2024-07-01 21:51

EP.255 小池百合子氏の公約『無痛分娩費用の助成』について私の意見を話します【東京都知事選】

元動画:
https://www.youtube.com/watch?v=2w33gTKCRVE
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はい、こんにちは。今回なんですけれども、タイトルにもある通り、東京都知事選についてね、自分の意見をお話しさせていただこうと思うんですけど、
まずはですね、現職の小池百合子さんについてお話しようと思うんですけれど、まあいろんな公約があるんですけれど、せっかく僕、医者なので、医学的な公約
その中でも、無痛分娩費用の助成について、自分の意見をお話しさせていただこうと思うんですけれど、
僕、一応医者っていうのもあって、美容外科医をやってるんですけど、その美容外科医に専門でやる前にですね、麻酔科を専任でやってた時期があって、それで麻酔科の
標榜医っていう資格も持ってるわけですよね。なので、麻酔に関する知識はですね、普通の医者よりかは全然ある方なんですよ。
なので、麻酔絡みで無痛分娩費用の助成っていう公約についてお話しさせていただこうと思うんですけど、
まず、小池百合子さんがですね、掲げる無痛分娩費用の助成に関しては、僕は大枠では賛成です。
やっぱり、分娩ってね、僕、経験したことないんだけれど、見たことがたくさんあるんですよ。
医学生時代とかね、いろんな機会で見させていただいて、とにかくね、痛そう、辛そう、本当にその出産された女性の方々はね、僕、男として尊敬します。
こんなに辛いことをですね、経験して、出産して、もちろん出産だけじゃなくて、出産する前の妊娠中、つわりが辛いとか、あと気分がね、変容していろいろ辛いとか、
もちろん出産した後も、授乳する、おっぱいあげるとかですね、それもすごく体力を消耗するわけで、本当に子供を
妊娠して産んで、授乳するって大変なことで、男性には絶対できないことなんですね。
あの、人工乳で母乳、ミルクを与えることはできるんですけれど、母乳は出ないんで、っていう感じで、本当に尊敬します。男として女性の方々、尊敬するわけであって、
その中で、その辛い文弁の痛み、これを和らげる、無痛文弁っていうのは、僕は医者としても日本人としても賛成なんです。
ただ、その大枠としては賛成なんですけど、現実的にそんなことができるか、僕は現実的には極めて難しいと思います。
なので公約として大枠で掲げてはいるんだけど、本当にできるの?って思うわけです。
そのためにはどういうふうにしたらいいのかとか、自分の意見をお話しさせていただこうと思うんですけれど、
少子化対策としては、これが実現すれば必ずプラスになると思うんです。
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というのは、今、出産したい人、将来結婚して子供を産みたいとか、あるいは今結婚してて将来子供を作りたいって思ってる人、
無痛文弁を希望する人ってすごく多いんですよ。
いろんなアンケートがあるんだけど、日本人でアンケートを取ると、
大体30%から50%ぐらいの人が、できれば無痛文弁でやりたいっていう感じでおっしゃってるんですよね。
だけど、今現実的には無痛文弁されてるのは、文弁全体の大体1割ぐらい、いろんな統計があるんですけど、8%とか11%とか、
なので大体10%なんですよ。だから無痛文弁を希望してるんだけど、結局無痛文弁じゃなくて、
普通に痛みを味わいながら、苦痛に耐えながら文弁されたってことが大部分なんですね。
というのは、無痛文弁って保険適用じゃないんですね。自費診療になるんで、大体プラス10万円とか20万円とか、
あとで詳しく話すんだけど、無痛文弁もいろんなグレードがあって、高い場合だと50万円とか、それ以上とか取ったりするところもあるらしいんですね。
それは部屋が豪華とか、それにセットで無痛文弁をとか、
結局出産って、お金かければかけるだけより快適な文弁ができるっていうのが、出産ができる、あるいは出産した後も快適な生活ができるって、
そういうのあるわけですよね。お金、自費診療の分は当然そうなるわけなんで、
その大体10万円とか20万円ぐらいかかる、これを補助してあげましょうという公約なわけですよ。
ちなみに日本だと1割ぐらいなんですけど、これがアメリカとかフランスとかだともっとパーセンテージが高くて、
アメリカだと73%、フランスだと83%っていうデータがあります。
このデータも募集団をどこで取るかによって変わってくると思うんですけど、日本よりかは無痛文弁を進んでいるっていうのは確かなわけですよね。
っていうことなんですけれど、なので、子供が欲しいんだけれど、
あの文弁の痛み、辛さがあるから、子供を作りたくない、産みたくない人って一定数いるんですよ。
僕の知り合いでも時々お話すると、結婚してて、私、子供いらないわって言って、なんでいらないのって聞くと、
