2024-01-20 22:10

EP.092 【物価上昇】最低賃金が1002円に引き上がったことに対する私の意見。

元動画:
https://www.youtube.com/watch?v=eKRXYLI04n8
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はい、こんにちは。今日はインスタグラムフォロワー様からメッセージでご質問いただいております。
ご質問は、最低賃金が1002円に引き上がったってニュースでやっていましたが、全然足りないです。
最低でも1500円に上げるべきだと思います。政府は一体何を考えてるんですか?っていうご質問なんですけれど、
まあテレビのニュースとかでもやってるんですけど、今年度の最低賃金、時給ですよね。
これが中央最低賃金審議会、これ厚生労働省の諮問機関なんですけど、そこの省委員会が最低賃金引上げ額を決めたわけですね、今年度の。
それが全国平均で41円上がったんですね。で、全国平均で初めてこれで1000円台になったわけです。
961円だったのが1002円になったんですね。昨年度は31円の引き上げだったのが、今年度は41円上げましたよと。
4.3%の引き上げで、過去最高なんですよね、この額は。
これって労働者側と使用者側が話し合って折り合いをつけて、なおかつ専門家の意見も聞いて決めるっていう最低賃金の額なんですけれど、
これが1002円になったと、全国平均で。だけど質問者さんは全然足りないですよと。1500円にすべきですよと。
政府は一体何を考えているんですかということなんですけど、おそらくこの質問者さんはほぼ最低賃金、それに近い金額のお仕事をされているんだと思いますね。
例えばパートタイムでレジ打ったりとか、そういうお仕事をしているんじゃないかなと思います。
だいたい時給1000円くらいのお仕事をしているということなんだと思うんですけど、それだと生活が苦しいということなんでしょうね、もちろん。
今はいろんな条件で物価が上昇しています。ウクライナの戦争などの影響もあって、国物の値段も上がっているし、エネルギー価格も上がっているんで、
エネルギー価格が上がれば物流コストも上がるんで、結果的にほとんどの世の中に出回っている物の値段が上がってしまうわけなんですよね。
最低賃金が上がっても、それを大きく上回るだけ物価が上がっていますよと。卵の値段も上がっていてつらいですよと。
なので1500円くらいにしてほしいと。確かに1500円になれば生活がすごく楽になると思いますね。
1500円になるということは収入が1.5倍くらいに上がるわけで、それで日本の経済がうまく回って収入も1.5倍だったらすごくいい生活になると思うんですけど、
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だけどいきなり1500円に上げるって極めて危険なので、これ絶対やってはいけないことなんですよ。
今の物価上昇ってデマンドプル型ではなくてコストプッシュ型のインフレーションなんですよね。
なので現在量価格が上がって、それによって企業の経費も当然上がるわけですよね。
ガソリンの値段も上がるし、穀物の値段とかいろんなものの値段が上がるので経費が上がって経営が苦しくなっているわけですよ。
なのでやむを得ずこのままの料金ではさすがに厳しいので値上げをさせてもらっているという状態で、それで物価が上がっているんです。
だけど高くなったことによって売れなくなっているっていう企業もあるわけです。
なので利益も下がっているとか赤字の額が大きくなっているとかそういう企業もあるわけで、特に中小企業とか飲食店とかでもそうだし非常に経営が厳しい状態なんですよね。
そこで最低賃金を上げるっていうことはさらに人件費、経費がかかってしまうわけですよ。
なので最悪倒産してしまう会社だってあるかもわからない、あるでしょう。
だから労働者側と使用者側が話し合って折り合いをつけて最低賃金上昇の額を決めるわけであって、今回41円上がったわけでそれでも企業側としてはすごく厳しいんです。
企業側としてはなるべく最低賃金を上げたくないっていうのが本音なんですね。
自分の会社を潰したくないっていう場合は。
なおかつ最低賃金が上がるってことは、たとえば961円、最低賃金で働いていた人が1200円になりますよと。
最低賃金で働いていた人たちだけが上がるっていうわけではなくて、最低賃金が上がると結果的にそこの会社で働いている従業員、多くの人が給料が上がるっていうことになるんですよ。
いろんな企業があっても、いろんな飲食店とかの中でも、大抵年功序列とかで給料が上がるんですよ。
ベテランになればなるだけ給料が上がるっていうシステムで雇っているところが多いわけですよね。
