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はい、こんにちは。今回なんですけれども、タイトルにもある通り、日本の失われた30年について、自分の見解をですね、お話しさせていただこうと思うんですけど、
というのは、よくネット上とか、あるいはテレビの討論番組なんか見ても、日本の失われた30年の原因は何かっていうふうに語られることってあると思うんですよ。
あるいはTwitterとかね、ごチャンネルとかでも、何が原因かとかね、あるいはいろんな動画のコメント欄とか見ても、
例えばよくあるのが、一般の方の意見だと、竹中平蔵が悪いって、非正規を増やしてパソナでし、服を肥やしている竹中平蔵が悪いんだっていう、
竹中平蔵先生が悪いっていう理論を言う人いらっしゃいますね。それが正しいか間違ってるかは別として、
小泉純一郎政権の時の改革が間違ってるっていう意見もありますね。その意見結構大きいですよね。
あとは財務省が悪いって、財務省の緊縮財政が、あるいは消費増税が悪いって、
景気が良くなっているのに、良くなってきたらすぐに消費増税をするので、それからまた景気が冷え込んでしまっての繰り返しをしていると。
そんなことよりかは積極財政して経済を回せばいいのに、財務省が悪い、消費増税が悪いとか、あるいは日銀が悪いとか、
あるいはホリエモンを逮捕したから悪いんだって、ライブドラ事件がきっかけで日本のIT産業が活発にならなかったんだって、
出る杭を打つっていう日本の風潮が良くなかったんだとか、ウィニー事件もダメだったとか、
それでIT産業でイノベーションが起こらなかった、ガーハムのような巨大なIT産業が日本で起こらなかったのが原因なんだ、
それによってデジタル赤字を払い続けて経常収支が悪化するとかっていう感じで、
何か一つのことに絞ってそれを叩くっていう風潮がすごいあると思うんですよね。
なのでみんな犯人探しをして叩くっていう感じがあって、
だけどもう皆さんのおっしゃってることすごくわかるんですけど、
もちろんそれぞれ一つ一つに原因があると思うんですけど、そんな簡単な問題ではなくて、
結局失われた30年の原因って本当に複数のいろんな要因が絡み合って、今の良くない日本を作り出してるわけなので、
それを一つ一つ私の意見をお話しさせていただこうと思うんですけど、
まず失われた30年っていうのはバブル崩壊してからの30年なわけであって、
まずバブルを崩壊させたのが悪いっていうのはあると思います、一つは。
っていうのはバブル前っていうのは日本高度経済成長を得て、
世界の時価総額企業ランキングなんかだと本当に日本の企業は上位を占めてて、
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素晴らしい時代があったわけなんですよね。
今なんか地価総額ランキング見てもアメリカとかあるいは中国の企業ばっかりで占められていて、
昔のあれは何だったんだっていう感じなんですよ。
昔は本当に日本の企業は素晴らしいって世界から絶賛されていて、
っていうのは日本人っていうのはもう皆さんご存知の通り本当に勤勉で真面目で頭もいいんですよ。
IQ高いんですよ。世界のIQランキングでも結構1位取ったりとか、
台湾と接手いたりとか頭いいんですよ。真面目で勤勉でしかも協調性があって、
なので協調性によって素晴らしい治安が維持できていると、
規律正しいと、暴動も起きないし、いい国なわけなんですよ。
本当によく働くって。
高度経済成長期なんかは特に今の日本人よりもすごい働いてたんですよね。
働きすぎとも言われてたんですけど、過労死問題とかもあったわけなんですけど、
確実に今の日本人より働いていて、
昔の日本人って今の日本人と比べて思い出してもあの時代って皆さんすごい仕事好きだったんですよね。
当時は会社に就勤して働いている方とか見ても大部分が男性で、
女性の社会進出って今ほどは活発になってなくて、
女性は専業主婦が多くて、男性が外に出てガーッと働いて、働く男がかっこいいと。
みんな仕事好きだって。
それはもちろん景気が良くて、頑張れば頑張るだけ会社の中で出世して給料も上がって、
生活レベルが上がるってことが期待できたからと。
そういうメンバーシップ型の雇用がうまく働いて日本の成長を支えたっていうのはあるわけなんですけど、
