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【百百(ヒャクヒャク)】
あなたの耳に百の話を、立石従寛と陳暁夏代による人生漫談ラジオ【百百】
熱くなってまいりました。
今日は、私の誕生日です。
え、嘘?お、え、お、おめでとう。
ありがとうございます。
ハッピーバースデー トゥーミー
ハッピーバースデー ディア夏代ちゃん
ハッピーバースデー トゥーユー
はい、ということで。
はい、おめでとうございます。
ありがとうございます。また年をとってしまって。
いい年をとっているんじゃないでしょうか。
もう30、もう道半ば。
道半ば。死ぬ人みたいに。
まあ本当にね、なんか日本にいたら30代ってまだギリ若手じゃないけど。
だって寿冠さん大学行き直したの。
30ですね。
ですよね、半ばですよね。
30ジャストですね。
あ、30でジャスト?
はい。
あれ、帰国したのは何歳ですか?
日本に帰国したのは33。
あら、意外ともう結構いるんですね、東京に。
日本、そうそう、もうね、コロナからだから結構いますね。
そう、でもね、もうね、海外で30代は若くないという。
まあね。
ふうに思いますよ。特にやっぱ、中国含め、東南アジアとか若者が多すぎるから。
どんどん出てくるもんね。
若手がしぼんでるのは日本だけなんだっていう話なんですけど。
だから日本においては30代ってまだ声が出せるんですよ。でかい声出せるんですよ。
だけど海外行くと価値がない、30越えたら。
悲しい。
はい。
みんなやれることやろ。
そうですよ。
本当に。
そう。
どんどん、もう挑戦、挑戦っていう言葉でもない気がする。
ということで、私今年初めてね、初めてなのかな、初めて自分で誕生日会をちっちゃく開きました。
そうでした。ごめんなさいね、行きませんでした。
今まではその時の友達、その時お付き合いしてる人とか家族とかに祝われる、誕生日ケーキくれるとかっていう感じだったんですけど、
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今年初めて、なんかちょっといい年だなと思って、自分でお店とって、
わかる。
友達集めて、自分で自分のケーキ買って、祝いました。
素晴らしい。
自分で自分のケーキを注文しましたよ。
ディア夏代つって。
自分で自分の名前を書いて、自分でロウソク買いました。
でも向こうからしたらね、きっと伝票に注文者、夏代。
夏代、ディア夏代。
あれ?つって。
友達になるかなみたいな。
なんか気持ちいいもんですね。逆に。
なんかいいよね。僕はすごくいいと思います。
ある種の意思表明だし、祝ってもらえるのもすごいありがたいけど、自分で祝うというよりは、
自分を祝ってるというよりは、私生きられてます感謝っていう感じじゃない?
来てくれる人に対して。
でも自分に向いてる。
あれ?
34歳まで生きてこれたのもあなた方のおかげです。ありがとうっていう気持ち。
それもある。
どっちもかな。
自立感がある。一番大きいのは。
自立感。
だって祝ってくれる友達は一群というかクローズドフレンズであることは毎年変わりないけど、
自分で全部手配するっていうところが。
自分に向ける。
全然違うけど、ある種の修葛みたいな。
死ぬ炎。
わかります。ちょっと近いです。自分で自分のことを処理するというか。
そうすると自分を見つめ直すんで。
いいですね。悪くないです。
いいよ。私もちょっと今年やってみます。
あとこれやるときに思ったのが、歳を取ってくると、
誕生日祝わなくてもいいか、別に会とかやんなくていいかとか、ケーキ別に食べなくていいかって思う年齢が来ると思うんですよ。
わかる。なった。もうなってる。
ですよね。それが大体34以降。
なってる。
33、34以降、その間が降ってくる。私も来たんですよ。
だけど、あえて、これは一回やめたら、やる気なくなるなって思ったんですよ。
もういいもん。実際。
だから、やったほうがいいなと思って、お誕生日はお誕生日を記念するということを行為で示したほうがいいなと思ってやったんですね。
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素晴らしい。やってどうでした?
