2024-12-01 13:39

横田 孝宜 デジタルマネージ・ウィズエー(株) 代表取締役

上越妙高駅を位置情報でDX化する


新潟県上越市を拠点に2018年に設立されたデジタルマネージ・ウィズエー株式会社。立ち上げのきっかけとなったのは、上越妙高駅に北陸新幹線の駅が新設されたことだといいます。乗降者数が急増する中、Wi-Fiの位置情報データを活用した分析によって、地域課題を解決、街を活性化したいという想いから企業に至ったといいます。今後は蓄積されたデータを活用した事業展開を視野にいれています。

LBMA Japan加盟企業との協業によって地域、ひいては日本を盛り上げていきたい!そんな想いを伺いました。

サマリー

デジタルマネージ・ウィズエーの横田氏は、地域発展のために情報活用と仕組みづくりに取り組んでおり、上越妙高駅の開設を契機に事業を開始しています。彼のインタビューでは、街の発展状況やWi-Fiデータの活用についても触れられています。横田氏が代表を務めるデジタルマネージ・ウィズエーは、新潟県の観光やビジネスに貢献するためにデータやデジタル技術を活用し、スタートアップ支援を進めています。また、個々の企業と連携し、地域活性化を目指す姿勢が強調されています。

会社紹介と事業内容
Location Weekly Japanです。今週は、デジタルマネージ・ウィズエーの横田さんにお越しいただきました。横田さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いいたします。
それでは、会社紹介、自己紹介をお願いします。
はい、改めまして、デジタルマネージ・ウィズエー株式会社の横田と申します。当社は新潟県上越市にあります。
北陸新幹線の上越妙高駅という、10年前にできた駅があるんですけれども、その前で2018年に起業し、今の仕事は3年前からスタートしております。
ありがとうございます。ちょっと具体的に事業の内容を教えてください。
はい、ありがとうございます。テーマは、地域組織の発展を情報の活用と仕組みづくりで推進するというふうに標榜していまして、
具体的にやっていることは、人の存在を位置情報ですね、テーマになっていると思うんですけれども、位置情報で地域課題解決をしようというふうな取り組みをしています。
せっかくなんで、その起業に至った経緯とか教えてください。
はい、ありがとうございます。上越妙高駅という駅が10年前にというふうにお話、先ほど差し上げたんですけれども、
実は上越妙高駅という駅は10年前までは地方の本当にローカル駅、特急も止まらない小さな小さな駅だったんですね。
それが上越市という街の中で突然新幹線の駅として出来上がったというところに関係するんですけれども、
突然出来上がった街が新たに発展していくにあたって、当然普通だったら施設ができたり建物ができたりしていくんですけれども、
そこにできたある施設でですね、商業施設なんですけれども、そこで全然人が来ない、あるいは来る時があるみたいなところがムラがあったので、
そこにまずいつ誰がどんなふうに人が訪れてくるのかなっていうカチカチカウントの世界から、
もうちょっとシステム化できないかなっていうふうに始めたのが実は6年前というところで、それが実は起源です。
なるほど。でもまあ独立したんですよね。それで独立しちゃったんですか?
そうです。シンプルに言うと、それで独立したんですけれども、もともとはですね、今も兼務しているんですけれども、
地元のローカルコンサル企業兼デベロッパーというところで、北西地域資源研究所という会社ですね。
こちらに所属していまして、その中の業務の一部として、実はWi-Fiのお客様向けのフリーWi-Fiの管理を実はしていたんですね。
その時にログを見ていくと、今の利用状況だとか、スマホだとかモバイルデバイスの接続状況を見ると、
ライフォーの状況ってわかるんじゃないかなと。そこに気づいて、だんだんだんだんこう事業にしていこうかなっていうところで盛り上がったという感じですね。
なるほど。今10年経って新駅ができて、実際に街ってどんどん盛り上がってきてるんですかね?
半分はその通りで、半分はまだまだかなっていう印象ではあります。
実際にWi-Fiでデータを取られてるっていうところは、LBMAの加盟の会社さんの中でも終わりと思いますし、実際お話も伺ったことはあるんですけれども、
我々もほぼ同様のやり方で図ってきてるんですが、コロナの感染の前からの副長という観点で、
特に我々起業したのが、今のビジネスを始めたのが実は3年前というところで、副長の頃からデータを取り続けてるんですけれども、
その3年という限られた範囲の中で見る限りでは、かなりの副長があるかなと、人の往来っていうのは見えてきてるかなっていうのは捉えています。
なるほど。新幹線が止まるようになったとすると、ライフォー社っていう観点、ちょっと後ほどそれを伺うとして、居住者ってやっぱり増えるんですか?
