菊池さんの経歴と会社の紹介
Location Weekly Japanです。今週は、ヴァル研究所の菊池さんにお越しいただきました。菊池さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
それでは早速、自己紹介・会社紹介をお願いします。
まず自己紹介なんですけれども、私の前職はインターネットの広告代理店の営業をしておりまして、そこでダイレクトマーケティングというものを軸にいろいろビジネスをさせていただいておりました、特有の声でございます。
通販コスメとか、通販健康食品とかっていうものを、インターネットで販売するっていうところの部分、一時期ちょっと流行りだったと思うんですけれども、そこの部分の例年期のところを体験させていただいて、数字をもとに売り上げを上げていくとか、商品を販売していくとかっていうところを、インターネットのダイレクトマーケティングとして広告を提案させていただいているというのが前職でございます。
12年くらい前にある研究所ということを今の会社に入社しまして、入ったときは、実は反則担当みたいな形で、エキスパートのプロモーションであったりとか、あとはエキスパートアプリのダウンロード数の獲得とか、そういったところの反則担当の一員みたいな形で入らせていただきました。
いろんな経験をさせていただく中で、その後は広告事業であったりとか、新事業の立ち上げっていうのをさせていただいて、広告事業については今もありますけれども、そういったところでいろんな新規事業とかをやらせていただいて、それに立てからCNとか部のマネジメントをさせていただいて、7年くらい前から役員になりました。
今、代表取締役になって5年目というところでございます。ちなみに私で代表は6代目でございまして、うちの会社自体は49年続く会社なんですけれども、6代目の社長というような形でございます。はい、自己紹介は以上でございます。
せっかくなんで49年目のバルキン・キューゾの会社紹介をお願いします。
バルキン・キューゾという会社なんですけれども、後期で49名の会社でございます。よく聞かれるのが、バルってどういう意味なのっていうのを聞かれるんですね。エキスパートかもしれない会社じゃないのってよく言われるんですけど。
バルの名前の名前がベリーアドバンスランゲージという略でございまして、もともと創業者の方がより進化したコンピューター言語を研究開発したいという、いわゆる言語の認識化みたいなそういったところをですね、研究したりとか開発していきたいという思いがありまして、バルという名前を付けさせていただいたという形でした。
その後、バル研究所で10年ぐらいしてエキスパートというサービスがヒットして、それからエキスパートを軸に事業展開させていただいているというような会社でございまして、エキスパート自体はもう36年目になるんですけれども、相手業界の中で言うとかなりの老舗のサービスかなというふうには思っております。
簡単な事業紹介をさせていただくんですけれども、主にエキスパートを軸と言っているんですけれども、やっていることは様々でございます。一つはですね、昔エキスパートというのはパッケージソフトという形で、例えば家電量販店とかねがじょうソフトの横に置いたようなパッケージソフトが種類だったんですけれども、今はどちらかというとAPIとかですね、SDKを通していろんな法人向けのサービスで使われているというところで、
主に出張の日とかですね、交通費生産とか、あとは通勤定駅券の管理とかですね、そういったところで使われているというような形でございます。
2点目はB2B2Cのところで、Yahoo!乗換案内さんとかですね、他にもいろんなアプリがあるんですけれども、そういったところでB2B2Cで使っていただいているというところです。
Yahoo!乗換案内さんはかなり多くの方に使っていただいているんですけれども、エキスパートのエンジンを採用していただいて使っているというような形でございます。
3点目はですね、交通事業者DXみたいなところなんですけれども、マース事業というふうに言っているんですけれども、我々のサービスとしてマース事業としてやらせていただいているのと、
あとは交通事業者さん、DXからのご支援というような形で入力でやっています。
1点目のその自社のサービスでいきますと、6行経路検索Mixwayという新しいサービスがございまして、
これはエキスパートとどちらかというと公共交通中心なんですけれども、Mixwayはですね、ドアトゥドアというところでシェアサイクルとかマイクロモビリティとか、
あとオンデマンドタクシーとかですね、いろんな乗り物をですね、複合した経路検索を次世代の経路検索として今展開させていただいているような形でございます。
事業者DXの部分は交通事業者さんをDX化するにあたって、いろんな共同研究であったり共同開発をさせていただいているというような形でございます。
会社の紹介は簡単ですけど、以上でございます。
エキスパートサービスの進化
はい、ありがとうございます。
ちょっとじゃあ会社のことからお話を伺っていければと思うんですけれども、
エキスパートってすごい大ヒットして、家電量販店等で売られてたっていうのは、もちろん我々世代としてはみんな知っている内容ではありつつ、
大ヒットしてたがゆえに、API提供とかSDK提供みたいなところへのトランジションというか、そういうので結構大変だったんじゃないですかねっていうのは。
その辺って当時、販促を担当されてた頃なんですかね?
