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どうもヤマンです。どうもハリーです。この番組は、教育会社を経営しているハリーと、デザイン会社を経営するヤマンがお届けする、仕事に役立つ情報を紹介する番組です。
今日はね、ちょっと軽く雑談していきたいんですけども、しましょう。何について雑談するかというと、フェルミ推定。
フェルミ推定、知ってます。知ってますか。これ聞いたことありますかね、皆さん。
これね、フェルミ推定という言葉があって、これ何なのかと言いますと、実際に調査することが難しいような捉えどころのない量を、いくつかの手がかりをもとに、論理的に推論して概算することなんですよね。
例えば、大阪府内にマンホールの数はいくらかとか、地球上にアリは何匹いるのかとか、
こういった、もうそんなもん知るか!みたいな問題をね、仮説を立てながらばっくり概算していくみたいな、
何の取っ掛かりもないわからない数値を、その分かっている範囲の数値と仮説を組み合わせて推定することをフェルミ推定というんですよね。
これはね、もともとローマの物理学者のエンリコ・フェルミさんっていう人から由来するらしい。
爆弾作ってた人じゃないですか?
そうなんですかね、爆弾作ってたんか、スカーコの人。
違ったかな?違ったらすいません。
実はこのフェルミ推定ってめっちゃ重要なスキルやなって僕思うんですよ。
ほうほうほう。
で、アメリカとか日本とかでもコンサル会社とか外資系企業の面接では、結構頻繁にこの面接とかで出されるらしいんですよね、問題が。
なんか聞きますよね、そういう話。グーグルだ、マイクロソフトだの入社試験。
で、僕もそのフェルミ推定っていうことは昔からずっとしてたわけじゃないんですけど、まあひょんなところからこの言葉を知って意識するようにしてるんですけど、例えばね、僕ね、結構フェルミ推定してるんですよ、日常生活の中で。
ほう、はいはい。
例えばなんですけど、もうこれ僕の職業病なのか癖なのかわかんないんですけど、お店に入った時に何でもいいですよ、ラーメン屋とかで、カフェとかでもいいんですけど、月の売り上げをフェルミ推定するのめっちゃ好きなんですよ。
あーわかる。
多分飲食店やってる人とかだったらもう癖だと思うんですけどね。
わかる。
で、これもね、この前あのちょっと仕事の関係の人たちと飲みに行った時に、ヤーマンなんでそんなキョロキョロすんだって言われたんですよ。
挙動不審な。
そう、店に入ったら、なんか人の話聞いてるのか聞いてないかぐらいずっとキョロキョロしながら入ってくるお客さんめちゃくちゃ見てると言われて、確かにと思ってね、なんでそんなキョロキョロしてんの可愛い女の子でも探してんのみたいなこと言われたんですけど、いやそうじゃないと。
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その客の席数をまず数えて、で、客単価を数えて、あと開店率を見て営業時間からだいたいその日のそのお店の月の売り上げってフェルミ推定できたりするんですよね。
で、もう慣れてる経営者の人とか、もう客の単価と客の入り数とリッチだけでもだいたい利益出せるみたいな感じになるらしいんですけど、僕はそんな全然ね、趣味程度にいつもそのお店入ったらやってしまうことなんですよ。
で、これをね、毎回やってるとめちゃくちゃ鍛えられるんですよね。
で、合ってるかどうかは知らないですよ、でもそんなことは。
合ってるかどうかはわかんないですけど、だいたいね、自分の中の相場ができてくるんですよね。
ほうほうほう。
この辺の家賃だったらこのぐらいで、今スタッフ3人ぐらいで回してるなぁと、まあ1人時給1000円のやつだとしてみたいな。
あとメニューの値段見て、どこで利益とってんやろうとかいうのを探すのがね、結構好きなんですよね。
うんうん、わかるわ。
でもね、これ多分経営してる人のあるあるだと思うんですよね。
