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2022-12-15 51:19

第94回(2)『ある男』象徴化しても、社会から眼を逸らさない

『ある男』の話をしました。

本作の巧みなモチーフ使いや象徴性による作品全体のパッケージング、アイデンティティにまつわる個人の話と社会的な問題提起のバランスなどについて話しています。

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・山口 ・マリオン

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00:00
今日のテーマトークは、「ある男」です。はい、ではマニオさん、解説お願いできますか。
はい、映画ドットコムから解説読ませていただきます。芥川賞作家、平野圭一郎の同名ベストセラーを三ツ鉢と縁来、
具効録の石川圭監督が映画化し、妻吹里氏、安藤さくら、久保田雅孝が共演したヒューマンミステリー。
弁護士の喜怒は、かつての依頼者リエから亡くなった夫、大輔の身元調査をしようしいという奇妙な相談を受ける。
リエは離婚を経験後に子供を連れて故郷へ帰り、やがて出会った大輔と再婚。
新たに生まれた子供と4人で幸せな家庭を築いていたが、大輔は不良の事故で帰らぬ人となった。
ところが長年添えになっていた大輔の兄が、家に移っているのは大輔ではないと話したことから、愛したはずの夫が全くの別人だったことが判明したのだ。
喜怒は男の正体を追う中で様々な人物と出会い、驚くべき真実に近づいていく。
弁護士喜怒をつま吹き、依頼者リエを安堵、リエの亡き夫大輔を久保田が演じる。
はい、では内容に触れた話を入っていきたいと思いますので、ネタバレ気にされる方がいらっしゃったら、ぜひ見てから聞いていただけたらなと思います。
はい、ではそれの感想を伺っていこうかと思うんですけども、マリオさんいかがでした?
そうですね、石川圭はめちゃくちゃ好きなんですけど、アークも好きだし三菱と遠来も大好きなんですけど、
グコウロクだけちょっと見てなくて、いわゆるちょっとその人間的な嫌なミステリーみたいな作品の、今回初めてちょっと石川圭のやつで見ることになったんですけど、やっぱ面白かったですね。
原作がいいのかもわかんないですけど、ただまあマット的に映像のクオリティとか、ルネマグリッドの複製禁止とかの使い方とか含めて、やっぱりこうなかなか日本映画らしからぬといいますか、
ぐらいの広派なものっていうのがやっぱあって、まずそれだけでもすごいなって思ったんですけど、あとやっぱすごくテーマ的な部分ですよね。
誰もが知らない人格を持っているっていうところを起点に、そこがちょっと社会派なフェイスをちょっと入れつつ、そこを深掘りしていくみたいなところもすごく面白いなと思って、
結構すごくなんか社会派なテーマを扱っているようだけど、結構実は個人個人のアイデンティティの実論を巡るような話みたいなところも含めてちょっと見応えたっぷりで面白いなというふうに思いました。
僕はですね、むっちゃくちゃよくって、ちょっと見る前にお酒飲んでから見に行ったんで、話重いと寝ちゃうんじゃないかなってちょっと心配してたんですけど、いや全然そんなことなかったですね。
釘付けでしたね。僕がすごい好きなバランスの方がというか、むっちゃくちゃ重い話をこういうスターキャストであって、みんなが見れるような作品として仕上げている。
で、みんなが面白いって言いながらむっちゃ重いものを持って帰るっていうすごい好きなバランスで、ちょっと前だと罪の声とかね、あれも重かったですけど、すごい好きなバランスだったんで、本作もすごい好きでしたね。
03:14
まあ、おおよそもう大好きと言いますか、高評価っていう感じですね。はい、では内容深掘りした話入っていきたいと思うんですけれども、そうですね、結構話せる切り口多いかなって思うんですけど、ここっていうとこあります?
そうですね、どこから話したらいいんでしょうね、これね。ちょっと驚いたことというか、これパンフレットを読んで今知ったことですけど、原作は軌道のバーで話すところからが始まるというか、基本のラインみたいなふうに書いてあって、映画の始まり方と全然違うんだなっていうのがちょっと驚いたというか。
映画だともう最後にしかついてこないエピソードですけど、確かに本当に見たときに、これツマムキ殺しいつ出てくるのかなっていうぐらい、もう最初の安藤さくらと久保田正隆の映画なんだなって感じにちょっと見えるぐらいの作りにしてるのは、なかなか面白い作り方を選んだなっていうふうに思ったんですけど。
なるほど、確かにこれ小説で書いたら序述トリックにできる話ですよね。序述トリックだし、そのいわゆる信用できない語り手の言ってることというか、この冒頭で喋ってるこの男は一体どういうことみたいになると思うんですよね、小説やったら。そこが多分映像込みだと成立しないから省いたのかなって気がせんでもないですね。
確かにエンディングのあのバーの下りはちょっと急やなって僕は思ったんですよ、あそこ。
うん、最後。え、なになにこの話はみたいになるんですけど。
だからあれがもし冒頭の時点からあったとしたら、観客も騙されてたっていうのが、さらにワンクッション入ることで、神の視点からある程度すべてを理解しながら読んでたと思ってた。
読者もまた与えられた情報だけで個人を区別していたっていう物語があのロジックに飲み込まれてしまうような驚きのある構造にできると思うんですけど、映画だとやっぱりそれはちょっと難しいというか、
初めから人の名前を語ってバーで飲んでる人としてしかもう出てきようがないっていうとこですよね。
そうですね。
いやでも僕あそこね、わかるわと思って人の名前借りてバーで酒飲むの。
まあありますよね、ああいうの。
