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2025-07-22 51:38

epi165 目野和幸さんが語る、「霧島・えびの高原エクストリームトレイル」誕生の舞台裏。

今回のエピソードでは、九州でも屈指の知名度を誇るレース「霧島・えびの高原エクストリームトレイル」が開催に至るまでの経緯をお届けします。ゲストは、立ち上げに関わった中心人物・目野和幸さんです。2013年に誕生したこの大会、その当時に公開されたYouTubeのプロモーション映像に衝撃を受けたランナーは多かったのではないでしょうか。僕自身もその一人で、まだ走っていなかった時期に「こんな競技が九州にあるのか」と驚き、トレイルランニングを知るきっかけになりました。当時の参加者たちはまさに“超人”に見えていたのを覚えています。

この大会の最大の魅力は、やはりそのロケーションです。宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島錦江湾国立公園内の一部をコースに含む、唯一無二のフィールドであり、こうした場所でのレースは今後なかなか生まれないでしょう。しかし、その開催までの道のりは決して平坦ではありませんでした。数多くの課題を乗り越え、ついに大会を実現させた当時のことを、目野さんにじっくりと語っていただきました。貴重なエピソードです。ぜひお聴きください。


MC紹介:


石川博己(イシカワ) @rolleinar

九州のランニングメディア「7trails」主宰 @7trailsfun 。福岡市でデザイン会社「F_d(エフ・ディ)」を営む。天然パーマがトレードマーク。次のレースはあの灼熱のレース「やっちろドラゴン」!おおお、無事完走できるのか…こうご期待!


友納理(トモノウさん) @s_tomono

7trailsメンバーで、走ることをこよなく愛するアラフィフランナー。福岡市で焙煎屋「Tomono coffee」 @tomono_coffee を営む。直近のレースは「やっちろドラゴン」。暑いの得意やもんね〜。


霧島・えびの高原エクストリームトレイル

霧島えびのエクストリームは、宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島錦江湾国立公園・えびの高原ピクニック広場を拠点に開催されるトレイルランニング大会である。例年7月下旬に行われ、2025年は7月20日に第13回大会が実施された。コースはロング(約65.5km、累積標高約3,400m、制限時間14時間)とショート(約33km、累積標高約1,700m、制限時間8時間)の2種類が用意され、霧島連山の登山道、歩道、林道などを通過する。国立公園内での開催という特性上、自然環境への配慮が重視されており、他の登山者や動植物への影響を最小限にとどめる運営が求められている。

https://universal-field.com/event/kirishima-ebino-extr/


ゲスト:


目野和幸さん

1969年生まれ。SPコンサルティング合同会社代表執行役。2013年に初開催された「霧島・えびの高原エクストリームトレイル」を立ち上げた中心人物のひとり。当時は、えびの高原荘(現・えびの高原ホテル)の運営会社の取締役を務めており、2011年の新燃岳噴火によって大きな打撃を受けた地域観光の再生を目的に、本大会の企画に着手した。国立公園内でのトレイルランニング大会の開催は、えびの市・霧島市・湧水町の2市1町にまたがるコース設定など、多くのハードルがあったが、地域と自然の可能性を信じて関係機関との調整を重ね、開催実現にこぎつけた。現在は大会運営を有限会社ユニバーサルフィールドに引き継ぎ、自らもいちランナーとして大会に参加している。

Facebook

https://www.facebook.com/kazuyuki.meno?locale=ja_JP


@kirishima.ebino.extreme.trail

@universalfield


収録 : 2025年7月19日


#マラソン #トレイルランニング #目野和幸 #霧島えびの高原エクストリームトレイル #7trailsラジオ練 #7trailsfun #7trails


このPodcastは、九州のランニングメディア「7trails(セブントレイルズ)」のメンバーが、日々のランニングにまつわるローカルな話を配信しています。


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シーズン4 エピソード34

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また、大会主催者さまからの「出走権のご提供」も歓迎しています。実際にレースを走り、自分たちの言葉で、その魅力や現地の空気感をリスナーに届けます。


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サマリー

このエピソードでは、目野和幸さんが「霧島・えびの高原エクストリームトレイル」の立ち上げの背景やスポーツツーリズムの重要性について話しています。また、震えだけの影響やコース設定の難しさ、トレランの魅力を引き出すための工夫についても触れています。目野和幸さんは、霧島・えびの高原エクストリームトレイルの誕生に関する舞台裏について語っています。大会を開催するために環境省や地元自治体との調整を重ね、地域活性化に向けた取り組みが行われたことが強調されています。また、霧島・えびの高原エクストリームトレイルの誕生に関するエピソードでは、1回目の大会開催に向けた運営や地域との連携の重要性について語られ、参加者の宿泊やイベントの多様性が強調されています。大会の継続に向けた環境調査や自然災害への対策についても触れられています。霧島・えびの高原エクストリームトレイルの誕生には、地域の経済と環境を守ることが重要であるという認識があり、持続可能な大会運営が求められています。

