自己分析の始まり
こんにちは、かねまるです。プラントライフは、化学プラントの技術者が、化学を軸に、皆さんの視野を広げていく番組です。
今回はちょっと、自己分析の回にしたいと思います。 こうしてポッドキャストを配信してて、よく思うんですよね。
自分って化学が好きなのかなって。 化学の大学を出て、化学プラントで働いて、
化学をテーマに発信もしてる。 旗から見たら好きっぽいですよね。
でもこれまでを振り返ると、もしかしたら好きじゃないのかなって思ったりしてまして、 それで今回は自分を分析して、そういう過程とか結果を紹介していこうかなと思います。
こうした過程を参考に、聞いていただいている皆さんにも、自分って何が好きだろうとか、 どんな時に頑張れるだろうって考えるヒントにしてもらえたら嬉しいです。
最初に結論から言いますと、私は多分、化学そのものを趣味で追いかけているようなタイプではないんだと思います。
どちらかというと、仕事で役に立つとか、 もしくは発信して人に分かりやすく説明するとか、その結果でへーとか分かりやすいって言われるのが好きなんです。
そういう時にすごくエンジンがかかると言いますか。 もう少し一般化して話すと、何かが好きってよりは、その何かを使って価値を作るのが好きっていう感じですね。
化学が好きより、化学を使って価値を作るのが好き。 そういう考えに至るまでに、私の中で分かりやすかったエピソードがあったので、3つ紹介します。
1つ目が小学生の頃、ゲームをやっていた話ですね。 メイプルストーリーっていうオンラインゲームをやっていました。
今も続いている韓国のゲームなんですけど、あのゲーム、ものすごくレベル上げが大変でして、 結構序盤の段階でも地道な作業をずっと繰り返さないといけないんですよね。
横スクロール型のゲームで、ランダムで出てくる敵を倒して延々と経験値を稼いでいく感じで、 無限に敵が湧いてくるので、それをただ倒していく。そういう作業になってきます。
このメイプルストーリー自体は、誰かと交流したりとかイベントがあったりって楽しかったんですけど、 私は正直その地道なレベル上げっていうのが好きじゃなかったんですよね。
もちろんやらないといけんのはわかるんですけど、全然面白くないっていう。 でもやる気になる時が時々ありまして、それが特定のレベルになると参加できるイベントがある時ですね。
そこまで行ったら新しいものが開放される。 そうわかった瞬間に急に集中してレベル上げを頑張ってました。
小学生の時は意識してなかったんですけど、今振り返るとものすごくわかりやすくて、 目的が見えてゴールがわかって、到達した先に報酬がある。
こういう条件が揃うと地道な作業でも頑張れるタイプなんです。 2つ目はサイエンスゼロの話です。
これはNHKの科学教育番組なんですけど、 大学に入って科学の勉強をする時に、さすがにこれは見ないとなと思ってサイエンスゼロを見始めました。
毎週録画はして、最初は見てたんですけど、だんだん見なくなってきました。 実は今もそうでして、
科学館とか最近行くようにもなってきてるんですけど、 個人的な興味で行ってるというよりは発信の材料になるかなって調査に行ってる感覚が強いです。
これってつまりは純粋な好奇心だけでは私は継続しにくいっていうことなんですよね。
でも逆に発信に使うとか、仕事で活用するとか、そういう目的があると必要なところまでは一気に勉強します。
サイエンスゼロの話に振り返ると、 私はケミストリーの科学を勉強してまして、そこに対してサイエンスの番組っていうのは直接的な関係が薄い部分もあったりします。
だからだんだんと興味がなくなってきたんだろうなっていうのはわかるんですけど、 それは大体大学1年生ぐらいの話で若気の至りと言いますか。
今だったら化学からサイエンスってすごくつながりがあるので絶対勉強した方がいいっていうのは理解してます。
ただ当時は直接的な勉強につながらなかったので、 だんだんとフェイドアウトしていったんだろうなっていう感覚はあります。
3つ目に仕事の話をします。 今、化学メーカーで現場の改善みたいな仕事をしているんですけど、
化学に対する考え方
どうも製品そのもの自体には興味が湧かないっていうところがあります。
製品自体の成分とか細かい機能ってよりは、 どういうプロセスで作ってるかとか、装置がどんな感じか、
どういう課題があるかとか、 そういう現場寄りの仕事につながるような話のが圧倒的に頭に入りました。
なんならプライベートで調べ物をしたりもしています。 こうして3つエピソードを上げてみたんですけど、
やっぱり世の中で一般的に言われる、 化学好きっていう感じではないかなって思いますね。
化学が好き、化学が好きと一言に言っても、 だいたい3種類に分けられるかなと自分の中で思いました。
1つが化学そのもの、反応とか物性とかそういうものが好きな人。 2つ目が化学が現場で役立つ形になるのが好きっていう人。
これは化学工学とか化学プラントとか、 そういう部分。
3つ目が化学を分かるように翻訳して伝えるのが好き。 教育とか化学コミュニケーションって言ったりもします。
私は後半の方に寄ってて、知るっていうよりは伝える威力が強い方だと思います。 そして何かに役立つっていうことも含めて目的があると頑張れます。
こういうところが見えてきました。 おそらく発信しない、誰にも見せないっていう前提で、
化学とか化学工学とか勉強しますかって言われると、もしかしたらやらないかもしれないです。 ただ仕事に関係して活用できるんだったらある程度勉強はしていると思います。
最後に皆さん察してるかもしれないんですけど、自分で言います。 私は説明して、へーって言われたり、分かりやすいって言われたり、
よく知ってるねって言われたり、そういう瞬間が一番気持ちいいです。 これって多分承認欲求っていうやつですね。
評価されたいとか尊敬されたいっていう気持ち。 ただこれ悪いことだとは個人的に思ってなくて、
エネルギー源としてはめちゃめちゃ強いです。 私の場合、原動力は純粋な好奇心よりも価値を作って伝えるとか、
役に立つとか、反応が返ってくる、 そういう要素の方が継続しやすいです。
ということでまとめますと、科学を手段として誰かのために価値を提供したい、 役に立ちたいということです。
だから、科学が好きですかって聞かれたら、 科学そのものというよりは、科学を使って説明したり、誰かの役に立つのが好きですよっていう言い方をすると思います。
はい、今回は、自分科学好きなんていう話を入り口に自分のことを考えていました。
オンラインゲームの話みたいに、大好きなものの中で嫌いな要素とか、 サイエンスゼロの話みたいに、世の中的に普通は好きでしょって思われそうなのに好きじゃなかった理由とか、
プライベートを重ねても興味を持っている仕事の要素とか、 こういった視点で自分を見つめ直すと新しい発見があるかもしれません。
ぜひ試してみてください。 今回はここまでです。
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それではお聞きいただきありがとうございました。