その場合、最低賃金の人が41円上がったら、最低賃金よりちょっと上で働いていた人たち、1年とか2年とか3年とか先輩の人たちの賃金が最低賃金の人よりも低くなっちゃうっていうことがあり得るわけですよ。
そうなると、最低賃金よりちょっと上の賃金で働いた人も上げざるを得なくて、そうするとその人たちよりもちょっと上の人たちの給料を追い越しちゃうこともあるので、そうするとその人たちの上の給料も上げないといけないんで、結局エスカレーター式でみんな上げないといけないわけなので。
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そうなると、4.3%最低賃金上がると企業によっては人件費が4.3%あるいはそれに近い額だけ上がっちゃうっていうところがあって、それだけ経費がかかっちゃうっていうことなんですよ。
なのでギリギリの経営でやってるところで人件費が4%近く上がるってかなり厳しいわけなんですよ。
なのでその状況で最低賃金をいきなり1500円にしたら人件費が50%ぐらい上乗せでかかっちゃうっていう企業も出てくるわけなので、そうするとギリギリでやってる企業なんかは多くの企業が倒産してしまいますよね。
そうなると余計に不景気になってしまうんですよ。最悪失業率がものすごい上がっちゃうっていうことがあり得ますよ。
失業率って日本ものすごい低いんですよ。2%ちょいとかで。これ世界的に見てもすごく優秀で、日本って経済的に成長してないんだけど、失業率が低いっていうことだけが自慢だと僕は思うんですね。
外国に比べても全然低いわけで、2%ちょいって実際には失業率ほぼ0と同じことなんですよ。
働きたいっていう意思があるのに働けない人が2%ちょいってことなんだけれど、世の中には働きたいって思ってても本当にいろんな企業に勤めても役に立たなくて解雇されちゃうっていう人たちっているんですね。
解雇されてまた次の会社に働いて頑張ろうとしてもどうしても役に立たなくて解雇されちゃってっていう、適応できない人がどこの国でも何パーセントかいるわけなので、日本が2%とか3%ぐらいだとするとほぼ100%って言っても言っちゃいけないかもわかんないんですけど、働ける人で働く意思のある人はほぼ全員就職できてるっていう状況で、これ世界的に見ても優秀で。
韓国とか中国見ても高学歴で良い大学出て良い就職先を見つけようとしても働けないと、高学歴にとって人たちがかなりの比率でいるわけで、高学歴でやっと就職できたと、就職できたのが近所のコンビニですとかね、それでもよかったじゃないか就職できてって褒められるぐらいなんですよ、外国を見ると。
だけど日本は働く意思のある人はほぼ全員就職できるわけなので、これだけは世界的に見ても誇れる数字だと思うんですよね。
最悪たくさんの企業が倒産して本当のもっとひどい不景気になって失業者が出てしまうっていう恐ろしいことになるかもわからないし、あとは急激に機械化が進む、デジタル化が進むっていうことも考えられますよね。
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これはある意味いいことかもわからないんですけど、人件費のコストよりも機械化デジタル化の導入コスト、それからのランニングコストを転品にかけて、機械化した方が将来的に安いですよって判断したら、機械化の方に踏み込むわけですよ。
まだ日本でデジタル化、機械化できてないところってものすごいあるわけですよね。コンビニでもスーパーのレジでも飲食店とかでもタッチパネルにするとか配線ロボットにするとかですね、機械化で人件費を減らすことができるところっていっぱいあるので、人件費が上がりすぎると機械化が進むっていうこともありますけれど、
日本で未だに紙でいろんな作業をするというところがあって、無駄な作業があるからこそ雇用が守られているという部分もあるわけですよね。だからそういうのは一気に機械化が進むと、その企業にとってはプラスになることはあると思います。将来的に見ても。
ただ、最悪、失業者がたくさん出てしまうという可能性もあるのと、機械化が急激に進むと、それに対応できない人たちって結構日本って多いんですよね。高齢者の方でスマホ持ってないとか、スマホ持ってても使いこなせないとか、あるいは50代とか60代の方でもデジタル化に対応できない人っているんですよね、アナログ人間の人って。
そういう人たちが困るんですけど、でも強引にデジタル化を進めてしまえば、そういう人たちでも対応せざるを得ない状況になるんで、それはプラスになるというのもあるとは思いますけどね。
なので、最低賃金を急激に上げる、1500円に上げる、こういうことを打ち出せば、一見それをやった政府はすごいことをやってくれた、さすが何々政権って賛美されるかもわからないんだけど、これは普通に考えて、絶対にやってはいけないです。