霧島エクストリームトレイルの始まり
このポッドキャットは、九州のランニングメディア7trailsのメンバーが、日々のランニングにまつわるローカルの話をお届けしています。
こんにちは、石川です。こんにちは、トモノオです。
今日は7月の19日、僕ら霧エビの応援収録ということで、今会場にもなっている、えびの高原ホテルに来ました。
来ました。来ました。はい、16時42分ですね。
先ほど、受付会場の方に行って、会場の参加のね、楽しそうやったね。
人たちのね、雰囲気見てね。楽しそうだよね。やっぱ走りたくなるね。
天気もいいしね。天気もいいし、ちょっとやっぱ走りたいね。
そんな気分だった。
ドドモンさんもね、毎年ショートをね、走っちゃったんですね。
今年は応援だけってことですか?
ちょっと体が回復しないです。
回復せんね。
回復せんね。
回復しないです。
もうちょっと明日はね、熱気に触れましょうかね。
はい。
ということで、僕らえびの高原ホテルに今来ていて、
この吉島えびのエクストリームの立ち上げから関わっていらっしゃる、ねのさんにね、今からちょっといろいろお話をお聞きしたいと思って、
部屋で今から収録ということで、目の前に座っているんですけど、早速ご紹介したいと思います。
今日のゲストは目野和之さん。よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
目野さん、僕も友野さんも初なんですけど、
お写真見たら結構100マイルも走ってそうな感じなんですけど、どうなんですかね、トレイルランニング歴っていうのは。
トレイルランニング歴は、この吉島えびの高原エクストリームトレイルを立ち上げる前に、
このトレラン自体、その当時は私はスポーツツーリズムという枠の中でトレランという意識してたんですよね。
観光の仕事をしてたんですか?
観光事業をしてまして、その観光事業の中でスポーツツーリズムを考えた。
その時にトレランというものがあると。
ちょうどこの今いるホテルを運営してた時でもあるので、
この国立公園の吉島をどうやって盛り上げたらいいのか。
ちなみにそれ何年くらいですか?
エクストリームトレイルが立ち上がったのが2013年なので、何年前だろう。
2013年といったら九州ではまだまだトレラン黎明期というか、創世期に近いぐらいですよね。
その当時のスポーツツーリズムの概念の中にトレランってあったんですか?
いや、なかったです。
なかったですよね。
すごいよね、それが。
やらないとわかんないなということで、一度私も試しに始めたのがきっかけで、現状も今でも続いている。
エビの大会ができる前にちょっとそれを体験してみようかということで始めた?
そうですね、1年前ぐらいに始めたって感じですかね。
だから2012年ぐらいに1回大会に出て。
ちなみにその1回の大会は何ですか?
茨城のなんていう…
九州じゃないからですね、もう。
そうなんですよ、九州じゃあまりなかったので、何でしたかね、OSJの…
やっぱりね、その時代はね。
の大会に60キロのレースに出て。
まあまあですね、距離は。
間奏はできたんですけどギリギリ。
震えだけと観光の影響
この金を使って、時間を使って、体力を使って、何が面白いんだと。
というところを追求したいがために大会に出たんです。
出たら出たらで、お金を使いたいという気持ちがある程度わかったので、
それを活かしてこのキュリッシマMVの高原エクストリームトレイルを作ろうというところになっていったという形ですね。
なるほどですね、でもまあまあでも練習しないと60キロは走れないですね、間奏としても。
そうですね、その前にトライアスロンを始めて。
やっぱり、僕ら言ってたんですよ、江野さん多分トライアスロンされてるよって。
雰囲気がなんとなくそんな雰囲気でしたんで。
そこからマラソンもやって、その時に高木君とも出会って、トレイルランニングをちょこっとしたのかな。
まあそうですよね、レースがないと60キロのレースなんてね、やっぱりできないですもんね。
今回キュリッシマMVの高原エクストリームトレイルって、キリエビは65キロじゃないですか。
なぜ65キロにしたかというと、九州で一番になるためだったんです。
なるほど、当時。
その当時、平尾台が40キロで一番人気があって、いい大会ですけど。
やっぱり最長、やっぱり長いレースの方が求められる。
でも長いレースをするとコース設定がすごい大変ですよね。
管理から含めてですね。
いうのがあったんですけど、発信力もそうだし、やってる人たちへのリーチとしてもやっぱり一位っていう。