話戻るんですけど、バブル崩壊。
なんでバブル崩壊したかっていうと、崩壊前は日本の企業がものすごく優秀で素晴らしい商品を安い価格で作り出して、
世界中に輸出してて、アメリカにもたくさん輸出してて、
そうすると日本はものすごい貿易苦労死が膨らんで、アメリカは貿易赤字が膨らんでしまって、
これはアメリカ側からすると良くないというふうに判断されて、それはしょうがないです。
日本っていうのはアメリカの、言葉悪いんだけど、続国なんですよ。
日本中にアメリカ軍がいて、それによって守られてるっていう状態が続いていて、
弱い立場にあるのでプラザ合意っていうのが起きてしまって、
その後円高になって、そうすると輸出が伸びないわけであって景気が冷え込んでいくという状況の中で、
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日銀が金利を引き下げたわけですよね。少しでも景気を良くしようと。
金利を下げると、銀行が利益を出したいっていうことになるので、
その時に不動産融資っていうのが積極的に行われてしまったわけですよね。
それに加えて株式市場が活発になったわけですね。
NTTが上場して、株のブームみたいなのがあって、
そうすると当時の企業って株を発行して資金を調達するっていうシステムがどんどん境になったので、
銀行の仕事がなくなってくるのを懸念して、だから余計に銀行が利益を出すために不動産融資っていうのを積極的に進めたっていう流れがありましたよね。
その時は富裕層とか企業に対して、その人たちが持っている土地を担保にお金を貸す。
そうすると当時の日本って土地神話っていうのがあって、日本は土地が限られてるわけですよね。
土地が狭くて、経済もどんどん発展していくと。
その中で土地の値段はひたすら上がり続ける、下がることはないみたいな変な神話、今では考えられない神話があって、
そうすると土地の値段は上がるので、上がっていく土地を担保にして、またお金を借りて、さらにまた土地を買って、
銀行もどんどん土地の値段が上がるからどんどん貸して儲ければいいやっていう、ちょっと軽いノリ的なものが今考えるとあるっていう感じなんですよね。
それプラス在宅ブームっていうのがすごい活発になって、株や土地で大儲けしようっていう風潮になっていたわけで、
全ての人がやってたわけじゃなくて、富裕層を中心にそういうことが行われていて、
さらに土地の値段が上がっていって、さらにお金を借りてっていうことを繰り返して株価もどんどん上がっていって、実体上の値段になってしまったわけですよね。
だけどその時はバブルっていうことに気づいてなくて、富裕層とか経営者がお金がジャブジャブあるので派手にお金を使ってくれたわけですよね。
それで実際に景気が良くなったわけですよ。
国民も恩恵を受けて、みんなはみんな恩恵を受けてたわけじゃないですけど、浮かれていたっていうのは確かにあったんですけど、
でもその時でも経済成長してましたよ。
でもインフレ率は大体3%ぐらいだったんですよ。
その後これは良くないと、引き締めないといけないっていう流れになって、日銀が金利を上げてしまったわけですよね。
インフレ率が3%だったら引き締める必要は今考えればなかったのではないかっていうふうにあるんです。
日本の風潮として、金持ちが調子に乗ってるからちょっと懲らしめてやろうみたいな気持ちもあったのかもわかんないんですけれど、
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なのでここでまず日銀が金を引き締めたっていうのがまず問題だったと僕は思いますね。
というのは結局土地とか株が実体上に値段が上がっていってしまったと。
これは問題なんですよ。銀行が土地への過剰融資をしてたっていうのが問題であって、
なので送料規制をかけるとか株や土地に対しての税制を変えるっていうのはやりすぎなければありなんですけれど、
それだけじゃなくて金利を下げてしまって経済全体を冷え込ましてしまったと。
しかも土地や株はもうバブルだったんですけど、それ以外は別にそんな物価とか上がってなくて、
別に景気が良くて国民が多少浮かれてたのは別に良かったと思うんですよね。
ということで経済全体が冷え込んでしまって、なおかつ不良再建っていうのもたくさん日本にできてしまったわけですよね。
