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#149 老舗と新興【百百(ヒャクヒャク)】
2026-06-02 17:55

#149 老舗と新興【百百(ヒャクヒャク)】

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第149回のキーワードは「ゆっくり働くことの重要性」「現代の評価指標」「100年企業の作り方」「ヒットと長寿」「能楽」「すべては過去の繰り返し」「スローライフ」


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🦜 あなたの耳に百の話を。人生漫談ラジオ「百百」(ヒャクヒャク)
現代アーティストの立石従寛と現代人の陳暁夏代の深夜トークをポッドキャスト化。


宋の時代に生きた無文という禅僧は、悟ったのち、「百不知百不会(ひゃくふちひゃくふえ)」という言葉を残しました。知れば知るほど、経験すればするほど「無知」であることを知る。そんな境地に至った無文の雑談を届けます。台本なし。完全フリーセッションから紡がれる「百のお話」。

🦜
出演
立石従寛 IG @jukantateisi
陳暁夏代 IG @chinshonatsuyo

🦜 番組の感想は、 twitter #百百 でお願いいたします。

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Summary

本エピソードでは、500年の歴史を持つ老舗企業と設立1年のスタートアップ企業という対照的な二つの組織で働くことの難しさや、それぞれの評価指標の違いについて語られています。老舗企業は「ゆっくり働くこと」や「やらないことの選択」が重要であり、トレンドに左右されない「地味」であることが長寿の秘訣だと分析。一方、スタートアップは高速な成長が求められるものの、歴史ある芸能である能楽の「初心忘れべからず」という考え方や、過去にとらわれず未来を重視する姿勢が、現代の企業にも参考になるのではないかと考察しています。

