その中で先ほどキャリアラーダーっていう話もありましたけども、結構QAのキャリアっていうと、なかなかモデルケースがそんな多くないかなと思ってるんですけど、その中で考えて、言える部分とか言えない部分もあるかもしれないですけど、QAのキャリアってどう組み立てていくのかなっていうのは、自分も今興味が聞いてて興味湧いたんですけれども、
どういうふうにキャリアって作っていっている、今考えているのってあったりします?
悩ましいですね。悩ましいんですけど、一つはQAのマネージャーとQAエンジニアみたいな大きな役回りを一応決めています。
ただ細かいキャリアというか、どちらかといったらスキルって言った方がいいかもしれないんですけど、我々今大きく3つの柱を立てていて、ただこれ全然僕勝手に決めてる部分も多いので、
3つの柱で、1つがQAのエンジニアリングとしてのスキル。1、QAエンジニアとして、要はチームの中に入って、そういうQAの業務をどうこなすかっていうスキルですね。
もう1個が品質マネジメント。どちらかといったら、チームの中というよりは全体を見ながら品質メトリックスをどう取るのかとか、品質を保証するための仕組みをどう作るのかっていうところの旗振りができるとか、
どちらかといったら上流に入っていくようなアプローチに近くなると思うんですけど、その品質マネジメントのスキル。最後がテストオートメーション。いわゆるE2Eをどう書くか。もう少し踏み込んでいくと、CIとかCDのところにどう貢献できるかとか。
一方でプロダクト側のAPIのテストとかユニットテストとかにQAエンジニアが入り込むっていうのも面白そうだなっていうところで、そういったところのストレッチするスキルだと思うんですけど、
そういったスキルも将来的にあるだろうっていうふうな見通しでやってます。
今のお話聞いてると、例えば別のところの話で言うと、QMファンネルとかっていうふうに言って、テストエンジニアリング、QA、あとはセット。QMファンネルの中でパイプラインエンジニアみたいな言い方をしていますけれども、
それとも近いようなお話?
聞こえたんですけれども、どうですかね?近いのか?それともそれとはまたちょっと違う概念なのか?
正直QMファンネルっていうのは参照してないんでよく分かんないんですけど。
なるほど。
ただ、近いのは近いのかもしれないですけど、ただ品質マネジメントみたいな文脈はあんまりないんですかね?QMファンネル。
そうですね。QMファンネルの場合はどっちかっていうと、パイプラインエンジニアは今お話の中のテスト自動化とかCI、
CD、APIの部分に近くて、それとは別にあるのがQAとTE、テストエンジニアリングって呼んでいる部分で、
それの多分QAっていうふうにQMファンネルの中で呼んでいる部分が、
この中で言うと、Qエンジニアリングスキルと品質マネジメントの両方が入っているように聞こえました。
ちょっと違う感じですかね?
そうですね。僕の感覚としては、
テストエンジニアリングと、
クオリティ・アシャーランス・エンジニアリングを分けるのってあんまり良くない気がしていて、
一体となった方がいいと思うんですよね。
なのでそこはあんまり分けてなくて、QAエンジニアリングの中にテスティングが入っている。
ただそのQAエンジニアリングと品質マネジメントはちょっと分けた方がいいと思っていて。
なのでそういうタッチ位置。もちろん全然明確に切り分けができるとは思ってないです。
ただスキルの強弱って言ったら、品質マネジメントよりに強くなっている。
っていうスキルの持ち方もあるし、品質マネジメントはあんまり興味がないとか弱いとかいう立場でQAエンジニアリングが強いよね、みたいな見え方とかもあると思うので。
そこはあんまり切り分けというか、お互い親和性はあるんだけど、多分QMパネルから言うとそういう違いがあるかなっていうのは今聞いた感じだと。
自分の中の理解ですね。
なるほど。結構自分がコンノさんのお話聞いてて、
逆にQAエンジニアリングとやっぱり品質マネジメントは結構近い領域だとは思っているので、そこを分けて表現するというか、完全に分かれるわけではないにしても、そうやって分けて考えているっていうのがすごい興味深いなと聞いてて思いました。
なるほど。
ちなみにあともう一つ、先ほど二つの動き方っていう話で、後者の方、中長期的な戦略とかキャリアラダーの話聞きましたけれども。
それをやると、
それをやりつつも、スクラムであったりとか、そういうような開発チームに入ってQAをするっていうのって、同時進行でやると難しかったりしません?