でもトレーラーのまだカルチャーがない時代に65キロポンって出しても、ついてくる競技人口がないですよね、まだ当時の九州には。
そうですね、私はトレーラーをすごい楽しんでいたわけじゃなくて、始めたばっかり。
極端に言えば、大会を作りたいためにトレーラーを入っていったというところなので、当たるかどうかっていうのはよく分からなかったんですけど。
高木君とかとも話してたら、やっぱり来るんじゃないかなと。
でも単純に長ければいいという問題ではないし、魅力的な部分っていうので、国立公演で規制区域なんですよね。
そうですね、だから難しいだろうなという風に思いますね。
規制区域の中で大会があるって実はないかったんですよ。規制区域がスタートというところが。
というところと、最長というのは売りになるんじゃないかなというところがありました。
そもそもこの大会を作るにあたって、震えだけが噴火して観光事業が大打撃になったという背景の中で、
また観光客をどう誘致していくかとか、そういうところの背景があったっていうのはちょっと背景したんですよね。
おっしゃる通りです。震えだけが、今現在も噴火し始めてますけど、一番最初に噴火した、大噴火じゃなくて直近で噴火してますもんね。
2011年なんですよ。霧エビが誕生する2年前。私はここ、我々の会社はエビの甲原層を運営していたので、一気に客数が落ちたんですよね。
そうなりますよね。
その対策として宿泊観光、もしくは来てもらうきっかけ、あと情報発信っていうところの一つのツールとしてスポーツツーリズムでトレーラーがあったので、実際震えの噴火がなかったら逆に誕生してなかったかもしれないですよね。
そうですね。
それがなくても十分魅力がありますからね。ここに宿泊して、ここから歩いて唐国に行くとか、十分たるフィールドの魅力があるのに、なくてもいいぐらいだったと。
日本で唯一コンパクトな国立公園なんですよ。1日で遊び切る。
アクセスがいいんですよね。
アクセスもいいし、コンパクトなので、1日で重曹できたりとか、今は重曹できませんけど渋滞があるので、そういった意味では何もなければ売りにできていたんですよ。
噴火は大打撃っていうぐらいがっくり落ちたんですか?
がっくり落ちましたね。ほぼその月は9割減とか。そこから関係者、研究者とか、そういった宿泊が増えてきたという形なんですけど、それじゃ成り立たないので。
一般観光が全くないわけですよね。
大会実現への道のり
このままやってても赤字が続くだけというところだったので、新萌えだけの責任にするわけでもできませんし、この自然があるから実際恵みをもらっているという意味でも、どうやって付き合っていくかというところが一番のポイントでしたからね。
でも噴火があってトレランをやりだしたんですか?噴火の前から?
噴火の後です。
そこでトレランを引っ張ってくるには、じゃあトレランやってみるかっていうところだったんですかね?
噴火があって急激に売り上げが落ちて、対策をしないといけない。宿泊という対策を安全ですよとも言えませんし、安心してくださいとも言えません。安くしてもあまり意味がない。
安いから来るというわけじゃないですか。
来るわけでもないというところもあったので、ただより魅力的だなっていうのは発信しないといけない。
まずはそこがスタートというところで、実際キリエビを楽しんでいる人たちって毎回大会後にYouTubeが映像が流れると思うんですけど、あれも最初から作ったんですよね。
あれがですね、僕はまだトレランやってない時にあの映像を見たんですよ。YouTubeで。こんなの九州にあるのってびっくりしたんですけど、参加する人たちもびっくりしたんやけど。
あれでやりたいって思った人はいっぱいいると思います。
宣伝効果高かったと思うんですね。
かっこよかったもんね。
かっこよくやってみたいとか憧れとか、そういったキーワードで映像と音楽とか入れてやっていきたい。
完全にそれに乗った我々。
まだトレランやってなかったもんね。
他もあんまりやってなかったんですよ。海外はやってたんですよ。
海外の見てかっこいいと思って、あとその当時グレートレースとか、その映像を見て、こういった映像を作ったら魅力的だよねっていうところと、まだYouTubeがバンバン出てるわけでもないんですけど、
ただほぼ大体参加する人たちってスマホ持ってるのでリーチしやすいじゃないかっていうところで、あと映像作るメンバーもたまたま知ってたので、そういったメンバーに頼んでやったって形ですね。
でもその先にトレランを体験して、そこからその高木さんにお話を通した感じですか?じゃあもうこれやってみたいからちょっと大会できるって。
今思い出しました。奥久寺って。
奥久寺ですね。