販促を仕掛けてた頃ですかね。
どの会社だったんですか?
ただ、APIとかのリリースは割と早くさせていただいてまして、ほんと10年ぐらい前ですね。
これが必要だろうということで、初めは無料で公開させていただいたんですけれども、かなりそこは反響がありまして、やらせていただきました。
古い会社ではあるんですけれども、全般的にいろんなことをチャレンジしていこうというか、よく言うといろんなことをチャレンジしていこう、悪く言うと自由というか。
悪く言うと自由。
悪く言うと自由っておかしいですね。
いろんなエンジニアが新しいことをやったりとか、営業の人が新しい展開をしたりとかっていうのは、いろいろできるような環境ではあると思う。
そういったところで、あまりその辺のトラディションなところはあんまり関係ないかなと思っています。
そうですよね。なるほど。
B2B2Cっていう観点で言うと、イヤフー乗り換え案内っていうのはもちろん有名なサービスですし、みんなすごい使ってるんだろうなと思いつつ、やっぱりそういうところに対しても、先ほどおっしゃってた新しい交通手段の追加みたいなところも今後導入されていくイメージなんですかね。
そうですね。そこはもう先頭側っていうのは話なんであれなんですけれども、我々としては選択肢はやっぱり一つじゃないだろうっていうふうに思っていますので、いろんな経路検索の手段をエンドユーザーの方に選んでいただくっていうのを幅広い方がいいのかなっていうふうに思っています。
そういったところは我々としては提供していきたいなっていうふうに思っています。
なるほど。マースについてちょっとお話を伺えればと思うんですけれども、
ちょっとこのIT業界だけかもしれないんですけど、2018年、19年ぐらいにマースがワーって盛り上がったかなと思っていて、盛り上がったっていうのは国が補助金の予算をつけたりとか、マースってやらなきゃいけないよねみたいなところをワーって言い出したところはあったかなと思っています。
当時僕も2019年ぐらいにマース関連のコンサル事業とかもやったことがあるので、観光、当時やっぱりインバウンド、外国からのお客さんがすごい増えて、公共交通だけじゃなくていろんなところに来てもらいましょう施策みたいなのを結構某キャリアさんと一緒にやったりもしたんですけど、
ちょっとその辺のプロジェクト大体コロナで全部一旦ストップみたいなことになりましたというところはありつつ、当時のやっぱり課題としてはこれって誰がどう儲かるんだっけみたいなところが不明瞭なままとりあえずマースドーンみたいな、で政府がお金ドーンって積むからみんなワーってやるけど、そのうち補助金は切れるので、その後ビジネス化しているっていうことが重要なんだろうなというかそうじゃないと続かないんだろうなと思いつつ、
あれから5年ぐらい経って私ちょっと離れちゃったんですけど、今どんな感じですかっていうのをぜひ教えてください。
そうですね、私は現場からちょっと離れているので不詳な情報は届けできないかもしれないんですけれども、どちらかというとその回すっていう言い方からDX化みたいなイメージの方が強いのかなというふうに思ってまして、もちろんそのサービスとして回すっていうぐらいなので、サービスとして提供していくっていうのももちろん一つ手としてあると思うんですけれども、一方でオペレーション的なところの効率化ですね、そういったところに含めてデジタルプラシデコみたいな流れは今あるかなというふうに思います。
具体的なデータを活用して分析したりとか可視化したりとかそのデータを使っていろいろとしていくみたいなことの流れは現実としてはあるんじゃないかなというふうに思います。
地域密着型のモビリティ
ちょっとさっきの話に絡めてお伺いすると、新たな交通手段との相乗り、電車、タクシーだけじゃなくてオンデマンド交通であったりとか、電動バイクとかシェアサイクルとかいろいろあると思うんですけれども、どうなっていくんですかね、今後日本の交通は。
