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2024-11-17 34:08

第149回 好きな本と感動した言葉(田中くん編)

今回は読書家田中くんの好きな本とその中から感動した言葉を取り上げながら語らいます。

・ダンス・ダンス・ダンス/村上春樹

・恋と退屈/峯田和伸

・これはただの夏/燃え殻


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00:00
はい、RADIO399です。RADIO399は私、40歳の社会人である管理人の佐藤さんが、毎回ゲストと異なるテーマについて雑談するポッドキャスト番組です。
よろしければ、今回も最後までお付き合いください。はい、ということで始まりました、RADIO399です。第149回になりますね。
はい、今回のゲストは田中さんと前坊さんです。
こんばんは。
はい、では今回何やりますかというと、第145回のパズドラ問題への田中くんの解決方法っていうエピソードあったじゃないですか。
うん、はい。
これに対して、いつもコメントいただけてるシカゴコーヒーさんから、田中さんの感動した言葉とか、読んでる本って気になるでしょうって話があって、
今日はちょっとその辺について聞いてみようかなと思ってる回です。
はい。
そのね、第145回の中で、田中さんが本を読む理由として、やっぱりその中には読書から得た感動した言葉とか、そういう体験があって、
それで本を読むのがやっぱりこうなんて言うんだろうな、やめられないというか、習慣になってるんだというような話だったかと思うんですけど、
概ねそんな感じで大丈夫ですか、認識としては。
はい。
じゃあそこまで田中さんのソウルを震わせる本とは、言葉とは何なのか聞いてまいりたいと思うんですけど、具体的に何か作品名とかさ、どういった文章だったかをちょっと教えてくださいよ。
はい。
今回こちらのテーマをいただいて、僕の方で3冊用意してまいりました。
うん。
学生時代に読んだ本2冊と、最近読んだ本1冊ということで、それぞれセリフとあとその情景描写っていうんですかね、表現みたいな部分でちょっと選んできたのでお聞きいただければと思います。
はい。
うん。
1個目がですね、ハリニーさんもお好きな村上春樹。
おお、大御所。
村上春樹のダンスダンスダンスという。
ダンスダンスダンスきましたよ、ダンスダンスダンス。
村上春樹の初期3部作で言われる、
風の歌を聴け1973年のピンボールに続いて出たこのダンスダンスダンスということで。
こちらの中、こちらの上下巻2本が分かれてまして。
あ、上下巻だっけ。あれ1冊じゃないんだね。そうなんだ。
そうですね。ちょっと文庫でどうなってるかあれですけど、普通の大型の小説で出てる部分は上下巻で出ておりまして。
03:06
その中の主人公の僕が、雪という女性に対して伝えた言葉なんですけど。
この雪という女性が、10代前半というかですね、すごく若い女の子なんですけれども、
その人に成長についてこう尋ねられた。
はい。
嫌でもみんな成長するんだよ。そして問題を抱えたまま年をとって、みんな嫌でも死んでいくんだ。
昔からずっとそうだったし、これからもずっとそうなんだ。君だけが問題を抱えているわけじゃない。
というセリフでして、これはですね、この主人公の僕と一緒にいたその雪という女性は、親とある事情があって別れて
暮らしていて、ただ非常に高んなじきで、親の近くにいたくないと思いながらもやっぱり不安を抱えているというか、
すごく不安定な10代前半の頃という感じなんですけど。
そんな彼女に対して伝えたこの主人公の言葉なんですけど、
これ僕初めて読んだのが大学1年か2年ぐらいの頃で、その時にこの言葉がすごい自分の中で引っかかって、
マーカーを小説に引いていたんですよね。
多分、泉の聖教で買ったよね。
あ、そうそうそう。
だよね。
泉の聖教にめっちゃお金入る気。
あったよね。
一応解説しますと、泉っていうのは我々が通ってた大学のキャンパスがある場所で、
そこに入ってる学生聖教ってことだね。
あったよね。
あった。
自分は大学最初入ったとき馴染めなくてですね。
ほとんどクラスの人とあんまり質問を聞かずに、
聖教で買った村上春樹の小説を休み時間だとか授業終わったらすぐ教室に出て、
聖教の横の座れるとこで座りながらパン食いながら読んでます。
あの直角の椅子な。
あ、そうそうそう。
直角の椅子な。
直角だよね、あれね。
椅子の特徴をよく覚えてらっしゃる、まいぼうさん。
なんかでもすごい似たような青春を私も送ってたかも、田中くんと。
