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参入障壁を築く手段としてもっとも強力なツール『ネットワーク効果』について話しました。


LINEいつどうやってインストールした?/zoomは?/slackは?/一人目のユーザーをどうやって見つけるか/facebook, slack, twitterのグロースハック/オフラインでもネットワーク効果は使えるか/質問「あなたの事業にGoogleが参入しても勝ち続けられる?」/


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どうもハリーです。 どうもヤマンです。
小山さんって、LINEを最初にインストールした日って覚えてます?
ん?覚えてない。
覚えてない?覚えてないですか? 覚えてないですね。
あ、そうなのか。僕結構覚えてるんですけど。 ええ?
じゃあいいや。えっと、Zoomはどうですか?
Zoomは、やっぱコロナになってからかな?
最初お客さんから聞いて、
多分パソコンのブラウザ上で初めて使ったような気がする。
勧められてインストールしたと。
Slackも使ってますよね?
Slackも、確かハリーさんに勧められたんじゃないかな。
じゃああれですか、小山さん、人から勧められないとアプリを入れないという意思を持っている人っていうことですね。
そういう意思を持っている人ですね、多分。
なるほど、はい。ということで、今日はですね、
LINEの予定だったんですけど、
LINEをチャットツールが欲しいと思って検索してインストールした人ゼロ人説というのを。
あーーー、水曜日のダウンタウンだ。
お、そうです。
見たことないんですけど。
説を使うらしいっていうのだけ知ってます。
で、LINEなぜ自分でインストールして使った人誰もいないのか、
分かりますか?
え?
なんで誰も自発的にLINEのアプリをダウンロードしなかったか?
はい。チャットツール便利で検索してインストールしないじゃないですか。
iPhoneにデフォルトで入ってたっけ?入ってないですよね、LINE。
多分入ってないと思う。もしかしたら今は入ってるかもしれないですね。
でもその理由じゃないんだ。スマホにデフォルトで入ってるとかそういう理由じゃないんですね。
まあ答えはもう単純で、LINEって身近な人が使ってないと無価値だからですね。
まあそりゃそうだって感じですよね。一人で使わないですよね。
一人で使えない。
一人で使わないものって必要性を感じないので、誰もググって入れようと思わないんですよ。
確かに確かに。
だってもうメールとかあるし、ということなんで。
でもそうなると、じゃあLINE社からしてみましょう。
LINE社からしたらみんなに使ってほしいじゃないですか。
でも最初の一人って誰もチャットする相手いないじゃないですか。
ほんとだ。
どうしようってならないですか。
なりますね。
最初のユーザーどうやって集めよう。
ほんまや。LINEってどうやって広がったんだろうね、ここまで。
難しいですね。最初の一人どうやって誘致したんでしょうね。
そうですね。
じゃあ最初の一人集めればいいのかっていう問題もあるじゃないですか。
一人だけじゃ無理だもんね。最低二人いないと機能しないもんね、LINEって。
そうですよね。
二人だったらいいのかというと、それも微妙じゃないですか。
微妙。
ということで、これめちゃくちゃ難しいんですけど、こういうコミュニケーションツールみたいなものって。
03:00
振動させるのってね。
で、これ各社ね、答え持ってるんですよ。
LINEはね、ちょっと事例見つからなかったんですけど、
正常にそのサービスを機能させる最小単位の人数というのをみんな持ってます。
で、みんなそれを達成するために色々この手でやっているんですけど、
例えばスラックだったら、
2000通メッセージのやり取りが生まれると定着すると言われてるので、
50人のチームでスラック使うんだったら大体10時間スラックを使えば定着するし、
10人のチームだったら1週間ぐらい。
で、この2000通を超えたユーザーは93%がその後も継続して使い続けると。
ということで、いかにこの2000通を使ってもらうかっていうところが大事なわけですね。
なるほどね。
他で言うと、フェイスブックは新規登録から7日間で10人の友達とつなげることができれば、
その後も使い続ける。ということで、ツイッターだったら最低5人フォローするとかあるんですけど、
その最小単位がツイッターだったら5人とかフェイスブックだったら10人、
っていうのがこれ結果論なんですけど、あるのでそれをまず一斉に使ってもらうようにするっていうことなんですよね。
そのLINEの最小単位といって、その公式ってどうやって導き出すんですか?
