1. 100円で買い取った怪談話
  2. #48 もう1人の私
2021-12-15 16:29

#48 もう1人の私

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体験者の方は子供頃から数年前までドッペルゲンガーが自分の生活圏の中に居たそうです。しかもそのドッペルゲンガーは体験者の方しか”持っていない物”を持っていました。

※今週はあえてOPを入れていません。ご了承ください※

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私が小学校の頃から続く話なんですね。
実際、自分で話してしまうと、嘘なんじゃないかって思うような話なんですけど、
自分でも本当に不思議に思ってて、私のどうやらドッペルゲンガーがいるみたいなんです。
まず、小学校に入学した時に、全く知らない先生の方から、
お姉ちゃんか、親戚でものすごくそっくりな子いるって聞かれたんですよ。
その先生がどうも、前の小学校で働いていた時に、私と全くそっくりな顔もそっくりだし、
その癖とかもそっくりだし、あとは声とか喋り方とかもそっくり。
そんな子がいたっていうんですよね。
私、愛知県なんですけど、その当時親戚も近くにいなかったし、
親戚の中で一番遅い生まれだったので、
いとことか親戚全員一回り年離れてるんですよ。
だから、2個、3個上でそんな親戚がいるわけないんですよね。
そもそもそんな近くにいるはずがなくて。
で、いないですって言ったら、先生があれ、おかしいな。
本当にびっくりするくらい似てたんだよねって言ってて、
それを親に言ったら、3人よく似た人がいるからって言われるから、
その中の1人なんじゃないって言われたんですよ。
その時は、あ、そうなんだろうなって思ったんですけど、
確か中学生に入った時も全く同じこと言われたんですよ。
転校してきたんだったかな、の方から言われたんですね。
近くの学校、学校変わってしまうと、やっぱり学校変わってしまうので、
そこにいたって言うんですよね。
さらに先生にも卒業した人にめちゃくちゃそっくりの子がいたんだけど、
お姉ちゃんいるって言われたんですよ。
でもいるはずないんですよ、私長女なんで。
で、おかしいな、おかしいなって。
よっぽどそっくりな人がいるんだなっていうので、
いったんそこで話が終わったんですね。
私、愛知県っていうところでお話したかと思うんですけど、
愛知県なんですけど、その後、今度卒業しまして、高校で卒業しまして、
初めて働いた会社が、取材とかをするカメラマンだったやつ、
お店の方を巡っていくカメラマンの仕事だったんですけど、
で、とある取引先とかお店の店長さんに、
こないださ、クラマさんにそっくりな人が、
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180円のラーメン屋さんっていうのが、
そこの、私愛知県に名古屋があって、
神奈山っていうところがあって、おとう橋っていうところがあるんですけど、
私一宮市っていうところの出身なので、かなり距離あるんですよね。
50キロぐらい距離あるんですよ。
そこのおとう橋っていうところで、
180円ラーメンができたっていうのが話題だったんだけど、
そこの180円ラーメン屋でラーメン食べてたよね。
声かけたら、なんか不思議な顔しながら、
どうもみたいな顔で返してくれたんだけど、
忙しそうやったからそのまま帰ってたんだって言われたんですよね。
で、あれ?と思って。
でも考えてみたら180円ラーメンなんて知らないし、
その時初めて知ったんですけど。
で、いつですかって聞いたら、
その時、私が社員旅行で沖縄に行ってた時だったんですよ。
え?誰?って思って。
で、とりあえず、きみ悪いなって思いながら、
まあ見間違えなんだろうなって。
それは私じゃないですよ、たぶんね。
私その時社員旅行で沖縄に行ってましたもんって言って。
あ、じゃあ見間違えかな。でも挨拶したら、挨拶返してくれたんだけどな。
でも挨拶したから、もしかしたらと思って、
誰か適当に返したんじゃないですかって言ってたんですよね。
そうかもって言ってたんですよね。
今から5年ぐらい前の話なんですけど、
突然1本の電話がかかってきたんですよ、携帯電話に。
仕事中に。
で、それが歯医者さんからだったんですよね。
天ヶ崎の歯医者さんから。電話がかかってきたんですよ。
今、倉間さん、ご予約入れられたんですけど、
確か水曜日にご予約入れられたんですけど、
あの、その日ともその予約をブッキングしちゃってるのに気づかなくて、
予約ずらしてほしいんですって言われたんですよ。
は?ってなったんですよね。
で、確かにその歯医者さんは1年前に行ったことがあるんですよ。
で、1年前に行ったことはあるんですけど、
1年前に仕事が変わって休みがずれたときに、
先生の日にちが違うということで、受けられないって言われて、
私もちょっと単疑なところがあるので、もういいわってなって、
そこの歯医者には行かなくなった歯医者だったんですよ。
だからそこから一切行ってないんですよね。
で、いや、私行ってないですよ。
そもそも仕事中ですし、行ってないし、
もう1年くらい行ってませんって言ったんですよ。
そしたら、え、最近何回か来られてますよって言われたんですよ。
ん?それ確認されてます?って言ったんですね。
で、確認してます。
保険証も読みました。住所も同じですし、電話番号も。
今、電話番号初めて予約の件があったので、
お電話させていただいたんですけど、
それどういうことですか?
