纐纈 修(株) iishina 代表取締役
2026-05-18 16:51

纐纈 修(株) iishina 代表取締役

現実空間をそのまま3D化する - VR・ドローン・インフラ点検の未来、と品川を想う


株式会社iishinaの纐纈(こうけつ)さんを迎え、VR・3D映像制作・ドローン活用について伺いました。工場やプラントを3D化し、現場に行かずに設備や配管の状態を確認できる仕組みや、展示会を丸ごと撮影してバーチャル会場としてアーカイブする取り組みを紹介。さらに、ECやAIとの連携、下水道など老朽インフラの保守点検への応用まで、現実空間をデジタル化する可能性を掘り下げます。

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サマリー

株式会社iishinaの纐纈(こうけつ)氏は、現実空間をそのまま3D化する技術について語る。VRやドローンを活用し、工場やプラントの設備点検、展示会のバーチャルアーカイブ化、さらにはECサイトでの購買体験向上など、多岐にわたる応用事例を紹介。特に、老朽化が進むインフラ(下水道など)の保守点検への活用に注力しており、現実空間のデジタル化による社会課題解決への貢献を目指している。

会社紹介と社名の由来
Location Weekly Japanです。今週は、 iishina 代表取締役の小鉄さんにお越しいただきました。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
では早速、会社紹介と自己紹介をお願いします。
株式会社 iishina 代表取締役の小鉄と申します。
弊社の事業内容は、ウェブの企画開発だったり、あとはVRですね。
あとは、最近流行りのドローンを使った3D映像の製作なんかを行っている会社です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
iishina っていう社名の由来みたいなのも、せっかくだから教えてもらえますか?
私がですね、東京の品川出身でして、品川に少しでも貢献しようというところで立ち上げた会社でございます。
品川から、いい品を配信するというコンセプトでやっております。
なるほど。
ちなみに、iishina って言うと、普通の商品、プロダクトを販売する、品を販売するを想像すると思うんですけど。
さっき話聞いていると、VRとかドローン映像とか、いろいろおっしゃってましたけど、その辺はどうなんですかね?
おっしゃる通りで、通販サイトみたいな会社の名前なんですけど。
いろんな、私がやりたいことがたくさんあってですね。
それを一つずつ商品化しながら、少しずつ社会貢献できるようなプロダクトを作りながら、発信できていけばいいなっていうところで、iishina って付けたんですね。
品川の品もそうですし、品っていうと結構いろんなものを含むことになるので、総称して iishina っていうところで品川の品をかけてできた名前でございます。
なるほど、品川の品だったんですね。
弊社のロゴのところにも品川の品を、アイコンが付いています。
結構強調している感じです。
これは品川だったんですね。
なるほど、わかりました。
iishinaの事業内容とプロダクト
そうしましたら、どんなプロダクトを作っていらっしゃるか、少し教えてください。
プロダクトとしては、主にはウェブの企画開発なので、ウェブのブラウザを使ったVR映像を見るためのプロダクトっていうのを作っています。
空間撮影サービスっていうのをやってまして、カメラだったり、あとは測量に使われるスキャナーって言われるものっていうのを利用して、現実の空間を撮影しまして、それを3D映像に変換しまして、
それを気軽にブラウザで見てもらいながら、そこのリアルな映像と、その中にいろんな情報を付帯して価値をつけた映像っていうのを見ていただいたりっていうのがメインのプロダクトでございます。
なるほど。
地上から撮影したりっていうこともあれば、ものすごい広い空間を撮らなきゃいけないっていうときには、ドローンを使って何万平米も撮影して、そこを空間にして、そこをVRで見てもらって、っていうようなこともやっております。
本社のプロダクトを活用される事業者さんってどんな方々なんですか?
今、メインでお付き合いあるお客様だと、主に工場ですね、プラントの工場自体を広域撮影して、保守とか保全に使っていただくような映像作りっていうのをやったりっていうのとか、
あとは工場以外とかだと、イベントの企画会社さんとかで、本当に展示会とかイベントを丸ごと撮影してバーチャル展示会をするとか、そういったような使い方が結構多いですね。
工場・プラントにおける3D空間化の活用
なるほど。まずちょっと工場の話深掘らせていただきたいんですけど、工場でプラント全体を撮影する、それをどうするんですか?3D空間化しておくっていう感じなんですか?