あの文弁が嫌なの、すごい痛そうだもんって。
前に知り合いの出産に立ち会ったことがあるんだけど、ものすごい表情で息見ながら、
あの顔を人に見られるのが耐えられないし、あんな痛み、自分が味わうなんて耐えられないから、
だから私は子供いらないっていう意見の人、やっぱり一定数いるわけですよ。
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みんながみんなそうじゃないんだけど、必ず一定数の方いるわけであって、
そういう方でも無痛文弁だったらいいっていう人いるんですよね。
だけど今、無痛文弁がですね、やりたくてもできないっていう人がいるので、
そういう方を援助する、補助するっていう意味でね、
無痛文弁がもうちょっと広まれば、出生率増えると思うんですよ。
なので少子化対策に少し貢献するっていうのはあると思います。
で、中には無痛文弁、否定派の人っているんですよね。
多くの人はですね、出産経験のある女性、
もちろんみんながみんなそうじゃなくて、本当にごく一部だと思うんですけど、
よくそういう方がおっしゃるのは、お腹を痛めて産んだ子の方が可愛いんだ。
だから無痛文弁なんてとんでもないっていう方が、
ごくわずかだと思うんですけど、一定数いるんですね。
ほとんどの方はですね、男性も女性も出産経験のある方も、
無痛文弁でいいんじゃないって言う方多いんですよ。
やっぱり自分がね、辛い思いをして苦しみに耐えて出産したら、
無痛文弁でもいいんじゃないってね、出産経験のある女性もたくさんいらっしゃるんですけど、
やっぱりごく一部の方はね、とんでもない、無痛文弁は良くないっていうのはね、
理論的にはわからなくてもないんですよ。
っていうのは人間っていうのは、苦労して手に入れたものの方が大事にするっていう傾向があるんですね。
逆に簡単に手に入っちゃったものは、そんなに大事にしないっていうのがあって、
例えばお金、すごい頑張って辛い思いして稼いだお金って大事にしようって思うじゃないですか。
だけど自分が働かなくて親からね、小遣い100万ポンとかもらったらですね、
簡単にお金が入っちゃうんで、お金の大切さっていうのが感じないわけであって、
なので出産も辛い思いをして、子供がね、生まれた方がより大事にするっていう理論はわからなくはないんですけど、
だけど出産ってものすごい辛いっていうのは確かだし、別に妊娠、出産、その後の家庭でも辛いことっていっぱいあるんですよ、女性の方って。
僕ね、男なんで味わったことないんで軽々しく言えないんですけど、やっぱりお腹がどんどん大きくなっていってね、
すごい大きなお腹でさ、電車乗ったりとか家事したりとか大変だと思うし、でまたつわりもあるしね、でホルモンの変調で気分が変調したりとかね、いろんな辛いことあると思うんですよ。
で出産した後だってね、しばらくね体動かすことできないし、大変なことっていっぱいあるんで、別に海外でもね、先進国多くの人が無痛分娩してるんで、
医学がせっかく進歩してるわけなので、無痛分娩という医学の力に頼るのは別にそんなに悪いことじゃないと僕は思います。医者としても人間としても男としても思うわけでございます。
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ということなんですけど、ということで大枠としては賛成であって、無痛分娩が日本で広まることも僕は賛成なんですけれど、
ただね、現実的な話をすると、まあこれね、かなり難しいっていうか、かなり厳しいので、僕はこの無痛分娩の女性っていうのはかなり危機感を持ってますね。
なかなかできないんじゃないかなって思うんですね。で、それは何でかっていうとですね、まあ結論から言うと無痛分娩ができる施設っていうのが圧倒的に足りてないんです。
なので、無痛分娩したくてできない人ってもちろんお金がないからできないっていう人も一定数いると思うんですけど、それよりも無痛分娩でお金も払えるんだけど無痛分娩をやってくれるクリニックとか病院がないからしょうがなく普通に無痛じゃない分娩をしてるっていう人の方が多いのが現実なんですよ。
っていうのはですね、無痛分娩ってどういうことをやるかっていうと、まあ甲膜がい麻酔っていうのをやるんですね。背中から針を刺して、そこから甲膜がいているところに管を入れて、そこから麻酔の薬を流して、まあそうするとですね、部分的に麻酔が効くわけですよ。
まあ神経が支配しているここから下のところだけ無痛の状態になるので、そうすると出産の時の痛みがほとんどなくなる、あるいは軽くなるっていうことなんですけど、甲膜がい麻酔を入れて出産するっていうのってそれなりに技術もいるしディスクもあるわけですよ。
なのでちゃんとお医者さんを準備して体制を作ってやらないと、場合によっては死んじゃうってことがあるんですよね。母体に関しても赤ちゃんに関しても何か害が起こるってことがあるわけであって、甲膜がい麻酔っていうのを誰がやるかっていうと、まあ医者がやるんですけど、