不良再建処理に追われてしまって一部の銀行が破綻してしまったりとか、本当にひどい状態になってしまったわけであって、
その不良再建処理も異様に時間がかかったんですよね。15年ぐらいかかったわけですね。
本来だったら2,3年ぐらいで終わらせないといけないんですけど、完璧を求めるっていうか金融の検査が不十分ではいけないと。
だから時間がかかりすぎてしまったっていうのはあると思いますね。
銀行自体が貸し剥がしなどもして経営者もトラウマになってしまうんですよね。
銀行が信用できなくなってしまうわけですよ。
となると企業としても借金して、銀行からお金を借りて新たなチャレンジをするとか、設備投資するっていうことができない。
強烈なトラウマを植え付けてしまったんですよ、この時にバブル崩壊の時に。
それが未だに続いているっていうのがあって、日本人って海外の人と比べると不安ってすごい強いんですよ。
不安遺伝子っていうものを持っているので、あの時は失敗して大変なことが起きたけどね。
また一からやり直そうってね、楽観的なことができなくて過去のトラウマにずっと縛られてしまうっていうのがあるので、
このトラウマが払拭されるのはその時の世代の人たちが全員いなくなって、世代が完全に入れ替わらないとなくならないのではないかなと。
そのバブル崩壊の後でもBマンショックがあり、新型コロナショックもあり、景気が停滞してっていうのがあって、
その都度トラウマを植え付けられてしまって、非常に不安が強いっていう状態になっていると思うんですよ、今の日本人っていうのは。
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だけど企業は結局銀行から借金がしづらくなってしまったわけですよね。
実際には金利はそんなに高くなくてできるんだけれど、やっぱり銀行と企業との信頼関係っていうのもあって、
となると企業としては借金はしないんだけれど、やっぱりいいものを作って利益を出さないといけないわけですよね。
となると何をするかというと、借金はしないで、人件費を安くして、物の値段を安くして販売して、それを利益を出そうと、そういう方向に走ってしまったわけですよね。
その時に非正規労働者っていうものができて、さらに人件費が下がってしまったと。
となると非正規労働者の方って大体年収200万円くらいなんですよね。
最低限の暮らしはできるんだけれど、やっぱり贅沢な暮らしはできないっていう状態で、最低限の暮らし自体できないってこともあるかもあると思います。
となると非正規労働者の方が増えて収入も少ないと。
どんどん非正規労働者の方の比率が増えていって、国民の所得も下がっていくわけであって、
となると消費者も貧しくなっていって、さらに値下げしないと物が売れなくなってってことを繰り返していって、デフレスパイラルが30年続いてしまったと。
それに加えてもちろん少子高齢化が加速して人々の不安も強くなっていて、おまけに人手不足も重なってますます景気が冷え込むっていう状態になってしまったわけですよね。
で、なんですけれど、働き方改革ですよね、その時にあった。
自分の時間を大事にしましょうと。
昔の人に比べると今の人って仕事が区役っていう感じになってしまったわけですよね。
経済が成長してた時は給料も上がってやりがいもあってっていうのがあったから、
仕事が趣味って仕事が楽しいって仕事がそんなに苦痛に感じなくて働くっていう人が今と比べると多かったんですよ。
で、労働時間も長かったし、土曜日も働いてたっていう状態で。
だけど過労死とか問題になって、それは良くないよってことになって、
政府も働き方改革で自分の時間を大事にしましょうと、
労働時間をなるべく短くしましょうっていう方向に持っていったんですけれど、
労働時間は短くなったんだけど、生産性自体が上がってないのでやっぱり生産が下がるわけですよね。
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それも良くないわけであって。
結局僕思うんですけど、その当時の非正規社員を新たに作る改革の時、
僕はあれは間違いだったと思うんですよっていうのは前にも動画で話したんだけれど、
やっぱり正規と非正規って格差があるわけですよね。
っていうのはことは悪いんだけど、
非正規っていうのは会社側からするといつでも簡単に首を、
