1. ゴロゴロトーキング
  2. 270. 邦画「ある男」から見る..

映画『ある男』について話ました。


ある男 - Amazon Prime VIdeo

https://amzn.to/3vqhD50


ある男 平野啓一郎 (著)

https://amzn.to/3vvfQeX


尼崎事件 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BC%E5%B4%8E%E4%BA%8B%E4%BB%B6



📮 お便りはこちらから

https://forms.gle/FjfvyGc9Ua8uBPR99


🐦 ゴロゴロトーキング公式Twitter

https://twitter.com/5656talking


📻ゴロゴロ起業ラジオ

https://open.spotify.com/show/7gw8wScrBTfiVdP6KTagsb


📻ゴロゴロトーキング

https://open.spotify.com/show/31LnZKGisvsUTdIWc5jzL0

サマリー

ヤマンは、日本のドラマに物足りなさを感じ、傑作の日本映画「ある男」を紹介しています。この作品では、安藤桜さん演じる李恵さんと久保田さん演じる谷口大輔さんの再婚後、大助さんの死後に起こる不可解な出来事を通じて、戸籍交換という犯罪手法が明かされるストーリーが描かれています。映画「ある男」は、戸籍交換を描いたミステリー映画で、誠崎(谷口大輔)が他人に成り代わって生きてきた過去を持ち、木戸(牧陽子)が彼の歴史を追いかける中で感じることが描かれています。作品の冒頭とラストに登場するマグリットの絵画「不許複製」も興味深く、鏡に写った谷口大輔の姿と重ね合わせられています。この映画は、戸籍交換という技術を題材に、その闇の深い問題や犯罪への悪用が描かれます。身分詐称や不正行為など、戸籍交換による犯罪には要注意です。邦画「ある男」を通して、人の成り代わりをテーマにした映画と事件の関連性について考えてみてください。