完全に別人まで名乗ってまではしないにしても、今今日この夜ここで飲んでる隣の席の人と触れるためだけのペルソナみたいなのを作って遊ぶみたいなのは、ちょっとまあ飲み合わせの遊び方の一つではあるっちゃあるんですよね、やっぱり。
06:00
まあそうですよね、その場では名前も聞かないぐらいの感じでもう喋って終わるみたいな感じですよね、そういう感じで。
もうそこでやったらもう自分の話だけどやっぱりそれは友達の話でって言っても全然嘘だってついてもいいし、だってもうその一晩だけだものみたいな、なんかそういう使い分けっていうのは全然しますよね。
だからまあそういうバーで飲んでる時だけ別の人の人生をロールプレイして楽しむみたいな、それは楽しむことでもあるし逃げ場でもあるなと思って。
飲んでない時の人生とは別の役割を今この時間だけ楽しむ、あるいは逃避場所にするみたいなのって結構あるなと思うし、それをもっと巨大な規模でやった話だなと思うんですよね。
それはもう軽い逃避とか楽しみとかではなく、もっと切実な目的を持って、そうでなければ生きていけないという切実さを持ってそれをやる話だなってちょっと思いましたかね。
そうですね、すごく今作で描かれるその複数のペルソナを誰もが持っているみたいな話、それがないとやっていけないよみたいなというか切実な思いがあるみたいなのって、
誰しもが当てはまることだしっていうのと、僕ちょっとその辺の話で思い出すのってやっぱりどうしてもリルとソバカスの姫とかのネットでの仮面と現実の仮面との違いみたいなところとかすごく思い出したりはしますよね。
サマーウォーズではすごくユートピアのように描いてたネットもリルとソバカスの姫の時にはもはやもう地獄でしかないというか、生まれ持ったものしかそこにはないよって言い切っちゃうみたいなのを描いてましたけど、
ある男はその2作をある意味統括して綺麗にまとめたような、ちゃんとテーマ的にもっていうような映画だなというふうに思いました。
そうですね、みんなありますからね。アバターっていう形で別のペルソナは持ってますからね。
冒頭、マグリッドのセイキン氏、復興復生っていう名前でも僕ちょっと見たことあったんですけど、あの映画ね、あ、むちゃくちゃいいなって思って。
いや、そうですよね。あの映画ちゃんと出て、ラストちゃんとあれで締めるっていう、もう遠観構造みたいになってる。もうこれだけでいいよ、完璧だよこの映画みたいな。
そういうふうに思いました。
いいですよね、ああいう、なんていうかな、一本の映画としてすごいゴージャスになりますよね、ああいうのがあると。
ああいうちょっとね、いい知的な引用とかがあるだけで、なんか今見たなって気持ちになるっていう。
いやー、僕ね、この絵どっかで見たことあるけど、マグリッドの名前とかも思い出せなくて、なんやったかなーって言って、男が壁に映ってる絵とかで検索して、あ、マグリッドの絵やったんやーみたいなのでね。
ただやっぱこの、持ち口にして出てきたものを後で調べるみたいなね、ちょっとした知的な楽しみみたいなのもあるし、マグリッドくらい知っとけみたいに思われちゃうかもしれないですけど。
09:01
ああ、大丈夫です。僕は全く知りませんでした。パンフレットであ、ルネマグリッドっていう人の絵なんだって知ったので大丈夫です。
いやーでもね、象徴として良すぎるんですよね、あの絵が。
良すぎますよ。
で、見ててすごいいろんな感情を呼び起こされるというか、だからあれって鏡に映ってる男、でもその鏡に映ってるのにこちらを向いてない、その男そのものも鏡に映ってる象も背中を向けているっていう絵ですよね。
これが素晴らしくて、いくつかの意味を見出せるかなと思ったんですけど、僕が感じたのはまず鏡を見てでさえ自分というものを見つめられない男っていう風に感じたのと、あと鏡に映ってさえ人に己を見せない男だなと思って。
だから自分でも自分を見つめられないし、人に見せることもできない男に見えるんですよね、あの絵が。
おーすごい、これはマジですごいわと思って。
いやそうなんですよね。しかもなんかこの、今回その画面のサイズが結構特殊じゃないですか。ちょっと小さい、まあちょっといつも横長のサイズじゃないじゃないですか。
なんか余計にそれも相まって、最後収まりがすごくいいじゃないですか。絵と最後につまぶきさと氏が横に並ぶっていう。さらにもう一個福津恵金氏が加わったようなショットで終わるっていう。あの画面サイズにも相まって余計に絵画っぽくて美しいみたいなのもあって、かっこいい。
もうこういうのが見たいっていう。こういうのを見たいぞっていう。
なんかあの要素があるだけで、この映画だいぶ底持ち上がってますよね。話自体の面白さ以上に、なんかこの映画の評価をだいぶ底上げしてるっていうか。
80点のうち40点ぐらいあの要素だと思ってるかもしれない。普通に70点ぐらいの映画だと思ってるんですけど、あれがあることで80点90点ぐらいに届いてる映画だなと僕は思って。こういうのだよなっていう。
またね、あの映画引いていくとそのその絵を見ているつまみくんの顔が映ってくるんですよね。ガラスに。もう素晴らしい。素晴らしい。
いやいい。こういうのが見たいって思ったし。あと僕ちょっと気づいたんですけど、最初にある男ってタイトル出るじゃないですか。よく見たらフォントが地味に変わっていくんですよね。
僕もちょっとあれって思ったんですけど、どっちからどう変わってたかわかんなかったんですけど、最初ゴシック体だったのかどっちか忘れたんですけど、ゴシック体からだんだん民調体みたいに変わっていくんですよ。
ひっそり。すごい。なんかもうこの映画のテーマ的な部分こういうとこで表しちゃうんだみたいなところからも含めてもうちょっともう完璧ですって思いましたね。
12:04
いやいいですね。いいですね。いやこういう映画見たいなって思いますね、ほんまに。
こういう気の利いたね、洒落た映画が見たいですっていう。
で、まぁあのそっから先にも要素多いんだよな、この映画。しゃべること多いんだよな。
そうですね。
役者の演技の話したいなと思ってたんですけど、メインの3人全員素晴らしいですよ、本当に。