いつでも簡単っていうわけじゃないんですけど契約してるわけなので、
正社員に比べると首が切りやすい、首が切れる労働者なんですよね。
だけど正社員っていうのは一応守らないといけないっていうことになっていて、
法律上は正しい改革の仕方っていうのはあるわけなんですけど、
現実問題、日本の社会でですね、
そんなにしょっちゅう整理改革などをしていたら、
あるいは懲戒改革などをしていたら、
やっぱり訴訟リスク、訴訟によってその企業がバッシングされてしまうんですね。
この企業はしょっちゅう首を切ってけしからんとか訴訟を起こされてるとか、
なので企業としては訴訟リスクを避けて正社員を守るっていうところがあるんです。
それは企業によって違います。
そういう傾向からの主に大企業ですね。
で、中小企業はですね、むしろいじめとかパワハラとか窓際に追い込んでとか、
そういうことをして自主退職に追い込むっていう卑劣なことをやってるんですよ、ブラック企業。
全ての中小企業じゃないですよ、中小企業の中のブラック企業なんか、
あるいは大企業でもブラックなところはそういうことをやってるかもわかんないんだけれど、
企業側からするとこの社員役に立たないよね、給料分の仕事をしてないよねって、
仕事を全然成長しなくて、でも年功序列で給料だけ上がっていって、
お荷物だよねっていう社員がいるとですね、なかなかもう解雇っていうことができないので、
嫌な仕事させたりとか、仕事をさせないとか窓際に追い込むとか、精神的に追い込んで辞めさせるっていう、
もう日本の恥みたいなことをしているわけなんですよね。
なので、それも良くないですよと、そういう方、本当に辞めていただくんだったら、
しっかりと補償して、給料を辞めていただくための給料を補償してですね、
なおかつリスクリングを促してっていうことをやって、
それも政府と一緒にやって行うのが望ましいのかもわからないんだけれど、
やはりそれを嫌がるというか、嫌がる方もたくさんいらっしゃるっていうのが現実であって、
それも本当に等な意見だと思います。
という感じで、結局正規と非正規って格差があって非常にアンフェアな構造なんですよ。
アンフェアな構造になってしまったので、僕は非正規の社員を増やすんじゃなくて、
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基本のほぼすべてを正規社員にすべきだと思うんですよ。
一部のパートタイムとかそういう方を除いて、基本はほぼすべてを正規にして、
同じ条件にするべきだと思うんですよね。
その中で雇用の流動性を促すっていうのが大事であって、
世の中には生産性の高い企業と生産性の低い企業があって、
基本的に生産性の低い企業でずっと人を雇い続けるとゾンビ企業化して、
ますます日本の経済が停滞するので、
生産性の低い企業から生産性の高い企業の方に労働力が移行するように、
上手に雇用の流動性を盛んにするっていう構造を作るっていうことが大事なんですけど、
今だと非正規の方は雇用が不安定で、なおかつ収入も少なくて、
評価もされなくて、つらい思いをすると。
こんな不安定な立場だったら結婚もできないし、子供も作れないですよと、それが問題なわけであって、
そういう方は非正規労働者にしていただいて、
非正規労働者の中で雇用の流動性を活発化させるっていうシステムになったらいいのではないかっていうのがあるので、
私は非正規労働者っていうシステム自体は外役だと思っております。
中抜きされて派遣業、派遣をしている会社はウハウハで儲けてるっていうのはこれは違うんじゃないかなって思うので、
私は非正規労働者をなるべく数を減らすっていう方向に持っていくべきだと思っておりますので、どうかご理解ください。
という感じで、低金利時代が続いたと。
最近ちょっと政策金利上げようっていう方向になってるんですけど、
結局低金利時代がこんだけ長く続くって世界的に見ても極めて異常な状態なんですよ。
低金利政策するっていうのはいいと思うんですけど、それは景気が冷え込んできて、それを短期的に刺激する目的で低金利政策するのはいいと思うんですけど、
これだけ長い期間続いてしまっていると。
それはなぜそれだけ低金利政策が続いて景気が冷え込んでるのかっていうのも今話してるのが原因っていうのもあるんですけれど、今からもたくさん話すんですけれど。
