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サッカーワールドカップの総括と未来
2026-07-22 11:58

サッカーワールドカップの総括と未来

歴史、文化的視点からプロ・アマ問わず、スポーツ界の話題をスポーツ文化評論家・玉木正之がコメントします

田畑竜介
Groooooow Up

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サマリー

スポーツ文化評論家の玉木正之氏は、サッカーワールドカップを振り返り、アメリカのスポーツ文化が「ドラマ」を重視する傾向にあるのに対し、ヨーロッパのスポーツは「流れる」ことを重視すると分析。この違いは、アメリカの開拓者精神と演劇文化の欠如に根差しており、スポーツを人間ドラマとして楽しむか、スポーツそのものの技術や展開を楽しむかの違いを生んでいると指摘。日本もスポーツを輸入文化として取り入れる中で、ドラマ性を重視する傾向があるとしつつ、スペインのチームプレー優勝は日本のサッカーにとって示唆に富むと語った。

ワールドカップ決勝とスポーツの商業化
この時間は日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Up。 水曜日は、スポーツ文化評論家、玉木正之さんです。 玉木さん、おはようございます。
はい、おはようございます。よろしくお願いします。 声の調子、戻られたようですね。 戻りました。
いやいやいや、とんでもないです。 ワールドカップ決勝、面白かったですね。 面白かったですね。
スペインが優勝しました。 日本の目指すべきスポーツスタイルと言いますかね、それに似ていたのでね、せっかく日本は優勝を目指してましたけれども、残念でしたけれども、将来的に日本の行く道もわかったというようなワールドカップかなと思いますけれども、
まあ、いろいろありましたね、今回のワールドカップは。 いや、もう本当ですね。 トランプ大統領の政治的介入もありましたし、それからもう、ソマリアの審判の人が入れないとかね、イランの選手たちがいじめられるとかね、
メキシコとアメリカを往復しなきゃいけないというような、これ完全にアメリカが国際的なスポーツをやる価値がないんじゃないかなという感じもしましたけどね。 その資格があるのかというね、問われるような運営でしたよね。
あと商業資金もすごかったですね。決勝戦100万円誰か払って見に行きましたかね。 ダイナミックプライシングでね、すごい額になってます。 スポーツの価値というものがこんな風になったら、ちょっとね、ふくろこ地に入り込んで出口が見られないところまで行ってしまったかななんていうことを思いましたけどね。
ハーフタイムもすごかったですしね。 ハーフタイムもね、でもイングランドのかつてのストライカーであるルーニーさんが言ってたコメントが一番良かったですね。 そうですね。
ハーフタイム賞で一番どこが良かったですかって聞かれたら、終わったのが良かったって言われましたからね。そうそうそう、皮肉も効いてましたよね。 あれはただ面白いのはね、あれと飲水タイムっていうのがありましたね。
なんて言いますか、前半と後半で暑さ対策として水を飲むと。 ただし、暑くない屋根付きのクーラーのスタジアムでも飲水タイムを取っていたから、あれは結局コマーシャルタイムじゃないかと。 結局クォーター制みたいになりましたよね。
アメリカとヨーロッパのスポーツ文化の違い:ドラマ重視か流動性重視か
でもあれはアメリカ人の考え方なんですよね。 アメリカのスポーツっていうのは休みが多いでしょ。野球なんかでも1球投げることに、ある意味ではプレーは止まってますよね。 呼吸を整えたりする時間はありますからね。
サッカーとかラグビーとかホッケーというヨーロッパ生まれのスポーツはできるだけ流そう流そうとするんですよね。試合を。 これ何でか分かります? 何でか? アメリカ、例えばバスケットボールでも作戦タイムが多いですよね。
時計止めますよね。アメリカンフットボールもそうですよね。1回ずつと止まりますよね。 ヨーロッパのスポーツはどんどん流しますよね。これはこの違いはどこから生まれたかっていうので、ムシアケ・アロムという作家の方がこれをかつて面白いこと書いておられたんですね。
アメリカっていう国は、要するにヨーロッパから人々が来て、開拓が始まって、原住民との戦いもあったりして、要するにフロンティアを西へ西へといったわけですね。 その間に何を立てたかというと、町を作るわけですね。町を作って教会を作るわけですね。
ただし劇場を作るっていうのが一番後回しになってるんですね。 演劇、オペラ、ドラマを見ることができなかったアメリカ人たちが、スポーツ、乗っ腹でできるスポーツに演劇を求めたと。
だからその休み休みの間に、あ、今日は彼は調子良さそうだとかですね。あいつは頑張ってるなとか、いろいろドラマがそこで見えるわけですね。
だから一番面白いのは、わかりやすい例で言うと、巨人の星の漫画ですね、アニメと言ってもいいですけれども、一球投げることに目から火を吹きますよね。
