2025-11-24 14:43

ぴよクエ by (株)データインサイト

位置情報とAIでみんなの街を守るポイ活アプリ


データインサイトの地域保護サービス「ピオクエ」は、2021年から開始された写真と位置情報を使用したインフラ設備の点検や自然保護支援システム。ユーザーはゲーム感覚でクエストをこなすことで、ポイントを稼ぐゲームとして参加することで、地域の課題を解決する。

東北電力との協力事例を含め、今後のインフラ企業や自治体との協力計画について語って頂きました。

(株)データインサイト 中西 義樹 代表取締役/山元 陸 取締役COO

サマリー

データインサイトが開発した「ピオクエ」は、住民が参加するインフラ点検サービスであり、位置情報や写真を活用して街を守ることを目指しています。コロナ禍を経て、学生のアイデアを基にしたこのサービスは、ゲーミフィケーションを通じてユーザーにインセンティブを提供する仕組みを持っています。位置情報と写真を用いた地域改善サービス『ぴよクエ』の技術的優位性とユーザー参加型プロセスが語られています。また、沖縄での観光と自然保護に関する新たな取り組みが紹介され、地域とユーザー間の協力の重要性が強調されています。

ピオクエの紹介
Location Weekly Japan です。今日はですね、データインサイトの中西さんと山本さんにお越しいただきまして、
サービス紹介エピソードになりますかね。お二人よろしくお願いします。
よろしくお願いします。データインサイトの中西です。
ちょっと軽く会社紹介をお願いします。
データインサイトはですね、5年前に山本と一緒に立ち上げておりまして、2020年7月に設立しております。
社名の通り、データからですね、いろいろな新しい資産を見出していこうというところでやっておりまして、
一番メインでやっているのはですね、人の知能の研究とそれから人格の研究というところで、それを土台にAIの開発をやっていたりとかなんですが、
その中でですね、データを扱うというところで、位置情報を扱って分析したりとか、そういうこともいろいろやっておりますので、
このLBMA Japanに加盟させていただいて、お世話になっております。どうぞよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。長西さんには一回これ出てもらって、昔会社としてのお話は伺いましたけれども、
今日お話しいただくのはピオクエですかね。
はい。
じゃあピオクエについて教えてください。
ピオクエはですね、名前はかわいい名前なんですけど、なんでピオクエかというと、
ひよこみたいなキャラクターがですね、いろんなクエストという名前のミッションをこなしていくことで、
どんどん成長していくというようなサービスでピオクエという名前をつけています。
今のお話だけ聞いていただくとですね、ゲームっぽいものかと思われるんですが、目的は全然違っていてですね、
我々のコンセプトとか目指すところはですね、住民の皆さんの力を集めてですね、
街を守っていくと。インフラを守ったりとか、それから自然の保護とかですね、
そういうところを目指して作ったサービスになっています。
実際の機能としてはですね、スマホを用いてですね、モバイルアプリで写真を撮って、
あとはその位置情報のデータを加えてですね、その写真を投稿するというような仕組みになってまして、
その仕組みを用いてインフラの点検だったりとか、自然の調査とかですね、
そういうことを住民の方ができる。
そうすると、今までは自治体とかインフラ企業さんの方でやっていた設備の点検とか管理とか調査とか、
そういうことをですね、手軽に近くにいる方が大体できるというような仕組みになっています。
なので、みんなで街を守っていくという中で、全体最適を目指して企業や自治体さん側からすると、
点検とか保守のですね、コストを最小限に抑えながら、またスピードも早めると。
住民の方からすると、クエストというミッションをこなすことで、
Amazonギフト券で買えるようなポイントを獲得していただいたり、
あとは自分自身で自分たちの街を大事にしていくみたいな、こういうサービスになっております。
サービス立ち上げの背景
住民というかユーザー参加型のインフラを点検するとか、そういったサービスイメージになるんですかね。
結構最近、ユーザー参加型でこういった様々な改善だったりとか、防災対策みたいなのってちょこちょこ聞くようになってきたかなと思うんですけど、
これ、いつからスタートしてるサービスなんですか?
私たちはですね、2021年ですかね。4年前からサービスをスタートしてますね。
これってコロナ禍だったじゃないですか、2021年って。そこと関係があったりするんですか?
このサービスを作ろうと思った背景というのは。
コロナ禍はですね、関係あるといえばあるんですが、ないといえばないという感じで、
我々は2020年に創業していて、その当初からですね、学生・インターン生をたくさん抱えて、学生のインターン生の方と一緒にいろんな取り組みをしてきているんですけれども、
最初に申し上げた人の知能とか人格の研究をしている観点でですね、いろんな学生の方の能力を伸ばすみたいなことをやりながら、
一緒に学生の方の感性とか視点というのを活用させていただいて、いろんな事業を作ってきているんですけれども、
その中でですね、特にコロナ禍で外にあんまり出ていくことがなかったっていうのもあってですね、