飲食店だけじゃなくてその店舗とか見たときに、回転率と、あとその単価?客単価。
で、生産性見てしまうんですよ。
それについてってやっぱ、何もないところから答えを導かないといけないんだけど、
取っ掛かりみたいな知識っていうのがある方がやっぱりお得だなということで、
知識あるの大事だなって結構思うんですよね。
それこそその日本にマンホール何個あるかとかだと、
じゃあ日本の面積から算出しようかなみたいな考えたとき、
日本の面積知らんとか。
そうなんすよね。
で、このフェルミ推定で問題出されるときって大体こう前提条件がいくつかあるんですよね。
うーん、はいはい。
まあ有名なやつとかでいくと、一番フェルミ推定で有名なお題らしいんですけど、
アメリカのシカゴには何人のピアノの調律師がいるかっていう問題が、
これ実際にそのエンリコフェルミさんが、
シカゴの大学で実際に学生に対して出題されたとされている問題ですね。
うーん。
で、前提条件があって、
シカゴの人口は300万人とする、
シカゴでは1世帯あたりの人数が平均3人程度とする、
10世帯に1台の割合でピアノを保有している世帯があるとする、
ピアノ1台の調律を平均して1年に1回行うとする、
調律師が1日に調律するピアノの台数は3つとする、
週休2日として調律師は年間に約250日働くとするみたいな、
細かく条件があって導き出していくみたいな。
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これは大学で出されている問題なんですけど、
実際我々が社会人で仕事をしていく上で、
フェルミ推定みたいなのが役に立つシチュエーションって、
例えばコンサルとかじゃなくても、
この店の利益を一瞬で外産で出せたりとか売り上げとかね、
バクッとここの売り上げを前年比プラス20%するには
どうすればいいかとか。
仮説を立てて計算していくみたいな。
間違っててもぶっちゃけいいんですよ。
若干間違ってても。
分からないって言って前に進まないよりも、
1個仮説立てて前に進んで検証した時に、
この仮説間違ってたなって気づけることが大事なんで。
なんかよく言われるのは、
フェルミ推定、桁数が合っていれば大体OKみたいな。
そうなんです。
本当に途方もないぐらい、
ゼロ2個多いとかゼロ1個多いとか、
そのぐらいの間違いはダメなんですけど、
細かいところはもういいというのが、
フェルミ推定を行う上で大事な考え方ですね。
フェルミ推定で苦戦しやすいシチュエーションって、
鮮密に計算したい理系派の人がいるときって、
うまくいかないらしいんですよね。
そうなんですね。
これはある外資系コンサルタントの人が、
ネットで記事を書いてた話なんですけど、
思い切って何々とするという仮説ができないと、
いつまでも前提にとらわれて、
答えを導き出すことができないと。
もっと言えばインターネットも使えない状況で、
正しい答えに近づくのは結構至難の技だから、
論理的思考で問題解決を組み立てるプロセス、
その能力の方が大事だと。
いやー、でも気持ちわかるな。
だっていろんな掛け算が出てくるじゃないですか。
ピアノ調律師がN人いて、
それが何日働いて、
ピアノ台数は何台で、みたいなのを掛け算していくんで、
一箇所でも変な数字入れちゃうと、
大きく狂うじゃないですか。
そうなんですよね。そこは難しいですよね。
でも僕がやってる飲食店とかは結構簡単なんでね。
やってもらったらいいんじゃないかなって思う。
何かやりたくない?
やってみましょうか。
さっきのピアノ調律師のやつやってみます?
あー、はいはい。
カジュアルでめちゃくちゃイージーなんでいくと、
レベル1ですよ、レベル1。
日本全国に女性は何人いるでしょうか?
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1億3000万の…
どっちが多いんだったっけな?