00:00
スピーカー 1
どうもヤマンです。 どうもハリーです。この番組は、教育会社を経営しているハリーとデザイン会社を経営するヤマンがお届けする仕事に役立つ情報を緩く紹介する番組です。
日本ドラマと韓国ドラマ
スピーカー 1
先日ね、やっと見終わりましたね。韓国ドラマのペントハウス。
前に言ってたやつ? 前に言ってたやつめちゃくちゃ長かったんですけど。
スピーカー 2
はいはい、全48話ぐらいの。
スピーカー 1
はい、シーズン1で43話、2か3ぐらいあって、シーズン2でも28話ぐらいあって、シーズン3でも28話ぐらいあって、シーズン3まで全部見ました。
頑張りましたね。 頑張った。
いやでもね、面白かったっすね。やっぱりね。
でもあの、改めてやっぱ韓国ドラマ面白いなぁと思って。なんかね、日本のドラマも今見てるんですけど、ちょっとね、物足らないんですよね。なんか。
日本のものが。何なんでしょうかね。やっぱりちょっと刺激が足らないなぁと思って。
刺激か。 うん。ラディカルじゃないんですよ。
あー。 過激じゃないんですよ。
過激か。 うん。で、日本も絶対曲げてないはずだと思って。
日本でもなんか日本っぽく、日本コンテンツっぽくていい、なんかないかなと思って色々探しまして、この度見つけました。
見つかりましたか。 めちゃくちゃおすすめの日本映画。
ほう。 地味です。めちゃくちゃ地味なんですけど、もう傑作だと思う。
ほうほう。気になる。 はい。タイトル、ある男。
あー。ある男っていう映画。
スピーカー 2
ある男。はあはあ。
スピーカー 1
この映画ね、あのー見たんですけど、めちゃくちゃ良かったです。
ほう。 うん。うまい。うまい。ただ一言言っときます。
うん。 映画全体でなんか派手なシーンとか、
うん。 あのー、そのラディカルな表現とかないんで、
ないんだ。 ないんで地味な映画で、
うん。 疲れてる時に見ちゃうと、寝てしまうかもしれない。もしかしたら。
スピーカー 2
あー、そうなんで良かったんすか。刺激ジャンキーな小山さんの欲求を満たすようなものというよりは。
スピーカー 1
ちがうね、日本映画でそれを求めちゃうと、絶対勝てないんですよ。韓国に。
ふーん。 その日本人が持ってる特性で、
うん。 その感情を表に出して暴れまわったり、何かが爆発したり、なんか過激になんかするみたいなんて、
なんかしっくりこないですよ、僕個人的にね。
ふーん。 なんか奥深くて地味なんだけど、
うんうん。 あのー、すごく考えさせられるみたいな。
はいはいはい。 で、なんか静かに地味にあれ?みたいな感じで終わるんだけど、
うん。 なんかよくよく考えればこれってすごい大きく深くて、ディープな問題なんじゃないかって、
うん。 気づかせてくれるようなコンテンツ。
スピーカー 2
あー、結構その文芸チックな感じというか。
スピーカー 1
そうそうそうそう。その文脈とかあの人の行動があれは何を意味してたんだみたいな。
はいはいはい。 そういう上手さ。
うん。 ストーリーとしての上手さがしっかりある映画でした。
なるほど。 はい。何本か見たんですけど、これが一番面白かった、本当に。
へー。 もうこのゴロゴロトーキングのためにも日本映画でちょっといいコンテンツも紹介したいなと思って、いろいろ探していろいろ見たんですよ。
うん。 その中でもこれが一番欲しいです。ある男。
スピーカー 2
ある男ね。なんか聞いたことあるような気はするけど。
はい。 何なんだろう。
スピーカー 1
うん。 えっとね、出てる人。
出てる人。はい。出演者。 出演者からいきます。出演者。
はい。 えー、つまぶきさん。
スピーカー 2
お、つまぶきさんね。
スピーカー 1
懐かしくない? つまぶきさん。
そうかなー。
最近見なくなかったですか?
スピーカー 2
これ宝くじのCMの人っていう印象。
スピーカー 1
あー、確かに確かに。で、あのー、安藤桜さん。
スピーカー 2
あー、はい。安藤桜さん。
スピーカー 1
この人演技めちゃくちゃ上手いよね。
スピーカー 2
あ、そうなんすか。
スピーカー 1
うーん。 へー。
で、あと久保田さん。久保田、えー、名前、下の名前忘れちゃったな。
スピーカー 2
久保田。えーと、はいはい。
正高。
あー、この方ですね。はいはい。顔見たら分かります。
スピーカー 1
顔見たら分かりますよね。結構いろんな作品に出てるんですけど。
あ、久保田正高さんですね、俳優の。 うん。
この人が出てて、あと牧陽子さん。
スピーカー 2
あー、今、いろいろと話題の。
スピーカー 1
はい。今確かに話題ですね。はい。
まあ、この主要メンバー、この4人ぐらいが出てる。はい。
番組なんですけど。はい。
「ある男」のあらすじ
スピーカー 1
まあ、簡単にあらすじを言いますと、この安藤桜さん。はい。
スピーカー 2
これ、あのー、李恵さんって言うんですけど、映画では。李恵さん。
スピーカー 1
うん。うん。
あのー、夫と別れて、故郷の宮崎に帰ってきて、
うん。
あのー、暮らしてるんですよ。で、息子が1人いるんですね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、そこで、くじ数の少ない若者。
うん。
谷口大輔って言うんですけど、これが久保田さんですね。
スピーカー 2
あー、はい。久保田さんね。
スピーカー 1
この人と出会って、再婚するんですよ。
はい。
で、そのー、李恵さん、安藤桜さんも、実は子供、男の子1人いるんだけど、その下にもう1人子供がいたんだけど、心臓の病気を出、子供1人亡くしちゃってるんですよ。
はい。
で、心にすごい深い傷を負ってるんですね。
うん。
で、その子供の治療のことで、その前の夫とも意見が食い違って、その子供が亡くなったことがきっかけで離婚してるんですね。
スピーカー 2
うん。うん。うん。
スピーカー 1
なので、まあ、心にすごい傷を負ってる状態で、故郷に帰ってきて息子と2人で暮らしてると。
はい。
そんな中で、この久保田さん、谷口大輔さんと出会って、まあ恋愛になって、再婚するんですよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、この谷口大輔さんもこの久保田さんも、その前半では語られないんですけど、心にすごい傷を負ってるような口数の少ない、寡黙な男の人なんですよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、そのすごく自分の顔を嫌がるんですよね。鏡でパッて自分の顔を見るとすごく目を背けたりとか。
はい。
2人で車を運転してる時に、その車の窓ガラスに自分の顔がこう光の反射でパッて視界に入ると、すごくこう挙動不審になるというか。
スピーカー 2
えー、そんなに?
スピーカー 1
あたほたするような。で、なんかトラウマ持ってるなみたいな。
うん。
まあ、そんな2人がまあお互い心に傷を負いながらも出会って再婚すると。
うん。