なんか工数が取れないとか、そういう悩みってなかったりするんですか?
さすが鋭いですね。
逆に言うと、そこの、要は現場の仕事がやっぱり忙しすぎて、あんまり時間やっぱり取れないんですよね。
なので、やっぱりちょっと空き時間でやるみたいな、どうしても後ろ回しになる。
で、なりやすいっていうのはおっしゃる通りで、あと僕、採用も関与してるので、
現場の、要はスクラムの中でテストとかQAこなすっていうところと、採用っていうところがもうプライオリティ高く動いてるので、
おっしゃるように、だいぶ後回しになってるのは現実的なとこですね。
なので、多分私の同僚とか全然やってないでしょって言われたら反論ができない状況です。
なるほど。
先ほどおっしゃってた中だと、テスト設計とかだけではなくて、テスト実行までやられてるってなると、結構工数負荷はありそうだなって思ったのと、
あとはやっぱり自分も採用もやりつつやってるので、似たような境遇なので、やっぱりそこは大変なんだろうなって思いながらちょっと聞いてました。
なるほど。
そうですね。
ちなみに、ちょっとナレッジワークさんという、今いる所属のところのお話聞きましたけれども、
ちょっと前に戻ると、2021年がメルカリに転職されて、さらにその前が2017年がDNAに転職されているっていう、
3つともウェブ業界と言いますか、そういう似たような業界ではあるんですけれども、
そこの3社って会社ごとの、実はQAの動き方の違いとか、もちろん今はメルカリさん、DNAさん、また違ってたりするかもしれないですけれども、
コーノさんが所属していた頃の、
DNAさん、メルカリさんと今のナレッジワークさんで、コーノさんの動き方であったりとか、QAチームの動き方だったりとかで、何か違ってあったりするんですか?
思いっきり違いますね、3つとも。
DNAだとどちらかと言ったら、プレイングマネージャー的に動いてる段階はあったんですけど、やっぱりその時も自分で手を動かすというよりはメンバーを巻き込みながら、
どちらかと言ったらドキュメントのレビューをするとか、テストケースのレビューをするとか、
そういった立ち位置の方が多かったので、実際に自分で手を動かしてテスト実行までやるっていうのはあんまりやってなかったんですよね。
なので、QAエンジニアと言っているんですけど、QAマネージャー的な立場で仕事をするみたいな役割もあったので、
その辺の行き来をしているっていうのがDNA時代ですね。
メルカリはどちらかと言ったら、QAエンジニアとして業務に携わることが多かったので、
そのエピック1個持って、設計から実行まで、
やるみたいなのもありましたし、メルカリ上位してすぐだと新規プロダクトの立ち上げから入ったのが1つありまして、
それだとQAエンジニアとして1人目で入って、そのQAがうまくサイクルが回るように仕組みを作っていくみたいなのをやってたので、
そうなると若干ナレッジワークで今やってるのにちょっと近くなってきて、
仕組みをうまく回すみたいなところは今ナレッジワーク、本当に100人以下のスタートアップなので、
そういった役割で動くことはあるんですけど、
ただスクラッチから作ったわけじゃないので、
ナレッジワークだと今動いてる中で改善をする仕組みを作っていくみたいな役割なので、
どちらかといったら動いてるところで入っていくみたいな役割で今仕事してるので、
近いとは近いって言えば近いんですけど、
フェーズ的な開発のフェーズ的には若干違いがあるっていう感じですね。
ちなみにその前、さらに1つ、
前でいくと日立製作所さんに2011年ですか、
入社して2011年から17年だから大体6年間ぐらいやられていたってことですけど、
日立製作所さんってどっちかっていうとウェブなのか、
会社の中でもいろいろとやっているプロダクトによっては違うと思うんですけれども、
少しその後に転職された3社とも経路が違う部分ってあるのかなと思うんですけれども、
違いってあったりしますかね。
いや、経路はもうほぼ真逆ですよ。
真逆というか会社の風土としては真逆ですよね。