そうですね、個人的な意見があるんですけれども、やっぱりその場所にあったモビリティのあり方ってあると思うんですよ。東京都内だとやっぱりそのいろんな鉄道が発達してますし、それに付け加え、今ね、モバイルクロームモビリティ、ループさんとかも結構やってて、シェアサイクルもそれに乗られてて、あんまり課題感はそんなないかなというふうに思うんですけれども、一方地方で行くとかなりバスの本数が減ったりとか、
バス会社さんが大変だったりとか、おじいちゃんおばあちゃんが結構病院に行く前に交通がなかったりとかっていう、いわゆる死活問題になってるんですね。そういったところで必要なモビリティっていうのはこういうものだっていうような形で、わりとローカライズするようなのが正しい姿なのかなというふうに思ってます。
なので、いろんな選択肢が今増えてるっていうのは非常にいいかなっていうふうに思ってるんですけれども、それをその土地に合わせたモビリティの在り方っていうのを考えていくべきなんだろうなっていうふうに思っていて、そのモビリティの在り方って何なのかって言ったら、やっぱり町づくりにつながっていくっていうふうに思っていますので、その町づくりの部分でいくとやっぱりその自治体さんとか国の方が中心にいろいろ考えられてる部分があると思うんですけれども、そういったところを改善しながらモビリティを作っていくというようなところが一番重要かなと思ってます。
そういう観点で言うと、御社が提供しているサービスっていうのはそのローカライズの部分というか、その場所に対して最適な形をデータで示してあげるとかそんなイメージになりますか?
そうですね。今後はもうそういったところをやっていきたいなというふうに思ってます。今現状ではつまりできてないんですけれども、今後の部分でいくとやっぱりその土地ならその土地に合わせたモビリティの案内もしていきたいなというふうに思ってます。
実際に老人に免許返納制ってみんな事故が起こるとそれに対してのメディアの取り上げとかもあったりはしつつ、まあでも返納者ってどうやって生きていくんだっけみたいなところが本質的な問題なのかなと思うんですけど、なんかどうしたらいいんですかね?
やっぱりその個人的な意見になりますけど、まちまちづくりの部分から考え直すべきかなというふうに思ってまして、まちづくりの基本はコンパクトプラスネットワークっていうところで、中心に市街地にしっかりと拠点を集めつつ、交通網についてはネットワークって感じでして、わりと短距離を往復するような路線にしていくっていうのがやっぱり基本なのかなっていうふうに思ってます。
大きい都道府県の市区町村とかだと、誰も住んでないところにポツンと一軒家が何軒もあるみたいなのがあって、泣きましたりしたりとかするんで、そこにバスを走らせちゃうとやっぱりどうしても無人化しちゃう。建て替え者さんも無理しちゃうっていうのがあると思いますので、まちづくりの部分から考え直すべきっていうのがあるかなっていうふうに思ってます。
あとは無人運転がいつとかそんな話もですかね。
そうですね、まさにそこはあると思います。無人運転の部分についてはやっぱりバスからね、扇動してできるかなっていうふうに思ってますし、無人運転って結構揺れないって言われるじゃないですか。
私も何回か乗ったことあるんですけど、やっぱりこれで運転技術が高いなっていうのがあるんで、古い車の人が実は乗りやすいんじゃないかなっていうふうに思ってますので、無人運転とかはすごく期待するところであります。
それをオンデマンドで展開するのであれば、別に無人運転自動車を保有しなくてもいいっていうところもあるのかなと思います。
そういった社会に移行していかなきゃっていうのはみんなあると思うんですけど、そこに時間がかかるっていうのはいろいろ安全面とかもあるとは思いつつ、
お客さんから見て、これが解決したらもっと前に進むのになーみたいなのってあったりしますか?