00:14
【百百】あなたの耳に百の話を 立石従寛と陳暁夏代による新生漫談ラジオ
老舗とスタートアップの働き方の違い
【百百】 最近私仕事で、超老舗と、超スタートアップやつですね。
【千尋】両極端なやつ。【百百】そう、1個は500年くらいの新生。【千尋】しっかり新生ですね。【百百】しっかり新生と、もう1個が去年できた会社。しっかりスタートアップやってて。
【千尋】500年くらいだと、20代目さんくらいって感じ?【百百】そうです。まさにそれくらい。で、もう働き方が全然違うなって。それを両極端にやってると、結構自分も人格を切り替えるっていう作業が必要なんですよね。
【千尋】まあそうだよね。【百百】その評価指標が違うんですよ。【千尋】そうだね、面白い。【百百】片方はすごい高速球の球を投げると喜ばれるんですけど、もう片方は球投げたら全員なんかもう怯えちゃうんですよ。
【千尋】むしろ、本当にスピードが違くて。死にせたるゆえんっていうのをちょっと私なりに分析したんですけど、1つあるのがゆっくり働くっていうことがまずあるんじゃないかと。
【千尋】なんかその要は、ある一定の商売って別に、商売を増やさなければ常顧客がずっといる状態ってあると思うんですよね。なんか別に毎年この売上があればいいですみたいな。【百百】はい、そうですね。【千尋】いけいけどんどんする必要ない。【百百】あるしね、もう。
【千尋】みんなすごくゆっくり働くんですよね。なんか新しい挑戦をむしろしないというか、しないことの美徳がある。要は長く続いてるのはトレンドに左右されてないからなんですよ。【百百】はい。
【千尋】来週青が流行ったら青い商品出しますっていうのをやってるんですよ今。もう片方では。ただその視認性の方では、今じゃあすごい黄色流行ってるけど黄色だけは避けよう。黄色に触れるのやめようっていうのをやってるんですよ。【百百】やめようだよね。やんないことの選択で。【千尋】そう。だからなんかもう人格を切り替えないと私が壊れちゃう。【百百】いやーそうだね。よくやってるね。【千尋】よくやってます。女優でやってます。
【百百】それは面白いね。いいね。役割的には同じポジションで入ってるの?【千尋】一緒。企画なんですけど、だからゆっくり働くって重要なんじゃないかなと思って、もし自分が何かブランドやるってなった時にすごくこれ参考になると思ったんですよね。
なんかその要は短期間で情報や売り上げをドーンって積みたいかどうか。もしくは100年続くブランドをやりたいかどうかによってやり方変わってくる。で、めちゃくちゃ今ってタイパーの時代だからみんなやれトレンドだやれすぐやらなきゃってなっちゃうんですけどすぐ投資だとかってなって
その評価軸も結構やっぱり時代的にはすごく何年でいくらとか何年で何店舗みたいなとこが評価されてるんですよ。死にせって評価されてないですよ。
まあすることないからね。変わらないから。
変わらないから。だけど長い目で見るとそれって評価機関も投資家も投資銀行も自分が生きてるうちに回収するっていう話だからそうなっちゃうんですよね。
でもそうなってくるとやっぱり現役命10年20年だから10年20年でどこまで成長するかって曲線しか描かない。
けどもう曲線じゃなくてストレートな線。曲線じゃなくて直線。
まあまあまあ日本国の成長と一緒ぐらいみたいなね。
長寿企業の秘訣:ゆっくり働くことの重要性
直線を100年やるっていうことの素晴らしさもあると思って。
インフラになるってことだよね。
でもそのためにはゆっくり働くことが重要だと思ったんですよ。
はいはいはい。
もう丁寧にやるんです。ゆっくり。もう一つの議題も3ヶ月かけて議論する。
いやそうだよね。僕もそんな感じにいたから。
で3ヶ月かけると何が起こるかってどうでもよくなるんですよ。
そう。やんなくてよくねえってことだよね。
そう。ってなったことはやんなくていいんですよ。
そう。やんなくていいんだよ。基本やんなくていいから何も。
ってことですよね。
これはすごく私はこの仕事の学びで。
なんか素晴らしい。ゆっくりやるから結局何もやってなくて。
だけどだから続いてんだって思ったんですよ。
なんか要は早く投げた球って早く消えていくんですよね。
そう思う。
やって消えてやって消えてやって消えてみたいな作り方。
でも早く爆発したものは早く消えるっていうのはすごい思いますね。
能楽から学ぶ「初心忘れべからず」の真意
もちろんねきっとその新西会企業だって創業家は創業期はねもちろん爆速でやってたと思うしもう死ぬほどやってたと思うけど
なんかねその成熟フェーズっていうか成熟した後はもう間違いなくそうだよね。
なんか何て言うんだろうな。
なんかこう何だろう。
常に違う時間軸で生きてるその企業とかがあることを忘れちゃいけないなと思う。
なんか結構トレンドにだけ目を向けがちじゃないですかニュースとかって評価軸って。
今これが来てる来年これがすごいみたいなヒット予測みたいな。
だけど毎日家にあるものとかの方が結果売上開けてみるとすごかったりするじゃないですか。
そうなんですよね。
いやもう地味が大事よ。地味が一番。
ね。なんか地味が一番っていう思想をね。
最終的には。
でもね地味で荒れるっていうことはかっこたる存在感であることだし他にそこに誰もいないから地味でいいとかね。
やっぱり競争をしていた時期は絶対にあると思うから。
最終的にはそうなるけど。
でも最終的に選ばれるってことはこだわりがあるわけじゃないですか。
そうだね。
こだわりがあるからその消費者から選ばれてる。
その常連として。
もうそのレガシーよね。
なんかそれを守り続けるっていうか。でも流行りを追うとある程度の妥協とか発生するんですよ。
じゃあなんかこう、例えば印刷一つ取ってもいい紙使うと3ヶ月かかるから明日欲しいから金鉱図でいいとか。
はいはいはい。
なんかシンプルにね。
そうだねそうだね。
なんかそういう妥協が発生しない。
いいものを作るためには3ヶ月かかるから3ヶ月話して3ヶ月かけて企画して3ヶ月後にやるから今日話したことは2年後にできますみたいな。
っていうのをずっとやっていくと500年経つみたいな。
そうだね。なんかそうなんだよね。
わかります。非常に。
歴史と時間の流れが生む企業文化
なんか好きなことを思い出したんだけど、農学ってさ、世界で最も古い芸能なんですよ。
なんでそれが残ってるか。バレエよりなんで長く残ってるかみたいな。
おーいい話。