現状のところは、我々の調査だけでは詳細にはわからないとは思ってるんですけれども、駅前で、地方で、まず何が作られるかっていうところでのレベルでお話すると、
首都圏大都市だとやっぱビルができる、商業施設ができるっていうところなんですが、地方で我々実感しているところだと、まず駐車場ができる。
なるほど。
その次に、もともとその周辺にあったお宅が移動して再度入ってこられる。個人商店さんが入られる、みたいなところが現状で、
この本当1、2年でようやく大規模なビルが、それも5階建てとか、そういったレベルの街ができてきてるっていうのが、我々の日々見ているところであります。
地域の発展とデータ活用
なるほど。話を来訪者に移すと、上越妙高って言うとやっぱりスキーとかスノーボード客っていうのは多いんですよね。
いわゆる上越と呼ばれるのは、上州と越後と呼ばれる、皆さんイメージするところだと湯沢とか、あちらの方を上越っていうふうにイメージされることが多いかと思うんですけれども、
我々のいる上越妙高っていうのは、妙高っていう名前がある通り、新潟県の南西部にあるというところで、またちょっと違ったスキーエリアであるということは前もってお断りしなければならないかなというふうに思います。
その上で関西からのお客様が従来多かったっていうところはあるんですけれども、現状首都圏からですと、長野駅の方から妙高に入られるっていう方がちょっと多いので、正直我々苦戦しているっていうところは否めません。
なるほど。インバウンドはいかがですか?
はい。インバウンドは妙高においては、冬のシーズンになるとオーストラリアのお客様ですとか、そういう方が非常に多いと感じています。
一方で上越妙高駅ってそこから30キロ離れているので、実を言うとあんまりこう聞いて想像されるよりもインバウンドの影響ってちょっと少ないのが残念なところですね。
なるほど。まあちょっとその辺が改善の余地はあるのかもしれないですよね。
はい。
でもなんか新しいまちづくりに取り組まれているっていうことは、そういった養子さんが取り組まれているような人類の解析っていうのもしっかりですけど、
しがらみなく新しい施策をできるとか、最初からデジタル施策突っ込めるみたいなところってあるんじゃないかなと思うんですけど、そこが逆に他の自治体等々苦労している部分なのかなと思うんですが、なんかその辺の感覚というか手応えってどんな感じですかね。
はい。ありがとうございます。本当に首都圏とか大都市の皆さんですと、企業さんもあればそういう課題に取り組んでいられる自治体さんっていうのも多いなっていうふうに感じていまして、その一方からすると我々の住んでいる地方都市っていうのは遅れてると言うとちょっと語弊があるのかも、言い過ぎなのかもしれないんですけれども、まだまだ取り組みが少ないというのは感じています。
なので逆に我々のようなスタートアップ、小さな会社がこういうことをやり始めると注目してもらえてるっていうところは非常に感じます。ただそれとは余計なことを言うかもしれませんが、一つ課題なのは、じゃあそれを取り入れてやってみようって思われるかどうかっていうところには我々すごく苦労していて、何となくわかるし使い手はあるんだけれども、ちょっとそれを予算化して取り入れたいとか、そういうふうにまではもう一歩っていうところかなと。
っていうのが3年目の今のところですね。
そうですよね。でもそういった時こそ自治体に採用してもらうみたいな、そんなスキームになってくるのか、また大企業さんとのコラボレーションをするとか、そんな動きをされてるイメージなんですかね。
はい、その通りです。自治体さんに関しては地元の上越さんとか三好さんとか、あれがちょっと離れてるんですけど湯沢町さんのあたりにアプローチさせていただいたりとか、あるいはちょっと全然別のスキームで自動車メーカーの大発さんに実は新商品の情報戦略の実験として今採用されているところがあるんですけれども、Wi-Fiのセンサーを採用していただいているところがあるんですが、そういう今実績を積み上げて、こういうことをすると例えば売上の相関見れるんだよとか、
こういうふうにずっと2年間駅の状態見てると増えていくことがバッとわかるんだよっていうのをようやく見せれるようになってきているので、本当に来年ぐらいにはドライブをかけていけるんじゃないかなと、そういうふうに今考えて、期待もしてますし、ここら辺が地方での踏ん張りどころかなというふうに今考えています。
なるほど。私も地方都市における施策みたいな事業は何とかお手伝い、今もしている部分もあったりするんですけれども、そもそも人が来ないっていうところが一番の問題で、それって要は交通網が、要は駅はあるけどそこから何十キロとか、新幹線の駅もあるけどそこに人が降りないとか、なんかいろいろ課題があってもう全体的に諦めちゃうみたいなパターンが多い。
ところは印象としてありつつ、でも新幹線の駅が10年前にできたっていうことは、それはそれで他にはないアドバンテージというか、ではあるとは思うんですよね。