ただ触っているプロダクトって言ったら、
当時ストレージ管理ソフトウェアのプロダクトの旧エンジニアで働いていたので、
そうなった時には一応ブラウザベースでプロダクト触るような役割で動いていたので、
そんなに遠いわけではないんですけど、
ただ対象がミドルウェアだったので、
サーバーを自分で立てて、そこにインストールして、
そこからテスト環境を作るみたいなところをベタなところをやっていたので、
そういったところの違いは若干あったっていうのか、
プロダクトとしての違いですかね。
あと社風はもうほぼ真逆ですよね。
そこはもう真逆です。
そこの違いですね。
その社風の真逆っていうのがどう真逆なのかが、
自分がそこまで分かってないんですけど、
あんまり変なこと言えないですもんね、この話も。
言える範囲でお願いします。
仕事っていうのをDNAに入ってから気づいたのは、
仕事って自分で探すんだなみたいな。
仕事って与えられるものじゃなくて、
自分で見つけて、自分でその仕事を持って、
見つめるみたいなやり方をしなきゃいけないんだなっていうので、
日立製作所の場合はどちらかというと仕事って与えられるみたいな状況が多かったので、
そこの違いは大きいですよね。
なので上から落ちてきたものを捌くみたいな部分もあるんですけど、
DNA以降はどちらかといったら上からというよりは自分の周りにあるのとか、
隣にある仕事を探ってくるみたいな感じの違いが大きな違いですね。
なるほど。
実際、そうですよね。
日立製作所さん、DNAさん、メルカリさん、ナレッジワークさんだと、
社員数でいうとどんどんどんどん少なくなってる。
ちょっとDNAとメルカリがどっちがどっちだか、
間違いですよ。
ちゃんと覚えてないですけど、
基本的にどんどん少ないところに転職していってるなっていう印象はあって、
そこのどう自分でというか課題をどう拾ってくるか、
もしくは与えられるかとかっていうのは確かに、
聞いて、ああ、なるほどなと思いました。
うん。
なるほど。
ちなみに、そういういろいろな違いはあるにしても、
逆にその日立製作所さんも含めて共通して、
なんかこれって考え方としてすごい大事だよねとか、
どこでも重要だよねって思えるようなことなんかあったりしますか?
そういう意味だと、やっぱりQAエンジニアとして働くみたいな、
その教授というか価値観みたいなところは、
会社というか、多分僕がそういうのを持ってるっていうのが共通してるのかもしれないんですけど、
やっぱり日立製作所でQAエンジニアとしてのキャリアも、ある意味ソフトウェアの領域だとそこから僕はキャリアスタートしてるので、
そこでいろいろQAエンジニアとして学んだことは多いし、
それかやっぱりDNAでもメルカリでも現職でも役に立ってるので、
そこはやっぱり共通して、QAエンジニアとして基礎的なところはそこで、
身についているので、そこはどこに行ってもあんまり変わらないなっていうところは、
逆にそれは日立製作所でいろいろ学んだっていうのが、すごく僕としてはありがたい感じなんですけど、
それはどこでも役に立つなっていうところはありますね。
そういうのができたのでそれは大きかったですよね。
確かにそこは自分もありますね。
社外に出て、
これって他の会社であったりとか、
他の人には通じないなっていうところも、
見えてきたのは確かにあります。
なので社外に出るのは結構僕はお勧めしてるんですよね。
ちなみに河野さんの社外に出るっていうところで言うと、
すごい、
河野さんのイメージとして強いのが二つあって、
一つが、
今はもうされてない気がしますけど、
Skipシンポジウムで、
あれは実行委員の一人っていう。
委員ですね。
実行委員ですね。
実行委員の一人としてなられていたのと、
二つ言いましたが三つですね。
Skipシンポジウムの実行委員と、
あとは若手も実行委員されていたのと、
あとはテスト設計コンテストで出場されていたのと、
あとはテスト設計コンテストで出場されていたのと、
あとはテスト設計コンテストで出場されていたのと、
3つが自分の中では印象深いなと思うんですけれども、
