2024-11-25 16:42

齋藤 淳彦 株式会社MOYAI 執行役員CBO

エッジAIデバイスの可能性と新たなビジネスモデルへ


株式会社MOYAIが開発・提供するビーコン搭載の蛍光灯一体型のエッジAIカメラ「IoTube」。電車内での課題解決をきっかけに生まれたこのデバイスは、鉄道業界で多く採用されており、痴漢防止など安心・安全・快適に貢献しています。そして、ユニークな形状が目を引くデジタルサイネージ「INFODIA」。

これらのソリューションから取得したデータの活用にあたって、MOYAIが目指すのはLBMA Japan内での「協業」です。アイデアで社会課題解決する、そして新たなビジネスチャンスを創出したい、そんな思いを伺いました。

サマリー

株式会社MOYAIの齋藤さんは、自社のHAIカメラやデジタルサイネージに関する新技術と事業戦略について話します。特に、鉄道業界への導入実績やビーコン技術を活用した新たなサービスの可能性に焦点を当てます。また、LEDビジョンや屋外サイネージの優位性についても言及し、多様なビジネスモデルの構築や協業の重要性を強調します。さらに、沖縄でのプロジェクトに関する具体的な取り組みも紹介されます。

MOYAIの紹介と事業内容
Location Weekly Japanです。今日は、MOYAIの齋藤さんにお越しいただきました。
齋藤さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。MOYAI 齋藤です。
はい。じゃあ、会社紹介と自己紹介をお願いします。
はい。まずは自己紹介から、私が株式会社MOYAI 齋藤と申します。
執行役員で、営業と事業推進周りを鑑賞しておりまして、
カメラ事業だったり、歳入事業だったりというところがあるんですけども、
全般を鑑賞しているといったところです。
会社の紹介なんですけれども、せっかくですので、
弊社のどんなことを今までやってきたかみたいなところから
お話しさせていただこうかなと思うんですけども、
実はMOYAIという会社ですね、前身の会社がありまして、
Gate of Lighting Visionという、GLVと我々は略しているんですけども、
という名前の会社がございまして、長らくデジタル歳入事を扱っている会社でした。
これはもう10年以上ですね、やっている会社でして、主に首都圏で、
結構大きめの屋外型のデジタル歳入事とか、
皆さん見たことあるかもしれないんですけれども、
実はうちの機器を導入いただいてたりとかっていうケースがありますと、
一番有名なところですと、東京ドームのバックスクリーンですとか、
今日セラドームもバックスクリーン、うちのを使ってますね。
あとは都内の壁面屋外デジタル歳入事みたいなのも、
70カ所ぐらいうちの歳入事を採用いただいてますと。
そんなところがありながら、代表の渡辺が、
いろいろ会社の成長とかも考えて、新規事業を考えてたところに、
通信とデジタル歳入事を組み合わせたような、
なんか新しいビジネスができないかというところで考えたのが、
鉄道会社にお引き合い強くいただいている東武一帯型の監視カメラになりますと。
これもともとは、実は違う事業をいろいろ考えてたらしくてですね、
まさにデジタル歳入事に通信を乗っけて、
センサーとかその他の機器も乗っけて、
いろんなところに置いてみようみたいなのも検討してらしいんですけども、
一番タイムリーに業界に響いたのが歳入事ではなくて、
歳入事と遠くはないけど近くもないカメラと通信を利用した、
かつ歳入事に近い伝統という、何か東武を光らせるものという文脈で
思いついた事業がYouTubeと言われる東武一帯型のHAIカメラですと。
こちらのカメラに、HAIはもちろんなんですけれども、
ビーコンが乗ってまして、5年ぐらい前にですね、
この製品の開発を始めたんですけども、
その時に将来位置情報を使ったビジネスが、
非常に大きな可能性があるだろうというところで、
ビーコンを乗っけて、カメラが広く採用された暁には、
ビーコンを利用した新しいサービスを立ち上げたいといったところで、
このMOYAIという会社を2019年に設立したというところです。
実際は2019年にMOYAIを設立しまして、
2023年の12月、去年の末ですかねに、
もともとあった会社GLVという会社も、
全て事業上等でMOYAIに集約して、
現在はHAIカメラプラスビーコンを使用したサービスと、
デジタルサイネジを利用したサービス、
この2つを事業の柱として行っておりますといったところです。
製品開発と導入事例
ここまでのところですね、2018年、19年に製品開発して、
4年、5年でおかげさまで、
10社、11社の鉄道会社さんに、