低金利政策が長く続くとやっぱり生産性の低い企業が長く生きながられてしまうわけですよ。
俗に言うゾンビ企業、ゾンビ企業化が進んでしまうわけですよね。
ゾンビ企業っていうのは生産性が低いですよと。
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低リスク、低収益なんですね。
そういう会社で働いている従業員の方の給料も低いわけですよね。
なので本来は企業も新陳代謝を促していって、生産性の低い企業、特にブラック企業なんかは早く倒産すべきなんですよ。
もちろんそういう大事な中小企業を守っていくっていうことも大事なんですけど、
アメリカなんかを見ていると、アメリカばっかり見るのも良くないよってよく言われるんですけれど、
アメリカで新陳代謝が盛んでですね、生産性の低い企業っていうのはどんどん潰れて新たな企業ができて、
イノベーションが起きて、その企業が大きくなって、たくさんの従業員を雇って高い給料を払うっていうシステムもできているわけですよ。
優秀な人たちはガーファムみたいな大企業で働いて給料が上がってっていうのがあるんですけど、
低金利時代がずっと続いてゾンビ企業が増えるとですね、そういうことも起きないですよと。
なので国民の給料も上がらないですよっていうのも悪い原因の一つだと思いますね。
なのでゾンビ企業を保護しすぎっていうのもあると思いますね。
ということなんですけれど、
あとは、財務省主導の緊縮財政が良くないよっていう人たくさんいるわけなんですけど、
これは僕はごもっともだと思います。
特に消費増税、景気が良くなってから消費増税して、また冷え込んで、
なので本当に増税するんだったら景気が良くなりすぎて加熱しすぎていると、
加熱気味なものを抑えるために消費増税するぐらいだったらいいと思うんですけど、
あのタイミングで消費増税するのも良くないし、
そもそも財務省も日本のマスコミも日本の借金が膨らんで、
次世代の人たちがその借金を返さないといけないんですよっていうですね、
嘘でたらめを吹き込んでいる、プライマリーバランス、黒字化しないといけないような空気を植え付けているんですけど、
僕はですね、インフレ目標を設定して、大体2%ぐらいを設定して、
その範囲内で適切に健全に国債を発行していくっていうのは良いと思うんですよ。
日本っていうのは皆さんご存知の通り円っていう独自の通貨を持っていて、通貨を発行することができると。
で、日本っていうのは大概的にも資産をたくさん持っていて、裕福な国なんですよ、今のところは。
なので、無理して禁縮財政を進めるっていうのも良くないし、
それで不安を煽っているマスコミにも問題があると思いますね。
やっぱり日本の将来暗いですよみたいな空気をマスコミ、財務省、あるいは政府の一部の人間が煽ることによって、
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余計に国民の気分が落ち込むんですよ。景気の気って気分の気なんで、
そんな風に日本の将来暗いですよなんて言われたら、お金使う気になくなりますよ。
逆にエミンさん、エミンユルマズさん、トルコ出身なんだけれど、
日本の景気を、経済これから良くなりますよって言ってくれる方が良いと思うんですよ。
エミンさんとは逆のね、今後日本の経済良くならないですよって言う人もいるんですけれど、
日本の経済良くなっていきますよってね、みんなを元気づけてくれる人も大事なんじゃないかなって思いますね。
あとはよく言われている、ガーファムみたいな巨大なIT産業が生まれなかったですよと。
これ本当に大きな問題であって、結局日本人って、その時って過去の成功体験にしがみついて、
あんまりネット産業を新たに活発化していこうという空気がなかったですよね。
ネット産業を立ち上げてお金持ちになろうという、イノベーションを起こそうという若い人たちをなんとなく引きずり下ろす、
お金持ちになる人を引きずり下ろすみたいな空気がありましたよね。
これも後で話すと、日本人っていうのはスパイと行動を起こす傾向があるので、それも要因なんですけど。
なので結果的に今デジタル赤字が膨らんで、日本人が使っているプラットフォーム、YouTubeもGoogleの検索も、
InstagramもTwitterもTikTokもほとんどが海外のプラットフォームでしょ。