奥久寺のトレランを高木くんに紹介されていきました。
なるほど。
高木さんはOSAの大会いっぱい出てらっしゃるんで。
それで高木くんもちょうど事業立ち上げて間もない時で、こういったスポーツがあるんだなと。
ただ入り口はトレアスローだったんで、でも奥久寺のトレイルを走って、山面白いなって思ったんですね。
でも最後の10キロとかは、誰だこんなコース作ったんだと思う。
頭に思いながら走ってたので、でもそれが最後ゴールした時に最高な思い出になると思ったので、最後あたりはきつめがいいねって思いましたけど。
みんな同じですね。
そこから大会に作るまで、でもここは国立公園だから、そうそう簡単にはコースのイメージがあっても許可を取るっていうのは大変だったと思うんですけど、そのあたりってどんないきさつがあるんでしょうか。
大会開催への苦難
そうですね。国立公園内で大会するっていう、ここを管理してるのは環境省なので、環境省の許可がないと降りないんですよね。環境省に話を最初に聞きましたらNGですよね。
環境省の中にある事業者としては、新萌えだけが噴火して事業が成り立たなくなって、それを解決するためにこういった発信できるツーリズムを作っていきたいというところで話をしてたんですけど、
ここってすぐそこには第一種特別地域とかエリアがあるので、第一種、第二種、第三種とか、それも環境の貴重さというか、環境の貴重さに応じてエリアが特定されてまして、第一種はもう守らないといけないというところですね。
第二種、第三種ってなればなるほど、ちょっと入ってもいいようぐらいですが、最初の大会なので第一種特別地域の一部使いたいと思ってたんです。
素晴らしい景色もあるわけですね。
目野さんのそこは常にそういうアグレッシブさは感じますね。一番長いとか。
第一回だけは一部そのエリア通ってるんですよ。
本当ですか。
だから第一回出た人は多分そのエリアを満喫してると思うけど、それで話をしたらダメなので、なぜダメなのかっていうのを知りたいというので、一応長田町の環境省に確認。
行ったんですか。
国家議員の先生として相談にいたしていただいて、質問を投げかけたらちょっと話を聞く姿勢になっていただいたので、それでどうやったらできるのかっていうのを確認をさせていただいたと。
でも2013年で九州にそういう大会がまだ少ないときに、65キロのコースを国立公園の中で作る。
普通に許可を下ろすところからすれば、どんなスポーツかもよくわかんないし、どんな影響があるかもわかんないしっていうところで結構厳しかったんじゃないですか。
その当時、マウントフジ大会は行われたりとか、UTMF行われていて、環境省がそのとき調査していただいたんですよ。各大会。
今行われている環境省の管轄の中で行われているような大会。そこは保護地区エリアじゃないところをもう見れるところで、第3州ぐらいまで見れると思うので。
そこでトレイルが荒れる。あと、登山者に迷惑がかかってるっていう報告が上がってたんですよ。
その状態なので、大会開く、トレイルが荒れる、登山者に迷惑がかかる。最後言われたのは、登山道は走るために作ってはいないと言われた。
前例のないことは難しいですからね。花から何年も。
絶対的なことを言われるとどうしようもないですね。
走る文化もないですからね。
走る文化もないですし、まだケーススタディとしてはそんなに多くはない。
少ないからですね。
そういった今、ちゃんとルールを守ろうとかいうのが結構厳しくなってきてると思いますけど、多分その当時はまだマラソン大会のトレイル版みたいな状態。
参加者のマナーも、マナーじゃなくて、地域創生が中心。地域創生がメインで。
今だったら紙コップ使ってるとこないでしょうけど、そういった環境とかの配慮とかもあまり少なかった。
ですのでそういったレポートが上がって、事務所が常にあるので、そういったところに上がってきてたんじゃないかなと思う。
資料紙はないですけど、全部その資料を見てるわけじゃないので、それ言われたらそうですかっていう意識がなかったんですけどね。
その状態から許可を得られる方に持っていかれたわけですよね。
地域の協力と合意形成
そうですね。そこで地域がほんとやりたいのかと。
一、事業者がやりたいのか。地域がやりたいのかっていう問われた際に、地域がやりたい。
ただ地域をまとめてなかったので、そこからもう一回仕切り直しで実行委員会を立ち上げ。
ここはとりあえず設定したコースに、県としては宮崎県、鹿児島県、市町村で言ったら海老野市、桐島市、あと雄水町、この2市1町が絡んでるんですよね。
ここもまとめないと多分進まないと。
まとまりますか。まとめたんでしょうけど、結構どんなことでもちょっとうちはいいわっていうところありそうじゃないですか。