そうですね。工場ってものすごい広いので、広くてその中に機械類と言われるようなバルブとかネジを締めるとか、フランジって言われるパイプとパイプの継ぎ目みたいなものとか、その配管地っていうのも張ってるんですけど、
なかなかその図面見ながら形を想像するっていうのは難しくてですね、現場に行かないとその図面通りに見てもよくわからないっていうような課題があったので、
そこを3D化することでその現場の形のまんま事務所からでもブラウザー一つで形状が見える。その形状見えたものにいついつメンテナンスしましたよとか、ここにある機械類ですね、バルブがここには何個あるとかっていうのと、
全部現場に行かなくてもわかるっていうような管理ができるっていうようなツールを作ったりっていうところのお手伝いしたりっていうのをやってます。
ありがとうございます。なんかその配管の仕組みとかそういうところで3D映像というか3Dの管理方法が使えるっていうことにどうやったら気づくんですかね。
VRとか3D始めたところのきっかけとしてはコロナ禍が一番の原因で、外出れなくなってしまったので室内から何かいろいろできないかっていうところから3Dでやり始めたんですけど、
その中3Dで見ると何かメリットのありそうな業種って言ったところでその工場っていうのが育った。この工場で何ができるかっていうのを徐々に広げていったっていうところが経緯としてはあります。
その配管の課題っていうところも工場ずっと前から持っていたようで、2次元の図面で配管がどこまでつながってるかっていうのが図面上わからないと。
一応図面上は100m続いてるって書いてあっても、それが100mどの辺まで続いてるのかっていうのが現場の形を見ると直線じゃなくて曲がっていたりとかしているのも図面からだと読み取れないっていう情報がそこにはあるので、
実際の現場を見る感覚を室内から実現できるっていうところにメリットがあるんじゃないかっていうところも含めてこのプロダクトを進めているという経緯ではあります。
展示会のバーチャル会場化
もう一つお話しいただいたその展示会のバーチャル会場。
昨年開催された大阪万博でもバーチャル会場とかありましたけれども、どうなんですかね。
展示会だったりのバーチャル会場って、実はコロナ禍中私もオンライン展示会の仕組みとかの開発に携わってたこともあって、結構大変で。
バーチャル会場を作って3Dっぽくしたいよねって言って、でも3Dっぽくしたらすごいお金かかるしみたいな。
バーチャル会場だからお金いっぱいください、3D化するからお金いっぱいくださいっていうわけにもいかなくって、
ちょっとこれどうしたもんかなっていうので、なんかその節中案みたいなので中途半端なものを作って。
これ言うとあれですね。
まさにこのビジネス始めるときにそこの課題って最初に抽出できていたんで、お金はかかるけど中途半端にしかできないとか、
中身がないとか、3Dにはしたけどコンテンツが中にないことって結構ありがちだったので、
まず時間をかけずにライトにVR化するっていうところで1からCG作ってもよかったんですけど、
せっかくだったら現実の場所を立体化したいなっていうのがあって、
簡単に撮影できる機材っていうのを探すとこから始めたんですね。
そこでちょっとアメリカのプロダクトの機材があったんで、それを使ってまずバーチャル化をしようと。
それをするとだいたい2000平米ぐらいが1時間半から2時間ぐらいで撮影ができるんですね。
それでもあとはレンダリングをするっていうところなんですけど、
だいたい1日もあればその空間自体はできてしまうっていうものと、
その撮影にもそんなに1人いればできてしまうのでコストがかからないので、
1日の撮影があったら15万円ぐらいからできる。
安価にやってライトに撮影もできるとかっていうところの枠組みを作って今もやっております。
1日ってのはすごいことだと思うんですけどね。
自分のバーチャル会場を作った時の大変さを思い出しながら今ちょっと話してますけど。
ただ現実と同じレイアウトっていうと、
実質展示会場って会期直前までガタガタ。
もはや建設というかブース作りとかしていると思うんですよね。
そうすると用途としてはあれですかね、