これを収録してるのは、実はまだ5月でして、まだやってないので。
本当にやったら。
本当にやったら感想。
絶対いい回になると思う。なってると思う。
なんかもうサプライズもないんで、全部自分でやってるんで、自分で自分に花買うみたいな。
そう、自分で自分に花買う行為に似てます。
はいはいはい、なるほどね。
そう、モチベーションが。
自分の好きな花を自分が選ぶわけですから、意思決定なんですよね、1個の。
ケーキもね。
そう、自分が食べたいケーキを自分で選ぶ。
自分で選ぶ。
考えたことないかも、確かに。
面白いです。
プレゼント?
いや、前髪のカーテンが開いてるなと思って。
え?
はい。
普段右に開けるときもあれば、左に開けるときも。
確かに。いつもより左。
どっちが好きとかあるんですか?
前髪ですか?
はい。
んー、落ち着くのは左から右へ。
ちょっと待って、左から右へ。
右へ、そうそうそうそう。
左目の方から右目の方に前髪を触っている方が、まだいいです。
樹海さんって結構片目しか見えてないとき多いじゃないですか。
そうですね、北朗です。
そういうときは慣れてくるものなんですか?片目しか見えないっていうのは。
うん、見えてるよ、どっちも実は。割と。
そうなんですね、隙間から。
うん。
あー。
結構意外に見えてる。
ブラインドみたいな?
そうですそうです。
なるほど。
ブラインド意外に見えるじゃないですか。
意外とね。
あの、貼り付いて、何て言うんだっけ、見張りじゃなくて何て言うんだっけ、あのほら警察がさ。
うん。
こう、そうそうそうそう。
ブラインドからね。
真向かいのビル借りてみたいな。
カチャって見るやつね。
そうそう、あんな感じです。
あんな感じなんですね。
なるほど、見えてると。
そう。盗撮してます。
確かにでも、こっちからは前髪下りてると、見られてない感じになる。
はいはいはいはい。
目が合わないからね。
うんうん。
で、内金さんの目は合ってんですね。
そうです。盗撮してます。
だから前髪下りてると人からあんまり目線向けられないくないですか?こっちは見えてないと思ってるから。
そうかも。
うん。
うん、話しかけられないですもんね。
うん。
助かります。
シャッターですね、本当に。
本当にシャッターです、これ。
ということで、今日お話しするのは。
はいはいはいはい。何でしたっけ?
あのー、お洋服の話。
お洋服。
私、先週ね、ちょうどハイブラの話しましたけど。
先週でしたっけ?
先週ですよ。あ、先々週だ。
先々週、先々週。
そう、先々週、ハイブラの話しましたけど。
あのー、私お洋服、結構古着を買うのが好きで。
うんうんうんうん。
というのも、古着が好きなんじゃなくて、好きなデザインが古着でしかないんですよ。
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あーなるほど。
今っぽい服にあんま興味がなくて。
はいはいはいはい。
結構、好きなのは60年代のヨーロッパの服とか。
あー可愛いよね。
好きなんです。なので、ヨーロッパ行った時、ロンドン行った時、すごい古着屋巡って。
はいはいはいはい。
結構80年代、90年代の昔のディオールとか。
うんうんうん。
そういうのを1万円とか2万円とかで買うんですね。
素晴らしい。
そう、なんか昔の革ジャンとか。
可愛いね。
とにかく昔の服のデザインがすごい好き。
わかる。
あのー、なんなら野暮ったい。
そう。
洗礼されてない感じがね。
うーん、そっちはちょっと、なんていうのかな、今ないデザインが好きで。
はい。言い方悪かったです。すいません。
全然。
そう、今ないデザインが好きで、そういうのを買うんです。世界中で。
虫を洗礼されてる。
そう。
はい。
公園地とか、下北、下北あんまないな。公園地の良い服屋さんとかにもあるんですけど。
へー。
昔のギャルソンとか。
あ、それはでも実際見たい。
うん。
めっちゃ見てみたい。尖ってる時代の、まあまあ今でも尖ってるから。
いや、ほんとシルエットが、ほんと綺麗なんです、昔の服は。
はいはいはい。
生地もいい。
そう、これそれは大きい。
