1. 100円で買い取った怪談話
  2. #49 格安物件【栃木の怪談】
2021-12-22 18:34

#49 格安物件【栃木の怪談】

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体験者の方は転勤で新居を探す事に。内見をいくつか予定していたもののの1軒目に訪れた家を気に入り即決。しかし、その家を取り巻く環境に住んだ後に気がつきました。

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この番組では、私が行っている怪談売買所で買い取った
世にも奇妙な体験をされた方のお話をお届けします。
20年前ぐらいの話になるんですけど、転勤することになったんですね。
会社がアパートを用意してくれるということで、何個か物件を見ていて、
3件ぐらいに絞って見に行って、その中から買い取ったのが
2階建てのアパートなんですけど、1階がお弁当屋さんで、
ベランダというか大きな窓があるんですけど、目の前に
大きな病院があって、入院患者さんと目が合うような感じ。
そこでリフォームしたてで、まだ誰も住んでいないっていう物件だったんですね。
その中から買い取った物件を見に行ったんです。
リフォームしたてで、まだ誰も住んでいないっていう物件だったんですね。
すごくよく見えちゃったんですね、自分的には。
でもここにしようって思って、そこの物件に決めたんですよ。
引っ越しの準備をして、引っ越し作業をして、
引っ越し当日だったんで、カーテンとか電気の温帯機っていうんですかね、
それ自体も持ってなくて、暗くなってきたらもう寝るしかないみたいな感じだったんですけど、
寝ようかなとしたときに、結構早めに寝ようと思って、
すぐに寝ついたんですね。
寝てるときに急に金縛りにあいまして、
全然体は動かないし、指先も動かないし、
もう動かない。
首も全然動かせないし、
多分なんとなく感覚で目は開けられたと思うんですけど、
開けなかったんですけど、ちょっとやばいなこれはと思って、
怖いなと思ってたときに、急にドアが開いたんですね、玄関の。
自分はもう金縛りで動けないんで、
誰か入ってきちゃったなって思って、
きっと前に住んでた人に用事がある人で、
霊とかじゃなくて人が入ってきちゃったんだと思ったんですよ。
足音がだんだん自分の寝てる部屋に近づいてくるのが分かるんですよ。
自分が寝てた部屋っていうのは引き戸だったんですけど、
ガラガラガラっと少し音がするような。
だんだん足音が近づいてきて、その引き戸がガラガラガラって
開いたんですよね。うわーと思って、
これ入ってきちゃうな部屋にと思って、どうしようかなと思って、
こんな時に金縛りの時にわざわざ入ってこなくていいのになと思って、
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もうその時心霊体験してると思ってないんで、
本当に前に住んでた人がトラブルとか、
もしくは泥棒ですとか、そういった犯罪系の
ことだと思ったんですね。こんな金縛りの時に
って思いながら、怖いな、何、殺されちゃうのかなとか、
暴力とか振るわれちゃうのかなとかビクビクしてたら、
枕を蹴られて、結構まあまあ強めにドンって蹴られて、
枕元に立ってる気配というか、怖くて目は開けなかったんですけど、
全然知らない男の人の声で結構引っ張って、
黒い声で、「おい、起きろよ、おい。」
揺すられて枕を。怖い、怖いと思って、でも金縛り状態なんで、
動けない、どうしよう、どうしようみたいに思ってて、
それでもまだ、「おい、起きろよ、おいおいおい。」みたいな感じで、
蹴られて、絶対前の住民とのトラブルのあれだよと思って、
その部屋まだ電球の根体もなくて真っ暗で、電気も付けられない状態なんで、
前の住民と勘違いしてやってるよなとかって思ってて、
枕元を結構ウロウロと、結構低い声で、
ゴニョゴニョゴニョゴニョ、何言ってるか全然分からなかったんですけど、
話しながらウロウロしてるんですよ。
どうしよう、どうしようって思ってて全然動けないしって、
この間、体感だと結構5分以上あったと思うんですけど、
ずっとウロウロしたり、「おい、起きろよ。」とかって言われたり、
早く諦めて帰ってくれないかなとかって思ってたんですけど、
もしくは悲しがり溶けてくれないかなとかって思いながら、
諦めたのか分かんないんですけど、ドアから出て行って、
玄関の方に足音が靴のまま上がってきてるような感じで、
コツコツコツって、床を革靴のような感じの音で、
コツコツコツって歩いて玄関の方にまで行って、
ガチャってドアが開いて、ちゃんとバタンって閉まる音が聞こえて、
結構手を離すとバタンって音がするようなタイプのドアだったんで、
ちゃんとバタンって音がして出て行って、
少ししたら体が動くようになったんですよ。
うわー危なかったと思って、
この時まだ普通の人間が入ってきちゃったと思ってるんで、
怖かった危なかったと思って、何もされなくてよかったみたいな感じで、
玄関の方見に行ったんですよ。
また入ってきちゃったらやばいそういえばと思って、