そうですね。いろんな諸事情があって動かせない問題が多数あるんじゃないかなっていうふうに私は思ってるんですけども、
そういういろんな動かせない問題とか、国レベルとか自治体レベルの話とか航空機関の話とかちょっと置いといて、
やはり国際っていうものをしっかり明確化するっていうのも民間企業では大事かなっていうふうに思っています。
例えばこのオンデマンドバスとかオンデマンドタクシーって、路線バスもそうですけれども、
ただ単に必要だから置いといてねっていうのだけだとやっぱり歪みが生まれると思いますので、
ちゃんとその乗るっていう個人の市民の方とか自民の方とかの考え方を変えていくっていうのが一つあるかなと思ってますし、
例えば今だと何かのイベントのときにみんなで乗り合わせてバスで目的地まで行く。
例えば地域のお祭りであればそのお祭り場所までバスを使って行こうみたいな感じに取り組むこともやってるところもあるんですけれども、
そういう形でしっかりバスとか今ある交通インフラを使っていこうっていうような意識改革も必要かなっていうふうに思っておりまして、
ヴァル研究所の未来展望
そこのメリットをどんどん出してきたなっていうふうに思っています。
なるほど。ありがとうございます。しかし私聞く間ずっとエンジニアサイドの人なのかと思ってたんですけど、
営業サイドの方だったんですね。
そうなんですよ。若干学生自体は借りてたんですけど、今はもう全然です。
ちなみに健康器具ですか?健康器具ってからだいぶ違うところに来て、12年で社長ってなかなかのサクセスストーリーじゃないですか。
ありがとうございます。なかなかないかなと思うんですけど、
でも元々いたのが、ベンチャーでもないんですけど、急成長した会社にいたんで、
それほどの経験が大きかったなっていうふうに思ってまして、ことその2000年代のときって、
CPAとかCPC、前世紀のときだったので、それをもうじっくりずっと数字を見ながらマーケティングした。
この点で大きいなっていうふうに思ってます。
なるほど。そんな中で、バル研究所さん、今いくつかお話を伺っている中で言うと、
ビジネスの規模としてはB2Bが一番大きい。B2Bっていうか、さっきいただいた4点で言うと、
どれが一番大きなビジネスモデルですか。
そうですね。B2Bが一番大きいビジネスモデルです。
それをデジタルマーケティングで実はガリガリやってますとか、そんな話になるんですかね。
そうですね。B2Bでいくと、わりと出張歴とか交通費生産ってことはあまりなくならないかなっていうふうに思ってます。
そういったところは、しっかりと制度を担保しながらやっていくべきかなと。
やっぱりお金が絡むんで、間違えると大変なことになるんですよ。
そこを我々は制度を担保していくっていうのは非常に力を入れてやってますので、
そういったところは一つ大事にしていくべきかなと思います。
なるほど。ありがとうございます。
そんなバルキン・フィリオさんの今後の展望というか、こんな感じでやっていきますよみたいなところを教えていただけると。
そうですね。今後の部分でいくとですね、一つはリアルタイムっていうところで、情報鮮度っていうのが大事かなっていうふうに思ってます。
今もやってるんですけれども、経路検索って基本的には出発地と目的地を入れて、
自国用データを基に経路検索を出すんですけれども、
今はどちらかというとバスとか鉄道の位置情報を基にリアルタイムな経路検索の結果を出すみたいなことをやってますので、
そういったところの鮮度を上げていくということをやりたいなというふうに思ってます。
あとはさっき言ったローカライズですね。
その地域にあったモビリティであったりとか交通のあり方っていうのを分析して、地域にあったモビリティのある案内をしていく。
最後はパーソナライズっていうところに行き着きたいなっていうふうに思ってまして、
さっきいろんなモビリティがあってっていう話もあったと思うんですけれども、
それを単にその人にあったモビリティを提案していくのかっていうことをゆっくりやっていきたいなというふうに思ってます。
ありがとうございます。
いやー、なんか交通のところはやっぱり電車が安すぎたんですかね。
タクシーが高すぎたのかなとかっていうのはちょっと最近。
なるほど。
まあなんかちょっとその辺も今後変わってくると思いますし、
それがどう違うのかとか、だいたい交通がこんな感じなんだよっていうのがいろいろお勧めしていただけるといいなと今お伺いしてて思いました。
今ね、電車安すぎるんですけど、
まあそうですよね。そこはいろいろな手段、選択肢があるといいなっていうのと、そういうのありますよっていうのをお届けいただけるのがエキスパートさんかなと思ってますので、楽しみにしております。
今日はエバル研究所の岸さんにお話を伺いました。岸さんありがとうございました。
ありがとうございました。失礼します。