その3つとかですかね。
それとも他にも、
これ結構社外で出てよかったとかってあったりするんですか。
これ結構社外で出てよかったとかってあったりするんですか。
これ結構社外で出てよかったとかってあったりするんですか。
そうですね。
確かに、その3つかな。
あとはソフトウェアシンポジウムの委員とか、
委員っていうかあれですね。
どちらかと言ったら、
プログラム委員の方にはずっと関わってるので、
そこももう一つかなって感じですかね。
そうすると特に今出ていたような実行委員とか
あとはテスト設計コンテストだと出場者としてですけれども
結構テストエンジニアリングもちろんQAもそうですけど
テストエンジニアリング特にテスト設計コンテストとかっていうと
テスト設計をどうやっていくかっていうのを競い合うところだと思うんですけれども
河野さんの中でテスト設計とかそういうことに対して
こだわりっていうとそんなのないよっていうのかもしれないですけど
テスト設計に対するこだわりとか思いとかってあったりするんですか
こだわり思い
こだわりというよりどちらかといったら
何ですかね
僕業務でテスト設計やるときって何ですかね
辛さ半分楽しさ半分なんですよ
なので業務として
やるというか知的好奇心でこの複雑な仕様を
どう単純シンプルにテスト設計するのかっていうところが
結構面白みがあって
それを違う人にレビューしてもらって
お褒めの言葉いただくとかは結構モチベーションを保っている部分があるんですけど
そこをやっぱり妥協せずにきちんと
他の人が見ても分かりやすいテスト設計をするみたいなところは
結構こだわりが
あってで多分ベースがねこれ松尾谷さんなんですよおそらく
松尾谷さんのやっぱりテスト設計とかをリアルで僕見てたので
そこのやっぱり上手いテスト設計をするっていうところが
やっぱり知的好奇心があるのでそこはなんか妥協せずに
今でもなんか自分の中でスキルアップするみたいな
モチベーションを持ってやってますね
結構今コロナさんのおっしゃってた中で
その実際に
プロダクトとか対象物に対して
ある点から見るというか
どう単純化するとか
まさにモデリングとかとも関わってくるとは思うんですけれども
多分最初にテストっていう話を聞いて
テスト実行をするとか
そういうのを思い浮かべている人にとっては
あまりない視点だと思うんですよね
テストっていうもの自体にモデリングする
単純化するっていうところ
なんかそこって
やっぱ日立製作所さんに最初に入っていって
そこを学んでたとか
松本さんからのやつを見ていたとかっていうところはあると思うんですけれども
なんか最初にそれを気づくのってなかなか
自分で気づくって難しい人が多いんじゃないかなって思うんですけれども
なんかそういうのを気づくきっかけとかってあるんですか
やっぱり周りの人でそうやってる人を見つけられたら
ラッキーぐらいな感じなんですかね
あー
でも一つやっぱあるのが
大学時代にちょっと戻るんですけど
大学のやっぱり研究室のゼミとかで
僕の同級生とか後輩とかが
結構そのモデリングとかの研究とか
モデリングからテストみたいな研究をしてる人間がいたので
そういったのでいろいろ議論して
モデリングとかその何ですかね
ある視点でそのモデルを書くみたいなところって
なんかやっぱ面白みは感じてたわけですよね
それから大学の後半の方は
松尾谷さんと一緒に仕事させてもらうようになって
この仕様からこのモデル作るんだみたいな
なんかその驚きというか
こんな感じで作るんだみたいなところの
なんかどちらかといったら目から鱗が落ちるみたいなのを見て
なんかやっぱちょっと自分もその辺
実践でやらなきゃいけないなみたいなのを気づいたので
それは大きかったですね
うん
ただあんまりなんかそのフィードバックを受けるみたいなの
あんまりやってきてないので
そこはなんか意外となんか
僕の弱点かもしれないですね
僕のなんかテスト設計とかあんまりこう
なんかここ行けてないよねみたいなの
あんまり受けたことない気もするので
ただ学生自体も死ぬほど受けてるので