一緒に学生たちと事業の企画を2020年の創業当初から一緒にやっていてですね、
町にあんまり出る機会がなかったこともあって、改めて町に出て何がしたいか、何ができるかっていうのを考えたときに、
その当時の学生、インターンの子たちからですね、こういった今のいろんな技術を使うと、
位置情報とかスマホ、モバイルアプリ使うことでインフラの点検とかを大体できるんじゃないかみたいな話が上がってきてですね、
それをみんなで考えていったところ、確かに技術的にも実現できそうですし、
これをやることで社会的意義もありそうで、ビジネスにも将来的につながっていくんじゃないかなということで、
この美容系のサービスの原案が5年前からアイデアとしてあって、それを1年ぐらい企画して、
この企画もですね、学生、インターンのみんな中心にずっとやってきて、
開発も山本と学生のインターンのエンジニアの子と一緒に作ってきたりしてですね、
1年がかりで作ってきたっていうような、そんなサービスになっているので、
なので直接コロナが関係あるかというと、直接関係はないんですが、間接的に関係あるっていう、そんな感じですかね。
実際の運用事例
なるほど。インフラとかその設備を点検するっていうのって、
人口が減っている、そしてインフラ設備が老朽化していて、
様々な課題っていうのが語られるような昨今ですけれども、
学生が思いついたっていうのがすごいですね、そこね。
そうですね。若い人のほうが優秀なんですかね。
うちの手掛けているプロダクトいくつかあるんですけど、AI使ったソリューションで、
このピオくんもAI使って画像の判定とか色々やってるんですけども、
他にもAI使って人の能力を見ていこうっていうような、
AI面接をもっと進化させたようなサービスをやってたりとか、
業務を法律化するようなAIで治療生成を自動化するようなサービスとかも
プロダクトとしてやってるんですけど、結構学生規定でやってるものが多いかもしれないですね。
我々が何やってるんだっていう話になってしまうんですけど、
基本的に若い人ほど優秀っていうふうに思っているので、
我々はインターン生のみんなをたくさん集めてですね、育てると言いつつ、
実は若い力をプルに借りて頑張って、若いみんなのアイデアを借りてやってますという感じです。
実際にインフラ系の企業さんと誰かしらスポンサーしないとポイントって与えられないじゃないですか。
それで具体的にどんな企業さんとこのサービスを活用した地域の守りなんですかね。
どうやってらっしゃるかっていう具体事例をシェアできればお願いします。
お伝えできる範囲で、代表的な例としまして東北電力さんと取り組みをしております。
ことの発端としては災害の対応ですね。
地震が起きた時とかのインフラ設備の点検という部分にチャレンジしていきたかったんですけども、
実際検証する上で本当に地震が起きないとなかなか難しいことなので、
まずは実際に平時の時にでも、例えば電柱の不具合とかって皆さんなかなか普段生活してると気づかないことなんですけども、
カラスが止まってる電柱なんかもたまに見たりすると思うんですが、
カラスが電柱に巣を作ったら電線に不具合が起きたりとか、
あとはスルツタが成長して夏とかに絡まって不具合が起きたりとか、
実はあまり普段気にしてなかったところで不具合が起きる原因というのはいっぱいあってですね、
そういったところも今電力会社さんの方が見回ってですね、
かなりの人件費をかけて点検に回ってらっしゃるというところで、
まさにこのPOKの仕組みを使って一般住民の方に撮影していただいて、
その情報を共有するという仕組みがぴったりはまったというところでございます。
なるほど。で実際にはそういった写真を送ってくれたらどのぐらいポイントをもらえたりするんですか?
本当に緊急で不具合を直さなきゃいけないというものがあれば最大300円一本あたり。
結構オーバーマイクしてまして。
それプラスキャンペーン的にやってたんですけども、
ユーザー同士でちょっとランキングを争っていただいて、
投稿数上位5名までは一番高くて3万円のAmazonギフト券を
配るというようなこともやっていたので、
1位の人、川島さん何本撮ったと思いますか?電柱。
2ヶ月あたり。
2ヶ月間で500本ぐらいですか?
1500本ですね。
すごいな。
2位の方もだいたい1000本弱ぐらい撮られてた。
なるほど。
そういった社会課題を解決するためのゲーミフィケーションというか、
実際に企業がスポンサーをすることで実利というか、
インセンティブもしっかりとユーザーに配布できる。
そんなインフラなのかなというふうに思いましたけれども、
でも結構さっき言ってたAIで画像認識とかしっかりですけれども、
写真は来たけれども実際にそれがどういった意味を持つのかとか、
そういった分析とか含めて結構システムがあって大変じゃないですか。
どうやってですか?
そうですね。かなり大変ではあります。
簡単な仕組みに結構聞こえますし、
なんですけど裏側はそういった高度な技術を使ってます。
難しいのが、使う方ってあまりITリテラシーが高くない方が多いわけですね。
普段の主婦の方であったりとか、ご年配の方も使われているので、
いかにシンプルにするかという難しい技術を使って、
ぴよクエの技術的優位性
いかにユーザーインターフェースとして簡単な仕組みにするかというところが、
我々一番こだわったところなんですよね。
仕組みとして、押したいポイントとしては、
位置情報の仕組みというところでいくと、