で、めちゃくちゃこうささやかな幸せを築いて暮らしてるんですよ。
うん。
で、そのりえさんと大助さんの間にも女の子が1人生まれて。
うん。
幸せに暮らしてたところ、その大助さんが林業やってるんですね。
スピーカー 2
林業?林。
スピーカー 1
うん。林。
はい。
あのーでっかい杉の木とかを電動コースターでブイーンってやって。
はいはい。
カンカンってやってバキバキバキバキって言って木を倒していくような。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、そういう仕事をしてて、そっから1年後、あ、違う3年ぐらい一緒に過ごすんかな結婚して子供も生まれて。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、ある日その林業の不意なあの事故で。
うん。
大助さん死んじゃうんすよ。
えー。
木に挟まって。
スピーカー 2
あらあらあら。
スピーカー 1
あのー安藤さくらさん最悪ですよね。りえさんは。
うん。
もう息子も病気で心臓の病気で亡くして。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、せっかく出会えた旦那さん再婚した旦那さんも事故で亡くしちゃうと。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、あのー葬式もしてすごく悲しんでたんですよね。
うん。
で、それから1年後その大助のお兄さんが。
うん。
一周期に仕事、あ、一周期にこう姿を現したんですよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
その結婚した時も大助さんってその自分のルーツについては語りたがらなかったんですね。
スピーカー 2
あー自分の昔の話を。
スピーカー 1
昔の話とか昔の友達とか家族のことをね。
で、まあそのりえさんも自分の心に傷を負ってるし向こうも何かトラウマがあるなってことを察してたからあまり深く追求しなかったんですね。
まだ結婚して3年とか4年とかだったから。
うん。
そんな中で死んでしまって、その死んでしまった一周期にその大助さんのお兄さんが来たんですよ。
はい。
で、あの仏壇に手を合わせた時にそのお兄さん。
うん。
京一って言うんですけど。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
京一が手を合わせる時にふって言うんですよ。
あー家飾られてないんですねと。
写真ね。
写真ね。
仏壇に写真置いてないんですねって言ったら、いや置いてますと。
うん。
え、でもいないじゃないですかって。
いやいや置いてますけど。
え、どこに?
いやそこに。
え、どこですか?
みたいなこと言い出す。
スピーカー 2
え、いや怖。
スピーカー 1
そう怖いよね。
え?とか言って。
で、困惑しながらもそのリエさんが、これこちらにって言って、その大助さんの家、写真を手でこう差し示したんですよね。
そうするとそのお兄ちゃんの京一が、え、これ大助じゃないですって言い出すんですよ。
スピーカー 2
人違い。
スピーカー 1
いやいや大助さんです。
いや大助じゃないですね。
このやりとりがね、このやりとりがリアルでめっちゃ面白かった。
面白いというかね、演技がすごい上手だって。
スピーカー 2
いや怖いですよね。
スピーカー 1
いや怖いんですよ。
で、そんなに変わられましたか?とか言って。
いや変わられたとかそういう次元じゃなくて、大助じゃないですって言って。
ほう。
で、もうすごく悲しんでる一周期の時に意味不明なお兄さんが来て、そのリエさんもちょっとイラつくよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
ああそうですか、そんなに変わりましたか?つって。
何かあったっていうのは察してるけどね。
うん。
で、京一さんが、いやそういう意味じゃなく、そういう意味じゃなくて別人ですと。
スピーカー 2
別人?
スピーカー 1
別人ですと、これは僕の弟じゃないと。
いうことを聞かされるんですよ。
スピーカー 2
はあ。
スピーカー 1
で、そのリエさんがこう困惑するんですよね。
どういうことと。
スピーカー 2
どういうこと。
スピーカー 1
うん。
で、あのーリエさんが離婚した時にお世話になった弁護士。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
木戸さんって言うんですけど、その人に調べてもらうんですよ。
スピーカー 2
ああこの大助さん。
スピーカー 1
大助さんが本当に大助さんなのかどうか。谷口大助なのかどうかっていうことで。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
調べてもらうんですよ。
不可解な出来事と戸籍交換
スピーカー 1
うん。
で、この映画の主人公はこの木戸さんなんですよ。
スピーカー 2
ああそうなんだ。
えー。
スピーカー 1
この木戸さんが妻吹さんなんですよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
この妻吹もね、演じ超上手かった。
うんうん。
ちょっとキャラ的にね誠実な男性で、あのーなんかね石丸市長を報復。
うーん。
なんか早期させるようなあのキャラクターでしたね。礼儀正しくて。
うん。
で、この木戸さんがえーとこの谷口大助さんを調べるんですよ。戸籍の当本取り寄せたりとかして。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、調べるとこの人谷口大助さんじゃなかったんですよ。
あ、違うんだ。
スピーカー 2
そう。
誰よ。
スピーカー 1
誰か分からないんですよ。謎の男なんですよ。
ほう。
で、この本名も経歴も分からないこの謎の男をXとして。
うん。
で、この木戸さんとりえさんはXの正体をこう探るべくいろんな人に会いに行くっていう話なんですよ。
スピーカー 2
おー面白そうじゃないですか。
スピーカー 1
いやこれがねー面白かったですよ。
スピーカー 2
え、でもそれだけ聞くとミステリーみたいな感じなんじゃないですか。
スピーカー 1
ミステリー的な要素もあるんですけど、これねーあのーまあここまで言ったらネタバレにならないと思うんで、えー言ってしまうと戸籍交換の話なんですよ。
戸籍交換?
うん。あんま聞き慣れないですよね。
スピーカー 2
うん。初めて聞いた。
スピーカー 1
戸籍交換って言って、えっとーこれね不正なんですけど、日本でも2012年とかですごいいろんな事件が起きたときにこの事件が絡んで、こういう手法が絡んでたらしいんですけど、戸籍って交換できるらしいんです。書類一つで。
スピーカー 2
交換するって意味が分からない。
はい。