この前の青春会もまいぼうさんとだいぶインの部分が出ましたもんね。
なんか、そして続きのエピソードってあります?田中くん。
その時読んでもこの言葉が引っかかって、かなり悩みを抱えながらその時も生きてたと思うんだけど、
06:05
今この年になって今回このテーマをもらって久々にその言葉が気にかかって、この言葉を見たときに今でも反動するというか、同じことを結構思ってるなというか、
問題を抱えたまま年を取ってみんな嫌でも死んでいくけれども、君だけがその問題を抱えているわけじゃないっていう言葉は、今でもそうなんだろうなっていうか。
なんかその言葉、若い時の刺さる箇所と年取ってからとか、年よりいろんな年の取り方をしてる人を見てからの刺さり方また違ってくるよね。
そうだね。取られ方が多分年取って変わったんだろうなっていう。
なんか若い時ってさ、多分自分のコンプレックスについて刺さってくるんだけどさ、年取ってくるとさ、上の人を見てもそうなんだなって思ったり、自分もそうなんだなって思ったり、
誰でもずっとそうなんだなっていうのがやっと定着してくるのが年取ってからの感じがするね。
そうだね。これ読んだ時は10代後半ぐらいで、主人公も自分より上とか30代の設定ぐらいの主人公だから、あんまりそこの立場を考えた上でこのセリフっていうのを感じていたわけではなかったんだけど、
今自分が30代後半ぐらいになってきて、子供もできて、このセリフを見ると自分もそう感じるし、仮に子供が今後成長してこんなことを感じたら、この言葉をもし拾ってもらえたらいいのかなとか、そんなことも思ったり。
ちょっと紙締めたいのでもう一回言ってもらっていいですか。
嫌でもみんな成長するんだよ。そして問題を抱えたまま年を取ってみんな嫌でも死んでいくんだ。昔からずっとそうだったし、これからもずっとそうなんだ。君だけが問題を抱えているわけじゃない。
なんかあれだね。周りの人たちはすごくうまく言ってるように思えちゃう時期とかもあるもんね、若い時とか。今もそうかもしれないけど。
そうですね。
確かにさっき田中さんが子供にって言ったように、お守りになるような言葉なのかもしれないね。どっかのタイミングでこの言葉があれば。刺さる時期があるかもしれないね。いろんなタイミングで。
そうですね。あらゆることって自分の中の問題で、自分一人が悩んで苦しんで、行き場の無さみたいなのを感じたりする瞬間って自分もあったりするんですけど。
あるよね。なんで俺だけっていう感じのね。
そうそうそう。そうなんですけど、君だけが問題を抱えてるわけじゃないって言われたら、あ、そうなのかってそこで気づくというか。
09:05
まあそしたらしゃーねーなっていう気持ちにはなるもんね。なんとかぼちぼちやっていくしかねーなっていう、死ぬまで。
はい。全て消化できるわけじゃないけど、ちょっと違う見方ができるのかなっていう。
そうだね。なんとか折り合いつけてっていう感じだよね。
はい。
あの、突如毎晩出てきていいですか。なんか多分田中くんと私、似た大学書記を送ってるんですけど、実は私も泉の大学生協で村上春樹をたびたび購入しておりまして。
その中で海辺のカフカっていう作品を読んで、私村上春樹の小説って読むと1秒以内に内容を忘れてしまうんですけど、これだけは唯一覚えてるって言葉があって、ちょっと田中くんのその言葉のついじゃないけどアンサーになってるような気がして、だったので突然読み上げさせていただいてもいいでしょうか。
はい。お願いします。
確かこれ海辺のカフカの言葉なんですけど、「目が覚めた時、君は新しい世界の一部になっている。」っていう一節が好きで。
なんかまあ問題だらけの人生なんだけど、毎日起きて何かしら世界の一部を毎日回してるって思ったら、なんか生きてる価値あるんじゃねっていう解釈を私はして、この一節好きでしたので、これは勝手に私がアンサーとしてお送りするじゃないけど、お送りします。
アンサー言葉だね。
アンサー言葉。
いやーやっぱり普遍的っていうかなんかあれだね、ブルーハーツと村上春樹はやっぱり皆さんその辺の時期に一回刺さるんだな。
うん、刺さっちゃったな。
拾って何かしら刺さるんだな。
うん。なんかでも全然内容を覚えてないんですよね。なんかそれが村上春樹の不思議なところ。
すごいね、物語は覚えてないけど、その一節っていうか言葉だけ覚えてるって。
これだけ覚えてて、これこそ私を支える言葉だなと思って勝手にお送りした一節でした。
それでは2冊目の本、行ってまいりましょうか。
2冊目はですね、エッセイなんですけれども。
エッセイ来ました、エッセイ。
こちら、まいぼうさんご存知かと思いますが、
峰田一信町、恋と退屈。
峰田一信町?