バグットでいいですよ。
半分でしょ。
女性の方が多かった気がするな、
なんじゃかんじゃ。長生きするし。
まあまあでも半分としたら、
6500万人。
まあまあだいたい正解ですね。
日本の人口1億3000万人もいないはずですね。
こういうのがね、知識ですからね。
そうですね。
でもだいたいそんな感じですね。
今2020年で1億2500…
1億2580…
え?1億2580万人か。
ぐらいです。
確かに細かいことを考えすぎてしまうかもしれないな。
生まれてくる時はちょっと男性の方が多くて、
女性の方が長生きするからみたいなことを考えだすと、
止まらなくなってくる。
止まらなくなってきて、
実際その戦略立てる上で、
そこまで細かいデータが必要ない時もあるので、
フェルミ推定の中では、
あんまり細かい数字にとらわれずに、
無視することも大切みたいですね。
なるほど。
いろんな問題があるじゃないですか。
日本に電柱は何本あるかとか、
小学校から大学までに子供は何人いるだろうかとか、
何にでも応用は効くんですけど、
例えば僕らがビジネスの現場で、
経営の戦略を立てる上で聞かれることって、
例えば営業時間は10時から10時、22時、
席数は20席の年中無休のラーメン屋の売り上げ推計と、
売り上げをプラス50%にする方法を考えてくださいみたいなことになった時に、
フェルミ推定がむちゃくちゃ役立つんですよ。
なるほど。
分かる。これ伝わってるかな?この分かるっていうの。
僕が分かるって言ったのは、
要は1日あたりみたいなのを計算しようとした時に、
回転数とか、1日あたり何人くらい来る、客単価いくら、
みたいなのが計算式であって、
その計算式の数字をここの数字をちょっと変えたら、
50%アップになるからそこを変えようみたいな施策が立てられる。
まさにそういうことですね。
さっきいろんなポイントがあって、
売り上げを50%伸ばす時に、
例えば営業時間を長くするっていうのも一つの方法だし、
客数を増やすっていうのも方法だし、
客単価を上げるっていうのも方法なんですよね。
これがもっと上級になっていくと、
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例えばラーメン屋で高熱費がむちゃくちゃかかってると、
その豚骨スープを煮込むのにむちゃくちゃガス代がかかってて、
実は食費の、原価のだいたい30%くらいって言われてるんですけど、
35%くらいかかっちゃってると。
じゃあそこを削るのをどうすればいいかっていうので、
わかんないけど、ごめんなさい僕ラーメン屋でもなんでもないんで、
超素人なパッと思いついたことを言うと、
圧力鍋でガス代が大幅に削減できたと。
それをすることによって、
調理の原価が35%から28%になって7%の利幅が生まれたと。
っていうところが一瞬にしてバクっと、
じゃあ月このくらい利益出るよねっていうのが、
フェルミ推定の技を使えば出せるんですよね。
どんぶり感情って言われたらどんぶり感情なんですけど、
どんぶり感情もある程度前提条件と仮説を組み合わせて出してるんで、
こういったスキルが我々小中高大と数学とか習ってきたけど、
一番役に立ってんじゃないかなって思うんですよね。
こういう計算が。
なるほど。
僕結構面白いんですよね。
居酒屋とかでお客さん観察したり、
ラーメン屋とか行った時に席数数えて、
一人が大体何分くらいで食い終わるのか。
メニュー見て大体みんなこの価格帯だったらこれ頼むなみたいなんで、
あと席の回転率ですよね。
コンサルとかやってる人はもっと細かく見ていくと思うんですよね。
例えば回転した10時から11時は回転率0.5だけど、
例えば11時から13時のランチタイムであったら2回転になるとか、
そういうところで1日に何人お客さんがこの時間帯に来てるかみたいなの出せるじゃないですか。
もっとここの時間帯のお客さん伸ばせるんじゃないかとか、
こうフェルミ推定使っていくと出せちゃったりするんですよね。
なので日常生活にフェルミ推定を取り入れていきましょうという話なんですけど今回の回は。