例えばじゃあ僕と小山さんが入れ替えましょうっていう。
スピーカー 1
入れ替えましょうって言ったら戸籍上入れ替われる。
スピーカー 2
やまんですって言えるんですか。
スピーカー 1
そう、やっぱりですって言える。
スピーカー 2
えーすご。何のために。
スピーカー 1
あのー、性同一障害者同士が戸籍交換とかするらしいんですよ。
スピーカー 2
はーなるほど。
スピーカー 1
女として生まれたけど気持ちは男で、男として生まれたけど女になりたいっていう人たちが家族にも見捨てられて。
スピーカー 2
うん。
戸籍交換での他人になり代わる技
スピーカー 1
私のこと一人ぼっちになるという人たちがマッチングして名前と人生入れ替わるんですよ。
スピーカー 2
えーもっといいやり方なかったんですか。
スピーカー 1
どうなんでしょう。でもねそういうブローカーとかもいてるんですよ。
スピーカー 2
あーじゃあ公式には別に認められてないんですか。
スピーカー 1
それやると不正ですね。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
よくさあの養子縁組ビジネスって聞いたことないですか。
スピーカー 2
あー養子めちゃくちゃ囲ってる人いますよね。
スピーカー 1
そうそうそうよくねその今どうかわかんないけど一昔前にその詐欺集団とかがこれこれもあの知っておいた方がいいと思います。
よくえー外国の中国人とかが戸籍交換してブローカーというそのヤクザみたいな人たちがね戸籍交換でいっぱい戸籍を交換していくんですよ。
そうすると銀行口座いっぱい作れるじゃないですか。
うん。
でそこにあの詐欺のお金を振り込んだりして。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
詐欺お金振り込んだりしたしたりだとかあとその戸籍を交換して別人になりすまして保険金詐欺したりしてでお金だけ分取ってまた戸籍貢献して別人になりすますみたいなね。
うーん。
そういうのがよくあるんですよ。
よくあるんだ。
昔はね有名なので言ったら2012年の天ヶ崎連続変死事件とかで検索してもらったら。
スピーカー 2
怖そうっすねなんか。
スピーカー 1
うんこれもね意味不明なんですよね。
でもみんな戸籍交換してて名前みんないっぱい変えてるんですよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でお金を騙し取ったり。
はい。
人殺したりね悪いことしてる奴がいっぱいいてるんですよね。
ほー。
こういう幼稚園組ビジネスっていう手法があることを覚えておいた方がいいかもしれないですね。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
今どのぐらいのセキュリティーになってるか分かんないんですけどマイナンバーカードとかもあるし。
うん。
一昔前って書類一個で戸籍って変えれたんですよ。
うーん。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
でその生活困窮者とかを狙って。
はい。
もう本人が知らん間に戸籍いっぱい変えられて銀行口座たくさん作られてたりとか。
うん。
例えばむちゃくちゃ借金してて自己破産した人が戸籍交換してまたお金借りれるようになったりとかね。
うんうんうん。
その裏技的にそういうのがあるんですよ。
スピーカー 2
なるほどねー。
スピーカー 1
でまあこの映画のその骨組みになってるのが戸籍交換の話なんですよ。
スピーカー 2
戸籍交換か。
はいはい。
スピーカー 1
でまあ今から喋る話はあのこのある男のもうネタバレになるんで見たい方はもうここで聞いていただきたいんですけども。
はいはい。
ちょっとこれ面白いんででこれ聞いてもらっても知った上で見てもまた面白いとは思うんで今からネタバレ話していきますね。
はい。
でまあさっき言ったみたいにもう結論から言うとこの映画の映画の本作はもう戸籍交換を描いた映画で。
うん。
でその正体不明の存在だったX。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
大輔さんね。
久保田さんさん。
うん。
人生で計4つの名前持ってたんですよ。
おー。
4つかー。
戸籍交換をね繰り返して他人になり代わって生きてきた人なんですよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
でこの谷口大輔さん本名は小林誠なんですよ。
スピーカー 2
小林さん。
うん。
小林誠でこの小林誠のお父さん。
お父さん。
スピーカー 1
うん。
お父さんがめちゃくちゃえぐい殺人者なんですよ。
うーん。
一家三人虐殺して。
スピーカー 2
うーん。
誠崎と谷口大輔の歴史
スピーカー 1
映画上でですよ。
虐殺してなんかお金取って家を燃やしたみたいなんで死刑囚なんですよ。
ほうほうほうほう。
で自分のお父さんと自分が瓜二つなんですよ。
うーん。
もう遺伝的に顔がものすごく似てしまったと。
うーん。
スピーカー 1
でそういう恐ろしい父親恐ろしい事件をしてしまって死刑囚になった父親と自分が同じ顔だから自分の顔にもすごいトラウマがあるんですよね。
うーん。
で死刑囚でそのお父さん死刑されたんですけどで母の旧姓である原原原誠になるんですよ。
はい。
でその父と同じ小林っていう名前を捨てることで世間の目を避けようとしたんですよね。
原誠として生きようと。
小林誠だと死刑囚の息子だとすぐにバレちゃうから原誠として生きようと思ったんだけどまあ世の中ってそんな甘くないじゃないですか。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
でも苗字変えたところで顔もそっくりだしお前死刑囚の息子だろうと。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
いう楽言が消えることはなかったんですよ。
うーん。
で誠さん自身も自分の顔つきがその父親に似てることがもう耐えられなかったと。
うーん。
でその誠さんはもう自分の過去名前ごと過去を捨てたいと。
うん。
その誠さん自身はめちゃくちゃいい人なんですよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
捨てたいって思うようになるんですよね。
うん。
で途中ボクシングジムとかに通ってまあ心に傷があるんでねこう自分をこう罵してほしいっていうかその自分を痛めつけたいみたいな感情が出てきてボクシングジムに通い始めたりするんですけど。
うん。
そこでさっき言った戸籍ブローカーの小三浦っていうお爺と会うんですよ。
スピーカー 2
小三浦。
スピーカー 1
小三浦っていう小さいに見るに裏っていう。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