裏側にGISがくっついています。
記憶絵で投稿した情報は、位置情報付きで投稿されるので、
投稿された情報は地図上に表示することができるんですね。
なので、その情報を地図で表示して、
点検員の方がGISを見て、写真だったりとか、
投稿された情報を見て、実際に点検を画面上でして、
本当に行く必要があれば行くっていうような、
業務プロセスの刷新というところも我々はやりました。
ちょっと前の選挙とかで、選挙ポスター貼ってあるかどうか、
デジタルマップで可視化して、
貼ってないところはボランティアが貼りに行くみたいな、
そんなのあったかなと記憶しているんですけれども、
この技術の優位性とか独自性みたいなものってあったりするんですか?
優位性というところでいくと、
仕組み自体は皆さんに見えるところはシンプルなんですけれども、
2021年からやっているというところもあって、
この地図上でクエストを表示して、
写真を投稿するという仕組み自体が、
我々が特許を持っている仕組みになっていますので、
その領域においては第一人者というところで自負を持っております。
今、電力会社さんの事例を少しお話しいただきましたけれども、
他の事業体とか企業さんとか、
今後の広がりってどんな感じで今進めていらっしゃいますか?
これまではどちらかというとどういうユースケースで使えるのかというと、
実証実験を技術を確立させることと、
ユースケースを探るというので、
じっくり丁寧に研究開発をやってきたというところだったんですけれども、
これまでやってきた中でいきますと、電力会社さんもそうですし、
鉄道会社さんであったりとか、
ユースケースもインフランス設備点検だけではなくて、
地域とか町の回遊性みたいなところを回遊させていけるかとかですね、
スタンプラリーみたいにして使ってみたりとか、
位置情報と写真でゲームフィケーションでスタンプラリーだったりとか、
あとさらに自治体の管理している大きな自然公園の中で、
自然調査みたいなことをお子さんたちに楽しんで取り組んでいただくとかですね、
そういうこともやってみたりして、
町を守るだけではなくて、町を楽しむとか、
そういうところにも使えるなということが、
これまでの研究開発の中では分かってきています。
ようやく技術の確立と有用性の確認みたいなのができたフェーズなので、
ちょうど先日、シーテックの展示会、LVMHジャパンのブースで、
沖縄での新しい取り組み
我々もご一緒させて出させていただいたんですけれども、
その時に電力会社さんだったり、鉄道会社さんだったり、
インフラ系の会社さんももちろんですし、自治体さんだったりとか、
あとは町づくりに携わっていらっしゃるお会社さん、設計会社さんとか、
それからゼネコンさんとかですね、
そういったところからもいろいろとお声掛けいただいて、
我々が考えた以上に、コアの技術の発展の可能性というのを感じているところではあります。
なのでそういったところに広めていきながら、
通常時は平時は楽しんで、いろんな方に使っていただいて、
それが実際有事に、有事が起こらないことの方が望ましいんですけれども、
何かしら災害とか有事が起こってしまった時に、
本当にみんなで情報を集め合って助け合えるみたいな、
こういうプラットフォームを目指していこうと思って考えています。
なのでようやくここからスタートラインになって、
広めていきたいなというようなタイミングになっています。
なるほど。
そんな今後の展開、展望、最後お話しいただきたいんですけれども、
どういうパートナー、今お話しいただいたような地域関連の方々が良いのか、
どういった事業者さんがパートナーとして、
パートナーというよりは多分あれですよね、
こういうクエストを欲しいんだけど、みたいな、
スポンサーしてくれる人になるんですかね。
ユーザーインテリティブをスポンサーしてくれる皆さんを募集してますという感じですか。
そうですね。まずはそこですし、
あとはユーザーさんを集めていかないといけないので、
面白い企画をコラボレーションしてくださるようなところもあるといいなと思いまして、
ぜひクエストを一緒に考えてポンサードしていただいて、
ユーザーさんに出していただく側の自治体さんとか企業さん側と、
あとはユーザーさん集客につながるような、
面白い取り組みをご一緒いただけるようなところ、
両方ぜひご一緒できたらなと思っています。
ちなみにユーザーさんに楽しんでもらうという意味でいきますと、
今ちょうど沖縄の方で来年に向けて準備をしているんですけれども、
沖縄でですね、観光の活用と自然保護の文脈でですね、
それを両立させるような取り組みを今準備していまして、
過去いろんな自然公園でやったと申し上げたスタンプラリーとか、
自然調査みたいなところをもう一歩進化させて、
そういった観光と自然保護みたいなところを楽しんで、
お子さんには自然学習をしていただいてですね、
町も町といいますか、自然も守っていただくみたいな、
こういう取り組みが増えていくと利用者さんも増えていくかなと思いますので、
こういった何かアイデアをお持ちの方もいらっしゃったら、
ご視聴できれば幸いです。
はい、ありがとうございます。
今日はですね、データインサイトの中西さんと山本さんに、
ユーザー参加型地域改善保全サービスですかね、
ピヨクエについてお話し伺いました。
お二人どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
14:43

コメント

スクロール