はい。
銀杏。
銀杏の。
こちらはですね、
2004年7月8日から2005年12月13日まで掲載されたライブドアブログ、
12:06
峰田一信の朝焼けにゃんにゃんに大幅な加湿修正を加えたものということで、
朝焼けにゃんにゃん。
ブログを書籍化したものですよね。
これはですね、僕本当に今このブログも一時期は毎日のように更新されている時期もあって、
ちょうど高校2、3年生くらいかな。
本当にこのライブドアブログ、毎日読んでいて、
そのこの本が書籍化された後も何回も読み返しているような、
本当に自分の中ではバイブルの一冊のような本なんですけど、そんな勢いなんですが、
その中で、
情景を感じられる一節ということで読ませていただきます。
お願いします。
2004年7月30日第22話東京の中の一節です。
入りの車の中、歌え連盟終わって完成した東京を聞きながら、
僕たちは大久保から夜の新宿の街を抜けた。
ニオンが光ってる。空には雲が動いている。
ゆっくり台風が来ていた。
車は缶7に出た。
隣で運転する江口くんの目には涙が溜まっていた。
明日僕は何を思いながら青春時代を歌うんだろう。頑張りたい。です。
これはですね、僕が2曲出てきたんですけど、
銀南ボーイズが出したアルバムに収録されている東京という曲の曲入れをしたということと、
あとはもう一曲ですね、青春時代という曲があるんですけれども、
この当時のミネタの悩んでいる姿とか、
もやもやした感じがこのブログには毎日綴られていて、
そんな日々の中で、東京という名曲、青春時代という素晴らしい曲が生まれる瞬間の時期に来ていることで、
本当に東京の街を感じるような表現とか、
あと隣で運転する江口くんというマネージャーさんなんですけど、
この人が目に涙を溜めるような感情が伝わってくる表現だとか、
すごいグッとくる、ファンとしてはすごくグッとくる表現だなというところでピックアップしました。
この頃ミネタさんは何に悩んでたんですか?
この頃はオイステを改ざんして銀なんとしてやっていくというところで、
15:01
それから作品を作るというタイミングなんですよね。
そのメンバーとのうまくやっていくために、
めちゃくちゃなことをみんなやってるんですけど、
本当にしもいことというか、ここでは発表できないような、
すごいしもいことをやってるんですけど、
それなんかもセキュラルに記されていて。
もう一個気になったのがね、
そのマネージャーの隣に座ってる江口さんが涙を浮かべてた理由っていうのは何でなんですか?
これはなんですけど、この情景描写から察するに、
この東京という曲を、この夜の車を走らせる、東京の街を走る様子が多分、
自分の中でこう、なんて言うんですか。
エモかったってこと?
そうそう、感情を高ぶらせる、何かを想起させるものがあったんじゃないのかなっていう風に推測します。
ここでニュッと前歩をまた出てきていいですか?
カットイン、はい。
カットイン。
あのー、ミネタとか銀卵とかゴイ捨てとか、自分ゴイ捨てしかちゃんと聞いてなくて、
銀卵以降ってやっぱちょめちょめのイメージが強くて、
なんかこう、思春期の女子高生だったからあんまり入ってこなかったんですよ。
だからあんま聞いてなかったんですけど、思春期ちょい越えして大学生になってから、
荒牧で銀卵ボーイズのギグを見て、
ミネタって結構ライブの時喋りますよね?