わかんないので、内容が。トレイルランとはみたいなところと、そんなにいっぱいまだ盛んじゃなかったので、よくわかってないんですけど、大会を開く上で、ここは避けて通れないところなので、
その当時の首長さんに全員にメンダーしていただきまして、その時は海老野市と桐島市、雄水町に首長さんに直接会いに行って、こういった大会を開きたいと。
このエリアにソーツーリズムとして宿泊とか、あとここのエリアにお金が落ちるようにしたいんだっていう話をさせていただいて、一応そこで協力してくれるっていう話にはなってくれたんです。
でも背景的にはやっぱり観光客が激減してるから、どこもやっぱり観光的な起爆剤が欲しかったっていう背景はありますよね。
もう悩みは同じだったんですよ。
何かせんといかない。
何かしないといけないと。
で、実際登山の、登山というか、今回のキリエビのスタートって、今ピクニック広場っていうところが今でもスタートなんですけど、そこって海老野市管轄なんですね。
はい。
だからそこ盛り上がるじゃないですか。
はい。
ですよね。
スタートゴール。
もちろんですよね。
人が集まりますからね。
海老野市としては嬉しいですよね。
嬉しいですよね。
でも、逆に霧島市はそのメリットを感じないですね。
通過点になっちゃうところですね。
今でも他の大会で似たようなことはたくさんありますからね。
そうですね。
そうなりますよね。
その当時の市長に、日曜日しか空いてないって言われて、日曜日市役所に行って、市長室に行って、話をして、ただ何を協力すればいいんだっていうのを言っていただいたのがあります。
遊水町に関しても階段があるのがわかりますかね。
はい。木段のところですね。
木段。
そこはこの大会でも魅力的なコースの場所なんで、そこをPRしたいと。
で、協力してほしいっていうのをその当時話して、協力をいただけるようになったと。
あの木段の写真はやっぱりかなりね。
そこはもう写真ポイントなんで。
そうですね。
日本一の。
日本一の木段。
枕木階段。
枕木階段ですね。
それをまとめて、再度仕切り直して、地域、市町村、各観光協会を実行委員の中に、市町村は実行委員の中に入らないですけど、協力をいただきましたというので、再度環境省に話をしに行ったと。
ここでは収まらなかったので、熊本の本庁というのが、九州は熊本に環境省の大きなところがあるので、そこまたっていう形になる。
そこがもう首を縦に振ったらOKと。
でも一発ノーって言われてますんで、なかなかノーっていったのをひっくり返る。難しいですので。
走る道じゃないっていうのが、どうOKになったのかなって。
思って思ってしか言いようがないですもんね。
走る道でも使いましょうよっていうことですもんね。これからは。
時代も変わって、もっと国立公園を楽しもうっていう時代にはなってきてますけど、
ただやっぱり守るっていうところが主だったので、それはその恵みを他のエリアとかもいただいているので、それはそれで正しいんでしょうけど。
ただいる事業者としては、視覚問題ですし、何とかそこをやらないとわからないですし、チャレンジしないと終わった景色が見れないので、
だったら何度もお伺いして、何度も市町村も集め、県も入れ、県もお願いしたので、市町村、宮崎県、鹿児島県と観光協会、あと環境省入れて全体会議を何度も行いました。
やるために。
目野さんがあちこちに連絡取って、みんなのいい日にちを調整して。
調整して。
どのぐらいの期間かかったんですか、最終的には述べ。
開催がOKが出るまでにやり始めて半年ぐらいかかりましたね。
通常そんなイベントってそんなにかかんないんですよ、やろうと思ったら。
あいったマラソン大会とかのフルマラソンとか、あいったのは簡単にできないんですよ。
小さき市町村とかだと意外と許可がおりやすかったりとかするんですが、今回の大会って2県2市1町またいでるので、合意形成が一番大変だったんですよね。
その間もじわじわと本業である観光事業は痛いわけだから、そっちにも意識を持っていって赤字をできるだけ減らさないといけない中、半年間やっぱりこれをやらないといけないですからね。
そうですね。そこの環境省が条件をつけていいでしょうという話になった後に次のハードルが出てきました。
許可取得と挑戦
次のハードルは一般道路を使う場所が…
スタート地からですね。結構ありますからね。
いくつかあるんですけど、そこの許可が宮崎県はおりたんですけど、鹿児島県がおりない。
こちらは警察ですか?
警察ですね。県警。市町村の県警があるんですけど、ちょっと大きな大会になってくると県本部になるみたいで、