急激に最低賃金を上げるっていうのは絶対にやってはいけなくて、逆に人を雇う企業側としては人件費コストが上がりすぎて、だったら何とかして人員を削減してギリギリの状況でやっていこうってなって、たくさんの人たちがクビになってしまって、失業者が溢れるっていう結果になるので、急激に最低賃金を上げるっていうのはすごく気持ちはわかるんですけど、絶対にこれはやってはいけないことなんですね。
特に今のようなコストプッシュ型のインフレーションで最低賃金を爆上げするは絶対やってはいけない、非常に危険ですね。
じゃあどうしたら景気が良くなって賃金が上がるかっていう話なんですけど、それはデマンドプル型のインフレーションに持っていけばいいわけなんですけれど、今どうしても日本人全体がデフレマインドがあるんですよね。
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物の値段は安くなくてはいけないと。ある企業で値上げすると、それをすごく叩く人たちっているわけであって、デフレマインドから脱却して値上げを許容するっていうことができると、それだけで最低賃金は結果的に上がっていくと思いますね。
例えばものすごい美味しいラーメン屋さんがあって行列もできますよ、食べることもできないくらい人気がありすぎて行列でも打ち切られちゃうとかそういうラーメン屋さんってあるんですけど、そういうラーメン屋さんってものすごく美味しくて減価コストもかかってるんだけれど値段が安いっていうところがあるんですよ。
例えばめちゃくちゃ美味しいラーメン屋さんが800円で提供していると、だから行列ができるんですけど、でもそういうお店ってそのラーメンの値段を800円から1500円とか2000円に上げても多分たくさんのお客さんが来てくれて儲かると思うんですよ。利益が上がると思うんですよね。
値上げしようと思えば全然できるしそれで商売もあるんだけど、なんとなく値上げを許さない空気って日本にあって、今まで800円で食べれたラーメン、庶民の味方だったのにそれが急激に1500円で値上げなんてけしからん、私たちお金そんなの払えませんっていう人出てくると思うんだけど、でも1500円でもいいからその高いラーメン食べたいっていう人たちは必ず一定数いて、
その人たちで経営を回していけばですね、売り上げも上がって、利益も上がって、結果的にそのお店で働いている従業員さんの給料も上げてあげることができるわけですよ。
だから値上げしようと思えばできるんだけど、周りの非難の声が怖くてできないっていうところがすごく多いと思うんですよね。もちろん安い料金で美味しいラーメンを提供するとかね、素晴らしい考え方だと思うんだけれど、そういうところを許すだけで結果的に従業員さんの給料を上げて、
従業員さんたちが給料でものやサービスを買って景気が循環していくということが起こると思うし、あとよく物とかイベントのチケットとかでもすぐ売り切れてしまう。
ネットで販売してあっという間に売り切れ、ソールドアウトですっていう商品とかいっぱいあるじゃないですか、結果的にそういうのって店売屋が買い占めちゃって、メルカリとかで定価の10倍とか100倍とかものすごい高い料金で売りつけて、それを買う人がいると。
結果的に企業が儲けるんじゃなくて、店売屋がもう買ってるっていうシステムってよくあるじゃないですか。店売っていう行為自体は日本では合法なので、それを罰することもできないんで、別に店売屋が悪いっていうわけではないんですよ、法律的にはね、道徳的には良くないかも分からないんだけど。
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だったら最初から店売屋が売ってる料金でその企業が売ればいいんですよ、本当は。でもそれもやっぱりさすがに大人気のフィギュアをいきなり100万円で売るってなると叩かれるから普通の人が手が出る料金で売るわけなんですけど、でも結果的にみんな買うことができないし、店売屋から高い値段で売るんだったら最初から企業が売れる値段、一番高い値段で売ればいいっていう話なんですけど、
イベントのチケットとかでも最近店売とかできないようなシステムになっていることが多いんですけど、結果的にすぐ売り切れちゃうチケットとかあるんだけど、それも本当に高い値段がつくんだったら需要と供給のバランスで高い値段でつけて売れば、その企業はものすごく儲かるわけですよ、売り上げが上がって利益が上がるんで、
そこの会社で働いている従業員さんたちにも還元して給料を上げてあげるってことができるし、あとはよくあるテーマパーク、大人気テーマパークなんかでもものすごい人が混雑してるわけですよね。
人気アトラクションとかでも3時間待ちとか円天下で並ばないといけないってすごい辛いんですけど、あれもそれだけ需要があるんだったら8000円とか1万円とかの入場料じゃなくて、10万円とか50万円とか払っててもいいから参加して、プラチナチケットだと3時間待たなくてもすぐ乗れるとかそういうシステムがあれば必ず売れるんですよ。