LINEはね、ちょっと出てなかったんでわかんないですけど、でも多分10人とかかなと思うんですよね。
で、それをするためにLINEがやってたのはやっぱり電話帳を吸い上げるじゃないですか。
はいはいはい。
そういう賛否両論がひどかった。
ありますね。
でも結果的にあれをやって、強制的にそこでコミュニケーションできる状態っていうのを作ることで、
みんな使うようになったっていうのがあるので、その最小単位の人数を何とかしてクリアしなきゃいけない。
地道な活動をして集めるっていう。
LINEがそれをやったってこと?地道にちょっとずつ。
まあやってましたね。システム的にやったのは電話帳だし、最初は女子大生とかをターゲットにしてたのかな。
その辺の人が一番人付でアプリを使うようになるみたいなのがあったらしく、ちょっと早々ですけど。
そうですよね。だからLINEやりだしたのってスマホになってからですよね、アプリってことは。
はい。
ですよね。
はい。
いつからやってたのやろう。
誕生したのが震災の年ですね。
震災の年か。
11年の秋頃に最初に出て、僕多分その次の年の春頃とかに入れてますね。
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どういうプロセスでLINE使い始めたとか思い出してない。
まあそうですよね。もう10年前のことなんでね。今やなくてはならないもの。
そう。生活の中に浸透しきってますからね。
そう。
逆にもうメッセージ使わないもんね。逆に。
ああ、あのスマホデフォの。
そうそうそう。
そうなんですよ。
使わないですよね。
うん。
そこがね、すごい大事なところで、なぜ使わないかっていう。
めんどくさいからかな。
めんどくさいですよね。
めんどくさい。
うん。
ただ番号で遅れたりするんで。
ああ、はいはい。
楽っちゃ楽だし、その、俺の場合はね、仕事でLINE登録するまであんまり仲良くなりたくない人とかで、
でもGメールするほど大げさなことじゃないちょっとした報告とかはSMSで使うときはね。
へー。珍しいかも。そうなんでしょうね。
それぐらいかな。
僕はもう全然ワンタイムコードを受け取るのみになってます。
ああ、そうだそうだ。ワンタイムコードを受け取るときもそうだね。SMSだね。
そう。
だからそういうこと考えると全く使わないわけでもないんですよね、あれって。
だから本当に限られた用途で使われるものになってしまいましたよね。
っていうのがやっぱりすごいところで、じゃあこれをいかに再現するかっていう。
LINEと同じように過去のメールやSMSを覆して使ってもらうかっていうのがね、みんなやりたいじゃないですか。
難しすぎでしょ。お題が。
それを達成したので、じゃあどうやってやっていったのかという話なんですけど、
これでも参入障壁みたいなのとよく一緒に語られるんですけど、
投資家の人にプレゼンするときに言われる質問あるあるとして、
その同じサービスをGoogleとかマイクロソフトとかがやり始めたらどうするんですかっていう質問がよくあるんですよ。
僕は聞かれたことないけど。
大手がやってきたら。
これ答えるの難しいじゃないですか。
難しいね。もうニッチな部分狙いますとしか言えない。
で、これに全て答えられるがゆえにもう乱用されすぎている言葉があって、それがネットワーク効果ですね。
ネットワーク効果。
聞いたことあります?
ないですね。
ないですか。
結構ね、でもアプリとかウェブサービス系で使われる言葉かな。
何かっていうと、一言で言うなら、使ってる人が多ければ多いほど便利になる仕組みのことなんですよ。
さっき言ったLINEって自分だけ使ってても価値ゼロだけど、1億人が使ってたらめちゃ便利じゃないですか。
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めちゃ便利だね。
どっちも使える機能は一緒なんですよ。ゼロ人が使ってようが1億人が使ってようが。
一緒なんだけど1億人が使ってる方が便利じゃないですか。
っていうことをネットワーク効果。
ネットワークが広がれば広がるほど効果を発揮するっていうことか。
そうです。
なるほど。
これをね、作りますって言えば大体説明がついちゃうんですよ。
そのネットワーク効果を作ることで大手が参入されても大丈夫ってなるの?
なります。
一応説明はつくけど、実際どうかはまた別問題なんですけど、
LINEで行くと、LINEを使い始めました。
みんなLINEを使うようになったら、別のLINEのライバルでカカオトークってあったの覚えてます?
