉体的にマッチョなスポーツの方が人気があるのかなと。
その辺の違いがありますけども、さてどんなワールドカップになるか注目してみたいと思いますね。
ワールドカップ開幕と今後の展望
6月11日日本時間6月12日に開幕となります。
玉木さんありがとうございました。
どうも失礼しました。
スポーツ文化評論家玉木正幸さんでした。
12:57

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