だってもう50、60年前ですよ。生地もいいし、シルエットもいいし、すごい好きなんです。
はいはいはいはい。
でも、なんかその、古着よく買ってると、やっぱその昔のブランドもののバッグとか、日本に大量にあるんですよね。
世界のバイヤーも日本に買いに来る人が多くて。
はいはいはい。
その古着屋いっぱい行ってると、古着屋ってとても小さい空間に店主が一人っていうケースがほとんどなので、
買い物してるとやっぱちょっとねぎったりとか、すごい店主と会話するんですよ。
どこで普段仕入れてるんですか?とか聞く。
で、聞いた上でどんどん仕入れ先に買い物しに行くっていうことがよくあるんですけど。
で、なんかその日本とかだと、それこそヨーロッパで仕入れてますとかっていう人もいれば、
じゃあヨーロッパ行った時に買えばいいじゃんって私は。
そうねそうね。
倍で日本で買うよりも。
なるし、中国で古着を買うときは、日本で仕入れてるっていう人がめっちゃ多くて。
そうなんだ。
そう、日本でハイブラーの古いものとかを仕入れる人とか結構多いんですよ。
なるほどなるほど。
それを結構調べてて、なんか面白いなと思ったのが、
古着が増えるタイミングとバブルが過ぎるタイミングが一致するっていう話があって、
日本でなぜグッチとかプラダとかハイブラーのお洋服やカバン、時計が日本の市場に多いかっていうと、
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80年代爆発的な景気があり、バブルがあり、そのバブルが過ぎて、
全員お金がなくなって手元の私物を売ったらしいんですよ。
なるほどなるほど。
それで市場に大量に世界中のブランド品があふれたらしい。
面白い面白い。
そうなんです。だから、今日本のセカンドマーケットにあるハイブラーっていうのは全部80年代のものがほとんど。
で、それをみんな使い回してる。
面白い。
ヨーロッパの人から見たら、日本ってすごくいびつらしくてファッションセンスが。
というのも、高校生大学生、要はそんなハイブラーブランド品のバッグを持てないような年齢の子が、
グッチのポシェットとかかけてるんですよ。
それがヨーロッパの人からしたらすっごいいびつなんですよ。
それはそう。
要は向こうの国のものだから。向こうの国はむしろマダムが持つもの。
そうだね。
日本は子供が持ってる。
ガキンチョが持ってるっていうのがすごいいびつらしくて。
そう思います。
っていうのは80年代にバブルがはじけてみんなお金が急になくなって手放したんですよね。
潤ってるときにイタリアとかに爆買いしに行ってたんですよ。
70年代、80年代。
あったもんね、そういう時期ね。
ありました。
今の中国人の現象が、日本では80年代に日本人が大量にヨーロッパに行ってて。
その時はむしろ円高でイタリアに行って。
安いぜ。
ハイブラを買うのが安かったわけですよ。
そういう時期もあったよね。
それはもう過去の話なんですけど。
その時に安く買ったものをお金がなくなって大量に売ったからセカンドマーケットにハイブラが増えて。
それがどんどん値落ちして、逆に今子供たちがそれを買えるっていうね。
1、2万円で。
本物でもね。
そう。逆に中国は今まで古着市場っていうものがなかったんです。
はいはいはい。
ただ2013年から10年間のこのバブル。
この10年間のバブルで、バブルが今コロナで終わったんですよ。
コロナによって終焉したこのバブルで、ちょうど去年ぐらいから古着市場がすごい流行りだしたんですよ。
面白い。
これがめちゃくちゃ街とか歩いてて面白くて。
で流行りだした背景には2種類あって、ファッションセンスとしての古着のチョイスと。
スタイルとしてね。
バブルでみんなが買ったブランドバッグが市場に流れてきてる。
買えると安く。
これは日本の80年代の話、傾向と全く同じで。
それはちなみに、その日本のバブル時代と中国のバブル時代、バブル時代というか今この10年。
で決定的に違うのはインターネットの存在だと思うんですけど。
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どういう市場になってるの?
