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こんにちは、シロクロの伊藤です。
Podcast36回目、今回は経営についてというテーマで話したいと思います。
今日は2022年12月21日、水曜日です。よろしくお願いします。
年末ですね。
もうこれを最後のPodcastにして、
2022年の振り返り、もしくはPodcast自体の振り返りというテーマで最後にしようかなと思ったところ、
ちょっと経営について触れておきたいと思ったので、その話をしたいと思います。
時間が余ったら振り返りとかやればいいんじゃないですかね。
もしくは来週もう1本とか。
経営についてなんですけど、
これは常々思っていることがあって、
デザイナーにしろエンジニアにしろ他の職種、
飲食店のオーナー、パン屋さん、雑貨屋さん、何でもいいんですけど、
職人さんがいざ起業しようとすると、
デザイナーならデザイン以外にいきなり経営というものもしないといけなくなって、
本業であるデザイン業務は当然これまで培ったものがあるからやっていけるんですけど、
経営に関しては多分起業するほとんどの職人さんは経営に関して事前に勉強したり事前注釈をしたり、
多分何もほとんどしない状態で経営をしないといけない、経営者にならないといけない。
かつその経営者というのが会社にとって一番重要なポジション、業務であると。
だから起業した瞬間いきなり未経験でかつ最重要な業務をやらないといけないという、
何だろう、おかしな感じ。
これはみんな結局なるようにしかならない感じでやってるんですけど、
冷静に考えるとすげえ変な話だなと思っていて、
なんでそこを素人のままやれるだろうかっていう。
僕も今そんな感じでなんとなく起業して十数年ですけど、
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経営者の資格はあんまりないし、具体的に経営しているっていう意識もあんまりないので、
どうなんですかね。
いろいろ勉強してきたけれども、営業とかブランディングとか勉強してきたけど、
経営っていう括りであんまり確かに勉強とか本とか読んだことないなと思って、
今回しゃべるにあたって少しだけ調べたんですけど、
でもだいたい思った範囲ではあったんですけど、
じゃあ経営とは何かっていったときに、
多くの人が言っているのは大前提として会社を潰さないこと。
会社を継続させるための活動であると。
これは確かにその通りですよね。
それに関わるところで一番大事な話はやっぱりお金、資金繰り。
ここの話ってあんまりやっぱり誰もがポピュラーにしゃべる話ではないので、
じゃあ大的に企業収益となっていくらあったらいいのか、
資本金がいくら、銀行からお金を借りた方がいいのか、
自分のお金を持ち出した方がいいのかとか、
毎月どのぐらい売り上げがあればとか支払いしたいとかどうとか、
というところの、最初から経営者さんをつけたりすれば多少アドバイスをもらえたりするんだろうけど、
めちゃくちゃ大事な部分をすごい無知な状態で挑まないといけない。
っていう、やっぱおかしいというか面白いというか、
みんなそれで結構やれるんだっていうね。
そう、だから僕も他の会社のお金の話ってやっぱり親しい人でも聞きづらいし、
かつみんなも細かいところまでは言いにくいだろうし、
借金があるかないかとかも自分も言わないし、人の話も聞かないし、
うちは小さい会社だから借金とかないんだけれども、
もっと大きい会社になると運転資金のために借り入れてとか、
ごくごく当たり前にやっている。
これもらしいだけれども。
っていうので全然その情報が入ってこない。
なんとなくやっているっていう。
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あとはお金もありと、あと戦略とか理念とか。
会社がどう社会と設定を持ってやっていくかということと、
事業内容だったり、やるべきことやらないことっていうのをきちんと定義して、
それを定義して共有する。
あとそれに伴って事業計画ですね。
事業計画はいろんなサンプル見たりとか、人の話を聞いたりとか、
うちもそれなりにやってる時期やらない時期があったりしてはいるんですけど。
あとは人の話ですよね。人材育成だったり、
社員が健全に働ける環境をサポートする。
それは物理的なサポートも含めて、精神的な対応サポートも含めて。
あとは営業面とか。
営業の人間がいれば別だけれども、職人さんが起業するケースだと、
営業の人がいない会社のほうがほとんどだと思うので、
そうすると社長イコール営業マンみたいなことにもなるので。
企業した瞬間、その本業以外でやらなければいけないことが増えすぎるんですね。
今十数年やってわかることっていうのは、
デザイナーだったらデザインだけやって、
あとはなるようになるよっていうスタンスだと、本当になるようにしかならなくて。
お金回りは当然頑張れば頑張るほどなんとかなっていくけれども、
スタッフへの配慮というか、社員への配慮っていう面をないがしろにしてしまうと、やっぱり辞めやすくなってしまう。
僕も13年ぐらいの間に失敗してしまったなと思うこともしばしばあって、
それはちゃんと経営してなかったせいですね。
僕は自分の仕事、デザインとか実装とか目の前の仕事ばかりに目が行っていて、
会社、要はスタッフが健全に働ける環境づくりをするっていうことをおろそかにしていたんですね。
それは当時はそこが見えてなかったんですね。わからなかった。