AmazonもAmazonプライム会員もNetflixも。
なのでずっと常納金を払い続けないといけなくて、そのデジタル赤字額は今後もどんどん膨らんでいくわけですよ。
だってネット産業って今後もどんどん膨らんでいくわけなので、
あの時にもっと日本人の底力を見せて、日本独自のIT産業を作り出してそれを世界に輸出するぐらいのことをしていたら全然違う世の中だったろうなっていうのがあるんですけど、
これは取り返しつかないですよね。
プラットフォーム、世界中に広がって新たなプラットフォームを作ってそれを世界に広げるっていうのはかなり厳しいんじゃないかなと。
優秀な方がやってくれたら素晴らしいなって思うんですけど。
スパイト行動の話なんですけど、日本人ってスパイト行動を起こす傾向があるんですよ。
これ様々な実験データで分かってるんですけど、スパイト行動っていうのは自分が損してでも他人を引きずり下ろそうっていう心理なんですよ。
なので自分より得している人がいるってなるとその人を引きずり下ろしてやろうと。
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結果的にその人を引きずり下ろしたことによって自分が損をするとか、あるいは全体が悪くなるっていうことになっちゃうんですよね。
だけどそういうことをしてしまうっていう傾向があるんです。
どっちかっていうと日本人って規律を重んじるんですよ。
だから治安が良くて、一人目立って悪いことをする人がいるとみんなで徹底的に叩いて排除するっていうのが、そういう規制があるから治安が守られて、
列にもちゃんと並ぶし、列からはみ出したり横入りする人がいたら、やっぱりそういうことはやってはいけないような空気ってすごくあるんです。
日本人って空気をすごく読むっていうところがあるんです。
なので自分より得して良い思いをしている人がいたら、ちょっと引きずり下ろしちゃうっていうところがあるんですよね。
これがまた海外だと頑張って努力して良い結果が出たらみんなでわーって褒めてあげるっていうところがあるんですよ。
そればっかりじゃなくて引きずり下ろす人もいると思うんだけど、
日本人はどうしても目立っている人がいると引きずり下ろすって出る杭は打たれるっていうのがあって、
それが堀江さんとかウィニー事件とかに象徴されてると思うんですけれど、
格差が広がるのを避けるっていうのがあるわけですよね。
ただそのガーファム級の巨大な企業を日本で起こしてくれて、
NVIDIAとかそういうぐらいのものを起こしてくれて、
その経営者がお金持ちになるんだったら、僕はアリなんじゃないかなって思ってて、
結果的にそれで日本の税収が上がって雇用を生んでくれて、
高い給料を従業員に払ってくれるんだったら、僕はそれはアリなんじゃないかなって思いますね。
あと日本人ってある程度安定してくると停滞するっていう傾向があるんですね。
過去の歴史見ててもそれなりに豊かでそれなりに満足しますよと。
例えば今の日本を見ると、それは非正規労働者の方とか生活保護を受けている方とか、
生活保護すら受けさせてもらえなくてつらい生活をしている方がたくさんいると思っているのは存じているわけなんですけど、
例えば北朝鮮とかアフリカとか今後民主共和国とかバングラディッシュとかですね、
日本よりはるかに貧しくてアフリカの人たちなんて明日食べるものもないよと。
あとワクチンも打てなくて病気になって死んじゃいますよと。
入児死亡率もすごく高いですよと。
あるいは内戦とか戦争があって殺されてしまって子どもが兵士になってますよとかですね。
本当にひどい国ってあるわけであって、そういう国に比べれば日本って本当に豊かなんですよね。
インフラも充実しててご飯もおいしいし、ひどい環境の国の人に比べればそれなりの幸せな生活って実はできているわけであって、
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そういう状態が続くと日本人って停滞するんですよね、歴史見てても。
例えば江戸時代とか見てても戦国の世が終わって江戸幕府が日本の政治を行うようになってですね、
それなりに戦争も大きな戦争とかも起こなくなって安定していてと。
だけどその間にですね、世界では産業革命が起きてどんどん革新的な技術が生まれて、
軍事的にも強くなってっていうところがあったんですけど、日本は鎖国を続けてたわけなんですね。