リアル開催が終わった後に同じ雰囲気で当日の様子を翌日からも流せるとかそんなイメージになるんですかね。
そうですね。そのイメージ通りでして、
そこの展示会自体がだいたい2日開催とか1日開催っていうのが多かったので、
現行の人が来れないっていうのが課題として主体は持っていました。
なのでアーカイブ配信としてできないかっていうご相談があって丸ごと撮影すると。
で、もう施工が終わった開催前日の夜ですね。
夜にサクッと2時間ぐらいかけて撮影をして、
翌日から公開するっていうようなことをずっとやっております。
それいいですね。
いいですよね。
そのアーカイブの側面ということと、
次回の撮影、だいたい半年に1回展示会やってる業者さんなので、
次回展示会に出展しませんかっていう営業の方が説明するときの営業資料にも使っていただいてます。
ありがとうございます。
ECサイトにおける3D空間の活用
ちょっとそれをそれでいくつかご紹介できそうなところがあるんで。
本当ですか。
後で。
すいません。
ちょっとそういう話になると思ってませんでしたけど。
すいません。
あとあれですかね。
ウェブサイトとか拝見していただくと、
ショッピング等でも活用されている事例があったりするんですか。
そうですね。
やっぱりショッピングもECサイトを持っているお客様とかが、
このバーチャルのリアルな感じのショッピングできないかなっていう話をおっしゃられていて、
その仕組みだと、
ECサイトへの動線をリンクとして貼る。
そのバーチャルの会場から一回離脱して、
別ページでそのECサイトに飛んで買うっていうような振る舞いはできはするんですけど、
それだとやっぱり離脱しちゃうのもったいないんで、
そのバーチャルの空間のままカート機能とか決済の機能っていうのを代理させて、
そのままの雰囲気で棚から選んで買うっていうような振る舞いのところをウェブ開発とかできたので、
組み込んでみたという次第ですね。
なるほど。
そうですね、ある意味今日を試しますもんね。
せっかくかっこいいバーチャル空間なのに、
購入って押したらスタティックなページに飛んでってっていうのは。
そうですね。
結局そのバーチャル空間に価値を出すっていうことを考えると、
やっぱりそのバーチャル空間のPV数だったり、
その中のクリック数っていうのを増やしていって、
SEを上げたいとかっていうウェブの観点のところもやっぱりあるので、
離脱するっていうところをもったいないと捉えたほうがいいっていうところで、
全部その中で処理をやれたらいいかなっていうのを踏まえて作った感じですね。
なるほど。これは面白いですね。
3D空間の課題って、さっきも展示会の話とも一緒なんですけど、
お金かかるけど別に3Dにしたからって売り上げ上がるわけじゃないでしょうっていうので、
なかなか導入が進まない。
決定的に何がしかのKPIが上がるとか売り上げが上がるみたいなことがないから、
どうやってお金儲けするんだっけっていうところで、
ある意味ちょっと停滞してる感はあるのかなと思うんですよね。
この5年間ぐらいで考えると。
特にバーチャル…もはや名前すら出てこなくなりましたけど、
いくつかバーチャル空間みたいなのもあったと思うんですよ。
ただそれはそれとして、ゲームの世界ではどんどん進化が進んでいって、
そこには決定的な3Dである必然性や没入感であったりとか、
そういうことが面白さにつながる。
そういった枠組みがあるのかなと思うんですけど、
どうですかね、ECとかこういったビジネスモデルにおいての3Dが
どうやってマネタイズを実現していくかみたいなところって
高傑さんはどうやって向き合ってらっしゃいますか。
そうですね。これ撮影して3D作って終わりだと、
正直あまり価値がないと思います。
そこに繰り返し足を運んでもらうっていうところに
価値が出てくるっていうところがあって、
繰り返し来てもらうには何しなきゃいけないかっていったら、
中にコンテンツだったり情報がないと人は来ないので、
繰り返し来るっていうところの中身をどんどん入れていくっていうことを
よく提案をするんですね。
展示会場であれば、1個1個のブースに必ずメーカーさんがいるので、
そのメーカーさんの情報をどんどん1個ずつ付帯していってあげる。