使われている寮によりまして、あと国道だったりとか、ここは県道一堂ですけど、するので鹿児島の方が非常に苦戦しまして、なかなか許可が…
鹿児島の方が?
おりなかった。いろいろ取得しまして、何度もお願いし、県警本部に足を運び、しゅしゅをお話して、なんとか…
そこも通った?
通ったと。
その間にまた元のいいって言ったところがやっぱしいとか…
いろいろありそうな…
そうですね。合意形成しながら、同時並行的に全て行わないといけないので。
そうですか、残念だって言いそうやね、俺ら。できたら面白かったのになとかね。
諦めずにね、半年間粘って粘って、粘りがちですね。
そうですね。やりたいという気持ちが勝ってたので、感動できる自信があったので、これ作るしかないだろうというところはあったしね。
九州で一番最長で国立公演の中でこの規模でこのコースを引いたら、これ人が来るわけないだろう。
というところは気持ち的にあったんですけど、体が開いてないので妄想だけですけどね。
そうですよね。
妄想だけ。それに同意いただいて、そこは本当に感謝しておりますし。
目野さんと同じくらいイメージできてた人っていうのはいらっしゃるんですか、実行委員の中で。
いや、あんまりいないでしょうね。
みんなうんとは言いながらも、同じくらいの想像を働かして、これができたらこんなになるんやなとか言って一緒に盛り上がる人たちいたのかなって。
大会開催の裏側
その熱量はなかったですね。
もちろん高木さんはイメージはあるでしょうけど、周りの人は一応うんとは言っても。
大丈夫なん?みたいな気持ちになりそうですね。
ピンとはこいよね。見てるわけじゃないし。
その時は例えばYouTubeでイメージとか見せてあげたりとかしてたんですか。
そうですね。
こういった形っていう映像を見せたりとか、他の大会とかでも映像があったので、そういったのを見せて、こういった大会をここで開くことが一年の中の一つのイベントになるんじゃないかというところと。
今まで登山しかいないので、観光からしたら違った客層を取り込めるっていうところがあったので、それを説明しましたね。
あと長いので時間が。かなり宿泊が絡むと。登山は日帰りだけど。
言うたら2日あり得ますからね。
せっかく来たんだったら、終わった後ちょっとカラクニかタカチオか登って帰りたいよねっていう話になりますからね。
おっしゃるとおりですね。
これが40キロレースだったら日帰りしちゃうんですよね。
帰りますね。6時か7時間とかで終わっちゃったらですね。
帰らせない方法が必要だと。
疲れて。温泉もありますからね。
そうなんですよ。
ですので第一回目の時っていうのは運営してた時は朝ビュッフェがあって。
そうなんですか。参加者全員ですか。
朝3時から朝食ビュッフェがあって。
ここに泊まった人たちは飯もいっぱい食べられて。
終わったら参加者全員ホテル温泉入るんですけど。
歩いて温泉まで行けるって最高じゃないですかね。
それがめちゃめちゃいいですよ。ここゴールして本当に。
こんなに整ったところないなというような大会にしようというところと。
ここも全体に宿泊が行ってほしかったのでそういったアナウンスとかもしていきましたけど。
やっぱり浦和の中で言えば大会管理者だけがそんなに儲かんないんですけど。
ほぼ儲かんないというかプラマイゼロですけど。
ただ周りが儲かんないとやっぱり持続可能にならないんですよね。
その瞬間の儲けはないかもしれないんですけど観光で言えば関係人口的には増えるわけじゃないですか。かなりの。
交流人口を増やしていくという目的だけですね。
一つのコンテンツが大会。それを分かるまでは多分繰り返さないと周辺の事業者の人たち、全くトレラン関係ない事業者たちも
初回大会の成果
のんこ宿泊が多いんだけどってとか、3時にホテルチェックアウトするんだけどとか。
分かりやすいですよね。
ホテルの中にはおにぎり多く作ってくれるところも出てきたりとか、参加者目線でやってくれるところも出てきたっていうのもありました。
第1回目にやるにあたってそれだけハードルの中開催した大会なので、最低限これはクリアしたいとかいうようなハードルってありましたか。
ここは目標地としてやっぱり1回目でこういうところはこうしたい、こうあげたい。
目標参加者数をまず全て埋めたいというのが第1回目の目標ですよね。参加者割れはしたくないと。
第1回目が何人だったんですか。
第1回目が何人だったかな。第1回目600名にしてるかもしれない。
600名。
でもすごいよね。
当時で2013年で600人ってすごいですよ。
どういう情報発信をされたんですか。第1回目って。
高木さんにお願いしました。