産科のお医者さんで甲膜がい麻酔が上手だっていう人もいて、そういう人がやるってこともあるんだけど、あとは麻酔科の医者がやるっていうこともあるわけですね。麻酔科の医者が甲膜がいやって、出産は産科の医者がやるとか、あるいは産科の医者が甲膜が入れて、そのまま産科のお医者さんがやるってこともあるかもわかんないし、産科のお医者さん2人で分担してやるとかいろいろあると思うんですけど、
普通の分弁に比べると、お医者さんの手間が増えるし、お医者さん2人必要っていうことが多いわけですよね。甲膜がい麻酔のリスクで何が一番恐ろしいかっていうと、麻酔がこっから下でなくて、こっちの上の方まで効いちゃうってことがあるんですよ。甲膜がいのカテーテル入れて、そこから薬液を注入して麻酔が効くんだけど、
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薬の量がちょっと多すぎたり、あるいは効きすぎたりとかすると、薬の調節っていうのが非常に難しいんですけど、少ないと逆に効かないし、多すぎると効きすぎちゃってリスクがあったりとかするんで、効きすぎちゃうと上の方まで効いちゃって、呼吸するための筋肉とかそっちの神経まで麻痺しちゃって、呼吸ができなくなっちゃうんですよね。そうすると死んじゃうわけですよ。
なので効きすぎちゃったら、場合によってはマスク換気でベンチレーションしたりとか、それもちゃんとしたお医者さんじゃないとなかなかできないわけであって、場合によっては送管して人工呼吸器管理とかしないといけないんです。それをできる体制じゃないと無痛分娩ってできないわけであって、その体制を整えるためにそれなりのコスト、労力っていうのがかかってしまうわけです。
なので、今、酸化のクリニックとか病院って無痛分娩をやりたがらない、あるいはやれないっていうところが多いんです。それが一番の原因なんですけど、お金を出せば解決するっていう問題じゃなくて、まずそっちの方から抜本的に改革しないと、結局お金だけ出してもやってるところがないよねっていう話になるわけですよ。
無痛分娩っていうのも大きく分けて2種類あって、24時間無痛分娩というのと計画無痛分娩というのがあって、24時間無痛分娩の方が自然に近い分娩なんですけど、それは腎痛が自然にきますよね。
で、腎痛が来たタイミングで梗膜外麻酔を入れて、そこから出産するっていうのが24時間無痛分娩。あと計画無痛分娩っていうのは自然に腎痛が来た時に梗膜が入れるんじゃなくて、あらかじめ計画してこの時間ぐらいで出産しましょうと。
で、その時間が来たらね、腎痛来てる来てないか関係なしに梗膜外入れて、それと同じようなタイミングで分娩を誘発する薬を使ったりとかして、場合によってはそれでも自然な腎痛分娩とかじゃないんで、
その腎痛がうまく起こらない場合は、吸引分娩したり監視分娩したりとかいうわけであって、その自然な腎痛のタイミングに合わせるのが24時間体制であるんで、24時間無痛分娩で、あと計画的にやるのが計画無痛分娩であって、当然24時間無痛分娩の方がどのタイミングで腎痛が来るかっていうのがなかなかわからないので、ずっと待機していないといけないわけですよね。
セッティングした状態で待機して、いつでも大丈夫っていう状態を整えないといけないので、やっぱりそっちの方がコストもかかるし労力もかかるっていうことになってしまうわけですよ。
なので、まず無痛分娩も大きく分けて2種類あって、やっぱり24時間無痛分娩の方が料金が高くなるわけであって、そこまで小池さんわかってて公約に掲げてるのかどうかっていうのが極めて疑問なんですよね。
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だから公約で口にするのは簡単なんだけど、本当にできるの?っていうのが医療従事者側の意見というわけであります。
ただ、これにネスを入れるっていうことは小池さん、まあいいんじゃないかなと。結果的には難しいわけですけど。
あと問題点としては、やっぱり助成するっていうことはお金を出すってことなので、無痛分娩の料金が肯定価格として決まってしまうっていう可能性がありますね。
今は自費診療なので自由に値段を設定して、その値段ごとにグレードがあるわけですよ。
24時間無痛分娩とか、麻酔会が専門でツキキでやってくれるかとか、やっぱりお金を払えば払えるだけリスクも低くなって、しっかりやってくれて快適にやってくれて自然に近い分娩ができるっていうことになるんですけど、
それが肯定価格で統一の料金になっちゃったりとかしたら、やっぱりその差別化ができないわけですよね。
となると自然的に質は下がるんですよ。
だって今まではたくさんお金が入るから無痛分娩もしっかりといい無痛分娩をやりましょうっていう風になってるわけですよ、労力と時間も満タンもかかるわけだから。