こういう商品置いてますよとか、展示会でしゃべってるような内容とか
そういったものを入れていくことで、どんどん価値が上がっていく。
そこのスペースに繰り返し来てもらえると、
次の出展するときにこのぐらいのPV数がある空間ができますと、
見てもらえる空間になるんで、
そこで出品してみませんかっていう売りにもなってくるので、
どんどん続けていけばいくほど、
どんどん見てもらえるところが増えていくっていう価値観が出てくるっていうところを
意識しながら今は提案をやったりしてますね。
なるほど。
中身が重要です。
そうですよね。まさにその通りかなと思います。
3D技術とAI、そして今後の展望
メタバースが流行り切らない理由の一つもそこです。
メタバース、そうですね。
私もゴーグルつけてゴルフゲームとか一時期ハマったんですけど、
見事にドアを破壊してしまいましてですね。
破壊がちですね。
そうなんですよね。
ちょっとこれ日本の狭い家だと無理かなと思いながらちょっと。
そうですね。ちょっと難しいかもしれませんね。
激しく動きすぎるとそうなったかなと思いますが。
ありがとうございます。
ちなみにコケツさんって2017年に独立されたんですか?
飯田自体は21年ですね。
なるほど。
独立したの自体はもっと前ですね。
もう20年以上前です。
そうなんですね。ベテランさんですけれども。
どうですか?そういう意味では飯田さん立ち上がってから5年ぐらい経ちましたけれども、
結構その何ですかね、企業とかベンチャーを考えていらっしゃる方々もこれ聞いていただいているので、
そういう方々に向けて企業をされた2017年に会社を設立されてから、
その当時思い描いてた世界が作れてますかっていうとどうですか?
そうですね。私が思ってたよりは早くはないですけど、
思い通りのことはできてるんじゃないかなと思ってます。
3Dに対する認知っていうのがもうちょっと早いかなと思ってたんですけど、
手間にAIに追い越され。
上書きされちゃったんでちょっと早いタイミングをなくしたかっていうところもあるんですけど、
去年とか一昨年かな、その3D撮影するための機材の部分、
かなり今までにないぐらい販売がされていて、だいぶ流行ってきたかなという感覚はあります。
せっかくなんでそのAIと3DVRっていうところにてどう見てらっしゃいますか?
まあ今も紐づけてはいるんですけど、3Dを作る過程をAI化するとか、
空間を作った後に、例えばその空間の中で家具のシミュレーター作るとかっていうところでは、
その家具の3DデータとかをAIに作らせて空間の中に置いてあげるとかっていうことをできたりとか、
ちなみにそのAIもチャットボットとかもありますけど、
それだけじゃなくてちゃんと3Dと組み合わせて何かするっていう
ワークブームの中では結構役立っていますね。
ありがとうございます。
そうしましたら最後に石田さんの今後の展望についてお聞かせください。
今後ですね、今取り組んでいる新しい事業として、3Dを作るっていうところは一緒なんですけど、
インフラ事業のところに力を入れまして、下水道の保守点検のための仕組みを作っております。
360度カメラっていうものを下水道の中に流して、
その動画を元に3D化をして、点検の動画と3Dの立体を作るというような取り組みをやっています。
今の3Dでやる意味っていうところも含めて実証実験っていうのをやったりしているので、
下水道の事業のところを延ばしていきたいなと考えております。
やっぱりあれですか、配管があちこちで破裂しているとか、老朽化してきているっていうことに対しての対応対策みたいなところからの観点なんですかね。
そうですね。埼玉で崩落したのもきっかけで、京都でも破裂したりとかもしていますし、
もう全国で老朽化しているので、そこをちょっと救いたいなという思いでやっております。
はい、ありがとうございます。
今日は石田の光潔さんにお話を伺いました。光潔さんどうもありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
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