いいですね。
全員素晴らしい。つまづきくんは相変わらずお上手ですし、安藤桜は本当に達者。
もう僕2人目の子供を亡くした話、脳腫瘍で亡くした話を安藤桜がするところで僕ボロ泣きしてましたからね、あそこで。
あそこで結構最初の方ですよね。
なんか話の本筋ですらないんですけど、やっぱそのこの人生のままならなさというか、登場人物全員が抱えている喪失の中の一つのディティールを増していくシーンだと思うんですね。
あそこでね、どうせ助からないと思ってた大好きな動物園何度も連れて行ってあげたのにみたいなところで僕も滝のように泣いてました。
うわーってなってて、今ちょっと僕涙出てきました。
もうめちゃくちゃ来てますね。
安藤桜はね、100円の恋から僕は大好きなんですよ。
なんかね、可愛いですよね。
人間の底を知れない奥行きというか、他者が理解できない奥底みたいなものを演技で表現しつつ、人間の愛嬌みたいなのもちゃっかり出せちゃうから、もうすげーなって思うんですよね。
本当すごいですよね。
あと久保田正隆さんも上手いですよね、あの方も。
いやー、毎回上手いなって思ってるんですけど。
あとあの人、僕灰狼のスモーキーのイメージだったんですよ、一番初め。
あー、はいはいはい。
で、この枯れた路線の男前、漫画やなっていうぐらい決まってるじゃないですか、スモーキーって。
そうですね。
僕、灰狼の中で一番スモーキーがかっこいいと思ってるんですよ。
もう、この路線の人間存在できるんやと思ってたんですけど。
でもちょっと前だと、マイブロークマリコとか本作もそうですけど、その枯れた路線を実際に染み垂れた方向に振っても、ちゃんと表現できてるんですよね、あの人。
ちゃんと人生がうまくいってない人を表現できてるんですよ。
すげーなーと思って。
15:00
うん、確かにね。
最近ちょっとそういう、何て言うんですかね、よすってびと感のある久保田正隆を最近よく見るような気がするというか。
マイブロークマリコもだし、初恋とかもちょっと思い出したんですけど、ボクサーだったし、あれも。
そうでしたね、そうでした。
そういえば、僕見てて思い出してたわ、初恋のこと。
ちょっとね、ハマりまーと思って。
そうそうそうそう。
久保田正隆さんにね、ボクサーの役やらせたがるの、僕むちゃくちゃわかるんですよ。
僕あの体を見たいの。
うわーもう腹筋バキバキやーって見たいから。
もう今回はね、もう体見れるから。
で、あのボクシングのシーンよりも、セックスを仕掛けるシーンの方が、なんかね、肉体のキレキレの凹凸が映えて見えて、もうたまらんかったですね。
もう、この肩の筋肉の筋とか、腹筋のシックスパックがとかね、もうね。
めちゃくちゃディティールが細かいとこまで見てる。
いや、もうあの、細マッチ方向で今一番方角でかっこいい人やと思ってます。
うんうんうん。確かにそうかもしれない。
その人がもう枯れた感じをね、人生に疲れ切った感じをやってるっていうのが、またなんかね、いいなというか。
まあ役者本当にね、全体的に良かったなと思うんで。
ボクシングジムの会長のデンデンとかもね、もう。
あー。
むっちゃいい。
僕あのボクシングジムのコーチの人でしたっけ?
結構ヒゲ生やした人。役者さんの名前ちょっとわからないんですけど、あの人の存在感めちゃくちゃいいなーと思いながら見てましたね。
いいですよね。
結構ね、ボクシング映画って、あのコーチというかセコンドというか、
あの役をやる人にどういう役回りをさせて、どの役者を当てがうかって結構大事な要素やなと思って。
あー。
僕あのアンダードックっていう映画で、
はいはい。
あのロバートの、ちょっとお名前失念しちゃったんですけど、芸人のロバートの方がやってたんですけど、むちゃくちゃいい味出してたんですよ。
おー。
素晴らしかったですよあれは。
だからやっぱりその人を支えて人を鍛える立場だけど、自分が一線に当たってないっていうところで、
ものすごい味が濃い立ち位置やと思うんですよね。
人生を描くのに。
確かにいろいろ見えてるけど何もできないんだなみたいなところにいる人ですよね。
なんか本当にジレンマでしかない、ジレンマを感じるしかないなっていう立ち位置で。
確かになんかセコンドになんかエモーショナルいっぱい詰まってますね。
言われてみれば。
いやー、あのちょっと持論なんですけど、
ボクシングって人生を描くのに最高の題材やなって思ってて。
それは本当に思います。本当ロッキーというか。
僕クリードめちゃくちゃ大好きなのも確かにそうだなって思いますし。
18:00
まずね、ロードワークがあるじゃないですか。
いかんせん、走り出すしかないんですよボクシングって。
だから戦うぞって決めて何を始めようかって言ったら、
ロードワーク、走り出すことから始まるんですよねボクシング。
ロッキーもそうじゃないですか。
走りますね。
俺はやるぞって決めたらまず走ることから始めるんで。
次にやるのは何かって言うと、鏡に向かってシャドーボクシングをするんですよね。
それはもう自分に向かって拳を繰り出すということそのものじゃないですか。
そうですね、その通りですね。
全部ですよ。人生の全部。
もう一回なんかちょっと、なんかこの話したら普通になんかロッキー見返したくなる。
おかしいな。ある男の話したんだけど。
ちょっとごめんなさい。反らしすぎた話を。
いやでも確かに話したくなるぐらいやっぱボクシングシーンがやっぱいいし、
大玉さたかの存在感も含めてね、いいなという。
僕も同意です本当に。
そうですね。
喋れるとこ多いんだよな。どっから言われる。
そうですね。テーマ的にもね。
ちょっとまあどういう流れで話していくのが一番きれいに進むかわからないんで、
一番の大ネタであるスマブックの役回りにちょっと触れていこうかなと思うんですけど、
いわゆる在日コリアンって、アイデンティティにちょっと悩みがある。
ちょっと悩みがあるっていうのはそんな軽いもんじゃないですね。
大きな悩みを持ってる。
