1. 百百
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2023-06-29 22:01

#031 第一印象は0.2秒【百百(ヒャクヒャク)】

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第31回のキーワードは、「目が合うということ」「自己紹介より視覚情報」「第一印象は0.2秒」「0.2秒という時間では視覚情報だけでしか判断できない」「好き嫌いの蓄積」「戦場カメラマンの話し方」「鹿登場」「平成狸合戦ぽんぽこ」にまつわるトーク。


🦜あなたの耳に百の話を。人生漫談ラジオ「百百」(ヒャクヒャク)

現代アーティストの立石従寛と現代人の陳暁夏代の深夜トークをポッドキャスト化。 宋の時代に生きた無文という禅僧は、悟ったのち、「百不知百不会(ひゃくふちひゃくふえ)」という言葉を残しました。知れば知るほど、経験すればするほど「無知」であることを知る。そんな境地に至った無文の想いを届けます。台本なし。完全フリーセッションから紡がれる「百のお話」。

※自由気ままなトークですので一部事実と異なる場合があります。おおめにみてください。

🦜出演

立石従寛 IG @jukantateisi

陳暁夏代 IG @chinshonatsuyo


🦜 番組の感想は、 twitter #百百 でお願いいたします。

🦜 Apple Podcasts Spotifyで毎週金曜配信中


概要欄:

哲学者ジャック・デリダ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%80

第一印象は0.2秒で決まる 

https://pencil.schoo.jp/posts/aJrgLjql/



00:15
【百百】
あなたの耳に百の話を。立石従寛/陳暁夏代による人生漫談ラジオ【百百】
何の話をしましょうかというところで、さっきちょっと話してたんですけど。
なんか、ストーリーってみんな好きだよね。あれ?
そうそう、何かを好き、例えば人を好きになる時って、その人の、何て言ったらいいのかな、瞬間情報量を好きになるのか、真相情報量を好きになるのかみたいな。
うん、っていう話でもあるね。
なんか人が純粋に好きなのか、その人のストーリーが好きなのか、どっちなんでしょうね。
ね、なんかさっきなんかそういうのをちょっと言ってみたのは、先ちょっと事前情報で、なんか一瞬夏代ちゃんからこうそういう感覚の話を受けたときに思いついて思い出したのが、
今も生きてる哲学者で、ジャック・デリダ、生きてる?生きてる?あれ?生きてた?生きてる?デリダっていう人がいて、あれ?ちょっと待って。
哲学者。
哲学者。まあいいや、哲学者でジャック・デリダっていう人がいて、その人が触れるっていうことについて考えてる人がいるんだけど、
なんかこう、その中で、なんか私たちが誰かと目が合うときって、何をもって目が合ってるって言うんだろう、みたいな話。
だって、その、視線が本当に合ってるかどうかなんてあるし分かっていないはずなのに。
ん?どういうこと?
えっと、その人が見ている世界は僕たちは知らない。どこに向き、その目が向いてる方向とかは分かってるけど、その。
何を見ているかは知らない。
知らないし。で、もちろんピントが云々とかで、まあ大体この辺だろうという意味で目が合っているというふうに推測してるけど、本当の意味ではそれは合ってないじゃん、別にっていう。
おお、細かいですね。
まあまあまあね、哲学者だからね。
なるほど。
なんだけど、その中から結局結論は、一つの案というか考え方として、僕らが誰か、第三者、まあ目の前にいる人でもいいしどこでもいいけど、
03:09
目を見ているとき、僕らはその人の目を見ているんじゃなくて、その人の視線を見ている。
その人の見ている世界を見ているわけでもなく、その人の眼球を見ているわけでもなくて、視線を見ているっていう。
で、その視線が重なることを目が合うと僕らは呼んでるんじゃないだろうかっていうのがその人の考え方の一つなんよね。
ほう。
で、なんでこれを思い出したか、思い出してストーリーって言ってたかっていうと、僕らがなんかこう人を好きになったり、この人合うなとかって思うとき、
その人の、本当に僕らは様子だけを完全に見ているのがさっきの表彰的な情報なのか、そこに隠れている真相情報なのか。
でも僕らはその人がどういう感情できているか、さっきで言うその人が見ている世界は見えないし、
その人の体だけを触ってたり見てるわけではないときに、なんかその人が発している視線、それを目っていうものじゃなくて人っていう単位に置き換えたときに、それがストーリーだったりするのかなって思ったの。
ちょっと難しいですね。
かもしれない。すいません。
いや。
人と対峙しているときに僕らはその人のストーリーと対峙しているっていう言い方。
なんだろう、私が難しいと感じたのは。
ぜひぜひ。
自己紹介ってするじゃないですか。
初めまして、ケンですって。僕はプログラマーですっていう。
なんかその自己紹介の情報のその情報を私は聞いてないんじゃないかって思ってて。
なんか目が合う話じゃないですけど、私はむしろその人の外見とか声とか話し方とか動き方とかを人間同士で観察し合ってるんじゃないかなと思ったんです。
そもそも。
そっちです。
ごめんストーリー、そうだねストーリーってなんだっけみたいな話だったね。
そうそうそう。
すごい近いと思う。
というのもなんかバックボーンが面白いとか、なんだろう、その人の過去の面白い話とか実家の面白い話とかをどれだけ聞いたところで興味は湧くけれども、
じゃあそこからグッと仲良くなるかどうかとか大好きになるかどうかとかって全然関係ないなと思って。
06:02
そうだね、面白いとは思うけどね。
私とかもどんな金持ちにあっても、どんな貧乏人にあっても、どんな面白いエピソード持ってる人にあっても、別に好きな人は元から好きだし、興味ない人は元からずっとそれを聞いても興味ないです。
なんか結構あった瞬間でわかるもんね。
わかるわかるわかる。
ほんとに。0.2秒っていうもんで大体。
そう。え、0.2秒?
うん、なんか0.2秒で判断してるらしいよ脳科学的に。
へー。
でもね、わかる。
そう、だからなんかその追加情報がなんか別に作用しないんですよね。
うんうんうんうん。なんかシーテーはね、よくほんとに漫画とかでもよくあるけど、第一印象最悪だと男とのギャップでちょっと好きになっちゃうみたいな話はあるけど、
なんかそれも結局最初の感情はもしかしたら好きとか嫌いとかじゃなくて単純に気になるとかいうレベルかもしれないし。
面白い人そうだなとか、それが嫌いなのか好きなのかまだ多分わからない時もあるし。
そうかもしれないですね。
でも、そう、あの、ね、なんか、そう私も思ってたストーリーっていう時のストーリー、ストーリーっていう言葉を使った時のストーリーはなんかその人が発する、その、なんだろう、物語としてのストーリー。