江戸時代って本当に素晴らしい文化で、むしろいいと思うんですけど、
ただやっぱり世界と戦っていかないといけないですからね。
近隣の国の国力が増強して軍事力がそれに伴って高くなれば侵略されてしまうとか、
外交的にも不利になってしまうっていうのがあるので、やっぱり日本、島国でですね、
小さな国ではあるんですけど、それなりに大きな国でもあって、
それなりに人口も抱えているわけなんですけれど、やっぱり外国と戦っていって対等にお付き合いしていくためには
国力を上げていって軍事力も上げていくっていう必要があるわけなので、やっぱり頑張らないといけないわけなんですよね。
鎖国ができたらそんな素晴らしいことはないって思うんですけど、現実的には不可能なわけであって、
そんなことして停滞したら侵略されてしまうわけですからね、ということであって、
日本人って江戸時代にペリーが来港して、開国して、必死で福岡共栄で日本の国力を高めていって、
そうしたら劣強の仲間入りをしたわけですよね。わずか数十年の間にロシアを戦争で打ち負かすぐらいになったわけなんですよね。
だけどやっぱり日本人って過去の成功体験にしがみつくところがあって、その後また日本が停滞そうになって、
結局敗戦して、焼け野原になってしまって、その後また日本人は危機感を持って江戸経済成長期を終えて、
その後バブル崩壊して、今に至ってまた停滞しているという形で、
安定すると停滞して、何か危機があるとそこから危機感を持ってガーッと成長していって、
また停滞して安定してというところを繰り返しているわけなので、危機感があると日本人って頑張ると思うんですよね。
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ただ今のそれなりに平和な時代が続いているというのは素晴らしいことであって、
例えば何かもう日本がぶっ壊れるような危機があれば、またそこから危機感を持って復活するということも考えられるわけなんですけど、
それを期待するのはあまり良くないと思いますね。
あとはTwitterとか見てても、TwitterXって多くの人が匿名で自分の言いたいことを発信するというSNSじゃないですか、
世界的に見てもTwitterを一番盛んに使っているのって日本人なんですよね。
インスタグラムとかフェイスブックとかは世界では主流なんだけど、
日本人はやたら匿名でいろいろ不平不満とか他人の悪口とかを書き込んで、
それだけで精神的に満足しちゃっている人がいるので、
日本人にあったツールなんですよね。
表だって、面と向かって自分の言いたいことは言えないんですよ、日本人って。
内向的な気質があって、内向的遺伝子っていうのも持ってるんで。
だけど、面と向かってじゃなくて、匿名で顔を隠してネット上に書くのはすごい好きなんですよ。
世界で一番好きなんですよね。
なので、現実世界で頑張って結果を出すことよりも、
TwitterとかヤフコメとかYouTubeのコメント欄とかで匿名で顔も隠して、
嘘晴らしして、それだけで満足する人が増えちゃってるっていうのも良くないんで、
SNSがこれだけ盛んになるっていうのは、
日本人のパワーを落としてるんじゃないかなって僕は個人的に思いますね。
あとは、日本って生産性低いじゃないですか。
生産性低い要因が今まで話したことたくさん含まれてるわけなんですけど、
すごく思うのは、サービス業を見てて思うんですけど、
客と店員の関係ですよね。
客と店員の関係見てると、日本って独自の文化で、
店員より客が偉いっていう設定になってるんですよね。
これがアメリカとかヨーロッパ行くと、客と店員って普通に対等な関係で、
普通にため口で話して、すごい不愛想な店員とかもいるんだけど、
全然それも気にしなくて、お金払って、物買って、それで解決っていう感じなんで、
サービスの質を上げないといけないんですよ、日本ってサービス業って。
普通にコンビニの店員とか、配達業とか、そういった仕事で、
あるいは物を売って買ってもらうとかそういう企業でも、
サービスの質を上げないと、すごい叩かれちゃうっていうところがあるんですよね。
それは日本のいいところなんですよ。
日本のおもてなし精神っていうのはそういうところにあって、
日本人って元がシャイなので、
店員と客の関係を対等に普通にため口みたいに、