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今はそういうよろしくない失敗経験を踏まえて、そこを意識的に取り組んでいて、
きちんと健全にスタッフが働けるように意識する。いろいろ改善する。
それがきちんとできているかどうかはわからないですけど、
でも少なくとも当時に比べればきちんと取り組んでいるのではないかなと思います。
経営に関しては大雑把に言うとそんな感じで、
昨今話題になっているのがデザイン経営っていう言葉。
もちろんこれを聞いている人は同業の方が多いだろうからデザイン経営ってわかると思うんですけど、
ちょっと一応簡単に説明すると、説明というか例のごとく特許証のサイトからの引用で、
デザイン経営とはデザインの力をブランドの構築やイノベーションの創設に活用する経営手法です。
その本質は過去ユーザーを中心に考えることで、
根本的な課題を発見し、これまでの発想にとらわれない、
それでいて実現可能な解決策を柔軟に反復、改善を繰り返しながら生み出すことです。
はい、ここで意味は終わり。
なんか一見パッと聞いてわかるようなわからないような話ですね。
デザイン経営といって、デザインの力をっていきなり言ってるんですけど、
今日日このデザインの言葉の定義って、
上流から表層的なデザイン含めていろんなケースで使われるのに、
せめて最初そのデザインの定義してくれるとどうしても思うんですけど、
このデザインの力をブランドの構築でやって、
そのデザインイコール何?っていうのがわからないんですけど、
でもその人を中心に考えることで、
根本的な課題を発見し、
これまでに発想にとらわれない解決策を繰り返し生み出すことって言ってるぐらいなんで、
表層的なデザインの話ではなくて、
おそらく上流の設計するっていう意味でのデザインの話をしているんだろうと思うんですけど、
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でもこれいわゆる普通の経営と何が違うのっていうと、
経営ってそういう風に考えてるものではないのって、
思ってしまうんだけれども、どうなんでしょうね。
さらに読んでいくと、デザイン経営と呼ぶために必要条件が2つあると。
1つは経営チームにデザイン責任者がいること。
2つ目が事業戦略構築の最上流からデザインが関与すること。
またデザインの定義とはっていう話になっちゃうけど、
経営チームにデザイン責任者がいること。
デザイン責任者、デザイナーでいいのかな、これは。どういうことだ。
2つ目がまたややこしい。
最上流からデザインが関与することってなると、どういうこと。
これはデザインを設計とか上流の意味で言うのであれば、
それが別にごくごく当たり前の話になるし、
そうではなく表層的なデザインをするデザイナーが上から関わるっていうこと。
なんかちょっとめっちゃ曖昧な気がするのと、
結局1と2何が違うのって気もするんだけれども。
さらにデザイン経営とは、今言った話をしつつ、
でもちゃんと関わっていった話の人の話を聞くと解釈は自由とか言っていたり、
あとこれからデザイン経営っていう本を読んで、
最後の方のデザイン経営の事例で、
とある中小企業さんのインタビューをしてるんですけど、
デザイン経営してうまくいきました?みたいな話だけど、
めちゃくちゃ表層的なデザインの話を事例ばかり話していて、
それも含めてデザイン経営。上流でのデザインも下流での表層的なデザイン展開も含めてデザイン経営である。
めちゃくちゃ物はいいようなんだけれども。
さらに別のページでデザイン経営の国の方で関わってる方の発言があったんですけど、
従来の経営とデザイン経営は何が違うのか。
それはIT業界で例えるならウォーターフル開発とアジャイル開発の違いだと若干笑いながら読んでたけど、
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やっぱりそういう話ですよね。
アジャイル開発って言われるとめちゃくちゃわかりやすい。
でもそれで言うならデザイン経営じゃなくてエンジニア経営、
エンジニアリング経営とかアジャイル経営って言った方がめちゃくちゃ話早いよね。
そこをデザイン経営って言うからみんな一瞬頭に果てながるかもしれない。
でもアジャイル経営でいいじゃん。
例えるならウォーターフル開発とアジャイル開発の違いって言うんだったら。
ウォーターフル開発って言うのは最初に企画して編集をして開発してって言う。
要は流れが一つの線になっていって一定の方針によって進むのがウォーターフル開発。
アジャイルって言うのはそのサイクルをどんどん短く企画して試しに作って一回運用に回して
ダメだったらすぐ修正してさらに考えながら作ってって。
どんどん回しながらやりながら作りながら試しながら回収しながらっていうのがめちゃくちゃ雑に言うアジャイル開発なんですけど。
それがデザイン経営であるって言うとめちゃくちゃわかりやすいですね。
でもやってみてダメだったらすぐ変える。アジャイル経営ですね。
デザイン経営って言うから余計わかりにくくなる。
デザイン経営って、デザイナーがやってるデザイン会社はデザイン経営できてるかって言うとたぶんほとんどできていなくて。
自然とそれをやっているところはあるのかもしれないけど。
あと多分デザイナーが説明できてるデザイン経営ってあんま聞いたことなくて。
あとブランディングとどう違うのって言ったときにうまく言語化できない。
アジャイル経営いいですね。わかりやすい。
話はそれですけど、やっぱりデザイナーもしくはデザイン業界って、これは僕の独断点検ですけど、若干引き目を感じているところはあるよねっていうのは、