でその小三浦ってその戸籍ブローカーなんでそういう過去を捨てたいっていう人たちをマッチングさせて名前売るみたいなねことやってるんですけどそこで曽根崎義彦っていう名前の戸籍と交換するんですよ。
スピーカー 2
林から曽根崎。
スピーカー 1
小林誠から原誠になって原誠でも死刑囚の息子っていうレッテルが消えることがなかったんでブローカーに頼んで曽根崎義彦っていう名前と交換するんですよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
映画では曽根崎さんについて深く語られてないんですけど原作の小説の方ではヤクザの息子らしい。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
でめちゃくちゃ倫理観が欠如してる男として描かれてるらしい、事情を抱えてる男らしいんですけど映画ではそこかなりカットされてて。
まあまあブローカーが売ってる人の名前なんでろくな奴の名前ではないっていうことですよね。
スピーカー 2
その時元曽根崎さんは原として生きていってるっていうことですか?
スピーカー 1
いやまた別の誰かの名前使ってるんじゃないですか。
スピーカー 2
あそうなんだ。
スピーカー 1
ブローカーがそういうのをぐわって囲ってやってるからね。
で曽根崎と名乗り始めたと。
で2度目の戸籍交換を決意した誠さんまた別の家族から逃げたいと思う谷口大輔っていう人がいたんですよ。
ああようやく。
そうようやくその頃谷口大輔さんも実家が温泉をやってたよね。
温泉宿やっててでお兄さんとむちゃくちゃ比べられることが多くて結局お兄さんが継ぐことになったんですよ。
はいはい。
で本当はもうダメな弟みたいなレッテル貼られてもう家族から逃げたいみたいなことになってて。
でこれも映画ではなかったんですけど原作の方では表現されてたらしいんですけどそこの旅館のお父さんの臓器移植の対象にされたらしい。
スピーカー 2
え谷口大輔さんが?
スピーカー 1
谷口大輔さんがもうこのままだったらお父さん住んでるからお前の臓器お父さんにあげろと。
むちゃくちゃ言うな。
お前それぐらい役に立てよと。
ちょっとまで言われて谷口大輔さんももう家族に見切りをつけて出ていったと。
でもう谷口大輔として生きるのが辛くなってもう生まれ変わりたいと思ってたよね。
スピーカー 2
へえー。
スピーカー 1
でその今回の誠崎を名乗ってた誠さんもその谷口さんと出会って谷口さんと名前を交換したんですよ。
で主人公はこの谷口大輔として生きることになったと。
スピーカー 2
なるほどなるほど。
スピーカー 1
というこの戸籍交換の歴史があってそれに気づくんですよ木戸さんがね。
その人を追いかけていく上でその谷口さんその誠さんですよね久保田さん。
誠さんがその経験してきた人生の歩みを一緒に経験するような表現になってて。
映画の中ではその妻吹木戸さん弁護士の方ですねここに感情移入するような構成になってるんですよ。
でまあそれを安藤桜さんですよりえさんに全部言うんですよね。
でこの二人が感じることをなんか映画の中で表現されてるんですよ。
でも映画の構成の本質はこういう話ですね。
スピーカー 2
やっぱミステリーじゃないですか。
スピーカー 1
ミステリーなんです。
マグリットの絵画とテンションの表現
スピーカー 2
見た作品だと宮部美行の華奢っていう小説で戸籍を入れ替えるっていう話が出てきたなというのを聞きながら思ってて。
それだと完全にミステリーなんですよ。
最後結局こいつは何者なんだっていうのが分かるっていうところで終わるっていうね。
スピーカー 1
めちゃくちゃ痺れたんですよ。
なるほどね。
スピーカー 2
ミステリーかなと思って。
スピーカー 1
いやほんで最後木戸さんの奥さん牧陽子がこっちの家族の話もあって、木戸さんも在日韓国人なんですよ。
スピーカー 2
3世の。
スピーカー 1
で結構帰化して日本の国籍になったんですけど、在日韓国人っていうレッテルが貼られて結構嫌な思いして生きてきた人なんですよね。
そんな中で牧陽子奥さんが最後浮気してたことが発覚したよね。
スピーカー 2
牧陽子が?
スピーカー 1
牧陽子が浮気をしてた。
スピーカー 2
奥さんの方がね。
スピーカー 1
奥さんが浮気してて、木戸さんもなんか自分の人生が最後嫌になるよね。
で最後木戸さんが谷口大輔さんになったような終わり方するんよ。
スピーカー 2
え?どういうこと?
スピーカー 1
木戸さんも戸籍交換する最後。
スピーカー 2
え?するの?
スピーカー 1
下っぽい終わり方をして。
スピーカー 2
下っぽい?へー。
スピーカー 1
最後その下かどうかはあなた次第です。この問題どう思いますかっていう終わり方なんですよ。
スピーカー 2
おーはいはいはい。
スピーカー 1
で描写が面白いのか特に面白いなと思ったのが、映画の冒頭とラストになんか奇妙な絵画が登場するんですよ。
スピーカー 2
奇妙な絵画とな。
スピーカー 1
これちょっと検索していただきたいんですけど、ルネマグリット。
スピーカー 2
あ、マグリットね。シュールレアリズムのね。
スピーカー 1
そう。これの不許複製っていう絵。
スピーカー 2
え?もう一回いいですか。
スピーカー 1
不許複製。
スピーカー 2
不許。
スピーカー 1
うん。不可能の不に許可の許。で複製。
スピーカー 2
あー。
スピーカー 1
複製禁止って検索しても出てくると思う。まあ意味は複製禁止って意味なんですよね。
スピーカー 2
はい。あ、出てきた。
スピーカー 1
この絵めちゃくちゃ面白くないですか。
スピーカー 2
これ何?鏡があって、鏡の前に。
スピーカー 1
で男の人が、男の人が立ってますよね。
スピーカー 2
鏡に向いて後ろ姿で立ってます。
スピーカー 1
うん。で鏡の前に立ってるんで、本来鏡に向き合ったら自分の正面の顔が見えるじゃないですか。
はいはい。
だけど自分の後ろ姿がそのまま投影されてるんですよね。
うん。
じゃあこれ鏡じゃないのかって思うと手前に本が置いてあって、本はちゃんと描写されてるんですよね。鏡として反射で反射で表現されてるのに。
はい。
自分だけ反射されてないと。
スピーカー 2
おー確かにそういうことか。
スピーカー 1
意味深にその映画の冒頭とラストにこの絵が出てくるんですよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でまさにこの映画ってこのマグリッドのこの複製禁止この絵画をなぞられた作品だなと思って。
スピーカー 2
ほうほうほう。
スピーカー 1
これあの多分ですけど僕の解釈ではこのマグリッドのあの男の人って木戸さんと同じ状況だと思うんですよね。
ほう。
前に写ってるのが谷口大輔さんだと思うんですよ。
スピーカー 2
鏡に写った方が?
スピーカー 1
そうそうそうそう。
はいはい。