弊社の東部一帯型のHAIカメラの導入が進んでまして、
2万台、3万台ぐらい稼働を始めてまして、
いよいよ中に入ったセンサー類、あるいはビーコンを使用して、
次のビジネスを立ち上げようということで、
今年の4月ですかね、LBMAに加入させていただいて、
まずは情報交換からさせていただいて、
今、新しい事業のまさに立て付けようとしているという段階でございます。
ありがとうございます。
普通だったら思いつかないじゃないですか。
電池の中にカメラとセンサーと電気、
どこからそのアイデアが出てきたんですかね。
そうですね、このアイデア自体思いついたのが社長なので、
よく社長から聞いているのは、もともとアイデアマンですと。
実は私もそうなんですけど、ずっと何か考えてますと。
新しい事業、あるいは新しい皆さんのお困り事を、
技術の力で何とか対決したいみたいなところ。
ずっと考えていたところ、電車に乗ってパッと電灯を見たときに、
あれ、ここにカメラあったら面白いなみたいな。
横を見たときに、あれ、みんなスマホずっと見てるよね。
実は社長も娘さんいらっしゃって、
例えば娘が、友達が地下にあったとか、
あそこの電車をギュウギュウで、
おじさんの匂いが臭いからやだとか、
いろいろなんかちょっと文句が言ってるなと。
そういうのが点と点がパパパッとその瞬間に繋がって、
アイデアマンかつ課題を見つける能力も、
非常にうちの社長を長けてると思ってまして、
なんでカメラ乗ってないんだろう。
カメラはどこに設置されてるんだろうとか考えたときに、
おそらくカメラの設置、
もしくはそういう電子機器をどこかに設置するところのハードルって、
電源だったり通信だろうというところで、
電車の電灯見たときに、ここに電源来てるぞ。
通信は無線でやっちゃえばいいんじゃないか。
みたいなところが点と点が繋がって、
思い切って製品化してみよう。
その前にとりあえず製品コンセプトだけ固めて、
いろんなお客さんに提案してみようか。
みたいなのが始まりだったと聞いてます。
それで実際に乗って、
その御社の製品導入してるところって、
時間がゼロ件になったみたいなお話もあるんですよね。
そうですね。
鉄道業界って皆さんご存知かどうかわからないんですけども、
横の繋がりがすごく深いですと。
なぜならエリアで分かれてるので、
基本客を取り合うことはないと。
送り合うことがあっても取り合うことがないので、
鉄道連絡会みたいなのがあるらしくてですね。
そこでこういう機器を導入した。
先月は相互直通、相互乗り入れしてますんで、
この駅で、この車両でこういう事件が起こった、
みたいな連絡を取り合ってるらしいんですけれども、
そこで一番最初に導入いただいた東急さんが、
全車両導入した。
翌月ですね。
うちだけ刑犯罪、痴漢の報告、今月ゼロですよと、
報告させていただいたと。
できました、ありがとうございますと言っていただけたと聞いて、
それを聞いて、弊社の社員も安心・安全・快適っていうのを
うちの会社のモットーに掲げてますんで、
本当に実現できるんだねみたいなのが、
すごく自信になったというか、
社員のモチベーションが上がったっていう形になってますね。
なるほど。
僕も大学生の娘がいたりするので、
それすごいなというのは非常に思いましたね。
やっぱりテクノロジーでこういった社会課題を解決するって、
まずそこが第一にあって、
その後でもそれを継続的に実施していくためには、
やっぱりビジネスモデルがないといけないっていう中で、
技術とビジネスモデルの展望
今、じゃあそれをどうやってデータを使ってみたいなことを
ご検討されてるのかなというふうに理解しました。
っていうのと、あとあれですよね、
カメラもそうなんですけど、ビーコンも電源問題なんですよね。
なんか一回張ったはいいけど電池が切れたら、
2年3年で終わってしまうみたいなところが、
またそれ張り替える手間とか考えるとか、
場所の管理とかも含めて結構大変っていうのは
業界の課題でもあったりはすると思うんですけれども、
やっぱそれを傾向不当で解決するっていうことに
アイデアに至ったってことですかね。
そうですね、はい。まさにそうです。
デジタルサインエッジと組み合わせてるのも
必ずそこに電源があるからと。
で、あとはデジタルサインエッジに関しては、
通常ビーコンが置かれないような場所にも置かれるケースがあると。
それは一つ付加価値として
要望があるのではないかというところもあって、
今弊社が新規に設置するカメラだったりデジタルサインエッジには
必ずビーコンを載せるという方針で進めてます。
なるほど。
だからその理想的な使い方としては、
サインエッジで表示されている内容が
ビーコンで電波を拾った人のスマホ上で表示されるとか