農学の方々が言うには、全員じゃないけど、全網が言ってるんだけど、そもそも創始者が言ってるんだけど、この話100々年前にしたことある気もするが、結局初心忘れべからずっていう言葉が最も大事。
何かっていうと、始めた頃の気持ちを忘れるっていう話ではなく、始めるという感じの心が大事です。
この話したっけ?
してないしてないしてない。
始めるってさ、衣編に刀って書くじゃない?
衣装を作るには生地を切らなあかんっていうことらしくて、何をするにしても何かを作るには切らないといけないと。
つまり過去は切っていく。何か新しく作る。切っていくんだって。忘れるんだって。
その切る前の形を?
というか、切ったら過去のことは忘れる。やったとかも忘れちゃうんだって、農学の人たちって。
過去に300年前にこういうのがやられた、500年前にこういうのがやられたとかは、基本的にそんなに記録しないから、もう過去のこととして流していく。
どんどん次にやっていくんだって。
でも逆に言えば、彼らは新曲とかって基本的に言わないんだって。
過去にやられたかもしれないから。
覚えてないからね。
覚えてないし。という意味で何が言いたいかって、なんか彼らが残ってる理由はつまり、過去を極端に重用しもしないし、過剰に重用しもしないし、未来もそんな極端に重用しないっていう。
だからそこに新曲とかないからみたいな考え方なんだって。
新作って言わないってめっちゃ重要ですね。
そう、面白いよね。
面白い。
なんかその感覚、過去にこういうことやられたかもしれない。茶道でもちなみに似てるんだけど、そういう。
わー新しいお手前できたーっつっても、いやなんかもう400年前にこれやってたわ実はとか。
まあありますよね。
実際面白かった。ちょっとごめん脱線しちゃうんだけど、コロナの時にさ、コロナで接触できなくなったじゃない。
あの時の茶道って、薄茶、いわゆる抹茶じゃなくて濃い、練った方の濃い茶、抹茶は一つのお椀をみんなで回し飲みするっていうお手前が基本なんだけど、
当時それができないから、新しく考えなあかんって言われたらしいの。
でも結局実は数百年前に、てか明治維新の頃か、近代化の頃にヨーロッパ人が来て、その時にヨーロッパ人にもてなしていたお手前が使えたんだって。
その時に回し飲みするとかっていう文化が西洋にないから、新しく考えなあかんみたいに言ってたやつが使えるとかっていう、なんかその過去も今もあんまないみたいな感じがすごいやっぱり新生の人たちってすごい大事にしてるなと思う。
なんかすごく歴史が長くて、むしろログにも記憶にも残らないぐらい長いとそうなるのかなって感じですよね。
知らないじゃんっていう、なんかその専門家であればあるほど知らないかもしれないから謙虚だったりするじゃないですか。そういうことが。
そうだと思う。僕が言いたかったのは、たぶんその新生のとこもそうだと思うんだけど、これだけは絶対残さなあかんみたいなものはたぶんそんなにないと思う。
うん。 し、逆にこれをもっと作っていかないといけないともあんまり思ってないと思うよね。なんか流れに本当に身を委ねるというか。
うん。 まあ一回捨たれたら捨たれたでしょうがないし、また来る、必要になったらまた出てくるだろうしみたいな。
でも我々は我々のポリシーでちゃんとこだわりは捨てない。ゲイゴーしないみたいな。
大事なのはゲイゴーしない。芸能というのは能楽で言えば、花鳥風血をはじめとするぜやみの考え方は残す。曲は残さない。踊りも型も残さないみたいな。みたいな感じよね。そのマインドすごい大事よな。
スタートアップでそんなんできないんだけど。 できないんだけど、なんかでもそれこそやっぱりもう指標が違いすぎるというか、スタートアップなんてじゃあお金借りてていつまでに返さなきゃいけないとかそのためにはもう高速球投げるしかないとかっていう
自分で因果要因を追い詰めてるんですよね。因果要因で自分を追い詰めてるんですよね。けど真理性はもうその次元にいなかったりとか。だからなんか全然思想も違えば勤務スピードも違えばそれによって採用する人材の人種も違う。
からなんかこう全然違う時間軸が存在してるなっていうのはなんか面白いなって思います。なんかそのそっちへの評価を忘れずにいたいなっていう感じはしませんね。なんかスタートアップって死にせにまだなってないじゃないですか。どこも。最近の単語らしい。
結局その時代の花火って教科書にも残らないと思うんですよね。だからなんていうんだろう。どっちの世界観を目指すかでかなり変わるなっていう感じは。
次元を超えた生き方とロマン
ぜひ。それこそ会わせたい人いるわ。京都関係で。会ってるかな。
スローライフの人ですか。
それこそもう40代目さんみたいな人。
40?40ってことは1000年超えてる?
超えてる。
何?何?
藤原系の松江みたいな人。
何やってるんですかその人。
衣装系ですね。
衣装。1000年ってことは高質に。
工芸さんですね。
工芸系なんですね。そうなりますよね。
そうなりますそうなります。もうなんかスローライフっていうかなんていうんだろうね。この次元を超えたような生き方。
僕も人よりはそういう感じだと思うんだけど。切ない生きてますから仕事は。なんかそういう感じじゃない。
いいですね。
いや素晴らしくて、その彼は学生時代の趣味は何ですかって言ったら、京都の骨董品屋を巡ってご先祖様の1000年前のものとか何百年前とかのご先祖様のものを見つけたらそれを買い戻す。
何なんですか。
趣味。すごくない?
いいっすね。優雅っすね。
すごい優雅よね。
優雅っすね。
優雅っていうかロマンあるっていうか。
ロマンありますね。
別にお金に、お金が言うとりあるとかじゃないんで別に全然そこには。
そうなんだ。安くもないでしょうし。1000年の骨董なんて。
いい価格しそうですけど。
いやでもね意外になんか安いらしいよ。
そうなんですか。価値があれだから。
だから全然お金的な経済的な余裕はとかはないけど、ないわけじゃないけど、もうなんか心っていうか。
豊かなんですね。
生き方が基本的にそんな。
脈も遅そうっすもんね。なんかそういう人たち。
遅いと思う。恋してる恋してる。
すごいよね。
いいですね。
エンディング
なんか急に現世、そっかそっかそっか。
いやなんか超急に今っぽい話するけど最後に。
ちょっとごめんなさい。6時からなんかズームが緊急のやつが入っちゃって。
あ、やばいやばい。じゃあ。
いいっすか。
また来週。
すいません。また来週。
100、100。
終わりだ。
17:55

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