2024-02-10 16:35

EP.113 【バズーカ岡田先生と対談】筋トレに根性論は合っているのか?体罰は?

元動画:
https://www.youtube.com/watch?v=lWmUN2Fl2EQ
00:00
岡田先生とのコラボ企画でございます。
岡田先生、本日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
早速なんですけれども、根性論という言葉があるじゃないですか。
僕は、結構根性論という言葉が好きで、
学生時代ずっと柔道をやっていて、
根性だ、根性だと鍛えられてきて、
だけど、今、YouTubeで根性論の話をすると、
時代遅れだとか昭和だとか、結構叩かれちゃうんですよね。
僕の考える根性論って、非科学的なことじゃなくて、
よく皆さんが言うのは、根性論というのは、
水も飲ませないで長時間走らせるとか、
うさぎ跳びやらせるとか、科学的には間違っていることを
根性論と言っていることが多いんですけど、
僕の中ではそうではなくて、
根性論って、科学で証明できると思うんですよね。
僕が考えているのは、自分でアトレナリンを出して、
やる気を出して、高めて、
普段出せない力を出すっていうことだと思うんですよね。
例えば、ロッキーとか見てても、
ミッキーっていうコーチがいて、
ミッキーに、お前はダメだよ、もっと頑張れって、
いや、俺はダメだよって、お前ならやれるって言って、
分かったって言って、負けるって思ってたんだけど、
勝っちゃうっていうことがあって、
あれこそがまさに根性だと思うんですけど、
これは正しいでしょうか?
本当に先生と同感なんですけど、
まず、根性論っていう言葉の定義が社会で曖昧だから、
多分、そこが起こってるんじゃないかなって思うんですよね。
おっしゃる通りで、
結果が出ないトレーニングをやるのは、
意味がないって私も思ってるんですよ。
それを根性論って言うんだったら、
まあその通りだよね、根性論意味ないよねってなるんですけど、
結果が出るトレーニングに対して、
ものすごく深く向き合っていく。
自分の限界を出し切るっていう根性論は、
絶対に必要だと思ってますし、
科学的に証明できるという部分もあると思うんですね。
例えば、10回筋トレをやりましょうとある重量をかけて、
10回しか上がらない重さを10回やるグループと、
10回上がった後にもう1回チャレンジするグループを作ってみると、
まあ上がらないわけですよ、もう1回チャレンジするグループは。
10回しか上がらない重量を使ってるんで。
でもそいつらの方がデカくなるというようなデータを私見たことがあって、
大学院生がやってる研究ですね。
やっぱりそれは根性の世界だと思います。
10回って決められてたものをもう1回いくんだと。
振り立たせてもう1回チャレンジするんだと。
潰れるかもしれないけど、怖いけどいくっていう根性じゃないですか。
あれ根性ですよね。
根性ですよね。
もうダメだーって。やれーって。
あれまさに根性で、あれができてやっぱりデカくなると思うんですよ。
間違いないですね。
だからそれは本当に根性を一度低量評価できる方法の一つだと思うんですよね。
03:03
本当にそういうトレーナーとうまく反りがあった時の成長っていうのは、
そういう部分もあると思うんですよ。
根性を引き出してくれる。
例えばですね、ゴードさんとトレーニングした時に、
ゴードさんに追い込まれると、やっぱり普段の自分より頑張っちゃうんですよね。
やっぱりあれだけのレジェンドに知った激励してもらうってことは、
頑張らなきゃいけないって気持ちが出るじゃないですか。
アドレナリンが出てる。
出るんですよね。
だから普段の自分よりもやっぱり頑張れたっていう経験があって、
その時思ったのが、ゴードさんのようなトップ選手は、
これを自分で毎日やってるんだと。
それは差がつくなっていうことをすごく思ったことがあって、
根性を使う達人だなと思ったんですよね。
だから科学的な証明っていうのは、そんなに進んでないのかもしれないですけど、
必ずあると思いますし、
プラス側効果なんていうのは、もう科学の世界で当たり前なんで、
人間の気持ちが実際のパフォーマンスや行動に及ぼす影響ってすごく大きいので、
これは絶対有効活用しないといけないと思ってます。
そうなんですよ。
筋トレ頑張ってる人の隣で怖い人が思ってやる、思ってやるってめちゃくちゃ有効ですし、
筋トレでそれが有効だったら他のスポーツも有効になると思うんですよね。
有効だと思いますね。
特に格闘技とかで心が折れちゃって、もうダメだ俺はっていう時に、
もっと根性だ、気合いだってやってくれる人がいると、
絶対いつも以上のパワーを出せると思うんですよね。
その柔道を先生がやられてて、
私も柔道の代表チームで柔道家たちの試合を間近で見てきて、
試合の最後の1分とか残り30秒で、
お互いがポイントない時はまだいいですけど、
どちらかがビハインドの時の、
特に外国人の根性の出し方がすごいんですよね。
気迫がすごくて、
もう本当に、
もうこう言っちゃいけないですけど、
相手が怪我しても構わないくらいの気持ちで突っ込んでくるっていうのを見て、