だからイニバーサルフィールドさん、先者ですけど。
その時はスポーツエントリーなかったから、ランネットとかそういったのもやって、載せて高木さんのサイトに行くような形で露出を上げながら高木さんのところでエントリーするような形だったと思うんですね。
スタートゴールのゲート、あのヤグラ。
あれも俺がビカビカ光る映像が当時すごかったんだけどさ。
あれにも金かけましたね。
あれはね、やっぱり金かけてるなっていう感じよね。
予算配分を。
当時ARTもそうやったんやけどさ、あのヤグラがすごいね。
そこが上手って言ったらちょっとあれだけど、めちゃめちゃ刺さりましたね。
見る方からしたらやっぱりそういう、そこにお金を予算かけるっていうかね、すごいインパクトがあった。
スタートゴールの雰囲気、高揚感、これ作りたいっていうところと、やっぱり最後写真撮りたいとか、スタート写真撮りたいとか、あとかっこいいとか、そういったのも含めて必要なもの。
たぶん大会に出てる人たちって自慢したりとか、他のやらない人たちとかにも、見せたりとか、今こういったスポーツやってるんだとか、そういったときに必要なツールとか映像、写真だったらかっこいいなとか、
そういったのを発信してもらうためにもそういったのを入れていきました。
600人の中には目野さん入らなかったんですか?
入ってないですよ。
目野さん何回ぐらいからこの霧エビは出演されたんですか?
2年間はそのときの会社の代表が会長をやってたんですよね。私はフィンでいたので、その後3年目ぐらいから私会長でやって、何回目ぐらいから大会自体を高揚さんのところに運営をやってて、それまではやってなかったんですよ。
主催者側なんで仕切らないといけないから。
最初は主催は目野さんが実行委員会としてやられてて、そこの会長が目野さんで、そこが主催ということ。
じゃあ窓口がイニバーサルフィールドさん。
運営がイニバーサルフィールドで、今は実行委員会みたいな形でやってると思うけど、イニバーサルフィールドで今全部引き継いでもらってる。
映像とかも最初は私の名前で映像が上がってるんですよね。
それを全部イニバーサルフィールドで変えましたけど、1回目から8回目までは。
そうなんですね。
私の名前でここ人名で上げて、何回再生させるかなとか。
反応が良かったんで、エントリーの前に必ず参加者にYouTubeを添付してから送ってるんで、高揚感を出たいとかいうのはやってました。
8回くらいまでやって、私出始めたのはこの3年くらいですかね。4回目かな。
なるほど。今年が13回目ですよね。
なので9回目くらいから。
8回目か9回目くらいかな。
9回目かそれくらいかもしれないですね。
今年も出ると。
今年走るんですか?
今年走ります。
すごい。
きついかもしれない。
ロングですか?
ちなみにロングベストは?
ベストは12時間。
12時間。
12時間で買い付ければなと思いますけどね。
この大会以外にも今トレランとか出られるんですか?
4月に平和大出ました。
なるほど。OSJは?
OSJは出てないです。
100マイルも出たいんですけど、今の実力だったら難しいなという気持ちも。
そうですか?トライアスロンの方はやってないんですか?
トライアスロンは今やってないですけど、トライアスロンやめてトレランニングをずっと流し始めて。
大会が終わって、この辺りの皆さん反応はいかがでしたか?1回目終わって。
そうですね。1回目終わって反応は良かったですよね。
良かったですか?
市長さんとかにも前夜祭とか、前夜祭も開いたんで。
今はないですけど、前夜祭あそこのピクニック広場でやったんですよ。
外でですか?
外で。
楽しそう。
みんな酒飲みながら、オールゲートの目の前にしながら酒飲んでたんですね。
そこで市長さんが挨拶したりとか、そういった点では反応は良かったですし。
600人集まったらですね。
そうですね。1回目から4回目までは続けたんですけど、環境調査をやってたんですよ。
その調査結果が非常に気になりながら、結果が悪かったら中止になるからですよ。
中止になるからですよ。
それをコンコンと参加者にも言って、大会結果、調査結果と周辺の宿泊した人数、宿泊した場所の報告を含めて
実行委員のメンバー、あと市長さんの方に報告をしていきました。
どんどんそこで大会が認知と健全にやっているという認識が取れていったんじゃないですかね。
これがやりっぱでだったら環境調査もせずに、そのままやったらもしかしたら止まってたかもしれない。評価が落ちるので。
持続可能な大会運営
今回で13回目になるんですけど、実行委員から一旦外れた形になるんですかね。