そんなイメージですかね。
そうですね、はい。スマホで表示される、
もしくはその場にあるサインエッジで表示されて、
かつそこに設置されているAIカメラで
その方の行動分析をして、
ビーコンによる情報発信によってどういう行動変異が起きるか
みたいなところまでつながると
非常に未来の位置情報のデータの使い方みたいなところに
つながるんじゃないのかなと思っております。
なんかでっかいサインエッジが
さっきバックスクリーンという話もありましたけれども
あったとして、そのサインエッジにAIカメラが付いていて
何人ぐらい分析できるんですかね。
カメラの画角次第なので
ケースバイケースですけれども
例えば沖縄に設置しているケースですと
行動の片方をシャドー側に設置していますと
だいたい見える範囲が4メーターか5メーターぐらいの範囲
そこに10名か20名の方が常に往来しているようなケースなので
それは正確に補足できています。
別にそれは個人を特定しようと思ってやっているわけではなくて
違いますね。基本的にはエッジでデータ全部処理しますので
個人を特定できるようなデータは
AIで人数カウント、テキストデータですね
特定のテキストデータに変換された後は廃棄していますので
基本はやっぱりそこに置ける
今は人類をベースに取っていますけれども
そこから先、ビーコンと組み合わせて
もう一歩踏み込んだデータ分析みたいなのも
したいかなと思っています。
なるほど。どちらかというと手話分析になるんですか
広告配信とかやるのかなと思ってたんですけど
広告配信ももちろんスコープに入っております
その広告を効率よく行う
もしくは広告の価値を高めるためにも
実は分析って非常に重要でして
テレビCMの価値が相対的にだんだん下がっているのは
誰がいつ本当に見ているのか分からないっていうところなので
やっぱりそこにもう一歩踏み出すためにも
ビーコンの力とAIの力っていうのは非常に重要なので
どれがメインかと言われるとなかなか回答が難しいんですけども
自然発生的にそれぞれ重要なものが集まったっていうことになりますかね
その技術要素としては
なるほど面白いですよね
やっぱり今まで地情報データビジネスって
2014年とか15年に立ち上がってきたものなので
その中でいろんな課題が出てきて
さっきのビーコンであったりとか
AIとかあとは個人のプライバシーをどうやって守るのかとか
ビジネスモデルの構築
一個一個解決策が出てきているものの
全部それを相対的にモーラできているようなソリューションって
まだないかなと思っているので
お話を伺いながらそこをすべて綺麗にまっすぐつなげていただけると
明るい未来しかないんじゃないかなっていう気がしました
ありがとうございます
まさにそれぞれ皆さん強みをお持ちだと思うんですよね
LBMAの会員さんは
ただなかなかうまくつながらないギャップみたいなところが
いろんなところに存在すると思ってまして
そこをうまく弊社が埋めて会員の皆さまと
明るい地情報データの利活用と
明るい未来の構築ができたらいいかなと思ってます
LEDビジョンの優位性
なるほど
ちなみに御主社のインフォディアさんでしたっけ
LEDビジョンの製品って
どの辺が優位性があるみたいなのを教えていただけると
まずインフォディアさん説明する前に
LEDビジョンあるいは屋外サイネージって
どんなことになっているかみたいな話を始めたほうがいいかなと
お願いしますぜひ
いわゆるLEDビジョンとかって
割と市場としては成熟してきて
安かろう悪かろうの製品が結構世の中に出回ってますと
なので皆さんももし買おうと思ったら
中国のいろんなメーカーを捕まえてきて
安くくれよって言ったら
意外と簡単に手に入るものですと
ですので
弊社としても十何年前から成り合いをしているので
そのトレンドはもうだいぶ前から分かってきたので
安さ勝負よりもユニークなものかつ
先ほど言ったような結局屋外広告も
電源どこから取るんだって問題と同じようにあるので
電源を同じように
取得の課題を解決しつつ
他社ではないようなちょっとユニークな形状だったり
ユニークな置き方だったり
そんなところを合わせて提案できるのが
インフォディアの特徴でして
まさに沖縄中国際通りの件ですと
沖縄電力産の地上機器と呼ばれる
1メートル5メートル1.5メートルぐらいのサイズの
ボックスが報道に置いてあるんですけども
そこに何がしかの形で
サイネージを置くことは
どっかのメーカーできるんですけども
そこに対して防水で
沖縄の沿岸にも耐えつつ
ボックス型で中にAIカメラも設置して
ビーコンも設置してっていうところまで
企画設計から製造納品までできるのが
弊社しかないかなと思ってまして