で、弁護士として成功してるし、割とオープンにしてるというか、
結婚相手の実家にもそれは伝わるか、それは伝わるのか。
そこは分かってて認められてると。
ただね、あの認められてるとはいえどもっていうところですよね。
生活保護を受けてるのって日本人じゃない奴が多いんだろーみたいな感じで。
そんな話を平気でできるってあたりが、
こいつこういう感じねっていう、ろくでもねえなって思うしかないでしょうね。
でも役目を忘れた。
ツムヤム君は違うよ、みたいな。
もう3代目から日本人に帰化してるしね、成功してるからね、みたいな感じじゃないですか。
で、もうツムヤム君が、へーそうでございますね、みたいな感じで笑いながら応対してるのが、
大丈夫ですか?ペルソナ今被ってますけど、みたいな。
この作で一番嫌なシーンだなって思いましたけど。
ちょっと誇張きついなと思ったんですけど、
でもリアリティってあるっちゃあるなと思って。
君は別だから言っちゃうけど、あいつらって嫌な奴らだよね、みたいな。
でも言われてる当人はそっちにアイデンティティがあるから、
すっごい嫌な思いをするってめちゃくちゃあると思うんですよ。
だからなんて言ったらいいのかな。
君は名誉白人だからこの話しちゃうよ、みたいな。
名誉日本人だからこの話しちゃうよ、みたいなね。
21:00
名誉男性だからこの話しちゃうよ、みたいなの。
めちゃくちゃあるじゃないですか、それって。
諸にそうですよね。名誉白人とか一緒じゃんっていう。
そこで彼はある部分の教授なのかなと思ったんですけど、
人権派弁護士って呼ばれてましたよね。
そうですね。
だからそういう労働災害であるとか、
あるいは立場が弱い人が抑圧されるような法的な問題に対して、
弱い側に立つような立場を取ってるらしいというところですよね。
それが彼にとっての何かこの社会における
自分はこういうことをするんだっていう
教授みたいなものかなっていうふうに思ったんですけど、
ただ人権派弁護士ってあんなお金持ちな生活できるのかなっていうのは
ちょっとだけ思ったんですけどね。
確かに映画とかで見ると結構すごい予算ギリギリというか、
自分の生活ない場所にしてまででも
救ってる人みたいな描かれ方する方が多いですよね。
そこは現実でどういうものかっていうのは分かってるわけじゃないので、
変な偏見で喋ってはいけないと思うんですけど、
なんとなくそういうイメージはあるなと思って、
ただ彼は多分その両立を目指したし、
それをしないとならない立場にもあったんだと思うんですね。
だからそういう起業に就くそういう強い立場の弁護士にもならないけど、
かといってそういう製品みたいに何も甘んじない、
ちゃんと俺は金儲けするっていう決意もあったんじゃないかなっていう。
そうじゃないと俺は自分の立場を守れないしっていうのがあるから、
その2つを両立させたっていう。
それが多分彼の人生における彼の戦いだったなと思うんですね。
なんか確かにそういうちょっと差別される側、
だからこそやっぱり強くあらねばみたいな描かれ方をするみたいな。
結構あるよなっていうか。
ウェイブスとかの父親像とかもめちゃくちゃ思い出したんですけど、
息子にもうめちゃくちゃ真面目にもっとスポーツ取り組まなきゃダメだみたいなのをめちゃくちゃ強く言うの。
それは本当自分が今まで差別されてきたから、
そんな言われないようにするために家業とかめちゃくちゃやってきたみたいな、
人の描く方だったのを思い出して。
そういう彼ももしかしたらそういったものがあったのかもなみたいなのはちょっと思いましたね。
もしかしたらそういう表現なのかもしれないかなって思いました。
彼の生活レベル。
おそらくこれぐらい儲けてそうだなっていうののグレードとしては。
多分その製品なんかには甘んじないっていう部分はあったんじゃないかなっていうのは思いましたかね。
ただやっぱりそのアイデンティティの悩みというか欠落と言った方がいいかもしれないですね。
みたいなものは大きく持ってて、
それで今回のこの久保田くんの件に深入りしていくというかっていう感じですけど。
だから本作その不明瞭なアイデンティティの人たちの話だなと思って、
自分はこうだぞって人に大手を振って言えない人の話というか、
24:04
久保田くんはそういう話です。
やっぱりその久保田くんも、
いや俺在日ですけど何かみたいなとこまでは強く出れてるわけじゃなくて、
いや在日だけど私ちゃんと頑張ってやってますみたいな。
ちょっとその根っこに持ってるものを誤魔化しながら今の立場を作ってる人。
本来やったアイデンティティを上書きすることでこの世界に居場所を作ってきた人たちの話になってるなと思ったんですね。
だからそこで感情移入しちゃうし、
マグリットの絵にむちゃくちゃちょっとやばいぐらい入っちゃうみたいな感じにもなるのかなっていう。
エモとアキラにめちゃくちゃ揺さぶりをかけられるシーンとかもそういうところですよね。
エモとアキラの演技はさすがにちょっと誇張しすぎやろとはちょっと思ったんですけど。
思いましたよ。
ちょっとやりすぎやろって思いましたけど。
いや思いました思いました。
いや僕ね、そのエモとアキラ飛び道具やなと思って。
そうですね。
邦画三大飛び道具、エモとアキラ、リリー・フランキー、国村隼っていう僕、邦画三大飛び道具だと思ってるんですけど、
その物語の重力が全部そこになるっていう。
そうなんですよね。ちょっとね、ちょっとやりすぎかな。
この映画のテイスト的にはちょっとやりすぎな感じがしてたんですけど。
ただやっぱりずっとある種、つまぶき君の演じる役のアイデンティティとかをダイレクトに揺さぶりをかけてくるところの役をされてて、
やっぱりしかも途中でこう面白い表現してたと思うんですけど、
取り調べ室のアクリル板がだんだん雨と一体化して、あれ?みたいな風になるみたいなシーンとかも、
何が本当に正しい、自分にとっての確固たるものなのかとかがわかんないとか、
見えてるものが真実か本当にわからないとかっていう表現として、