新潟県への貢献と展望
そこに対して、ちょっとそれも含めてなんですけども、なんか今後どんな、あれですか、基本的には上越、名古屋のためにデジタルマネージーウィズAは頑張りますっていう、そんなスキームなんですかね。
基本的には最初のイメージは、やっぱり駅がこうやって全国で新幹線で100ぐらいしかないって聞いてるんですけれども、せっかくできてせっかく人が増えたのに、本当に140人の乗車しかなかった駅が今、一日に2000人とか3000人超える特急求まる駅になったんですね、乗り換えで。
それってもったいないでしょ、使わないってないでしょ、観光とかビジネスに使わないってないでしょっていう考えで、実はこれを事業化したっていうところがあるので、川島さんもおっしゃる通り、そこの部分はまず第一にあります。
次に新潟県全体として考えた時に、新潟ってすごーく広いので、これをまず次に新潟にとってメリットのあることを考えようというところで、実は新潟県のスタートアップ事業の方に応募して、これが採択されて今動いてるというところがあると。
ただ、今度はさらに3つ目、3段目に行きますけど、新潟県のスタートアップも新潟に名立たる会社さんを作っていく、勢いのある会社さんを作っていくというタスクがあるので、やはりその考えの中では全国にも出ていきたいというふうに考えていまして、そういう3段目のところで今ちょっと出ているのが、例えば大発工業さんとか他の各社さんにお取り組みを提示し、一部ご採用いただいているというところになっているという感じですね。
ちょっと答えが正面じゃないかもしれませんが、そういう3段のスタンスで今考えています。
社名に込めた思いとかあればぜひ教えてください。
はい。デジタルっていうのはもう私6年前から考えていたんですけれども、デジタルっていうイメージが割と普通に考えるとデジタル計算機とかデジタル時計とか、カチカチと画面に出てくるデジタル数字みたいなイメージが多くの人にあった中で、私もともと数学が超苦手な人間が今統計とかこういうことをやっているんですけれども、
もっとデジタルって言葉的で言語的で分けるとか区別するとか判断するっていうところの方にもうちょっと日本語的に言ってもいいのかなと。
それをちょっとビジネスに、私がやっているのは確かに数字だとか動向とかっていうところの計算とかってなるんですけれども、もうちょっとそういう数字あるいは最近だとDXって言葉ができたので大変私としては助かっているんですけれども、
思考として数字をちゃんと使っていけるようにしたいっていう思いで当時作った名前がちゃんと今フィットしてきてるかなっていう、そんな感じが今しています。
ウィズAってなんですか?
ウィズAっていうのはいろんな意味があるんですけど、話すと長くなっちゃうので、ちょっとネタ的にお話が来ると、私の妻の名前がAから始まる、Aから始まるところがあって、そこがあるっていうところに今日はしておきたいと思います。
分かりました。
普段から助けてくれてるっていう意味で、ここで申し上げておきたいと思います。
綺麗なストーリーでよかった。
ありがとうございます。すみません。
そしたら最後に今後の展望というか抱負、ぜひお願いします。
ありがとうございます。こちらの組織に加盟させていただいた理由の一つが、やっぱりデータって分かりやすいようで、まだまだ一般の人には分からないっていうところがあるのかなというふうに思っていて、
私一人であるいは当社だけで、理解する人だけで大きく声を出していくっていうのは、あまり得策じゃないのかなって実は最近考えていたところでした。
また、いわゆる同業さんっていうところが最近考えていることなんですが、いわゆる競合と考えるんじゃなくて、それぞれやり方っていうのが同じであったとしても見方が違えば全然考え方とかサービスの出し方ってところが違うっていうところに分かってきたっていうところも実はありました。
そんな中で、私としては本当にスタートアップで本当3年しかやってない文系人間が作っているサービスであるっていうところは、自負でもあり至らない点も多々ある中で、皆さんと一緒にデータを活用するとか位置情報を活用して地域を日本を盛り上げていきたいっていうところを考えていますので、もちろん我々自身単独としても頑張りたいと思っていますけれども、
新潟っていうところで皆さん関心いただけるところでしたら連携させていただいたり、むしろ我々を活用いただいたりしていただけるっていうところを狙って来年も頑張っていきたいと思っていますので、お知りおきいただくとともにご助力ご支援賜ればと思っております。ちょっとまとまりませんがいかがでしょうか。
ちゃんとまとまったと思います。ありがとうございます。ちょっと楽しみですね。いろんな取り組みが表に出てくるのが。体力の続く限り頑張りたいと思います。ありがとうございます。今日はデジタルマネージングJの横田さんにお話を伺いました。横田さんありがとうございました。
はい、どうもありがとうございました。
13:39

コメント

スクロール