で、今間違えたのに気づいて、
追っかけようと思って外に行ってたら、姿がなかったんですよ。
子供を迎えに行くって言われて、外に出られたらしいんですよ。
私、子供がいないんですけど、子供を迎えに行くって言って、
外に出られたらしいんですよ。
そしたら、いなくて。
こんなに早くいなくなるかなっていうぐらいいなかったっていう
2巻多さを言ってらっしゃったんですけど。
だから、急いで帰られたのかなと思って、
電話したんですって言われたんですよね。
あれ?
で、私も気持ち悪いなって思って、
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保険証も見たっていうし、
その怪奇的なものっていうよりも、
個人情報とかそういったもんでも気持ち悪いんだと思って、
ちゃんと確認されました。
住所も確認されましたかって言ったら、
看護さん不機嫌そうにおかしいなって言いながら、
確認しましたし、ちゃんと見ましたし、
毎回見てますって言うんですよね。
でも言ってないんですよね。
で、それ以降は、今のところは何もないんですけど、
また数年経ったら、
私のドッペルゲンガーが現れるのかなと思うんですけどもね。
今回お話しいただいたのは、
YouTubeなどで会談を語っておられる、
倉間詩音さんです。
倉間さんが体験されたのは、
いわゆるドッペルゲンガーというものです。
ドッペルゲンガーとは、
もう一人の自分です。
それは、本人の預かり知らぬところで活動しており、
第三者からの報告を通してのみ、
本人はその存在を知ることができるというのが定番です。
それについては、
当番組の第15回、交換日記において説明していますので、
そちらもぜひお聞きください。
さて、今回のお話は、
ドッペルゲンガーの話の中でも、
特に興味深いものだと思います。
ドッペルゲンガーが保険証を持っており、
それを第三者が確認したというのです。
ドッペルゲンガーと接したのは、
司会員の受付で、
患者として訪れたドッペルゲンガーから
保険証を預かり、内容を確認したのです。
そこに記載された住所は、
その当時、本人が持っていた実際の保険証の内容と
合致していたことが分かりました。
となると、そこに現れた人物は、
他人のソラニなどではなく、
間違いなくクラマさん本人であるということになります。
しかも、そのドッペルゲンガーは、
その司会員に通院しているらしいのです。
ということは、司会士も
ドッペルゲンガーと日常的に接しており、
会話も交わしつつ、歯の治療を行っていると
推測されるのです。
また、その司会員の受付は、
その人物が帰った直後に、
クラマさん本人に電話をしています。
その電話を受けて、
クラマさんは自分のドッペルゲンガーが
現れたことを知ったのですが、
その人物はクラマさん本人の携帯電話番号と
同じ番号を、自分の電話番号として
司会員に登録していたということになります。
保険証に記載された住所が同じ、
使っている携帯電話の番号も同じ、
そして名前も同じ、
ということは、
その人物はクラマさん本人であるとしか考えられません。
ところがクラマさんは、
その日のその時間、
全く別の場所で仕事をしていました。
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司会員に訪れたのは、
クラマさん本人ではないのです。
そこで考えられるのは、
これは怪異などではなく、
誰かがクラマさんになりすまして生活しているのではないかということです。
これは犯罪行為です。
自分の住所の名前と電話番号で日常を暮らしている。
しかし名前はともかく、
携帯電話はクラマさん本人が持っており、
盗まれたわけではありません。
自分の手元にはない携帯電話の番号を、
わざわざ司会員に登録するでしょうか。
それはなりすまし行為が本人にばれる危険性をはらんでおり、
あまり頭の良いやり方ではありません。
また何よりも不可解なのは、
もしその人物がクラマさん名義の保険証で
歯の治療を行っていたとすると、
クラマさんの医療費明細書にそのことが記載されるはずです。
受けた覚えのない歯の治療費が
そこに記載されていれば、
誰でも気づくでしょう。
それがなかったということは、
これがただのなりすましたとは考えられません。
日本の医療システムに欠陥があるか、
そうでなければ、これは怪異の類の可能性が高くなります。
それを踏まえて、
この後はそれがドッペルゲンガーだとして考えることにします。
ドッペルゲンガーの身元を証明する書類が確認されたという話を
私は聞いたことがありません。
そもそも、