13回目の今年までに立ち上げからピンチというか、これちょっともう無理かもみたいなことってありました?
無理かもというのは大会ができない?
大会ができないまでもいかないんですけど、結構デリケートな環境の中で。
コースも若干変わってきたりとかしてるじゃないですか。
その時よかったけど、だんだんこういうことが厳しくなってきたとか、あるのかなと。
ちょっと規制が、規制というか不可だったかな、2週下の。
2週下としてありますね。
あとは雨天時結構じゃないですか。
雨天時がトレイル荒れるんですよ。
そうですよね。一度結構ありましたよね。
その後に荒れた状態に指摘された時が。
そういった時に環境省から指摘を受けたので、大会終わった後一緒に見に行ってたんで。
お互い目視で見るから何とも言えないですよね。
私の解釈と向こうの解釈違うので、向こうの解釈がせいになっちゃうので。
ですので何とかそれを防ぐために参加者が十分守ってくれてたので、ルールを今でもついてくれたんじゃないですかね。
あと、そういった自然噴火だとか、そういった問題はもうどうしようもないので。
これはもう受け入れて。
そういう素晴らしいロケーションの裏には自然の脅威というのはありますからね。
おっしゃるとおりですね。火山でできた公立公園なので、そういったのを受け入れながらも、続けられる大会にできたらいいんじゃないですかね。
この国立公園で一個ダメになったら、多分国立公園でやってるところ、一部やってるところは全部NGになるぐらいの感じで、ちゃんと管理、あと参加者たちのルールを守る大会がなくならないように。
ですのでホレールランニングっていうものがこういうもんだっていうふうに思われちゃうからですね。
そうですね。
これはもうここだけじゃなくて、他の地域も。
大会運営の重要性
他の地域も。ですので、それが情報上がってるってのはわかってるからですよ。環境省とかの方にも。環境省も地域を守りたいと思ってますし、地域の経済とか。
我々もなんとか地域の経済を良くしたい。でもそれを大元の資源を守っていかないと両方守れないっていうのは正しいことなので、それを参加者も含めて考えていくことが重要かなと思いますけどね。
今後、継続して大会が運営するにあたって、なんか目野さんが思うことってありますでしょうか。
そうですね。いい大会なので、持続的にやってもらいたいですし、地域をどんどん離れて大会が育っていけばいくほど地域と距離が生まれてきたりとかするので、それがなくならないように巻き込みながらやっていかないと、いい大会って育たないんじゃないかなと。
原点が地元と密着して、個々の観光を盛り上げていこうという一つの大会ですからですね。
そうですね。やっぱり一回大会が開けているので、別の場所でも国定公園でやろうとしていたんですけど、以前、そぼ山って知ってますか。そぼ山の外林山って40キロあるんですけど、市町村を集めてやろうと思いましたが、それはできなかったんですよ。
そこあったらすごいでしょうね。
すごいんですけど、理解がこちらの説明が足りずにできなかったので、やっぱりできたところはしっかり残るように大事にしていってもらいたいなと思います。
これやっぱり参加者もみんなですもんね。やっぱり意識的にはですね、大会を守るというのが一人一人のやっぱりマナーですよね。
おっしゃるとおりです。全てのコースが市にあるとか、市町にあるとか、市村にあるとか、そんな大会開くのって難しくないんですよ。
首長さん一人ですからね。
首長さんがオッケー出せば大会開けられるんですけど、これ分かれる大会だからこそ魅力が出てくる。
分かれる大会だからこそ、どっちかにスタートゴールがありますからね。
そうなんですよ。やっぱりそういった問題があるんですけど、今でもここは全部、毎回スタートゴールはこの海老野市、他がちょっとできないというところはあるんですけど、
やっぱり今でも多分宿泊者とアンケートを取って、多分情報は流していっていると思うんですよ。
そういったのを意識しながら、今回もまた震え打撃が噴火して反抗に打撃を与えていると思うので、地域もこういった大会を光さないように、みんなが育っていってもらいたいなと思います。
大会の持続可能性
ありがとうございます。
ありがとうございました。
じゃあ、明日頑張ってください。
僕ら応援してますので。
今日はありがとうございます。
頑張ってもらいたいと思います。
良かったね。
田中さん今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
51:38

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