だからその谷口大輔さんの歴史を辿って追いかけてってるよね。追いかけてるっていう絵面にもなってるし、その人になろうとしようとしてるけど結局慣れてないよみたいなちょっと皮肉打ってるような感じにも受け取れるんですよ。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
だからなんか作品の中でこのマグリッドの甲斐が持ってくるのもうまいなと思って。
スピーカー 2
うーんうん。
スピーカー 1
この映画がね、まあ今ちょっとネタバレ全部言っちゃったんですけどこれ知った上でもあの見てもらうと非常に面白いと思います。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
なんかね俺あの韓国ドラマの大げさな演技。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
大げさな演技が日本人があれやると面白いちょっと滑稽だなってずっと思ってたんですよ。
うんうん。
まあ韓国人だからああいう演技が成立するんだなみたいな。
スピーカー 2
言ってましたね。
スピーカー 1
うん。
なんか日本人がああいう演技するとなんかヘケイキとしちゃうんですよ僕。
うん。
嫌になっちゃうんですよね。
うん。
だけどなんか日本人に合う演技ってどんなんだろうなと思ったときにこの映画のこの空気感このテンションが一番日本人ぽかったですね。
うーん。
スピーカー 2
すごいベタボメじゃないですか。
スピーカー 1
うん面白かった非常に。
へー。
戸籍交換の問題点
スピーカー 1
あの多分その韓国ドラマとかこの僕のバックグラウンドがない状態であの映画見たらただのただの映画なんですけどいろんな自分が下手上でこれを今このタイミングで見てすごい面白かったですね。
スピーカー 2
あーなるほど。
スピーカー 1
うん。
でこの戸籍交換っていうのもさ。
うん。
結構闇の深い問題なんですよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
さっきも言ったようにマイナンバーが浸透してきてこの辺のそのセキュリティって高くなってくると思うんですけどこの戸籍の登録とかってもう本当に区役所とかが紙一枚でやってるんですよね。
うん。
でこの戸籍交換のあのいろんなあの事例。
うん。
見ると結構みんなねいろんな苦労してる人が多いらしい。
うんうん。
例えばある人のブログに書いてあったんですけど。
はい。
ブログに載ってる多分仮名だと思うんですけどマミアさんって人の話なんですけど。
はい。
そのパスポートのために戸籍当本を取り寄せたらしいんですよ。
うん。
でそのマミアさんの家族構成はお父さんお母さん自分の一人子なんですね。
うん。
で二十歳の時に海外旅行に行くことになってパスポートしとくためにその実家に頼んで戸籍当本取り寄せたらしいんですよ。
うん。
でもう送られてきた戸籍当本を見て愕然としたと。
うん。
戸籍の母の欄には全然知らん人の名前が書かれてたんだって。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でしかもその自分以外に聞いたこともない別の子供の名前が三人書かれてたんだって。
スピーカー 2
兄弟として?
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
すご。
スピーカー 1
でも驚いてもうすぐ実家に電話してもう母親に事情を聞いたと。
うん。
でもうお母さんのこと大好きだったんだけどその子。
あのお母さんは実のお母さんじゃないの?と泣きながら電話で問いただすと実はお父さんは以前別の人と結婚していたと。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
でそこに子供が三人いたと。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でお母さんはまだそのお父さんの前の奥さんと離婚が成立する前に自分のことを産んでしまったらしい。
スピーカー 2
おーはいはい。
スピーカー 1
もう困惑しますよね。
それ聞かされて。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
さらに事情聞くとまあいい加減な事情で戸籍がおかしくなっていることが判明して。
その前の奥さんと籍が抜けてない状態で自分が生まれて。
うん。
まあ戸籍だけは何とかしなきゃいけないなと思ってお父さんはなんと前の奥さんの子供として自分の出生届を出してしまったんだって。
スピーカー 2
おーはいはいはい。
スピーカー 1
だから四人兄弟みたいになるよね。
三人既にいて四人目が生まれましたみたいなことで戸籍等を出生届出したんだって。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
なんかその辺も出さないと子供手当て受けれないとか行政のサービス受けれなくなるからなんかその辺も焦ってそういうことしちゃったみたい。
うん。
ねえこんな突拍子もない方法で出生届出されてしまった。
スピーカー 2
親父がむちゃくちゃじゃないですか。
スピーカー 1
でそのまみやさんの戸籍はずっと修正されないまま放置されてたんだって。
スピーカー 2
それ親父のせいでしょ。
スピーカー 1
そう親父のせいでね。でまあそれも修正されない。
スピーカー 2
修正されないんだ。
スピーカー 1
うん。でその親子関係を無理やり作ろうと思ったお父さんはさらにそのまみやさん女のあの娘とお母さんを養子縁組っていう形で登録しちゃったんだって。
スピーカー 2
でその母親だと思ってた人を養子にした?
スピーカー 1
そう養子縁組として登録して。その今の奥さんとまみやさんを。
スピーカー 2
どうした?
スピーカー 1
あのそれを知ってもう何度も正しい情報に修正してほしいって両親に頼んだんだけどその前の奥さんと連絡を取りたがらないお父さんがそれをかわしてたと。
親父よ。
親父よみたいな話なんですけどね。
で結局まあ戸籍は放置されたままお父さんが亡くなってでまあ自分が結婚することになったんですよね。
でその会ったこともない父のあの前の奥さんね。戸籍上は親子になってると。
怖いじゃないですかその相続とか借金とかもしあったら自分にも来るかもしれないし。
もう何かあったら大変だっていうことで家庭裁判所に出向いて戸籍を修正する方法を聞いて自分で手続きすることになったらしい。
スピーカー 2
それはできたんだ。
うんできたらしい。
スピーカー 1
戸籍修正するためにはなんかその前の奥さんが住んでる管轄の家庭裁判所まで出向いて親子関係不存在の申立てみたいなのをしなきゃいけないらしくって。
スピーカー 2
すごいそんな法律もあるんですよちゃんと。
スピーカー 1
そうなんですよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
でまあ家庭裁判所に出向いて双方の合意の上戸籍を修正すると。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
だからねあの結構そういうめちゃくちゃ大事なことなのにその書類1枚でできちゃうんですよ。
名前の交換とか間違って登録するとかって。
スピーカー 2
登録はありますけどえでもそれ書類を増やせばいいという問題なんかなというのは。
スピーカー 1
だからねなんか今ねマイナンバーで個人の番号があって写真もちゃんとついててみたいなんでその辺はちゃんとなっていくとは思うんですけど。
うん。
でそこであの今回このある男の映画みたいな戸籍交換のブローカーがいてもうお互い過去の自分を捨てて新しい自分になりたいと思っている人たちをマッチングさせて交換させるみたいな世界があって。
はい。
で実際今の僕らの世の中の知らないところでそういうことをしてたくさん銀行口座作ったり不正にお金を騙し取ったり保険金詐欺とか振込詐欺とか。
うーん。
いろんなところでこの養子園組ビジネスっていうのが悪い人たちに使われてるってことですよ。
スピーカー 2
あーそれ良くないっすね。
スピーカー 1
良くないっすよね。
うーん。
なんかね映画一本でここまで横軸でいろんなことを考えさせられるの久しぶりだなと思って。
スピーカー 2
はいはいはい。意外とそういう社会問題にも切り込んでいく。
スピーカー 1
切り込んで。
ある男。
うーん。
スピーカー 2
えー。
スピーカー 1
切り込まれてましたね。
なんか今どの辺なってるかわかんないけどさ今振込詐欺とかも多いらしいじゃないですか。
スピーカー 2
まあまだまだありますよね。
スピーカー 1
ねえまあ日本って年寄り、年寄り多いって言ったら怒られるかもしれないけど。
ねえもう振込詐欺っていうのを息子から電話かかってきて急いで急いで急いでお母ちゃんこれお金いるから振り込んでくれとかって言われたら、
もう疑うことなく振り込んじゃうんでしょうね。
はいはい。
スピーカー 2
でその振り込んだ口座っていうのは、得てして戸籍交換された人の口座であることが多いらしい。
スピーカー 1
あそうなの。
足つかないじゃないですかだって。
戸籍交換の実態と被害
スピーカー 1
変な話、全然関係ない人の銀行口座の可能性もありますからね。
うーん。
今回その映画の久保田さんが演じる谷口大輔は4回名前変えてますけど、その天ヶ崎事件とかではみんな6回とか7回とか名前変えて、
スピーカー 1
で親戚だって偽ってその家族に忍び込んでお金取ったり脅迫したりって殺したりみたいな事件が実際に日本でもあったみたいなんで。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
でさっきのマミアさんの例とかね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
結構身近に潜んでる問題ではあると思う。
戸籍バグ。
戸籍バグ。
スピーカー 2
確かにね。
スピーカー 1
どうします?こう自分と別人になれるよって言われたら。
今日から名前も捨てて。
スピーカー 2
少し不思議な話ですね。
スピーカー 1
不思議な話ですよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
今付き合ってる人の人間の縁切って。
うん。
明日から何でもいいんですけど。
スピーカー 2
今んとこなるメリットがあんまないですけど。
スピーカー 1
ないですけどね。
スピーカー 2
でもそういう状況になったら。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
もうそれしかないとなるのも役立つ。
スピーカー 1
魅力的な話ではありますよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でも自分で捨てた名前とかが何か不正に銀行口座作られてたり、借金の肩代わりになってたりとかするわけですからね。捨てちゃうと名前を。
スピーカー 2
まあそうですよね。
スピーカー 1
でもそれはその人の。
名前ってめちゃくちゃ大事ですよね。
スピーカー 2
名前大事なんですね意外と。
うん。
スピーカー 1
そうか。
どうします?生まれ変わっていいよって言われたら。
スピーカー 2
生まれ変わっていいよって言ったら。
いやでもまあ選べるんですよねアイテム。
スピーカー 1
選べる選べる。
スピーカー 2
なんかそのね英語ランクからもうただ同然のものまであって。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
いやどうかな。
まあそれをすることのメリットがあんまないですけどね。
スピーカー 1
まあ僕らはねまともに生きてるんでね。
メリットはないんですけどね。
発想として面白いですよね。今このご時世に誰かになり変われるってさ。
スピーカー 2
誰かになり変われるね。
スピーカー 1
でもさそういう人が近づいてきてもわかんなくない?
スピーカー 2
いや全然わかんない。そんな調べたこととかないですよ。
スピーカー 1
全然わかんないじゃないですか。
スピーカー 2
小山さんが小山さんかどうかも怪しくなってきましたから。
スピーカー 1
本名は実は鈴木ですみたいな。
スピーカー 2
うん。そうっすよね。
スピーカー 1
小山っていう名前を実はブローカーに頼んで交換してるんですよみたいな。
うん。
ことをやっててもまあわからないと。
スピーカー 2
わからない。
スピーカー 1
うん。
まあこういうねこういうのがあるらしいんで皆さんぜひ頭の片隅に入れといてください。
スピーカー 2
白標の上に成り立ってるんですねこの社会って。
スピーカー 1
ね。本当に。だからそういうのが作れますからね。
映画でも谷口大輔は谷口大輔と4年ぐらい普通に谷口大輔として生きてたんですよ。
で結婚もして子供も作って幸せに生きてたんですよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
だけど違うかったってことが成立しちゃう今のこの日本の制度どうなの?みたいな。
紙一枚で管理してんの?みたいなさ。
で深掘りしていくといろんな犯罪に使われてるじゃんこれみたいなさ。
うんうん。
ものまで実は隠れてると。
うーん。
いうことがあるんでね。
なんかなかなか深くて考えさせられて、
で演技もね皆さん非常に日本のコンテンツっぽい演技で自然に見れる感じでしたね。
スピーカー 2
あーなるほどね。
スピーカー 1
決して大げさではなくただ地味っていう。
スピーカー 2
まあ地味なのはね邦画のあるあるですからね。
戸籍交換の社会的影響
スピーカー 1
でもその地味の中でもしっかり。
スピーカー 2