ドッペルゲンガーが他の人と会話を交わしたという話自体が少ないのです。
ほとんどは、
歩いているところを見たとか、
どこそこに立っているのを見たといったような
ただの目撃報告なのです。
あるいは、
何も言わずにただニヤニヤと笑っているだけだったとか、
話しかけられたが、
言っていることが尻滅裂で全く理解できなかったといったものもありますが、
この場合も意思の疎通はできていません。
本人の立場が悪くなるようなことばかりをするという話も
ないわけではありませんが、
そういったものは少なく、
どちらかというと、
ドッペルゲンガーはあまり自らの意思を持たないような印象があります。
そういった点を考えれば、
歯医者に行って予約を取り、
その際に保険証を提示したこのドッペルゲンガーは
相当に大胆だと言えるでしょう。
しかもその直後、
目撃者である司会員の受付は、
本人に電話をして確認を取っているのです。
この手の話は、
そのほとんどが、
数日後に目撃者と本人が記憶を照らし合わせて、
初めてそこに疎後があることに気が付くものだからです。
目撃した直後に、
本人に確認を取り、
今対応したのが本人ではなかったと知ったとき、
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その人はどう感じたのでしょうか。
もう一つ興味深い点があります。
司会員に現れた何者かは、
これから子供を迎えに行くと言ったそうです。
しかし、
倉間さんには子供はいませんでした。
名前も同じ、保険証も同じ、
それなのにその一点だけが違う。
これをどう捉えたらいいのでしょうか。
それを考えるには、
まずドッペルゲンガーの正体が何なのかを
推測する必要があります。
もしそれがあやかしの類であるならば、
人を惑わそうとしているのかもしれません。
その言動などデタラメということもあるでしょう。
ドッペルゲンガーが本人の生き量だとすれば、
子供が欲しいという思いが潜在意識にあり、
それが言葉になって出たというのはどうでしょうか。
あるいは、
あるいは、
SF的に考えると面白いかもしれません。
ドッペルゲンガーというのは別の現実、
平行宇宙の住人であり、
そこに住む倉間さんには子供がいたと。
これは可能性の現実、
俗に言うパラレルワールドです。
パラレルワールドとは、
SF小説やSF映画などでよく言及されるものです。
例えば、
時間を過去に遡り、歴史を改変するようなことをするとします。
すると、
そこから新たな時間軸が生まれます。
ここで注意しなければならないのは、
歴史が変わったからといって、
元々の時間軸が消えてなくなるわけではないという点です。
歴史改変前の時間軸と、
改変後の時間軸は平行に存在するのです。
つまり、微妙に違う2つの世界が
同時に存在するということになるのです。
それはあくまでもフィクションの世界の話で、
現実にそんなことがあるはずはない、
と思われる方もおられるかもしれません。
しかし、量子力学では、
パラレルワールドの存在の可能性は認められています。
量子力学は、
現代物理学において、
一般相対性理論とともに、
なくてはならないものであり、
そこからは理論上、
パラレルワールドが存在する可能性はあるという結論が
導き出されているのです。
パラレルワールドが存在するとすれば、
理論上は無数にあることになります。
そんな数多くの平行宇宙の中に、
5年前のあの日、あの時、
ある司会員に歯の治療に行ったクラマさんが
存在する世界があるのかもしれません。
その世界のクラマさんには、
お子さんがいます。そして、
そのクラマさんは何かの表紙に、
15:01
まるで電話が混線するかのように、
この体験談を語ってくれたクラマさんのいる宇宙に
紛れ込んでしまった。
いや、もしかしたら、
紛れ込んでしまい、
その世界の司会員からの電話を受けてしまったのかもしれません。
このように考えると、
私たちが暮らすこの世界というのは、
実に曖昧もことしているように思え、
心もとなくなってしまいます。
私たちの生活の根幹になっている科学の基本理論も認める
平行宇宙、パラレルワールド、
それらはお互いに絡み合い、
侵食しあっているかのようです。
もしそうだとしたら、私たちの常識など、
意味を出さなくなってしまうのですから。
このエピソードを聞いての、
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来週も水曜日の18時に最新話を更新します。
それではまた次回お会いしましょう。
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