覚えてる。
ありましたね。
ありましたけど、結局みんなあっちには行かなかったわけですよね。
LINEになったね。
もうそこを使ってて、すでに便利な状態があるので、
それと同じとかちょっと便利くらいの機能があっても乗り換えないっていう、
このすでに使ってる人が普及しているから、またゼロからのものに乗り換えると価値が下がるので、
そこで参入障壁を作りますというのが、
このネットワーク効果で大手がやってきても大丈夫っていうものなんですよね。
それが通用するんだ?それで一般的には。
通用するといえば、いや通用しない人もいるけど、
でもその辺ぐらいしか正直言うことないんですよ。
だよね。
物が良いですとかは、物の良さはもうパクれるので。
そうやね。なんかそれキラークエスチョンやね。
本当ですか。
なんか困らせる、絶対困る質問やんだってそれって。
はいはいはい。大手がやってきたらどうするか。
確かにね、困りますね。
でも大手がやらないぐらい小さいニッチな産業でやるもんね、でも最初って。
そういうもんじゃないのか、ベンチャーは。
そういうもんでもいいと思うんですけど、後々大きくなったら魅力的なマーケットがあるわいって言って、
うじゃうじゃと群がってくるじゃないですか。
はいはいはい。
その時にどうしようっていう。
そうか、その時にネットワーク効果作りますと。
そう。
もう後から入って来られても大丈夫だって。
そう。
なるほどね。
でも実際これめちゃくちゃ強力で、さっきのLINEもそうだし、
Zoomとかスラックとかも別に類似ツール無限にあるじゃないですか。
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ある。
けどやっぱりそのみんなが使ってるものがより使われるようになっていく。
確かに。なんかでも今って僕結構Zoom使うんですよ。
はい。
もうこうなればそのGoogleでもなんかテレビ電話できたりするじゃないですか。
Google Meetかな。
Google Meetとかでも。
でもあっちもう使わないですもんね別に。
そうなんですよね。
Zoomずっと使い慣れてるし、Zoomみんな慣れてるからZoomでいいやってなりますもんね。
これがネットワーク効果ですね。
これがネットワーク効果ですね。
なるほどなるほど。
なんか先行者利益みたいな感じだねじゃあね。
まあまあそうですね。
早く浸透すればするほど得するみたいなことでしょ。
お得ですね。
なるほどね。
Winner takes allみたいな。
かっこいい。
そうですか。
勝者は全てを取る。
そうそうそう勝者総取りっていうのがね。
なんで今皆さんがやってるね仕事とかサービスとかでも多分使える部分はあるんじゃないかなと思うので。
あるあるある。
後追いって本当厳しいねそう思ったらこのその手のビジネスで。
例えばさ今LINEと似たようなアプリ作っても絶対流行らないわけでしょ。
絶対LINEには勝てないわけじゃないですか。
僕の場合ねその物販とかやってるんで多分これ飲食店とかでも言えるのかもしれないですけどある程度ね物販とか飲食店とかって後追いいけるパターンがあるんですよ。
例えばめちゃくちゃ売れてる食パン屋さんがあるとその隣に斜め前ぐらいに同じようなデザインで同じような味の食パン屋さんができたとするじゃないですか。
ある程度流れるんですよねそっちに。
だからその時ってそのむちゃくちゃ大行列できてる食パン屋さんのお客さんの10%でもいいからこっちに流れてくれたら利益出るやみたいな発想でやったりするんですよね。
でもそれを防ぐのがやっぱりそういう参入障壁ですよね。
そうそうそうそうなんですよね。
パン屋をすでにやってて新しいパン屋が出てきても大丈夫っていう状態を作らないといけない。
だから飲食店とかでその参入障壁高くするのってめっちゃ難しいと思うんですよね。
だからそこの大きな違いを感じた。
僕のやってるビジネスとそういうアプリ、ネットワーク効果が発生するような産業ってやっぱり全然違うんだなと思って。
先行者利益がものすごく大きいですね。
でも後追いで倒される例も全然ありますし、ネットワーク効果があっても消えていってるサービスは無限にあるので。
どうすれば倒せるのかというのはまた次回。
楽しみだ。
やっていきたいなと思いますが。ネットワーク効果ね。
お客さん同士がコミュニケーション生まれるみたいなところからちょっと違うけど、
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その辺から考えていくとアナログでも割と応用できるかもしれないなとは思うので。
確かに。
デザイナーとかどうなんですかね。
いやそれね。
例えばそのアナロジーで無理矢理当てはめるとクライアント同士がそこで何かできるようになってその価値を感じてもらえてずっとオファーを受けられるみたいな。
それできたらすごい良いですよね。
それできたらむちゃ良いですけどそんななモデルにはなってないですね今僕の会社は。
そうですよね。
めちゃくちゃ難しいですね。
厳密にはこれネットワーク効果ではないんですけど、例えば飲食店で常連さんがいるから自分も行くっていうパターンはたまにあるじゃないですか。
あるあるある。
バーとかでも知り合いがいるから、いるかもしれないから自分も。
あるある。っていうかむしろリピーターのほとんどの来客同期ってそれだと思う飲食店とかは。
仲の良いお店で周年だから顔出すとか、あそこ行ったら一人でも一人ぐらい知り合いいるだろうみたいなんで。
そのネットワークは飲食店でも確かにむちゃくちゃ大きいですね。
そうですよね。
ネットワーク作ることがリピーター作りにもつながるし、参入障壁を上げるのかもしれないですね。
うんうん。
ですね。
なるほどねいや勉強なるわ。
ユーザー同士をつなげる仕組みというのを考えてみるとアイデアが出てくるのではないでしょうかということで、ネットワーク効果の凄さについてやっていきました。
発動させるわ。
発動させましょう。
我々のビジネス。
無敵の兵をね築きましょう。
無敵の兵を作ろう。
ということで皆さんも兵を築いてみてはいかがでしょうかということで今回の感想をメールまたはアップルポッドキャストのレビューでお待ちしています。
二人でコメント欄を全て読んでいますので今後の番組をより良くするためにあなたの感想をお待ちしています。
お待ちしています。
はいそれではまた次回お会いしましょう。
さらば。
さらば。
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