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友達みたいに話すっていうことができないので、
そういう環境の中で物を売って、企業が儲けるためには、
やっぱり店側が平心抵動になって、
お客様、お客様、神様ですってやった方が伸びるんですよね。
それが昔の日本はちょっと違ったかもわかんないんだけど、
それがどんどん加速して今の状態になっているわけであって、
なのでサービスの質が上がれば上がるだけ、
客側もお店側にどんどん要求が増えるわけですよね。
ちょっと気にならないことがあったらすぐクレーム。
例えば海外で、普通に飲食店とかでジュースとか頼むと、
ジュースポーンって置いてジャバーってちょっとジュースがこぼれたりとかするけど、
それが普通だったりとかするんですけど、
例えば日本のファミレスとか喫茶店でジュースポーンって置いてジュースがジャバーって流れたら、
おいおいこぼれたじゃないか、すいませんすぐお取り返しますっていう流れになるから、
そーっと置かないといけないですね。どうぞってやらないといけない。
しかもこぼれたらまたそれ片付けてテーブル拭いて新しいの持ってこないっていって、
その作業が増えるわけですよね。
だから一つの何か物を売るでも日本だとたくさんの作業をしないといけないわけですよ。
付加価値を一つつけるためにもたくさん作業をしないといけないわけです。
GDPを上げるためにはたくさんの労働が必要になってしまうっていうのがあって、
なので日本人って例えば海外のゲーム会社がゲームを配信するときなんかは、
日本に配信するのが一番最後になるんですよね。
っていうのは普通に海外の人ってレビューを書くときに、
素晴らしいゲームだ、楽しいって買ってよかったっていいコメントをたくさんしてくれるんだけど、
いいレビューしてくれるんだけど、日本人って辛口レビューばっかりするんですよね。
ここがダメだって、ここはつまらないとか、ここは改善の余地があるって否定的なことを書くんですよ。
その書く人も善意のもとに書いてくれる人もいるし、
あるいは徹底的に頭お話に批判する人もいると思うんだけど、
なのでレビューが、平均レビューが低下するのを恐れて最後に日本に配信するとかね、
そういう感じになってるわけなので、
とにかく日本のサービス業、あるいは何か物を売るにしてもたくさんの作業をしないといけない。
それがいいことでもあります。
それによってサービスの質が上がって、おもてなしの文化が生まれて、
海外からも絶賛されてるわけですよね。
日本の店員さんは本当に対応が良くてサービスが良くて、
だから私は日本を大好きですって言ってくれる人もいるわけであって、
これが海外だとね、
例えばレストラン行ってもね、
自分の担当の店員さんには言えば持ってきてくれるけど、
担当じゃない人に頼んでも、私はあなたのテーブルの担当じゃないって感じなんですけど、
日本だとね、店員さんいっぱいいて、どの店員さんに頼んでもなんか対応してくれるっていうところがあって、
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なのでそれがジョブ型なんですよね、海外は。
海外のジョブ型っていうのは、私はこの仕事だけしますよと、
この仕事の対価を給料でいただきますので他の仕事はしませんっていうのがあるんですけど、
日本人は一人の従業員の人がね、いろんな仕事をするっていう感じになってるんで、
その分生産性が下がるとか、あるいは押し付け合いをしてですね、
それによって生産性が下がるとかあるわけであって、
他にもいろいろ要因があるんですけれど、生産性が低下するとか、
失われた30年の原因がたくさんあるんですけど、
今日はこれぐらいにしようと思います。
ということでですね、失われた30年の原因って本当にいろんな要素が複雑に絡まってるんで、
これが原因だっていうのはないと思いますんで、
はい、っていうのが私の答えです。
竹中平蔵側とか財務省側ってね、それもあるかもわかりません。
あるかもわかんないですね。
人によって意見違うと思いますけど、
だけど何か一つのものを悪者にしてそればっかり攻撃して、
それだけ改善すれば良くなるっていう問題ではないですよっていうことが言いたくて、
今回動画を上げさせていただきました。
ご視聴ありがとうございました。