もう荒々しいんですよね。
それって本当にアドレナリンが分泌していて、
もう本当に根性という言葉なのか分からないですけど、
自分の限界を出している状況がよく見られて、
これがないと最後勝てないっていうことをよく思って、
だから代表選手たちも、
そういう状況想定で練習しなければいけないということで、
残り1分、残り30秒で自分がビハインドの状況を設定して、
選んどりさせるっていうことも繰り返しましたし、
でかい声を出して、
解放させて、自分を全部解放させて筋トレさせるとか、
そういう取り組みをしたんですよね。
やっぱり究極そこだと思いますし、
人間の力はそれぐらい実はあるから、
それを使わないともったいないと。
だからジムで声出せないっていうのはちょっとだからもったいないというのではあるかなと思うんですよね。
そうですね。
06:00
マナーの問題でしょうがないですけど。
基本的に人間の体ってあんまり頑張りすぎちゃうとぶっ壊れちゃうんで、
脳がセーブしてるんで、
それを何とか打破して限界を超えるって、
これこそまさに根性論だと思うんですね。
そうですね。
その根性論でずっとはいかないから、
適切な疲労回復を入れていったりするっていう、
やっぱり根性だけではうまくいかないから、
それをカバーする戦略もすごい大事になってきますよね。
でもそれができて初めてその人のパフォーマンスが全部出されていくんじゃないかなって思います。
科学的トレーニングっていうと、
根性とはほど遠い気がすると思うんですけど、
これは全く違って、
科学的トレーニングっていうのは、
科学でそのトレーニングの効果が証明されたりすぎなくて、
そのトレーニングの効果を最大限享受できるかどうかは、
全部それをちゃんと向き合ってやれたかどうかでしかないわけですよ。
はい。
だからそういう意味でいうと、
研究で用いられているトレーニングが、
被験者の根性を全部出しているかどうかわからないと思うんですよ。
はい。
というところまで考えて論文を読めるようになると面白いかもしれないですね。
はい。
あともう一つ、
ちょっと答えにくい質問かもわからないんですけど、
対抜に関してはどう思いますかね?
対抜って言うと、
この根性論の延長線上にあるかのように聞こえるんですけど、
さっき言ったようにまず根性っていうのは、
非科学的なトレーニングの意味のないことをやることじゃないって言った通りで、
ちゃんと自分の限界を出すっていう意味の根性論はありだと思うんですよ。
対抜は恐怖政治のようなものじゃないかなと思うんですよね。
恐怖で人を縛って行動させるっていうところで、
それによる限界っていうのは必ずあると思うんですよ。
やっぱり自発的に自分が興味を持って、
楽しいと思ってやってる奴らには勝てなくなってしまうんじゃないかなと思うんですけど、
一方でそこまで競技水準が上がってないような状況だと、
恐怖で練習させまくった奴らが勝っちゃう現象があると思うんですよ。
究極、例えばオリンピックとかになってくると、
そんな世界で、そんなようなやり方で勝てなくなってくるんじゃないかなって思います。
やっぱり楽しいと思っている人たちには勝てないと私は思いますので、
それは内分泌系考えてもそうじゃないですか。
恐怖政治でコルチゾールを出しまくりながらは、
当然持たないと思うんで、それで通用する世界はあるけど、
所詮そのレベルなんじゃないかなと思っています。
私も今44で、昔の指導者の先生たちの言説を聞くと、
当時は大罰があった時代で、
その先生といろいろ話していて面白かったのは、
何も言わなくてもできる奴には何も言わないと。
言ってできる子だったら言う。
言ってもできない子だったら、もしかしたら何か罰があったりもする。
09:04
俺は殴ってやる子だったら殴るよっていう先生がいたんですよ。
その方がその子にとっていいってその先生は思っていたと思うんですよね。
だから言わなくてもできる人を殴る人なんか全くないと思うんですけど、
言っても何をしてもやらない人をやらせた方がいいっていう判断をした場合に、
大罰をしていた指導者はたくさんいたんじゃないかなって思うんですよね。
でもそれが本当にその人の人生でプラスになるかどうかは誰も分からないんで、
そういうやり方もできないっていう現状だと思うんですよ。
ただ本当に柔道とか格闘技をやっている子たちは血の気が荒いところがあるんで、
血の気が濃いでしたっけ、濃いところがあるんで、
そういう恐怖政治をやらないとうまくまとめることができなかった可能性もあるのかなと。
例えば大相撲で問題になった春馬富士の暴力の問題とかもありましたし、
格闘技だとそういう部分はあって、
一般の人にはそういったことをやったことがない人には理解されにくいのかなとも思いますけどね。
そうですね。
僕は思うんですけど、
例えばアントニオ・イノキさんが気合いを入れるためにビンタするじゃないですか、
多分気合が欲しい人にビンタするのって、
僕はこれありだと思うんですよね。
本人が望んでいる場合とか、
結局痛み刺激ってそれによってバーっとアドレナリンが出て気合が入るっていうのがあるんで、