世の中にはお金は結構あるんだけど忙しくて時間がないと。なので高い料金払ってもいいんだったら、並ばないで乗れるとかだったら、そういうのをやりたいという人は世の中にいっぱいいるんですよね。
だけどそれをやるとですね、やっぱり多くの人はこれはけしからん、夢がないって叩いちゃうんですよね。
それすごく気持ちはわかります。あの人たちはお金持ってるから自分たちよりいい思いしてて、それが許せないってなんとか引きずり下ろしたいっていう気持ちわかりますけど、
だけどそれを許すことによってですね、その企業は必ずものすごい利益が上がって、そこの大企業で働いている、パートで働いている従業員さんたちの給料も上げてあげることができるわけですよね。
そうすると従業員の給料が上がって、世の中もそのお金を使って循環してですね、結果的に経費が良くなって、物とかサービスの需要が大きくなって、物価が上がって、なおかつ給料も上がるという好循環が起こるわけなんですよね。
なので、経費が良くなって忙しくなればですね、必ず日本だと人手不足になるわけです。ただでさえ日本って今、労働人口の数はそんなにいないんですよね。
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非労働人口、年金もらっている人とか働いていない人はどんどん増えていくわけなので、物やサービスを消費する人は多いのに、それを生産する人があんまり増えないというのが問題なんですよね。
だから海外から労働者を流入させようという動きがあるわけなんですけど、人手不足なのは間違いないんで、経費が良くなって人手不足になれば必ず給料って上がるんですよ。
だって人がいないわけなので、給料を上げないと人が来てくれないわけなので、どうなると企業同士で人間の獲得合戦をしてどんどん給料が上がるってことになるし、そもそも今の段階でも本当に優秀な人間って給料をたくさんもらっているわけですよ。
すごく優秀で、この人材はうちの会社にとって絶対にいてもらわないといけないってなると、やっぱり他の企業もその人間が欲しくてヘッドハンティングされるわけですよ。
それによってヘッドハンティングされた後でもっと良い給料で働いてるってこともあるし、あるいはヘッドハンティングされてますこの給料提示してますって自分の会社に提示すればヘッドハンティングされないように取られないようにその金額よりも高い給料で雇い続けようってことが起こるので、今の世の中でも頑張れば給料を上げてもらうってことは可能ではあるわけですね。
もともと大企業なんかがお金を貯め込むのは良くないって、よくマスコミで言ってるのは内部流法を貯め込んで従業員に還元しないの良くないって言われてますけど、内部流法って言葉の使い方自体が本当は間違ってるんでその表現良くないんですけど、利益の常用金を貯め込んでるのが良くないってコロナ前から言われてたんですけど、
結果的にコロナで売上がかなり落ち込んでた企業でもキャッシュを貯め込んでいた企業は生き残っていて、貯め込んでなかったところが倒産してたので、結局貯め込むのは正義だっていうことが明らかにされてしまったわけですよね。
何かコロナとかリーマンショックとかバブル崩壊とか危機的状況があるとお金を貯め込んでた企業の方が生き残るっていうのがあるわけですよね。
なんだけど、それでも景気がうまく循環していけば、人手不足の状況になれば必ず従業員の給料が上がるので、無理して原材料費が上がっていてインフレになってる、物価が上がってる状況で無理して最低賃金を高額にしてしまう方が遥かに危険なというわけでございます。
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あとはね、僕昔から思ってるんだけど、テレビとか見ててもね、情報番組ニュースとか見てても、本当に暗いニュースばっかり流すんですよね。
気分が落ち込むようなニュース。物価が上がって生活が大変ですとか企業が倒産してますとか失業してますとか少子高齢化が進んでて日本の未来暗いですとか増税してまた大変になりますとか国の借金がどんどん膨らんでいます。
この借金は国民一人当たり1000万円でこれを将来に渡って若い人たちが返していかないといけませんとかですね、なんかよく理屈が通ってないようなことまでですね、暗いニュースばっかり流すので、こんなニュースばっかり聞いてたらですね、その言葉に洗脳されて余計に気分が落ち込んで景気が悪くなるなっていうのもありますので、本当はもっと明るいニュースを積極的に流して日本の未来明るいですっていう空気に持っていった方が気分が上がってお金が上がる。
こればっかりはマスコミばっかりはコントロールできないのでどうしようもないかなと思います。
というのが僕の意見です。ご視聴ありがとうございました。
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