目から火を吹いて、お父ちゃんとかなんとか言いますよね。 負けるものかとかなんとか言いながら泣けるまでに時間がかかりますよね。
なかなか泣けないですもんね。 なかなか泣けないですよね。あの間にドラマがありますよね。
ああ、そう言われればね。 確かにそうですよね。
キャプテン翼はちょっとそこ辛いですよね。 走りながらパスするぞパスするぞとか、おい走れとか言いながらもって動いているんですよね。
ああ、確かにそうですね。 ドラマが作りやすい、あるいはドラマになりやすいという意味では、アメリカのスポーツっていうのはすごくドラマになりやすい。
だから野球の映画ってたくさんありますよね。 映画ってメジャーリーグであるとか、ベイブルースの話であるとか、リーグオリックの話であるとか、映画になっているとかいっぱいあるフィールドオブとかいい映画もありますよね。
でもサッカーの映画はそうそうないですよね。 サッカーの映画は確かにそうそうないですね。
そうそうないです。いい映画もあるんですよ。確かに悪くないとは思うんですけれども、でも数で言うと圧倒的に少ない。これはやっぱりドラマの差ですよね。
なるほど。止まらないから、そこにドラマ制度だからか、試合中には作るのは難しいんですね。
作れない。要するにドラマを作らなくてもよかったんですね、ヨーロッパでは。 要するにスポーツはスポーツとして楽しむという見方ができるようになった。
ところがアメリカに行った時にはドラマがなかったものだから、スポーツの中にドラマを求めるような性質というか体質というか、それが出来上がってしまったという。
面白い視点ですね、それは。
スポーツの楽しみ方:人間ドラマとスポーツそのもの
それは非常に面白くて、ただ日本なんかもスポーツを欧米からヨーロッパとかアメリカから輸入している、一種の輸入文化なんですね。
そうしたらスポーツを理解するよりもドラマを理解しやすいんですよ。
なるほど。
よくラグビーファンになりましたけど、なかなかラグビーのルールが難しくて分からないんですかって言ったら、選手のファンになったら早いですよっていうのはよく言われるんですね。
彼を応援する、彼がどんな努力をしていたかっていう、そこにドラマが出来上がる。
言ってみれば巨人の星型ですね。 星ヒューバ型とでも言いますかね。
だからそこでドラマを、よくテレビの中継なんかでも、すごいドラマですね、今日はとかね。
中には野球の監督でメイクドラマって言った方もおられましたけどね。
ドラマを作るのが面白いというのはありますけれども、スポーツはスポーツとして楽しむっていう、すごいバッティング、すごいスイング、すごい打球だなっていうのはスポーツの楽しみ方ですけれども。
あのホームランを打つために大谷という選手はこんなことしてたんだよっていうのはドラマなんですね。
人間ドラマの方で理解と言いますか、楽しむか、それともスポーツそのものを楽しむかっていうのはかなり違うんですね、これはね。
それの一番面白い例がエナツの21球というかつてありました面白いノンフィクションなんですけれども、
日本シリーズでエナツが9回裏に大逆転されるかもしれない時に野田満瑠衣でスクイーズのサインを見破ってボールを外したら空振りになってっていうのがありますね。
その時にエナツはすごいなっていう人間ドラマに行くか、それともあの瞬間わーっとなってエナツというほどの大投手がボールを滑らしちゃったと。
手が滑って上手くなってしまったと。上手いところに行ってしまったと。それで空振りが取れたと。
うわー野球ってすごいな怖いなっていう風に見るかどっちかですね。
それで分かれるわけですね。
私の趣味からいきますと、スポーツは怖いな、野球は怖いな、すごいな、だから面白いな、すごいなっていうのが好きなんですけども、
ワールドカップから見る日本のサッカーへの示唆
一般的にはあのピッチャーはすごいなという方が入りやすいみたいですね。
いやー確かに。
ですから今回のワールドカップでも、メッシーがいるチームの方がドラマになりやすかったとかね、エビパペがすごいという方が分かりやすいと。
その中で、若い素晴らしい19歳のエースもいましたけれども、スペインというチームプレーで優勝したチームが優勝したっていうのは、
何か日本のサッカーにとっては喜んでもいいことじゃないかなと。そんな風にも思いました。
ほんとそうですね。
スポーツかドラマかっていうのは結構、スポーツはドラマではないというところをね、ちょっと理解した方が面白いかもしれませんね。
なるほど。もうすぐ9月にはアジア大会が開かれますけど、そこではドラマが生まれるんでしょうか?スポーツの素晴らしさが広がっていくんでしょうか?
どうなんでしょうね。そもそも走っている選手を見るだけでも本当は面白いものでね。
そうですね。
そのあたりをね、スポーツの良さというのをちょっと私は触れていきたいと思いますので、まだよろしくお願いします。
このコーナーでもたくさん伝えてください。よろしくお願いします。
田脇さん今日はありがとうございました。
はいどうも失礼しました。
この時間は田脇雅之のキャッチアップをお送りしました。
11:58

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