きっと鍵閉め忘れちゃったんだと思って、
見に行ったら鍵も閉まってるし、チェーンもかかってるしで、
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ちょっと待てよと思って、これチェーンまでかかってるし、
鍵は新しいものに交換しましたって入居する前に言われたし、
前の住人とのトラブルでもし鍵持ってたとしても、
入れるわけないよなと思って、これ何だったんだろうと思って、
絶対霊的な何かだと思って、すごい恐怖を感じながら、
次の日普通に仕事行ったんですけど、
その時上司が引っ越しとかも手伝ってくれたんで、
昨日こんなことがあったんですよって話をして、
半信半疑みたいな、ほとんど信じてもらえなかったんですけど、
こういうことがあったんで、管理会社の方に、
自分が管理会社と直接何もやり取りしなかったんで、
会社名義で借りてる家なんで、
だから聞いてきてくださいよって、
何かリフォームしたてっていうのもあるし、
自分が住んでる部屋だけリフォームしたって聞いたんで、
ものすごい綺麗になってたんですけど、
トイレだけ、多分トイレとお風呂がもともと同じような、
同じタイプの部屋だったんですけど、ユニットバスというか、
それだったんですけど、別の部屋に変えられてたりとか、
リフォームの仕方も変なんですよね、今思うと。
トイレだけ、他はフローリングなんですけど、
トイレだけタイル、モザイクハートのようなタイル、
壁もタイルであって、床もタイルだし、
ちょっと変わらず、
変な例が入ってきちゃったっていうのもあるし、
聞いてみてくださいよって言って、
後日聞いてくれたんですけど、
特に何もお伝えするようなことはありませんみたいな感じの
回答が返ってきて、
その後、
自分が住んでる部屋だけリフォームしたっていうのもあるし、
自分が住んでる部屋だけリフォームしたっていうのもあるし、
今は何かあったら必ず伝えないといけないっていう風になってると思うんですけど、
借りる時に。
その当時、ちょっと調べてないんでわかんないんですけど、
なってなかったのかなとは思うんですけど、
それでしばらく怖いなと思いながら、
普通に生活してて、
ある時、新聞屋さんが勧誘みたいな形でインターホンをしてきて、
少し話をしたんですね。
その前の、
リフォーム前の状態を知ってる方だったんですね。
玄関入っていない、もうすぐに、
すごい綺麗になりましたね、良かったですねみたいな感じに言ってて、
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前の状態知ってるんですか?って聞いたら、
ああ、まあ知ってますよみたいな、ちょっと濁すんですよね。
なんで濁すのかなと思いながら怖いなと思って、
ここの部屋って何かあったんですか?みたいな、
ここの部屋だけリフォームされたし、
他はリフォームしてないらしいんですよって話をして、
ここの部屋だけリフォームされたし、
こういうことあったし、病院の目の前だし、
何かあったんですかね?みたいな話をしたら、
うーんみたいな、言うか言わないか悩んでるみたいな顔をしてて、
聞かない方がいいんですよみたいな、ちょっとお茶を濁したような感じで、
言うから、きっとこれは何かあったんだなと、
その時自分で悟ったんですけど、
それ以上は聞かなかったんですけどね。
しばらく住んで、
金縛りとかっていうのは、
本当に頻繁にあってて、
ああ、また来るなみたいなものが分かるというか、
もう慣れちゃうというか、状態になるくらい、
本当に頻繁に、週に何回もなるみたいな、
金縛りがあるために長時間眠れないみたいな、
数時間で起こされるみたいな金縛りに、
まあそんなような、
更新の時のところまでは住んだんですよね。
この家にはもう更新はしたくないなと思って、
それはずっと思ってたんで、
引っ越しをして、
引っ越しをしたら金縛りが、
本当この家に来て、
引っ越しをしたら金縛りが本当に嘘のように消えちゃって、
それからほぼほぼ金縛りにあってないような状態なんですよね。
今回ご紹介したお話の体験者はKさんという男性です。
彼は引っ越した先で、
強烈な金縛りに苛まれることになりました。
引っ越し先の選択を誤ったというところでしょう。
彼が選んだのは2階建ての金縛りです。
彼が選んだのは2階建てアパートの2階の一室。
綺麗にリフォームされた2DKで、
家賃はその地域でも格安の3万円、
しかも駐車場付きなのです。
ストリートビューで見る限り、
建物全体は古くて、
見るからに出そうな雰囲気をまとっています。
そんな物件なのですが、
内見でその部屋に入った時、
Kさんはその部屋がとても気に入ったのだそうです。
いくら転勤で急いで新居を決める必要性に
迫られていたからといっても、
いくらリフォームしたばかりで綺麗だといっても、
普通なら他の物件を見てから改めて検討しそうなものです。
それについては、
彼自身何度も言っているように、
今考えたらどうしてその部屋をそんなに気に入ったのか
わからないとのことでした。
さて、以前から番組を聞いてくださっている方なら、
12:03