だけど料金が一定の価格になっちゃったら、例えば10万円っていう設定になっちゃったら、10万円なりのことしかできなくなっちゃうわけなので、今まで以上に無痛分娩を自費診療で頑張らなくなっちゃうっていうのはありますよね。
だって普通に考えて人間って頑張っても頑張らなくても同じ料金しかもらえないんだったら最低のことだけしようってことになっちゃうわけですよね。
これ良くないんですけど、現実的にはそうなっちゃうんですよねっていうのがありますんで。
そもそも今、産婦人化、産科って今の若いお医者さんってあんまり成りたがらないんですよね。
今の若いお医者さんって昔と比べても特にコスパ重視で、大変な課で重労働する休みも取れないんだけど、給料がそんなに高くないってなると、なるべく給料が安くて楽で稼げるところに行っちゃうんで。
産科ってすごく人気がなくて、とにかくリスクが高いんですよ。
まず、出産ってこと自体がハイリスクなので、世の中の人って子供が普通に無事に生まれてそれが当たり前だって思ってるんだけど、
医療従事者からすると出産ってものすごいリスクが高くて、一定の確率で事故が起きる、赤ちゃんが無事に生まれない、赤ちゃんが死んじゃうとか、未熟児で生まれちゃうとか、後遺症が残っちゃうとか、様々なリスクがあるんですけれど、
あるいは母体の方だってね、全地帯板とか、様々な赤ちゃんの頭の大きさと産童の大きさが合わないとか、場合によっては緊急で手を切開しないといけないとか、本当に様々なリスクがあるわけなんですけど、
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患者さん側としては普通に無事に生まれて当たり前だって思ってて、今の現代だから無事に生まれる出産が多いんだけど、こんな医学が発達するちょっと前の話、50年前、100年前とかそれ以前なんてね、無事に生まれてくる赤ちゃんも多いんだけど、無事に生まれない出産ってすごい数多かったんですよね、っていう感じなんですよ。
なので場合によっては妊娠中のお母さんが蜘蛛膜化出血になっちゃって、病院運ばれていて、出産もしないといけない、母体も救わないといけない、農業家でクリッピングもしないといけないっていう人が救急車で運ばれると、全部対応しないといけないし、未熟児の状態で生まれたらNICUで管理して、赤ちゃんの命も守らないといけないって、
それを全部完遂しないと訴えられて負けちゃうってことがあるから、だからそういう出産救急車で運ばれる場合は断るクリニック、病院が多くてたらい回しになっちゃってって、そうすると結果的に間に合わなくて助からなくてっていうことが起きるようになってしまったわけですよ。
なので今、産科に行くお医者さんとか若いお医者さんほんとに少なくなっちゃって、家が産科のクリニック病院をやってて後を継ぐっていう人がやっぱり多いですね、僕の周り見てても。新たに産科に行くっていう人ってかなり少なくなっちゃって、なおかつ家が産科でね、本当は後継ぎが欲しいんだけど、
子供が医者になったんだけど継いでくれないとかも場合によってはあるし、あるいは子供が医者にならないとか子供がいないとかそういう場合もあってそのまま産科が潰れちゃったりとかあるんでね、そっちのほうが問題なんですよね。
なのでやっぱり基本的に抜本的な医療改革をしないとこれ無理だって、やっぱり基本的に忙しくてリスクが大きいお医者さんは高い報酬をもらうっていうシステムにしないとダメで、それをするためには今日本の医療機関ってほとんどが民間の医療機関なんですよ。
民間の医療機関ってやっぱり経営していかないといけないんで、経営するためにはやっぱり点数も引き下げられてね、もう場合によっては病気じゃない人まで病気にしてしまって治療して投薬しないといけないとか、あるいは寝たきりの高齢者をたくさん作って延命してベッドにずっと寝かしてその入院費稼ぐとかですね。
だんだんだんだん医療の質って低くなっていって必要じゃない、今までやらなかった医療が増えていくっていう悪循環になってるんで、もう僕はですね、もう今の日本の医療って限界が来てて、もうね、イギリスみたいに医療っていうのを社会のインフラとしてですね、警察とか消防とかね、自衛隊とかね、それと同じ位置づけにして、
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ディスクが高くて大変なことをやってるお医者さんには高い給料を払うっていうシステムにしないともう無理なんじゃないかなって思います。
っていうのが今回の僕の意見でございます。
なので、無通分弁が広まるっていうのは良いと思うんですけど、お金を出せばそれで解決するっていう簡単な問題ではないよと。
小池さんはそこまでわかってるのかどうかはちょっとわからないんですけれど、というお話でした。
ご視聴ありがとうございました。
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