やっぱりそういうところに至る総合力
提案力あるいは企画力みたいなところが
実はインフォディアの一番の特徴だったりするかなと
私個人は思ってます
今後の展望と協業
なるほど
ちなみにそのデータエッジで処理してっていう話でしたけど
それを可視化するダッシュボードみたいなのも
御社で提供されていらっしゃるんですか
今現在はデータで提供している形ですけども
打ち打ちではダッシュボードの開発っていうのは
行ってますので
デモみたいなのは打ち打ちでは見れてますね
なるほど
ダッシュボードの事業をやっていらっしゃるところなのか
大手のそういったツールとか
MAツールみたいなものと連携することとかも
できたりするんでしょうか
そうですね
将来的にはそういうところも
深夜に考えてはおります
ただ一方で今データの構築から
っていうところもあったりするので
今そこに注力して
リサササいてるという状況ですね
なるほど
これです
ある意味今システム作って
ハードウェア作って
ソフトウェア作って
ビジネスモデルを作ってってやってらっしゃるんで
かなりの攻めモードというか
なんですね
死んじゃいます私
でもそんな勢いでガンガンやっていくイメージなんですか
そうですね
基本はできることは全部やると感じで
進めてまして
私もハードウェアの話して
次の会議でソフトウェアの話して
次の会議でAIの話して
次の会議でビジネスモデルの話してっていう
身まぐるしく一日過ごしてるんですけども
一方で比較的会社も起動に乗って
人数も増えてきたので
スピード感上げて
事業立ち上げるためにはどうしたらいいかみたいな
課題感も私自身も感じるし
会社としても持ってるので
そこはぜひLBMA会員の皆さまと
一緒に協業モデルとかを探しながら
クイックに事業立ち上げるみたいなところも
必要かなと
特に最近思うようになってきてます
今今どんなパートナーがいたら一番嬉しいですか
ホームネベースで言うと
もちろんサイネージを置く場所を
一緒に探してくれる人
カメラを置く場所を一緒に探してくれる人が
一番相性がいいんですけれども
私個人としては
うちのデータビジネスを一緒に立ち上げられる
そうなパートナーさまっていうのは
将来的にも長くお付き合いできる可能性のある
パートナーさんかなと思ってます
沖縄の事例って
どこか一緒にやってらっしゃるところ
いらっしゃったりするんですか
まだですね
当然現地の企業さまとは一緒に
プロジェクト組んでやってるんですけども
今はサイネージプロジェクト
広告プロジェクトみたいなところなので
その一歩先ってところは
まさに今アンダープランニングみたいなところですので
そこはぜひいろんな形で
協業モデルを探りつつ
新しい価値の訴求みたいなところを
したいかなと思ってます
これすごいいいと思いますけどね
そうなんですよ
ありがとうございます
私もそう思ってます
すごくいい
あれとでも連携できそうな気がしますけどね
しかもだって防水防塵なんですよね
そうですねはい
すごくないですかそれ
いやそうなんですよ
沖縄で防水防塵って歌えるって
なかなかないんですよ実は
そうですよねあんだけ雨が降ったり
嵐が来たりするところでも大丈夫っていう
担保が取れれば
あとはちょっと雪国だと雪が積もっちゃって見えないとか
っていうのはあるかもしれないですけど
そうですねはい
あとは寒さで敷居がちゃんと動く
凍っちゃうのか
そうそう
でもちゃんとネジが中に入ってたりするんです
かっこいい
すご
ありがとうございます
はいそしたらぜひちょっと今後の展望というか
皆さんどんな方向でどんなところに行くのか
まとめてください
はいありがとうございます
最後の方の話ともつながるんですけども
やっぱりうちとしてはまずハードウェア取り扱ってますので
カメラとサイネージという2つの軸
これを面で広げていくっていうのは非常に
ビジネスの入り口として重要かなと思ってますと
一方でハードウェア売りだけの会社ではないので
その先のAIだったりビーコン使ったビジネスを
しっかり立ち上げて収益モデルにしていくってところが
一番の課題だと思ってまして
そこに向けて会社を大きくしているところではありますけれども
クイックにスピード感を上げて
事業を立ち上げていくにあたって
いろいろなライブパートナーの皆さまとの協業というのを
検討してますので
ぜひご興味をいただける方がいらっしゃいましたら
お声掛けいただければなと思いますので
よろしくお願いいたします
ありがとうございます
今日はもやいの斎藤さんにお話を伺いました
斎藤さんありがとうございました
はいありがとうございました
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