結構語んない?ミネタって。
語る語る。
で、ミネタって山形出身なんだよね。
で、なんか深くは覚えてないけど、今のパッと思い出した記憶なんだけど、
俺たちは田舎出身で、山形にはタワーレコードもなければみたいな、
なんもないところからここまで来たみたいな。
言って、でも俺たちは音楽をやっているみたいな話をとつとつと話し始めて、
最後に、俺たちは何も変えることができないってミネタが言ったんですよ。
さっきの、目覚めた時、君は新しい世界の一部になっているの、
全く逆の話なんですけど、こんなにいろいろ田舎から出てきてやってるのに、
俺たちは何も変えることができないっていうのがすげえ刺さって、
別にミネタとか信者でもなんでもないけど、
ちょっと涙がほろって出たっていうのが、私のミネタの思い出です。
ミネタっぽいよね。俺たちは何も変えることができないって。
強烈に覚えてて。
18:00
情緒不安定っぷりじゃないけど、
何でもできそうな感じのことを言っているのに、
結論何もできないっていうのが、あーって来るものがあって。
という、迷坊のカットインでした。
さらに、銀卵ボーイズで、僕たちは世界を変えることができないという。
あ、それだ。何も変えることがじゃない。世界を変えることができないって言ったんだ。
それそれそれ、その一説。多分その曲やったんだよね。
そういう世界観だよね、ミネタってね。
そうだね。
自分たちは多分そういうふうに世界を変えることができないけれども、
例えば悩んで、
自殺を考えたりだとか、
何かこう、イリーガルなことをやってしまったとしても、
生きてれば、俺らにまた会えるからみたいなことを、
今もやっぱりMCでいうことがあって、
それを聞くたびに自分はやっぱりグッと来る。
なんかその、自分たちは、
ミネタはやっぱりステージにいるから、
そこに会いに来てくれればいいんだよっていう、お守りじゃないけど。
うん、なんかこう、なんていうんだろうね、世界を変えることはできないんだけど、
その聴いてるリスナー一人一人の子の中に入ってくるような感じあるよね、ミネタの歌詞ってね。
ということで、ミネタは僕は本当に大好きな人なので、
っていうのも込みで、この本がすごく好きですっていう感じ。
はい、じゃあ最後にもう一回あれ聞いて、
そのタイトルと言葉をね、かみしめたいのでやはり。
作品名が恋と退屈で、著者がミネタ・カズノギです。
好きな一節が、第22話東京の中で一節です。
帰りの車の中、歌入れも終わって完成した東京を聞きながら、
僕たちは大久保から夜の新宿の東京に帰ります。
僕たちは大久保から夜の新宿の街を抜けた。
ネオンが光ってる。空には雲が動いている。ゆっくり台風は来ていた。
車はカンナナに出た。隣で運転する江口くんの目には涙が溜まっていた。
明日、僕は何を思いながら青春時代を歌うんだろう。頑張りたい。
続いてラスト3冊目いきましょう。
こちらは本当に最近読んだ本で、
萌柄でこれはただの夏です。
21:00
萌柄さんの作品はすごく最近好きでよく読んでいまして、
これはただの夏は、ついさっき文庫化。
今年か。今年文庫化されたんですよね。
読んだことある作品だったんですけど、
出張で東京に行った帰りに羽田空港でこの本が出てるのを見つけて、
また読み返したというところでした。
こちらはセリフではなくて、
情景の描写。
11歳を迎えた日、僕は何をしていただろう。
何一つ覚えていない。全く思い出すことができない。
何年かしたら秋名を11歳の誕生日の出来事を思い出さなくなるのだろうか。
プミンプールの日差しの強さや、遅れて現れた二人の大人。
溶けかかったピノ。二人で食べた焼きそば。
ためらえもなく泣いたこと。
忘れてしまうことは、それはそれで幸せなことなのかもしれない。
です。
すごくいろんな単語とか表現がノスタルジックっていうか、
感じするね。
萌柄さんの作品、私も読んだことあるけど、
ノスタルジックだしサブカルチックだしだよね。
うん。
カニさんとマイボーさんがおっしゃっていただいたように、
本当に出てくる単語単語が結構刺さってくるというか、
昔の風景を、ちょっと前の風景を想起させるような表現が
グッとくる作家さんだなと思うんですけど、
これもですね、主人公の男性とひょんなことで関わることになった