あそこでこうふわっとそういう演出が出るとかっていうのとかはめちゃくちゃすごいなって思ったところがありますね。
取り調べ室に行く廊下とか、どこの行動かよって思ったんですけど。
全然絶対こんなとこないやろとか思っちゃうんですけど、
なんかこれをありにしちゃうのがやっぱなんかちょっと石川系の魅力じゃないですけど、
なんかこう、ほうがだけでほうが離れしてるようなところなのかなっていうふうにちょっと思いましたね。
抽象空間ですからね、あそこ。抽象空間だし、
そのアイデンティティを揺るがせるための悪魔ですからね。
ジョーカーみたいなやつですからね。あそこ完全に役回りが。
まあね、確かにそうですね。
あと、やっぱね、僕ああいう一個鏡というかガラスみたいなの挟んでのやり取りシーンで、
パリテキサスとか思い出しちゃうんですよね。
ああ、確かにそうですね。パリテキサスもだし、
今年あれですね、死刑に至る病とかもあったし、
思い出し今年っていうふうに考えた。
でもあそこのね、先生の何が一番アホか教えてあげましょうかみたいなので、
私のことが何々だと思ってるけど、
27:02
私が何々ってどうしているんですかみたいなことを言うじゃないですか。
あれ、奇弁でしょ、ただの。
まあね、奇弁ですけど。
それはそうやけどさ、とりあえずお前という人間を今規定している情報がそれしかないんだから、
それを呼ぶよって思って。
だからもうひっかき回したいだけじゃないですか。
あとまあ在日だから見下してるだけじゃないですか。
馬鹿にしたいだけじゃないですか。
だからいいんですけど、奇弁すぎやろと思って。
奇弁すぎやろ。
それ言ったらもう人の名前なんかもう、
じゃあもうお前今日からABCのAって呼ぶわって言ったら解決するとか、
そういう話なのかっていうのありません?
なりますね、確かにね。
だからまあなんかそのこの話はアイデンティティをひっかき回す話ですよっていう役回りを
あいつに巨大に預けすぎてるなとはちょっと思うんですよ。
演技もそうだし、
あくまで1回の詐欺師がヨタ話を言ってるだけのことを
何かこの世界の倫理観がすべて揺るがされるかのような
大いなることみたいになってるけど、
いや単に奇弁を喋ってる犯罪者がおるだけやぞみたいな。
騙されるなっていうやつですね。
まあ感情を潜るシーンだからまあいいんですけど、
なんかねちょっとそのリアリティあそこだけ浮いてるなと思うんですよね。
ちょっと浮いてるなと思います。
まあまあ抽象空間だからまあまあそうかなみたいな。
でもやっぱああいうちょっと誇張されたシーンがあっても
この映画が崩壊しないというか成立してるのって
やっぱり僕あのマグリットを冒頭に挟んでるからだと思うんですよね。
やっぱそうですね。
この映画全体が象徴性でパッケージされるっていうことが保証されてるから
リアリティ欄がいきなり浮いたシーンが出てきても
いやこの話はこういう象徴で最終的に包み込む話なんで
このシーンはこういう抽象的なシーンになったとしても
おかしくないんですっていう感じはするというか
むしろそういうシーンがあるからこそこの映画がちょっとグレードが増すというか。
なんかあのダークナイトがちょっとヒーロー映画の中でも
なんかその感じだと思うんですよね。
確かに言われてみればそうだな。
なんか言いたいことめちゃくちゃわかりますね。
なんかこの象徴性でパッケージされてることで
なんか全体的に格が上がってる感じがするっていう。
確かにそうですね。
これはテクニックでもあると思うんですけど
でもやっぱりね僕映画のクオリティを1段階2段階押し上げてると思うんですよね。
そうですね。
そういうのがやっぱ自分も見てて好きだなって思っちゃいます。
やっぱダークナイト見てうーすげーって思っちゃうし
30:02
今回見てもやっぱいやーすごいやっぱロネマグリットがいいなーみたいなのがあるので
ちょろいもんですよ私は。
わかるわかる。
もうそういうのに弱い。
象徴に弱いっていう。
いやーまあこういうのが好きやから映画に見てるっていうのはありますからね正直。
そうですね。
特に僕とマリオンさんの映画の見方の傾向はこういうの好きな方向性じゃないですか。
そうですね。
このシーンにはこういう意味が込められていてみたいなのが
すぐ分析したくなる。
見たくなっちゃうみたいなね。
そういう意味でもやっぱ好きだなーっていうのがあるし
あとまあそのつまみっくんのアイデンティティの悩み
結局この戸籍の入れ替えがどういう経緯だったかっていう謎を解いて
スッキリするみたいな感じになっていくわけですけど
やっぱ彼が本当の意味で救われるのって
やっぱりその安藤さくらが最後に言うセリフ
彼が何者だろうと一緒に過ごした時間は本当ですからみたいなことを言うじゃないですか
あれがやっぱり救いだなと思うんですよね。
それはそうっていうか
天主様が何かとかあるいは彼の過去あるいは本心が何かとは関わらず
一緒に過ごした時間行われた行為
それが全て真実でしかないっていうことは間違いないことだし
そこに救いがあるっていうのはすごいあるなと思って
そうですね。あの日一緒に過ごした日々っていうのが
それは記憶ですよねっていう
やっぱそれちょっとアフトアイアンっぽくなりますけどそれ言っちゃうと
あの日過ごしていた日々みたいなのが絶対そこだけは絶対揺るがないよね
例えどんな人だったのかわからなくてもっていう
そこですごいいい話にまとまりつつその後で
妻は浮気してるしみたいな
いやまあでも俺このペルソナで生きていくから深掘りはしないよって
ただ俺はバーで飲む時にちょっとだけ人のペルソナ借りて
今宵のひと時を楽しむねっていうすごい大人な妥協的なエンディング
いやーびっくりしたわあれ
いきなりびっくりしましたもん浮気の件が出てきた時に
関係あるかみたいになるんですけど
結局わかんないよね誰もっていうのがあるんですけど
ちょっとびっくりしましたけどねさすがに
確かにちょっと話のテーマともちゃんと関係あるのか?