だから、句伝というか口で話す内容というよりは醸し出されている、あるいはその人の喋り方に隠されたその人の生き様とか、そういうイメージだった。
いや、そうですね。なんかどちらかというとちょっと動物的なんじゃないかなと思ってて。その人の語る内容とかは、まあなんだろうな、音声情報で捉えてるんじゃないかなと思ってるんですよね。
内容よりも、声質とか行間とか息の吐き方とかでその人の人生の深みを示唆するじゃないですけど。
言葉でも、用詞でも、その行間みたいな用詞って、まあ用詞もだけど、その手の使い方とか。
ありますよね。
歩き方とかあるもんね。
その人の話を聞く時の間合いの取り方とか、何時に問わず。
関係ないね。
関係ないですよね。何語でも関係ないと思う。
何語でも関係ないと思う。別に言語的に下手くそでもやっぱり話が上手な人は上手だしね。
この人いいなって思う人はもう明確ですもんね。
そう思います。
自分が。
なんか今全然関係ない、関係なくないんだけど、あの、戦場カメラマンの。
渡…
渡辺?
渡辺さん?
あれ?なんか、ジャケット着てる人じゃない?
そうそうそうそう。なんか今、彼のこと思い出してしまった。
なんでですか?
なんか、彼ってすっごくゆっくり喋るじゃない?
09:01
はい。
いつも目力強く、ゆっくり。
こんにちは、戦場カメラマンの渡…です、みたいな感じ。
なんかあれ、最初は面白かったけど。
懐かしい。
懐かしいね。なんか後から、結構有名なのかもしれないけど、あの話し方は戦場にいて身についたっていう。
あ、そうなんですか。
戦場において、カメラマンだとしても、周りにはたくさんの味方ももちろんいる時、味方敵もいる時に、
一つたりとも、一つの小さな言葉の間違いだけで殺される可能性がある環境だったと。
だからもう絶対に間違えてはいけないし、絶対に相手に100%伝える。
聞き逃させないために、めちゃめちゃゆっくり丁寧に話すようになったらしくて、それが染み付いてるんだって。
それは面白いですね。
面白いね。ということで、きっと彼と初めて会った時にすっごい違和感を感じたりするけど、その奥に隠されたストーリーがやっぱあるよなと思って。
なるほどね。
いやでも、そうですね、自分の付き合いの環境とかでも話し方変わりますよね。
鹿!
鹿さーん。
ちょっとすごいんじゃない?ちょっと写真撮ってみる?
今週も山なんですけど。
すごくないですか?
行け。渡ってる。
待って待って、すごすぎる。ラジオどころじゃ。ラジオどころじゃねえ。
今目の前に野生の鹿が。
野生の。そうだね。親子っぽい感じ。
すごい。
今週のアートワークこれなんじゃないか。
ちょっと今の景色すごすぎましたね。よく気づきましたね。
歩いてると思って。
下山してきたんですかね。
下山してきたんじゃない?どこ行くんだろうね。
立派な鹿ですね。しかも。
目数の。
大きい。
親子に見えたけど。
親子ですね。後ろの小っちゃかったです。
もしかしたらあの子かな。
昨日も山歩いてて、あんまり見慣れない糞が落ちてて。
鹿の形してるんだけど異様に小っちゃくて。でもうさぎの糞より大きいからなんだこれと思ってたんだけど。
鹿の子供でもいいのかなと思ってたの。
あの子かな。知らない。
飛んでる。めっちゃ飛んでる。
ナショナルジオグラフィーやん。この車。
凄すぎん?
ナショジオ。気づいてる。
12:01
こっち見てるじゃん。
気づいてるね。笑ってたからね。気づいてたんじゃない?
こんな扉が閉まってても。
低音聞こえるもんね。
めちゃくちゃ振り向いてるやん。
うん。めっちゃ気になってるね。
間違いなくお母さんだね。
すごい。水浴びをしに降りてきたんでしょうか。水遊び。
でもそんなレベルかな。
目の前に小さい池が。
だって我々今なんと車の中で収録しているんですけれど。
ちょっとね。先週に続きやまと思ったら寒いねんで。雨降ってきたし。
はい。いいもの見れました。
良かった。
これが軽井沢かな。
これが軽井沢です。
すごいわ。
これが大変なんだ。日中でも普通に。ちょうど一昨日ぐらいも妻が運転してて。
普通に。ちょっと山道なんだけど山道通って。しかプワーって飛び出してきて。
引きそうになったりとか。
しかも奈良とかにいる鹿と種類違いますよね。
どうなんだろう。
違うのかな。何鹿なんでしょう。
わかんない。日本って日本。わかんない。
これ同じ鹿なんですかね。
同じだけど単純にヤセミ。わかんない。違うのかな。
ヤセミが強いだけなのかな。
すっごいいっぱいいるよね。
こんな野生のサファリパークなんですね。軽井沢は。
こんなに道が整備されてるのに野生動物が。
結構いるよ。
だってすぐ底道路ですよ。
結構いるんだよ。だからクマも降りてきちゃうし。
なんか自由ですね。警戒心弱いですよね。
弱め。それはそうで、生ゴミとか出さないように徹底してたりとか。
いくつか頑張って。
条例。
そう、条例があって。
で、町としてもちゃんと動物と共生していきましょうっていうのを歌ってるから。
なんか実際住んでる人も動物に対してなんか嫌な気持ち全くないし。
近いのかもね。向こうからしても。
それで言うと私よく好きなジブリの話するじゃないですか。
友達と。
ありますね。
私が一番好きなジブリ作品はタヌキ合戦ポンポコのやつ。
いいとこ行くね。
早尾じゃないんですけど。
そうだね。
一番好きなんですよ。ジブリで。
いやいやいやもう最高です。
やっぱりシティガールとして開発されてきた町に住んでるから。
ポンポコを初めて見たのは高校生。
結構遅めなんだね。