11歳の秋名という女の子のストーリーが主軸になっていて、
11歳だから小学校5、6年生くらいですかね。
ですね。
たぶんこの主人公の男の人はこの時にあった出来事を覚えているだろうけれども、
おそらくこの小学校5、6年生の子は忘れてしまうかもしれないなと。
でもそれは仕方がないというようなことを示しているんですけど、
なんかすごく切なさを感じるというか、
たぶんこれも自分に子供ができたっていうのもあると思うんですけど、
なんかたぶん子供との思い出って、
子供の記憶がない頃のことも僕は覚えていることはあるのかもしれないけど、
もちろん子供が小さかったらそれは覚えてないだろうし、
24:04
本当にこうなんじゃない、日常の一コマというか、
あれが面白かったよねっていうことも僕は覚えていても忘れてしまっているかもしれないけれども、
それは自分の中でとどめきておけたら幸せなんだろうなっていうのが、
ちょっと涙が出そうになりました。
なんかこの一節だと何でもないような風景だもんね。
風景なんだけど、萌柄さんの言葉によって書き起こされると、
すごい突然、すごいドラマチックな風景になるっていうかね、
なんかそういう出来事ってすげーあるよね。
子育てしててもさ、暑いなーってただ思っているだけじゃなくて、
目に映るものを書き起こしてみたら、すごい良い風景だなーみたいなのがあるね。
うん。本当に日記に書くのか書かないのかわからないぐらいのちょっとしたことなのかもしれないけど、
本のタイトルのこれはただの夏っていう通り、
ただの出来事なんだけど、こうやってその時の目についたものを残しておくとか、
その時に起こったことをポツラポツラと綴っている感じが、
それだけでめっちゃドラマチックというか。
なんか萌柄さんの結構ツイッター見るんだけど、
たった140字なんだけど、なんかね印象に残る文章を書くよね。
うんうんうん。
なんかすげーなって思う、萌柄さん。
もともとこの方もツイッターから出てきた方というか、
ツイッターでの表現が素晴らしくて、そこから作家の道に行ったっていう人。
何だっけ、田中くんが前回雑談の曲の間ぐらいに喋ってた時の、何ていう小説だっけ?
僕たちはみんな大人になれなかった。
そうそうそうそう、それ読んだんだな。
それもなんか読ませるよね、すごい。
はっきりこういう出来事があったみたいな感じじゃないのに、なんか読んでしまう、最後まで。
そう、それで自分が体験したわけでもない、そういう、
ある、ちょっと前なんだよね、自分らの時代より。
そうだね、萌柄さんは50くらいかな、年齢的には。
だからそう、我らより前の世代なんだけど。
うんうん。
萌柄さんの、その…僕たちは大人になるか、なれなかった?
僕たちはみんな大人になれなかった、はい。
それなんか僕、イタリアを旅行してた時に読みましたよ。
27:01
うん。
で、こう、もう結構、日本の小学校の時代はもう、
外国人が多くて、ダメだったみたいな、
あ 僕たちはみんな大人になれなかったはい それなんか僕あのイタリアを旅行してた時に読みましたよ
おお ああ あんまりその細部までは覚えてないですけどうん
なんか確かに何か今の話を聞いてたなんかそんな内容だった気もするなぁと 僕イタリア行った時は萌柄さんのその小説と一緒のずっとペルペルソナをやってたんでポータブル
の思い出が強いですね
何のための新婚旅行? ペルソナはすごくしましたね
それは置いといて なんかこれでも3冊に共通しているところを僕なんとなく
抽出するとなんか なんなら文体って言っちゃいたいんだけどなんとなく乾いた
表現というか文体な気もするなぁと
表現というかね あんまり感情が乗っている感じというよりかは
そうそうそうそう そういうなんかこう書籍というか作品に田中さんが惹かれるのももしかしたらあるのかなっていうふうには
思ったね聞いててね ああ
確かになんかこうなんていうんですかね 気持ちを揺さぶりに
出るような感情的な言葉よりかはもしかしたらその なんだろうな今おっしゃったように
あることをあったことをただこう書いている それでこう読ませる感じが好きなのかもしれない
ね 事実を淡々とというかね そこまで感情がブワーッという表現よりはなんかね
うん だからまあその方がこうなんかせつなかったりなんかノスタルジックだったりも