これみたいにはなるとこはあるっちゃあるんですよねあそこ
ん?どういうこと?みたいにはちょっとなりました僕も
そうなんですよねだからそのアイデンティティとか
その結局他人のことはもう一面片面しか見えてないからわかんないよねみたいな
その実存とかのそういう不安みたいなのがベインすぎて
妻吹里子演じる役柄の在日コリアンの設定とか
親が死刑囚でそれがもう取り返しつかないずっとそれがつきまとってくるみたいな
33:02
最初に何かもう生まれ備わっている何かそういった
老いたちとか経歴みたいなのですべて決まっちゃうよ
世の中って良くないよねみたいな
社会問題性のところが完全にエッセンスに
ちょっと近いようなものにまでなっちゃってないかなというのはちょっと思ったんですけど
それは思いました
それねすっげー難しい問題ですよねだから
社会問題に特化しすぎると
社会問題を描くための映画みたいになる
っていうところである程度普遍性を持たせる
あと対策映画として広く見られるために
そういう個人の話にしていく
アイデンティティの話にしていくみたいなことで
ああ俺この社会問題は関係ないけど
こういう自分の何みたいなのは分かるわみたいなので
誰が見ても楽しめるようなものになる
でもそうすることで
でもこの社会問題の部分の問題意識薄れてないですかみたいなのになるのって
結構あるあるやなと思うんですよね
そうですね
それは確かに思うけど
ただその分この話が最終的にアイデンティティの話になっていって
そういう社会問題性が薄れることを分かった上で
社会問題性の部分むちゃくちゃ色濃く描いてたと思うんですよ
わざと色濃く描いてたなって思って
それはそうですね
だからあの詐欺師のやつが
先生は第一でとか
ちょっと不自然な感じに誇張しているところもそうだし
ニュースで取り上げられるヘイトスピーチのことも
あれってアイデンティティの話は全く関係ないところに行ってて
あくまで主人公の出自が在日コリアンだっていうところで
そのヘイトスピーチが紐付けられて描いて
主人公の悩みが色濃くなるっていうところ
でもそのアイデンティティの話とはちょっと切り離されるというか
久保田正隆&桜ラインの話とは
もう全く関係のない要素としてあれが描かれてますよね
ただやっぱりアイデンティティの話だから
個人の問題ですみたいにぼやけさせないというか
個人の問題アイデンティティの問題はあるけど
それはそれとして社会問題として
これはあかんでしょうがっていうことを
ぼやけさせないぐらい色濃くしてるっていう感じはあるかなと思って
そうですね
エッセンスになってんじゃないかっていうのは言いましたけど
別にあんまり悪い印象は僕は今回受けてはなかったので
色濃くつけてるっていう部分もだし
結局アイデンティティの実存の不安とか
そういう恐怖心とかが
巡り巡ってそれが大きな社会問題になりますよねっていうところが
つながってくるし
それがやっぱり今の社会そういうのがどんどん明るみになってきてるから
そういうともちゃんと連動はしてるなと思ってるんですけど
そうですね
やっぱでもメインはそっちだよなっていう
社会問題かはやっぱそのアイデンティティの話の方が
36:00
やっぱメインだよなっていう風にはちょっと思ったっていう感じですね
それはね僕もすごい思って
すごい上手なバランスだなと思ったんですよ
社会と個人の描き方のバランスとして
すごい良いバランス感覚だったんじゃないかなと思って
個人を色濃くしすぎて社会が薄れる
あるいは社会を描きすぎて
もはやそういう問題提起映画みたいになるっていう感じでもない
だからもう完全に両立しているし
むしろその個人と社会って
コインの裏表ですよねっていうことを言えてると思ったんですよ
それは暴力を振るう側
差別をする側
あるいは暴力を振るわれる側
差別をされる側にとっても
それに至る理由ってやっぱ個人のアイデンティとか
そのパーソナリティに根差していると
そこを
いやもうこれは個人の話なんで
社会関係ないです
あるいはこれは社会なので
個人には紐づいていませんみたいなことじゃなく
常にコインの裏表として同時に描いて
どっちかだけを薄れさせないっていうのは
いや僕はそういうことやなって思って
むちゃくちゃ上手いバランスやったんじゃないかなと思ったんですよね
そうですね
結構すごい映画やなと僕は本当に思ってますこれは
そうですねすごく面白かったし
やっぱりすごい思いたいものを持って帰ることになる映画になってたので
確かにちょっと間違いなく
今年の日本映画の中でもトップクラスでしょっていう
それは思います
映画だなーっていうのは間違いないですよねって思いましたね
あとちょっといい味出してるなと思ったのが
中野太賀が演じてた本物の谷口大輔なんですけど
本当に話の本筋からは関係なくなる話ではあるんですけど
ただ彼にもまた彼の人生があって
そういうメインの問題としてあるものの
入れ替わった側にもまた人生があるってことを描いてるっていうのが
なんか結構大事なことなんじゃないかなと思って
彼の悩みって久保田くんとか相撲くんの悩みに比べると
比較的軽度な問題のように見える
だからそういう在日コリアンっていう執事であるとか
親が殺人犯であるっていう執事ほどは
逃れがたい何かではないのかもしれないけど
温泉宿の次男房に生まれての悩みみたいなのもやっぱり