中学、高校、でも割と一番最初に見たジブリでもあるのかな。
15:01
なんかそれが自分がまだ幼い時で中学だったかな。
ポンポコの内容が大人だったんですよ。
大人だよね。
めちゃくちゃ。
ポップだけど。
ポップだよ。タヌキだけど語ってる内容はもう完全に大人で。
結構カルチャーショック受けたんですよね。
確かに中学生、高校生だったらちゃんと理解もできるんですよね。
文脈も含めて。
なんかタヌキごめんなみたいな気持ちになって。
それこそ人間のためにっていう町が変わってていい場所を奪われたタヌキ目線の話なんですけど。
そうだねそうだね。
ジブリで一番好きなシーンはポンポコの最後タヌキたちが力合わせて木がガーって生えていくあそこです。
分かる分かる。大好きだった僕も。
本当ですか。
ポンポコ大好きだった。
もうあれが一番好き。そうなんですよね。なんかリアルだなと思ったんですよね。
寒世界じゃないですか。
でもまさにタヌキ。
寒世界の暗用してる今。
タヌキにとっての寒世界を描いたものであるよね。かつニュータウンというすごい特殊な状況にいるタヌキたちの寒世界。
山を削って。
デフォルメの仕方もいいよね。山崩すときとかもさ。
めちゃくちゃいいです。
ミニチュア化された山を削ったりとかね。
すごい子供にも伝わりやすいし、でも相当インパクトポリティカルな内容でもあるし。
あとはその人間とうまくやってるアートのキツネ。
あいつな。
あいつ。あいつ。
六本木とかに居そうな。あれも良かったですね。
あれもいいよね。キャラが全然違って。
ポンポコ好きあんまいないんですよね。
あんまいない?確かにあんまいないかも。
みんなベタに千と千尋とか紅の歌とか言うけど、私はもう完全ポンポコでございますよ。
それ難しくないな全然。高畑も作家性が非常に強いし、こだわりも強いし。
そうですね。でも恋愛にそんな興味ないのかもしんないですね。
それで言うと葉屋は結構恋してません?
恋は大事で。
男女じゃないですか。結構。
宮崎はね、ロマンの男だから。結局。
結構少女漫画なんだよな。
好きな作品もポンポコとか、あとトトロも好きだし、あの田舎のエモーショナルな感じとか、あとホタルのハッカー。
古い、古いっすね結構ね。早尾じゃないのかもしれない。
18:05
タッチはジブリで好きですけど。
あと千と千尋はベタに好きですけどね。
ジブリは結構好きです。
あの、ハウルまで見てました。
ハウル以降は見ておりません。
まあね、だいたいそこだよね。
止まってしまっております。
この間のジブリ、愛知にある新しくできた。
あ、いた。
いきました。
どうだった?
うん。
うん。
なんかさ、みんなそういう反応なんだよね。
あそこは第2期、第3期と段階公開なんで、5年後とかに行くといいかもしれないですね。
なるほど。
今行ってもなんかもう1ブースしかないみたいな感じなんで。
割と半日とかで終わっちゃうくらいかな。
半日でも30分とか1時間とか。
え、そんなレベル?
なんかね、あのなんていうのかな、基本巨大フォトスポットです。
行った人はわかると思うんですけど。
なるほどね。
まあアトラクションはないんだもんね。
そうそう、だったら全然東京の三鷹の森の方が全然。
今のところ。
全然なんかこうジブリのいろんなものが体験できたりするんですけど。
まあこっから。
こっからですね。
だから本当にあのね、5年後に行くことをお勧めします。
確かにでも三鷹の森もなんかできたとき、高校生とかで行ったときは、
あの初めての彼女と呼んでいいかわからないような彼女と行ったんですけど、
すい甘いね。
甘いですね。
その日に振られまして。
え、ジブリ行った後?
ジブリ行った後。
え?
帰りで帰りの電車の中で。帰りの電車だっけな。
帰りの電車で手繋ごうとしたりしたりけどダメで。
駅に着いてこう話そうってなって別れた。振られた。
ジブリが楽しくなかったってこと?
いや僕が楽しくなかったんだと思う。
何回目のデートですか?
覚えてない。4回目とかわかんない。
結構会ってるじゃないですか。
全然覚えてない。なんか駅一緒で。
何の話やねん。
何の話?
いいっすね。
じゅうかんさんはそんな中学高1の16歳の。
16歳の。
あらー。
ファーストキスの相手ですね。
甘ずっぺー。
甘ずっぺー。
甘ずっぺーよー。
ちょっとそういうモードになっちゃうからやめとこう。
やめましょう。
そうですね。
ジブリランドは、三鷹も愛知もどっちもですけど。
あの短編映画やってるんで。
あ、短編映画いいです。
あれすごいいいです。
ジブリの短編。
めちゃめちゃいいよね。
ジブリパーク?
うんうん。
わかんないけど、でやってる短編映画はめっちゃいいっす。
ジブリの短編集まじで出してほしい。
21:02
出してほしい。
ね。
うん。
てかとりあえず配信してほしい。日本でも。
ね。ジブリはネットフリーとか入ってますけどね。
アメリカのなんかリージョンとかに切り替えたらそう。
いやーそうなんでね。
コンプリート買っちゃったもんやっぱり。
ブルレイの全部全作。
短編出してほしい。
出してほしいっすよね。
あそこでしか見れないじゃないですか。
まあまあまあね、そういうもんなんだろうけど。
見たいっすよね。
では盛り上がったけれども、ちょっとさっきの話に戻ったりもしたいなと思うので、
前回に続き、2週にわたって前半後半でお届けできたらと思います。
はい、それではまた次週。
100100。
22:01

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