するんだろうしね その場合の方が
それで言うと自分せつないのめっちゃ好きな ああ
なのかもしれないね ないまあ曲曲でも切ないと感じるフレーズとか
ああだって田中さんコミックエッセイとか読まないでしょ コミックエッセイってなんですか
コミックエッセイで相棒さんわかるダウントラック なんかわかるあのやれ子育ての時こうしてたらああなったとかそういう話の
やつだよね 結構そういうの好きでさ
あのコミックエッセイとかも好きで買うんだけどさ いろんな日常生活な子育てのやつとかさ
クスクス笑えるな あれこそ本当現実を面白おかしく
管理人さんはそうですよね割と漫画ギャグ漫画の話をしてても現実世界で 面白いやつファンタジーじゃないんですよね
30:03
現実世界でそう 笑える
こうギャグ漫画を常に探し求める人生なんだよね うん
なんか なんか田中さんらしさが出た回でしたな
うーん なんかでも田中君っぽいなーっても俺も田中さんっぽいなーって言う
どの本についても特にまあ見れたさんなんかね うーんそんな感じするし
あー好きだろうなーっていうこういう文章を田中さんはっていう感じはしたね だが一発目に村上春樹は案外意外でしたけど
なんかほんとに多感な時期に読んだので村上春樹の 本当に泉の盛況で買いまくってました単行本
いや結構やっぱ確かに大学時代とか10代後半とか20代前半ぐらいに読む本って 残るもの多いしなんか後の考え方に影響する作品ってあるよね
うーんなんか初めてのもんじゃないけどまあ高校も中学も読んでたのかもしれないけど なんていうかね
最高人生の最初の方に触れたものって一生 っていうのありますよねあるある
うーん じゃあ曲に行きますか
うん 田中さんから行きましょうか
はい えーっと
さらにあのせっかくなのでジンナンボイルの東京 はい
では前坊さん 私が持ってまいりましたのは東京構成ウィンドーオーケストラで宝島という曲持ってまいりました
本の中には宝物になるようなこう一節がたくさん詰まっているという 思いを込めて持ってまいりましたどうぞお聞きください
じゃあ私も気持ちが乗らない時に最近聞いている曲なんですけどアニソンなんですけど あの今年久しぶりに筋肉マンのアニメがですね復活しましてね
そこのオープニング曲 高橋多分康二さんかな安原さん
それとフローが一緒に歌ってるんですけど a ラブ&ジャスティスという曲なんですけどこれ結構ね好きで
結構は中のベストトラック 50位には入る曲ですね今年の
はい大 ということで
聞いていただければなというふうに思いますまた今回もねプレイリストに入れておき ますのではい
はいということで じゃあ今回はこの辺でということで前坊さん田中さんありがとうございました
ありがとうございましたありがとうございます ということでこの番組が気に入っていただけましたらぜひあのスポットファイの方でフォローお
願いいたします またスポットファイでは星の評価よろしくお願いいたします
それとご意見ご感想は管理員さんの x のアカウントにポストいただくか dm またはお問い合わせフォームからお送りください
33:06
x ではハッシュタグ平仮名でレディオスリーナインでつぶやいていただけると嬉しいです はいそれと最近はですねレディオスリーナイン毎週日曜日に更新しておりますので
次回もおそらく日曜日に更新いたします それとですね前回告知しましたけど2024年
リスナーズベストトラック募集中でございます一人何曲でも構いません 感想エピソードなくても構いませんのであなたの好きな曲教えていただけると助かりますこちらも
ですね私の アカウントに dm か x の方でポストいただくかお問い合わせフォームからいただければと思います
今ですね実はちょこちょこ集まってきておりましてありがたいことにありがとうございます なんとかねもう少し年末ぐらいまで募集して目指せアルバム1倍分の曲数ということで今回
やっておりますのでね リスナーズベストトラック略してリストラでございますけれどもよろしくお願い致します
はいそれではまた次回お会いいたしましょうレディオスリーナインでした
34:08

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