同じような話に覚えがあるのではないでしょうか。
第37話、内見です。
その回では、会議のきっかけが
大変によく似た体験をされた方のお話を紹介しているのです。
その方は部屋が明るく輝いて見えたのだそうです。
ところが、実際のその部屋は明るく輝くどころか、
どちらかといえば日当たりの悪い陰気な部屋でした。
見えない何者かが潜む部屋は
自分が気に入った人を引き込むために、
そのような幻を見せることがあるようです。
第37話は、今回の話と同じく
オンラインで買い取ったものでした。
この短い期間に2つも累話が集まってくるところを見ると、
こういったことは実は頻繁に起きているのかもしれません。
心境を探す際、一目見てものすごく気に入った家があったときは要注意。
あやかしに自分の目を狂わされているのかもしれません。
さて、今回の話で語られた主な回位は
悲しばりでした。
悲しばりは、この番組でも何度かお話しした通り、
学術的には睡眠麻痺と呼ばれる現象であり、
回位でも心霊現象でもありません。
人は眠っているときに、
レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しています。
ノンレム睡眠は本来の深い眠り、
レム睡眠は夢を見ている状態です。
人は眠りにつくと、まずはノンレム睡眠に入り、
1時間ほどでレム睡眠に移行します。
その後もノンレム睡眠とレム睡眠を交互に繰り返すのです。
睡眠麻痺、つまり悲しばりは、
このサイクルが逆転したときに起き、
ストレスや不規則な生活などが原因で起きやすくなるとされています。
そのため悲しばりはそのほとんどが回位とは言えないのです。
しかし悲しばりは、体験した本人にとっては
あまりに生々しく恐ろしいものであるため、
回位な体験として語られることは少なくありません。
そのため、私は悲しばりから始まる回位体験を聞く際は
気をつけるようにしています。
悲しばりに遭い、その状態でどれほど恐ろしい体験をしても、
それはただの夢や幻覚である可能性が高いからです。
では、睡眠麻痺ではない悲しばりはどこで判別するのでしょうか。
私の場合は仏性を求めます。
と言っても何かを持ってこいというわけではありません。
体験された方が悲しばりが解けた後、
悲しばりの最中に起きた出来事の痕跡を見出せたかどうかを確かめるのです。
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例えば今回のお話の場合、
Kさんが寝る前に確かに閉めたはずの部屋の人が悲しばりが解けた後に見ると
開け放たれていたそうです。
これは仏性に当たります。
玄関から入ってきた男は引き戸を開けて部屋に入り、
その後、戸を閉めることなく出ていきました。
体に自由が戻ったKさんは、戸が開いたままになっているのを見るのです。
ということは、男は現実に部屋に現れたことになります。
これは、その男の出現が単なる夢や幻覚ではないことを表しています。
Kさんの体験が怪異なものであると判断できたところで、
次は悲しばり中に起きた出来事全体を見ていきましょう。
Kさんが悲しばりになった後、唐突に玄関の扉が開く音がします。
Kさんは鍵をかき忘れたのかと思うのですが、
後で確認すると扉は施錠され、チェーンまでかかっていました。
後に入ってきた男が去っていく際、また扉を開けて出ていくような音が聞こえますが、
一度開けて閉めたとしても、外からチェーンをかけることは不可能、
外から入ることはできないし、出ていった形跡もないことになります。
説明がつきません。
扉を開け閉めしていないにも関わらず、その音が聞こえてきたのも疑問です。
また、開かない扉を行き来できる能力があるなら、
部屋に入る時に引き戸を普通に開けたのはなぜか。
矛盾と疑問だらけです。
そして何よりも、男は何をしたかったのか。
Kさんを魅了し、この部屋に入居を決めさせたのがこの男だとしたら、
この男はKさんに何を求め、何をさせたかったのでしょう。
もし、「おい起きろ!」と言われてKさんが目を開けたとしたら、
男は次にどんな行動をとったのか、
その部屋で過去に何があり、男がどう関係しているのか、
わからないことばかりです。
できれば新聞の勧誘員からその部屋の過去を聞いておいてもらいたかったところですが、
そこに住んでおり、これからもそこに住み続けなくてはならないKさんには、
そんなことできなくて当然でしょう。
真実がいま一歩のところでわからずに終わってしまい、
後にはもやもやとしたしこりだけが残る。
そこが、実話会談の限界であり、また、実話会談らしいところでもあるのです。
この番組では、あなたが体験した会談をオンラインで買取りしています。
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18:02
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それではまた次回お会いしましょう。
18:34

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