本人を束縛していてそこから逃げたいって思いがあって
それで戸籍を入れ替えででも過去を捨てたかったっていう
もっと非近なレベルでのアイデンティティとか執事の悩みですけど
やっぱりそこにもちゃんと切実な悩みがあって
そこに確かな人生があるっていう
それを語るために結構いいスパイスになってたなと思ったんですよね
そうですね
39:02
次男房っていう立場的な部分って結構辛いな
あの立場って思っちゃうんですよね
やっぱりまずそもそもが
ずっとあの兄貴の下の子みたいな
言われ方するのめちゃくちゃ嫌だなみたいな
余計にそれが負のスパイラルみたいになって
どんどん自分が卑屈になっていっちゃうし
何もかもうまく回らなくなっちゃうみたいな感じ
すごく上手くて
確かにああいう感じで名前を変えたいみたいな
気持ちになるのは全然あるなっていう
またね長男がむちゃくちゃクソ野郎やから
そうですね
あいつやんと思って
ザリガニの鳴くところのあいつやんと思って
ザリガニの鳴くところのあいつやんって
あいつみたいになるんちゃいます?
ザリガニのあいつも
このクソ長男房みたいになるんじゃないですか?
なりそうですね確かにね
だからもう地元のクソ金持ちの再生産が行われていくっていう
長男から長男へ
それでずっとずっとあそこで回っていくんだろうなっていうのがまたね
ただねちょっとあの長男のキャラも誇張されてるなと思ったというか
あのね僕温泉旅館で働いてたことがあるので
ちょっと思うこととしてあるんですけど
サービス業とか接客業って
全ての人がお客さんになる可能性あるから
基本的にむちゃくちゃ外面よくするものなんですよ
あーなるほどはい
だからよほど信頼関係結ばないと
自分の中の嫌な部分って見せないものなはずなんです
接客業に従事してる人間
特に温泉宿を背負ってるような人間って
ちょっと誇張きついなと思いました
あそこまで露骨に悪意出さないですよ
嫌味は言うかもしれないですけどね
そのバランス感覚で接客業をやると
ちょっとヤバいと思いますよ
ヤバいと思う
なるほどなあ
その視点はなかったなって思いました
嫌な人は嫌な人って誇張がされてる話ではあるので
これはちょっと僕がたまに出してくる
僕用の重箱の隅です
言われてみればそうかもなって思いましたけど
誰がお客さんになるか分かんないみたいなのは
確かによく聞くなって思ったので
やっぱりちゃんと誰に対してもそういう表は
ちゃんと正しくしなきゃなみたいなのって
あるよなって思いますね
そうですね
あと何かなあ
そうですね
あと何かあったかな
なんかお戻ったとこは喋ったような気はしますかね
そうですね
あとやっぱ芸人って
うまく起用するとむちゃくちゃいい演技しますよね
今回コヤブさんとかも素晴らしいなと思いました
あの役回り
いいですよね
ああいうちょっとした存在感がちゃんとあって
42:00
やっぱその人らしい部分もあるじゃないですか
やっぱ誇張の効いた自然な演技みたいなのが
すごいうまいんですよね
芸人って
特に神奇劇やってるような人だから
そうですね
コントシと呼ばれるような人はやっぱりなんか
うまいよな演技とかっていうのは
ちょっと思うとこはあるかなって思いますね
やっぱなんかあんまり誇張きつすぎるって感じもしないですよね
むしろフィクションの中でちょうどいいリアリティバランスで
映えてくれるみたいな感じがあるなと思って
いやもう相変わらずいいなっていう
こういう芸人使いのうまい映画とかドラマとか見ると
なんかちょっと嬉しくなります
分かります分かります
そういう映画があるとちょっと得した気分になるというか
なんか本当にピンポイント企業
台座の使い方がうまいみたいな感じがするというか
そうなんですよね
なんかいいバランスがあるというか
本当になんか使い方下手な人は
本当にびっくりするくらい下手じゃないですか
なんでこんな使い方
芸人さんにとっても不幸だなこれみたいな
使い方してる人とかたまにいるので
本当になんか腕のある監督とない監督って
やっぱりそこでも露骨に分かれるものだな
っていうのは思いますよね見てると
芸人メインですると物語壊れちゃったりしますしね
まあまあそれもありますね
なんか脇役がちょうどいいやって気がします
芸人企業は
そのなんか脇に埋もれきらないというか
ちゃんとこの人も悪の強い一個の人間なんだぞって
主人公の隣で放つというかね
あの感じがすごい結構物語として
厚みがあるというか好きですね
そんなとこですかね
結構どっから話せばいいのかなって思ってたんですけど
ちゃんとテーマみたいなところも触れつつ
いろいろ話しできたような気がしますけど
そうですね
しゃべりだしたら意外としゃべれた気がしました
そうですね
2人だしどうなるのかなって思ってましたね
いやでも僕は今年でも上位なんじゃないかなと思ってます
好きさでもそうだし
出来としても結構上位なんじゃないかなっていう風には
思える映画でしたね
じゃあそんな感じで
ある男の話は終わっておこうかなと思います
次回は面で行くっていう話してたので
それでいいですかね
そうですね
面でいいかなと思います
次の次なんですけど
収録としては年内最後になると思うんですね
ただ配信日的に来年の一発目にしようと思ってて
なるほど
だからテレビの取りやめ
正月番組取りやめみたいなことを