普段からいろんなのチェックしてたらいいわけですね。
その中で飲食店は特に分かりやすいじゃないですか。
だから僕絶対飲食店やりたくないですよ。
みんなやりたがるじゃないですか。
でももう真似しようと思ったら簡単に真似できるから。
見たら分かるじゃないですか。
その参入障壁低いと思うんですよね。
簡単にフェルミ推定できるものって。
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なんかいろいろあるじゃないですかこのサイゼリアには包丁がないみたいな。
セントラルキッチン方式で。
サイゼリアはねすごいですよあそこ。
やばい火ついちゃった。
今度またサイゼリアの回やりたいぐらいですもんね。
昔やったかな。
あそこはマジですごいですよ。
ミシュラン一つ星か二つ星かの超有名イタリアンシェフとかが
その厨房キッチンの導線を学びにアルバイトに行ったりしてますからねサイゼリアに。
なんかね聞きますね。
そんな本が出てた気がする。
あとその極限までその食材のコストカットするために自分たちで野菜育てたりしてるからあそこ。
うんなんか畑があるらしいですね。
そうそうそうそう。
いやサイゼリアは。
そう考えたら有名あるじゃないですか。
有名あるんすかね。
知らんけど。
少なくとももうなんか日本で流行る飲食店って僕結構きついと思うんですけどね。
ロマンアジアとかアフリカとかやったら全然まだまだありえそうで全然ありだと思いますけど。
なるほど。
でも海外で出店するってむちゃくちゃハードル高いんだよね。
でもなんかあれじゃないですか。
あの全然話変わるんですけど。
これいいかな。
女の人そういう話嫌いじゃないですか。
すげえことを言った気がする。
いや僕あれなんですよ実体験なんですよ。
うちの奥さんがついこの前言われたんですけど最近すごい周りが子供生まれる。
本当に少子化かみたいなことを。
いや少子化だがこのグラフ見たことないんかっていうところが一つと。
はいはいはい。
周り男の子ばっかり生まれているみたいなその話の流れで。
あーなるほどね。
なんか女の子本当にいるのかしら。
いやいるが。
いるが。
合理的思考者。
視野がこれかっていうことをやってもうええわって。
確かにね。
つまらん会話をする男だの。
全体のグラフの一部分だけ見るとそう映っちゃうからね。
まあでも女性ってこれまた話されるかもしれないですけど会話の中で共感求めるじゃないですか。
はい。
僕らって多分ね結果を求めるんですよね男って。
そうなんすよ。
でって。でっていうのがさ多分女性あんまり好きじゃないんですよね。
あーそうやんなそうやんなーあーわかるわかるーで終わりなんですよ。
でも男ってそれわかった上でどうすんのみたいな。
で結局なんなんみたいなところが気になっちゃうんでね。
いやもう今の自分の発言をね振り返って僕もN1の奥さんというサンプルだけを見て全体化しすぎて過度な一般化は良くないなと短時間で反省しました。
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早反省。
しかも反省の仕方がちょっと小難しいからね。
はい過度な一般化は良くないですから。
過度な一般化。
みんなツイッターでやってますけど。
まあそんな感じでね。
まあそのフェルミ推定という言葉があって日常生活の中でちょっと簡単な仮説と算数を使えばいろんなことわかっちゃうかもしれないよっていう話ですね。
ぜひぜひ今度なんか店舗行った時にトライしてみてください。
質問残していこうかな。
この番組のリスナーは何人ぐらいでしょう答えは。
答えはどこかに書いてください。
お待ちしています。
あってたらなんかあります。
なんかある?
はい。
なんかあるらしいですハリーさんから。
ということで今回の感想をメールまたはアップルポッドキャストのレビューでお待ちしています。
2人でコメント欄を全て読んでいますので今後の番組をより良くするためにあなたの感想をお待ちしています。
お願いします。
ということで最後まで聞いていただきありがとうございます。
来週またお会いしましょう。
さよなら。