例えばわかりやすく、メルカリンのようなアプリ一つでどんどん流通がすごく進んでいるのか。
日本みたいに当時、そういうお店なんて言うんだろうね。
七屋じゃないけど。
大黒屋みたいな。
全部あります。
どっちもあるんだ。
どちらかというと、メルカリオンラインもオフラインもお店もあるんですけど。
これもう一個あって、富裕層が本物を買える人はいるんですけど。
やっぱり中国の面白いところって、本物、工場も中国にある。
だからB級品も流れてるんですよね。本物のB級品。
なるほど。
っていうのと偽物も流れてるんですよ。
要はこの3つを見分けるのがすごく難しいんです。
ごめん、B級品って何?
要は例えばプラダのバッグは全部メイドインチャイナだとしたら、ちょっと傷があるとか。
全部本物なんですよ。
ちょっと本物だけど市場に流れてないものがあるんです。
B級品とか特級A級品とかがあるんですよ。
特級A級品。
鑑定士が見てもわからないレベルのものが結構ある。
全く同じ材料でちょっとだけ見過ぎました。
かつフェイクも隣の工場が作ってるよみたいな。
ほぼほぼ一緒やと。
同じ生地を仕入れて同じ生地でやってるとか。
だから結構中国の市場は本物と偽物の垣根がすごく難しくて。
それは日本でもよかったけど、別に良くねっていう感じなの?
中国のハイブラーセカンドマーケットみたいなお店があるんですよ。
そういうとこ行くと、本物、B級品、偽物で棚が分かれてるんですよ。
最初から?
そう。
堂々と?
堂々と。それも面白い現象なんです。
結構日本と違うかも。
日本は本当に本物と、あとは見るからに偽物の2曲だったと思うんです。
それこそシマオツマ物語でベルサーチって言ってたシーン覚えてますか?
ベルサーチ。
ベルサーチやでって言ってたシーン。
懐かしい。
いかにも偽物と、あとは本物とって両方あったと思うんですよね。市場に存在してたんですけど。
中国はその間のものが結構存在する。
なるほどね。面白い。
それを分かった上で消費者は選んで。
それぞれ買える価格で、それぞれのレベルで買うっていう。
リセールの話もあるもんね。
そう。
でもそういうふうに区分けされてるんだったら安心してB級買えるし。
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安心してB級買えるって変なセリフですね。
だってそれでB級品として売れるんでしょ。
そうです。
それ考えたらリセールバリューもある程度分かってるでしょ。
みんな認知の上でやってるって感じ。
すごいね。面白い。
そうなんですよ。
だから古着とバブルの関係って、日本と中国も同じ道。
ちょっと中身は違えど、結構その関係性が面白いなって思ったんですよね。
面白いですね。
日本の人になんで日本の10代の子はビトンのバッグ持ってるのって言われたら、かつてバブルの時、バブルがはじけてみんな売ったからいっぱい存在するんですって。
だから大黒屋とか七夜とか日本にいっぱいあるんですよね。
その当時にね。
その当時にできたんですよ。
中国じゃなくてもいいんだけど、今のアジアを全体を見たときに、ハイブランド界でも言ってたけど、どんぐらいみんな若者たちはブランド持ちたいっていう気持ちがあるものなのかな。
これは2段階あると思ってて。バブル期は権力の象徴。
バブルが過ぎた時代はもうファッションだと思います。
単純に可愛いと。
そういう段階が2段階あると。
逆に古着とバブルの関係を作るのであれば、爆発的なバブルが来ないといけないんですよね。
爆発的なバブルプラス爆害が発生しないと古着市場が形成されない。
かつもうしぼみ方も爆沈み。
やべぇ、産んないと。
そう、手放さないから。
だから、日本、中国と来て次こうなるのはどこなんですかね。
インドネシアとかタイとか?
インド?
どこだろうね。
次がちょっとわかんないなというところも含めて、最近の気になっている話でございました。
面白いございます。
軽い感じです。
すごい、終わっちゃう?
終わっちゃうの?
ということで、皆さん。
終わっちゃった。
良い夜をお過ごしください。
良い一日をお過ごしください。
それではまた来週。
100、100。