しようかなと思ってて
年末がベスト回になるから
面会年末ベスト回で正月一発目が
45:00
21日収録分になるイメージで考えてたんですね
それやったら僕やっぱり大ネタかなと思って
アバターかなと思ったんですけど
まあそうじゃないですかやっぱり
17公開の映画とかやっぱなるかなと思うんですけど
やっぱりそれは多分アバターかなっていう
結構目を澄ませるとかめちゃくちゃ期待してるんですけど
ボクシング映画ですけどね
そうなんですよ
めちゃくちゃ期待してますけど
めちゃくちゃ期待します
ちょっとまあ年始はちょっと
でかくアバターでいいんじゃないかなっていう気が
ちょっと景気いい映画をね
なんかやりたい気もするし
一発目なんでちょっとしたい気持ちはありますよね
アバターね長いんですよね
長いですね
結構時間は頑張って作らんとダメかな
だし前作のことあまり覚えてない正直っていう
そうなんですよ覚えてないんですよ
あまり覚えてないですね正直
まあそんなあのあれでしょ
カーボーイが悪いことしてるわって気づいた白人が
インディアンの味方するみたいな話だったでしょう
そんな話ですそんな話
そんな話です
まあそれぐらいの解像度で捉えてます
そんなもんですよね
なんか話はそんなもんだよなって思った
思いが今はなると思いますけど
いやでも当時はねむちゃくちゃすごかったですよ
僕映画館で見ましたけど
3Dってすごいって思いましたもん
映像はマジですごいなって思いましたし
しかも今ではiMAXで見れるわけですよね
そうなんですよねそこがちょっとやっぱ期待してるというか
やっぱりやっぱなんかその
もうこんな映像見慣れてるよみたいな風に思ってたんですけど
最初はこう横切りで
いやでもやっぱこれよく見たらすごいなみたいな
こんな綺麗な映像あるみたいなやっぱなったりとかもするので
最初はすごいテンション低かったんですけど
アバター2に関して
ちょっと今めちゃくちゃ結構
どんどん期待値が上がっていってますね
自分の中では
そうですね
なんかたまには喋ることは特にないけど
とにかくすごい映画ですよねみたいな話してもいいんじゃないかな
まあいいんじゃないですか
もうちょっとね年始からそんないきなりちょっと
いっぱい話すっていうのも
すごかったねだけで終わりましょうよみたいなぐらいで
どうなるかわかりませんけどね話がね
そうですね
まあ最終お二人に確認してですけど
アバターの予定でいいんじゃないかなとは思ってます
じゃあアバター想定でいきたいなと思います
それではお知らせになります
12月も映画の話したスキルバーを開催する予定です
場所は大阪の南森町にある日替わり弁当型カフェバー
週間曲がり
1時は12月17日土曜日オープンが19時
クローズが23時となっております
48:02
今回はですね語ろう決めよう
2022年映画ベストと銘打ちまして
お客さんに2022年のベスト映画を1本投票いただく企画をやっております
ここで募った投票は最終的に集計して
それとは別に英語の話したすぎるラジオとして
投票を募った2022年のベスト映画の票と
集計して英語の話したすぎるバー&ラジオとしての
総合2022年映画ベストランキングを出したいなと思ってます
これをバーの中で発表して
それを収録しておいて
番組としても配信させていただく予定です
思ったんですけどこれ二重投票できるんですよね
ラジオを聞いててバーに来てるお客さんは
二重投票できるんですよ気づいたんですけど
そうですね言われてみればそうです
我々は人の善意に期待しておりますので
1票でできれば1票でお願いします
ちゃんと申告してくださいでバーにいらっしゃる方
ラジオの方で送っておりますとちゃんと言っていただきたい
県庁メンバーも1票しか持ってないんでね
県庁メンバー1票しか持ってないのに
2票はさすがにコンプライアンス的な問題があるので
ぜひご用意しておいてください
県庁メンバー10位まで発表しますけど
1位しか投票に入らないですもんね
そうなんです長めに喋ったとしても権利は平等なんです
投票も募っております
ラジオの方の投票が
このオープン前の17日のお昼の12時まで募集しております
このバーの前にランキングを我々が喋るところの収録だけをして
結果だけをバーで収録するって形で
そのランキング会自体の配信は年末になる予定になってます
楽しみにしていただけたらなと思います
またこの番組ではリスナーの皆様から通常のお便りも募集しています
番組の感想次回テーマ作品の感想など
ご自由にお送りいただけると幸いです
また次回バー開催情報
ポッドキャスト次回テーマ作品の告知も行っておりますので
ツイッターのフォローもよろしくお願いいたします
あとこの番組のイメージキャラクター
映画の話したすげえ猫
かっこ狩りをあしらったグッズは販売していますので
よろしければご購入くださいませ
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いずれも番組説明文に記載しております
はいそれでは
映画の話したすぎラジオ
リニューアル第94回
ある男の回を終わりたいと思います
それではまたお会いしましょう
さよなら
さよなら
51:19

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