エンジニアリングプログラマーとかはそのものの価値が目に見えているというか、書いたコードが価値があるし、
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例えば何かしらプロダクトを作ろうとしたら、エンジニアが絶対必要不可欠。
Twitterとかそういったウェブサービスを作ろうとしたときに、エンジニアが絶対いないといけない。
もちろんデザイナーもいないとできないんだけれども、
大半のプロダクトは多分1、8、9割エンジニアで、残りがデザイナーですよね。
いろんな現場を見ていきましたけど、
それぐらいパワーバランスというか、なのでデザイナーの価値をどんどん高めていかないといけなくて、
元から言語化することは別にお話で大事なんだけれども、
例えば、ユーザーインターフェース、UIという言葉を定着させようとしたり、
UXとかDXとか、今回のこのデザイン経営に関してもそうだし、
デザイン経営は厳密に言うと別だけど、
できる量を拡張させようとしていたり、デザインの価値というのを、
こうあらかに言う必要がある。
だからこう、昨今、上流の意味でのデザインって言っていて、
よく言うその課題解決、さっきもありましたよね。
根本的な課題を発見し、デザイナーが発見できる課題とか正直たかが知れてると僕は思うんですけど、どうなんですか。
その課題解決ってめちゃくちゃ言うけど、
そんな課題解決って基本的にお金と人材の話だし、
それをデザイナーが解決できるのかっていうと、
なんかめちゃくちゃ表層的な話にしか聞こえなくて、っていう愚痴ですね。
愚痴?愚痴というか。
これはでも怒られそうだな、誰かから。
だいぶ話はするんだけど、デザイン経営。
アジャイル開発、いいですね、わかりやすい。
そういう風な考え方で経営に取り組もうっていう意味であれば、確かに非常に合理的だし、
すぐに失敗したらやり直せばいいっていうスタンスは悪くないし、
そういう風に経営を捉えるんであれば、
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デザイナーだったりいわゆる経営者でも自然にやれる。
仕事と大して変わらないっていうスタンスで取り組めるんであれば、
やりやすくなる気がするんですけどね。
ちょっと待ってよ。でもデザイン経営っていうのがまだ、
僕はそんなに何十冊の本読んだわけではないので、
うまく理解しきれてないだけかもしれないので、
これはこれでもう一度取り上げてみたいと思います。
でもそれでいくと、今後のポッドキャストなんだけれども、
ゲストを呼んで、専門家を呼んで、その専門家の話を聞く。
僕の疑問をその専門家に解決してもらうっていうのをやりたいなとちょっとずつ思い始めていて、
そうすると僕も専門家の話を聞けて勉強になるし、
聞いてる人も違う話を聞けて勉強になるし、
いいような気がするんですよね。
それとは別に、専門家を呼びつつ、その専門的な話はせずに、
将来どうするの。将来どうするのじゃないな。
でもそうですね。今40とか過ぎると、終わり方?終わらせ方?
60代、70代のビジョンが気になってきていて、
その辺の話は他のデザイナーとかエンジニアさんとかがどう考えてるのかっていうのはなんとなく聞きたいので、
人を呼んでそういう話を聞くポッドキャスト、毎回んじゃないにせよ、を混ぜていくといいのかなと。
それをYouTubeでやろうとしてたけれども、
YouTubeだと撮って、編集して、テロップ入れて、
いやーでもそれはそれでやらなきゃいけないんだけどね、一回は。
あとなんか、それでテロップ入れて、
YouTubeって結局ビジュアルというか動画なので、
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話す以外に画面を見せて、絵的な表現がないと、
YouTubeでやる必要性っていうのがあんまり個人的にない気がしているので、
インタビューに関しても話すことが主題であるなら絵は必要なくないっていう気がしているので、
YouTubeじゃないとできないっていうのは、
YouTubeじゃないとできない、もしくはYouTubeでやったほうがより話が伝わる。
例えばその実績、その人の仕事の実績を紹介するっていうところに焦点当てるなら、
画面向いてるし、例えばウェブデザイナーが作ったウェブ紹介したりとかですね、
そういったらYouTubeが絶対向いてるし、
ポッドキャストだと何も伝わらないってことになるので、
でもその実績、見た目でわかる実績の話をしたいわけじゃないしな、
だからポッドキャストでいいと思います。
すぐやらない理由を探すのはダメなやつですよ、こんな感じで。
はい、何の話だっけ、経営について。
もっとお金の話をするといいんじゃない?
そうすると人は聞いてくれるし、聞きたいし。
俺も聞きたいし、それは。
だからデザイン経営とはっていうのは、
もうちょっと盛り下げて、どっかのタイミングでもう一回やるか、
もしくは今一緒に僕が勉強会している方がデザイン経営強い方なので、
その方呼んで話を聞くかのどちらかにしよう。
はい、今回めちゃくちゃオチがないけど、そんなところですかね。
年末ですよ。
年内にあと一回やるか、もしくは1月10日以降とか落ち着いてからもう一回やりたいと思います。
はい、というところで今回もありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。ありがとうございました。さようなら。