地味というかね、わびさびというか。
スピーカー 1
わびさびというかちゃんと盛り上がりとかはあるんだけど、なんかこう眠たい時に見てると寝ちゃうみたいな。
スピーカー 2
細かい心のきびみたいなものを表現するっていうのがね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
これがね非常におすすめだったし、
この宝石交換っていうワードっていうかこの実情をね。
スピーカー 2
小山さんどうするんですか。
スピーカー 1
僕はさっき話しちゃったみたいに交換するメリットが全くないし、
僕は自分のこと大好きなんで、
誰にもなりたくないですね。
自分でいたいですね。
うーんそうなんですね。
スピーカー 2
メリットがねあんまないっていうのが。
なんかねよくその美人イケメンに変われるならみたいな話はありますけど、
それともまたちょっと違うじゃないですか。
スピーカー 1
ちょっと違いますからね。
どちらかというと過去の自分を捨てたいみたいな人が。
スピーカー 2
なんかしらの理由でね、そういうやりたいことができないとか、あんまり良くない思いをしているみたいな。
スピーカー 1
そう、だから冒頭で言った性同一障害。
心は女の子なんだけど男として生まれてきて、いろんなこと手術したんだけど、
やっぱり今までの生きてきた歴史とかいろんな背景で、
女になりたいけどなりきれないからリセットしたいみたいな。
そういう人たちがやるみたいな。
そういう人たちがやるケースもあるみたい。
スピーカー 2
あとあれも、何だっけなあれ。
ガタカっていう映画。
スピーカー 1
ガタカ。
スピーカー 2
ガタカだっけな。ガタカかガトカか。
TAGCって遺伝子の遺伝子配列の名前を用いたタイトルの映画で、
なんだっけな、宇宙飛行士になりたいけど遺伝的になれない。
スピーカー 1
ああ、洋画ですか。
SFサスペンスですね。
スピーカー 2
ガタカでしたっけ。
スピーカー 1
ガタカで出てきました。
スピーカー 2
それもそんな話だったかなと思って。
スピーカー 1
結構古い映画ですね、1997年のアメリカのSF映画。
スピーカー 2
あ、そうそう。
なんか優生学的な社会なのかな、これは。
で、遺伝的にあなたはこういう職業にはつけませんみたいなのを。
で、あ、今wikipedia読んでます。
DNAブローカーと接触するって書いてますよ。
スピーカー 1
いや、こういうブローカーがいるんですね、仲介業者が。
スピーカー 2
うん、だからもう科学発達してもこうなるわけですから。
スピーカー 1
これ面白そうですね。
スピーカー 2
これ面白かったですよ。
戸籍交換と犯罪について
スピーカー 1
GとAとTとCはDNAの基本塩素である。
グアニン、アデニン、チミン、シトシンの頭文字でありましたね。
まあね、皆さんも気を付けてください。
何を気を付けるかわからんけど。
スピーカー 2
でも勝手に取られることはないんでしょうかね。
スピーカー 1
勝手に取られることはないんですけど、
例えば何かの表紙に詐欺にあって、
追いかける時とかに、
その銀行口座追いかけても多分これダメだろうなみたいなことが
考えた時にこの辺の戸籍交換とか頭よぎるよね、ワードが。
戸籍交換してるからこれを追いかけるの難しいかもなとか、
友達がそういう被害に遭った時にその可能性ちょっと教えてあげるとか、
あとそのさっき言った養子縁組ビジネスみたいなね、
ものが存在してて、
生活に困ってる人たちをターゲットに、
悪いことしてる人たちがいてるっていう現状を知るっていうこととか、
その辺ですよね。
この辺は大人として知っといた方がいいなと思いました、改めて。
なんかそのエグい、
雨崎事件みたいなエグい連続殺人事件とかが起きて、
ニュースだけ見ると、
誰が登場人物で誰が被害者で誰が加害者かとかってわからなくなることがあるんですよ。
そういう時もこれで絡んでますよね、戸籍交換みたいなのが。
名前変えててこの人に近づいたから、
こうなってこうなってみたいな。
この雨崎事件もなんか人物相関図書いたらすごいことになると思うんですけど、
なんか合計10人ぐらい殺されてるのかなこれ、
昔の話ですけど。
スピーカー 2
じゃあちょっとwikipediaのリンクを貼っときますんで。
邦画「ある男」と事件の関連性
スピーカー 1
まあまあ今更ねこれをなんか掘り返してみる意味ってそこまでないかもしれないですけど、
こういうことがあったっていうことをね知っておくだけでもいいと思いますんで。
ていうかこのある男の映画からこの雨崎連続変身事件につなげる俺もどうなのかって思うけど。
スピーカー 2
そんな別になんか示唆されてるわけではないですね。
スピーカー 1
大将 まあ全然全然映画の作品とは全く関係なくて、
僕が個人的にこの戸籍交換っていうのを思い返していろいろ考えた時に、
この事件がこんなんだったよなっていうので思ったっていうだけです。
興味ある人はあまりいないかと思いますけど、
あの興味ある人は調べてみてください。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
大将 すごく残虐なえぐい事件がこの戸籍交換っていう。
スピーカー 2
Wikipediaにめちゃくちゃ詳細が載ってますね。
スピーカー 1
大将 載ってますねこれね。
大将 この戸籍交換っていうのを駆使して起こった事件ですね。
駆使してというかこれが使われてると何気なく。
だからこれを理解してないからでこの全体像が理解できないみたいな複雑な事件なんですよね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
大将 戸籍上の妻とかね。
大将 他人だけど偽装結婚してみたいなことがいっぱいやられてるんで。
大将 まあまあちょっとね最後暗くなってしまったんですけど、
今日はあの日本の邦画である男っていう映画が非常に日本映画っぽくて演技も良くて、
その構成ですね。
とかその作中にその絵画。
スピーカー 2
マグリット。
スピーカー 1
大将 マグリットを持ってきてなんか全体をこの伏線を回収するみたいなね。
作り方が非常に良かったんでお勧めさせていただきました。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
大将 はい。ってことで今回の感想をメールまたはアップルポッドキャストのレビューでお待ちしています。
二人でコメント欄をすべて読んでいますので今後の番組をより良くするためにあなたの感想をお待ちしています。
本日も最後まで聞いていただきありがとうございます。
それではまた来週お会いしましょう。
さよなら。
兄弟番組のゴロゴロ企業ラジオではハリーが企業やスタートアップに役立つ情報を緩く紹介しています。
概要欄にリンクを貼っていますのでこちらもよろしくお願いします。
45:21

コメント

スクロール