例えば僕、高校の時柔道の試合前とか、
チームメイトの中でお尻バンバン叩いたりとか、
自分でもバンバンおっぺた叩いて人にもビンタしてもらったりとかやってて、
それすごい気合い入って、
これはちょっとタイバツとは違う話なんですけど、
痛み刺激で気合い入れるっていうのは全然ありだと思うんですよね。
タイバツになると痛み刺激っていうよりも、
怒られてるっていう感じになって、
萎縮しちゃうからダメだよねっていう話ですよね。
でも今はそういう方法が使えない時代で、
多分指導されている先生もすごく大変だなと思うし、
これ推測ですけど、タイバツをされて、
例えば何かやらなかったとかタイバツをされることによって何かをやって、
それで人生変わった人も中にいると思うんですよ。
だから実はタイバツ肯定派の人たちもいるんじゃないかなって思うんですよね。
でも理想は、やっぱり楽しむやつには勝てないっていうのが思うんで、
楽しめる方法とか考え方を教えられる指導者が理想じゃないかなっていう風に考えますね。
12:00
そうなんですよね。タイバツ肯定派の意見を言うのももう、
難しいじゃないですか。
僕なんか実は肯定派ではないんですけど、
自分なんか学生時代とか中学生の時とか掃除サボったりとかして、
先生にサボっちゃダメだろうって軽く怒られるんですね。
ちょろいなって思って次もサボるんですよね。
もういい加減にしろってちょっと強めに言われて、
でもまだいけるなって思って、
本当に悪ガキでダメなやつだったんで、クズだったんで、
最終的にはもういい加減にしろってバーンってやられて、
その恐怖で自分はやっちゃいけないことをやってたんだって。
やっと理解できたって。
そうやってタイバツで公正、自分自身がちょっとしてきたっていうのはあって、
でも自分は絶対に人にタイバツはしないんですけど、
そうなんですよ。だけどこういうことを言うだけでも、
タイバツを肯定してるって働かれちゃうんで、
これ自体ももう発言できなくなっていって、
自分自身は絶対にタイバツしないし、
タイバツはいいよとは言わないんですけど、
実際そういう過去があったっていうのは。
そういう世代ですよね。私もそうでしたし。
だからこういう発言になる部分もあると思うんですけど、
でもやっぱり究極のところはそれじゃたどり着けない世界があるのも私事実だと思う。
でも昔の日本のスポーツ界なんてもうバチバチだったんじゃないですか。
多分私たちよりも前の世代なんてもっと広かったんじゃないかなと思うんですけど、
それでやっぱり世界で勝ったりするわけじゃないですか。
その時どういう指導が行われたかわかんないですけど、
どういう影響が真摯にあったのかっていうのは気になりますよね。
じゃあ本当に難しい社会で今こういった話もしにくいんですけど、
私も本当に全ての人に対して楽しめる方法だけで教えるのってやっぱり難しいなと思います。
もちろん殴ったらいいとは思ってないんですけど、
じゃあボディービルドを楽しめるように指導したいなと思うんですけど、
ボディービルドの場合自分がやりたいって言ってくるから楽なんですよ。
そもそも楽しめる人たちなんですけど、
でもやっぱり苦手な人たちに楽しみ方を教えるってすごく難しいことだなって思うし、
難しい社会ですね。
実は中学校高校の時とかものすごい怖い先生とかがいて、
サボってるとビンタされるっていう恐怖があるから頑張ってたんですけど、
実はちょっとあって、でも肯定してるわけではないんですけど。
私もそうで、でも全然今はそういう先生にも感謝してますし、
当時は怖かったですけどね。
そうなんですよね。
でも本当に中にはそれで心折れてしまう子たちがいるから、
絶対許されない行為っていうのは間違いないんですけど、
15:01
でも登る山が高くなったらそれじゃ結局たどり着かないっていうのは間違いない事実だと思うんで、
そういう自発的に楽しめる人たちを育てていくっていうのが大事だと思うんですけど、
それは理想ですよね。
そうですね、やばいですね。
僕のこの発言もちょっと炎上の種になっちゃうんで。
それは誤解しないよね。
僕はもう大罰は絶対良くないと思っております。
やっぱりそこ相当気にされてますよね。本当にその通りで。
でも本当にたどり着ける高さを考えたら、
やっぱ大罰じゃたどり着ききれないんじゃないかなっていうのはすごく思いますよね。
やっぱり第5選手とか見てても、私たちのチームなんか大罰なんか絶対なかったし、
大罰って問題になってから出来上がったチームなんで、
すごく社会が変わってきた時期に出来上がったチームだったんですよ、第10弾第8弾は。
やっぱりその代表選手たちを見ると、自発的に自分たちのプログラムを考えてるし、
自分たちなりの方法でやるんですよね。
そうやって自分たちのことを考えてやれる子たちがやっぱり勝っていくっていうのを見てきてるんで、
これが一つの理想だよなっていう風に感じましたよね。
分かりました。
勉強になりました。
大罰は絶対にダメです。
ダメです。
ということで岡田先生、本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
16:35

コメント

スクロール